PandoraPartyProject

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<太陽と月の祝福>

太陽と月の祝福

これまでの事件のあらまし


 それは、開花と繁栄の女神の名前を関する『秘宝』――

これまでの事件のあらまし(シナリオ群:妖精郷~咎の鉄条)
 突如として茨に閉ざされた深緑(アルティオ=エルム)。出る者を絡め取り、訪れる者を拒絶する魔法の茨は『咎の花』と呼ばれた『冬の王』を封ずる魔法道具によるものでした。
『冬の王』は嘗ての時代に伝説の勇者と転戦し、最後は妖精郷に封じられたとされる存在です。
 イレギュラーズは常春の里『妖精郷』に訪れた際に、その魔法道具と関わりを持ちました。魔種による進攻と侵略の最中、『冬の王』は解き放たれたのです。
 現在は『オリオン』と名付けられた冬の王の力はクオン=フユツキに持ち去られ、封印の魔法道具はブルーベル――そしてその主人である冠位魔種カロンの手へと渡りました。
 深緑を閉ざしていた茨は怠惰の冠位魔種であるカロンのコントロールの元、悪意的に使用されていたのです。

これまでの事件のあらまし(シナリオ群spinning wheel)
 真っ向から立ち入ればイレギュラーズも茨に絡め取られ眠りの世界へと閉ざされる……。
 その状況を打開するに至ったのはいつかの日にイレギュラーズが助けた妖精郷からの連絡でした。
 古代遺跡を通じ、深緑と繋がる妖精郷にブルーベルは『深緑へ立ち入る事はしないように』と忠告を行いました。
 曰く、妖精は巻込まれて直ぐに命を落とす――其れを不憫に感じたブルーベルは深緑へ立ち入らないと約束できるならば、と。ラサへの通用口を妖精達へと授けたのだそうです。
 ラサからの通用口を辿り、妖精郷へと至ったイレギュラーズは『妖精郷から深緑への道』の使用を妖精女王ファレノプシスに打診しました。
 一度は自身等を救ってくれたイレギュラーズの頼み。其れを無碍には出来ず、深緑に取り残された同胞を救うと宣言したイレギュラーズへと妖精女王は使用を許諾したのです。

 大迷宮ヘイムダリオンを辿り、大樹ファルカウの麓に存在する『アンテローゼ大聖堂』を目指すこととなったイレギュラーズ。
 侵略の拠点ともなるアンテローゼ大聖堂を巡る激闘を制し、イレギュラーズはその地を得ることが出来ました。
 大聖堂内部は茨咎の呪いが存在していません。地下に存在する『灰の霊樹』はファルカウの力が混ざり込んだ呪いを一時的に打ち払うことが出来るのだそうです。
『灰の霊樹』から摘み取った『聖葉』を利用し幾許かの幻想種を救うことが出来る。
 だが――霊樹の葉にも限りがあり、無駄遣いを行う事は出来ない。故にイレギュラーズは『呪いを迷宮森林から打ち払う』為の魔法道具を探し求めることとなりました。

これまでの事件のあらまし(シナリオ群:13th retaliation~タレイアの心臓)
 大樹ファルカウを包み込むのは吹雪の檻。接近すれば『夢の世界』へと引き摺り込まれ、不可思議な夢を攻略することとなります。
 同時進行的にラサよりアンテローゼ大聖堂への『道』を繋ぎ、ファルカウでの戦闘に備えた援軍を整える事が急務となりました。
 深緑にとっての良き隣人たる同盟国『ラサ傭兵商会連合』は嘗てのザントマン事件(熱砂の恋心/幻想種誘拐事件)の一件の事もあり、協力は惜しまぬと宣言をしています。
 準備を整え着実に大樹ファルカウを奪還できるように。

 霊樹の巫女として深くリンクする事でその状況を一心に身へと反映する巫女クエルは『霊樹レテート』に霊樹の力を集める事でイレギュラーズの力になれるはずだと宣言しました。
 そして、観測していた『玲瓏公』はその聖域への路を開きイレギュラーズへと『願望器』として己の力を分け与えることが出来るとも告げました。
 絶望的な状況に陥っていた深緑を救う為の手立ては幾つあっても構いません。出来る限りのパズルのピースを揃えるのです。

 イレギュラーズが魔法道具を探し求めている最中、魔種にも動きがありました。
 魔種ブルーベルと『冠位・色欲』の使い走りをしている魔種リュシアンが魔法道具の奪取を目論んでいたのです。
 その魔法道具の名は『タレイアの心臓
 幼い少女が握りやすいように改造された魔法のスティッキ――それは嘗ては『マナセ・セレーナ・ムーンキー』と呼ばれた勇者の魔法使いが使用していたものと類似した魔法道具。
 茨咎の呪いを打ち払う為に必要不可欠なる『深緑を守りたいと願った』魔法使いの残した最後の足掻き。

 無事、手にすることの出来たイレギュラーズは魔法道具を作動させ、大樹ファルカウへと目指します。
 ですが――そんなイレギュラーズの希望を打ち払うように降り注いだ絶望は……

巨大な竜種の影』でした。

 『冠位暴食』ベルゼー・グラトニオスがイレギュラーズの前に立ち塞がったのです。
 幸いと言うべきか――ベルゼーは攻防に参加している亜竜種達を傷つけたくない心情もあり、全力ではありませんでした。しかしそれでも配下の竜種――特に練達で大きな力を振るったジャバーウォック――も引き連れていれば激戦であるに他ありません。熾烈な交戦は、最終的に『永遠の淑女』による助力もありベルゼーは撤退するという形に収束しました。

 同時に、カロンの力により夢の世界に囚われる者も多々。
 それでも多くの者は夢の檻からの脱出に成功し――そしていざや迎えます。

 ファルカウ上層に鎮座するカロン・アンテノーラの姿に――手が届いたのです。

用語・地名

用語

『咎の花』
 嘗て妖精郷に『冬の王』を封じていた宝珠です。クオン=フユツキとブルーベルの画策により奪取され、現在は大樹ファルカウを中心に『茨咎の呪い』を発生する要因となっていました。
 マナセ・セレーナ・ムーンキー曰く『誰でも簡単に使えるけど、その代償がでかい』そうです。
『タレイアの心臓』
『咎の花』の外付け制御装置的役割を担っているマナセ・セレーナ・ムーンキーの『保険』。
 彼女の私用する魔法スティッキにも類似した形をしており、使用者は非常に限定されます。『誰かを救うため』『強い意志』を持っている者だけが使用できるようにと防衛機構も付随しており、イレギュラーズはこの防衛機構を越えてこの魔法道具を確保するに至りました。
 現在はアンテローゼ大聖堂にて、使用されています。
『茨咎の呪い』
 大樹ファルカウを中心に広がっていた封印用の魔法道具『咎の花』を使用した呪いです。
 大樹ファルカウを利用し、冠位魔種『カロン』がコントロールしていましたが、打ち払う為の『タレイアの心臓』がイレギュラーズの手へと渡った為に現在は呪いの効力を発揮していません。
『大樹の嘆き』
 R.O.Oで発生していた『大樹の嘆き』が現実でも発生しています。
 彼らはR.O.O同様に、周囲の全てを破壊せんとする様な行動をとっています。
オルド種』と名乗る大樹の嘆きの上位存在は魔種らと歩を合わせている事もあり、倒すべき存在のようですが……。
『灰の霊樹』
 アンテ・テンプルム。アンテローゼ大聖堂の地下に存在する霊樹の名前です。
 大樹ファルカウと縁が深く、その力により近い存在である為に『茨咎の呪い』を僅かに無効化する力を持つようです。
『灰の霊樹』はアンテローゼ大聖堂の司教達が祈りによってその権能を発揮しているため、非常に限定的な効力しか持ちません。
 この霊樹の存在がアンテローゼ大聖堂の拠点利用を可能にしています。
『霊樹レテート』
 ファルカウに縁が深い古樹レテート。ファルカウに程近い位置に存在し、今代の巫女クエル・チア・レテートが護っています。
 クエルはレテートの相性が良く、レテートの衰えをその身に反映しているために老女の姿をしています。
 レテートとクエルの力を合わせれば、周囲の霊樹の力を借りて『奇跡』の一欠片程度の何らかの影響を及ぼせる可能性があるそうです。
 クエル・チア・レテートはリュミエ・フル・フォーレを夢檻から解き放つためにその力を駆使しました。
リオラウテ禁書
 書庫『月英(ユグズ=オルム)』の別館たる禁書庫で発見された禁書です。
 一冊は錬金術に関するもの。
 二冊は大樹の嘆きに関するもの。
 一冊は魔種に関するもので、それぞれ解析が進められています。
 そして最後の一冊は、深緑に古くから精霊伝承でした。
 精霊伝承の書籍には、冬の王に立ち向かうための情報が掲載されており、それによると――嘗ての伝説の勇者は冬の王の『吹雪』を払うために森に火を放ったそうですが……!?

地名

妖精郷
 深緑の古代遺跡より通じている『嘗て』は冬の王が封じられていた妖精郷アルヴィオンの妖精達はイレギュラーズとの協力を求めているようですが……。
アンテローゼ大聖堂
 ファルカウ麓に存在する、大樹へと祈り捧げる信仰の場所です。
 迷い込んだ旅人のケアや、冒険のサポートなどを行っています。また、傷ついた幻想種の保護やその身体ケアも引き受けているそうです。
 管理者は『司教』フランツェル 。あまり知られては居ませんが大聖堂の地下には『灰の霊樹』とその霊樹を中心とした『灰の庭園』が広がっています。
 イレギュラーズはこの場所を拠点とし大樹ファルカウへと進軍しています。
 この地では『タレイアの心臓』を発動させており、イレギュラーズにとっても最も必要な拠点として現在は機能しているようです。
『玲瓏郷』ルシェ=ルメア
 玲瓏郷ルシェ=ルメアは深緑、迷宮森林の奥深く、一般的な空間から隔絶された『異空間』と称するべき次元の狭間に位置する『歪』のような場所です。
 肉体を持つ生命体と、その精神の交わる場所であり、世界自体が非常に高い神秘的適正、魔的素養を帯びています。その為、領域そのものが『遥か美しき願いを届ける願望機』。得るものが得れば利用価値の塊である為、狙う者が居る事は否めないようですが……。
 統治者である玲瓏公ベアトリクスは二体の竜種『フォウ=ルッテ』と『茨紋』と共に静かに暮らしていましたが、訪れたイレギュラーズに協力することを誓いました。
 ベアトリクスはその力を冠位魔種ベルゼーへと放ちました――が、僅かな後悔が『全てを出し切れず』残り1滴程度の力を有しています。
 ベルゼーは、『存外にお人好し』であるために理由を察してって大して行きましたが……。
『月英(ユグズ=オルム)』の別館・『禁書庫』
 ドラマ・ゲツク(p3p000172)さんの一族が霊樹の村リオラウテで管理している禁書庫です。
 この地では『魔種に関する書籍』『大樹の嘆きに関する書籍』『精霊伝承に関する書籍』『冬の王に関する書籍』が発見されています。
 ファルカウを包み込む吹雪の檻を撃破する為に必須となった書物でしょう。

カロンの権能

カロンの権能

 カロンは他者に己が権能を分け与える事が出来るようです。
 そしてその権能は、以下の様に分散している様です。

『お前等手伝えにゃー』(『分裂する魂』)
 カロン本人が所有。
 カロン・アンテノーラは無数にも及ぶ強力な権能を選択した対象に分け渡すことが出来ます。
 権能を分けられた存在が死亡した際には『その力が大きいほど』カロンの元に戻る時間が掛かります。
 ※つまり、一斉に攻撃を行いカロンの権能を有する者を多く撃破するだけカロンは『弱体化』してゆきます。
『夢の牢獄』
 カロン本人が所有。
 対象を理不尽にも夢の世界に閉じ込め、深き眠りに閉ざす事が出来ます。
 その力は非常に強力で『理不尽』であり、カロンが意識的に仕掛ければ対象の抵抗判定を大幅に下げた状態で【夢檻】状態へと移行させる事が出来るようです。【夢檻】状態に陥った対象は行動不能となり眠り続けることとなります。
 また、その力は深緑全土に及んでおり、カロンに近付けば近付くほどに効果はより強くなります。
(具体的にはカロンが居るファルカウ上層部ではカロンが意識的に権能を駆使すれば【夢檻】判定が1Tの内に10度行われる状態になります)
 ※ラリーシナリオ『夢檻の世界』『夢の牢獄』の結果を受けてこの権能は弱体化しています。
 ※【夢檻】への判定頻度は大幅に下がっています。

『微睡みの果実』
 カロン・アンテノーラが有する自己再生&自己強化能力です。
 自身が対象に定めた存在からランダムでリソースを回復または自己強化を行います。
 リュミエ・フル・フォーレ曰くカロンはこの対象にファルカウを定めています。
 強力な力を有する大霊樹ファルカウより汲み上げられる力は膨大なものであることが想定されますが……。
『らくちんにゃー』(『助力の聲』)
 ファルカウをも強制的に従わせる強力な疎通スキル。
 簡単に言うと周囲の精霊が勝手に世話を焼いてくれます!
<太陽と月の祝福>その揺りかごへ花束を』の『魔種ハンナラーラ』が所有しています。
『おまえやれにゃー』(『悪意の船渡し』)
 周囲に滅びのアーク側のなんらかの存在を生み出し、勝手に(カロンの為になる様な)行動します。
 かつてはこの権能の効果で肉腫が生まれた……という推測もありますが不明です。
「そんなの覚えてないにゃー」
<太陽と月の祝福>アルティオ=エルムの為に』の『クェイス』が所有しています。
『いいゆめにゃー』(『穏やかな死』)
 眠りの世界を作り出し、夢が勝手に(カロンにとって都合がいいような)状況を作り出します。
 かつては真なる夜魔が同様の能力を有していた……と推察されています。
<太陽と月の祝福>常夜の谷を越えて、朝を呼びに行こう』の『夜の王』が所有しています。
『マジでおきたくないにゃー』(『牢獄の鍵』)
 権能発動時に、周囲の人間を強制的な眠りの状態に陥れます。
 巻き込まれた対象は、権能所持者が指定した夢(例えば苦痛の夢とか、幸せな夢とか)を見ながら、永遠にさめぬ眠りにつくのです。
<太陽と月の祝福>そして焔は勇者を見るか?』の『シェーム』が所有しています。シェームはこの権能を『夢見境(ドリームランド)』と呼んでいます。
『おまえががんばれにゃー』(『いのちの天秤』)
 カロンから溢れたリソースを自身の中に流し込み周辺フィールドに対して影響を及ぼします。
 この戦場にいるイレギュラーズに対して、毎ターン、ランダム対象に『使用できるスキルの封印』または『HP/APの減少』を齎します。
 戦場内のイレギュラーズのHPが多ければ多い程、効果を及ぼす対象が増え、スキル封印が御こなれます。
 戦場内のイレギュラーズのHPが少なければ少ない程、効果を及ぼす対象は限られますが『HP/APの減少』幅が大きくなります。
 詰まり、HPが少ないいれぎゅらーずが対象に選ばれた場合は即死する可能性があるため注意して下さい。
『<太陽と月の祝福>Antenora』にてブルーベルと『堕ちた修道女』の二人に分担されています。
 ※ブルーベルと『堕ちた修道女』の何方もを撃破することでこの能力は失われます。
 ※片方のみを撃破した場合、『能力が大きく傾くため』どの様な状況になるかは分かりません。

登場人物(深緑関連)


『ファルカウの巫女』リュミエ・フル・フォーレ
 大樹ファルカウの巫女。深緑の実質的指導者。予言者とも謳われる。
 クエル・チア・レテートの『霊樹の力』で目覚め、彼女に応えるためにもアルティオ=エルムの為に尽力しています。

イラストレーター:ゆゆ
『胡蝶の夢』ファレノプシス
 妖精郷アルヴィオンの妖精女王。
 妖精郷をイレギュラーズに救って貰った恩より、彼らを危機溢れる深緑に進ませることには否定的でしたが、現在はイレギュラーズの無事を願い『大迷宮ヘイムダリオン』への立ち入りを許可しています。
 『妖精女王の宿命』により、彼女は妖精郷から出る事は出来ません……でしがた、『夜の王』を撃破するべくその姿を現し現在は消息不明です……。

イラストレーター:pico
『虹の精霊』ライエル・クライサー
 グリムアザースの吟遊詩人です。
 妖精伝承に詳しいようですが、中々に食えない性格です。
 かつて『嵐の王』と呼ばれていた大精霊の残滓であり、『冬の王』の弟に相当する存在『でした』。
 勇者アイオン一行に力のほとんどを剥ぎ取られ、長い歳月を経て人間のようになりました。
 そして銀の森の一件、その余波により精霊種(グリムアザース)として『人の内』となることが出来たのです。
 ライエルはイレギュラーズに深く感謝し、その冒険を歌うことを誓っています。

イラストレーター:ノキア
『灰薔薇の司教』フランツェル・ロア・ヘクセンハウス
 アンテローゼ大聖堂の司教。
 アンテローゼ大聖堂の魔女『ヘクセンハウス』を人間種でありながら継いだ幻想貴族です。
 立場ある存在ですが、ローレットが楽しそうと言う理由だけで彼らに協力しています。

イラストレーター:シュマ
イルス・フォル・リオーネ
 魔種の研究者である幻想種。フランツェルの旧友です。
 アレクシア・アトリー・アバークロンビー(p3p004630)さんの師匠でもあり、魔術の腕には長けているようですが本人は「戦闘は得意ではない」と戦う事には否定的です。
 フランツェルと共に問題解決に向けて行動しています。
 彼の心配事はアレクシアさんが相対したという彼女の旧知の存在『兄さん』です……。

イラストレーター:L
『レテートの巫女』クエル・チア・レテート
 新道 風牙(p3p005012)さんが耳にした霊樹の巫女です。
 特異な事に霊樹レテートの影響をその身に一身に受け、木々の衰えと共に外見を変化させているそうです。
 ですが、其れだけ『リンク』している事から霊樹の力を束ねて奇跡の一端を起こすことが出来る可能性があるそうですが……
 全体シナリオ『<タレイアの心臓>』終了後、リュミエとファルカウをカロンの『夢』から救う為に霊樹の力を使用し、死亡しました。

イラストレーター:伊砂
『玲瓏公』ベアトリクス
 『永遠の淑女』とも呼ばれる深緑にひっそりと存在する聖域「玲瓏(れいろう)郷」の守護者たる大精霊。
 リア・クォーツ(p3p004937)さんの実の母です。遥か過去、幻想種と『盟約』を交わし彼らと友の間柄でもありました。
 その『盟約』と本人の『我儘』でイレギュラーズに与することを決めたようですが、玲瓏郷に棲まう茨紋フォウ=ルッテの反応は芳しくありません。

 全体シナリオ『<タレイアの心臓>』終了後、娘のためにベルゼーを撃退しようと姿を見せ『残りあと1滴程度』の猶予を残しています……。


イラストレーター:omu
『ライアム・レッドモンド』
 アレクシア・アトリー・アバークロンビー(p3p004630)さんの憧れた冒険者。『兄さん』。
 幼い頃からアレクシアさんに冒険譚を聞かせていた青年は、深緑を襲った『よくある賊の襲撃』により大切な人を失いました。
 ですが、アレクシアさんが起こした『奇跡』により、現在は『通常の人間』として活動しています。その猶予も幾許かしかないようですが……。

イラストレーター:L

登場人物(敵勢力:怠惰・深緑関連)

『煉獄篇第四冠怠惰』カロン・アンテノーラ
 原初の魔種の生み出した七罪の大魔種。『怠惰』。  自身が表だって動くことは非ず、怠惰を欲しい儘にした彼はブルーベルや魔種達、大樹の嘆きに全てを任せて転た寝に興じています。
 ファルカウへの進攻が始まろうとも『協力者』に任せておけば全てが丸く収まる、とでも言いたげな様子で――したが、ベルゼーが帰ってしまったので眠たいながら姿を現しました。

イラストレーター:ソガ
魔種『ブルーベル』
 ファレノプシスに『妖精が深緑に立ち入らないならばラサへの道を与える』と交渉した魔種です。
 『怠惰の冠位魔種』を主人と慕っており、彼に従って妖精郷から『咎の花』と呼ばれる勇者パーティーの魔法使い『マナセ』が作成し使用した『冬の王の封印』魔法道具を盗み出しました。
 『タレイアの心臓』奪取作戦時に心的に大きく負荷が掛かり、苦悩しています。
 イレギュラーズに対するスタンスは知らない所で勝手に死んでくれ、です。
イラストレーター:小束すま
魔種『リュシアン』
 魔種ブルーベルの幼馴染み。初恋の人で、もう一人の幼馴染み『ジナイーダ』を自身が師事していた『博士』と妖精郷を襲った魔種『タータリクス』によりキマイラへと変貌させられた事が切欠で反転しました。
 現在は『色欲の冠位魔種』の使いっ走りをしています。
 その結果、タータリクスを反転させたり、カムイグラの動乱の切欠ともなった巫女姫を反転させたりと派手に動いている節はあります。
 彼の目的は狂人である『博士』の撃破。其れまでは死ぬわけには鳴らないとイレギュラーズとの直接戦闘を避けているようにも思われます。
 今回はブルーベルの気持ちを汲んで横槍を入れています。彼女の目の前で誰も死なないようにしてやりたいそうです。
イラストレーター:よはち
クオン・フユツキ
 クロバ・フユツキ(p3p000145)さんの実父であり『冬の王』の力を奪取した張本人。
 剣聖であり、高位の錬金術師です。
 様々な研究や思索を重ねており、上昇志向の塊のような性格を見せていますが、旅人(ウォーカー)でありながら魔種に手を貸す底知れない人物です。きっと恐ろしい目的があるに違いありません。
 盟友とした冬の王から力を借り受け、更なる脅威となりつつあります。

イラストレーター:sima
『堕ちた修道女』
 クラリーチェ・カヴァッツァ(p3p000236)さんの反転した姿です。
 カロンの声に応えはしましたが、最大の望みは『イレギュラーズ』の為に何か為すことです。
 自身の事は莫迦な女、堕ちて狂った修道女と呼び、哀れみも何もかも必要とはしないというスタンスです。
 己の心を封ずるように棘に絡みつかれ、只、その場で目を伏せて立っています。
イラストレーター: あきやま菜摘
『冬の王』オリオン
 勇者アイオン一行によって封印されていた伝説の大精霊です。
 妖精郷での一件により解き放たれ、行方知れずとなっていました。
 イレギュラーズとの邂逅し、オリオンと名付けられました。
 オリオンは奇妙な幼さを見せ、お菓子を食べたり、手渡されたぬいぐるみを吸うなどの行動を見せました。
 またイレギュラーズのことを『友』と呼びます。
 クオン=フユツキと協力関係にあり、つまりは敵方に与しているはずなのですが――?

イラストレーター:ノキア
イヴァーノ・ウォルター
 怠惰の魔種。
 恋人であるエリーザ・ベルトリーニを水晶の中に閉じ込めている模様です。

『リュミエが森を開いたから……』
 盗賊達がイヴァーノの村を襲い、家族や恋人を殺したことをリュミエのせいだと思っています。
 死の間際にクリスタルの中へ大切な人達を閉じ込めて、幸せな夢を見せています。
 希望に縋った青年は、魔に堕ちて段々と壊れて行ってしまいます。

イラストレーター:紺屋サキチ
『夜の王』
 古代の呪物『骸の鎧』に封じられていた大精霊です。
 かつては妖精郷だった場所を常夜の世界にし圧政によって支配していました。
 ですが初代妖精女王によって追い払われ、森に放逐された所、骸の鎧へと利用された経緯をもちます。
 復活した今は新たな王国を築くため、己の眷属や呪霊たちを配下とし、夢檻によって眠った人々の身体を操らせ自らのしもべとしています。
イラストレーター:シガラミ
『グレート・ワン』『Ordo』クェイス
 大樹の嘆き上位種『オルド種』の一人であり、ファルカウから生まれている存在です。
 しかし大樹ファルカウのみを神聖視し、それ以外の存在を拒絶するかのような過激な性質を宿しています。
 その排他主義はファルカウに住まう幻想種も同様であり、むしろファルカウに住まう者達を「叡智を貪るシロアリ共」と呼ぶなど、決して友好的な存在ではありません。なにがしかの理由により魔種陣営――つまりはカロン――に協力する態勢を見せている様です。

 遥か過去『ザントマン』と遭遇し、なんらかの会話を得た事が切欠で『呼び声』の狂気に晒されてしまった様です。
 今の彼はファルカウの守護者は己だけであると増長し、永遠の静寂こそ至高であるという怠惰の罪に共感した存在となってしまっています。

 ――幻想種など要らない。ファルカウは只、ファルカウ一つであればいい。
イラストレーター:玻楼兎
『炎の嘆き』シェーム
 大樹の嘆き上位種『オルド種』の一人であり、ファルカウから生まれている存在です。
 ファルカウより生まれた彼は、幻想種をこよなく愛しており、とくに強き勇者が生まれる事を望んでいます。
 『強き者のみを選別し、弱者を排斥する』と語っていましたが、結局はそれも、自身を悪役(ヒール)とすることで、幻想種やイレギュラーズ達の結束を図ってのことだったようです。
 現在は、魔種陣営――カロンに与しつつ、イレギュラーズ達が自分たちを打ち倒すほどの力と奇跡を発揮することを願い、『試し』を続けています。
 もし、イレギュラーズ達がその力を見せることができなければ――彼は深緑の幻想種を守るためにカロンに屈し、世界の滅びの時まで、幻想種たちを揺り籠の中で眠らせることを願うでしょう。
イラストレーター:桐生

登場人物(参考:勇者パーティー)

勇者アイオン
 幻想の建国王である勇者王アイオンその人。
 遙か昔に世界各地を冒険し、勇者と呼ばれた人物である。
 後に幻想王国レガド・イルシオンとなる地では、豪族同士の諍いを調停したが、裏切りにより失敗。結局、戦によって平和をもたらした。
 幻想の王となった後にも、果ての迷宮へ挑み続け、迷宮直上に出来た街は幻想王都メフ・メフィートとなった。

イラストレーター:たけのこたろー
『魔法使い』マナセ・セレーナ・ムーンキー
 勇者アイオンのパーティーメンバー。
 幼い頃から魔術の天才と謳われていたが力の制御が苦手で腫れ物扱いを受けていた所をアイオンによって拾われた。
 自称『村娘Aから華麗に天才美少女魔法使いへステップアップ!シンデレラガール』
 非常に天真爛漫であり、深緑や妖精郷では幼く明るい彼女の逸話が面白おかしく語られることもあるそうだ。
 アイオンやフィナリィ、パーティーメンバーを慕っており彼らのためならばと努力を惜しまない一面もある。
 彼女が『冬の王』を封じる為に作成したの宝珠こそが『咎の花』であり、その制御装置として作成していたのが『タレイアの心臓』である。

イラストレーター:橘知怜
『白銀花の巫女』フィナリィ・ロンドベル
 勇者アイオンのパーティーメンバー。
 嘗ての幻想にて、巨人へと怨念を移したフレイス姫を永久封印するため、可能性の奇跡――パンドラ・パーティー・プロジェクトを顕現させ、代償として命を落とす。
リーグルの唄)
 現在、シフォリィ・シリア・アルテロンド(p3p000174)は、たびたびフィナリィ視点での夢を見る。
 ……容姿も性格も、まるで他人とは思えない。

イラストレーター: 笹雪

これまでのイベント[TOPLOG]

シナリオ一覧

難易度シナリオ名GM予約〆切時間と備考
<太陽と月の祝福>Antenora夏あかね――
<太陽と月の祝福>その揺りかごへ花束をpipi――
<太陽と月の祝福>そして焔は勇者を見るか?洗井落雲――
<太陽と月の祝福>アルティオ=エルムの為に茶零四――
<太陽と月の祝福>常夜の谷を越えて、朝を呼びに行こう黒筆墨汁――
<太陽と月の祝福>ヴィーゲンリートに、祝福を。茶零四21:00
<太陽と月の祝福>夢に囁くもの洗井落雲21:00
<太陽と月の祝福>蒼と紫の夜想曲もみじ21:00
<太陽と月の祝福>Scandinavian Defense壱花21:30
<太陽と月の祝福>Caro-Kann Defence透明空気21:30
<太陽と月の祝福>冬尽きて21:30
<太陽と月の祝福>揺り籠の悪夢洗井落雲21:30
<太陽と月の祝福>晨風のソムニウム日下部あやめ21:30
<太陽と月の祝福>迷った時にするべき三つのこと黒筆墨汁21:30
<太陽と月の祝福>アシュメダイの庭奇古譚22:00
<太陽と月の祝福>アンダーテイカーと謂わず色日下部あやめ22:00
<太陽と月の祝福>愛憎背反、未だ定まらず春野紅葉22:00
<太陽と月の祝福>炎のなかで、君が『なく』ふみの22:00
<太陽と月の祝福>照らせ、夜が果てるまで黒筆墨汁22:00
<太陽と月の祝福>燃え盛る炎天野ハザマ22:30
<太陽と月の祝福>瓜二つを分かつものふみの22:30
<太陽と月の祝福>ふりかえってもなんにもないの赤白みどり22:30
<太陽と月の祝福>夢陽炎を匂う豚骨22:30
<太陽と月の祝福>狂い果てた無垢なるものよ春野紅葉22:30
<太陽と月の祝福>全てを閉ざし、目覚めぬ眠りをなちゅい23:00
<太陽と月の祝福>ただその矜持の為に古里兎 握23:00
<太陽と月の祝福>グラス・ドムハインの洞豚骨23:00
<太陽と月の祝福>いずれは朽ちる定めを破り布川23:00
<太陽と月の祝福>彼方に見た潰えし夢に春野紅葉23:00
<太陽と月の祝福>赫の森23:30
<太陽と月の祝福>泣いて怪王獏を討て!田奈アガサ23:30
<太陽と月の祝福>焔の影翳り緋月燕23:30
<太陽と月の祝福>怠惰の獅子王。或いは、戦意滾る獅子の戦場…。病み月23:30
<太陽と月の祝福>眠るマリオネットなちゅい23:30

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