PandoraPartyProject

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<タレイアの心臓>

タレイアの心臓

これまでの事件のあらまし


 それは、開花と繁栄の女神の名前を関する『秘宝』――

これまでの事件のあらまし(シナリオ群:妖精郷~咎の鉄条)
 突如として茨に閉ざされた深緑(アルティオ=エルム)。出る者を絡め取り、訪れる者を拒絶する魔法の茨は『咎の花』と呼ばれた『冬の王』を封ずる魔法道具によるものでした。
『冬の王』は嘗ての時代に伝説の勇者と転戦し、最後は妖精郷に封じられたとされる存在です。
 イレギュラーズは常春の里『妖精郷』に訪れた際に、その魔法道具と関わりを持ちました。魔種による進攻と侵略の最中、『冬の王』は解き放たれたのです。
 現在は『オリオン』と名付けられた冬の王の力はクオン=フユツキに持ち去られ、封印の魔法道具はブルーベル――そしてその主人である冠位魔種カロンの手へと渡りました。
 深緑を閉ざしていた茨は怠惰の冠位魔種であるカロンのコントロールの元、悪意的に使用されていたのです。

これまでの事件のあらまし(シナリオ群spinning wheel)
 真っ向から立ち入ればイレギュラーズも茨に絡め取られ眠りの世界へと閉ざされる……。
 その状況を打開するに至ったのはいつかの日にイレギュラーズが助けた妖精郷からの連絡でした。
 古代遺跡を通じ、深緑と繋がる妖精郷にブルーベルは『深緑へ立ち入る事はしないように』と忠告を行いました。
 曰く、妖精は巻込まれて直ぐに命を落とす――其れを不憫に感じたブルーベルは深緑へ立ち入らないと約束できるならば、と。ラサへの通用口を妖精達へと授けたのだそうです。
 ラサからの通用口を辿り、妖精郷へと至ったイレギュラーズは『妖精郷から深緑への道』の使用を妖精女王ファレノプシスに打診しました。
 一度は自身等を救ってくれたイレギュラーズの頼み。其れを無碍には出来ず、深緑に取り残された同胞を救うと宣言したイレギュラーズへと妖精女王は使用を許諾したのです。

 大迷宮ヘイムダリオンを辿り、大樹ファルカウの麓に存在する『アンテローゼ大聖堂』を目指すこととなったイレギュラーズ。
 侵略の拠点ともなるアンテローゼ大聖堂を巡る激闘を制し、イレギュラーズはその地を得ることが出来ました。
 大聖堂内部は茨咎の呪いが存在していません。地下に存在する『灰の霊樹』はファルカウの力が混ざり込んだ呪いを一時的に打ち払うことが出来るのだそうです。
『灰の霊樹』から摘み取った『聖葉』を利用し幾許かの幻想種を救うことが出来る。
 だが――霊樹の葉にも限りがあり、無駄遣いを行う事は出来ない。故にイレギュラーズは『呪いを迷宮森林から打ち払う』為の魔法道具を探し求めることとなりました。

これまでの事件のあらまし(シナリオ群:13th retaliation~タレイアの心臓)
 大樹ファルカウを包み込むのは吹雪の檻。接近すれば『夢の世界』へと引き摺り込まれ、不可思議な夢を攻略することとなります。
 同時進行的にラサよりアンテローゼ大聖堂への『道』を繋ぎ、ファルカウでの戦闘に備えた援軍を整える事が急務となりました。
 深緑にとっての良き隣人たる同盟国『ラサ傭兵商会連合』は嘗てのザントマン事件(熱砂の恋心/幻想種誘拐事件)の一件の事もあり、協力は惜しまぬと宣言をしています。
 準備を整え着実に大樹ファルカウを奪還できるように。

 霊樹の巫女として深くリンクする事でその状況を一心に身へと反映する巫女クエルは『霊樹レテート』に霊樹の力を集める事でイレギュラーズの力になれるはずだと宣言しました。
 そして、観測していた『玲瓏公』はその聖域への路を開きイレギュラーズへと『願望器』として己の力を分け与えることが出来るとも告げました。
 絶望的な状況に陥っていた深緑を救う為の手立ては幾つあっても構いません。出来る限りのパズルのピースを揃えるのです。

 イレギュラーズが魔法道具を探し求めている最中、魔種にも動きがありました。
 魔種ブルーベルと『冠位・色欲』の使い走りをしている魔種リュシアンが魔法道具の奪取を目論んでいたのです。
 その魔法道具の名は『タレイアの心臓
 幼い少女が握りやすいように改造された魔法のスティッキ――それは嘗ては『マナセ・セレーナ・ムーンキー』と呼ばれた勇者の魔法使いが使用していたものと類似した魔法道具。
 茨咎の呪いを打ち払う為に必要不可欠なる『深緑を守りたいと願った』魔法使いの残した最後の足掻き。

 無事、手にすることの出来たイレギュラーズは魔法道具を作動させ、大樹ファルカウへと目指します。
 ですが――そんなイレギュラーズの希望を打ち払うように降り注いだ絶望は……

巨大な竜種の影』でした。

用語・地名

用語

『咎の花』
 嘗て妖精郷に『冬の王』を封じていた宝珠です。クオン=フユツキとブルーベルの画策により奪取され、現在は大樹ファルカウを中心に『茨咎の呪い』を発生する要因となっていました。
 マナセ・セレーナ・ムーンキー曰く『誰でも簡単に使えるけど、その代償がでかい』そうです。
『タレイアの心臓』
『咎の花』の外付け制御装置的役割を担っているマナセ・セレーナ・ムーンキーの『保険』。
 彼女の私用する魔法スティッキにも類似した形をしており、使用者は非常に限定されます。『誰かを救うため』『強い意志』を持っている者だけが使用できるようにと防衛機構も付随しており、イレギュラーズはこの防衛機構を越えてこの魔法道具を確保するに至りました。
 現在はアンテローゼ大聖堂にて、使用されています。
『茨咎の呪い』
 大樹ファルカウを中心に広がっていた封印用の魔法道具『咎の花』を使用した呪いです。
 大樹ファルカウを利用し、冠位魔種『カロン』がコントロールしていましたが、打ち払う為の『タレイアの心臓』がイレギュラーズの手へと渡った為に現在は呪いの効力を発揮していません。
『大樹の嘆き』
 R.O.Oで発生していた『大樹の嘆き』が現実でも発生しています。
 彼らはR.O.O同様に、周囲の全てを破壊せんとする様な行動をとっています。
オルド種』と名乗る大樹の嘆きの上位存在は魔種らと歩を合わせている事もあり、倒すべき存在のようですが……。
『灰の霊樹』
 アンテ・テンプルム。アンテローゼ大聖堂の地下に存在する霊樹の名前です。
 大樹ファルカウと縁が深く、その力により近い存在である為に『茨咎の呪い』を僅かに無効化する力を持つようです。
『灰の霊樹』はアンテローゼ大聖堂の司教達が祈りによってその権能を発揮しているため、非常に限定的な効力しか持ちません。
 この霊樹の存在がアンテローゼ大聖堂の拠点利用を可能にしています。
『霊樹レテート』
 ファルカウに縁が深い古樹レテート。ファルカウに程近い位置に存在し、今代の巫女クエル・チア・レテートが護っています。
 クエルはレテートの相性が良く、レテートの衰えをその身に反映しているために老女の姿をしています。
 レテートとクエルの力を合わせれば、周囲の霊樹の力を借りて『奇跡』の一欠片程度の何らかの影響を及ぼせる可能性があるそうです。
 ……ですが、その場合はレテートは枯れ、クエルは死亡するでしょう。
リオラウテ禁書
 書庫『月英(ユグズ=オルム)』の別館たる禁書庫で発見された禁書です。
 一冊は錬金術に関するもの。
 二冊は大樹の嘆きに関するもの。
 一冊は魔種に関するもので、それぞれ解析が進められています。
 そして最後の一冊は、深緑に古くから精霊伝承でした。
 精霊伝承の書籍には、冬の王に立ち向かうための情報が掲載されており、それによると――嘗ての伝説の勇者は冬の王の『吹雪』を払うために森に火を放ったそうですが……!?

地名

妖精郷
 深緑の古代遺跡より通じている『嘗て』は冬の王が封じられていた妖精郷アルヴィオンの妖精達はイレギュラーズとの協力を求めているようですが……。
アンテローゼ大聖堂
 ファルカウ麓に存在する、大樹へと祈り捧げる信仰の場所です。
 迷い込んだ旅人のケアや、冒険のサポートなどを行っています。また、傷ついた幻想種の保護やその身体ケアも引き受けているそうです。
 管理者は『司教』フランツェル 。あまり知られては居ませんが大聖堂の地下には『灰の霊樹』とその霊樹を中心とした『灰の庭園』が広がっています。
 イレギュラーズはこの場所を拠点とし大樹ファルカウへと進軍しています。
 この地では『タレイアの心臓』を発動させており、イレギュラーズにとっても最も必要な拠点として現在は機能しているようです。
『玲瓏郷』ルシェ=ルメア
 玲瓏郷ルシェ=ルメアは深緑、迷宮森林の奥深く、一般的な空間から隔絶された『異空間』と称するべき次元の狭間に位置する『歪』のような場所です。
 肉体を持つ生命体と、その精神の交わる場所であり、世界自体が非常に高い神秘的適正、魔的素養を帯びています。その為、領域そのものが『遥か美しき願いを届ける願望機』。得るものが得れば利用価値の塊である為、狙う者が居る事は否めないようですが……。
 統治者である玲瓏公ベアトリクスは二体の竜種『フォウ=ルッテ』と『茨紋』と共に静かに暮らしていましたが、訪れたイレギュラーズに協力することを誓いました。
『月英(ユグズ=オルム)』の別館・『禁書庫』
 ドラマ・ゲツク(p3p000172)さんの一族が霊樹の村リオラウテで管理している禁書庫です。
 この地では『魔種に関する書籍』『大樹の嘆きに関する書籍』『精霊伝承に関する書籍』『冬の王に関する書籍』が発見されています。
 ファルカウを包み込む吹雪の檻を撃破する為に必須となった書物でしょう。

登場人物(深緑関連)


『ファルカウの巫女』リュミエ・フル・フォーレ
 大樹ファルカウの巫女。深緑の実質的指導者。予言者とも謳われる。
 クエル・チア・レテートに齎された情報により『眠っている』事は分かるが、現在の消息は不明とも言えるだろう……。

イラストレーター:ゆゆ
『胡蝶の夢』ファレノプシス
 妖精郷アルヴィオンの妖精女王。
 妖精郷をイレギュラーズに救って貰った恩より、彼らを危機溢れる深緑に進ませることには否定的でしたが、現在はイレギュラーズの無事を願い『大迷宮ヘイムダリオン』への立ち入りを許可しています。
 『妖精女王の宿命』により、彼女は妖精郷から出る事は出来ません。
 また、ファレノプシスは全ての妖精に深緑に立ち入るべからず、『妖精の門』を使うべからずとしていましたが、ストレリチア (p3n000129)に関しては見て見ぬ振りをしたようです。


イラストレーター:pico
『虹の精霊』ライエル・クライサー
 グリムアザースの吟遊詩人です。
 妖精伝承に詳しいようですが、中々に食えない性格です。
 かつて『嵐の王』と呼ばれていた大精霊の残滓であり、『冬の王』の弟に相当する存在『でした』。
 勇者アイオン一行に力のほとんどを剥ぎ取られ、長い歳月を経て人間のようになりました。
 そして銀の森の一件、その余波により精霊種(グリムアザース)として『人の内』となることが出来たのです。
 ライエルはイレギュラーズに深く感謝し、その冒険を歌うことを誓っています。

イラストレーター:ノキア
『灰薔薇の司教』フランツェル・ロア・ヘクセンハウス
 アンテローゼ大聖堂の司教。
 アンテローゼ大聖堂の魔女『ヘクセンハウス』を人間種でありながら継いだ幻想貴族です。
 立場ある存在ですが、ローレットが楽しそうと言う理由だけで彼らに協力しています。
 皆さんの拠点(ホーム)となったアンテローゼ大聖堂にて『タレイアの心臓』の発動を行っています。

イラストレーター:シュマ
イルス・フォル・リオーネ
 魔種の研究者である幻想種。フランツェルの旧友です。
 アレクシア・アトリー・アバークロンビー(p3p004630)さんの師匠でもあり、魔術の腕には長けているようですが本人は「戦闘は得意ではない」と戦う事には否定的です。
 フランツェルと共に問題解決に向けて行動しています。
 彼の心配事はアレクシアさんが相対したという彼女の旧知の存在『兄さん』です……。

イラストレーター:L
『レテートの巫女』クエル・チア・レテート
 新道 風牙(p3p005012)さんが耳にした霊樹の巫女です。
 特異な事に霊樹レテートの影響をその身に一身に受け、木々の衰えと共に外見を変化させているそうです。
 ですが、其れだけ『リンク』している事から霊樹の力を束ねて奇跡の一端を起こすことが出来る可能性があるそうですが……

イラストレーター:伊砂
『玲瓏公』ベアトリクス
 『永遠の淑女』とも呼ばれる深緑にひっそりと存在する聖域「玲瓏(れいろう)郷」の守護者たる大精霊。
 リア・クォーツ(p3p004937)さんの実の母です。遥か過去、幻想種と『盟約』を交わし彼らと友の間柄でもありました。
 その『盟約』と本人の『我儘』でイレギュラーズに与することを決めたようですが、玲瓏郷に棲まう茨紋フォウ=ルッテの反応は芳しくありません。

イラストレーター:omu

登場人物(敵勢力:怠惰・深緑関連)

『煉獄篇第四冠怠惰』カロン・アンテノーラ
 原初の魔種の生み出した七罪の大魔種。『怠惰』。  自身が表だって動くことは非ず、怠惰を欲しい儘にした彼はブルーベルや魔種達、大樹の嘆きに全てを任せて転た寝に興じています。
 ファルカウへの進攻が始まろうとも『協力者』に任せておけば全てが丸く収まる、とでも言いたげな様子です。
イラストレーター:ソガ
魔種『ブルーベル』
 ファレノプシスに『妖精が深緑に立ち入らないならばラサへの道を与える』と交渉した魔種です。
 『怠惰の冠位魔種』を主人と慕っており、彼に従って妖精郷から『咎の花』と呼ばれる勇者パーティーの魔法使い『マナセ』が作成し使用した『冬の王の封印』魔法道具を盗み出しました。
 『タレイアの心臓』奪取作戦時に心的に大きく負荷が掛かり、苦悩しています。
 イレギュラーズに対するスタンスは知らない所で勝手に死んでくれ、です。
イラストレーター:小束すま
魔種『リュシアン』
 魔種ブルーベルの幼馴染み。初恋の人で、もう一人の幼馴染み『ジナイーダ』を自身が師事していた『博士』と妖精郷を襲った魔種『タータリクス』によりキマイラへと変貌させられた事が切欠で反転しました。
 現在は『色欲の冠位魔種』の使いっ走りをしています。
 その結果、タータリクスを反転させたり、カムイグラの動乱の切欠ともなった巫女姫を反転させたりと派手に動いている節はあります。
 彼の目的は狂人である『博士』の撃破。其れまでは死ぬわけには鳴らないとイレギュラーズとの直接戦闘を避けているようにも思われます。
イラストレーター:よはち
魔種『ライアム・レッドモンド』
 アレクシア・アトリー・アバークロンビー(p3p004630)さんの憧れた冒険者。『兄さん』。
 幼い頃からアレクシアさんに冒険譚を聞かせていた青年は、深緑を襲った『よくある賊の襲撃』により大切な人を失いました。
 その心を揺らがせたのは『カロン』であり、手駒として上手く使うように『リュシアンの主人』は唆したようです。
 彼は冠位魔種の直属の部下として、深緑へと進軍するイレギュラーズを撃退しようとしています。
 全てはリュミエが国を開いた事に起因しているとでも言いたげな様子で――
イラストレーター:L
クオン・フユツキ
 クロバ・フユツキ(p3p000145)さんの実父であり『冬の王』の力を奪取した張本人。
 剣聖であり、高位の錬金術師です。
 様々な研究や思索を重ねており、上昇志向の塊のような性格を見せていますが、旅人(ウォーカー)でありながら魔種に手を貸す底知れない人物です。きっと恐ろしい目的があるに違いありません。
 盟友とした冬の王から力を借り受け、更なる脅威となりつつあります。

イラストレーター:sima
オルド種『フロース』
 クラリーチェ・カヴァッツァ(p3p000236)さんの故郷に住んでいたとされる『精霊さま』です。
 その正体は大樹の嘆きであり、『感情増幅』『感情伝播』を行う事の出来る特異な能力を有していました。
 その能力によりクラリーチェさんの故郷は滅び、ひとりぼっちになった彼女は「どうして?」と首を傾げ続けます。
 そんな彼女を唆したのは『リュシアンの主人』であり、コントロールを行っているのは『カロン』のようです。
イラストレーター:薬師りぃと
『冬の王』オリオン
 勇者アイオン一行によって封印されていた伝説の大精霊です。
 妖精郷での一件により解き放たれ、行方知れずとなっていました。
 イレギュラーズとの邂逅し、オリオンと名付けられました。
 オリオンは奇妙な幼さを見せ、お菓子を食べたり、手渡されたぬいぐるみを吸うなどの行動を見せました。
 またイレギュラーズのことを『友』と呼びます。
 クオン=フユツキと協力関係にあり、つまりは敵方に与しているはずなのですが――?

イラストレーター:ノキア
イヴァーノ・ウォルター
 怠惰の魔種。
 恋人であるエリーザ・ベルトリーニを水晶の中に閉じ込めている模様です。

『リュミエが森を開いたから……』
 盗賊達がイヴァーノの村を襲い、家族や恋人を殺したことをリュミエのせいだと思っています。
 死の間際にクリスタルの中へ大切な人達を閉じ込めて、幸せな夢を見せています。
 希望に縋った青年は、魔に堕ちて段々と壊れて行ってしまいます。

イラストレーター:紺屋サキチ
『常夜の王子』ゲーラス
 王子様みたいに優雅に振る舞う古代の呪物です。
 はるか昔は勇者王時代、冬の王に破壊された霊樹集落群にひとりの美少女精霊使いが着用していました。
 妹の呪物師ソミィによって鎧が制作され、動力源として『夜の王』という精霊の残滓が使用されています。
 利用目的は集落群が壊滅し住民が全滅してしまう前に、予め彼らの霊魂だけを回収し永き時にわたり保存・保護するというものでした。
 その計画は成功しましたが、此度茨の呪いが深緑全土を覆ったことで副次的に鎧だけが復活。自律して体内に保管した霊魂や眠った人々の霊魂を守るべく『常夜の王子』ゲーラスとして行動を始めました。

 『常夜の王子』ゲーラスは精霊によってプログラムされたAIのような存在です。
 彼の目的は深緑民の霊魂に対する確保、収容、そして保護です。
 強力な戦闘能力によって霊魂を次々に確保し、己の鎧の中に収容。そして一部の霊魂を用いた呪物や呪霊を展開することで外敵から保護します。
 大量の霊魂を確保した彼は一体で一軍に匹敵し、彼の主観からみて『外敵』である妖精やイレギュラーズをファルカウから排除しようと戦っています。
 彼の鎧のなかで眠る美少女精霊使いの霊魂を解放することで、この暴走は止められるのでは……と思われます。

イラストレーター:シガラミ
『大樹の血脈』クェイス
 大樹の嘆き上位種『オルド種』の一人であり、ファルカウから生まれている存在です。
 しかし大樹ファルカウのみを神聖視し、それ以外の存在を拒絶するかのような過激な性質を宿しています。
 その排他主義はファルカウに住まう幻想種も同様であり、むしろファルカウに住まう者達を「叡智を貪るシロアリ共」と呼ぶなど、決して友好的な存在ではありません。なにがしかの理由により魔種陣営――つまりはカロン――に協力する態勢を見せている様です。
イラストレーター:玻楼兎
『炎の嘆き』シェーム
 大樹の嘆き上位種『オルド種』の一人であり、ファルカウから生まれている存在です。
 ファルカウより生まれた彼は、幻想種をこよなく愛しており、とくに強き勇者が生まれる事を望んでいます。
 『強き者のみを選別し、弱者を排斥する』と語っていましたが、結局はそれも、自身を悪役(ヒール)とすることで、幻想種やイレギュラーズ達の結束を図ってのことだったようです。
 現在は、魔種陣営――カロンに与しつつ、イレギュラーズ達が自分たちを打ち倒すほどの力と奇跡を発揮することを願い、『試し』を続けています。
 もし、イレギュラーズ達がその力を見せることができなければ――彼は深緑の幻想種を守るためにカロンに屈し、世界の滅びの時まで、幻想種たちを揺り籠の中で眠らせることを願うでしょう。
イラストレーター:桐生

登場人物(敵勢力:暴食・竜種)

『煉獄篇第六冠暴食』 ベルゼー・グラトニオス
 原初の魔種の生み出した七罪の大魔種。『暴食』。
 その存在とは相反して本人の気質は穏やかそのもので、覇竜領域に存在する亜竜集落に古くから関わっているそうです。
 留守にすることが多く、亜竜種達は里長やその代行しか逢った事の無い存在です。
『フリアノン』里長である珱・琉珂の父代わりであり『オジサマ』として慕われていました。
 竜種を育てる事の出来る特異な性質を有し、竜種を従えています。
 亜竜種達を大切にする余り、自身の担当エリアである『覇竜領域』を襲うことを躊躇い、R.O.Oの一件で恐慌状態であった『練達』へと竜を差し向けました。
 現在も覇竜領域から目を背けているために、カロンとの協力体制にあるようです。
イラストレーター:キリタチ
『怪竜』ジャバーウォック
 ベルゼーが拾い育てた竜種。非常に奇怪な外見をしていますが、ベルゼーに対しては忠誠心を絶やしません。
 『練達』へと襲い征き、イレギュラーズの幾つかの奇跡を含めた反撃により撃退されました。
 手負いとなったジャバーウォックは深緑に姿を隠していたようですが……。
イラストレーター:烏墨コウ
『蒼穹なる』メテオスラーク
 人間の尺度からすれば対軍、超巨体と呼んで良い青い竜種。
 高い知性を持ち、どちらかと言えば慎重派ですが、『興が乗る』と本来の闘争心の高い気質が表に現れます。
 誇り高い竜であり、強きものを好みます。
 大昔『暴風』なる勇者と相対し、彼を気に入ったからだそうな。

イラストレーター:
『薄明竜』クワルバルツ
 重力を操る権能を有している竜です。
 非常に高圧的な言動が多く『竜』という個体として在りの儘に振舞っている様に感じられます。
 練達での戦闘の際、イレギュラーズの作戦行動による発電所の爆破などにより少なからぬ傷を負っている筈ですが……?
 人間形態としては成人女性の様な肉体を持ち、行動する事が可能な様です。

イラストレーター:たぢまよしかづ
『金嶺竜』アウラスカルト
 交戦開始と同時に、竜型へ変化します。  大きさは頭から尻尾まで20メートルほど。二百五十歳程度。竜としては若く小型です。
 人語を解し、極めて高位の魔術を無詠唱で行使します。
 おごり高ぶったタイプです。いえ、でした。過去は。
 誇り高いといえば誇り高いのですが、残虐かつ狡猾な性格……のはずです。
 自身は絶対的な強者であると考えており、人類のことは完全に舐めていました。
 あの日、イレギュラーズと戦うまでは……。

イラストレーター:あきやま菜摘
『白翼竜』フェザークレス
 八対の光の比翼を持つドラゴン(少年竜)です。
 人の姿を取る時は可愛らしい一対の光翼を生やしています。
 ジャバウォクと共に練達へ来襲し、おしり(逆鱗)を穿たれ逃げ帰りました。
 今回は傷が癒えていないので高みの見物をしているようです。

イラストレーター:冬在
『地竜』ザビアボロス
 年若い小型の竜であり、自身を『若輩』と称する竜です。
 とはいうものの、その心中には竜種としての傲慢さが存在しないわけではありません。
 練達戦では、戦闘経験の不足さと、人間を軽く見ていた為、手痛い反撃を受けて撤退。
 深緑での事件では、『焔の嘆き』シェームの館に滞留し、人間についての観察を行っていました。
 あくまで観察者のつもりでしたが、群長であるベルゼ―の指示に従い、この度イレギュラーズ達の前に姿を現します。
 なお、人間態の時は自身をザビーネと名乗っていますが、これは一種の気まぐれなのかもしれません。

イラストレーター:稲咲

登場人物(参考:勇者パーティー)

勇者アイオン
 幻想の建国王である勇者王アイオンその人。
 遙か昔に世界各地を冒険し、勇者と呼ばれた人物である。
 後に幻想王国レガド・イルシオンとなる地では、豪族同士の諍いを調停したが、裏切りにより失敗。結局、戦によって平和をもたらした。
 幻想の王となった後にも、果ての迷宮へ挑み続け、迷宮直上に出来た街は幻想王都メフ・メフィートとなった。

イラストレーター:たけのこたろー
『魔法使い』マナセ・セレーナ・ムーンキー
 勇者アイオンのパーティーメンバー。
 幼い頃から魔術の天才と謳われていたが力の制御が苦手で腫れ物扱いを受けていた所をアイオンによって拾われた。
 自称『村娘Aから華麗に天才美少女魔法使いへステップアップ!シンデレラガール』
 非常に天真爛漫であり、深緑や妖精郷では幼く明るい彼女の逸話が面白おかしく語られることもあるそうだ。
 アイオンやフィナリィ、パーティーメンバーを慕っており彼らのためならばと努力を惜しまない一面もある。
 彼女が『冬の王』を封じる為に作成したの宝珠こそが『咎の花』であり、その制御装置として作成していたのが『タレイアの心臓』である。

イラストレーター:橘知怜
『白銀花の巫女』フィナリィ・ロンドベル
 勇者アイオンのパーティーメンバー。
 嘗ての幻想にて、巨人へと怨念を移したフレイス姫を永久封印するため、可能性の奇跡――パンドラ・パーティー・プロジェクトを顕現させ、代償として命を落とす。
リーグルの唄)
 現在、シフォリィ・シリア・アルテロンド(p3p000174)は、たびたびフィナリィ視点での夢を見る。
 ……容姿も性格も、まるで他人とは思えない。

イラストレーター: 笹雪

これまでのイベント[TOPLOG]

シナリオ一覧

難易度シナリオ名GM予約〆切時間と備考
<タレイアの心臓>竜獄の大樹夏あかね――
<タレイアの心臓>Die Tür in den Sommerpipi――
<タレイアの心臓>炎の嘆き、怨毒の竜嬢洗井落雲――
<タレイアの心臓>Nous sommes nos choix茶零四――
<タレイアの心臓>夜をこえてゆけ黒筆墨汁――
<タレイアの心臓>Teller of MeteoYAMIDEITEI――
<タレイアの心臓>クリスタルに揺蕩うもみじ21:30
<タレイアの心臓>フェニカラム・ヴァルガーレ夏あかね21:30
<タレイアの心臓>理想と思想の暴発、迷妄と憎悪の落日洗井落雲21:30
<タレイアの心臓>万華鏡に恋をして透明空気21:30
<タレイアの心臓>灰釉に消ゆ壱花21:30
<タレイアの心臓>百合花の魔女春野紅葉22:00
<タレイアの心臓>茨の揺り籠22:00
<タレイアの心臓>気まぐれな妖精に鎖をなちゅい22:00
<タレイアの心臓>ふりかえってはいけなかったの赤白みどり22:00
<タレイアの心臓>恋語る道は暗澹冥濛ふみの22:30
<タレイアの心臓>雨と嘆き22:30
<タレイアの心臓>楽園にて奇古譚22:30
<タレイアの心臓>故郷を目指して春野紅葉22:30
<タレイアの心臓>純白の常夜で君の手を取るふみの23:00
<タレイアの心臓>ファルカウへの道を拓け天野ハザマ23:00
<タレイアの心臓>タランテラ赤い靴を履いて布川23:00
<タレイアの心臓>飽くることなき貪食の春野紅葉23:00
<タレイアの心臓>眠れる獅子王。或いは、全ての止まった王の室…。病み月23:30
<タレイアの心臓> 分厚い壁を突きうがち、できれば囚われの乙女を救え!田奈アガサ23:30
<タレイアの心臓>母なる地の陰で緋月燕23:30

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