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ギルドスレッド

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ギルド・ローレット

資料庫(関係者スレッド)

ここはローレットの資料庫だ。
特異運命座標の来歴何かも管理している。
まぁ、流石はカミサマだか何だかに選ばれた救世主サマだ。全くオマエ達の経歴は面白いのが多いね。
特に印象深い関係者なんかにゃ興味が尽きない。
どうせならもっと聞かせてくれてもいいんだぜ?

※このスレッドは『PCの関係者を本編NPCとして登場させて欲しい』という希望を出す為のスレッドです。以下、要項を確認の上、ご承諾頂ける場合のみご利用下さい。

・登場は確約されません。又、登場する可能性があるのは『混沌(本編世界)に存在している、し得るキャラクターである事』、『関係者イラストを保有している事』の双方が最低条件となります。(関係者イラストの描画内容が本編設定外である場合等は本編舞台に居ないものとして扱います)
・このスレッドに書かれた情報及び人物像を考慮して極力忠実にキャラクターを動かしますが、登場後の扱いや操作に関しては運営にお任せ頂きます。(拘りがある場合、一人称や口調等の設定もお知らせ下さい。特に敵対的存在である場合、死亡する可能性もございます)
・このスレッドにキャラクター情報をご記入頂きますが、一キャラクターにつき一レスでの説明にご協力下さい。又、どのイラストのキャラクターであるか分かるようにご指定下さい。

本編をお楽しみ頂く為の一助になればと考えております。あくまで希望制ですので、ご要望のない関係者の登場はいたしません。ご希望のある場合のみ、この場に登録をお願いいたします。

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キャラクターID
名前:志斎 緋彩(しさい ひいろ)
種族:スカイウェザー
性別:女性
外見年齢:20代前半
一人称:私(わたくし)
二人称:~様
口調:~です、~ます、~でしょうか?
特徴:白染まりの黒髪、緋色の瞳、和装、おおらか、不安定

設定:
チックが嘗て属した一族『渡り鳥』の一人。マナヅルの女性。
担う魔術媒体は、橄欖石(ペリドット)の装飾が施された"髪留め"。
付与や支援、攻性魔術に長けた者が多い中で、彼女は珍しくも状態異常を主とする妨害術式と、植物を傀儡とした様々な異能を使う。
これは天性の才能ではなく、後述する事件から後に、血の滲むような研鑽を経て彼女が獲得した能力である。

『渡り鳥』は人間種に襲われたことで多くの同族を失った過去を持つ。
その後生き残った彼らは人間種に対するスタンスから三派に別たれており、緋彩はその中で人間種達を敵視する《否定派》へ属している。
──件の襲撃によって、彼女は大切な者を喪った。
それは彼女の夫である。緋彩は病死や事故死等、親族との離別を幾度も強いられてきた為に、自らの『家族』に対する執着を人並み以上に抱いていた。
それゆえ良人と結ばれた彼女は、喪失ばかりの人生に於いて初めて得られたものを愛し、慈しみ、己の生涯を捧げようと誓ったのだ。

……それすら奪った運命に対して、彼女の慟哭は、憤怒はどれほどのものであっただろうか。

憎悪は、ともすればこのマナヅルの女性に『呼び声』へ応える可能性すら寄越したが、現在の彼女はそれを拒否し、あくまで純種としての理性の範囲での復讐を人間種達に企てている。
魔種への転化を選ばない理由は単純だ。「純種全てに害為す存在」であるそれらへと変じることは、ともすれば彼女の同族である『渡り鳥』達にすら牙を向ける可能性が在る為。
──関わりが薄くとも。彼女にとって生まれを同じくする彼らもまた、一種の『家族』の範疇に居るのだから。


現在、緋彩は《否定派》の面々以外の交流を断ち、その住まいを豊穣へと移している。
今の時点で彼女が名乗っているこの名前も、その土地に合わせた偽名だ。本名をグルス゠ノーディンという彼女が、しかし今後その名を名乗る可能性は限りなく低い。
亡き夫の姓を未だに借りる彼女がその本名を名乗ることは、即ち愛する人を奪われた過去を思い出さなければならないのと同義なのだから。


《否定派》の長であるフィン・シルヴェスタ(https://rev1.reversion.jp/guild/1/thread/4058?id=1557715)は、緋彩のことを比較的気にかけている。
それは男女間の感情などとは違い──彼女もまた、自身と同様に『呼び声』に惹かれている存在であるという共通点ゆえだ。
尤も、それを拒み続ける理由はそれぞれ異なる。フィンは「既に亡き人の為」に純種であることを選び、緋彩は「今生きている人達の為」に魔種となることを拒む。

……しかし、それに何時まで耐えられるのかを、双方も危ぶんでいる。
自分達が如何に人間種達を拒み、距離を取ろうが、この世界における彼ら種族の数は多く、関わらないことをこの世界自体が許さない。
時として話す彼らを、触れ合う彼らを、己の憎しみゆえに手にかけない保証など無く、それと同じくらい自らが堕ちないという保証も無い。


──だからこそ、フィンと緋彩は小さな約束を交わしている。
「若し一方が魔種となったのならば、他方がその命を断つ」という、悲しくも優しい約束を。



---*---

何故、私から愛する人達を奪うのですか。
私はただ、ささやかな幸せさえあれば。それで良かった。
──嗚呼、何と身勝手な人間の厭わしい事か!

---*---



奪われ、喪った痛みが。今も尚、胸を焼き尽くさんとしているのに。
悪しき人々を屠る為に、躊躇う必要が何処にありましょう?



(イラスト)
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/68693

(設定委託)
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3266

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