PandoraPartyProject

境界渡航準備
介入手続きを行ないます。
存在固定値を検出。
――イレギュラーズ、検出完了。
世界値を入力してください。
――当該世界です。
介入可能域を測定。
――介入可能です。
発生確率を固定。
宿命率を固定。
存在情報の流入を開始。
――介入完了。
Rapid Origin Onlineへようこそ。今よりここはあなたの世界です。
R.O.Oには『電脳廃棄都市ORphan(Other R.O.O phantom)』と呼ばれる廃棄領域が存在している。
それは本来廃棄されるはずであったデータが積み重なって出来上がった巨大なバグの集合体。エラー領域そのものだ。
その内部より『境界<ロストシティ>』へと移行する事が出来たという。
それは混沌世界をR.O.Oが取り込んだ際に同時に『解明されていない土地(果ての迷宮)』を取り込んだことによってデータ欠損、不足データが発生し正常な実装が出来ずに廃棄されたものだ。つまりは、ライブノベル等の異世界のデータが不安定な状態(エラーコード)で顕現していることとなる。
「勿論、そこまでは理解していた。だからこそ、興味深くもあった。
R.O.Oから覗き見る境界<ロストシティ>が現実世界にリンクする理由を知りたかったが……混沌が上位世界に位置する都合、異世界を呑み喰らっているとはな」
「果てまで向かったって、どうなっているか分からない。世界が丸いのかも、平面で、滝のように流れ落ちているのかも」
回言 世界(p3p007315)の傍らで、クレカ(p3n000118)は表情も変えずにそう言った。一説に寄れば混沌とは変革拡大し続けて居るらしい。それが、急接近する異世界を『吸収』しているから、と言われれば納得も出来よう。
「ジェーン・ドゥ……『物語の娘』の故郷であった世界も混沌によって取り込まれ消滅したと聞いています。
今回、私達が向かった先――境界<ロストシティ>もまた、世界が食い散らかされる一歩手前だったのでしょう」
目を伏せるドラマ・ゲツク(p3p000172)は佐伯操から預ったデータ媒体を手にしていた。ORphanからの異界渡航を経て、その地に顕現した『ほしのまもの』と呼ばれた上位存在を封じ込めたデータがドラマの手の内にある。彼女にとって、作り出されたもう一人の自分(パラディーゾ)が命を散らしてまでも手にした成果だ。
「……ビブリオフォリアのデータの欠片も入っています」
「大事にする。ビブリオフォリアのデータをさっきみたら、『行くべき世界』が記されてた、から」
クレカは時代遡行装置アーカーシャの前へと立った。
『ほしのまもの』を咀嚼し、自らの糧にしようとしたという二体の『邪神』の内、邪神と名乗って居た少女はその姿を掻き消えさせた。
だが、ルル・シャドウと名乗って居た彼女は邪神の為にと自らのデータを『ほしのまもの』に書き変えさせ、封印に一役買ったのだという。
最近はルルと名乗る奴が多すぎて妙な気分だと唇を尖らせる夢見・ルル家(p3p000016)。聖女ルルと言い、ルル・シャドウと言い、風評被害だ。本人は朗らかで優しい美少女なのに――
「どうしましたか?」
「いーえ!」
不思議そうな表情を見せるリンディス=クァドラータ(p3p007979)にルル家はにんまりと微笑んだ。
「そのデータってヴィオちゃ――邪神は入ってないんですよね?」
「分からない。もしかすると欠片があって……『ここから異世界を覗くとき』に流入するかも」
クレカがデータを弄っている背中を眺めながらヴァイオレット・ホロウウォーカー(p3p007470)の指先がぴくり、と動いた。
「……その邪神はワタクシの『元いた世界』に介入する可能性は?」
「無くなる。私が制御するから」
その為に境界図書館で過ごしてきたのだとクレカは力強く言った。異世界へと影響を与えれば近付きすぎた世界が消滅する可能性もある。
正しく神の所業だ。気付かぬうちに世界は融合し、跡形もなく消え去ってしまうのだ。――けれど、必ず世界が飲み込まれる前に『その世界は滅びに向かう』
「次に覗く世界も、滅びに向かうのでしょう?」
リンディスの問い掛けにクレカは頷いた。ただ、それ故にイレギュラーズという存在を混沌に深く縛り付け安全な境界渡航(ロストダイブ)を行なわねばならない。
境界名声――いや、『境界深度』が高まっている今ならば境界図書館とより強く結びつきを作れるだろうが……クレカにも確証はなかった。
「ちゃんと、異世界に渡れるように準備しておく」
安全が確立されてからでも遅くはないはずだ。『向こう側』の状態は覗き見ることが出来ていた。
「……夏祭り……水着とか、浴衣を着て、楽しい時期……それを越えた位なら、たぶん、準備出来る。
行く場所は『現実ではない』よ。『あったかもしれない可能性』で……ええと、例えるなら……」
「IF(もしも)か」
世界にクレカは頷いた。
――もしも、『●●●』であったならば。
そんないくつもの『IF(もしも)』が蓄積され作り上げられた異界。本来ならば分かたれる訳のなかった世界。それは『混沌と似通っているが故に、此方に影響を及ぼす可能性がある』という。
「……私、あの世界に見覚えがある。
本当は、混沌にも見覚えがあったし、アーカーシュにも馴染みがあった。
何でだろうなって、思ってたけど、応えはそこにあったのかも――」
パラディーゾ・ビブリオフォリアが示した『行くべき異世界』
それは――
プーレルジールの野は何もないまっさらな地だ。程近くに棲まう豪族クラウディウス氏族による統治を受けた美しい高原である。
スラン・ロウへと散歩に出掛けることが『彼』は好きだった。剣術の稽古のために木で出来たなまくらを担いで走って行くのだ。
晴れた日は美しい若草が心地良く、雨の日は蛙たちの合唱が聞こえてくる。
「アイオン」
振り向いた『彼』は「フィナリィ」と背後に立っていた幻想種の娘を呼んだ。
「あーー! 居た! 本当に勝手に居なくなるんだからっ!
折角買った串焼き、冷めちゃうから食べちゃったんだからね。アイオンが居ないから悪いのよ」
「……食いしん坊だっただけじゃないのか?」
「む、むきーっ!? そんな訳ないわよ! フェネストが良いって言ってたんだから。
もう少し先の高原にオルドネウムが来るんでしょう?
早く荷を積んで欲しいってハイペリオンも困ってたわ」
外方を向いた『魔法使い』に青年は肩を竦める。
「……行きましょう、アイオン」
それは――『勇者』が『魔王』を倒せなかった『IFの世界線』
似通っているが故に、現実世界に漏れ出してきてしまう『いにしえのまもの』のお話。
「……アイオン」
呟いてからクレカは映像を映し出していた時代遡行装置アーカーシャから手を離した。
――もしかしたら、『私は彼を知っていたのかもしれない』
※R.O.Oのエラー領域『ORphan』での事件が終結しました。
境界図書館から行なう異界渡航の準備を始めたようです――
※<月だけが見ている>の決戦に勝利しました!
※烙印状態が解除されました。
※烙印の後遺症には個人差があることが判明しました 。
※海洋王国方面にも『帳』が降り始めたようです! 神の国に渡り対抗しましょう――!
※天義騎士団が『黒衣』を纏い、神の代理人として活動を開始するようです――!
(特設ページ内で騎士団制服が公開されました。イレギュラーズも『黒衣』を着用してみましょう!)
これまでの覇竜編|ラサ(紅血晶)編|シビュラの託宣(天義編)
トピックス
トピックス
みんな大好きイレギュラーズクイズの時間よ!
よくカレーに隠し味を入れるでしょう? あれは五味の不足分を補うために入れているものが多いのよ。
カレーなら辛味、塩味、旨味は当然あるのだけど。甘味や苦味というのは不足するわ。チョコレート等はそれを補うために入れるわけ。みんなも料理をする時に五味の何が欠けてるかを意識すると良いかもね。
Q:ROOの闘技場に参加しても混沌側に経験値は入る? Y/N
今朝は何を食べたかしら?
たまにはフルーツとかいかがかしら、フルーツは甘くておいしいだけではなくその多くは普段の食事では不足しがちな栄養も良く含んでいるのだわ。
今日も一日を有意義に過ごせそうかしら?
有意義な一日は良い朝から。
少し早起きしてのんびり朝食を食べて、落ち着いた気持で一日を始めましょう。
朝に慌ててしまうと、暫くその焦った気持ちを引きずってしまうのだわよ。
そう言うのって準備させてくれる時間がそもそも無いかもですよね。
特にダラダラ話してるだけのつもりではあるから気にしないで大丈夫だよ。
<月だけが見ている>の一部シナリオの公開日変更につきまして
<月だけが見ている>一部のシナリオにつきまして、運営都合上の理由により、公開日を延長させて頂きます。
・<月だけが見ている>決戦シナリオ
・<月だけが見ている>EXシナリオ
お客様にはご迷惑をおかけし申し訳ありませんが、公開まで今暫くお待ちいただけますと幸いです。
以上、よろしくお願いします。
サポート推薦機能、NPCのサポート参加につきまして
本日、以下の機能が追加されました。
・サポート枠が解放されているシナリオである場合、サポート推薦出来る機能の追加
・サポート枠が解放されているシナリオである場合、NPCがサポート参加可能な機能の追加(PCがNPCをサポート推薦も可能)
つきまして、今後のシナリオにてNPCがサポート枠として同行している場合があります。
また、シナリオでNPCが最初からサポート枠として同行している場合もあります。なお同行している場合、NPCのシナリオ履歴に参加履歴が表示されます。
以上、よろしくお願いします。
レベルキャップ開放につきまして
本日、レベルキャップを解放し、獲得経験値増加を行いました。
・レベルキャップを87→88に上昇しました。
・闘技場レベルアップ可能レベルを84→85に上昇しました。
・基礎獲得経験値を5000→5100に上昇しました。
・R.O.Oには変更はありません。
以上、宜しくお願いいたします。
機能追加につきまして
本日、以下の機能が追加されました。
・プレイング投稿時「重症、烙印」などの状態である場合、表記される機能(プレイング最終投稿確認画面においても、その当時に「重症、烙印」状態であった場合、表示が記録されます)
以上、よろしくお願いします。
能登地方の地震につきまして
本日、能登地方を中心とした一帯において強い地震が発生しました。
本件に纏わる事情でゲームプレイやクリエイター活動に支障をきたす場合は運営までご連絡下さい。
可能な範囲で弾力的対応を行いますので、くれぐれも身の安全や生活等の事情を最優先して頂くようお願いいたします。
以上、宜しくお願いいたします。
機能実装につきまして
本日、以下の機能が実装されました。
・「イクリプス全身図」「反転全身図」に「関係者イラスト」と同様の詳細記述機能を追加。
・「第二参照画像」機能の実装。
「第二参照画像」とはイラスト発注時に指定できる、基礎となる参照画像以外に、参考としてもう一件だけイラストを指定できるシステムです。
本来参照画像として指定出来ない「アイテムアイコン」や「イクリプス全身図」「反転全身図」「おまけイラスト」、更には「他PCのイラスト」といったイラストも、第二参照画像であれば指定出来るようになっております。(他者の非公開イラストは指定できません)
第二参照画像を指定する際にはID指定が必要です。IDとはイラスト画像URLの「https://rev1.reversion.jp/illust/illust/●●」←こちらの最後の数字がIDです。
詳細はアトリエルールも更新されておりますので、ご覧ください。
以上、よろしくお願いします。
新イラスト商品「イクリプス全身図」の実装につきまして
本日、以下の商品が実装されました。
・「イクリプス全身図」の実装
キャラクターの『もしも』の全身を描画した全身画像です。それは貴方の全力を出した姿だったり、或いは何かしらの病に犯された特異な姿だったりするかもしれません。そういった姿を想定して発注が可能です。
基本的には反転全身図と似ていますが、本商品は「旅人(ウォーカー)」も発注可能です。
詳細はマニュアルもご覧ください。
以上、よろしくお願いします。
レベルキャップ開放につきまして
本日、レベルキャップを解放し、獲得経験値増加を行いました。
・レベルキャップを85→87に上昇しました。
・闘技場レベルアップ可能レベルを82→84に上昇しました。
・基礎獲得経験値を4800→5000に上昇しました。
・R.O.Oには変更はありません。
以上、宜しくお願いいたします。
あの子は通るのかな??