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公認設定一覧

エルス・ティーネが公開している公認設定の一覧です。


吸血鬼(全員に公開)
元世界『宵闇』にて君臨していた吸血鬼の始祖種の生き残り。一年に数度吸血衝動に襲われるが、義妹からの呪いで血液嫌悪症に陥り、血を酷く嫌悪する事に。満月の日は特に吸血欲が酷くなり苦しいが、この頃理性を保てている。(104文字)

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設定中年齢(全員に公開)
見かけに反し1500は既に生きている長寿種。(22文字)

性格(全員に公開)
初めはクールを装っていたが最近皮が剥がれてただの素直な乙女と化す。本人は認めたがらないツンデレ。(48文字)

過去・思想概念(全員に公開)
 SS「断崖」にて過去が語られる。実父を亡くし実父を殺めた義父からの愛は義妹へのみ注がれ、自身は城の奥底の部屋で千年近くを過ごしていた。が、義妹の成人を迎えた際、義妹を次期国王とする宣言を受け、自身が王となれると過信していたエルスは憤怒し吸血鬼を滅びへと堕とす。この大罪が許されるはずがないと弱点である血の塊で出来たナイフで自殺を試み自ら崖から落ちた。……それと同時にこの混沌へと召喚される。

 上記の経緯から根本的な概念は「諦念」や「自己不信」のそれ。マイナス思考ではないものの、自分を評価する言葉に「そんな事はない」と返しがちである。現在は「周りの方々の為にも自信を持たないと」と思い始めてはいる。
(300文字)

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呪縛(全員に公開)
 リリスティーネから受けた『呪い』は大きく三つ。

・血液嫌悪症
・氷の吸血鬼としての力の消失
・????

 三つ目は呪いと言うよりも数百と密かに飲まされ続けた『毒』の効力によるものである。これは『エルスだからこそ』体内で蓄積される事になってしまう。これにより引き起こった症状で破滅の道を歩む事になったのだが……

 エルス自身、この事実にまだ気づいてはいない。
(174文字)

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刺客(全員に公開)
 それは、ラサを『国』にする為に
 それは、ラサの『王』にする為に
 それは──



 最初は一匹の狼がその手を取った。
 細くて強く握ったら簡単に折れそうな綺麗な白い手。弱そうなヒトなのに、"彼女"は不敵に笑っていたんだ。

「あなた、リリの臣下になりなさい。
 そうすれば王の騎士としての名誉が与えられます」

 ──Lillistine。
 それが我が王の名──。

 ラサ国境付近でMOON CHILDという子どもばかりの武装集団が問題視されていた事は、もう随分前の話になりかけていた。それはあれから何の手がかりも得られずにいる為だ。
 それでも血眼になってでもほんの僅かな手がかりでも欲しいエルスは今日もラサを駆け巡る。
(300文字)

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各国への印象(全員に公開)
◆幻想
 勇者総選挙でかなり低下中。貴族間のアレソレが苦手。

◆鉄帝
 お母様がいる国。
 武力が中心なのだろうが、一応話の通じる皇帝だと知り普通ぐらいの印象に。

◆天義
 神様を心底信じていないので、幻想的な御国と思っている。

◆練達
 なんかいつも酷い目に遭うの。

◆海洋
 レアータがいた国。友の領地もある為時々訪れる事はある。

◆傭兵
 忠誠を誓い、この身を捧げる気持ち。

◆深緑
 似た感覚の方が多い印象。(同じ長寿種の為)

◆豊穣
 宵闇と言ったダークファンタジーな世界から来たエルスにとっては、これこそがファンタジーのような国。和服やお茶への興味は強い。

◆覇竜
 いつか行ってみたい。
 ライノファイザの事が知りたいのだ。
(300文字)
羞恥心(全員に公開)
 エルスの羞恥心は一般人より少々ズレている。例えば風でスカートが靡きパンツが見えてしまっても、例えば下着でモデル撮影をしたいと言われても、彼女は大騒ぎする周囲に反して不思議そうな顔をする。バニーやメイド等のコスプレ、露出度の多い衣装を着ても「これの何がいいの?」とやはり不思議そうな表情を浮かべる。これは元の世界での種族的な概念問題になり、本来エルスが属する吸血鬼族は、長寿種故に番う事が非常に珍しくそう言った知識に疎い。なれば彼女には羞恥心がないのか? と思ってみれば、実は可愛い衣装(魔法少女やアイドル衣装)が苦手で恥ずかしそうにしていたり、特定人物の前では肌を晒す事は苦手らしい。変な女である。(300文字)

恐怖対象:情報H(全員に公開)
 一度ならず二度までもあのような災難に遭うだなんて、有り得ない! 有り得ない! 有り得ない!! 一度目は服を溶かされ混沌に来てから初めて泣かされ映像にまで収められ、それがあの方にいき渡ると言う究極的屈辱を味わってしまった。二度目なんて無いでしょ、だってこう言う仕事縁はないから! そう思っていた頃もありました(遠い目)一度目よりは巻き込まれた雌犬がいる分多少、本当に多少気が楽だったものの、結局酷く泣かされた。もうこんな仕事はしたくない。それは『トラウマ』と明言しても大袈裟ではないだろう。……だと言うのに何故だろうか、彼女にとっての『生贄』が存在しうる限り、その生物が居る依頼に引き込まれるらしい。(300文字)

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(全員に公開)
 彼女には意外な一面がある。それは『髪フェチ』である事。その証拠にエルス自身の髪も自ら念入りに手入れされているとの事。髪に関する依頼ならどんな依頼でも積極的らしい……それはラサの商人家の娘ココの件で見て解ると思われる。サロンを開く腕前かはともかくとして、エルスは人の髪に触れる事に喜びを見出している。それは元の世界からそうだったのだが、これまでは気味悪がられていた為こちらの世界でも暫く隠していた。依頼を通して彼女は「もう……隠さなくて良いわよ、ね?」と今後も積極的に髪依頼に向かうようだ。それはそれとして好みの髪は赤い長髪らしい。つまりは自分の満月の時の髪も本当は好きなのだ。と、彼女は目を逸らす。(300文字)

名前(全員に公開)
シナリオ「Curiosity killed the cat」で実の母であるElias・Tine・Meissenと再会し、元の世界から欠けていた記憶が全て蘇った事により2020/07/30にErstine Winstein→エルス・ティーネへ改名した。(125文字)

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R.O.O(全員に公開)
 アバターを考えている時にうっかり。……そう、うっかり『あなた』の事を考えてしまったばかりに。
 あの赤髪の悪い男の面影が見えてしまうなんて……絶対にバレる訳にはいかないのだ。
 だから、ラサでこの話は禁句なのよ!
(105文字)
芸能(全員に公開)
 特異運命座標としての仕事として、特異運命座標の仕事として(大事な事なので二回記載)、モデルやアイドルと言った広告塔のような仕事をこなす一幕も。中でも「ザ・ラサビジョン」は男々するラサにひと風吹かせられたのではないかと語っているらしいのはラサのメディア王(自称)ことドクモト・RE・マクリャーレ氏。その後もゴル・ザフラ氏等にも目をつけられ、ローレットから来た彼らからの依頼は「ラサの為……」と少しずつこなしてはいる。それでも歌に関しての仕事はモデルや踊りよりは積極的ではあり、モデルも海洋の海に沈んだレアータへの思いを馳せて真摯な気持ちになれた。が、魔法少女等の可愛い衣装を身に纏う仕事は苦手との事。(300文字)

設定中ラサ(全員に公開)
ラサを拠点として活動。ラサの各代表方には様付け敬語。特に赤犬ディルクへは好意を寄せ、その隣に立てるよう日々精進している。(60文字)

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領地「ティーネ」(全員に公開)
 ティーネ領クレシェンテ地区の役所(兼自宅)内で経営している喫茶店『砂都茶店Mughamara』。練達化学を取り入れたらしいマジア地区での食糧改革の品目の一つである茶葉を使用し紅茶をメインに提供。特異運命座標としての活動がある為、時間が空いた時での営業になるがそんな少ない時間でもラサの有名人が経営する喫茶店との事で客足は途絶えないらしい。最近では要望されたリュンヌ地区の特産品である地酒『砂華』も提供し、老若男女問わず足を運ぶと領民談。ヘーレ地区の竜伝説(設定委託:ヘーレの砂鱗)を子供達に読み聞かせながら、エルスは今日も開店の鈴を鳴らす。

 ……そんな喫茶店では極々たまに、赤犬の姿を見かけると噂。
(300文字)

リリスティーネ(全員に公開)
 絶対的憎悪対象。1000年もの間、義父の愛を受け続け我儘姫と成れ果てた悪魔。エルスの事を「アレ」「玩具」「人形」等と名前は疎か姉とすら呼ばない義妹。元の世界での死の間際、義父が目の前で殺されても何食わぬ顔でエルスを見ていた冷徹。それどころか死の直前、心の蔵を貫かれた際すらも薄らと笑っていた。元の世界では彼女の心を最後まで読み取る事が出来なかった。エルス自身が召喚されて暫く後、彼女もまた混沌に来ている事を知る。しかし彼女はまた人の命を弄ぶような事をしていた。彼女には憎悪の他呪いの件もあり早く仕留めなくてはいけないと心の片隅で思いを馳せながら、配下の一人と接触してからはその足取りを掴めずにいる。(300文字)

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両親(全員に公開)
 エルスの両親は当然吸血鬼。だが実は唯一無二の始祖種の父と吸血鬼と氷のドラゴンの混血種の母の元に生まれた子供。
 一見するとクォーターになるが、始祖種として生まれる事が出来たのは一重に両親の『大恋愛』の末。それまでは始祖は周りに勧められるがまま所謂側室等を設けて始祖種を増やすべく子供を授かっていたが、始祖種が生まれる事はなくエルスが初めての事例だったと言う。
 身分差もあったが始祖種の圧倒的な威圧力によるものか、または始祖種を産めた功績か反対者は少なく母は王妃へと迎え入れられた。

 エルスが幼い頃に父を亡くし、また召喚により母と疎遠になった為、彼女はこの事実を知らないし母の事も始祖種だと思っている。
(300文字)

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レアータ(全員に公開)
 彼女が海岸で拾った雑誌「ザ・ラサビジョン」で特集された特異運命座標企画の記事にエルスがいた。彼女は一目で素敵なモデルだとエルスに憧れ、何度も何度もそのページを開いた。そしてある時海洋の外へ出るべく決意しラサへ向かう道中で人魚の奴隷商の元に捕まる。嗚呼、Erstine様だったならもっと上手く出来てたわ。私はどうしていつも。レアータが檻の中で絶望していたところ、とある『声』が聞こえた。そうして多くの運命が入り乱れ嫉妬の魔種へと呼ばれた彼女だったが、エルスへの憧憬はきっと本物で、きっと何とも言い表せられない程に焦がれる人だった。

 没後も彼女からのファンレターは、今も宝物のように大事にしまっている。
(300文字)

ウィズィ(全員に公開)
 ウィズィと親しく呼び捨てる数少ない友人。彼女は親友で、それで居てエルスにとっての英雄譚<ヒーロー>なのである。
 どんな時でも彼女は駆けつけてくれる。どんなに心細くても、どんなに強敵に囲まれていても……貴女は、来てくれる。エルスは彼女をそう信じている。他の誰よりも。
 恋とか愛とか、そんな事ではなくて……海洋でどんな荒波が襲っても立ち向かう彼女の姿は、紛う事なき英雄だった。でもそれだけではない。彼女はエルスが酷く嫌っていた満月の赤髪すらも『綺麗』と言ってくれたから。宵闇で砕け散っていた心を救ったのは、紛れもなく貴女なのだ。
 だから、今度は



 ──私が、貴女を支えるわ。



 エルスはそう綺麗に微笑んだ。
(300文字)

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アイラ(全員に公開)
 いつも後ろをついて来てくれる妹のような、けれど一歩幸せを先をゆく姿が少し羨ましいと感じている。最初は精細でどこか危ういものを感じていたが、その心は強かで譲れないものをちゃんと胸のうちに秘めている可愛い子。「てふ、舞ふは想ひいろ」後はアイラと呼び親しげに絆を紡いでいる。暑さが苦手だと言っていたのにラサに来てくれる彼女に苦笑する心の底では、わざわざ来てくれるその姿が嬉しくてエルスはついアイスティーをサービスしてしまうようだ。喫茶店に来ては旦那の事を話す彼女を微笑ましく見守るのが最早日常のようで。普段微笑ましく思われている分、自身も微笑ましく思ってもいいでしょ? と少し意地悪な微笑が見え隠れする。(300文字)

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ディルク様Ⅰ(全員に公開)
 SS「羊と狼」にて語られる。エルスは召喚されてまだ間もない頃、赤犬の群れの屋敷へ乗り込み入団したいと志願する。が、その当時まだまだ特異運命座標としては新人も同然のひよっこだった為に、赤犬の群れの団員達には酷くからかわれていた。だがディルクだけは彼女の言葉を聞き、そして「実際、そいつ等の言った事も案外間違っちゃいないのさ。俺の戦い方は、ついてこれねぇ奴の面倒を見るに向いてない。そういう流儀なのさ」と返されるが同時に「無理じゃなくてもまだ早い」とも返す。その言葉を聞いたエルスは団員達にからかわれて泣きそうになっていた心を奮い立たせ「私、諦めませんから!」と赤犬の群れ入団の目標を固く強く決意する。(300文字)

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ディルク様Ⅱ(全員に公開)
 長らくの間「これは尊敬!」と初恋を認めず不器用に意地を張っていたが、シナリオ「<FarbeReise>慕情喧嘩は赤犬も食わない……?」で一方的にライバル認定してきたレッド・ドッグの存在により少し心情が変わってくる。そうだ、あの方の周りにはいつも女性がたくさんいる。だから、そう……いつまでもウジウジしては……『誰かに取られてしまう』なんて感情が芽生え始める。彼の感情は彼のものであるとキツく自分に言い聞かせているものの、心底では心を酷く燃やす純な乙女。不器用なくせに思いっきりはいいようで、グラオ・クローネや誕生日等にプレゼントを贈りつけた事もあったが「思い立ったが吉日精神」の為下調べが足りない。(300文字)

ディルク様Ⅲ(全員に公開)
 ラサでの仕事を終えた後にはいつも『赤犬の群れ』へ依頼結果の報告へ訪れる。「こんなに頑張りましたよ!」「褒めて下さい!」と言った小動物的概念が無意識に働いていての行動だが本人は至って無自覚。そんなエルスが報告に行く様子は大体ワクワクと言った期待に満ち溢れているようだが、結果が著しく思わしくなかったもの(失敗依頼ないしは羞恥心の強い依頼)はズンと落ち込んでる様子で赤犬の扉を彷徨う姿が目撃されていると井戸端で話すのはティーネ領の領民談とされる。本人が報告を諦めた依頼結果(例:スライムや魔法少女とか)でも最近は大体報告しなくても何故か知られているらしい事は本人曰く謎。ラサの情報網はとっても恐ろしい。(300文字)

ディルク様IV(全員に公開)
 輝かんばかりのこの夜に。
 二度目のシャイネン・ナハトで思いは告げていた。愛しているとハッキリ真剣に面白みもなく告げた。
 ……抱きしめられた事が『その答え』だろう。だからと言ってこの強い気持ちを抑えられる自信は彼女にはもうなかった。『こう』させた責任を取って。なんて言わないけれど……可能性がなくたって諦めるかどうかは自分次第だから。そう思って、生まれてこの方した事もない口付けを彼にぶつけた。



 ──私は太陽を知ってしまったの。

 強く照り付ける砂漠の日差しを
 そこに吹き付ける温かな砂漠の風も
 日の光という概念すらない世界を旅立って辿り着いたこの世界で初めて知る。諦念を抱えた『少女』は聖夜を思った。
(300文字)

ディルク様Ⅴ(全員に公開)
 思いを告げた記憶が曖昧なままでも、二人の間はこれまでと変わらぬような時間が過ぎる。強いて言うとすれば、ほんの少しばかり距離が近くなったような気もしないでも無い、かもしれない。
 この名も付け難い曖昧な仲ではあるが、普段油断ならない男が『適当に優しくしてやる枠』であったとしても自分も入れてもらってるのならそれでも嬉しいと思う乙女。

 ……それはそれとして、だ。シトリン・クォーツでの出来事が彼女を更にバグらせてしまっているのは言うまでもない。その時の事をふと思い出しては乙女のように茹で上がり唇をなぞる。それがあの悪い男にとって他愛のない事であったとしても、彼女にとっては狂おしい程に愛しく忘却し難い。
(300文字)

設定中ディルク様Ⅵ(全員に公開)
 
──俺より先に死ぬんじゃねえよ

 どこか死ぬ理由を彼と国に押し付けていた少女は
 意外な心配とそんな『命令』を受けて
 生きる事について、少しずつ考え始めた。
(77文字)

設定中醒月(全員に公開)
 Lillistineを経由し与えられていた呪縛(ツュッヒティゲン)の呪いから解放され吸血で血を得たならば──。
 彼女は彼女らしく生きる事が出来るだろう。

 ──もうきっと
 自分を卑下する必要もなくなるだろうから。
(106文字)

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