PandoraPartyProject

PandoraPartyProject

リーグルの唄

あらすじ

 幻想各地で開かれた奴隷闇市から始まった一連の事件は、幻想でもかつて力を持っていた名門貴族ミートルンド男爵家一派によるものであった。
 彼らは霊廟スランロゥの封印を解くことで勇者及びその国である幻想王国の破壊と掌握をもくろんでいた。
 フレイス・ネフィラは勇者アイオンと幻想王国への憎しみのため
 クローディス・ド・バランツは己の利益のため
 ベルナール・フォン・ミーミルンドは己が一族を捨てた幻想王国への復讐のため
 最後の戦いに向け王権の象徴『レガリア』を握りしめていた。
 その一方、天空の島アーカーシュより欠け落ちたとされる神翼庭園ウィツィロでは、一連の事件の裏で力をスリ取っていた古代獣ノワールクロウが真なる姿を完成させようとしていた。
 古代の巨人、古代獣、そして反王政派の貴族達が動き出そうとしている。
 不吉な暗雲が、幻想王国の空を覆う――。

リーグルの唄(大奴隷市)

ヴァーリの裁決(ブレイブメダリオン)

フィンブルの春(約束の日まで)

ナグルファルの兆し

用語説明

大奴隷市
 幻想各地で開かれた奴隷商人達による一大ブラックマーケット。
 多くの奴隷が2月20日頃から売買されていた様である。
 奴隷達の一部はイレギュラーズにも救助されたとか……?
古廟スラン・ロウ
 かつて勇者王が身に着けていた物品の一つにして、現在における王権の象徴ともされる『レガリア』の一つが安置されている地。
 その正確な位置は王族しか知らないとの事だが……『レガリア』が盗まれたという噂が……
神翼庭園ウィツィロ
 伝説の飛空島アーカーシュから欠け落ちたといわれる陸地。
 これまた伝説の勇者王のパーティーに加わっていたという古代神翼獣ハイペリオンとその世話係ポチトリ・ウィツィロ。彼らの伝説が眠る場所であり、古代神翼獣ハイペリオンもまた封印の眠りについた土地とされている。

※追加説明
 神翼獣ハイペリオンは古代獣を押さえ込むべく自ら封印されていたが、封印が解かれたことによって目覚めた。
 古代獣に力を奪われ、大きく散逸してしまったという。
古代獣
 『災いの獣』『大空より来るもの』『グランドイーター』など伝説上に様々な異名をもつ怪物たちの総称です。
 はるか古代、伝説の島アーカーシュより欠け落ちた大地より発生したとされ、永らくこの大地に封印されていました。
 彼らは人類を虫唾の如く嫌っており、シンプルに人類とその巣を抹殺、消滅させようとしています。

 知性についてはピンキリなようで、中には人語を解するものもいます。
 一方で人類に対してあまり知識がなく、『勇者の子ら』『大地の子ら』といったかなり偏った呼び方をすることがあります。
ギストールの街
 幻想に存在『した』街。
 それなりに活気があったそうだが――突如の大規模な魔物の襲撃により一夜にして滅んでしまった。
 現在、生存者がいるかは不明。
ブレイブメダリオン
 幻想各地で頻発する事件において、解決の功を担った者に送られるメダル。
 新世代の勇者誕生に向けフォルデルマン王がまた突発的に思いつ……もとい、深い考えの元に送られるようだ。
 約束の日に最もメダルを持っていた者が真の勇者として称えられるとされている。

 三種類のメダル『ゴールド』『ミスリル』『アダマンタイト』が存在しており、アダマンタイトが最も価値が高いとされている。
 元々は幻想国家にとってもそれなりに重要な物だったそうだが、政治的混乱を機に大部分が散逸したそうな……

人物解説

勇者アイオン
 幻想の建国王である勇者王アイオンその人。
 遙か昔に世界各地を冒険し、勇者と呼ばれた人物である。
 後に幻想王国レガド・イルシオンとなる地では、豪族同士の諍いを調停したが、裏切りにより失敗。結局、戦によって平和をもたらした。
 幻想の王となった後にも、果ての迷宮へ挑み続け、迷宮直上に出来た街は幻想王都メフ・メフィートとなった。

イラストレーター:たけのこたろー
『白銀花の巫女』フィナリィ・ロンドベル
 勇者アイオンのパーティーメンバー。
 戦の際に、巨人へと怨念を移したフレイス姫を永久封印するため、可能性の奇跡――パンドラ・パーティー・プロジェクトを顕現させ、代償として命を落とす。
 現在、シフォリィ・シリア・アルテロンド(p3p000174)は、たびたびフィナリィ視点での夢を見る。
 ……容姿も性格も、まるで他人とは思えない。

イラストレーター: 笹雪
『死の女神』フレイス・ネフィラ
 遙か昔、幻想の地で群雄割拠していた豪族の一つ、『イミルの民』の姫(後に女王)。
 クラウディウス氏族と争っていたが、勇者アイオンにより講和を結ぶ約束をする。
 講和の儀で、クラウディウス氏族の裏切りにあい、生き残った一族の戦士達と共に、禁断の邪法に手を染める。
 邪法によって巨人に怨念を移し、『死を食らう怪物』となった彼女等は幻想各地を荒らすが、ついに勇者アイオンのパーティーに破れ、封印された。

 現在、幻想貴族ミーミルンドによって封印が破られ、現世へと舞い戻る。
 彼女の目的は復讐か、それとも――

イラストレーター:ばるこ
ベルナール・フォン・ミーミルンド
 幻想王国の『王家の相談役』『忠臣』として名高きサテュロス・ミーミルンドを祖とした由緒正しき文官の一族、ミーミルンド男爵家の当主。
『イミルの民』の伝承にも詳しく、優れた知識を誇る彼は見目麗しい外見から『月の男爵』と称され、文官らを束ねるミーミルンド派の頂点であった。
 早くに両親を亡くし、妹マルガレータを大切に育んできたが、『不幸な事故』で彼女を失ってからは社交界から姿を消し王政からも手を引いたという。
 彼は聡いが故に、マルガレータの『事故』が暗殺であったことに気付いている。国家自体がそれを許容している事に異を唱えるように亡き妹を思わせる女物の衣服やメイクに身を包み生活している。
 心根は優しく、妹と同じく奴隷に対する扱いは家族同然。悪事を企てるよりも綺麗事を並べ立てる方が向いて居る。青年は、悪人になど慣れない中途半端な存在であった。

 フレイス・ネフィラの封印を破りマルガレータの復活を熱望したが、其れさえ叶わぬと知った今。
 戻ることも進むことも出来ぬ苦しみの中で、彼が最期に縋ったのは――
イラストレーター:ち4
マルガレータ・フォン・ミーミルンド
 幻想王国の『王家の相談役』『忠臣』として名高きサテュロス・ミーミルンドを祖とした由緒正しき文官の一族、ミーミルンド男爵家の令嬢。
 ベルナール・フォン・ミーミルンドの妹。享年16歳。

「奴隷だって人間だもの。正当な人権を与えるべきです。家族として扱いましょう」
 幻想貴族らしからぬ『思想』を有していたことで、大半の貴族からは毛嫌いされ、変わり者として囁かれた。
 悪目立ちし続けた彼女は現王フォルデルマン三世の『王太子』時代の妃候補として祀り上げられ、暗殺された。
 不幸な事故であったと語られるマルガレータの死は『幻想王国』には良く在ることなのだろう。
クローディス・ド・バランツ
 幻想を騒がせた『幻想大奴隷市』事件の黒幕と目される男。
 ブレイブメダリオンなどの偽造などにも関与し、まるで幻想の混乱をさらに深いものにするかのように暗躍を続けていた。
 その実態はミーミルンド派閥に属するバランツ家の現当主であり、ベルナール・フォン・ミーミルンドに心酔する忠臣でもある(ベルナールが彼の事をどう思っているかは定かではないが)。
 非常にサディスティック、かつエゴイスティックな人物であり、その性質は、自身の配下でもあるリル・ランパートに対する苛烈な扱いからも見て取れるだろう。
 ローレットのイレギュラーズに追い詰められた彼は、領地を捨てて姿をくらませた。現在はベルナールによって匿われていると思われる、彼の次なる目論見は不明である。

イラストレーター:しもふり
神翼獣ハイペリオン
 かつて勇者王と共に大陸中を飛び回った神翼獣。
 冒険の役目を終えてからは神翼庭園ウィツィロにて封印の眠りについていたが、昨今の 古代獣復活に連動するかたちで目覚めた。
 本来は美しく巨大な白鳥の姿をしており強大な古代獣とも渡り合う力をもっていた筈だが、永き眠りの中で力が散逸し3mほどのひな鳥の姿となった。顔もシンプルかつファンシーになった。(╹v╹*)

 記憶や能力は大幅に低下しており、ハイペリオンの力を吸収した古代獣たちを倒していくことで力を取り戻せる。
 ウィツィロのハンマーランドを拠点に飛び回り、活動範囲を徐々に広げている。
 現在のグローイングフォームでは王都とその周辺を飛ぶのが精一杯で高度も雲の上までいけない程度。ちょっとおっきい鳥さんである。

 甘いお菓子とケルト音楽が好き。演奏を聞かせると歌いながらずんちゃか踊ってくれる。
 古代獣たちを倒し、少しずつ力を取り戻しながらイレギュラーズと共に戦うことを約束してくれました。
ステータスシート
イラストレーター:奏多
アンジェロ・ラフィリア
 褐色の肌と純白の翼を持った双子の少年。青灰の髪と碧瞳を持つ。
 幻想のスラムで双子の兄と共に育った。
 その後、何者かに連れ去られ彼等は幻想のスラム街から姿を消す。
 ミーミルンド家に出入りしているだとか、奴隷市場に流されただとか。
 そういった噂はあれど、確証たり得る情報は見当たらなかった。

 最後に彼を見かけたのは、ギストールの街だったらしい。
 その街は今、何者かに襲撃を受けて惨状が広がっている。
 アンジェロの行方は不明であったが古廟スラン・ロウでイレギュラーズに助けられミーミルンド男爵家に戻って来る。
 リルを守る為、片割れを探す為、力を欲し、勇者になることを決意した。
 両親から聞かされた『尊き血族』だということ、自身が実際に古廟スラン・ロウの封印を解いたことによりアイオンの血を引く『勇者の末裔』だと信じている。
 現在はレヴォンに連れ去られ消息不明。

イラストレーター:BAGEZ

これまでのリーグルの唄

PAGETOPPAGEBOTTOM