PandoraPartyProject

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フイユモールの終

 覇竜領域デザストル。
 伝承にも詠われし『竜』の棲まうその場所は人類未到の地として謳われた御伽噺の舞台であった――
 危険なる地。されど里長たる少女に頼まれたイレギュラーズ達は、歩を進める。
 覇竜領域でも深部と言えるピュニシオンの森の奥地へと。
 冠位七罪が一角、ベルゼーがいるとされる――『ヘスペリデス』へと。
 ……そしてベルゼーの嘆きが始まる。

もう駄目なんだよ

 そう告げた男は――腹を空かせていた。
 どこまでもどこまでも尽きない程の、腹を空かせていた。
 生まれながらの滅びの化身である彼の業は覇竜領域を、世界を呑み込まんとするだろう。
 最早彼は止まらない。止まれない。
 止まる事が出来るのならば、それはどれ程――幸福な物語であったろうか。

さようなら、琉珂

 ――この世に、一番不必要だったのは愛だったのかもしれない。

フイユモールの終

これまでの『覇竜』編

 ギルドローレットに所属するイレギュラーズ達は伝承と謳われし竜種との『接触』経験がある。
 滅海竜リヴァイアサン、『渦潮姫』、『怪竜』ジャバーウォックを始めとした六竜達。
 あの絶望の海域で、練達上空を襲った未曾有の被害で、そして『深緑の木々』の傍で――

 竜種達は確かに外の人間にとっては伝承の生物であったが、覇竜領域内に棲まう亜竜種達にとっては恐ろしき隣人であろう。
 特異運命座標としての縁が結ばれた彼等は、ローレットのイレギュラーズ達の仲間入りを果たし、自らが棲まう『領域』での活動を開始したのだった。

Jabberwock

 R.O.Oでの動乱を経た練達に突如として飛来したのはジャバーウォックと六匹の竜種であった。
『想像』の塔主、Dr.マッドハッターが観測し続けた伝承の生物『竜種ジャバーウォック』達は一つの目的の下、練達を訪れたのだ。
 それは内部的な問題で打撃を受けた練達を陥落させんとする冠位魔種の策略である。裏で手を引いている『冠位暴食』ベルゼー・グラトニオスにはそうせざるを得ない事情があった。
 その事情に理解を示した者、気紛れに付き合った者、事情は様々であろうがジャバーウォックと竜達は練達の街を蹂躙した。
 竜種の襲来という未曾有の事件に見舞われた練達。幸運であったのはこの国が混沌で一番の技術力を有していたことだろう。内在した不穏因子を除外した後、本調子ではないが『防御障壁』などでの時間稼ぎは可能であった。
 その時間稼ぎと都市全域をモニタリングできる技術力を駆使し、直ぐに対応指示を下した塔主達は自らだけでは対処不能と判断する。
 ならば――R.O.Oの動乱を鎮め、『滅海竜』リヴァイアサンとの交戦経験のあるイレギュラーズこそが頼みの綱だ。

 甚大な被害を齎したが竜種の撤退を促すことを叶えたイレギュラーズ達。
 しかし、竜の影はまだ見え始めたばかりなのであった。

タレイアの心臓

 深緑が茨に閉ざされた。大樹ファルカウを中心に『眠り』に着いてしまったこの国は『冠位怠惰』カロン・アンテノーラの権能下に存在している。
 裏口と言わざるを得ないが、妖精郷から橋渡をし、深緑内部(アンテローゼ大聖堂)に辿り着いたイレギュラーズ達は、呪いを撥ね除けながら遂に大樹ファルカウへと進軍した。
 待ち受けていたのは練達で襲い来たあの竜種達である。
『冠位怠惰』カロンの協力者であった『冠位暴食』ベルゼーは『やむにやまれぬ事情』があるとしてイレギュラーズの前に立ちはだかった。
 その理由も、只の彼の私情である。冠位魔種という存在ではあったが、男は人間的な深い愛情を有している存在であった。
 自身が共に過ごした存在に情を抱き、其れ等の幸福を祈って止まない。それは竜種や魔種だけではない『亜竜種』達とて同じであった。

 ――覇竜領域に棲まう同胞(亜竜種)達を傷付けたくはない。
 だが、冠位魔種である以上は、自身達が担当した『エリア』を陥落させ自らの手中に収めねばならない。

 ベルゼーは覇竜領域を手にしなくてはならなかった。無論、竜種という存在が大きな障害である事には違いない。
 男は竜種の中でも特別な血統となる天帝種『バシレウス』との協力関係、もしくは、父代わりであった。其れ等の協力があれば覇竜領域の攻略も難しくはあるまい。
 だが、亜竜種を愛してしまった男はどうしようもなく、彼等の平穏と幸福を祈ってしまったのだろう。
 故に、深緑は竜種達の侵略を受ける事になる。
 小さきイレギュラーズ達の決意、そして、命を欠けた『玲瓏』の主の一撃が、『娘を思う母の愛』である事に気付き、ベルゼーは竜達と共に撤退する。
 その後行方知らずではあるが、その時に『一人の竜種』との決別を行ったと言う――

[深緑編全top log]

『ラドンの罪域』

 ベルゼー・グラトニオスが冠位の一角であるという報を受けた『フリアノン里長』である珱・琉珂は、彼の行き先に心当たりがあった。
 それが『ピュニシオンの森』……覇竜領域でも深部とされる、亜竜種ですら容易に立ち入れぬ前人未到の地である。
 その地を中心に行なわれたの調査で、一つの結果が齎されることになる。

 ピュニシオンの森の先にベルゼーは退避している。
 だがそれだけではない。彼の周囲には竜種達が存在し、人の文明を真似て作られた『竜種の里』が存在している、と。
 その地の名を『ヘスペリデス』と言う。
 黄昏の似合う、最果ての地に彼等は居る。
 何を目論んでいるか、その真意も知らされずに――

 ヘスペリデスを目指すべくイレギュラーズ達は暗き森を邁進する。
 そして、待ち受けていたのは『ラドンの罪域』と呼ばれる地であった。
 先を隠すような黒い霧と風の地。かの地を守護するは竜種が一角、ラドン。
 更にベルゼーに協力しているのか、それとも単純に縄張りが近かったのか――ラドン以外にも竜種の姿も確認されようか。
 亜竜や魔物も反応して行く手を塞ぐように現れる。

 ――覇竜領域は、混沌世界屈指の危険地帯。
 ――立ちはだかるも混沌世界屈指の種族。
 それでもこの先に進まねば、冠位の行く末を知れぬなら――
 道を抉じ開けるより他は無いのだ。
 前人未踏を切り拓け。君達が、誰も知らない地の果てを知る時だ。

『ヘスペリデス』

 ラドンの罪域を踏破した先にあったのは、竜種達の里とも言うべき地『ヘスペリデス』であった。
 ヘスペリデスは風光明媚な地。更に人の里を見よう見まねで真似ている所があるらしく、所々建物の様な遺跡も見えようか。
 ――それはきっとベルゼーの想いの結晶であったのだ。

 イレギュラーズ達は歩みを進める。この地のどこかに、ベルゼーがいるから。
 そして見つけた――が。彼は遂に限界に達していた。
 彼は滅びの化身。滅びを身に纏って生まれた七罪冠位。
 故に、その身に宿る暴食からは決して逃れられなかったのだ。
 ある竜種を喰らい、290年余保たせたが――それでも、それが限界だったのだ。

 ヘスペリデスは崩壊する。もう誰とも共に在れない男の嘆きと共に。

 世界が食い尽くされる前に、彼を止めなくてはならないのだ。
 その命を、奪う事になろうとも。

用語・地名

用語

『竜種』
 覇竜領域に住まう混沌世界の最強種族です。
 亜竜などとは根底からして異なる存在であり、いずれもが強大な力を宿しています。
 最近の調査によって竜種の中に、また幾つかの区分がある事が判明しています。
tips!
竜種分類について
 神代種『ガラクシアス』を始め、天帝種『バシレウス』、将星種『レグルス』、明星種『アリオス』の分類がある事が判明しました。
 詳細は種族一覧もご覧ください。

 参考シナリオ:調査シナリオ『帰らずの森ピュニシオン

地名

『ピュニシオンの森』
 覇竜領域に存在する広大な森です。
 前人未踏の地とも呼ばれており、イレギュラーズはR.O.Oで一度進軍したことがありますが、かなりのデスカウントを稼いだ場所です。
 竜種も幾らか縄張りにしているらしく、近くに住まう亜竜種でさえも奥は把握出来ていません。

 イレギュラーズの懸命な協力によりピュニシオンの森の調査が進み、奥に『ヘスペリデス』という地がある事が判明しました。
 しかしその出口付近には『ラドンの罪域』という黒き靄、霧、風が吹き荒れる地が存在しており、進軍はままなりません。
 どうも『狂黒竜ラドン』なる門番がいる様です――
『ラドンの罪域』
 ピュニシオンの森、出口付近です。黒き靄、霧、風が吹き荒れ先を見通すことが出来ません。
 その地には『狂黒竜ラドン』(正確な名前を『ラドネスチタ』と言います)が棲まい、門番の役割を果たしています。
 詳細は不明ですが、『ヘスペリデス』へと向かう者を見定める立場にあるようです。
『ヘスペリデス』
 ピュニシオンの森の、更に奥にあるとされる『竜種の里』です。
 人の里を見よう見まねで真似ている所があるらしく、所々建物の様な遺跡があったりします。(尤も、石を積み上げただけのような……そんな程度ですが)
 風光明媚にして美しい地でしたが、ベルゼーの暴走に伴い黄昏の地は崩壊が始まっています。

登場人物(ベルゼー、六竜『天帝種』)

『煉獄篇第六冠暴食』 ベルゼー・グラトニオス
 原初の魔種の生み出した七罪の大魔種。『暴食』。
 その存在とは相反して本人の気質は穏やかそのもので、情が深い。特に亜竜種達は『同胞』と呼び、竜種達を我が子のように慈しむ。
 亜竜集落『フリアノン』の成り立ちにも深く関わり、亜竜種達に助言を齎す旅の人として親しまれていました。
 直接話したことがある者は少ないでしょうが『里おじさま』の存在は誰もが知る者でしょう。
 献身的であった男は亜竜種達の幸福だけをただ、切に願っていましたが――


イラストレーター:キリタチ
ジャバーウォック
 天帝種『バシレウス』。ベルゼーが拾い育てた竜種。非常に奇怪な外見をしていますが、ベルゼーに対しては忠誠心を絶やしません。
 『練達』へと襲い征き、イレギュラーズの幾つかの奇跡を含めた反撃により撃退されました。
 手負いとなったジャバーウォックは深緑に姿を隠していましたが、ベルゼーと共に『深緑』へと姿を現し、イレギュラーズに再度撃退をされました。
 ベルゼーを護るべく、と其方に意識を裂き、二度の敗北を味わいましたがジャバーウォックは本懐たる『ベルゼー(父)を護る』事のみを目的とし、ラドンの罪域にその姿を現します。
 ベルゼーの暴走が始まってから、ジャバーウォックはイレギュラーズを食い止める為尽力しましたが、道を開かんと願ったイリス・アトラクトス(p3p000883)の『奇跡』を真っ向から受け止めることとなりました。
 道を開かんと願う娘と、それを阻まんとする竜は、互いの意地をぶつけ合い、共に息を引き取ったのです。


イラストレーター:烏墨コウ
『蒼穹なる』メテオスラーク
 人間の尺度からすれば対軍、超巨体と呼んで良い青い竜種。天帝種『バシレウス』
 高い知性を持ち、どちらかと言えば慎重派ですが、『興が乗る』と本来の闘争心の高い気質が表に現れます。
 誇り高い竜であり、強きものを好みます。
 大昔『暴風』なる勇者と相対し、彼を気に入ったからだそうな。


イラストレーター:佐東敏生
『薄明竜』クワルバルツ
 重力を操る権能を有している竜です。天帝種『バシレウス』の一角です。
 非常に高圧的な言動が多く『竜』という個体として在りの儘に振舞っている様に感じられます。
 竜と言う生まれながらの強者としてあり続けたが故か、己が生が安寧とし過ぎていて――だからこそ自らの生存本能を駆り立たせ、生の実感を与える『痛み』を好むという一面を持ちます。
 其れが故にこそ己に『痛み』を与えたイレギュラーズに強い興味を抱いているようです。

 『<黄昏崩壊>宿命の刻』にて竜種エチェディの裏切りを経て、大きな負傷をした様です――が。イレギュラーズ達の行動により一命をとりとめました。その後、闘志は一切衰える事無くエチェディを討つべく行動を開始した様です。

イラストレーター:たぢまよしかづ
『金嶺竜』アウラスカルト
 霊嶺リーベルタースを居所にして居た天帝種『バシレウス』。
 大きさは頭から尻尾まで20メートルほど。二百五十歳程度。竜としては若く小型です。
 人語を解し、極めて高位の魔術を無詠唱で行使します。
 人(亜竜種)のように変化する際には、幼い少女の姿をとります。

 イレギュラーズと二度の交戦を経験し、イレギュラーズを認め、竜と対等の存在だと考えるようになりました。
 そして父祖と慕うベルゼーに、永久の果てに待つ自然な滅びを待てないかと問いただします。
 しかしあくまで冠位暴食たらんとするベルゼーの意思を知り、離反しました。

 続く夏の海や浮遊島などでのイレギュラーズとの交流で、徐々に打ち解けてきています。


イラストレーター:あきやま菜摘
『白翼竜』フェザークレス
 八対の光の比翼を持つドラゴン(少年竜)です。天帝種『バシレウス』
 人の姿を取る時は可愛らしい一対の光翼を生やしています。
 ジャバウォクと共に練達へ来襲し、おしり(逆鱗)を穿たれ逃げ帰りました。

 幼い頃に『クレステア』で灰蓮(カイレン)と交流がありました。
 カイレンの生涯にフェザークレスは寄り添ったと言い伝えられています。

 練達を襲撃した竜のひとりです。
 慕っているベルゼーに言われるまま練達の人々を攻撃しました。
 子供故の素直さだったのでしょう。

 その幼さと素直さは欠点でもあります。
 六竜でありながら人間に絆されたとジルヴィルムに叱責されてしまいました。
 感謝と親離れしたい気持ちと反抗期が重なって複雑な思いを抱いています。


イラストレーター:冬在
『怨毒地竜』ザビーネ
 天帝種『バシレウス』の一人。年若い小型の竜であり、自身を『若輩』と称する竜です。
 とはいうものの、その心中には竜種としての傲慢さが存在しないわけではありません。
 これまでの様々な経験、従者二人の奔走、そしてローレット・イレギュラーズの活躍により、生命の価値をある程度見出したようです。
 ゆえに『先代』のザビアボロスへの翻意を告げますが、それが先代の怒りを買い……。
 二人の従者、そしてイレギュラーズに救出された彼女は、ともに先代『ザビアボロス』へと戦いを挑みます。


イラストレーター:稲咲
『霊喰晶竜』クリスタラード
 七つの水晶体を操り特別な力を得る竜です。天帝種『バシレウス』
 支配した七つの集落アルティマから生贄を定期的に得ることで力を維持していましたが、イレギュラーズたちの活躍により集落が解放され、力の維持を損なっています。
 性格は非常に暴力的で他者の話を聞きません。誰に対しても威圧的に接するため恐ろしい印象を与えています。
 圧倒的な力を誇っていた彼ですが、イレギュラーズに一度目は胸に、二度目は支配していた集落にと傷を付けられたことでプライドにも傷がつき、その憂さを晴らすためいつもより乱暴に振る舞っているようです。

 イレギュラーズとの戦いから撤退したことにプライドを傷つけられ、本能的に抱いた死にたくないという想いから自らのクリスタルを捕食。それは暴走への片道切符でした……。

 関連特設:霊喰集落アルティマ

イラストレーター:あんこう

登場人物(竜種『将星種』『明星種』『その他』)

『狂黒竜ラドン』
 本来の名を『ラドネスチタ』と言う将星種。
 ピュニシオンの森の『西方』を自らの縄張としており、その先に存在して居るであろうヘスペリデスを護る役割を担っていた。
 通り名の通り、自らの肉体から黒き靄が溢れ出し、霧めいた粒子が周囲には広がっている。
 ただ、ベルゼーを慈しむ彼は、イレギュラーズの行く末を見定めることと決めたのであった。


イラストレーター:--
『花護竜』テロニュクス
 ベルゼー・グラトニオスに幼少期より世話になってきた将星種『レグルス』。
 ヘスペリデスの管理人であり比較的温厚な性質の竜である。
 小さきもの(花や亜竜)を好む傾向にあり、彼の傍には何時も亜竜(ドラネコ達やワイバーン達)が集まっている。
 ただし、小さきものであっても人間に対してもそうであるかと問われればその辺りはやや難解だ。
 竜であるからには『人間』を同じ格であるとは認識していない。人間よりも花を愛で、花を害する人間は虫螻同様に認識している様子でもあるのだが……?

イラストレーター:
『葬竜』カプノギオン
 将星種『レグルス』に分類される竜種の少年。
 竜としては年若くはあるが将星種『レグルス』の中でも自身は強大な力を有していると言って憚らない。
 フリアノンの巫(かんなぎ)である『冥』家と深く繋がりがあり、巨竜フリアノンの傍付きであった『葬竜』の系譜を継ぐ。
 その『通り名』から死を告げる存在ともされており、その姿を見た者には不吉が訪れるという伝承も残されていた。
 ――が、カプノギオンはあくまでもその系譜であるだけの発展途上の竜である。

 ベルゼーによく懐いているカプノギオンは『母親』代わりの亜竜種の女を慕っている。
 彼女には子供が居るらしい。彼女に聞いたその息子の姿を『人間形態』として用いているが――その姿は、幼き日のルカ・ガンビーノ(p3p007268)に良く似ていた。
イラストレーター:壱ル
リーティア
 ピュニシオンの森に突然現われた亜竜種に見える貴婦人、その幻影です。
 その正体は、卵を産み、三百年近く前に姿を消した『光暁竜』パラスラディエ。
 即ち『天帝種』であり、現在の六竜が一体であるアウラスカルトの先代――つまり母にあたる竜です。

 本体はベルゼーに食われており、消滅寸前の状態です。
 また心優しい竜であり、覇竜領域ではイレギュラーズを導きました。


イラストレーター:あきやま菜摘
『竜屠竜』エチェディ
 竜種の一角です。その正体は『竜殺しの竜』であり、その牙は竜種に対して大きな力を宿しています――

 覇竜領域や竜種に情のあるベルゼーと異なり竜喰らい(エチェディにとっては同族喰らい)に対して一切の思い入れはなく、クワルバルツが弱まった隙を狙い、彼女の腕を喰らい千切りました。その後、ベルゼーの暴走に乗じて更に我欲を満たさんと動き出しているようです……彼の暴食は留まる所を知りません。

イラストレーター:田口屋榊
『金剛竜』アユア
 将星種『レグルス』に位置する竜の一体です。
 砕けぬ『金剛』に由来する通り、かなり堅牢な身を宿しています。ちょっとやそっとの攻撃では身じろぎもしない程に。
 『薄明竜』クワルバルツに懐いているようです。

イラストレーター:若崎にこ
『叛逆竜』ホド
 将星種『レグルス』に位置する竜の一体です。
 非常に尊大な態度・性格を宿し、神代種以外は同族であろうと下に見る竜であり、特に天帝種は不遜であるとし激しく敵視しています――
 その中でも『薄明竜』クワルバルツとは度々死闘を繰り返しているようです。
 また、人間に対しても過去に『何か』あったようで激しく敵視しています。
 まかり間違っても手を組む、と言った事はないでしょう。

 ベルゼーの暴走に伴うヘスペリデスの異変に乗じ、クワルバルツを仕留めんと行動を始めました。
 彼にとっては自らこそが頂点。
 他の竜やベルゼー、人間の事情など知った事ではないのですから――
イラストレーター:伊原
『天智竜』アルテイア
 将星種『レグルス』
 性格は非常に冷静で知的。尊大で傲慢なのは変わらないのですが、深い知識を下敷きにしている為か突発的な行動をあまりせず「一歩引く冷静さ」をも兼ね備えています。
 どうやらある種の星詠みの知識も所持しているようで、その精度は兎も角そうした浪漫を楽しむ洒落っ気も持ち合わせているようです。

イラストレーター:
『燎貴竜』シグロスレア
 将星種『レグルス』
 金嶺竜アウラスカルトの系譜のレグルス。竜種としての格はアウラスカルトには劣るが『上位存在』であると自らを驕る。
 非情で、悪辣。竜であることに強い矜持を抱いている為、決して敗北は許さず、軍門に降ることなど以ての外。アウラスカルトの現状には不満がある。
 人間などと言う劣等種は、下賎の者は蹂躙してこそだ。
 小枝を折るように骨を折り、腑を引き摺り出し獣の餌にしてしまえ。そうしてこそ初めてその価値が分かるのだ。
 ――イレギュラーズの奇跡の余波を受け負傷、ベルゼーの暴走を感じ取りその身を隠しました。
 ……また貴様等には思い知らせてやる。
 その時を待っていろ。
イラストレーター:あきやま菜摘
『煌魔竜』コル=オリカルカ
 将星種『レグルス』
 金嶺竜アウラスカルトの系譜のレグルス。真鍮鱗の老竜(エルダーブラスドラゴン)。
 かつてはアウラスカルトの母である『光暁竜』パラスラディエを敬愛していた。
 しかし年若いアウラスカルトのことは軽んじている。

 竜たる身に誇りを越えた優越を隠そうともしない。
 シグロスレアとの違いは竜以外の劣等への攻撃性であり、類種の竜シグロスレアが積極的に力を誇示するタイプならば、コルオリカルカは自然と見下し蔑むタイプである。
 どだい『竜』と『人魔』は対等でなく、初めから相手する価値もないと考える。

 歳月こそが力との考えから、魔種の中では冠位魔種であるベルゼーだけには敬意を表している。
 亜竜種の姿をとることは不必要と嫌うが、ベルゼーが好むことから身につけている。

 イレギュラーズとの戦いを経て、一連の戦いを見届ける証人となることにした。

イラストレーター:あきやま菜摘
『転寝竜』オーリアティア
 伝承に語られる『微睡竜』オルドネウムの系譜である竜。
 竜としては年若く、小柄な竜。人間の姿をとった際には黒い翼と尾を有するが、竜としての姿は暗褐色に近い。曰く「ご先祖様が薄桃色の竜だったんだぜ」
 『微睡竜』の系譜であることから、オーリアティアもよく眠る。三度の飯より眠るのが好き。
 ちょっとやそっとの事では起きず、起こされると不機嫌を丸出しにする――が、未だ幼い竜であるためご機嫌もすぐ直る。
 イレギュラーズには友好的に接しているが、その理由は「ご先祖様ファンがいたからだぜ」


イラストレーター:イラストレーター:omu
ラ・ルゥラ・ルー
 明星種『レグルス』に位置する若い竜種です。
 美しい羽を持ち、雲の中を駆けるように飛びます。其の様はまるで閃光が走るかのようであり、覇竜の人々はラ・ルゥラ・ルーが飛翔しているのをみると、其の美しさと恐ろしさに身を竦めるという話も――
 更に記憶を喰らう竜とも謳われていますが、詳細は不明です。
イラストレーター:
ムラデン
 将星種『レグルス』に属する竜で、ザビーネ直属の従者です。
 ニンゲンを舐め切っている、生意気な少年といった言動で、ローレット・イレギュラーズを翻弄するかのようにその力を試していました。
 その目的は、先代のザビアボロスから不興を買っていたザビーネを、どうにか助け出すための外れ値(イレギュラー)として人間を利用するため。
 ともにザビーネを救出した彼は、イレギュラーズと協力し、先代ザビアボロスの討伐作戦に参加します……!

イラストレーター:ぺいゆ
ストイシャ
 将星種『レグルス』に属する竜で、ザビーネ直属の従者です。
 少しばかりびくびくおどおどとした、陰キャ的言動の少女。ですが竜ゆえの傲慢さはあり、ローレット・イレギュラーズを試すように依頼を持ち掛けていました。
 その目的は、先代のザビアボロスから不興を買っていたザビーネを、どうにか助け出すための外れ値(イレギュラー)として人間を利用するため。
 ともにザビーネを救出した彼女は、イレギュラーズと協力し、先代ザビアボロスの討伐作戦に参加します……!

イラストレーター:ぺいゆ
『灰鳴竜』ジルヴィルム
 将星種『レグルス』であり、『白翼竜』フェザークレスの兄貴分です。
 フェザークレスの母竜は将星種であり、ジルヴィルムの姉でした。つまり叔父甥の関係です。
 将星種の母竜は天帝種であるフェザークレスを生んだ時に死亡しました。
 卵から還る前からフェザークレスの世話を焼いており、親でもあり兄弟でもあります。
 ベルゼーの事を尊敬しており、人間に絆されているフェザークレスを窘めています。
 人間を知る事は大切であるが必要以上に近づいてはならないと忠告しました。

イラストレーター:ノキア

登場人物(亜竜種(ベルゼー側))

白堊(はくあ)
 亜竜集落フリアノンに生まれ落ちた里長代理の一族の娘。
 『里おじさま』ことベルゼーに片思いをし、彼だけが心の支えでした。
 その血統で『珱の家に男児が産まれたら婚姻を結ぶ』としていましたが、産まれたのが琉珂(女児)であったため、立場が宙ぶらりんの儘過ごしてきました。
 そんな中で出会ったベルゼーはある意味で彼女の光であったのでしょう。


イラストレーター:佐東敏生
フォス
 亜竜集落ウェスタ出身の少女。
 本名を志・礼良。ピュニシオンの森の『志遠の一族』の直系の娘です。
 フリアノンの前里長(琉珂の父親)とは連絡を取り合っていましたが、其れが長らく途絶えていましたがベルゼーの傍で過ごしています。
 命も蔑ろにされる空間で、生きて返ってくるベルゼーがフォスにとっては何よりも心の支えでした。


イラストレーター:若崎にこ
璃煙
 亜竜集落フリアノンの『元』里長代行の一人。
 亜竜集落では古い巫女の家系に生まれ、竜骨フリアノンの祭壇の世話を行っていた。
 旧姓は冥(めい)。フリアノンと心通わせる巫女の家系。里長の血筋である珱家(琉珂の家系)とは縁深く、その世話役でもあった。
 フリアノンの外を知るために出掛けた先で恋に落ち、子を成したが使命のために帰還し――その後、魔種として『シグロスレア』の側仕えをしています。
 夫であるロウ・ガンビーノは現在、合流しました。璃煙を護る為に立ち回っているそうです。

イラストレーター:
夏雲(シアユン)
 亜竜種の魔種です。元々は亜竜集落ウェスタ出身の人物でした、が。
 渇望する程に身に宿る空腹と食欲が数多のモノに手を出させました。
 圧倒的な生命力を宿す竜すら襲う程に――
 しかし何故か生かされています。彼女を生かした『ある竜種』の目的は不明です……
イラストレーター:茶月こま

登場人物(味方NPC)

珱・琉珂
 亜竜種の少女。亜竜集落フリアノン里長を代々務める家系『珱』の直系血族。
 幼少期に里長であった父・珠珀と母・琉維を『事故』で亡く、里長に就任しましたがに、まだ年若いが故に『里おじさま』の助言の元、幾人もの『里長代行』と共にフリアノンの統治管理を行っています。
 珠珀と縁の深かった『里おじさま』ベルゼー・グラトニオスが父代わりとして琉珂の教育に携わり、親子同然に育ちました。
 覇竜領域の知識は全てベルゼー仕込みであり、天真爛漫で好奇心旺盛な性格も『オジサマ』の教育方針だと言います。
 深緑にて、心の拠り所でもあった『オジサマ』が『冠位魔種』と知って以降、亜竜種達を導く立場である己と『父を再び喪う恐怖』に苛まれながら活動して居ます。

「もしも、オジサマが本当に悪い人で、亜竜種を……。
 いいえ、この世界の誰かを傷付けるなら、私は『フリアノンの里長』として――」


イラストレーター:茂野
秦・花明
 亜竜集落フリアノンの秦家の当主。秦・鈴花(p3p010358)の父。亡き里長である珱・珠珀の幼馴染み。
 現里長の珱・琉珂の両親である珠珀と琉維とは幼少期からの付き合いであり、特に琉維の生家とは交流が深かったため何かと世話を焼いていた。
 その関係性故にベルゼーとも関わりがあったが、『過去』の出来事の為に口外することはなかったらしい。

 ある時、男は珠珀と琉依と共に出掛けた。その先で何があったのかは――……


イラストレーター:白理
灰耀(カイヤ)
 亜竜種の青年。亜竜集落『クレステア』の灰家の耀。村長の息子です。
 集落の人々が崇めるのは天帝種『バシレウス』の『白翼竜』フェザークレスです。
 祖先(灰蓮・カイレン)が『白翼竜』フェザークレスに助けられたと言い伝えがあります。
 カイレンの命を何度も救い、生涯を通して寄り添ってくれた心優しい竜だというのです。

 灰耀(カイヤ)はその祖先(灰蓮・カイレン)に瓜二つのようです。



イラストレーター:しもふり
ウィール・グレス
 風の精霊。元は亜竜集落『クレステア』の鍛冶師に作られた剣です。
 クレステアでは天帝種『バシレウス』の『白翼竜』フェザークレスを信仰しています。
 その美しさと強さを讃え、長い年月を掛けて作られました。
 宿命の乙女と名付けられた剣は、覇竜領域を抜けラサへと辿り着き、やがて世界を廻ることとなりました。
 凄まじい切れ味と美しさから「ウルカンが打ったものだ」「いやその師が打った」「旅人の技術だ」などの憶測が飛び交い、本来の名や来歴すらも失われてしまいました。
 本当のヴェルグリーズの逸話や、旅人が持ち込んだ日本刀という技術が交ざり、何時しか彼に似た姿を取るようになりました。
 これはウィール本人の意志とは関係無く、人々の思いが生んだ事象です。

 性格は温厚ですが、フェザークレスの美しさと強さを讃えた剣という来歴から『白翼竜』を貶されることを嫌います。


イラストレーター:
スフェーン
 アネゴ肌で人好きのする性格だが、「使い捨ての一族」だと距離をおかれることも多い。
 亜竜集落『フリアノン』出身、ピュニシオンの森『関所守の志遠一族』に引き取られ、最近まで『ペイト』で修行に明け暮れていたという、ある種の根無し草。
 だが人一倍家族を大事にする性格でもある。友人であり家族としてフォスの身を案じており、イレギュラーズに捜索の協力をお願いしている。


イラストレーター:佐東敏生
ケーヤ
 フリアノンの知恵袋としての家系に産まれる。
 ピュニシオンの森を探索する際も、古い文献をあさってイレギュラーズに助力した。
 アウラスカルトに強い憧憬を抱いており、なにか思い詰めた様子が垣間見えた。
 そして彼女は森への関所に名前を記して、姿を消してしまった。

 その後、黄昏の園ヘスペリデスにて原罪の呼び声を受けている所を発見される。
 そしてイレギュラーズの懸命な説得により呼び声に抵抗し、無事に保護された。
 またアウラスカルトとはイレギュラーズを通じて友人関係となることが出来た。


イラストレーター:あきやま菜摘

これまでのイベント[TOPLOG]

シナリオ一覧

難易度シナリオ名GM予約〆切時間と備考
<フイユモールの終>Goodbye Dear You.夏あかね※難易度NIGHTMARE
<フイユモールの終>Dragobain Drago Echedi茶零四※難易度VERYHARD
<フイユモールの終>クリスタラード・クライシス黒筆墨汁※難易度HARD
<フイユモールの終>いのちよ、竜に届いているか洗井落雲※難易度HARD
<フイユモールの終>アッシュ・トゥ・アッシュYAMIDEITEI※難易度NIGHTMARE
<フイユモールの終>鎖扉の向こう側もみじ※難易度HARD
<フイユモールの終>Pallas-radiare the Golden Dawnpipi※難易度HARD
<フイユモールの終>遠き日に夏あかね
<フイユモールの終>峻険なりし嶽麓の碧き女王春野紅葉
<フイユモールの終>澎湃シャントゥール壱花
<フイユモールの終>『煙藍竜』フォーレルスケット日下部あやめ
<フイユモールの終>暴食への道を阻むもの天野ハザマ
<フイユモールの終>サテュレーション・ゼロ奇古譚
<フイユモールの終>いつかまた、会える日を目指して春野紅葉
<フイユモールの終>破滅すらも肚に入れふみの
<フイユモールの終>石穿つ雨垂れ棟方ろか
<フイユモールの終>黄昏を喰らし悪食竜春野紅葉
<フイユモールの終>はた迷惑な乱入者東雲東
<フイユモールの終>暴食に呑まれた竜に祈りをなちゅい
<フイユモールの終>いつか消えた場所で天野ハザマ
<フイユモールの終>影無間に染まるふみの
<フイユモールの終>潰える欠片砕き緋月燕
<フイユモールの終>イレギュラーズを模したモノなちゅい
<フイユモールの終>イレギュラーズ・ミューティレーションを阻止せよ!田奈アガサ

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