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シナリオ詳細

<Jabberwock>アイソスタシー不成立

冒険中

参加者 : 10 人

冒険中です。結果をお待ちください。

オープニング


 天に聳える。
 ソレは『怪竜』と呼ばれし存在。数多を凌駕する竜の一角。
 その周囲には奴めに付き従うが如くワイバーンの群れがいる。
 ……或いは奴から逃げる様に、だろうか?
 飛翔せし災厄が目指すは遥か海の先――練達なる国家。

 誰が止めれようかその進撃を。
 誰が阻めようか竜の息吹を。

 人の構築せし小さな抵抗なんぞ押しのけ、彼らは到達する。
 ある『意志』によって。混沌の世界法則に挑まんとする者らの集まりへと――
 さすれば出てくる彼らの守護者が。
 ――ドローン。練達の開発した技術が一つ。
 しかしそんなモノが放つ一撃など、蚊ほどの痛みすら感じえない。
 強靭なる肉体。
 精強なる魂。
 超常の領域に達するが『ソレ』らの証足れば。

「――滅びよ」

 たった一撫でで、全ての決着は着くものだ。
 ドローン達が文字通りに薙ぎ払われていく。時間稼ぎにもなろうものか。
 或いは、これらであっても『亜竜』の枠組みであればまだ対抗出来たかもしれないが。
 不可能だ。
 その『更に上』の存在には一切合切通用せぬ。
 ――我は竜。
 『Jabberwock』と共に至りし災厄が一角。

 ――疾く死せよ。小さきなる者達よ。


 練達全域にアラートが鳴り響く。
 あらゆる地域で発令されし危険信号――直後、遠からぬ場所で爆発音が一つ。
 まるで先日解決した筈のダブルフォルト・エンバーミングの再来の如く。
 ……しかし今回は電子空間からの攻撃ではない。
 それは現実的脅威として練達に襲来している――『Jabberwock』
 混沌世界最強と称される竜種が一角である。
「が、それだけじゃあない……! 『Jabberwock』は亜竜をも引き連れてきているんだ!
 大量の亜竜が練達の防衛線を突破して首都に雪崩込んできている……!
 R.O.Oの事件の爪痕が残っているというのに、厄介なタイミングだよ!」
 同時。再びどこかで生じる爆発音と衝撃に耐えながら叫ぶのはギルオス・ホリス(p3n000016)である。『Jabberwock』――それは練達が観測していたある竜の事であり、R.O.O事件の際に、マザーの不調も伴って観測をロストしてしまっていた存在だ。
 やがてR.O.O事件が解決し、各地のリソースが復旧され始められれば『Jabberwock』を再び捉える事も出来たのだが……捉えたと同時に練達は驚愕した。
 なんと首都セフィロトに向けて『Jabberwock』が進撃してきているのである。
 最早接敵まで猶予はなく、急ピッチで防衛線が構築された――が。
 ダブルフォルト・エンバーミングの影響もあり練達の防衛機能は未だ万全とは言えない。
 統括するマザー自体、まだ万全ではないのだ。彼女の兄と言える存在であるクリストがマザーの懇願もあってバックアップに回っているが――しかし混沌世界の強者たる竜種らの襲撃による圧は想定を遥かに超えている。
「だから練達上層部からも正式に依頼があったんだ。
 『Jabberwock』並びに、『Jabberwock』が引き連れてきた存在達を止めてくれってね!」
「……全く。ついこの前大きな事件が解決したかと思いきや、またも異常事態か」
「竜が攻めてくるなんて、ね。本当にこれ以上ないっていうタイミングだよね――」
 そしてギルオスが語り掛けているのはブレンダ・スカーレット・アレクサンデル(p3p008017)やЯ・E・D(p3p009532)らである――練達でも特に名声高き者達を中心として声が掛かっている様だ。
 オーダーはとにかくこの事態の打開。
 最早被害をゼロにすることは不可能なれど――少しでも被害を留めてほしいと。
「このままじゃあ一区画はおろか練達全体が蹂躙されちゃうからね……!
 君達にはセフィロト内部に侵入してきた竜の迎撃に出向いてもらう!」
「分かった……んっ、いやちょっと待て。『亜竜』の間違いだよな?」
「いや君たちに担当してもらうのは――『竜』だ!」

 はっ?

 ギルオスの言を聞いていた誰かが呆気にとられたような声を零した――
 竜? ワイバーンなどの亜竜ではなく『竜』なのか?
 それは何かの間違いではないかと――しかしギルオスは。
「『Jabberwock』が引き連れてきたのは亜竜だけじゃあない。
 一部には竜も混じっているんだ! 『Jabberwock』に比べれば小型だけど――
 その反応は亜竜ではないと既に練達によって調べがついている……!」
「……いや待て。竜の迎撃などと簡単に言ってくれるが、こんな少人数でなんとかなるのか?」
「勿論ただ真正面から戦うのであれば無謀だろうね――
 だけれども今回は幸か不幸かセフィロト内部での戦いだ」
 つまり練達からの特別な支援があるのだと頭を抱えそうなブレンダへと言を紡ぐ。
 まず今回、イレギュラーズ達の支援の為に大量のドローン部隊が配備されている。彼らは銃撃や、イレギュラーズの治癒行動を行うなどの支援を齎してくれるだろう……勿論ドローンで竜種を止めれれる訳もないが少しばかり、気持ちばかり、多分、その、欠片ぐらいは楽にはなる筈だと。
 とはいえドローンは本命ではない――本命の支援はもう一つ。
「偶然だが、近くに巨大な発電所があるんだけれど――ここを『使って』もいいらしい。
 具体的に言うと現在『爆破』準備が進められている」
「――建物を壊してもいいの?」
「ああ……正直、この辺りを支えている発電所らしいから使わずに済むならそれに越した事はないそうだけど、多分無理だろうっていう事でね。ドラゴンを誘き寄せるなりが出来れば――このスイッチで起爆していいらしい」
 そう言ってЯ・E・Dは一つの……スマートフォン型の起爆装置を手渡された。
 簡素な画面だ。ロックを解除すれば画面に映っているのはただ一つ――『Ready?』という文字のみ。誤動作防止の為にダブルタップしなければ作動しないようにされているらしい。

 とにかく――発電所そのものを巨大な爆弾に見立て、竜種への撃と成す。

 巨大な爆破が起こるだろう。ただ、爆破の方向性を調整しているとの事で、発電所の敷地内だけに爆破や爆風が集中するようになっているらしい――つまり発電所の敷地から確実に出ていれば巻き込まれないだろう、という事だ。
 ただし注意点も存在する。
 起爆の際に発電所内に残っていた場合、確実にイレギュラーズも巻き込まれる。パンドラを有するイレギュラーズであれば命は助かるかもしれないが、その時点で戦線に残り続けるのはまず無理になるだろう、との事だ。そしてそんな重傷を負った状態で戦闘に巻き込まれれば……死ぬかもしれない。
 また――発電所の爆破に竜だけ上手く巻き込めたとしても。
「それで倒すに至るとは限らない」
 あくまでこれは超常の領域にある竜種への攻撃支援程度。
 倒すを確約するものではなく、どれほど効くかも未知数。
 それでも何をしないよりもマシだと。
「かなり厳しい戦いになる筈だ。
 だが竜種を相手に『こうすれば確実に勝てる』などという安牌はない――
 ……簡単な言葉しか言えないが、皆、頼んだよ」
 そして――必ず生きて帰ってきてくれ。


 倒壊する。家屋が、ビルが、何もかも。
 いずれもが人の身を遥かに超えた建造物だというのに――保ちもせぬ。
『ギ、ガガガ……適性対象確認。迎撃シマス』
『距離50、距離40、距離30……Fire!!』
 渦中。空を舞うは――大量のドローン達。
 ダブルフォルト・エンバーミングの影響により平穏だった練達時代と比べてその数は減っているものの、国家の一大事にかき集めてきた残存戦力達だ――距離を算定し、眼前に在る『対象』へと一斉射撃を開始する。
 ――だが。
 刹那の後にそのドローン達がいきなり『地上へと叩き落された』
 何者かが触れた訳ではない――しかし急速に、地面へと落下する様に。
『ガガガ……エラー、エラー。飛行困難。飛行困難。異常重力を感知――』
 そのまま、まるで上から『何か』に押さえつけられているかのようにドローン達の身は損壊していく。鳴り響く金属音。悲鳴の様にエラーを吐き出しながら、やがて沈黙していく――その中で辛うじて身を保つ一体のドローンが検知したのは『重力異常』
 人体すら破壊しうる程の圧が周囲を根こそぎ破壊している事を感知したのだ。
 ――それは眼前にある存在が行っている攻撃行動。
 ビルとビルの間から姿を現し、ビルに爪を立てる巨大なる存在。
『適性対象確認! 適性対象確認! 『竜種』確認! 応援必須、応援必須ッ――!』
「煩わしい」
 一睨み。それだけで、先程の数十倍の極点重力がドローンへと降り注いだ。
 それはその竜種が宿す属性が一端。
 重力を操る権能を持つドラゴン――

 『薄明竜』クワルバルツ。

 さぁ人類よ絶望せよ。
 恨みも怒りも貴様らにはない――せめて苦しませずに滅ぼしてやろうではないか。

GMコメント

 この依頼はベリーハード依頼です。
 非常に、非常に難度の高い依頼となり、また死亡判定もあり得ます。
 ご参加の際はお気をつけ頂きます様、よろしくお願いします。

●依頼達成条件
1:竜種の撃破
2:『発電所』を爆破、或いは損壊させずに竜種の撃退を果たす
3:戦闘区域の建造物などの損害率が80%を超えない事(発電所の損害率は除く)

 いずれか一つを達成してください。
 なお1や2が達成できた場合、3が果たせなかったとしても依頼成功となります。(例えば戦闘区域の損害率が100%になったとしても、ドラゴンを撃破出来たなら依頼成功になります)
 いずれか一つを達成するだけでもVERYHARD難易度です。
 ご武運を。

●フィールド
 練達セフィロト内の一角です。
 ビル群が立ち並んでいる場所で、本来は人が大勢いるオフィス街との事です。尤も、一般人などは避難済みなので誰もいませんが。

 ジャバーウォックと共に攻め込んできた竜の一角を皆さんには担当してもらいます。
 味方戦力としてドローンなども布陣しておりドラゴンに対する銃撃を行っています。
 ……尤も、それがどれだけ効いているかは不明ですが。

 ビルなどの大きさで初めて障害物足りえる事でしょう。

●発電所(爆破予定地点)
 ドラゴン対策の為に施設諸共爆薬として扱う予定がある施設です。
 シナリオ開始時、東側方面に存在しています。爆薬が上手い事設置されている様で、爆風や爆熱が全て施設内で完結する様にセットされています。上手い事ドラゴンを引き込むことが出来れば大きな衝撃を与える事が…………出来るかもしれません。

 爆破のスイッチはイレギュラーズに託されています。
 この施設を使うか使わないかは作戦次第です。

●『薄明竜』クワルバルツ
 強靭な肉体。大空を自由に舞う翼。精強なる魂――
 全てを宿す竜種が一角です。
 重力を操る権能を有している様で、周囲の建造物などを捻じ曲げる事が可能な様です。
 また、それは攻撃行動にも使用可能な模様です。
 一応飛行可能なのですが、基本的には地上に降り立っています。
 高度な知能を有していると思われますが対話が可能か……というよりも対話する気があるのか不明です。

・『重力槍』(A)
 重力を槍の様に集め放つ一撃です。
 恐ろしい貫通能力を持ち、ビルすら耐えられません。
 威力を小さくして複数の展開し、銃撃の様に降らせてくる事も可能です。

・『連星ブラックホール』(A)
 域攻撃です。
 攻撃前に、まず範囲内にいる対象には機動力・反応・回避にマイナス補正が付与されます。
 特殊なBS扱いで、BS解除系スキルか、ターンが経過する事によって解除されます。

・『グレート・アトラクター』(A)
 直撃時、多分死にます。
 頑張って躱してください。直撃でなければ生き残れると思います。

・『空間歪曲』(P)
 クワルバルツへの攻撃は、全てレンジが-1されます。(つまり超遠距離(R4)攻撃は、遠距離(R3)範囲内からでなければそもそも攻撃が届きません。また、至近(R0)攻撃には影響はありません)

・他スキル不明。

●味方戦力
・ドローン×30
 セフィロトからの支援部隊です。皆さんの援護に努めます。
 しかしダブルフォルト・エンバーミングの影響から満足な数は配備されていないかもしれません……銃撃などをドラゴンに対して行っている様です。また一部のドローンは治癒薬を宿している様で、自動的にイレギュラーズの回復行動を行う個体も存在しています。
 彼らは基本的に自動AIで動いていますが、簡易であれば指示も可能です。
(例えばドラゴンを右から攻撃して! 程度ぐらいであれば)

●Danger!
 当シナリオにはパンドラ残量に拠らない死亡判定が有り得ます。
 予めご了承の上、参加するようにお願いいたします。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はCです。
 情報精度は低めで、不測の事態が起きる可能性があります。

●重要な備考
 これはEX及びナイトメアの連動シナリオ(排他)です。
『<Jabberwock>死のやすらぎ、抗いの道』『<Jabberwock>金嶺竜アウラスカルト』『<Jabberwock>アイソスタシー不成立』『<Jabberwock>灰銀の剣光』『<Jabberwock>クリスタラード・スピード』『<Jabberwock>蒼穹なるメテオスラーク』は同時参加は出来ません。

  • <Jabberwock>アイソスタシー不成立Lv:50以上冒険中
  • GM名茶零四
  • 種別EX
  • 難易度VERYHARD
  • 出発日時2022年01月20日 23時59分
  • 参加人数10/10人
  • 相談6日
  • 参加費150RC

参加者 : 10 人

冒険中です。結果をお待ちください。

参加者一覧(10人)

レイヴン・ミスト・ポルードイ(p3p000066)
騎兵隊一番翼
ラダ・ジグリ(p3p000271)
剣砕きの
カイト・シャルラハ(p3p000684)
空の王
コラバポス 夏子(p3p000808)
八百屋の息子
スティア・エイル・ヴァークライト(p3p001034)
純白の聖乙女
アイラ・ディアグレイス(p3p006523)
不墜の蝶
ブレンダ・スカーレット・アレクサンデル(p3p008017)
導きの戦乙女
リディア・T・レオンハート(p3p008325)
勇往邁進
ミヅハ・ソレイユ(p3p008648)
ヤドリギの矢
Я・E・D(p3p009532)
赤い頭巾の断罪狼

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