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シナリオ詳細

<Jabberwock>蒼穹なるメテオスラーク

冒険中

参加者 : 8 人

冒険中です。結果をお待ちください。

オープニング

●電撃戦
 この世の終わりのような風景と称して尚、生温い。
 その日、セフィロトの観測した『敵』は紛う事無く練達の長い歴史の中でも『最悪』と称するに相応しいものだった。
「見ての通りです。先の問題が解決してから然程も経たぬ内に――皆さんに頼る事になるのは大変心苦しく思うのですが」
 集められたイレギュラーズの精鋭を前にしても安心している様子はないようだった。重く言葉を発したクラリス=セフィロトマザー(p3n000242)の表情は硬く、事態の逼迫を何より物語っている。己を『機械』とする彼女が心を口にしたのは成長の表れと言えるのかも知れないが――
「セフィロトは地政学的リスクを抱えてきました。
 言わずと知れたあの『覇竜領域』が近隣に存在しているからです。
 竜種については謎が多く、私達もその多くを把握してはいません。
 唯、今回出現したあの個体――『Jabberwock』については『別』でした」
「別?」と聞き返したイレギュラーズにマザーは言葉を続けた。
「かの『怪竜』は以前一度セフィロトで観測されているのです。
 それだけならば『野良』の紛れも疑う所でしたが、アレは違った。
 詳細を知る事は出来ませんでしたが、それは『冠位魔種』らしき気配を伴って現れたからです。
 誇り高き竜種は必ずしも魔種と手を組むような事はないでしょうが、『Jabberwock』の存在は条件が整った時、魔種と共に行動する竜種という可能性を疑わせるに十分だったという事です。だから私達は長く『Jabberwock』への警戒を続けていた。
 座標情報を把握し、おかしな動きが無いかの調査にかなりのリソースを注いできました。それが」

 ――この間のIDEA問題の余波で情報がロストしちゃったってワケ!

 マザーの言葉を継いだのはこの場にある『もう一人』。
 相変わらず声だけでの参加を続けるクリスト=Hades-EX(p3n000241)だった。
 イレギュラーズとも因縁浅からぬマザーの『兄』はR.O.O事変における最大のトリックスターだった。
 紆余曲折の上、可能性を信じて妹を救う選択をした彼は現状では味方のような面をしているが……
 敵に回せば大層面倒くさいが、味方にしても大層面倒くさいのは変わらない。

 ――まー、そんでもって気付いた時には御覧の有様!
   ジャバchangどころか『竜の軍勢』がセフィロトにいらっしゃーい! と。
   折角助けて貰ったトコ申し訳ないんだけど、こりゃあ軽く十回は滅べるレベルだよねえ!

 ……それは他人事のようにこの事態を面白おかしく言う辺りを聞けばすぐに分かる事である。
「聞いての通り、この兄さんが全て悪い訳ですが――事態は大変深刻な状況を示しています。
 セフィロトには元々他国や、或いは竜種にも対抗出来る強力な防衛システムが存在します。
 都市機能を私が統括する事で強力なバリアを張り、自動迎撃システムを展開する事が可能です。
 相手が竜種では心もとない部分もありますが、防衛システムの強靭さは皆さんも実感している筈です」
「……確かに『揺り籠』は酷かった」
「はい。その節は大変ご迷惑をおかけしました。あれを超大型にしたようなものと考えて頂ければ結構です」
 R.O.O事変の最後にマザーと対決したイレギュラーズだからこそ、その性能は痛感している。
 確かにセフィロト全土が同等の防衛システムを繰り出せるとするならば、相手が竜の軍勢でも対抗位は出来るかも知れない。
「しかし、此方にも問題がありました。
『セフィロトの防衛システムには私が必要不可欠ですが、私は現在故障しています』。
 機能は凡そ17%強しか取り戻せていません。現状では高度なセフィロトの防衛システムを問題なく運用する事は不可能です」
「……俺達や通常兵力だけで勝てる見込みは?」
「限りなくゼロに近いでしょう」
「だよな」
 問いは『一応』の通過儀礼のようなものである。
「じゃあ、代打はクリストって訳だ」

 ――流石に勘がいいねぇ。クラリスchangが「お兄ちゃん大好き! お願い、皆を守って!」とか言うもんだから。

「言っていません」
「言ってないだろうな」

 ――言ったってば!!!

 抗議じみたクリストはさて置いて。
 マザーは淡々と説明を続ける。
「兄さんの性能は私とほぼ同等ですが、セフィロトは私のコントロールに最適化されています。
 兄さんはそれを扱えますが、雑です。要するに精度が低いのです。
 従って、付け焼刃が通用する期間は限られていると認識するべきでしょう」
「短期で撃退しろと? 可能なのか?」
 籠城戦は基本的に長期戦になりがちである。
 ましてや攻め手が明確な意志を持つ竜達ならばそう簡単な話になるとは思えない。
「……兄さんは私より精度が低いですが、私より『器用』です。
 飽きっぽく雑で集中力が低いですが、創造性が高く、無茶苦茶な事を得意とします。
 私がコントロール出来るならばリスクの小さい防衛戦を選びますが、不本意でも兄さんに頼らないといけない以上は」

 ――確率的に『最良』な方をセレクトしちゃうってワケよ。それが攻勢。
   分かってると思うけど俺様、守るの苦手なんだよねぇ。ブチのめすのはクラリスchangよりうめーけど?

「結論から言えば今回の戦いにおいて最も強力な竜種個体は『Jabberwock』。
 しかしながら力に任せ、前線で暴れるそれは『指揮官』ではありません。
 今回のセフィロト攻略に参加した竜種は七体ですが、内一体――モニターの個体は後方に陣取って動かない構えです。
『蒼穹なる』メテオスラーク。それが今回の指揮官個体です」

 ――先に攻めさせて『簡単には攻め落とせない』って調教する。
   そんでもって、その後コイツをボコせば軍勢自体が怯む可能性が高い。
   一旦仕切り直しにさえ出来れば次はクラリスchangが間に合うかも知れないしね!

 竜種の知性は人間をも上回る場合がある。
 敢えて前線に出ない指揮官を叩ければセフィロトへの警戒は強くなろう。
 攻略自体を諦めないにせよ、『撃退』すれば今回は百点と言える。
「理屈は分かるが、最後方だろ?
 外が竜だらけなら、到達するのは無理だ。ついでに言うなら相手が竜じゃ――」
 イレギュラーズの脳裏に過ぎるのはあの滅海竜の暴威であった。
 精鋭が集まった所で僅か数人では焼け石に水にもなりはしない。

 ――まぁ、リヴァchangよりは全然弱い。
   っつーかリヴァchangは全竜種の中でもトップクラスでしょ。
   最強決める大会やるなら間違いなく優勝候補。
   ……まぁ、でも分かるよ。まずカチ込むのが無理だし。
   小型だろうととても勝てない。勝てるレベルじゃあない。フツーならね。

「何かあるのか?」

 ――俺様changが転移で飛ばす。
   後、防御リソースと並行してキミらの戦いに強化(バフ)をかけるよ。
   生半可な奴じゃない。本気の本気、マラソン大会で全力疾走するヤツだZE!
   ペース配分何て知ったこっちゃないっつー大技だから、必然的に長引くとセフィロトは滅びちゃうって思って頂戴!

 クリストの言葉にマザーは苦笑を浮かべた。
「……大変申し訳ありません。
 兄の言い様は最悪ですが、彼なりに大真面目なのです。
 皆さんには兄の支援でメテオスラークに電撃戦を仕掛けて頂く。
 三塔主にはセフィロト側のコントロールで兄の支援をして貰う形になります。
 強化(バフ)が切れない間に『彼』に迫り、セフィロト側の防備で竜種全体を押し返せば……
 ……直接脅威に相対した『彼』は撤退の判断をする可能性がある。
 現状の持ち札で最良の確率を計算した結果の作戦です」
「まるで決死隊だな」

 ――難易度Nightmareですから!
   つっても妹の為に頑張るキミ等だもん。出来るだけ何とかするよ。
   出来なかったらゴメンだけどNE!

 クリストの言葉にイレギュラーズも苦笑した。
 全く一難去ってまた一難――折角助けたんだから、もう少し素直に助かっていろよ!

GMコメント

 YAMIDEITEIっす。
 出す気は無かったんですが、SD総出でVHEX6本!
 ……とかいう話になったので、折角なのでNightmreを。
 以下詳細。

●依頼達成条件
・『蒼穹なる』メテオスラークに打撃を与え、脅威と認識させる。

※撃破は不要です。というか逆立ちしても出来ません。

●状況
 セフィロトは今、メテオスラークの率いる竜の軍勢に攻められています。
 竜の軍勢を食い止めるのはセフィロト自慢の防衛システムですが、マザーが故障している事から100%が発揮出来ません。
 代打で統括するクリストは持久戦が苦手な代わりに『器用』なので奇襲作戦を計画しました。
 皆さんはクリストの支援を受けてメテオスラークを強襲し、彼に脅威を与える役割を負います。
 これはセフィロトにおける粘り強い防御と合わせ竜達を撤退に追い込む為の手段です。
 尚、クリストは防御システムの統括と皆さんへのバフを同時進行します。
 数が多いと一人一人への支援が疎かになる為、八人というのは最大可能数です。
 同時進行は曰く「マラソン大会の全力疾走」だそうで、そう長くはもたないらしいです。

●クラリス=セフィロトマザー
 故障中のマザー。或る程度はセフィロト側の管理を手伝いますが性能は17%強に留まります。

●三塔主
 今回は戦っている場合ではありません。マザーと共に防御システムの補佐に入ります。

●クリスト=Hades-EX
 セフィロトの統括を代打しつつ、マルチタスクで皆さんを支援します。
 最後方で余裕を見せるメテオスラークの眼前まで皆さんを運び、信じられない位の高性能バフで皆さんを強化します。
「最長五分までNE!」との事。時限式ですが、皆さんは普段とはまるで違う力を出せるでしょう。
 又、クリストの支援により自由自在に飛行し、問題なく戦闘を行う事が可能です。
 クリストの支援時間は皆さんの戦況に左右されます。戦いが苦しい程に短くなるでしょう。
 又、バフが限界を迎えたらクリストは皆さんを強制的に『回収』します。
 しかし、『回収』が働くのは限界時間を迎えた時です。戦いの最中に死にそう、なのを助けられるかどうかは分かりません。

●『蒼穹なる』メテオスラーク
 今回の竜の軍勢の事実上の指揮官。
 人間の尺度からすれば対軍、超巨体と呼んで良い青い竜種。
 高い知性を持ち、どちらかと言えば慎重派ですが、『興が乗る』と本来の闘争心の高い気質が表に現れます。
 誇り高い竜であり、強きものを好みます。
 大昔『暴風』なる勇者と相対し、彼を気に入ったからだそうな。
 極めて堅牢な防御能力、再生能力を有します。
 オールレンジ、全方位の攻撃性能を持ちます。
 反面、重戦車、兵器の如きその巨体は鈍重であり、回避能力は無いに等しいでしょう。
 というか、人間の攻撃を避けるなんて事は彼のプライドが許さない。
 行動不能系のBSと割合系のダメージは無効化します。
 本来はそれ以外(例えば氷結とか)も人間のサイズなりなのですが、今回はクリストがいるので通ります。

●情報精度
 このシナリオの情報精度はCです。
 情報精度は低めで、不測の事態が起きる可能性があります。

●Danger!
 当シナリオにはパンドラ残量に拠らない死亡判定が有り得ます。
 予めご了承の上、参加するようにお願いいたします。


 死亡判定の可能性は難易度なりにあります。
 以上、宜しくご参加下さいませ。

●重要な備考
 これはEX及びナイトメアの連動シナリオ(排他)です。
『<Jabberwock>死のやすらぎ、抗いの道』『<Jabberwock>金鱗嶺竜アウラスカルト』『<Jabberwock>アイソスタシー不成立』『<Jabberwock>灰銀の剣光』『<Jabberwock>クリスタラード・スピード』『<Jabberwock>蒼穹なるメテオスラーク』は同時参加は出来ません。

  • <Jabberwock>蒼穹なるメテオスラークLv:58以上、名声:練達30以上冒険中
  • GM名YAMIDEITEI
  • 種別EX
  • 難易度NIGHTMARE
  • 出発日時2022年01月20日 23時59分
  • 参加人数8/8人
  • 相談6日
  • 参加費150RC

参加者 : 8 人

冒険中です。結果をお待ちください。

参加者一覧(8人)

ヘイゼル・ゴルトブーツ(p3p000149)
旅人自称者
サンディ・カルタ(p3p000438)
横紙破り
イリス・アトラクトス(p3p000883)
光鱗の姫
咲花・百合子(p3p001385)
白百合清楚殺戮拳
ヴァレーリヤ=ダニーロヴナ=マヤコフスカヤ(p3p001837)
祈りの先
新道 風牙(p3p005012)
よをつむぐもの
リズリー・クレイグ(p3p008130)
暴風暴威
佐藤 美咲(p3p009818)
合理的じゃない

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