PandoraPartyProject

ギルドスレッド

ギルド・ローレット

資料庫(関係者スレッド)

ここはローレットの資料庫だ。
特異運命座標の来歴何かも管理している。
まぁ、流石はカミサマだか何だかに選ばれた救世主サマだ。全くオマエ達の経歴は面白いのが多いね。
特に印象深い関係者なんかにゃ興味が尽きない。
どうせならもっと聞かせてくれてもいいんだぜ?

※このスレッドは『PCの関係者を本編NPCとして登場させて欲しい』という希望を出す為のスレッドです。以下、要項を確認の上、ご承諾頂ける場合のみご利用下さい。

・登場は確約されません。又、登場する可能性があるのは『混沌(本編世界)に存在している、し得るキャラクターである事』、『関係者イラストを保有している事』の双方が最低条件となります。(関係者イラストの描画内容が本編設定外である場合等は本編舞台に居ないものとして扱います)
・このスレッドに書かれた情報及び人物像を考慮して極力忠実にキャラクターを動かしますが、登場後の扱いや操作に関しては運営にお任せ頂きます。(拘りがある場合、一人称や口調等の設定もお知らせ下さい。特に敵対的存在である場合、死亡する可能性もございます)
・このスレッドにキャラクター情報をご記入頂きますが、一キャラクターにつき一レスでの説明にご協力下さい。又、どのイラストのキャラクターであるか分かるようにご指定下さい。

本編をお楽しみ頂く為の一助になればと考えております。あくまで希望制ですので、ご要望のない関係者の登場はいたしません。ご希望のある場合のみ、この場に登録をお願いいたします。

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キャラクターID
名前:沖田 小次郎(おきたこじろう)
種族:カオスシード
性別:男性
年齢:18歳
一人称:ボク
二人称:君、~君、ちゃん
口調:だ、だよ、だよね?
特徴:おしゃべり、素直じゃない、ナルシスト、軟派

設定
身長は171cm。黒髪黒目で中肉中背。ムサシ・セルブライトに顔立ち、体つきなどが酷似している。姿を真似た等ではない。本当にそっくりさん。
ライトグレーのスーツの下に黒いシャツ、ワインレッドのネクタイを身に着け、刃渡り3寸の大太刀を背負っている。

各国を傭兵として渡り歩く青年。
ムサシ・セルブライトと瓜二つの容姿をしているものの、その性格は全く違う。自分好きで自己中心的、強気で生意気。好みの女性(胸が大きい)がいたらすぐさまナンパをする。
出身は練達とも豊穣とも…謎に包まれているが、確かなのは近年、各国に出没し、幾多の強者と渡り合い、負けなしであったことから「若き天才剣士」として名を轟かせていることである。
強者を求める求道者とも、斬ることに執着する逸脱者とも取れる存在。

そんな折、ムサシ・セルブライトと出会ったのは練達でのこと。犯罪組織に雇われ、ローレットから組織の一掃を依頼されたムサシと対峙することとなる。
最初は優勢であったがムサシの変身後は一気に形成が逆転。初の敗北を喫する。

雇い主であった組織は壊滅し逮捕されるものの、すぐさま別の組織に拾われ釈放。
その後もなんの偶然か、ムサシと関わることが幾度か発生する。
時には敵としてでなく、肩を並べることもあった。
初期の頃は初の敗北を喫したことから雪辱を果たすために勝負を仕掛けることが多かったものの、肩を並べ戦った経験から「ムサシちゃん」と呼び勝手にライバル認定をしている。

次の彼は、ムサシの敵となるか、それとも…

背負った三尺三寸の大太刀を苦もなく振るい、奇しくもある世界に存在した「小次郎」の如く、「燕返し」と呼ばれる技を得意とする。

「やぁ。ムサシちゃん、また会えたね。それじゃあ…お命頂戴、なんてね」

「ちょいとそこ征くお姉さん♪一つお茶でもいかが?」

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/69169

敵味方どちらの使用でも可。
アレンジ・改変歓迎!
名前:フリーパレット
種族:特殊
性別:特殊
年齢(或いは外見年齢):特殊
一人称:ぼくたち|特殊
二人称:みんな|特殊
口調:だね、だよ、だよね|特殊

竜宮幣を核として形成された思念の集合体。
思念(思考や感情)のみが磁石と砂鉄のように集まってできた存在であるため、霊魂ではあるが記憶や人格といったものがない。
また、集合体であるため共通した口調や性格をもたない。
基本的には幼い子供のように喋るが、集まる思念によっては口調や一人称に偏りが生じることも。

・補遺:竜宮幣
集合する際に形成された『願い事』を叶えてやることで、核であった竜宮幣を残して成仏し消えることができる。
竜宮幣がばらまかれたことによって発生したものと思われるが、その生態や習性は謎に包まれている。
おそらくは竜宮幣の性質が影響していると思われるが……。

・補遺:
人によってはフリーパレットを通して今は亡き誰かの面影を見ることがある。
それは往々にして『絶望の青』に消えていった命たちであり、時として彼らの遺したセピア色になった思い出と願いを叶えようとする。
そうした場合、故人の持ち物を所持していることがあり特定の場所や人へ届けてほしいと願う。

遺骨を海に撒くことを望むもの。
海底深く沈んだ遺体を故郷へ帰らせることを望むもの。
憎しみを晴らそうと願うもの。
いずれにせよ、きっと誰かの遺志なのだ。
ほんの些細な、くだらない願い事であったとしても。


イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/66702
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3843
名前:ペルル・ルイーレン
種族:海種
性別:女性
年齢:16歳
一人称:あたし
二人称:~クン、~ちゃん(親しい人は呼び捨て)
口調:~だよ、~だよね、~じゃん 等の親しい口調
特徴:距離感バグの竜宮嬢。少しだけ意地悪。
設定:
 金髪に、赤のインナーカラーをあしらった、可愛らしい少女。バニー風の水着のような衣装は、竜宮ではよく見られる格好だ。
 ペルルは竜宮でも一般的な『竜宮嬢』であるといえる。つまり、社交的で、愛らしく、距離感はバグっていて、誰とでも仲良くなれるいい子である。

 『女王である乙姫の姉』という立場であるマール・ディーネーとは、同年代という事で付き合いも多い。乙姫に何かあった時のバックアップであるためにほとんど外には出られなかったマールにとって、ペルルは外のことを詳しく知る、頼れる友達でもあった。ペルルに限らず、竜宮の民にとって、そこに住む人はみな家族や友達のような感覚でいるが、その中でもマールとペルルは仲が良いようだった。
「マール、マール! 今日はね、豊穣の方に行ってきた!」
 ペルルはマールの代わりに外に出て、いろんなことを教えてあげていた。ほんとのことと、ちょっとからかいがてらに嘘も混ぜて。マールは素直に信じたし、ほんとにそのまま鵜呑みにしそうなときは、ペルルも嘘だということは伝えていたけれど。
「マールって素直だよね。絶対悪い男に騙されるタイプじゃん」
 悪い男が竜宮には居ないのは、とても良い事だ。

 ペルルの話に戻すと、ペルルはちょっと人をからかう癖のある、とても可愛らしい女の子だ。同年代の女の子の中ではリーダー的な感じだし――周囲とほとんど交流のない竜宮では奇妙に思われるかもしれないが、どこか『今どきの女の子』と言った様子もある。
 ペルルにとって、ブレンダ・スカーレット・アレクサンデルという女性は、竜宮では珍しい『かっこいい騎士サマ』だ。必然、あまり見ないタイプのブレンダに、ペルルは興味を抱いている。
「かっこいいっていうのもあるんだけど、からかいがいがありそ~!」
 彼女にとっては、ちょっとからかったりするのは、親愛の証なのだろう。小悪魔のように弄び、子犬のようにくっついてくる彼女のことを、ブレンダも悪くは思わないだろう。

 ペルルちゃんにからかわれてぇな~~~。
 すみません、筆者の感想が出ました。

 兎に角、今日も彼女は竜宮で、ブレンダが遊びに来るのを待っているのだ。


イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/69182
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3710
名前:舜・恵耶(しゅん・けいや) / ケーヤ
種族:亜竜種
性別:女性
年齢:unknown
一人称:わたし(私)
二人称:あなた、~さん
口調:です、ます、ですか?
特徴:覇竜集落フリアノン出身、竜覇(水)
設定:
 フリアノンの舜家と言えば、古くから里長代行を担う家系である。珱家とも関わり深く、里の叡智と言えばと数えられる血筋であった。
 その末の娘として生まれた恵耶は珱家の一人娘であった琉珂を支える彼女の頭脳となるべく厳しく育てられた。
 まだ文字の読めない琉珂に書物の読み解きを教え、人の世について解説することこそが彼女の役割であった。
 ――そんな中、彼女が出会ったのは常に読書をしている蜂蜜色の髪の少女である。『アウラ』と呼ばれた彼女は父祖(ベルゼー)より外の世界の書物を賜り、博識であった。
 勿論、恵耶はアウラと名乗った少女の正体を知らない。だが、読書に興じる彼女に憧れを懐いていたことは確かだ。
 アウラスカルトの気紛れであったのだろう。アウラスカルトは恵耶がフリアノンの頭脳となるべく育てられ博学である事をベルゼーより聞いた。
 ただの気紛れであれど、何方も幼い姫君の子守であったことは確かだ。交友を深めるまでそう時間は掛からなかった。
 ケーヤと呼びかけるアウラスカルトの背を何時だって少女は追っていた。
 次第に足が遠のいたアウラスカルトが訪れる日を少女は何時だって待っていた。
 彼女に起点が訪れたのは深緑で『ベルゼー』が冠位魔種であると判明したときだ。
 フリアノンを騒がせたその一報と共に『アウラ』が――アウラスカルトが竜種であると識ったのだ。

 竜であろうとも、人であろうとも。恵耶にとっては大差はなかった。
 彼女が教えてくれた物語も、彼女が読んでいた本も恵耶にとっては素晴らしいものであったのだから。
 ある晩に、アウラが恵耶の前にやって来た。
 もう二度とは出会うことがない、書物を与えてくれた父祖との決別を告げる程に彼女の中で恵耶は『友人』として認識されていたのだろう。
 だが、恵耶は首を捻った。

 ――可笑しなことを。アウラさんったら。父祖は何も悪い事なんて、していないじゃない。
 あの人は、沢山の世界を見てきて、私達を護る為にそうしただけなのに……物語を読みすぎて下らない英雄譚に憧れちゃったのね。
 大丈夫ですよ、アウラさん。帰ってくる場所は私がちゃんと、用意しておくから、ね?

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/68093
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3846
名前:茶太郎
種族:犬(?)
性別:♂
一人称:わん!(茶太郎(自分の名前))
二人称:わん!(~さん、ポメ太郎には『せんぱい!』)
口調:わん!(~だよ、~だよね?)
特徴:でかポメラニアン、でかもふ
年齢:?
 人一人が背に乗っても問題無い程度に大きなポメラニアン。
 騎乗も出来るし、実は空中犬掻きで空だって飛べる!
 がんばって犬掻きしてるのは必見。あと、めっちゃもふもふ。

 元々は心無い密売人に捕らえられた……のを救われたのが始まりで現在は黒狼隊の屋敷に住んでいる。
 結構な甘えん坊で親しい人にはスリスリしたり、舐めたりして親愛の意思を示す事も多々。
 捕らえられていた折は周囲に敵対的な様子を見せていたが、本質的には人間だいすき。特に助けてくれた黒狼隊には非常に懐いている。

 なお先住犬のポメ太郎とも非常に仲良しになった。
 ポメ太郎が茶太郎の上に乗っかって鏡餅状態になっている事も時折見受けられる。
 ポメ太郎の事を先輩だと思って慕っているようだ。ポメ太郎の弟分……かも!

 なおポメ太郎に誘われてかそうでないのか、オヤツをこっそり探す事もあるとか……?
『ポメ太郎せんぱい! オヤツがあったよ!』
 ただオヤツ自体に執着があるというよりも、どちらかと言うと皆に遊んで(構って)ほしいみたいだ。その他、かくれんぼが大好き……なのだが、その大きな身体が故に割とすぐに見つかる。茶太郎に原因は分かっていない。

 悪人にはわんパンチしたり噛んだりして威嚇する事もあるのだが、先述の通り人間の事はだいすきなので巨体の割にあんまり威力はない。いざという時には勇敢でありベネディクトを乗せて戦場を翔ける事もあるだろう――
『茶太郎も、がんばるよ!』

 ただ躾は途中であり『お手』『待て』『伏せ』を命じると、分からなくて『お手』の場合は顎を乗せて『待て』『伏せ』はスリスリしてくる。更に蝶々が飛んでたりするとすぐに集中が途切れて追いかけていこうとする。好奇心旺盛なのは良い事だろうか……
 ともあれ先輩であるポメ太郎の背を見ながら、立派な黒狼隊の一員になるべく日々修練中である――! あ、ちょうちょ~!

 なお、紅茶の茶葉の匂いなどが好みらしく、茶葉の保管箱があらばとにかく茶太郎チェックが入る。くんくん。
 茶太郎の名に関しては、その様子から名付けられたとか。
 ……ただし時々チェックの度が過ぎて茶葉を散乱させて怒られる事も。しゅ~ん……

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/69243
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3738
名前:時透・生奥(ときおう・きおく)
種族:旅人
性別:男性
年齢:unknown
一人称:ぼく
二人称:あなた
口調:です、ます、でしょう
特徴:静羅川立神教『死屍派』No.3、再現性東京:希望ヶ浜在住
設定:
 再現性東京202X街希望ヶ浜地区に存在する静羅川立神教の『死屍かばね派』に属する少年。
 その外見こそ少年のなりをしているが実年齢は不明。真っ白の髪に赤いメッシュが入っており、柘榴の色のカラーコンタクトを入れている。
 体には死屍派を象徴する赤い彼岸花のタトゥーシールを張り、自身が『死屍派』の人間である事を誇っている。
 彼は己に関する出生の記憶を持たず、本人も自身の実年齢も自身の性格な種や生い立ちを把握していない。だが、それを問題とはしていない。
 陶酔する神が存在しているならば、それ以上に何を求めるべきであろうか。

 生奥は自身が『教団』の活動をする際に綾敷・深美あやしき・ふかみと名乗る女とペアで活動する事が多い。
 ペアである女は自身の嫁いだ家が憑物筋であり、死に際まで怪異をその肉体で飼い慣らし死する際に臓腑全てを怪異に捧げてしまうのだと知り酷く絶望していた。
 だが、生奥は「それこそ救いじゃないですか!」と彼女の不運を幸運だと告げ、実質的指導者であった地堂 孔善へと深美を紹介した。
 酷く感銘を受けた深美と共に生奥は希望ヶ浜の在り方に絶望した存在に声をかけ続ける。
 また、怪異を蒐集し、身体であるレトゥムの力になるようにと様々な夜妖の蒐集を行っていた。
 例えば――弱●虫●と呼ばれた微弱な寄生虫のような怪異を彼は拾い上げる。それらを希望ヶ浜の住民へと植付け、病を撒き散らすのだ。
 その僅かな変化に弱った心に付け入り死屍派はその規模を拡大してきた。

 生奥自身の思想は『自分には何も存在しないからこそ、全てを神様に捧げる』というものである。
 もしも、依り代である地堂 孔善が死した際には己の肉体にレトゥムを今暫く止め、最上の肉体を手に入れるまでの仮の肉として使用して欲しいとも名乗り出ている。
 レトゥムが好む紅色が己の軀に存在している事を喜びながら、彼は人々に『慈善活動』を行い続けるのだ。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/69219
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3715
名前:リーベル・ファウン
種族:人間種カオスシード
性別:女
年齢:20代(行方不明時の年齢)
一人称:私
二人称:あなた、呼び捨て、(年上や身分の高い相手には)○○さん、○○様
口調:〜ね、〜かしら? ハキハキした口調
特徴:【凛としている】【世話好き】【情が深い】
設定:
 幼少時に召喚バグによってカムイグラに渡った人間種で、ルーキスの実母。現在は行方生死、共に不明。
 生まれは幻想、実家は洋服店。裁縫をする両親の元に生まれた為、型紙に落書きをしてはよく叱られて育った。裁縫や刺繍が得意で和洋折衷の服装を自ら仕立てられるのも、そうした両親の元で育ち、自然と型紙を目にしていたせいだろう。
 家族と離れ離れになってしまった少女に棲み家をくれたのは、同じ境遇の人々だった。突然の環境の変化に戸惑いながらも少女は彼等が興した提灯百合が沢山咲く小さくも美しい集落に根を張り、豊穣この地と幻想故郷を愛し、自らの出自に誇りを持ち、慎ましく生活を送ってきた。
 集落に咲く望郷の花言葉を持つ花は、集落を興した人が大陸から偶然持ち込んでいた種を故郷を思い植えたのだそうだ。

 ある年、リーベルは子を授かった。
 仕事で集落を訪れていた鬼人種の男との子であったが、身籠ったと解った時には男は既に集落を離れており、リーベルはひとりで子を産む決意をした。彼女を思って集落の人々は色々と言ったが、膨らみつつある腹を愛おしげに撫でるリーベルの気持ちは変わらなかった。この子はひとりでも育てる、と。
 しかしリーベルは、ルーキスを産んでからいくらも経たぬ内に行方不明となった。
 子供をあやしながらでも山菜摘みは出来るからと集落傍の森に入り――昼をとうに過ぎても戻らぬリーベルを案じて探しに向かえば、泣いているルーキスのみが見つかった。茂みの中、まるで隠されるように、カタバミを寝床として。
 集落の人々はルーキスに母のことを語らない。
 ルーキスは、母のことを知らない。
 けれどただ一度、ぽつりと聞いたことがある。
『お前と同じ色を持ち、地に根を張り生きる、強い心の子だった』

 ルーキス自身は知らぬことだが、冒険者に憧れた幼少時の彼が初めてマントにした布は、タンスの中に仕舞われていた瑠璃雛菊に似た色に染められた『おくるみ』であった。
『るぅきす・ふぁうん ――かわいいあなたに、幸福と幸運を』
 母からの愛が刺繍されたその布は、今、どこにあるのだろうか――。

※上記のテキストは設定委託の内容をコピペしたものです。


イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/66627

設定委託
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3751
名前:ノワール・ニュイ
種族:ディープシー
性別:女性
年齢(或いは外見年齢):unknown(ひみつ)
一人称:私
二人称:あなた
口調:~よ、~ね、~だわ

ジョージが立ち上げた商会『キングマンズポート』に所属。辣腕を振るう右腕として活動している
表向きは、容姿を活かした貴族女性向けのネイルアートや、化粧品等を扱う腕利き商人。同時に、噂話などを集める、ファミリーの情報屋でもある。

性格はややキツめで、凛とした態度とクールな表情が特徴。
非常に美人であるためその振る舞いがサマになっており、彼女にそれを許している。
化粧品についての知識は豊富で、特にフェデリア島で発見された新種の貝をすりつぶしいくつかの成分を複合したパウダーは彼女の開発した人気商品である。シレンツィオ三番街の高級な化粧品店でも取り扱われるほど。

しかしあるときから連絡がつかなくなっており一時は生死すら不安視されていたが、深怪魔たちによって『幽霊船』に閉じ込められていたことが判明。
持ち前のスキルで飲食や呼吸を不要とし、船の中で歌をうたうことで過ごしていた模様。
人生の変化を楽しむタイプの女であり、深怪魔に浚われ閉じ込められるという状況も彼女にとっては『滅多にない経験』としてすこし楽しんでいたフシがある。

●恋人の物語
 彼女の恋人は二十二次大遠征に志願し、アクエリア島攻略戦の際魔種との遭遇戦で死亡。
 彼に歌ったことのある子守歌を、時折思い出すように歌うことがある。
 そんな彼女にとって、フリーパレットの『アクエリア島へ連れて行って』とお願いしてきたことは亡き恋人からのメッセージであるように思え、放っておくことはできなかったのだろう。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/30590#illust-settings-form
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3862
名前:火鈴(かりん)
種族:悪性怪異・夜妖<ヨル>
性別:女
外見年齢:14歳
一人称:りん、わたし
二人称:~さん、あなた
口調:ね、よ、よね、だわ
特徴:再現性東京202X街・希望ヶ浜在住、悪性怪異
設定:
 悪性怪異・夜妖<ヨル>に分類される少女。燃えるような赤毛と猫の耳、尾を有しており普段は耳や尾を帽子やスカートの内部に隠している。
 怪異としての分類は火車であるが幼体とも呼べる力の弱さより、僅かな焔を駆使する戦闘を行うのみで悪さなどに手を染めた形跡はない。
 彼女の特異な能力は『悪人が接近した際にその気配を認識する』というものである。特に火鈴の中で悪人と分類されるのは死を愚弄する行いをしたものである。
 腹を空かせて希望ヶ浜をうろついている最中に祝音と出会い、「お腹が空いたの」と空腹を訴えてずるずると希望ヶ浜学園に保護された。
 現在は社会復帰を念頭に置いて澄原病院で看護師の補助を行っているらしい。外見がまだ幼い為、澄原家の縁者であると表向きには扱われているそうだ。

 澄原病院に通院している綾敷なじみとは猫仲間というイメージが強いのか「なじ姉」と呼び慕っている。
 ……が、なじみの『中身』こと『猫鬼』に関しては「怖いから厭よ、あの人はなじ姉を食べちゃうもの」と仲良くする気はあまりないらしい。
 非常に警戒心が高く、猫仲間や無害そうな相手以外に対しては会話をすることも戸惑う様子がよく見て取れた。
 祝音に関しては善人認定をして「ご飯をくれる凄くいい人」として認識している様子である。
 本来的には悪性怪異でありながらも、彼女そのものの精神構造が非常に幼かった事で危険のない存在として難なく生活を送ることが出来ているそうだ。
 怪異である事を美味く隠せるようになった暁には希望ヶ浜学園にも通いたいと考えているようだが――
「一人は怖いもの、祝音。制服を着て一緒に通って頂戴? クラスメイトって言うのになりたいわ!」
 そんな我儘を言い続けている内はまだまだ独り立ち学園生活には遠いのかもしれない……。

設定委託:
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3845

イラスト:
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/69320
名前:ヴィナース・V・ファリディア
種族:ディープシー
性別:女性
年齢(或いは外見年齢):27歳
一人称:私
二人称:あなた、~くん
口調:~です! ~ですね! ~でしょう!?

竜宮城マイスター通りにガールズバー『ファリディア』を経営する美女。
かつては中央通りの『CLUB RYUGU』で竜宮嬢として名をはせていたが、伝統に沿うだけのスタイルに疑問を持ち始めついに独立。
バニーの伝統を捨てたとして、自らうさ耳を外しバニークラブからガールズバーへと店のカテゴリーを変更。ひとりの女として堂々とカウンターに立つ。
接客スタイルはライトでポップ。カウンターに立って一緒に酒を飲みながら客と話すというものだが、独特な距離感や雰囲気がバニークラブと一線を画している。

店の方針がライトでポップであるため、出す商品は酒に限らない。
また未成年の入店もまったく問題無いため、ふらっと迷い込んだ風牙も歓迎してくれた。

●性格
元気で快活。堂々としていて案外聡明。
独立心が強く、大体一人でも生きていける女。
常に新しいことをしようと考えており、竜宮城が門を開いたことに対しても賛成している。
外の人間とも積極的にコミュニケーションをとろうとし、竜宮城で起きる深怪魔問題にも積極的に取り組んでいる。
依頼を仲介する立場としてイレギュラーズの前に立つこともしばしばである。

設定委託:
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3861

イラスト:
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/44086
名前:ロベリア(本名不明)、院生からは先生、師匠、ママ等の呼び名
種族:魔種(幻想種)
性別:女
年齢:本来の姿では20~30程の外見年齢、実年齢は1000歳以上
一人称:わたくし
二人称:あなた、~ちゃん
口調:~ね、~だわ、~でしょう、~かしら(敬語を使わない丁寧な物言)、口癖はあらあら
特徴:子供に「欲情」されないように素肌を隠す靄
設定:幻想内に100年ほど昔から存在する猟奇的孤児院「フリーデンゼーレ」の創設者にして院長。性的趣向は「人の全て」
元は4桁殺めた殺人鬼

性格はポジティブ、狡猾で合理主義、好奇心旺盛
また残虐で冷徹だがあらゆる全ての言動に本心から悪意を抱いておらず温厚で誰に対しても物腰柔らかに接し決して感情を荒げない、例え自身の身に死が迫っても

細胞を変化させて別人になりすましたり、刃やムチ、矢のような飛び道具などの武器を生成させたりと多彩
短刀やナイフ等の短い刃物や腕の横から生成した鎌状の刃を武器として好む
戦闘面では魔種らしく常人以上の耐久に再生能力
また高CTや【防無】【致命】【必殺】など殺人鬼らしく殺しに特化した技を多く使い、不意打ちや闇討ちが得意だが正面戦闘は極力避ける、イレギュラーズが相手なら特に

変身によって様々な種族の顔と名前で無数の名義を持ち使い分けている
観察すると相手が今まで大体何人殺めたかわかる特技を持っていて、刃を交えると端数までわかる
人(主に子供)の性的趣向を見抜くことができ、異常にまで促進させることも得意
色や花言葉、本数など被害者にピッタリな花を選んで殺害現場や遺族に送るという習慣があり、その為長らく『花屋』の異名を持つ謎の殺人鬼として恐れられていた、それ故か偽名は花の名前を多用
今まで殺めた人については可能な限り全て記憶しており、尋ねると昨日の事のように語る事が出来る

人を殺すと被害者の全てを自分の物に出来ると考えており、また被害者が今まで殺めた人の分も手に入れられるとも考えている
殺人鬼の育成をしてるのもそのためで、卒院者が殺人鬼として名を挙げた時に狩るのが真の目的(魚の養殖のイメージ
院の運営の傍ら趣味として大勢死人の出る事件を起こすべく今まで戦争やテロの手引、魔種化させた卒院者や魔物を街に放つ等裏で暗躍していた
子供を集めたり多数の死者を出す為にローレットを別名義で利用する事もある
混沌の全ての生物を『自分の物にしたい』と夢見て密かに機会を伺っている

「ええ、わたくしあなたの様な子供が大好きなの
是非うちの院にいらしてくれる?きっと素敵な未来が待っているわ」
「あらあら、ピリムちゃんたら本当に素晴らしい成長ぶりね
やっぱり貴女は今までで一番素敵だわ」
「あらあら、随分とやんちゃなのね
今まで何人殺したのかしら、教えてちょうだい」
「素敵だわ、その身のこなし。もっと魅せて
是非欲しいわね」
「○○ちゃん、今までわたくしの為にお疲れ様
わざわざありがとう、貴女の『全て』頂くわ」

施設設定:https://t.co/ENbKTiDzPr?amp=1

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/40809

関係者一覧:https://rev1.reversion.jp/guild/1127/thread/18103

敵味方どちらでも可
アレンジ・改変歓迎
名前:エリム・ナダト・エーディ
種族:大百足の獣種
性別:女性
年齢:20代後半
身長:200前後
一人称:アタシ
二人称:アンタ、呼び捨て
口調:ギャル口調、~じゃん、~だろ、~ぜ
特徴:おでこの触角、露出多めの衣装、褐色肌
設定:幻想内に100年ほど昔から存在する猟奇的孤児院「フリーデンゼーレ」の出身者。性的趣向は「腕」。

ピリム(p3p007348)の双子の姉
面倒見が良く天真爛漫で真っ直ぐな性格だがその本質は残忍な殺人鬼
親に売られ孤児院に引き取られた妹を心配して、自ら院へと赴いた
院長ロベリアを完全には信用しておらず、院で生活している間はずっと警戒していた
それでも内なる欲望を呼び起こされてしまい「腕」を欲する殺人鬼となってしまった
十数年前、ピリムが院を脱走した際に便乗して脱出。以来腕を集めるフリーの殺人鬼に
妹好きだが顔を合わせると互いに腕や脚をとるために殺しあう関係
神出鬼没で(主に強い者の)良い腕があるとわかると音もなく現れターゲットに襲い掛かる
目的のためなら手段は選ばず、利用できるものは例えイレギュラーズであっても利用する
不利になったり勝てないとわかると撤退する潔さもある

武器:自分の腕を汚さないために刃の仕込まれたブーツでの蹴り
後ろ蹴り、横蹴り、踵落とし、刺突、カポエイラなど多彩な蹴りで腕を斬り落とす
反応やEXAが高水準、回避CTがやや高く隙の少ない近距離アタッカー

「おっ!アンタ良い腕してんじゃん!もっとよく見せなよ!
……気に入った。その腕、アタシが貰うぜ!」
「腕の一本や二本くらいいいじゃんかよ~!ケチぃ~」
「なんだかんだ言われてもわかんねーけどよ
アタシは自分の嫌いなモンはぶっ殺すし、好きなモンはどんな手段を使ってでも手に入れるんだよ!」
施設設定:https://t.co/ENbKTiDzPr?amp=1

イラストhttps://rev1.reversion.jp/illust/illust/39069

関係者一覧:https://rev1.reversion.jp/guild/1127/thread/18103

敵味方どちらでも可
アレンジ・改変歓迎
名前:カミーラ・レンティーニ
種族:蠍の獣種
性別:女性
年齢:20代後半
一人称:オレ
二人称:お前、テメェ、貴様、クソ○○(名前や外見/クソピリムやクソムカデ等)
口調:下品な暴言が多く吐き捨てるように荒々しく乱暴、F✕‬‪‪✕‬kやビ○チやShit!などのスラングも多用しよく名詞の頭にクソをつける、~だろうが、~じゃねぇの、~だろ
特徴:左足のない隻脚、後髪が変化した蠍の尻尾
設定:幻想内に100年ほど昔から存在する猟奇的孤児院「フリーデンゼーレ」の出身者。性的趣向は「爪」

脱走時のピリムに友人を殺され左脚も斬り盗られた彼女の同期生
元々はお淑やかで大人しい少女だったが事件後にピリムへの憎悪と自分の情けなさへの怒りを募らせて強くなった。性格も荒々しく歪んだ

貴族の娘として産まれたが訳あって物心着く前に捨てられた所を院長に拾われる
その為院長にはとても懐いており、今では崇拝にも近い感情を抱いている

卒院後は幻想を中心に活動するフリーの傭兵部隊『緋蠍』のリーダーに
メンバーは殆どがピリムの被害者遺族であり、いつか来たる復讐の為にも金と経験を積んで準備をしている
金さえ払えばどんな仕事でも請け負う一方、虫の獣種(特に百足)の依頼は絶対に受けず脚フェチにさえも憎悪を抱いている
始末した死体からは必ず全ての生爪を剥がして持って帰る

下品な暴言ばかり使い知性は低そうにみえるが戦闘では切れ者で柔軟で機転も利き、指揮能力も高く隊員と連携して確実に標的を始末する
特注の特別頑丈なガトリングガンとライフルが主な武器で、戦闘ではどちらか片方を脚代わりにしつつ片手で射撃する。またそれらを松葉杖のように使って移動する
他にもアーミーナイフやスモークグレネード、手榴弾などの多彩な兵器も状況に応じて使い分ける
銃器の命中精度が非常に高く、爪を一切傷つけずに狙って指を弾き飛ばす芸当も可能
隻足故に機動力が低いが常にピリムに対して怒りを覚えている為【怒り】無効
接近戦では射撃は出来ないものの頑丈な愛銃での殴打や、武器の受け流し、獣化した蠍の尻尾での毒針など隙は少ない
脚のガードは特に固い

「なァ…クソムカデ、オレを忘れてねーよなァ?クソッタレのテメェにもツケが回ってきたんだぜ!」
「Shit!邪魔すんじゃねぇ!そこの害虫諸共吹き飛ばされたいか?」
「お前が斬った脚の数だけ鉛をぶち込んでやるぜ!覚悟して死ね!クソビ○チ!!」

施設設定:https://t.co/ENbKTiDzPr?amp=1

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/69244

関係者一覧:https://rev1.reversion.jp/guild/1127/thread/18103

敵味方どちらでも可
アレンジ・改変歓迎
名前:竜墨のリョウ
種族:ディープシー
性別:男性
年齢(或いは外見年齢):37歳
一人称:俺
二人称:お前
口調:だ、だぜ、だろう?
特徴:ダンディ
設定:

グッピーのディープシーで、シレンツィオリゾート二番街にてレストランを経営する男。
コワモテなせいでよくマフィアに間違えられるがカタギ中のカタギ。
しかし用心棒いらずになるからとあえてイタリアマフィアみたいな格好をし続けていたら、訪れた客のひとりが彼をモデルに小説のキャラクターをこしらえた。

小説は練達に持ち込まれやがて映画になり、酔狂な監督はリョウを尋ね映画への出演を求めた。
いちレストランオーナーに過ぎない彼は出演を断ったが、代わりにそっくりな俳優をたてることを許した。結果として拘り抜いたメイクと演技によってリョウが完全再現されたが、微妙に違ったことで――むしろそれはベルナルドに似た。

●繋がり?
ベルナルドがあるときから急に知らない人から『リョウさんですよね! 竜墨のリョウ!』と言われるようになる。
いくらなんでも言われすぎるので調べた所、どうやら同名のソックリ男がシレンツィオでレストランを経営しているらしい。
早速行ってみると彼は、竜宮幣を手にこう迫るのだった。
「ブラーヴォ、あんたがあの有名なベルナルドだな?
 所で、任侠伝説2の製作が決まったらしいんだが――」

設定委託
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3864
イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/68621
名前:タムケノカミ(分類名)
種族:悪性怪異・夜妖<ヨル>
性別:不明
年齢:unknown
一人称:-
二人称:-
口調:-
特徴:再現性東京202X街『希望ヶ浜』に存在する悪性怪異
設定:
 再現性東京202X街『希望ヶ浜』地区に存在するとされている悪性怪異。澄原 水夜子曰く「希望ヶ浜怪異譚にすこしばかり記載されている怪異の一種」であるそうだ。
 旅人の安全を護り、旅の安全を祈るが為に道端に存在しているとされたみちの神の一種であるとされ、正確な名前は判明していない。
 葛籠 神璽曰くは音呂木家に縁が深く、『音呂木』より旅立つもの見守っていた存在であろうと考えられているらしい。
 但し、希望ヶ浜怪異譚にその記述が少ないのはタムケノカミ自身が他の地区に存在する真性怪異――例えば石神や逢坂の神様達だ――と違って自由に場を移動できる存在であるからだとされていた。
 音呂木神社は再現性東京202X地区がモチーフに置いている現在日本の急成長により独自のフィールドを要しているわけではない。故に、非常に狭苦しい場に押し込められている神であるとも考えられる。その『音呂木』の使者とも呼べる立場に当たったタムケノカミはその力の届く範囲を徘徊し続けているのだそうだ。
 詰まりは神が己の加護が届く範囲と定めた不可視の結界の内部を彼は動き回りみちを示しているという事だろう。
 負を背負った者を見付けたならば音呂木神社への道を示し、不浄を注ぎ終えた者には怪異とは別たれる道を与えるようにと加護を与える。
 正しく音呂木の神が望んだ正常の動きを繰り返す。音呂木の神が正常であれば、の話であるが……。

 カイトが彼を見かけたのは逢坂にて結界術を遠隔使用したひよのに労いの言葉をかけにやって来たときのことであった。
 遠隔からの結界術は『ゆらぎ』が大きくそれ故に術者にも負担が掛かる。結界術に造詣の深い彼がひよのを労いにやって来たのは当たり前のことだ。
 その際に、彼はタムケノカミと呼ばれる存在とその傍に黒い少女の影を見た。
 其れが何であったのかをひよのに問い掛ければ彼女は何処か神妙な顔をした後に首を振ったのだという。
「信仰も、続ければ続けるほどに手垢が付いて気付けば取り返しの付かないモノになりましょう」と。

設定委託
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3831
イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/43634
名前:アレクサンダー・スターミュージー
種族:ディープシー
性別:男性
年齢(或いは外見年齢):55歳
一人称:私
二人称:貴方
口調:~です、~ます、~でしょう
特徴:クール、スマート、イケメン、サンマ

「お嬢さん――貴方の瞳に星が見えます。夢を見る、美しい星が」

竜宮城ケルネ通りにてバー『ヴィージア』のマスター兼オーナーを務めている。
街でも有名なイケメンであり、すらりと細身で背の高いスタイルから老若男女問わず人気がある。
若い頃はモダンボーイとして知られたが、歳を取ってからバーを開き、いぶし銀の魅力をもったマスターとして多くの常連客に愛された。
物腰は柔らかく、クールでスマート。非常に紳士的で非の打ち所のない男。
ただし頭はサンマである。

シフォリィの落とし物を拾うことで知り合うことになる。
『お待ちくださいお嬢さん』と言いながら凄まじいスピードで追いかけてくる彼に、シフォリィは当初ビビっていた。
そう、彼は足も速いのである。サンマらしく。

設定委託により作成して頂きました
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3859

イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/69162
名前:ナジュム・エスペランサ
種族:海種
性別:男性
年齢(或いは外見年齢):23歳
一人称:ワイ
二人称:キミ、~サン、~クン
口調:や、やろ、やねん ~などの方言口調
特徴:いつかを夢見る、竜宮男子見習い。夢見るままに、まちいたる。
設定:
 『真珠と珊瑚(パール・コーラル)』店の『竜宮男子』見習い。言ってしまえば裏方スタッフで、華やかな職場とはいささか離れた場所で働く純朴な青年である。ん? いま純朴って言った?

 そう、彼は純朴で真面目だった。派手めなカラーの金の短髪に、イケメンで、どこかこう、偏見全開で言うならば『パリピみたいな外見』をしているが――真面目で、些か気弱で、どんくさい。
 仕事も上手くできないし、竜宮の人間でありながら、対人距離もそんなにバグっていない。楽しい事に目が無くて、失敗すれば人並みにへこんで愚痴も言う。それでも結構努力家で、夢に向かって邁進する優しい青年である。

 竜宮の人間は、人間関係を殊更に重視する。これは、深海という閉ざされた世界で、心を壊さぬように作り上げられた一種の処世術である。と言っても、いわゆる『閉鎖環境にあって独特のコミュニティで人間を縛る』というようなものではなく、一人一人の意思を尊重し、お互いを尊重し合いながら共存していく、という至極真っ当な重視の仕方である。
 そんなわけだから、些か仕事ができないとされるナジュムも、真珠と珊瑚店では問題なく受け入れられている。まぁ、元々竜宮の人間は、真面目でいい人ばかりだ。その程度で排斥されるような文化は持っていない。

 ナジュムもそんな、真面目で優しい竜宮の気質を充分に受け継いでいる。そして、いつか深海から外に出て、何か大きなことをしたい、と夢に持っている。
 その大きなことが何なのかは、ナジュムにはまだわからない。未だ彼はモラトリアムの中にいるといってもいいし、それももうじき終わるだろうことも、ナジュムは理解している。
 ただ、その間に、自分が自分たる何かを手に入れたい。自分の全霊をかけて取り組む夢を得たい――そんなことを考えながら、彼は今日も、店でシャンパンをひっくり返して怒られるのである。

 青年は、夢に夢を見るままに、待ちいたる。
 いつか、自分が誰かを照らし、誰かを導く。
 深海に輝く星のように、なれるように――。

 ちなみに、バニー衣装はまだまだ早いので着せてもらえない。いつか着たいな、と思っている。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3659
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/69345
名前:コルク・トゥル・モンティセリ
種族:人間種
性別:男
年齢:14
一人称:ぼく
二人称:きみ、あなた様
口調:です、ですよ、ですよね
特徴:幻想王国貴族『モンティセリ』家遠戚、監獄島看守
設定:
 幻想王国の治外法権として識られている監獄島の看守を務めている少年。元はモンティセリ辺境伯家の遠戚にああたるが『不幸な事件』を経て養子に入った。
 当時のモンティセリ辺境伯夫人であったベルナデットが収容され、
 暫くの後に「義母様が収容され、モンティセリ家の家門は地に落ちたも同様。ならば、この身を持って家を建て直すまででしょう!」と堂々と宣言。
 モンティセリ辺境伯夫人が収容された監獄島の看守を奉公と家門立て直しのために勤めている――らしい。

 表向きにはその様な『設定』が付与されているが、実際は島と幻想王国を繋ぐ伝令役である。
 フィッツバルディ家の縁者である『ローザミスティカ』と幻想王国を繋ぐ重要なパイプ役の一人である。
 幼いながらも貴族教育をフィッツバルディ家で施されている為か腹の底を知る事は出来ず、悪事にも笑顔で加担する。
 基本的には善性の生き物である筈だが、どうにも『貴族』という社会が彼を歪めてしまったのか「構いませんよ」と何でも受け入れてしまう様子である。

 島内で看守として活動中は黒い翼を有する大鎌を獲物として持っているために『黒鴉』と呼ばれ、本来の名前は黙秘されている。
 それでも仕立ての良い衣服を着ているために何処かの貴族の嫡男であろうと囚人達は噂しているが――

「ぼくが貴族だったらこんな場所で幼い身の上で看守なんてしてないでしょう? 馬鹿なひとたちだなあ。
 でも、看守に手出しはしちゃだめですよ。ぼくだって、身を守るためなら何だってしますし。ねえ、イレギュラーズさんたちとも懇意ですし」

 気が其れなりに強いのか、可愛らしいかんばせをしていても堂々と囚人達を脅すことは忘れない。
 尚、極楽院 ことほぎの手紙をローザミスティカに届けることで出来た縁は其れなりに大事にしている様子であり、「コルク」と呼びかけても笑顔で応答している。
 付け届けを毎度用意することほぎのマメさを評価しているのか、それとも、ただ使いやすいコマとして認識したのかは……定かではないのだ。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3653
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/63551
名前:ナスターシャム
種族:旅人
性別:女性
年齢(或いは外見年齢):unknown
一人称:わたし
二人称:あなた
口調:ね、よ、よね(です、ます、ですか?)
特徴:監獄島看守、『ローザミスティカ』側近
設定:
 監獄島で看守をしている衛生兵の娘。元々はモンティセリ家の専属の侍医であり、ベルナデットが監獄島に幽閉される際に共に島へと渡った。
 監獄島では傷を負ったイレギュラーズの治療役を担っている他、死なれると困る囚人や秘密裏に島を訪れた要人の医療的ケアを担っている。
 医者としての知識はそれなりであり、ローザミスティカの専属医であるという自負が強い。
 ローザミスティカの呼びつける客人であることほぎは支払いを渋ることなく、寧ろ払いが良いために進んで治療をしたがる。
 ローザミスティカには「こんな場所で金を得ても何もないだろうに」と言われるたびにナスターシャムは「ご主人様が外に出たらわたしが奢って差し上げます」と言い返すそうだ。

 扇情的な外見に悪魔を想わせる種族的特徴を有している事から「悪魔みたいな天使」だと囚人達には囁かれる。
 だが、本来の性質は人を癒やすことではなく傷付ける事を好んでおり、治療をすればまた傷付けられるという歪んだ認知の上で医師を志したらしい。
 ローザミスティカは彼女の本来の性質をよくよく知っており面白いとして自身の専属医や側近に置いている。
 ローザミスティカからの信頼も厚く、ナスターシャム自身も決して彼女を裏切ることはないと宣言しているため、ローザミスティカに媚び諂う者の中ではナスターシャムと懇意にする事こそが近道であるともされているらしい。
 また、時折訪れるローザミスティカの外出の際には責任者として監獄島に残り、囚人達の統括を行っている。
 戦闘を行う場面は「乙女の秘密ですけど?」との事でローザミスティカも見たことはないが、囚人達はそれはそれは恐ろしいものを見たとも語るのであった。
 基本的には裏方ではあるが看守でもあるために其れなりの戦闘訓練は積んでおり、
 囚人達を相手取ることを恐れることはないらしい――らしい、というのはあくまでも噂話であるからだ。
 乙女の秘密には踏み入らない方が得策という事だろう。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3849
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/38915
名前:ルカモト
種族:ウォーカー
性別:女性
年齢(或いは外見年齢):unknown
一人称:私
二人称:あなた
口調:です、ます、でしょうか
特徴:忍者風、ビジネススーツ
設定:

 L&R社にてよく雇われている忍者風の傭兵。
 ビジネススーツに面覆をした忍者風の男……だと思われていたが声を変えた女性であった模様。
 非常に機敏で高い戦闘能力を有し近接格闘術に優れている。
 ビジネスに対して冷静なようで、残虐な仕事でもなんとも思っていないかのように行動できる。
 咲々宮 幻介(p3p001387)の剣術を知っている様子。理由は不明……。

「ドウモ。わたくし、L&R株式会社のルカモトと申します」
「おやおや。随分と冷静な判断をなさる。それに、その立ち姿――」
「対象を殲滅できませんでしたか? 仕方ありませんね、今年のボーナスは減りそうです」

●出身世界
咲々宮 幻介と同一世界からのウォーカー。
彼の流派である咲々宮一刀流をよく知っており、かつ技をコピーしたような戦闘スキルを有している。正体は――不明。
幻介とは実は面識があり、幻介が無自覚にひっかけた女であった。
当時彼女(ルカモト)に明確な名前はなく、また身分や正体も隠すことをを定められていたためその後交わることは無かったが、奇しくも混沌世界で交わることになった。
ルカモトは幻介を覚えては居たのだが、人間としてではなく『太刀筋』で覚えていたためパッと見ても誰かわからなかった模様。

●L&Rとの関係
重要な任務の途中に召喚されてしまったため、元の世界へ戻るか元の世界の情報を得る手段を求めている。
現状望み薄だとは当人も思っているが、任務の行く末だけでもわかれば現状に納得できるだろうと考えている。
L&R株式会社とは傭兵業をしていくなかで自然と知り合い、今では年間契約を結んでいる。
依頼の成功率に応じてボーナスが入る仕組みになっており、ローレットとかちあうようになってから成功率が落ちてきていることを若干悩んでいる。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/62082
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3868
名前:なんでも知ってる用務員さん
種族:??
性別:??
年齢(或いは外見年齢):??
一人称:??
二人称:??
口調:~だね、~だよ、~かい?
特徴:謎

希望ヶ浜学園に時折現れる『なんでも知ってる用務員さん』。
名前は田中だったり佐藤だったり鈴木だったりところころ変わるため誰も正しい名前をしらない。
また、用務員室にいるのは彼ではない。
この用務員さんがいつどこからどうやって現れているのか誰も知らず、そして大抵の場合忘れられている。

●秘匿情報1
彼の正体は希望ヶ浜学園という組織が雇う『掃除屋』である。
希望ヶ浜地区にて発生する夜妖事件を隠蔽し、フツウの事故や事件におきかえていく。
彼が最も大きく働いたのは学園を『嘘世界』が包んでしまった事件であり、夢を通して嘘世界に捕らわれていた多くのイレギュラーズを自然な形で(あるいはひどく不自然に)救出していった。

●秘匿情報2
彼と意図的に接触するには非常に多くの条件(或いは儀式魔術)をクリアしなければならないが、なぜかアーリアはスマホのチャットツールの連絡先に『なんでも知ってる用務員さん』が入っている。
話しかけても既読スルーがつくばかりだが、シュールなイラストスタンプを送るとなぜかシュールなスタンプで返してくれる。
たまに意味不明な文章が送られてくることがあり、その一つが『校長の誕生日』の情報であった。

●秘匿情報3
アーリアが『飲もう!』のスタンプを送ると『いいよ』のスタンプが返ってきたことがあった。
その日ふらっと希望ヶ浜のバーに行ってみると、用務員さんが作業着のままカウンター席についている。
アーリアはなぜか不思議に思うことなく、彼と待ち合わせをしたのだと何故か考え、スムーズに乾杯をした。
アーリアはもしかしたらある瞬間に、彼に対する儀式魔術に成功してしまったのかもしれない。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3863
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/63404
名前:八雲樹菜(やくもじゅな)
種族:旅人(両親がウォーカー)
性別:女性
年齢:14歳
一人称:私
二人称:あなた、~さん、ちゃん、君
口調:ね、かも、だよね、かな? かしら?(女の子っぽい口調)
特徴:ふわふわのミルクティ色の髪を二本の大きな三つ編みにしている。グリーンがかったヘイゼルの瞳。
設定:
 父親譲りのミルクティ色の髪、母親譲りのヘイゼルの瞳。
 元の世界で国際結婚をした両親が無辜なる混沌へ召喚された後、樹菜が誕生した。
 八雲は父の姓クラウドロアから取られている。ジュナ・クラウドロアであり八雲樹菜である。

 希望ヶ浜に住んでいた樹菜は10歳の頃、両親と共に山へハイキングに出かけた。
 登る内に段々と雲行きが怪しくなり、豪雨となって家族は遭難してしまったのだ。
 子供が登れるぐらいの緩やかな山道が崩れ、目の前で両親が土砂に飲まれて消えた。
 ガタガタと震える樹菜の前に現れたのは土の精霊――つまり夜妖だ。
 こんな雨の中呆然としている樹菜に困った夜妖は近くの壁に穴を掘り少女をそこへ押し込めた。
 結果的に樹菜はその夜妖のお陰で助かったのだ。
 樹菜は夜妖に感謝した。
 両親が居なくなって絶望していた樹菜を雨から守ってくれた夜妖。
 命の恩人である土の精霊に魅入られ、夜妖憑きとなったのだ。

 そんな身寄りの無い樹菜を引き取ったのは燈堂家だ。
 ここでは夜妖憑きであることを隠さなくて良いと暁月は樹菜に微笑みかけた。
 他の門下生のような戦う力は樹菜には無い。
 けれど、夜妖のお陰で土のことは良く分かった。その土に咲く花たちのことも。
 だから樹菜は燈堂家の草木の管理を手伝うと暁月に告げる。
 戦えないのなら、少しでも役に立ちたいのだと。
 暁月はその申し出を快く承諾した。
 受入れてくれる場所があるのは子供にとって何よりの安心感に繋がる。
 庭の管理人と夜妖の雨水と共に日々燈堂家の花々の手入れをしているのだ。

 もちろん、希望ヶ浜学園にも通っている。
 ブレンダ先生を燈堂家で見た時は少し驚いた樹菜。
 気が強そうで少し近寄りがたいと思っていたからだ。
 そんなブレンダ先生が花たちを愛でてくれ、綺麗だと言ってくれたから。
 ブレンダ先生に樹菜はとても懐いているのだ。

 ブレンダからすれば一生徒であったが、燈堂家での出会いを切欠によく会話する仲に。
 花の様に笑う彼女はブレンダが特に可愛がる生徒の一人。
 休日には共に出かけることもあるようだ。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3799
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/69312
名前:雪涙(せな) / セナ・アリアライト
種族:人間種
性別:男性
年齢:27
一人称:俺、私
二人称:お前、貴殿
口調:だ、だろ、だろうな
特徴:天義国出身、聖騎士団所属
設定:
 天義貴族アリアライト家跡取り、聖騎士団に所属している青年。
 銃の扱いに長けており同僚で後輩でもあるリンツァトルテ・コンフィズリーに前衛を任せ後方からの支援を行う戦法を好む。
 諜報にも長けており、天義国が現時点で問題視しているアドラステイアの関連でも操作に加わっているそうだ。
 後輩であるイル・フロッタの事を可愛がっておりリンツァトルテに片恋慕をする彼女を揶揄うのが日々の楽しみ。
 本来の名前を雪涙と良い、元々は孤児の一人であったらしい。記憶の混濁が激しく、自身の故郷も家族も断片的な記憶しか有していない。セラという妹がいた……気がする。
 天義の孤児院に保護され、孤児達の生活を豊かにするために騎士を志した。その在り方に感銘を受けたアリアライト家が彼を養子として引き取った。
 アリアライト家は正義の遂行者として天義でも名をよく聞く家門であった。
 出自こそ不幸ではあるが順風満帆である青年はある種、恵まれた道を進んできた筈である。

 ――だが、彼の中には痼りのように残り続ける。天義を襲った災厄、詰まりは強欲の魔種による政変は彼の信ずる道を大いに傷付けた。
 悪人は罰するべきであると信じ正義を遂行し続けてきた彼は、国の指示の通り、騎士として手を汚し奪ってきた。
 其れが正しいと教わり、信じてきたからだ。
 だが、あの夜を境に『紛い物の正義』であったことを突きつけられた。
 アリアライト家の当主はその事を気に病み家督をセナに譲ることと決めた。義妹はアリアライトの名を捨てるために直ぐに嫁いだ。
 義夫と義母が雲隠れし、アリアライト家を一身に背負うこととなった青年は家門の継続のために明るく振る舞っているが今にも崩れそうな精神を何とか保っているだけである。
 彼の変化にリンツァトルテもイルも気付かない。表向きには彼は心優しい騎士であるのだから。

 燻り続けるのは傲慢な正義への在り方だった。アリアライト家が懐き続けた正義。その遂行者としての矜持。
 そうあるようにと期待した父母の願いも、あの暗き夜に置き去りにされた家門の誇りも。
 彼がもしも『傲慢なる何か』に出会った仕舞ったならば、その時は――

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3847
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/69440
名前:"鴉塔館長"ワネギウス /ワネギウス・モントフィン・スターニス
種族:人間種だった
性別:男
年齢:壮年
容姿:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/32286

今まで出会った契約の魔性について語るとしよう。
彼はボクとジュアンと同様、大きな契約の力を求めて『虹霓勇者団』に随行した契約魔術師だった。
彼は仲間の中で最も善良で、金勘定と帳簿管理が得意ながら無欲で臆病な男だった。
ボクやジュアンの傍にいるのは勿体ないような男だったよ。使い道もなかったけども。

……だが、久しぶりに邂逅した奴は、善良さと誠実さをそのままに全く異質な怪物になっていた。
原因はわからない。こっちが知りたい。

幻想にはスターニスが収める領地が存在する。
実際よき為政者として振る舞っているのだろう。
治安は悪くないし、田舎の割にはよく栄えているが……やたら烏が多い。
領民ですら近づくことを避けるような、烏の巣窟と化した館に奴はいる。
奴は「無私の善良な領主」として振る舞い、困っているものには惜しみない助力をし、その身を捧げるだろう。
そして誠実で健全な関係を築き上げるためと称し、見返りとしての助力と奉仕を望む。
奴は人間に対しては極めて友好的で、なんだったら今でも自身を人間だと思っているだろう。

それだけならまだいい。だが奴は奴自身の「人間的」の基準を他人にも求める。
つまり見返りとして「惜しみない助力」と「その身を捧げる」ことを要求するんだ。
まるで落とした財布を拾ったら、肉親の骨髄を要求するようなものだ。
ボクの知る限りでは「旅人に一晩の寝食を提供することと引き換えに、指一本を烏の餌にする」というものがある。
根本的に価値観が異なってしまっているんだ。

だが、本質的には誰かに対して敵対するような存在ではないし、関わらない限りは被害を被ることはないだろう。
それどころかやり方によっては一方的に利益を得るような契約も可能だろう。
かくいうボクも「一週間の館の清掃と烏の世話」と引き換えに、蔵書の閲覧を許されたことがある。
奴はどういう家系に産まれたかは知らない、本をたっぷり貯めこんでいるんだ。
興味があるなら訪ねてみてもいいだろう。


だが、決して烏には手を出すな。
ワネギウスはもともと烏が好きだったが、奴のそれは行き過ぎている。
名前:志斎 緋彩(しさい ひいろ)
種族:スカイウェザー
性別:女性
外見年齢:20代前半
一人称:私(わたくし)
二人称:~様
口調:~です、~ます、~でしょうか?
特徴:白染まりの黒髪、緋色の瞳、和装、おおらか、不安定

設定:
チックが嘗て属した一族『渡り鳥』の一人。マナヅルの女性。
担う魔術媒体は、橄欖石(ペリドット)の装飾が施された"髪留め"。
付与や支援、攻性魔術に長けた者が多い中で、彼女は珍しくも状態異常を主とする妨害術式と、植物を傀儡とした様々な異能を使う。
これは天性の才能ではなく、後述する事件から後に、血の滲むような研鑽を経て彼女が獲得した能力である。

『渡り鳥』は人間種に襲われたことで多くの同族を失った過去を持つ。
その後生き残った彼らは人間種に対するスタンスから三派に別たれており、緋彩はその中で人間種達を敵視する《否定派》へ属している。
──件の襲撃によって、彼女は大切な者を喪った。
それは彼女の夫である。緋彩は病死や事故死等、親族との離別を幾度も強いられてきた為に、自らの『家族』に対する執着を人並み以上に抱いていた。
それゆえ良人と結ばれた彼女は、喪失ばかりの人生に於いて初めて得られたものを愛し、慈しみ、己の生涯を捧げようと誓ったのだ。

……それすら奪った運命に対して、彼女の慟哭は、憤怒はどれほどのものであっただろうか。

憎悪は、ともすればこのマナヅルの女性に『呼び声』へ応える可能性すら寄越したが、現在の彼女はそれを拒否し、あくまで純種としての理性の範囲での復讐を人間種達に企てている。
魔種への転化を選ばない理由は単純だ。「純種全てに害為す存在」であるそれらへと変じることは、ともすれば彼女の同族である『渡り鳥』達にすら牙を向ける可能性が在る為。
──関わりが薄くとも。彼女にとって生まれを同じくする彼らもまた、一種の『家族』の範疇に居るのだから。


現在、緋彩は《否定派》の面々以外の交流を断ち、その住まいを豊穣へと移している。
今の時点で彼女が名乗っているこの名前も、その土地に合わせた偽名だ。本名をグルス゠ノーディンという彼女が、しかし今後その名を名乗る可能性は限りなく低い。
亡き夫の姓を未だに借りる彼女がその本名を名乗ることは、即ち愛する人を奪われた過去を思い出さなければならないのと同義なのだから。


《否定派》の長であるフィン・シルヴェスタ(https://rev1.reversion.jp/guild/1/thread/4058?id=1557715)は、緋彩のことを比較的気にかけている。
それは男女間の感情などとは違い──彼女もまた、自身と同様に『呼び声』に惹かれている存在であるという共通点ゆえだ。
尤も、それを拒み続ける理由はそれぞれ異なる。フィンは「既に亡き人の為」に純種であることを選び、緋彩は「今生きている人達の為」に魔種となることを拒む。

……しかし、それに何時まで耐えられるのかを、双方も危ぶんでいる。
自分達が如何に人間種達を拒み、距離を取ろうが、この世界における彼ら種族の数は多く、関わらないことをこの世界自体が許さない。
時として話す彼らを、触れ合う彼らを、己の憎しみゆえに手にかけない保証など無く、それと同じくらい自らが堕ちないという保証も無い。


──だからこそ、フィンと緋彩は小さな約束を交わしている。
「若し一方が魔種となったのならば、他方がその命を断つ」という、悲しくも優しい約束を。



---*---

何故、私から愛する人達を奪うのですか。
私はただ、ささやかな幸せさえあれば。それで良かった。
──嗚呼、何と身勝手な人間の厭わしい事か!

---*---



奪われ、喪った痛みが。今も尚、胸を焼き尽くさんとしているのに。
悪しき人々を屠る為に、躊躇う必要が何処にありましょう?



(イラスト)
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/68693

(設定委託)
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3266
名前:『バニセンボン』
種族:海種
一人称:私(わたくし)
二人称:~様
口調:~です、~ます、~でしょうか?
特徴:愛嬌がある、つぶらな瞳、社交的、世話焼き

設定:
竜宮にいっぱいいる不思議生物の一種。竜宮城たちの補佐としてのお客様への対応を主に行っており、特に同族である海種へのサービス精神が旺盛。

古くから続く由緒正しい一族であり、おもてなしの手腕は一流。手はないが。
頭のうさ耳カチューシャは代々受け継がれていくものであり、これを身に着けているということは一人前ということである。
どういう一族なんだとか、なんでここまで血が続いていたんだとか深く考えてはいけない。伝統とか伝承とかはそんなもんである。

ある程度外敵から身を護る能力を身に着けてはいるが、自衛の範囲を大きく出ることはないため大規模な敵襲にはあまり対応できない。彼らはあくまで従業員であり、警備員たりえないのだ。

※設定の使用にあたって面白おかしく改変していただいて全く問題ありません。

https://rev1.reversion.jp/illust/illust/68165
名前:『海中建築士』アイール・チナ
種族:海種
性別:女性
年齢:成人済み
一人称:ボク
二人称:キミ
口調:だ、だろ、だよね?
特徴:年下に見える、ちっぱい、ぼうっとしている、職人気質

設定:
海の中に建造物がある、それは何も不思議なことではない。なぜなら、彼女のように海中で建造物を建てることができる者がいるからだ。
簡単な穴を掘る、或いは埋めるというところから、岩や砂、海藻などで作る自然な天然の巣。
そして、明らかに木や金属といった海にはないものを使った建造物まで、海の中での作業を行うのが彼女たち海中土方や海中建築士といった存在である。
彼女たちは海の中で建造物を建立し、それを海の中で安定させる技術や手法、魔術などを身に着けており、海中でしか活動できないものや、そうでなくとも海中での活動を主にしている者たちにとって重宝されている。

……というのが彼女の弁である。実際に彼女がそういった技術を身に着けているのか、あるいはそういった人材が各地にいるのかは、実際にやらせてみないと、或いは世話になっている人間に話を聞いてみないとわからないだろう。ただ、少なくとも建築・土木にかかわる人間であることには嘘はなさそうだ。仕事には真摯らしい。

因みにある程度力仕事ではあるらしく、ちょっと危険くらいの海洋生物は撃退できる程度の腕力・技術はあるらしい。まぁ海中は危険がいっぱいだし、そのくらいはできて当然であろう。スコップは道具であると同時に最強の武器なんだよ!

「そもそも海中の建築物って海種とか特定の人物しか使えないからね、知名度なんてなくてしかるべきだ……え、知ってる?そりゃ嬉しい」
「スコップってのは最強で最高のアイテムなんだ」

https://rev1.reversion.jp/illust/illust/51931
名前:ぺんてん(個体によって異なるが、おおむね皆『ぺんてん』と呼ばれている)
種族:精霊
性別:個体によって異なる
年齢(或いは外見年齢):個体によって異なる。
一人称:ぺん
二人称:ぺぺん
口調:ぺん、ぺんぺん、ぺぺぺん
特徴:混沌不思議生物 ぺんぺん 竜宮にいっぱいいる かわいい
設定:

 竜宮にいっぱいいる不思議生物の一つ。主に竜宮嬢や竜宮男子に仕えており、様々なカジノ、クラブなどで、下働きとして活躍している。
 竜宮における、ある種ボーイのような存在である。ドラゴンズ・ドリームのようなカジノでも活躍しており、妙に手際よくお客様にお酒を振る舞ったり、コイン箱を抱えて走り回っている様子が見られる。

 大元は、竜宮が成立した際に、初代乙姫の魔力と付近の精霊の力によって生まれた精霊の類である。当時から竜宮の者たちの下働きとして活躍していた種であり、当時はもうちょっと素朴な格好をしていた。
 竜宮は、元々は禁欲を旨とした非常に閉鎖的な土地であった。邪神ダガンは欲望を叶えると誘惑し、人の破滅へと導く神(大精霊)だった。その為、ダガンを封印する役目を背負った竜宮は、ほとんどの欲望を抑制しながら生きなければならなかったのである。ぺんてんはそんな時代から、変わりゆく竜宮をそのくりくりした瞳で見つめていたのである。かわいい。

 ぺんてんは不定期に、乙姫の魔力と付近の精霊が融合されて生まれる。基本的に長寿で、現在の最長老、先々代の乙姫の時代から生活していたとされており、そういう個体は少し偉そうで、他のぺんてんたちを統括する『ぐらんどぺんてん』とも呼ばれる。かわいい。

 ぺんてんたちは外のものにも愛想よく、イレギュラーズ達のお世話も快くしてくれるだろう。ぺんてん達にとっては、竜宮のお客さんは自分のお客さんも同じだし、何よりイレギュラーズ達が竜宮を救おうと奮闘し、そしてそれを成し遂げたことを知っている。だから、竜宮の救世主として、イレギュラーズ達を受け入れてくれるだろう。

 意外と個体ごとに性格の差などはあり、たまに休憩所でぺんぺん会議をしている。これはぺんてんたちがあつまってぺんぺん言い合っている謎の会議である。竜宮の民は、何を話しているのかを特に気にしていない。ぺんてんのいう事なので、特に深い意味はないだろうと思っている。

 そんなわけで、ぺんてんは今日も、竜宮でお客様をおまちしているのである。ぺんぺん。

 設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3874
 イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/69209
名前:九頭竜 友哉(くずりゅう ゆうや)
種族:鉄騎種
性別:男性
年齢(或いは外見年齢):21歳
一人称:俺
二人称:あなた/てめぇ
口調:です、ます、でしょうか/だろ、だな
特徴:インテリヤクザ、ビジネススーツ、悪徳商人、身内には激甘
設定:

鉄帝にて活動する「九頭竜商会」及びその母体であるヤクザ組織である「九頭竜組」の若き長。
内面は基本的に「金が第一」と考える悪徳商人で基本人の事を駒にしか見ていない。
必要とあらば親兄弟(こちらも相当クズなので良心の呵責はない)ですら、金儲けの為に利用し、蹴落とした真正のクズ
ただし、「友達」にのみかなり甘く、困ってると手を差し伸べ助けてくれる(それはそれとして代価は頂くが)
現状、彼が「友達」と思ってるのは「雑賀一家」、その中でも幼馴染である「千代」はかなり特別な存在である(自覚してないが恋愛感情を抱いてる節がある)
千代が借金や酷い目に遭っても助けてくれる存在。だが代わりに無理難題を解決する様にお仕事を振ってきます。
ちなみに鉄帝でも珍しい「知性派でありながら自身の武力もかなりのもの」な文武両道な人(ただし政治には興味ない)
肉弾戦においては高レベルイレギュラーズにも負けず劣らずの武力を持っています。

必要とあればアドリブ&設定変更OK

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/69058
名前:ニネット゠ヴィルレ
種族:スカイウェザー
性別:女性
外見年齢:20代後半
一人称:私
二人称:呼び捨て/(茶化す時)~くん、~ちゃん
口調:~よ、~だわ、~なの、~かしら?
特徴:今様色の髪、紫色の瞳、妖艶、気まぐれ、根は真面目

設定:
チックが嘗て属した一族『渡り鳥』の一人。アカエリヒレアシシギの女性。
担う魔術媒体は、月長石(ムーンストーン)の装飾が施された"銃"。
『渡り鳥』の一族は宝石、或いはそれを利用した装飾を介しての魔術に長けた者が殆どである中、ニネットは珍しくも魔術に関する才能が極めて乏しかった。
周囲の人間はそれに対して差別の視線を向けることもあったが、そうした者達に対して彼女は鍛え上げた『技術』を以て補完することで、その視線を撥ね退けることに成功した。

──それ即ち、使い捨ての弾丸に込めた術式と銃身に施した宝飾魔術による『重ね掛け』である。
現在ではその独特の魔術式を操る彼女の攻性魔術と回復魔術は、一族の中でも比類する者が極めて少ないとすら言われている。


人間種達に対する態度を三派に分けた『渡り鳥』の中で、ニネットは現在《中立派》の一員として活動を続けている。
ニネットはそのスタンスの重きを他者へと向けており、上述の「活動」も主たるものは身寄りのない人々に対する慈善活動となっている。
その在り方に加え、彼女自身も他者の好意を惹きつけ易い性質をしていることもあって、彼女に対する人気は極めて高い。

美しくも近づきがたい魅力を放つ高嶺の花ではなく、傍らの人に寄り添い、元気づけるかのような野花のような存在。
周囲が彼女に抱く感情は、正しくそういったものに対するそれである。

時としていい加減なところもあり、自身の本心をのらりくらりとした態度で見せない彼女の本性は、慈愛と冷静さの両立と言うのがぴたりと当て嵌まる。
先に語ったかのように、慈善活動を行うニネット自身の他者に向ける慈しみは本心からのものであろう。
が、その優しさだけを抱くばかりでは、何れ心無い人に利用されることも有るのだということを、彼女は過去の経験──『渡り鳥』が人間種に欺かれ、その多くを殺された過去から理解している。

現在に於いては慈善活動を行う団体のリーダーすら務め上げている彼女が、しかし個々人に対して胸中を明らかにしない理由もそこに在る。
……その愛情ゆえに、心を許さないことを覚えた彼女の来歴に、憐みを抱く者はどれほどいるだろうか。


中立派に属する彼女が行う慈善活動には、当然のことながら人間種もその範疇に含まれている。
それは、ともすれば《中立派》ではなく、人間種との融和を目指す《肯定派》の在り方ではないかと言う者もいる。
それに対して彼女が、アカエリヒレアシシギの女性が返す答えは、極めてシンプルなものだった。

──「困っている人と、それを助ける人。其処に人種なんて関係ないでしょ?」

過去に『渡り鳥』が人間種達に追われた際、生き延びながらも仲間からはぐれた彼女は、しかしとある小村の住民に助けられた経歴を持つ。
それが、現在彼女が行う活動の理由。
「尊敬する人達」と同じ行為に身を窶す。それが彼女の選んだ生き方なのだ。



---*---

……『あの子達』がしている事、抱いている気持ち。
解らなくもないのよ?大切なものを沢山喪ったのは、私も一緒だから。
でもね、ただ憎しみを胸に生き続けるなんて、そんなの息苦しいじゃない。

---*---



私は私の気の向くままに、やりたいことをしたいから此処にいる。
今日も肩の力を抜いて、頑張っていきましょ?



(イラスト)
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/64667

(設定委託)
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3273
名前:めんてん
種族:精霊
性別:個体によって異なる
年齢(或いは外見年齢):個体によって異なる
一人称:個体によって異なる
二人称:個体によって異なる
口調:めん、めんめん、めめん、めんだこ
特徴:混沌不思議生物 めんだこ 竜宮にいっぱいいる かわいい

設定:
竜宮にいっぱいいる不思議生物のひとつ。主に竜宮嬢や竜宮男子に仕えており、様々なカジノ、クラブなどで、下働きとして活躍している。
『ぺんてん』が竜宮におけるボーイのような存在であるのに対し、彼らは料理人やバーテンダーといった職人としての側面をもつ。
ケルネ通りでは寿司職人のめんてんが寿司を握り、マイスター通りではスナックに務めるするめんてんがお酌をし、裏通りではめんてんがバッティングセンターの受付に立っている。
会話の際には殆ど『めん』だけを発音するが、そこは混沌肯定のいいところでちゃんと相手に伝わる。

慣れてくると顔つきや声で区別がつくようになり、彼らに実は個体ごとの名前があることに気付くだろう。
彼らの個人を知ることはすなわち、竜宮を知ることと同義なのだ。

そんなめんてんを統括する存在が竜宮城にはおり、その名を『くいーんめんてん』という。
この特別なめんてんは精霊から神霊へと昇格した存在といわれ、一説によれば美しいバニーガールに変身することもできるという。

イレギュラーズは竜宮城の救い主であり文化を更に開くことになった切っ掛けを与えてくれた革命家だと考え、クイーン共々イレギュラーズを歓迎してくれている。


(イラスト)
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/68043

(設定委託)
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3877
名前:イワンシス・サヴァン・アジテータ
種族:海種(ディープシー)
性別:女性
年齢(或いは外見年齢):unknown
一人称:私(わたくし)
二人称:貴方様、~様
口調:です、ですわ、でしょうか、ですわね
特徴:昼行灯、隠れた天才、一過性全健忘
設定:

海洋海軍における要らない子。
『能無しイワンシス』『お荷物サヴァン』『忘れたアジテータ』のあだ名あるいは蔑称をつけられた女。
記憶が一日で消えてしまう海の呪いにかかっており、常に身につけている三枚のネームタグに刻まれた三つの名前『イワンシス』『サヴァン』『アジテータ』を繋げて自らの名前としている。
しかし鎖は四本あり、本来なら四枚あったはずとされている。彼女はその四枚目のプレートこそが自らを知る鍵になると考えて探していた。

彼女の記録ノートによると、二十四年前の二十一次大遠征に参加したサルディーネ海軍将校の部下であり『サルディーネ四天王』とあだ名された四人のうち三人の持ち物である――というところまで判明している。
第二十二次大遠征……つまり最後の大遠征にして成功した大遠征の後、アクエリア島近海の海底を調査中にこれら三つのネームタグが発見された。

このことから、サルディーネ海軍将校の娘であるアンジュ・サルディーネに接近することで自らの正体を見つけられると考え『エルキュール・カンパニー』に軍から出向する形で在籍している。

非常に高い計算能力をもち、物腰は柔らかく誰に対しても怒ったり恨んだりといったことをしない極めて寛大な精神性。
『昨日を覚えておけない』という一過性全健忘という欠点を差し引いても有能な人物である。
また、彼女は自らの記録ノートを記憶代わりとしているが、これを改竄あるいは抹消することが容易なため、彼女自身はこれをそこまで信用していない。

――実際、記録ノートには一ページだけ破り取られた跡があるのだから。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3818

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/69551
名前:浦太郎(ホタロウ)
種族:海種
性別:男性
年齢:25歳
一人称:俺
二人称:~サン、~ちゃん
口調:~だ、~でさぁ、~でよぉ、等の江戸っ子っぽい口調
特徴:手袋、左耳にピアス、左目に泣き黒子、雰囲気イケメン
竜宮城に通い詰める『浦島太郎』。竜宮嬢はみんな大好き。

設定:
 豊穣に住む海種の男性。蕎麦屋の店員として日銭をためて、その金をばぁっと使ってしまう、宵越しの銭は持たないタイプの遊び人。
 身なりはさほど高級とは言えないが、小ざっぱりとした雰囲気イケメン。間違いなくダメ人間に分類されるタイプだが、不思議と人には嫌われないタイプ。要領がいいのだろう。

 ホタロウはある日、釣りに出掛けた際に波にさらわれて流されてしまう。これで俺の人生もしまいか、と覚悟した矢先、しかし深海の加護は彼に味方した。流された先では、非常に明るくて暖かい、海底の天国のような都が――竜宮城があったわけである。
 実際、竜宮には何度か流されてたどり着く者もおり、そう言ったもの達を、竜宮の民は手厚く歓迎し、歓待し、そして地上へと連れ返した。歓待。歓迎。竜宮城。皆さんの想像通りの『接待』が行われているわけである。(もちろん、竜宮城はピュアな人々の住む場所なので、こう、PPP倫に反するようなことは一切行われていないのだが)。

 となれば――これに溺れないホタロウのわけがない。連日連夜トークとお酒を楽しみ、日銭を「かじの」という遊戯施設につぎ込み――まぁ滞在費用がなくなってなお彼は竜宮城を忘れられなかった。
 とくに、彼がひかれたのは、マール・ディーネーと名乗る一人の少女だった。時折城下に姿を現し、距離感をバグらせて……いや、好意的に接してくれる彼女を、ホタロウが『推し』にするのに、さほどの時間はかからなかったわけである。

 ホタロウは、竜宮の位置を秘密にすることを条件に、竜宮の位置を示す『宝玉』を受け取った数少ない人間の一人だ。彼は竜宮の秘密を誰にも漏らさず、しかし時折日銭をためては、竜宮に遊びに行くのである。

 トキノエとは、ホタロウが働く蕎麦屋で、たまたまであった仲である。妙にうきうきとしていたホタロウに、「店員サン、機嫌がいいな」などと言ってしまったのが運の尽き。そのまま詳細は伏せつつも『推しへの愛』を語られ、懐かれてしまったのである。
 トキノエは、正直関わり合いにはなりたくないが、しかし悪人というわけでもないので、縁を切るにも切れず、奇妙な関係を続けている。

ちなみに彼が手袋をしているのは『推し』のマールと握手した手を守るため…らしい。
(握手して以来洗ってないと嬉しそうに言うホタロウにトキノエは若干引いた)

※アドリブ・設定変更OKです。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3765
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/69548
名前:テティシア・ネーレー(くいーんめんてん)
種族:神霊
性別:女性
年齢(或いは外見年齢):十代半ば
一人称:わたくし
二人称:〇〇さま
口調:~ですわ、~でしてよ(総じてお嬢様口調であるが、ポンコツ力が高まると割とメッキが剥がれる)
特徴:混沌不思議生物 くいーんめんてん 竜宮に一匹いる かわいい
設定:

竜宮にいっぱいいる不思議生物のひとつ『めんてん』を統括すると言われる『くいーんめんてん』その人。いやタコ。
この特別な『めんてん』は精霊から神霊へと昇格した存在であり、実際凄いし、偉いのである。どやぁ。
神霊ともなれば美しいバニーガールに変身することだって可能であり、その方が威厳を保てる気がするので、基本的に人型で活動している。

見栄っ張りで偉ぶるような言動が多いが、その実かなりポンコツ力が高く、トラブルメーカー的な一面も。
しかし根っこの部分では素朴で優しく人懐っこい性格をしており、どこか憎めない。
イレギュラーズに対しては強い好意と興味を持っており、彼女と出会う機会があれば、働き者の『めんてん』達と共に歓迎してくれるだろう。

ディーネー姉妹とは基本的に仲良し。だがその胸だけは許さん。


「いらっしゃいまし、イレギュラーズの皆さま。『めんてん』ちゃん達と共に、歓迎致しますわぁ~!」
「めんんんん!? っは。ご、ごめんなさい……ちょっと足を滑らせまして……」

「あら、貴女もクイーンですの!? ええ、ええ、ならば存分に語り合いましょう、お互いの――えーと、帝王学を!」


(イラスト)
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/69565

※アドリブや設定変更OKです。
名前:胡桃夜ミアン(くるみやみあん)
種族:夜妖(精霊)
性別:女性
外見年齢:8歳(実年齢は不明だが、幼子のよう)
一人称:私
二人称:あなた、呼び捨て、眞哉、海晴、明煌
口調:ね、かな、なの、かも?
特徴:プラチナブロンドの髪にヘリオトロープの瞳。
設定:
 煌浄殿に封じられている呪物の一人。実方眞哉と共に二ノ社に置かれている。
 ビスクドールのように美しい見た目で、とても小柄である。
 しかし、その能力は強く、封じられる以前は高位精霊に匹敵する力を有していた。
 現在は煌浄殿の管理下に置かれ、明煌と海晴の命令に従う事である程度の自由を得ている。
 海晴と眞哉とミアンで呪物の回収に当たっているのだ。

 再現性山梨の勝沼ぶどう郷駅近郊の神社でご神体として祀られていた精霊。
 タチの悪い信者たちはミアンを使って大規模な殺戮を企てていた。
 無関係の人達を巻き込む残虐な儀式に荷担させようとしたのだ。
 それを察知した深道家は彼女の封印回収を決断する。

 その儀式の最中に抜け出したミアンは眞哉と出会った。
 見た事の無い夜妖憑きにミアンは興味を引かれ、眞哉ともっと一緒に居たいと願ってしまったのだ。
 恋愛というには幼すぎる純粋な好意。楽しい嬉しいがミアンの中であふれた。
 ミアンの心の変化は儀式を加速させた。彼女にもこの儀式を止める術は知らされていなかった。

 ――私は初めて信者たちの期待に応えたくないと思ってしまった。
 それに、とても怖い者が私を罰しに来る。
「怖いよぉ、助けて。眞哉」
 泣きながら眞哉に助けを求めた。
 眞哉は私を罰しにきた明煌の前に立ちはだかってくれた。
 でも、押さえつけられて。
 怖かった。とても怖かった。
 だから、必死に抵抗した。
 たくさん、たくさん、明煌を傷つけた。
 明煌は血だらけになって、それでも私は勝てなかった。
 きつく縛られて。息が苦しくて。意識が遠のいて。
 明煌は最後にあたたかく抱きしめてくれたの。

 その後、明煌のお陰でミアンは大した怪我も無く回収された。
 力を制御出来ず暴走していた彼女にとってそれが最善だった。
 それに眞哉と一緒に居られる今の煌浄殿の暮らしはとても気にいっている。
「あとで、マンゴープリンたべよ眞哉」
「廻がお土産に買って来たやつか。楽しみだなミアン」
「ん……」

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/68549
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3802
名前:実方眞哉(さねかたしんや)
種族:旅人(両親がウォーカー)
性別:男性
年齢:20歳
一人称:俺
二人称:呼び捨て、お前、~さん。ミアン、海晴さん、明煌さん
口調:だ、だろ、だよな?
特徴:赤髪金瞳。蜥蜴の夜妖憑き。
設定:
 煌浄殿の呪物のうちの一人。
 元々、煌浄殿二ノ社の雑務を担当するバイトだった。
 数年前に希望ヶ浜で起った蜥蜴の夜妖憑きの事件の際、ジェックと出会ったらしい。
 その時はジェックやイレギュラーズの助力があり蜥蜴の夜妖を回収できた。
 しかし、煌浄殿に入ってから眞哉がその蜥蜴の夜妖に憑かれてしまう。
 そのまま夜妖憑きになってしまった眞哉は自ら煌浄殿の呪物となる事を決断する。
 元より身寄りの無い自分を拾ってくれた深道海晴には恩があるから、問題は無かった。
 どうやら相性が良かったのか、以前のように蜥蜴の夜妖が暴れる事は無いらしい。
 蜥蜴の尻尾も隠す事が出来るので、特別に外へ出して貰える。
 呪物となっても眞哉の生活は以前と変わらなかったのだ。

 それを一変させたのは、胡桃夜ミアンとの出会いだった。
 深道の分家周藤がある再現性山梨の祭りで眞哉はミアンと初めて会った。
 その出で立ちから彼女が夜妖であることは直ぐに分かった。
 けれど、眞哉はミアンから目が離せなかったのだ。
 一目惚れと言ってしまえばその通りなのだろう。
 この少女を守りたいと思ってしまったのだ。

「絶対に回収しないといけねーのかよ!? 海晴さん!」
「ああ、胡桃夜ミアンの回収は絶対命令だ。眞哉。お前があの子を好きなんは分かる。
 けど、あの力はこの辺を血の海に変えるぞ? あの子にその意思がなくても周りの大人がそれを許さん」
 それに煌浄殿の主が出て来ているのだ。明煌が一度、回収に出れば逃がす事はありえない。
 眞哉は絶望に打ちひしがれた。
 煌浄殿に囚われるということは、少女の笑顔を見る事も出来なくなるかもしれない。

 眞哉はミアンを捕えようとしている明煌の前に飛び出た。
「俺はどうなってもいいから、ミアンだけは!」
「チッ……おい、海晴。抑えとけそれ」
 海晴に押さえつけられた眞哉の目の前でミアンは明煌によって封じられたのだ。

 絶望に涙を流す眞哉の上に降ってきたのは。
 すやすやと眠るミアンと。血だらけになった明煌の大きな手だった。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/68547
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3800
名前:真珠
種族:夜妖
性別:不明
年齢:不明
特徴:白く灯る半透明の蝶。集団であったり個であったりする。
設定:
 明煌に憑いている白灯の蝶。
 いつも其処に居て何処にも居ない揺らめく幻影。
 集団で明煌の周りを漂っていることもあれば、部屋の隅に一匹だけ仄かに灯っているときもある。
 明煌がもう少し光が欲しいと思った時に、そっと照らしてくれる。
 手で包むと少し温かいような気がする。明煌が心を許す人以外は傍に近寄らない。
 暁月と廻、佐智子と三蛇の傍には飛んでいるが、他の人が掴もうとすると霧散する。

 この白い蝶が何時から居たのか、明煌は覚えていない。
 物心ついた時には既に明煌の周りをひらひらと舞っていた。
 明煌が決して迷子にならないのは、この蝶が帰る道を教えてくれるからだ。
 
 幼い明煌は絵本の中に出て来た大きな真珠が美しく輝いていたのを見て、自分の周りに舞っている蝶の名前を真珠に決めた。
 話さないし意思の疎通が出来ているのか不明だが、明煌を見守る灯火であるのだろう。
 戦闘時は敵の視界を攪乱するのに便利である。
 集団で敵へ飛んで視界を覆うのだ。

 ジュリエットがこの蝶を見かけたのは夏祭りの夜。
 明煌の周りを舞っている蝶が気になって聞いてみたのだ。
「いつも俺の周りを舞ってるんだけど、特に害は無いよ。一般人には見えもしないしね」
「幻想的で綺麗ですね……あら?」
 白灯の蝶はジュリエットの肩に止まりゆるゆると翅を広げる。
「おや、珍しい。あまり俺以外には懐かないんだが。君の美しい髪を仲間だと思ったのかな?」
 ジュリエットの髪は透き通るような白で、虹色が毛先に向かって広がっていた。
「ふふ……可愛いですね。あ、あれ? わわ?」
 次々と蝶が集まりジュリエットを覆っていく。
 わさわさの毛糸玉みたいになってしまったジュリエットに明煌は目を細めた。
「やっぱり、仲間だと思ってるんだね。このままじゃ、君まで消えてしまいそうだ。
 ほら、おいで真珠。その人は連れて行っちゃいけないよ」
 手を伸ばした明煌の指先に蝶が一匹止まる。その瞬間ジュリエットを覆っていた蝶がふわりと消えた。
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/69198

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3805
名前:鷺淵さぎぶち 傘兵衛さんべえ
種族:旅人
一人称:わし
二人称:ぬし
誕生日:6月11日
性別:男
年齢:Unknown(外見年齢は20代半ば辺り)
口調:~じゃ、~じゃろう、じゃろうか?
肌の色:やや色白
瞳の色:くすんだ紺色
髪の色:濃い紺色
身長:174cm 
スタイル:細身でなで肩で引き締まった体格
特徴(外見):イケメン、ポニーテール、引き締まった体
特徴(内面):超弱気、ネガティブ、お人よし

設定:
ウォーカーでイレギュラーズの一人。
ネリと同じ世界出身の妖怪。
ネリよりも少し遅れて混沌へ召喚されましたが、
再会する事なく現在行方不明中となっており、
お互いが混沌にいる事を知りません。

普段は変化で人の姿をとっていますが、
元の姿は単眼で1本足の唐傘お化けです。
唐笠お化けの姿の時の癖が直らず片足で飛び跳ねて動き、
常に片目を瞑って舌を出していますが、
後述のギフトによって会話も生活も難なく行えます。

性格はとても弱気で超卑屈。
混沌に召喚されてからは何を見てもおっかなびっくり、
情けない悲鳴を上げながらぴょんぴょん飛び跳ね逃げ回ります。
でも根はとても優しく、助けを求められると結局放っておけません。

元の世界ではそこそこ腕の立つ剣士でネリの剣術の師匠。
その師弟関係は妖怪仲間たちの間でも広く知られていますが、
よわよわな傘兵衛と尊大な態度のネリで、
どっちが弟子なのかわからないと言われる始末。
その師弟の関係はどちらかと言えば兄妹に近く、
むしろ良好な関係だったと言われています。

戦闘スタイルは1本の和傘を武器に、
1本足によるトリッキーな動きで相手を翻弄する剣術です。
武器の和傘は主に閉じた状態で刀のように扱い、
仕込み刀などはなく鈍器でありながら、独自の技術で斬撃を放ちます。
(唐笠お化けの姿の時は自分の体を使います)
ネリのモップで斬撃を放つ技はこの技術由来のものですが、
片足移動法については「疲れるからパス」との理由で実践しません。

ギフト:
「化傘ノ有様」
単眼、舌出し、1本足と、
唐笠お化けの時の癖が直らない妖怪青年のためのギフト。
片目を瞑っていても視覚に何の影響もなく、
舌を出していても噛んだり涎が溢れたりせず普通に話せ、
2足歩行と同じ感覚で片足で飛び跳ね移動する事が可能になります。

余談:
元の世界にはパゴダ傘お化けの恋人がいます。
消えてしまった恋人の傘兵衛と妹分のネリの身を案じており、
いつか戻って来てくれる事を信じています。
傘兵衛のポニーテールのリボンは寝ている間に、
恋人とネリに悪戯で縛られた時のものの一部分。
脱出する時に出た切れ端をずっと大事にしています。

イラスト:
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/46924
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/46926

※行方不明の理由も含め足りない部分はお任せで、
 役どころはシリアスお笑い問わず、アドリブ改変アレンジ歓迎です!
名前:珠雲しゅうん
種族:グリムアザース(精霊種、八百万)
性別:男性
年齢:45歳前後
一人称:ぼく
二人称:キミ、(名前)さん
口調:~だよ、~だね、~なのかい?※間延びも多い

【設定】

「や~、僕は珠雲ってモンだよ、よろしくね~」
「酒は百薬の長って言うからね、美味しく飲んでくれると嬉しいよ~。飲みすぎて、毒にはしないようにね?」

カムイグラの首都から離れた地、多聞家の関わる地(慧の故郷)の近くで酒蔵を営む男。
酔っていることが多く、ボサついた長髪や間延びした口調もあり、非常に胡散臭く見える。
実際は人懐っこく、ほどほどに緩く、仕事は真面目。
酔っているのも後述のギフトの関係である。酒豪なのも事実だが。

・ギフト“般若湯”
酔っているほど頭が冴える。
ただし頭にしか効果がないため、目や口などは問題なく動くが、手足など体を動かせばふらつく。

・過去
元は豪族、持国家の次期当主“持国じこく 珠雲しゅうん
持国家は慧の仕える多聞家と交流のある家の一つだったが、先代当主の獄人差別が酷く、妹と部下を他所にやった後に暴動を起こした。
家と親を潰し、一通りの事後処理を終えた後に現在の職についた。
20歳過ぎの当時より、今のほうが生き生きとしている、とは妹談。

なお、妹は多聞家現当主の実母、部下はそこに仕える術者になっている。

・『八重 慧』との関係
慧が多聞家に来た幼少時から知っている。
姪と仲が良く、元部下の弟子でもあるため可愛がっている。
でも慧には鬱陶しいおっさんと思われている。いい人なのはわかっているのだが……。

・『多聞 百華』との関係(https://rev1.reversion.jp/guild/1/thread/4058?id=1281390)
姪と伯父、そして酒蔵のお得意さん。
苦労をかけた妹とその伴侶の子、自身が独り身であることもあり非常に可愛がっている。
でも百華には鬱陶しい伯父さんと思われている。いい人なのはわかっているのだが……。

・『栴檀』との関係(https://rev1.reversion.jp/guild/1/thread/4058?id=1514687)
元部下と上司、悪友。
偶に一緒に酒を飲んでいる。

・補足
名前以外はアレンジや変更、大丈夫です。

・イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/69580
名前:シスター・テビル
種族:人間
性別:女性
年齢:22歳
一人称:ワタシ
二人称:アナタ様
口調:~ですわ。~ですわね。~でしょう?
特徴:柔和、冷酷、残酷、怪力
設定:
統結教会のシスター。統一教会の執行機関を管理する女性で、教会に敵対する組織、又は邪魔な組織を武力で制圧する物騒な連中を統率している。
元々は様々な種族が入り混じる、ならず者の傭兵部隊で、テビルもその組織の一員だったが、使い捨てが可能な便利な手駒(外部組織)を欲していたシスター・エンゼが接触、テビルを組織に引き込み、その他の傭兵部隊の連中は教会の秘術と改造手術で化け物として処理される事となった。
テビル自身も薬物による強化で、異常なまでの筋力を有しており、巨大なハンマーをぶん回して敵を防御ごと圧し潰す様な戦いを得意としている。また、痛覚を失っているのか多少のダメージではその動きを止める事は無いようである。
教会の正規部隊は防衛や暗殺といった事が得意だが、この部隊は正真正銘の武力制圧、夜間戦闘を得意としており、降伏した者や命乞いも無視して生存者を一人も残さずに死滅する。なお、その性質上、教団のシンボルである翼のマークを一切所有していない、捨て駒前提の部隊である。
シスター・エンゼとの仲は非常に良好。統一教会の指示というより、エンゼの指示を従って行動している。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/46723
関係人物:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/58722
名前:狂犬兵
種族:モンスター
性別:不明
年齢:不明
一人称:無し
二人称:無し
口調:無し
特徴:素早い、怪力、獣
設定:

統一教会の武力部門、シスター・テビルの手駒。
薬物と禁呪による改造生物で、夜襲が得意。闇夜に紛れて素早く動き、巨大な斧による一撃を見舞うモンスター。斧が無くとも爪による攻撃が可能であり、その爪には致死性の猛毒が含まれ、毒に蝕まれた対象は狂犬病に似た症状により急激に衰弱し死に至る。
嗅覚に優れ、夜目も利くのでこの兵から逃れるのは困難を伴う場合が多い。
獣の性質が強く、知能は最低限だが、ある程度の命令や作戦は理解する事が出来る。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/47143
名前:黒死兵
種族:モンスター
性別:不明
年齢:不明
一人称:無し
二人称:無し
口調:無し
特徴:素早い、人型、残酷、冷酷
設定:
統一教会の武力部門、シスター・テビルの手駒。
薬物と禁呪による改造生物で、夜襲が得意。狂犬兵ほどでは無いが素早く動き、鋭い毒爪で敵を斬り付けて攻撃して来る、狂犬兵より耐久、攻撃性能は低いが手数で勝負してくるタイプである。また、毒爪は非常に強力で、多種多様な毒を扱うことが可能で、特に強力な毒はウィルスの様に感染性を有しており、感染した生物の身体が黒色に変色して急激に衰弱していく黒死病に類した性質を持っている。また、その身体そのものが毒物の塊であり、倒したとしても周囲の生物に悪影響を与える。
知能は非常に高く、性格は非常に残酷で冷酷、指示された命令を実行する為に自ら判断し、行動して来る為、状況次第では戦闘能力が高い狂犬兵以上に厄介な敵となる。

イラスト: https://rev1.reversion.jp/illust/illust/47845
名前:サラバンド
種族:ディープシー
性別:女性
年齢(或いは外見年齢):24歳
一人称:あーし
二人称:~さん
口調:~っす、~っすよね
特徴:パンクファッション、ピアスだらけ、ヘビースモーカー
設定:

竜宮城からやってきたバニーのひとり。
マール・ディーネーが外部に助けを求めるべく竜宮城を経った後、彼女を慕う人々の間で『マールちゃんが心配』という声が多く持ち上がった。
しかし竜宮城の外が危険であることは変わらないため多くの人々がただただ不安にかられるのみであった。
そんな中、マイスター通りにて『邪道のバニー』として知られていたサラバンドが名乗りをあげた。
「あーしが様子見てくるっすよ。べつにあーしがいなくても竜宮嬢は回るっしょ」
後に海賊に捕まり、フリーパレットと対話できることから気味悪がられ箱に閉じ込められた。

●スナック『ジャルムピース』の若きママ
竜宮城マイスター通りに店を持つ。
店の名はスナック『ジャルムピース』。
少ない常連と楽しく(丁度良く毒を織り交ぜながら)酒を飲む場であり、正統派の竜宮嬢とは大きく異なるスタイルを貫いている。
サラバンドの一族は古来からこのスタイルのサービスを貫いており、母から受け継いだ接客術で重い煙草を吸いながら客とシニカルなトークをする。

自分を邪道であると理解し受け入れつつも、このスタイルでこそ癒やせる人々と人生があるという信念も持っている。
値は優しく真面目な女性。人の死や別れに対して敏感なため、涙もろい一面ももつ。

●キドーからの印象
年下の女には甘えにくい。
キドーがたまに発揮するそんな面倒くささと、サラバンドの接客スタイルは相性が良く、サラバンド個人に対する印象も悪く無い。
ただヘビースモーカーっぷりには内心引いている所もある。

ちなみに、キドーがいつも吸っている煙草カンデラも相当にタールが重い。多少吸う本数が少ないぐらいであまり人の事は言えない。


イラスト:
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/66745

設定:
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3858
名前:藍爺
種族:亜竜種
性別:男性
年齢(或いは外見年齢):Unknown
一人称:わし
二人称:ぬし、きさま
口調:じゃ、じゃろう、じゃな など
特徴:老竜、気難しい
設定:
 温泉旅館『龍楼亭』を経営している男性。
 龍楼亭は亜竜集落ペイトの中で亜竜種の戦士団に湯治場として愛好されてきた老舗旅館である。
 龍脈に蓄積した魔力の結晶体である龍楼石が泉を熱し、
 それにより温められた地下水で作られる天然温泉が戦士たちに評判がいいらしい。
 なお、龍楼石とは初代の大旦那が勝手に名付けた呼称であり、あくまで旅館でのみそう呼んでいるという。

 抱きかかえている青色の宝玉は龍楼石の一つ。
 心地よい温かさを持ち、爺としてはいつも抱きかかえていることで落ち着くという。
 非常に気難しくまた仕事に対しては厳格で知られる。

「なんじゃ、また怪我をして帰ってきおったか、小僧ども。
 全く、毎度毎度きさまらが仕事上がりにくるせいで若い連中が寄ってこないじゃろうが」

「うちの温泉が気持ち良かった? はっ、当然じゃ。
 そんなことより、ほれ。たんと食え。
 うちで癒してもまともなもん食ってなけりゃあ力なぞ出んじゃろうが」

 飴と鞭を織り交ぜた台詞と共に美味しい料理を提供するため、傷を癒しに来た戦士たちには慕われている。

 ライと出会ったのはイレギュラーズによる亜竜種集落と世界の繋がりが果たされて以降。
 未開の地を探索するのに燃えていたライが偶然にも旅館の前でお腹を空かしているところを見つかり、一晩とまることになったのが縁。
「なんじゃ、ぬしを見とると他人の気がせん。ほれ、折角じゃし何か食べていけ」
 そう言ってお茶とお茶請け用の温泉饅頭を出され、温泉でゆっくりした。

「うぅむ……なるほどのう、ぬしはそういう知らぬものを知るのが好きなんじゃな。
 いや、ぬしを強制は出来ぬ……じゃが、わしとしてはぬしが心配じゃ」
 厳めしい顔をしながらも、旅館を去ると告げた時にはそうしょんぼりと見送られたものである。

 それ以後も温泉が気持ちいいこと、旅館で食べた料理が美味しかったこともあり、
 ライは時折顔を出しては孫のように可愛がってくる老竜との付き合いを続けている。

 ライ自身は自分の姿は気に入らないこともあり、
 『姿が似ている』という理由からのその扱いには複雑な心境。
 もちろん、自分の内面を見られているのは態度からも感じているため、嫌ではないのだが……。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3891
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/65260
名前:深道海晴(みどうかいせい)
種族:旅人(両親がウォーカー)
性別:男性
年齢:42歳(明煌の10歳上)
一人称:俺
二人称:お前、君、呼び捨て、~ちゃん、~君、~さん
口調:だ、だろう、だな。(やろ、やん等の関西弁も出る)
特徴:黒髪赤瞳の美丈夫。髭を生やしている。右前髪を伸ばしてるが普通に両目ともある。
設定:
 煌浄殿の二ノ社の管理を任されている明煌の従兄弟。明煌に継ぐ煌浄殿の権限者。
 元々は海晴が煌浄殿の次期主人として目されていた。
 しかし、先代(海晴の父親)の意向で煌浄殿の主は明煌となる。
 右目を失い能力が半減している明煌よりも、海晴の方が弱いことが原因の一つである。

 しかし、実質的な雑務を行っているのは海晴である。
 煌浄殿の主になるべくして育てられた海晴の方が諸々の事に詳しかったからだ。
 つまり煌浄殿の『管理人』は海晴なのだ。
 面倒な事は全て海晴が行い、明煌は悠々自適に過ごしている。
 それが許されているのは明煌の規格外の強さがあってこそ。
 海晴とて並以上の能力を持っているが、明煌には到底敵わないのだ。
 呪物を取り押さえ回収し封ずることにおいて、先代をも凌ぐ能力を明煌は持っている。
 自分や先代では封じる事が出来なかったであろう胡桃夜ミアンを回収した明煌に対し、改めて力量の差を実感した。

 本殿のある神域には極力近づかない。
 そこが神聖な場所であるのと同時に、明煌と会いたくないからだ。
 明煌は回りくどい言い方を好み、此方を困らせて反応を楽しむ悪癖がある。
 もう慣れたけれど、最初の頃は随分と頭を悩ませた。
 海晴にとって明煌は何を考えているか分からない手の掛かる従兄弟なのだ。
 だから、会う時は事務的な対応に留め関わらないようにしている。

 実方眞哉、胡桃夜ミアンと共に二ノ社の隣にある社務所に住んでいる。
 比較的簡単な呪物の回収は海晴と眞哉、ミアンで行う。
 三人が手に負えないような特級のものは明煌を呼ばなければならない。
 それが堪らなく、面倒くさいのだ。

 あと、堂々と廻や自分の高い服を買っては経費として回してくるので叩き返している。
「何やねんこの高い領収書。水着こんなする訳ないやろ!」
「いや、廻に合わせて特注だし。それぐらいはするよ」
「……ごめんなさい」
「廻が謝らんでええ。お土産有難うな。……でも明煌よ、これは経費にはならんぞ」
「チッ……」

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/68833
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3809
名前:ルイス゠フェドー
種族:スカイウェザー
性別:男性
外見年齢:30代後半
一人称:私
二人称:呼び捨て、君/(敵相手)お前、貴様
口調:だ、だな、だろう、なのか?
特徴:藍黒色の髪、艶やかな翼、秩序、厳しい、穏健

設定:
チックが嘗て属した一族『渡り鳥』の一人。ツバメの男性で、ルスティカ゠フェドー(https://rev1.reversion.jp/guild/1/thread/4058?id=1518472)の父親。
担う魔術媒体は、紅玉の飾りを施した"長杖スタッフ"。
『渡り鳥』が現状に於ける三派に別たれる以前にて長の座を務めた人物であり、現在《中立派》の指導者であるルスティカはその座を継ぐ筈であった。
明確な規律を設けて一族から逸脱者が生まれないようにする一方で、やむを得ず「そのようになってしまった」者──チック・シュテルを含め──に対しては陰で手厚い援助を施す姿勢から、彼が長を任じた間、一族間の摩耗や軋轢は極めて少なかった。
……その彼も、現在となっては帰らぬ人となっているわけだが。

『渡り鳥』が現在、人間種に対するスタンスから《肯定派》、《否定派》、《中立派》の三派に分かれた理由は、ある人間種の貴族によって『渡り鳥』が利用されたことに起因する。
然る子女の依頼により、彼女の狂言誘拐に一役買うことになった彼らは結果的にその罪を総て押し付けられ、最後には依頼人である貴族の「報復」によって一族の者を多く殺されることとなったのである。
ルイスはその件に関して、自身の一族の無実を訴える為に貴族の屋敷に乗り込んだが、その訴えさえも聞き入れられず、他の者と同様に囚われ、火刑に処されてしまう。

清廉であり、誠実。
その性格を利用したのち、嘲笑と共に撥ね退けるほどの悪辣さが存在したことに気づけなかったことが、彼の唯一の弱点であり、同時にその死の原因ともなった。
──《否定派》の元指導者であるエヴァルト・フリッツ(https://rev1.reversion.jp/guild/1/thread/4058?id=1574614)は、友人であった彼が最期に迎えた結末に憤ったが故に、現在の立場を決めたとも言われている。


チック・シュテルがルイスから(自身の息子を通して)陰ながらの援助を受けていたことは先述した通りだが、「その理由は他にもあるのではないか」と語る者もいる。
それは彼の息子がチックに向ける無意識の依存心に対する嫉妬ゆえと語る者もいれば、もっと大きな計画に絡んだ理由だと言う者もいる。
彼が死んだ今となっては、その多くの理由は謎に包まれたままだが──それが若し明らかになるのであれば、それは何らかの『転機』の時であろうとも、彼のツバメの青年を知る者は確信を抱いている。


ルイスのギフト『卑怯なコウモリ』は、その生涯に於いて彼が一度も使うことの無かったギフトである。
元の童話に於いて、戦争を行う獣と鳥の二種族間で何度も寝返ったコウモリを指すそのギフトの名前からわかるように、その能力は「自身に敵意を持たない対象に向ける『嘘』の信憑性を上げる」というものである。
……似たようなギフトは現《肯定派》の指導者、イービス゠ブランカテリ(https://rev1.reversion.jp/guild/1/thread/4058?id=1558098)が有しているが、彼方とは違ってこのギフトは使う対象に制限がかけられている分、より使い勝手が悪くなってると言えるだろう。
尤も、そのギフトを使わない以上、そのようなことはルイスにとっては関係なかったわけだが。

仮にも一族の長を務める以上、他勢力との交渉術は必須であり、その過程で詐術じみた技法を絡める必要もあったであろうが、ルイスは自らにそれを良しとせず、何処までも真実と誠意を以て相手に接し続けていた。
それをして大きな争いごとが無かったという、彼の長としての在位期間から、その政治的な有能さは分かろうというものである。


──同様に、その死の結末から、それを超えるほどの悪がいるのだという醜悪な事実すらも。



---*---

『誰かの助けとなる為に』。
古来より我々が礎としてきた信条。
……然し、その在り方は総てに於いて『正しき形』であったのだろうか?

---*---



故に私は否定した。
多くの為に一つの犠牲を生む必要など、無いのだと。



(イラスト)
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/57979

(設定委託)
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3381
名前:"詩情の魔精"ドゥファイス /ドゥファイス
種族:妖精(自称)
性別:女性格
年齢:不詳
容姿:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/33471
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/1666
流儀:どんな人間だって素晴らしい表現ができる
→お前の表現に比べればお前自身なんてムシケラに劣る

今まで出会った契約の魔性について語るとしよう。
こいつは…なんていうか妖精みたいななにかだ。
たぶん妖精じゃあない。こんな妖精がいるとは聞いたことがない。
もっと別の何かだ。人間に対しては「友好的」だし愛しているが見下している。

ドゥファイスに対する第一印象は「無邪気」だとか「可愛らしい」というものだろう。
詩と文学、音楽を愛していて。その表現に苦しむ才なきものに対して積極的に手を貸す。
それはほとんどが姦しい応援や励ましであるが、奴に見出された者はその才覚を発現させる。
その過程で彼らはドゥファイスの存在に感謝するようになるだろう。

…もちろん、彼らに隠れた才能があったわけでも、努力で実力が伸びたわけでもない。
ドゥファイスが彼らにある術を施しているんだ。
おそらくは彼らの「記憶」を薪にして消耗し、「表現」という形で燃焼を促す術だろう。
いうなればドゥファイスはリャナンシーに似ている。
そいつら自身の積み重ねを、たった一瞬の輝きのためだけに浪費する寄生虫だよ。
作品を1~3本仕上げる頃には、過去と生きる理由と目的を見失った、無才の廃人が残るだけだ。

ドゥファイスの力を求めるものが、見返りに差し出すものは『過去の記憶』と『芸術』。
人間のことを芸術を作るための消耗品としてしか見ない奴だが、言い換えればそれは相手を舐めているということだ。
多少下手にでたり煽てるなりすれば話は通じるし契約も容易だろう。
ただ、本当になにかを表現したいと思っているなら油断はするなよ。
特に日記は毎日つけておけ。
「ドゥファイスと契約した」という最も都合の悪い事実を忘却すると手遅れになる。

ドゥファイスはハッキリ言ってほぼ無害だといっていい。
「名作を1~2本打ってから消えていく芸術家」がいてくれるからこそ、世の中は多少愉快になっていると思ってもいいだろう?
それにこいつ自身に人を傷つける方法なんてほとんどないんだ。
目についたときに、殺す理由があるなら手をかけるぐらいでいいんじゃないかな。
名前:"悲哀の子"スウィンバーン /スウィンバーン
種族:アンデッド
性別:男性格
年齢:不詳
容姿:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/32655
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3841
流儀:愛と信仰こそ正義だ
→我が愛と妄信は、我が全ての悪徳を許す

今まで出会った契約の魔性について語るとしよう。
時に『スウィンバーンの悲恋』という物語を知っているだろうか。
ある所では一人の娘に心を捧げた悲恋の騎士の物語。
ある所では信仰と忠義よりも女を選んだ大逆の騎士の物語。
そしてある所では… 愛も信仰も裏切った天義の元聖騎士にしてアンデッドの伝承。
奴こそその全ての物語の張本人だ。

その昔、奴は一人の女に入れ込み、そのために教会も家名も捨てた聖騎士だった。
だが悲しいかな。女が愛していたのは奴の金と地位だった。
駆け落ちのさなかに女に裏切られ聖騎士は死んだ…普通なら話はここで終わる。
だが奴はアンデッドとして蘇り、激情の赴くままに女を殺した。
悲恋に囚われた奴の魂はいまだ全てに納得しておらずこの地をさまよっている。

スウィンバーンはいまなお自分が聖騎士でありいまだ彼女を愛していると言い張っている。
自己満足と自己憐憫に耽る子供が、自意識過剰な聖騎士道精神のまま大人に成り損ねたような奴だ。
機嫌を損ねれば生前より磨かれた武術、神聖・死霊魔術、騎芸によって逃げる間もなくたちまちに殺されるだろう。
基本的に奴を「騎士」として扱う限りは、それほどの反感を買わないだろう。

だが、そういう傲慢な奴だからこそ、契約のために付け入る隙がある。
スウィンバーンが見返りに求めるものは『生けるものの生命力』。
奴は殺した女のことを憎みながらも今なお愛していて、「罪深きものの魂」を裁くことで、神様が自分と女を生き返らせてくれると本気で信じている。
自分の命や肉体を担保にする覚悟があるなら、奴のその並外れた力を拝借することができるだろう。
……もっとも、交渉前に殺されることのほうが多いだろう。
奴と接触しようとしたら、準備していた護衛が半壊したのは思い出したくもない。

スウィンバーンそのものは人間にとって有害だ。
風の噂によればいまでもどこかで目にする全ての人間を裁いているらしい。
神聖魔術にも知識があるせいで聖騎士のやり口を知っているのもたちが悪い。
相対するのはやめたほうがいいだろう。
名前:"深淵棲まいの公女"フランソワズ /フランソワズ
種族:不明(魔種)
性別:不明
年齢:不明
容姿:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/30637
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3749
流儀:美しい物語には必ず犠牲が付きまとう
→有象無象は他人の人生の引立役に過ぎない

今まで出会った契約の魔性について語るとしよう。
だが、いいか。コイツには絶対に関わるな。
どんな素晴らしい提案をされても、見返りを要求されずとも応えるんじゃないぞ。
目的も手段も不明だが、確実に人生を無茶苦茶にされるぞ。

ボク自身がコイツが何者で何を目的としているかは知らない。
コイツは「見所がある」踏んだ対象に、漆黒の使い魔を差し向けて契約を提案する。
契約によって得られるものは知識や魔力、あるいは使い魔の助力、金銭……
いずれも無理がない範疇でありながらも、代償に対して膨大な見返りだ。
代償は……『選別される』ことだ。これがどういう意味を持つかはわからない。

だが、ボク達はコイツと契約してからというもの災難続きだった。
数々の同志が契約の魔性との取引に失敗し身を滅ぼし、精神を追いやられ。
優秀だったはずの同志ジュアンですら多くを失い、無欲で知られた同志ワネギウスは奇怪な何かへと変貌した。
全ては偶然か必然の事故かも知れないが、ボクは一連の悲劇にコイツの影を感じてならないんだ。

……果たしてなぜボクだけがこうして無事でいられるのかはわからない。
でも、今でも思う。ボクはただ、後回しにされているだけなんじゃないかと。
………今でもどこかからアイツの視線を感じるんだ。


 ー ー ー ー ー ー ー ー

フランソワズは終焉に住まう魔種である。
彼女は無数の影の眷属を通して人間の営みを観察しており、戯れに声をかける。
彼女は常に英雄や時代を導くなにかが作り出すドラマに飢えているのだ。
その為に彼女はドラマを『作り出す』。
素質や素養のあるもの、見所のあるもの、そして相応しい引き立て役に声をかけては助力し、その運命に干渉する。
彼女はそれによって生じる世界の混乱や、本来正しく人を導くはずだった誰かが踏みつぶされることを気に留めない。
彼女はあらゆる人間の人生を、社会を、ありとあらゆる形や結末で台無しにする。

彼女の日常は影の宮殿に始まり、影の宮殿に終わる。
彼女はそこで何かの到来を待ち続けている。
戯れは気を紛らわす遊戯にすぎない。
名前:"画伯"オフラハティ /オフラハティ
種族:肖像の悪魔(自称)
性別:男性格
年齢:不詳
容姿:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/29502
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/1866
流儀:魂とは誘惑と堕落を前にして輝く宝石だ
→触れざるものこそ冒涜するにたる唯一の存在だ

今まで出会った契約の魔性について語るとしよう。
これはボクがまだ美少年でなかった頃、悪魔の力を求めて探した存在だ。
実際有益な取引を得られたが、当時志を同じくした仲間を数人喪うことになった。
今ならアレはそういう青春だったと割り切れるね。

そいつはオフラハティ……絵画に見えるだろう?
そいつは「絵画の中に潜んでいる悪魔」だ。
油絵具のタッチで描かれた絵画の中を移動し、絵画から絵画へと旅する存在だ。
絵画や肖像画の中に突然現れ、お眼鏡に適うような「素養」を見出した人物を己の領土に誘う。
これを対処する前に、絵画の中の存在を攻撃する手段から考えねばならないだろうね。
人間に対しては「極めて友好的」だが善意はなく、魔種に対しては「同業者」くらいの認識らしい。

オフラハティ悪魔だが、同時に芸術家にして肖像画だ。
常に己の芸術を観賞し批判する存在を望んでいるし、肖像の中の一人物として語り合う相手を求めている。
偶々己を観賞した人物がいれば気さくに話しかけ、自身の領土である『アトリエ』…即ち絵の中への招待を持ち掛けるだろう。

アトリエ:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3779

『アトリエ』の中はオフラハティの筆と絵具次第でどんな景色も物品も手に入る広大な空間だ。
オフラハティと契約を結んだものは、絵画の中で思いつく限りのあらゆる望みと快楽を達成することができるだろう。
所詮は絵にかいた餅だ。ほとんどは現実に持ち帰ることはできないがね。

オフラハティが見返りに求めるものは『インスピレーション』。
奮う筆に悦び咽び、あるいは感動や苦難を感じる事こそそいつの望みだ。
が、往々にして過剰過ぎる刺激は人間の性感帯を麻痺させる。
そして奴の最大のインスピレーションは『人間が誘惑に屈し堕落する過程』なんだ。
そうして何も感じられず怠惰を食むしか出来なくなった人物は『観客に非ず』として、その魂を黒く澱んだ玉虫色の絵の具――『負の色彩』と呼ばれるものに変えてしまうだろう。

オフラハティそのものは無害といっていいが、その誘惑に抗えるものは少ない。
誘惑に抗うには、信念のある夢や幸せを胸に抱いて、それを忘れないことだ。

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