PandoraPartyProject

ギルドスレッド

ギルド・ローレット

資料庫(関係者スレッド)

ここはローレットの資料庫だ。
特異運命座標の来歴何かも管理している。
まぁ、流石はカミサマだか何だかに選ばれた救世主サマだ。全くオマエ達の経歴は面白いのが多いね。
特に印象深い関係者なんかにゃ興味が尽きない。
どうせならもっと聞かせてくれてもいいんだぜ?

※このスレッドは『PCの関係者を本編NPCとして登場させて欲しい』という希望を出す為のスレッドです。以下、要項を確認の上、ご承諾頂ける場合のみご利用下さい。

・登場は確約されません。又、登場する可能性があるのは『混沌(本編世界)に存在している、し得るキャラクターである事』、『関係者イラストを保有している事』の双方が最低条件となります。(関係者イラストの描画内容が本編設定外である場合等は本編舞台に居ないものとして扱います)
・このスレッドに書かれた情報及び人物像を考慮して極力忠実にキャラクターを動かしますが、登場後の扱いや操作に関しては運営にお任せ頂きます。(拘りがある場合、一人称や口調等の設定もお知らせ下さい。特に敵対的存在である場合、死亡する可能性もございます)
・このスレッドにキャラクター情報をご記入頂きますが、一キャラクターにつき一レスでの説明にご協力下さい。又、どのイラストのキャラクターであるか分かるようにご指定下さい。

本編をお楽しみ頂く為の一助になればと考えております。あくまで希望制ですので、ご要望のない関係者の登場はいたしません。ご希望のある場合のみ、この場に登録をお願いいたします。

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キーワード
キャラクターID
名前:■■

性別:不明
年齢:Unknown(外見は少年)
一人称:ボク
二人称:君、呼び捨て
口調:だね、かな、そうかい?
特徴:■■、■■、■■、■■、■■

 異世界『宵闇』の出身者。
 混沌での情報は今のところ全くない。



※登録時点では敢えて非公開にしています。EXプレイング等の使用目的の為に登録しました。
※他使えそうな場面がありましたらと思います。
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/79171
名前:■■

性別:不明
年齢:Unknown(外見は青年)
一人称:私
二人称:其方、呼び捨て
口調:か、だな、なのか?
特徴:■■、■■、■■、■■、■■

 異世界『宵闇』の出身者。
 混沌での情報は今のところ全くない。



※登録時点では敢えて非公開にしています。EXプレイング等の使用目的の為に登録しました。
※他使えそうな場面がありましたらと思います。
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/79246
名前:『葬竜』カプノギオン
種族:竜種
性別:男性
年齢:unknown
一人称:僕
二人称:~さん、~様
口調:だ、だろ、だろう
特徴:将星種『レグルス』
設定:
 将星種『レグルス』に分類される竜種の少年。
 竜としては年若くはあるが将星種『レグルス』の中でも自身は強大な力を有していると言って憚らない。
 亜竜集落フリアノンの巫である『冥家』にも深い繋がりが存在し、巨竜フリアノンの側付であったという『葬竜』の系譜である。
 その『通り名』から死を告げる存在ともされており、その姿を見た者には不吉が訪れるという伝承も残されていた。
 ――が、カプノギオンはあくまでもその系譜であるだけの発展途上の竜である。

 生れ落ちた時から『竜王』と呼び慕うベルゼーに懐いており、たびたび自身の祖先を祀るフリアノンの祭壇の視察に連れて行かれた事がある。
 その際には巫である『冥・璃煙』という女に世話になり彼女を母のように慕っていた。
 璃煙が一時期姿を消し、子を産み落としたが使命のために郷に戻ったと聞いたカプノギオンは彼女の抱える後悔を感じ取り助言したという。
「僕が璃煙様の吾子の代わりになろう。僕は竜だ。半端なことでは死なず、祖たるフリアノンを護る為の力にだってなれるだろう」
 その日からカプノギオンは璃煙が思い描いた『我が子』の姿を形取っている。
 それは璃煙が見ることの叶わなかった愛しき一人息子の幼少期の姿――ルカ・ガンビーノの幼き日の姿にも良く似ていた。
 カプノギオンはただ、ただ、母様(璃煙)の事だけを慈しんでいた。
 それは彼女が竜骨フリアノンの祭壇を護る巫であったからだ。同じ信仰を抱きし者だ。見据える先を違えることはない。

 竜であるカプノギオンがただの亜竜種に此程懐いたのは只の偶然だったのだろう。
 女がフリアノンの祭壇を護る巫であったこと。女が苦心しながらも子と別たれたこと。何よりも、カプノギオンが母を知らなかったこと。
 ――それから、女が『竜王様』に着いて行くと決めた事。
「僕が母様を護ってあげるから、大丈夫だよ」
 甘言を口にするその竜の本来の姿は漆黒の翼を有し、黒き靄を生み出す悍ましきものなのだという。
 故に『葬竜』
 不吉をも周囲へと広げて行く凶兆の翼。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4673
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/78429
名前:ロウ・ガンビーノ
種族:人間種
性別:男性
年齢:48
一人称:俺
二人称:テメェ、アンタ、呼び捨て (妻のみ『璃煙殿』)
口調:だな、だろう、だぜ 等ざっくばらんな口調
特徴:クラブ・ガンビーノ団長、ルカ・ガンビーノの父、現在は行方知らず
設定:
 クラブ・ガンビーノの団長にして、現在行方を眩ませている男。
 息子であるルカ・ガンビーノの成長を確認し、団を任せても良いだろうと姿を消した妻を探し彷徨っている。
 世界中を放浪しているが、妻の所在が亜竜領域なのではないかと耳にし、彼の地への潜入を試みている模様。

 我流の近接格闘術を駆使し、喧嘩殺法とも称される程に流派も何もかもがないが実力はそれなり。
『凶』ハウザーに言わせれば「アイツと喧嘩はしたくはねェ」との事である。
 また、『赤犬』に劣らずとも称される好色ぶりではあったが、妻(ルカの母)と出会ってからは女遊びをぱたりと辞めてしまった。
 それは妻に操を立てたわけではなく、妻『冥・璃煙』――リエン・ガンビーノよりもいい女と出会わなかったから、というだけの理由である。
 リエンにかなり入れ込んでおり、他のどの様な女を見ても気が乗らぬほどの惚れ込みように「牙を抜かれた」と称する傭兵達も居た。

 何も言わずに行方を眩ませたロウが「リエンを探しに行ったのだろう」というのはもっぱらの噂である。
 だが、息子であるルカも父の様子を見ていればその説には納得為ざるを終えない。
 世界中がリエンを敵だと誹れども男だけはリエンの味方で居たいのだ。リエンが『どのような存在であっても』だ。
 それが例え、ルカと敵対しようとも『惚れた女』を護る事を優先する。
 ルカは立派な大人で一人の男だ。大切で、愛した存在ではあるが『惚れた女』を護る為に男として譲れない事があるとも割り切っている。
 リエンの目的が何であるか、リエンの使命が何であるか。それを知らずとも彼女の味方だと確信出来るだけの深い愛を男は抱いてしまっていた。
 リエンが死するその時まで傍らに存在できるのであればロウはそれで構わない。
 惚れた女のために殉ずるだけだ。何も恥ずべき事ではない。
 だからこそ、男は『惚れた女』を探し求める。
 その時、息子に良く似た存在と出会った。彼は言う。「逢わせたい人が居る」と。
 ……あの未踏の地を越えるためならば、何にだって手を伸ばしても構わないのだ。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4674
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/72691
名前:夏雲(シアユン)
種族:亜竜種(魔種)
性別:女性
年齢:不明
一人称:私
二人称:貴方
口調:~だよ、~だよね?
特徴:飢餓状態、亜竜種
設定:
 夏雲は亜竜種の魔種である――
 彼女が一体誰に呼び声を受けたのかは分からない。
 だが彼女は常に腹を空かせていた。何を食べても満たされない。
 肉も野菜も水も彼女の欲を満たすに足りない。
 『だから』ずっと食べていた。
 あらゆる物を。あらゆる者を。

 旨そうなモノがあると我慢できないのだ。

 ……彼女は元々亜竜集落ウェスタの出身。
 集落を護る守人の一族に生まれた者だった。襲来する亜竜や魔物を追い払うのが生業だった。
 だが彼女はある日、打ち倒した亜竜を見て思ってしまった。
「美味しそう」だと。
 そして喰らった。口の端から垂れる渇望を無視できなかったから。
 ――それから彼女の行動は加速度的に狂気を増していく。
 その時点で彼女は狂っていたのか、増したから呼び声を受け入れてしまったのか。
 いずれにせよ些細な事。彼女にとって「美味しい」が全てだ。

 亜竜を喰らった。魔物を喰らった。見られたので亜竜種を喰らった。

 その肉を。その血を。彼女は骨まで喰らう。
 数多の生物を、文字通り骨の髄まで味わうのだ――
 そして彼女は美味の世界へと身を投じて往く。
 食べた事がないものを食べたいから。
 ああ、だから。

 彼女は竜が食べたくなった。

 あの生命力の塊を。この世界における誰も食べた事がなさそうな存在を…… 
 故にピュニシオンの森。前人未踏の地すら彼女には食欲の対象。
 だけど竜は魔種であろうとも容易く喰らう事は出来ぬ存在。
 実際に彼女は『ある竜種』に挑み、そして敗北した。
 ……が。『ある竜種』は彼女を生かした。
 何故彼女が生かされたかは分からない、だけれども。
 それ以降彼女は『ある竜種』の小間使いの様に動いている。
 今日も涎を垂らしながら。
 あぁきっと――彼女は腹を空かせて生きている。
 今日も。明日も。ずっとずっと。お腹が満たされるまで……

「えへへへへ……美味しそうだなぁ。じゅる! 食べて良いよね。ちょっとだけだから。ちょっとだけ!」

 なお彼女は肉よりも『骨』の方が好みらしい。
 理由は「バリバリサクサクしてて美味しいから!」
 放置してても腐らない。スナック感覚で食べられるし。
 だからとりあえず彼女は出逢った者は殺す。
 ――一番おいしい骨を食べようとするハイエナはいないから。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4760
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/77652
名前:クロード・タートル
種族:魔種(元種族・人間種)
性別:男性
年齢:可変(元年齢・16歳)
一人称:可変
二人称:可変
口調:可変
特徴:神出鬼没・変幻自在・正体不明
設定:
 魔種アイドルグループ『華仙』の追っかけのモブ少年。特にリーダーの桃仙(ミリヤ・ナイトメア)の熱心なファン。
 華仙がライブ会場に定めた土地に先触れのように現れて、頼んでもいないのに勝手にライブの準備を手伝ったり華仙の布教を始めたりすることで華仙へに対する人々の期待感を勝手に高めてくれる。

 ……というのは表の顔。
 その正体は、彼がまだ鉄帝と天義との国境『ベーアハルデ・フォレスト』付近の町のホームレス少年に過ぎなかった頃――すなわちミリヤが反転した後にシャイネンナハトの夜に彼女の歌声(原罪の呼び声)に“救い”を見出した、彼女の初の犠牲者にして初の信奉者である。
 推しである桃仙のためならばどんな自分にもなれるという信念により獲得した変身能力は、『特定の誰か』を装うことこそできないものの多彩。普段は華仙のステージの眩しさを損なわないように平凡なモブを装っているが、桃仙を輝かせるためならば敏腕プロデューサーにも共演する超絶美形アイドルにも巨漢ボディーガードにもなれる。
 基本的な行動パターンは、モブとしてステルスマーケティング等のサクラ行為に勤しみながら華仙に興味を持ちそうなターゲットを探した後、プロデューサーやマネージャーとして接触して営業を仕掛ける、というもの。桃仙を引き立てそうなアイドル候補を見つけた時には華仙へのスカウト(原罪の呼び声)も担う。
 歌や踊りの実力は、華仙のものを完コピできるレベル。ただし、彼女らの歌に乗る特殊効果までは真似られない。代わりに、彼の言葉巧みな布教能力(原罪の呼び声)は、華仙の歌(原罪の呼び声)とは異なり拡散性を重視して強さが犠牲になるようなことはない。
 実は、華仙の仕掛け人『黒仙』であり、華仙結成時のメンバーである『三貴仙』の一人にして副団長。ただし、それを知る者は結成の場に立ち会った桃仙・三貴仙・任桃華の他にはいない(普通は桃仙が三貴仙の最後の一人だと誤解していることだろう……実際には別枠である)。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4724
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/78385
反転時のイラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/75249
名前:『燎貴竜』シグロスレア
種族:竜種
性別:男性
外見年齢:20代後半
一人称:私、我輩
二人称:お前、ベルゼー様、種族または二つ名呼び、(竜種以外には)貴様、下賎の者
口調:だ、だろう、であるな
特徴:将星種『レグルス』、エルダーゴールドドラゴンの類種
設定:
 金嶺竜アウラスカルトの系譜のレグルス。竜種としての格はアウラスカルトには劣るが『上位存在』であると自らを驕る。
 劣等種たる竜以外の存在を非常に毛嫌いし、下賎たる者として『竜以外』を見下している。
 上位存在であるが故、壊し、侵し、犯し、掠め、殺戮の限りを尽くす。思うが儘に力を振るい、暴虐の限りを尽くしてこそ己が力の証明になると認識している。
 竜であることに強い矜持を抱いている為、決して敗北は許さず、軍門に降ることなど以ての外。
 故に、己が系統である『エルダーゴールドドラゴン』のバシレウス、只一人の姫君であったアウラスカルトが人間なる劣等種と『お友達ごっこ』をしている事を知り、酷く憤った。
 情けもなく劣等種達に甘えている彼女をバシレウスとは認めず、只のアウラスカルトとして認識している。

「バシレウスの姫君とあろうものが、下賎の者にうつつを抜かすとは……。
 その気品を損なう行動には罰を。我輩が引導を渡さねばならんな、『アウラスカルト』」

 非情に悪辣な性質をし、ベルゼーに言わせれば『竜』そのものの奢りを煮詰めたかのような男である。
 しかし、一度力を認めた者に対しては、敬意を持つ。300年ほど前に『暴走した』ベルゼーを前にして、本能的に彼はベルゼーを『同等の種』として認めたのだそうだ。
 冠位魔種であろうとも竜種に勝利することは難しい。だが、レグルスであった男は暴食の飽くなき欲求を前に平伏した。
 その強すぎる欲に魅せられた、と言うべきだろう。
 巻込まれんとした男を救ったのは同じ系譜を有するバシレウスの『女王』であり、彼女亡き後は姫君を教育してみせると誓ったが……現実はこの有様だ。 
 糺さねばならぬ。
 教え込まねばならぬ。

 人間などと言う劣等種は、下賎の者は蹂躙してこそだ。
 小枝を折るように骨を折り、腑を引き摺り出し獣の餌にしてしまえ。そうしてこそ初めてその価値が分かるのだ。
 対して『愉しませてくれる』相手ではないものに、成竜に毛も生えた程度の世間知らずの姫君が敗北を認めるなど――莫迦らしい。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4768
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/78454
名前:『轟雷竜』オズバーン
種族:竜種
一人称:我
二人称:貴様
口調:~だろう、~であろう、~だろうな?
特徴:【尊大】【傲慢】【竜鱗(黄色)】
設定:
最強生物である竜種にして将星種『レグルス』。
竜の中でも天帝種同様に強大な存在達である。
それなりの年齢であると思われ、同じ将星種『レグルス』の中でも比較的強い力を持っていると思われる。
此処で注意すべきは「同じ将星種『レグルス』の中でも」ということであって、人間など歯牙にもかけないほどの強さを持っているということである。
将星種『レグルス』には『人間(亜竜種に似た)』の姿を取る個体も時折存在するが、オズバーンの場合は威厳のある男の姿をとるという。
しかしながら多くの竜種の例に漏れず、オズバーンもまた人間のような下等生物のことなど一切気にせず記憶すらもしない。
自分より数段劣った生き物と会話する価値を感じることもなく、記憶する価値をも認めていないからだ。
これは竜種としては酷く当たり前の傲慢であり事実であり、変えようのない現実でもある。
もしオズバーンと会話を望むのであれば、攻撃の1つも仕掛けてみればいい。
そいつをウザったく思うような独り言を言いながら致命的な一撃を片手間で繰り出してくるのは間違いない。
オズバーンは人間に敵対的ではないにせよ、味方ではないことを忘れてはいけないのだ。
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4656
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/79388
名前:カエデ・コウサカ
種族:ドラゴニア
性別:女
年齢(或いは外見年齢):20
一人称:アタシ
二人称:アンタ、呼び捨て
口調:~よね、~でしょ? ~なんだからね!
特徴:元気、単純、残念、素直、猪突猛進、ポジティブ、チョロイン
設定:
フリアノンに暮らす亜竜種の1人。
特に特別な何かがあるわけではなく、ごく平均的な生まれと暮らしの亜竜種。
しかしながら戦闘能力はそれなりに高く、フリアノンの中で戦闘要員としての扱いは受けている。
愛用のモーニングスターは特注品であり、乱暴に扱っても壊れない頑丈さを誇っている。
……と、ここまでだと普通なのだが。
結構な目立ちたがり屋で承認欲求強めであり、かの「覇竜侵食」事件の際には毒キノコで熱を出して参戦出来なかったのを悔やんでいる。
……いるが、色々な悲しみを含んだあの事件について、そういうことを言わない程度の良識も持っている。
言ってみれば「自分もその場にいたかった。そうすればもっと何か変えられたかも」という気持ちも含んでいるのである。
そういう意味では本質的には優しいのだが、承認欲求強めなのでその辺がしっちゃかめっちゃかになっている。
なお必殺技として「超絶スペシャル最終奥義カエデちゃんアタック」があるらしいが、その時のノリで内容が変わるらしい。
まあ、そんなこんなで分類としては「ツンチョロ系」なのだが、色々とあって名前の知れた「フリアノン3人娘」のことは羨ましいらしい。
「アタシだって噂されたーい!!」と言ってるところをユーフォニーと出会ったらしいのだが、まあチョロいのですぐ仲良くなったらしい。
うん、なんだかんだ良い子なのである。

◉設定委託
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4788
◉イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/79352
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/79353
名前: 【望まれた子】ミルティロ・トラモント
種族:人間種
性別:女
年齢:10歳
一人称:私
二人称:君、貴方、お前
口調:言い捨て
特徴:母親譲りの長い黒髪
フラーゴラのことを「フラー」と呼ぶ
フラーゴラはミルティロを「ミルティ」と呼ぶ
父・グラーノは「パパ」
母・マルガレータは「ママ」

リアルではフラーゴラの義父・グラーノにつかず離れず側にいる胎児の魔種・スティルバース。そのROOの姿である。
スティルバースは依頼最中にイレギュラーズに討たれ死亡。

トラモント家の設定
https://rev1.reversion.jp/note/detail/167

リアルでは誰の子ともわからないスティルバースであったが、ミルティロはグラーノとマルガレータの実子である。
待望の子供であるためまさに【望まれた子】であった。
ミルティロが生まれた時期を同じくして拾われたのがROOのフラーゴラである。
フラーゴラは養子であれど、ミルティロと実の姉妹のように中がいい。
ただ時には父親のグラーノを取り合ったり、ヤキモチを焼くこともある。
平凡で普遍的な幸せを持つ伝承国の一家である。

ミルティロはイタリア語でブルーベリーを指す。

「私、パパが好き。フラーにはあげな〜い」
「パパやママ、フラーが死にそうになったら私は自分の命を捨てて助けるかも」

イラストhttps://rev1.reversion.jp/illust/illust/79428
名前:『煌魔竜』コル=オリカルカ
種族:竜種
性別:女性
外見年齢:20代
一人称:わたくし
二人称:そなた
口調:だ、だろう、なさい
特徴:将星種『レグルス』、真鍮鱗の老竜(エルダーブラスドラゴン)
設定:
 鱗を金属に例えられる嶺竜、空竜、あるいは一部地竜の系譜。
 アウラスカルトの系譜に連なり、『燎貴竜』シグロスレアに近しい。
 険山の切り立った尾根に登る朝焼けの金星帯が最も映えるとされる丘『フェーローニア』を覇する。
 この丘はかつて、『光暁竜』パラスラディエから譲り受けたとされる。

 竜たる身に誇りを越えた優越を隠そうともしない。
 シグロスレアとの違いは竜以外の劣等への攻撃性であり、シグロスレアが積極的に力を誇示するタイプならば、コルオリカルカは自然と見下し蔑むタイプである。
 どだい『竜』と『人魔』は対等でなく、初めから相手する価値もないと考える。

 性格は思いの外、神経質である。自称『潔癖症』。
 人のことは地を這う気色の悪いものと捉えている節がある。
 様々な動物なども同様であり、亜竜しか口にしないという偏食家。
 亜竜のことは家畜であると考え、自身は大切に扱っていると考えている。

 かつてはアウラスカルトの母である『光暁竜』パラスラディエを敬愛していた。
 しかし年若いアウラスカルトのことは軽んじており、現在は人となれ合う姿に嫌悪を抱いている。
 天帝種(バシレウス)は貴種かもしれないが、竜の力は歳月であると考えている。
 シグロスレアが抱く『アウラスカルト狩り』に興味を示し、アウラスカルトを探している。

 歳月こそが力との考えから、魔種の中では冠位魔種であるベルゼーだけには敬意を表している。
 亜竜種の姿をとることは不必要と嫌うが、ベルゼーが好むことから身につけている。

「わたくしは『煌魔竜』コル=オリカルカ。人よ、疾くと去ね。さすれば命長らえよう」
「竜たるが人となれ合うなど不要。却りて害悪だ」
「かの雛竜姫君には誅伐をくれてやらねばなるまい」
「ひいてはパラスラディエの気高き献身への報いとなろう」

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4769
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/79457
名前:バレル=バレット
一人称:俺
二人称:お前さん
口調:~だ、~だな、~だろ
特徴:昼行灯のオッサン
設定:
旅人由来の吸血鬼。吸血鬼ではあるが、温和でのんびりとした言動が多い。
元の世界では最愛の女性を自身の手で殺しており、召喚直後は本人いわく「最低に腐っていた」とのこと。
その時期に、他の数名と共に犯罪組織の基盤作りに協力した。
犯罪組織が形になった頃、協力関係は解消したが、当時の仲間とは連絡が取れるようにしていた。
その頃には「最低に腐っていた」精神状態も落ち着きを見せ、本来の性格が顔を覗かせるようになっていた。
精神的に安定したように見えたが、ある理由により不安定な部分は消えずにいた。
理由は、睡眠時に最愛の女性を殺した時の記憶が再現されるからだ。
何人かの魔法使いに診断を頼み、ある種の呪いだと断定される。
それは元の世界で受けた呪いであるとも言われ、消す方法を探すようになる。
捜す中で縋ったのが吸血鬼化であった。
烙印を受けることで、呪いが変化、もしくは消失することに賭けた。
犯罪組織の基盤作りで仲間であった、「三文芝居」の伝手により烙印を与えてくれる吸血鬼と接触。
これが可能だったのは、紅血晶の流通に三文芝居が関わっていたからだ。
吸血鬼に命令される形で、商人として流通させていたと三文芝居『は』証言している。
そうした伝手により吸血鬼と接触、烙印を付与され吸血鬼となる。
吸血鬼となった後も、睡眠時に最愛の女性を殺した時の記憶が再現される呪いは消えていない。
そうした中、カーラ=アストレイという女性吸血鬼と出会う。
カーラは、自分が殺した最愛の女性に瓜二つであり、どうにかして助けたいと思うようになる。
自分だけの力では無理だと判断し、イレギュラーズへの烙印付与などを行っている。
他にも、犯罪組織の基盤作りで仲間であった、モリアーティという人物にも助けを求めている。
可能な範囲で出来ることをしているが、それが今後に繋がるかは不明である。

設定委託&秘匿設定SS:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4784
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/79466
名前:カーラ・アストレイ
一人称:私
二人称:貴様、(親しくなってくると)名前呼び
口調:~だ、~だぞ、~だな
特徴:中二病的男装の麗人
設定:
旅人由来の吸血鬼。男装の麗人の姿をした、基本アホの子。
本来の性格は明るく活発であるが、吸血鬼化の影響か、ハイテンションな中二病的性格になっている。
吸血鬼になる前の記憶がない。記憶喪失ではなく「記憶消失」。
そのため、生まれた時から吸血鬼であるかのような性格になっている。
吸血鬼であることが当然であり、純血種や姫のために生きるのが幸せである、と思っている。
その想いは、幼子が抱く純粋な憧憬にも似ており、悪意も無ければ悲哀も無い。
烙印を付与され誰かが吸血鬼になるとしても、それは良いことであり、望ましいことだと思っている。
吸血鬼になる前に敵対関係にあった相手だとしても、吸血鬼になれば仲間だと思っている。
もし仲間になれば、仲良くしようとするだろう。
吸血鬼になる前の記憶がない彼女だが、本人は特に気にしていない。
なぜなら本人にとって、吸血鬼でいることが当たり前だからだ。
そして純血種や姫のために生きることが幸せであると、本人は思っているからだ。
同じ吸血鬼である、バレル=バレットと共に行動している。
これはバレルが度々声を掛けてくれるようになり、仲良くなったからだ。
なおバレルは、カーラが吸血鬼になる前の記憶を消失していることは知らない。
これは吸血鬼になる前の家族や記憶を思い出させても辛いだろうと、バレルが気遣っているからである。
また、カーラが吸血鬼になった経緯も知らない。
これについても、昔のことを思い出させると辛いだろうと、バレルが気遣っているからである。
決定的な擦れ違いをしたまま、カーラはバレルと共に活動している。
それがどのような結末に辿り着くかは、不明である。

設定委託&秘匿設定SS:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4786
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/79465
名前:増長ぞうじょう 勒紗ろくしゃ
種族:グリムアザース(精霊種、八百万)
性別:女性
年齢:おおよそ100前後
一人称:われ
二人称:お前、(名前)
口調:~だろう、~だな、~だろう?

【設定】

「我は増長家当主、勒紗ろくしゃ。見知りおけ」
「我々にしかできないことがある、お前たちにしかできないことがある。傾いた天秤は、倒れるのみだろう」

カムイグラの首都から離れた地の豪族、増長家の当主。
天女の如き美しいひとだが、見目に反し武闘派で、傍らに咲くのは鋼刃の芙蓉(蓮)は彼女の得物でもある。
単純な戦闘能力だけでいえば、多聞家、広目家、持国家、増長家の四家の中で、最も強い。

『それぞれの役割がある』と八百万と獄人を明確に分けて考える質。
八百万であれ獄人であれ能力の評価、採用はシビアに行うが、獄人を一定以上の立場につかせることはない。
とはいえ獄人であることを理由に命を脅かすようなこともなく、見捨てたり切り捨てることもない為、反発する者もそういない。

・増長家
いわゆる『地元の名士』で、慧の仕える多聞家と交流のある家の一つ。
雇用確保や流通整備などのほか、武を重んじる傾向から道場なども積極的に整備している。
その為か、周辺に盗賊などは出ることはまずなく、治安は良い。もし出れば、彼女らの得物の錆になるだけである。

・『八重 慧』との関係
慧が多聞家に来た幼少時から知っている。
従者としての能力は買っているが、主との距離の近さには苦言を呈している。主側にも従者側にも。

・『多聞 百華』との関係(https://rev1.reversion.jp/guild/1/thread/4058?id=1281390)
先代多聞家当主からの付き合いではあるが、考え方の違いから相性は非常に悪い。
八百万の婿を迎えるべきだろうと度々紹介しようとしているが、どれも突っぱねられている。

・補足
名前以外はアレンジや変更、大丈夫です。

・イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/77402
名前:エスティア
種族:精霊
性別:男性
外見年齢:見た目は14歳ほど(実年齢は不明)
一人称:私
二人称:貴方、~さん、ルー様
口調:です、ます、ですか?
特徴:金色の髪にシトリンの瞳、竪琴を持った精霊
設定:
 ヴィーザル地方ハイエスタの村リブラディオンにある神殿の『モイメルの門』の向こう側に居る精霊。
 風の精霊で清浄なる空気を纏う大人しい人格。心優しく面倒見も良い。
 悪鬼バロルグと共に眠りについた『雷神』ルーのお世話係でもある。

 モイメルとは遙か昔に妖精郷アルヴィオンが混沌世界に吸着した際に弾けた飛沫。
 つまり、飛び地である。
 基本的にはアルヴィオンと同じく常春であるが、飛び地なので繋がってはいない。
 常春の庭モイメルに吹く優しい風が精霊の形を取ったものがエスティアである。

 エスティアが生まれた時には既に雷神ルーはモイメルで眠って居た。
 彼の周りには花が咲き乱れ、心地よさそうな寝顔に優しい風をそよぐのが日課だった。
 雷神ルーはどんな人なのだろうとエスティアは彼が起きてくるのを楽しみにしていた。
 そして、目覚めの時はやってくる。
 常春の庭に突然、雷鳴が轟いたのだ。
 驚いたモイメルの住人達は怯えて隠れ潜んだ。
 今まで揺り籠の中で幸せそうに平和な日々を過ごしていた精霊や妖精達には刺激が強すぎたのだ。
 恐る恐るエスティアが周囲を見渡すと、雷神ルーが立ち尽くしているのが見える。
 先程の雷鳴は雷神の目覚めだったのだとエスティアは胸を撫で下ろした。

 しかし、どうやら完全な目覚めでは無いようで。夢見心地でうつらうつらしている。
 放っておいたら、またあの雷鳴を辺りにまき散らしてしまうかもしれない。
 そこからエスティアは雷神ルーのお世話をするようになった。
 眠りに誘うように竪琴を奏で子守歌を歌う。
 起きてきた時には、モイメルの住人のことを話してみる。
 たまにモイメルへと迷い込んでくる人間のことは興味があるようで聞き入っているように思えた。

 雷神ルーの完全な目覚めは『モイメルの門』が開かれた時だ。
 実のところ起きたばかりの子供みたいなものなので、危なっかしくてつい世話を焼いてしまうのだ。
 ジェックとの出会いはこのモイメルの門が開かれた時である。

・イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/50222

・設定委託
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4162
名前:クローム
種族:人間種(カオスシード)
性別:女性
年齢(或いは外見年齢):unknown
一人称:私
二人称:あなた
口調:~です、~ます、~でしょうか
特徴:はかなげ、歌が綺麗、理想家
設定:

「この国は間違っています。欠陥です。失敗です。過ちです」
天義の教会でシスターをつとめていた女性。
綺麗な歌声と美しい容姿から、街で人気のクロームさんとして知られていた。
優しい人格者であり、皆から母のように慕われてもいた。
そう、全て過去形。失われたものである。

・転機
『煉獄篇第五冠強欲』ベアトリーチェ・ラ・レーテによって天義が蹂躙されかかった時、同時に天義が抱えていた誤りも世に露呈した。
執政官や枢機卿の不正や、歴史的不正義の裏に隠された闇。それらを国が実質的に認めてしまったという状態に、国を疑った者たちが現れた。その一部はアドラステイアという場所に流れたが、クロームを含む『心臓教会』は別の形で天義と袂を分かったのだった。

・心臓教会
ハート型を逆向きにしたような形をシンボルとする天義にある宗派のひとつ。
神は全ての行いをしっかりと見ており、必ず正しい未来を定めてくださるという教えを持っていた。
しかし国家への疑いから独自性を強め、一方で神への信仰を深めていく。
それは地下宗教への変化をもたらし、彼女たちの活動は急速に先鋭化していった。

・先鋭化と過激化
地下に潜り独自の教えを守り続けた心臓教会は幾度ものクーデターを経験した。
国家に戻るべきと主張する者や、国家と戦うべきと主張する者。そうした派閥争いが内乱をうみ幾度も代表者をすげ替えていく。
そうした政治的蠱毒とでも言うべき環境の中で、クロームは新たな代表社として立ち上がることとなる。
これまでの代表社たちを打ち倒し、掲げた主張は『あるべき国家へ戻すこと』。
魔種の暗躍も、国家の不正も、それによっておきた内乱も。全てを消し去り『優しかった時代』を取り戻そうとした。

・現在のクローム
神のしもべ、『遂行者』となったクロームは表社会に姿を見せた心臓教会の同志達と共に、あるべき国家を取り戻すための戦いを始める。
それは精霊種となったスモーキーとの、『優しかった時代』ぶりの再会を意味する。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/72957
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4772
名前:不明、仮称『かい
種族:不明
性別:不明
年齢:不明
口調:相手により変化
特徴:相手により変化

説明:
仮称『かい』は、再現性東京内の学校に現れる不定形の存在です。人の後悔を元に形作られた、夜妖や悪性怪異の類と思われますが詳細は不明です。
かい』はランダムな小学校・中学校・高校(廃校や大学では確認されていません)に不定期に出現、目撃した人間に反応して変化し、異常効果を発揮します。

かい』は目撃者に「子供の頃、後悔した出来事」を思い起こさせる形状に変化します。
目撃者はそれを見ることで、その後悔をより強く感じるようになります。その際、何故かその出来事を「この学校で起こったこと」と認識し、さらに「目をそらしてはいけない」と思い込み『かい』を凝視するようになります。
この際に『かい』から目撃者を責めるような言葉が聞こえるようになりますが、これは目撃者本人にしか聞こえません。
第三者から目撃者への呼びかけにより、その思い込み、及び凝視行動を止めることは可能ですが、『かい』を見ていた時間が長いほど呼びかけへの反応は鈍くなります。
目撃者が『かい』を凝視し続けると、最終的に「これ以上後悔したくない」「この罪を償いたい」と、自傷や自殺を試みるようになります。
目撃者が『かい』から一定以上離れる、もしくは自傷や自殺により意識、もしくは命を失った時点で『かい』はその場から消失します。

補遺:
もしこの怪異を、飛呂が目撃したとするならば。
それは花瓶の置かれた机と、あの子が大切にしていた縫い包みに見える。
ばけもの、こわい、と怯える少女の声が聞こえる。

――飛呂は10の頃、クラスメイトの少女を、ギフトの顔で怯えさせたことがある。
謝りたかったのに、彼女は事故で亡くなった。
飛呂とは関係なく、ただの偶然で。
でもそれは、一生謝ることができなくなったということだった。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/78341

※設定変更・アレンジ歓迎
名前:キドイェ
種族:魔種(元・精霊種)
性別:不明
年齢(或いは外見年齢):Unknown
一人称:僕
二人称:君、アナタ、(大事な人は名前で呼び捨て)
口調:だ、だよ、だよね?
設定:

男にも、女にも見える不思議な人物。
常に気だるげに振る舞い、言動も投げやり気味で何処となく他人とズレているように見えるが、心根は案外優しい。

転移した直後のリュコスの拾い主。
人間種とよく似た姿をしているが正確には精霊種。嘗てシスター・マイヤの敬虔な祈りが象無象の名も無き力と結びつき、彼女の所有するロザリオへ一つの生命を宿らせた。よって本体は首から提げている十字架。
年齢、性別の概念はあってないようなものだが「少なくとも見た目以上には生きているよ」と語る。

シスター・マイヤはとても快活で、朗らかな若い女性だった。
自らが呼び覚ました命を慈しみ、彼の存在に『祈りの子キドイェ』と名付けた。
マイヤが存命であった時期は彼女の家族として共に過ごし、聖職者の一人として教会の仕事を手伝っていた。マイヤに似て心優しく振る舞い、マイヤより聡明な頭脳で教会に訪れる者達から信頼されていた。
生みの親曰く「あたしより頭がいいのは余計だっつーの!」との事。
マイヤと過ごしていた日々はとても幸福だった。素晴らしき日々だった。
キドイェは他人と比べると心の揺らぎが小さいと思っていた。だからこそ他者の気持ちを尊重し、その真摯さに共感する事ができた。
マイヤと彼女の隣人は、この世界にある素晴らしい数々をキドイェに教えてくれた――あの日が来るまでは。
当時、腐敗の著しい天義貴族は自身の権益を得るべく陰謀を巡らせ、マイヤはその犠牲になった。彼女は理不尽な異端審問にかけられ若く純真な命を惨たらしく散らせた。
マイヤが大切にしていた隣人達も、同じ貴族の企みによって火にくべられた。
何もかも失ったキドイェだが不幸にも狂い切れず、誰もいない古びた教会でひっそりと自省の日々を過ごしていた。
そんな日々を送る最中、別の世界から迷い込んだ狼の子供――リュコスと出会う。
特に他人への警戒心の強い時期だったリュコスに(美味しいご飯で)心を開かせ、暫くの間リュコスの保護者として彼(女)の面倒を見ていた。この時リュコスからは「せんせい」と呼ばれている。
キドイェは幼子が「都合の悪いものを隠すのが得意である」ことを見抜き、心を守るために幾らかの入れ知恵を授けた。リュコスからは違う世界の話を教えてもらった。代わりにリュコスからは別の世界について教えてもらった。異なる世界でも理不尽がある事を知った。

故に思った。こんな世界、全て滅びてしまえと。

リュコスとの別れを経た後、キドイェは呼び声を受け入れた。
『祈りの子』の性質は裏返り、世界に滅びの種をまき散らす『呪いの子』となった。

呼び声自体はマイヤが死んだ後にも聞こえていた。世界に対する憎悪は兼ねてより持っていた。
狼の子供との出会いが、キドイェの何を奮い立たせてしまったのか。それは誰にもわからない。
現在は腹の中に個人的な思惑を抱えながら『遂行者』を名乗り活動している。

リュコスに対しては親心に似た愛情を抱いている。今も、リュコスの事を愛している。
だが、それはあくまでも世界を嫌っている者からの愛情。「そんなヤツらの味方なんてしなくてもいい」「こっちの方が楽だよ」と優しく説くばかりである。
決して相容れる事はない。
キドイェは去り際に「僕と会った事は忘れた方がいい」と伝えた。リュコスはその言いつけを守ったのか、現在は拾い主に関する記憶は朧気である。


ギフトは『頭部に触れた相手の感情や記憶を読み取る。触れた時間が長いほど深い情報を辿れるようになる』というもの。
普通の聖職者をやっていた頃は、人々のお悩み相談にこれを利用していた。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/72977

※設定変更、アレンジ歓迎
名前:『嚮導の魔女』スイズリィ・アルプ・レァイゼン
種族:精霊種
性別:女
年齢:Unknown
外見年齢:10代~20代
一人称:わたくし
二人称:あなた、鹿さん、リトルレディ、ポシェティケト
口調:~かしら
特徴:オパールグリーンの長い髪と垂れたうさぎ耳ロップイヤー(垂れた耳先に白い花の耳飾り付)、狐尾に似たふさふさの長い尻尾、黄橙の瞳

「果てしない青、遥か彼方で空と気泡踊る海がまじわる世界――行方定めし磁石はあなたを導くのだわ。仰いだ空が、赤橙から夜の彩りへと変わっても、大切なポシェティケトが惑い沈むことのないように、泡と消えぬように」

設定:【森に棲む魔女連】に参加している魔女。ポシェティケトに世界の厳しさや礼儀作法などをきっちり教えてくれた厳しくも優しい先生のような存在。
 森の中にある『鏡の碧水湖スペクルム・ラクス』と呼ばれる湖のほとりに住んでいる。
「わたくしが教えるのですから、これくらい出来て当然かしら」
「もう、他の魔女達は甘すぎるかしら。今が良くても、将来的に苦労する事になるのは鹿さんではありませんかしら?」
「子どもの体温って、どうしてこんなに温かいのかしら……」

 衣装例はつば広の魔女帽子、フラウンスロング袖・ボウタイリボンブラウス、ピナフォアドレスなど。帽子のつば部分をカッティングして反らし立て、ハートや花びらや獣耳のように魅せる着用を擦る時もあり。
 好きな食べ物はリコッタチーズを詰めたカンノーロ。
 好む色は白、黒橡、橙、オパールグリーン。
 好きな宝石はエメラルド。
 結ばれず死別した初恋の人からの贈り物であるアンティークカメオ・ブローチを大切にしている。

【森に棲む魔女連】
《月光蝶々の魔女・エルマー》が魔女仲間と共に発足した《森に棲む魔女連》という名前の秘密クラブ。

『森に棲む』『魔女』といいつ厳密には老若男女誰でも参加は可能で居住場所は問わないし会合内容はなんのことはないただの仲良し同士のお茶会だが、魔女が数人集まれば中々際どい悪巧みだってするらしい。

 魔女連参加のルールはただひとつ
『お茶会中に殺し合いはしないこと』

 メンバーは長命種が多いため、クラブの歴史は意外と長い。
 スイズリィも長命種だが、クラブの中では中堅ぐらいの所属歴。比較的森の外にもよく出かける性質である。


イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/68139


アドリブやアレンジ歓迎です。
名前:『星茨の眠り魔女』スレピア・リュマアユルサ(Slepir Lyumaayulsa)
種族:精霊種
性別:女
年齢(或いは外見年齢):不明(外見は15歳ほど)
一人称:わたくし
二人称:あなた、呼び捨て/(対ポシェティケト)お嬢さん、子鹿、ティティ
口調:~ね、~なの、~かしら?
特徴:オパール色の煌めく綿菓子のような髪、頭に黒い星茨、瞳を閉ざしている、金のアイシャドウ、いつも眠たげ
設定:
 スレピアは眠り魔女。
 いつも瞳を閉ざして、眠り羊『ドルンレースヒェン』の背にもたれて移動する。彼女が自ら歩くのは、きっとお茶会の席に着く時やフカフカなベッドに移動する時くらいだろう……と、彼女を昔からよく知っている者等は口にする。
 だって彼女の口癖は――
「ふあ……ねえ、もう休んでもいいかしら? わたくし、とっても眠たいの」

 スレピアは星茨ほしいばらに愛されている。
 前髪だけはストレートな白い頭を、星茨と呼ばれる黒い茨が星の環のように浮かんでぐるりと一周している。近付いてよくよく見れば黒一色ではなく、小さな星々がチカチカと囁くように瞬いて見える筈だが――
「ねぇ、だめよ。近付きすぎては、わたくしのようになってしまうわ。
 ああ、ごめんなさい。怖がらせてしまったかしら? はふ……あまりにも眠たかったから、つい」
 ……等とは口にするが、彼女の瞳はいつも閉ざされている瞼の下にちゃんとある。闇に近い程に深い藍色の瞳は幾つもの星の煌めきを湛え、満月の日のみに開かれる――と言うのも、昔から彼女を知る者の言であり、定かな情報ではない。

 スレピアは森の奥深くに住んでいる。
 眠りを妨げられるのが嫌いな彼女の領域テリトリーには黒い茨が蔓延っているため、わかりやすい。茨に触れた者は、彼女の許可が降りるまで眠りにつくことになる。星茨が持つ権能のひとつ、《ソメイユ・エテルネル》という魔法である。そのため彼女との連絡が取りたい時は、飛行できる使い魔が必要となる。
 茨の中心部にはスレピアの家がある。快適な眠りが約束されている小さな家で、家の前には小さな池があり、満月の夜は眠り羊とともに水浴びをする。

 スレピアはふかふかと子供が好き。
 自身は140cm程しかないが、ポシェティケトのことは子供だと思っている。そのため、優しく接する。
 髪が似ている点もお気に入り。

 スレピアは穏やかな魔女である。
 ――愛しい眠りを妨げられなければ。


イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76098


アドリブやアレンジ歓迎です。
名前:『天智竜』アルテイア
種族:竜種
一人称:私
二人称:貴方
口調:~です、~でしょう、~でしょうね?
特徴:【尊大】【傲慢】【冷静】【知的】【竜鱗(黒色)】
設定:
最強生物である竜種にして将星種『レグルス』。
竜の中でも天帝種同様に強大な存在達である。
年齢は不明だが、同じ将星種『レグルス』の中でも比較的強い力を持っていると思われる。
そして当然の話ではあるのだが、人間など歯牙にもかけないほどの強さを持っている。
将星種『レグルス』には『人間(亜竜種に似た)』の姿を取る個体も時折存在するが、アルテイアは美しい黒髪を持つ女の姿になるという。
その髪もそうだが、竜の姿をしている時の鱗も夜空の中に星を散りばめたような輝きを誇り、将星種『レグルス』の中でも特に美しい鱗を持つ竜でもあるようだ。
 性格は非常に冷静で知的。尊大で傲慢なのは変わらないのだが、深い知識を下敷きにしている為か突発的な行動をあまりせず「一歩引く冷静さ」をも兼ね備えている。
 どうやらある種の星詠みの知識も所持しているようで、その精度は兎も角そうした浪漫を楽しむ洒落っ気も持ち合わせている。
 ただ、竜種としての星詠みは人間の星詠みとはあらゆる要素が違うのでそこで意気投合する……などといったことは無謀だろう。
 その能力にも「星」になぞらえた部分があるというが、ある者は天から流星が降るのを見た日、そこにアルテイアが居たのではないかとも語る。
 どの道、忘れてはならないのは1つ。
 アルテイアがどれだけ穏やかで知的で話が通じそうに見えたとして、アルテイアからすれば人間は虫と然程変わらない下等生物という認識だという点である。

イラスト(竜の姿):https://rev1.reversion.jp/illust/illust/78260
イラスト(人型の姿):https://rev1.reversion.jp/illust/illust/79575
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4675

以前の投稿の更新版。
人型の姿が公開された為、追加・再投稿しました。
名前:サンドリヨン
種族:デザイナーベビー(人工生命体)
性別:男性
年齢:15歳(肉体年齢)
一人称:ボク
二人称:基本は「キミ」、親しい相手には「お前」
口調:~だな、~だろ(子供っぽく、生意気)
特徴:負けず嫌い、悪戯っ子、サディスト、強がり、嫉妬深い

【設定】
とある人工生命体研究施設で生まれたデザイナーベビー。
無謀とも言える“量産型イレギュラーズ”を造り出す計画の極めて貴重な『完全成功体』。

コピー元としてトール=アシェンプテル(p3p010816)の遺伝子が使用されている。
トール本人と容姿が酷似しており、能力や性格も似通っている部分が多い。

【経緯】
存在自体が機密に等しく、生まれてからずっと研究施設内での生活を強制されていた。
自我の成長と共に自由のない暮らしに嫌気がさし、研究施設が何者かの襲撃を受けた際の騒ぎに乗じて逃亡を図る。

【性格】
生意気で悪戯好きな子供っぽい性格。外見年齢に比べて精神年齢は低い。
施設暮らしのせいで一般常識や知識と経験に乏しく、思春期のような多感なお年頃。

【人間関係】
トールに対しては互いにコピー関係にある事は知らないが、本能的に同族嫌悪の感情を抱いている。
特に嫉妬心や負けず嫌いな面が如実に出る。

【戦闘】
ある程度の戦闘力は持っているが戦闘で体が汚れる事を嫌い、普段は戦えないフリをしている。
剣を使った近接戦闘が得意。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76822
名前:ヘイエルダール=アシェンプテル
種族:旅人
性別:男
年齢:22
一人称:僕
二人称:貴方、貴女、~さん(身内は呼び捨て)
口調:~です、~ですね、~でしょう?(身内には多少砕ける)
特徴:冷静沈着、完璧主義、リーダー気質、家族思い、嫉妬深い

【設定】
トールと同じ"男性が絶滅した世界"の出身。
デザイナーベビー技術によって人工的に生み出された『再生雄型奴隷リジェネイド・メェル』と呼ばれる男性。
計四体が製造された内の一号体(長男)であり、完璧主義を掲げる第一国王女に所有され仕えていた。
トールと血筋が同一のアシェンプテル姓。遺伝子上の異母兄弟にあたる。

早期に自身が『再生雄型奴隷リジェネイド・メェル』同士の殺し合いを目的として創られた存在である事を知るが、
自国の王女に対する崇拝服従洗脳魔法が施されていた事もあり、それを当然至上として受け入れていた。
しかし、混沌に召喚された事で混沌肯定の影響を受けて崇拝服従洗脳魔法が消滅。
その結果、自分にとって神にも等しい自国王女が醜悪下種な存在であった事を理解すると同時に
ヒト(特に女性)に対して強い不信と忌避、そして哀憐の感情を抱くようになる。

その後は『再誕の救済者リジェネイド・セイヴァー』を名乗り、混沌で“人工生命体自分たちの理想郷”を創るべく行動を開始。
『ヒトの都合で生み出された人工生命体自分たちは、ヒトを踏み台にしてでも幸せになる権利がある』という歪んだ理念のもと、人工生命体の研究施設に潜入・襲撃を繰り返して支配下に置き、解放した人工生命体を同胞として迎え入れてヒトに反逆する為の勢力拡大を目論む。
目的の為なら、状況と利害の一致次第では魔種に協力する事も視野に入れている。

【トールに対して】
同じ『再生雄型奴隷リジェネイド・メェル』であり、血を分けた唯一無二の家族。
先駆けて混沌に召喚されたトールを不憫に思い、時が満ちれば“迎えに行く”つもりでいる。
兄弟の絆を何よりも大切にしており、状況次第ではトールの味方につく事もあり得る。
その反面、同じ境遇でありながら自国王女や周囲に愛されるトールに強烈な嫉妬心を抱いている。

【性格】
誰に対しても物腰柔らかく、洗練された気品と余裕をまとう王子様系紳士。
目的外の争いを良しとしない温和な性格だが、戦いになれば一切の情を捨てる冷酷さも併せ持つ。
何事も真剣に、そつなく、冷静に対処しようとする完璧主義が過ぎる一面がある。

【戦闘能力】
遺伝子設計段階から戦闘に特化した調整が施されている為、凄まじいポテンシャルを誇る。
混沌肯定で弱体化したが、混沌での戦い方を学習して元の世界にいた頃よりも限界値は向上。
輝槍『プリンス・ディスクリート』を用いた近接戦闘を得意とする。

◆CHASMATIS(シャマティス)
トールの≪AURORA≫と基礎理論ベースが同じ超高位極光守護魔法。
他者に対する嫉妬心を生体エネルギーに変換する事で自身に様々な恩恵をもたらす。
生体エネルギーは体外に放出される際に極光色に変化する事からオーロラエネルギーと呼ばれる。

◆輝槍『プリンス・ディスクリート』
CHASMATISシャマティス》で生成したオーロラエネルギーを巨大な槍状に結晶化させた武装。
特殊能力はないが生半可な武装では太刀打ちできない硬度と鋭さを誇り、シンプルに超高性能。
エネルギーがある限り出し入れ自由な為、遠距離用の投擲武器として使う事も可能。

◆ギフト
人工生命体に対して念話による意思疎通が可能。
対話した相手と協力的関係、或いは支配関係を結び易くなる。
自我を持たない/自我が希薄な相手ほど効果が高まる。
――――
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/77999

※文章推敲と一部設定を変更したため再投稿
※基本は敵ポジを希望。設定の変更・アドリブ歓迎
名前:ベルシェロン=アシェンプテル
種族:旅人
性別:男
年齢:21
一人称:俺、俺様
二人称:お前、アンタ(呼び捨て)
口調:~だ、~だな、~だろ?
特徴:陽キャ、豪快、超強気、家族思い、嫉妬深い

【設定】
トールと同じ"男性が絶滅した世界"の出身。
デザイナーベビー技術によって人工的に生み出された『再生雄型奴隷リジェネイド・メェル』と呼ばれる男性。
計四体が製造された内の二号体(次男)であり、自由を愛する第三国王女に所有され仕えていた。
トールと血筋が同一のアシェンプテル姓。遺伝子上の異母兄弟にあたる。

早期に自身が『再生雄型奴隷リジェネイド・メェル』同士の殺し合いを目的として創られた存在である事を知るが、
自国の王女に対する崇拝服従洗脳魔法が施されていた事もあり、それを当然至上として受け入れていた。
しかし、混沌に召喚された事で混沌肯定の影響を受けて崇拝服従洗脳魔法が消滅。
その結果、自分にとって神にも等しい自国王女が醜悪下種な存在であった事を理解すると同時に
ヒト(特に女性)に対して強い不信と忌避、そして哀憐の感情を抱くようになる。

その後は『再誕の救済者リジェネイド・セイヴァー』を名乗り、混沌で“人工生命体自分たちの理想郷”を創るべく行動を開始。
『ヒトの都合で生み出された人工生命体自分たちは、ヒトを踏み台にしてでも幸せになる権利がある』という歪んだ理念のもと、人工生命体の研究施設に潜入・襲撃を繰り返して支配下に置き、解放した人工生命体を同胞として迎え入れてヒトに反逆する為の勢力拡大を目論む。
目的の為なら、状況と利害の一致次第では魔種に協力する事も視野に入れている。

【トールに対して】
同じ『再生雄型奴隷リジェネイド・メェル』であり、血を分けた唯一無二の家族。
先駆けて混沌に召喚されたトールを不憫に思い、時が満ちれば“迎えに行く”つもりでいる。
兄弟の絆を何よりも大切にしており、状況次第ではトールの味方につく事もあり得る。
その反面、同じ境遇でありながら自国王女や周囲に愛されるトールに強烈な嫉妬心を抱いている。

【性格】
コミュニケーション能力に秀でた自己肯定感が非常に高い陽キャ。
基本的に誰に対してもフランクな兄貴肌で、あれこれ考えるよりも行動するタイプ。
戦闘時は一転して、一瞬の中で幾重にも思考を巡らせるファイターへ変貌。
理詰めで戦いながらも咄嗟の閃きや直感に従った豪快な選択肢を選ぶ事もある変則スタイル。

【戦闘能力】
遺伝子設計段階から戦闘に特化した調整が施されている為、凄まじいポテンシャルを誇る。
混沌肯定で弱体化したが、混沌での戦い方を学習して元の世界にいた頃よりも限界値は向上。
輝拳『プリンス・パルセイティング』による至近格闘戦を得意とする。

◆CHASMATIS(シャマティス)
トールの《AURORA》と基礎理論ベースが同じ超高位極光守護魔法。
他者に対する嫉妬心を生体エネルギーに変換する事で自身に様々な恩恵をもたらす。
生体エネルギーは体外に放出される際に極光色に変化する事からオーロラエネルギーと呼ばれる。

◆輝拳『プリンス・パルセイティング』
CHASMATISシャマティス》で生成したオーロラエネルギーを腕と拳に巻き付けたナックル兵装。
オーロラエネルギーで極限まで高められた肉体は極めて高い俊敏性と機動力を誇る。
そこから繰り出される一撃は容易く相手の防御を貫く必殺級の破壊力を持つ。

◆ギフト
人工生命体に対して念話による意思疎通が可能。
対話した相手と協力的関係、或いは支配関係を結び易くなる。
自我を持たない/自我が希薄な相手ほど効果が高まる。
――――
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/78001

※文章推敲と一部設定を変更したため再投稿
※基本は敵ポジを希望。設定の変更・アドリブ歓迎
名前:ヴィルヘルム=アシェンプテル
種族:旅人
性別:男
年齢:20
一人称:俺
二人称:お前さん、あんた(呼び捨て)
口調:~だ、~だな、~だろ?
特徴:陽キャ、豪快、超強気、家族思い、嫉妬深い

トールと同じ"男性が絶滅した世界"の出身。
デザイナーベビー技術によって人工的に生み出された『再生雄型奴隷リジェネイド・メェル』と呼ばれる男性。
計四体が製造された内の三号体(三男)であり、"言わぬが花"を重んじる第四国王女に所有され仕えていた。
トールと血筋が同一のアシェンプテル姓。遺伝子上の異母兄弟にあたる。

早期に自身が『再生雄型奴隷リジェネイド・メェル』同士の殺し合いを目的として創られた存在である事を知るが、
自国の王女に対する崇拝服従洗脳魔法が施されていた事もあり、それを当然至上として受け入れていた。
しかし、混沌に召喚された事で混沌肯定の影響を受けて崇拝服従洗脳魔法が消滅。
その結果、自分にとって神にも等しい自国王女が醜悪下種な存在であった事を理解すると同時に
ヒト(特に女性)に対して強い不信と忌避、そして哀憐の感情を抱くようになる。

その後は『再誕の救済者リジェネイド・セイヴァー』を名乗り、混沌で“人工生命体自分たちの理想郷”を創るべく行動を開始。
『ヒトの都合で生み出された人工生命体自分たちは、ヒトを踏み台にしてでも幸せになる権利がある』という歪んだ理念のもと、人工生命体の研究施設に潜入・襲撃を繰り返して支配下に置き、解放した人工生命体を同胞として迎え入れてヒトに反逆する為の勢力拡大を目論む。
目的の為なら、状況と利害の一致次第では魔種に協力する事も視野に入れている。

【トールに対して】
同じ『再生雄型奴隷リジェネイド・メェル』であり、血を分けた唯一無二の家族。
先駆けて混沌に召喚されたトールを不憫に思い、時が満ちれば“迎えに行く”つもりでいる。
兄弟の絆を何よりも大切にしており、状況次第ではトールの味方につく事もあり得る。
その反面、同じ境遇でありながら自国王女や周囲に愛されるトールに強烈な嫉妬心を抱いている。

【性格】
『多くを語らず』を体現して生きるクールで物静かな人物。
表情には出さないが義理堅い性格で、自分よりも他人を優先して動くタイプ。
単に寡黙というだけで必要に応じて発言もするが、自分から口を開く事は極めて少ない。
常に帽子を深くかぶっており、激しい戦闘の最中でも目元を見た者はいない。

【戦闘能力】
遺伝子設計段階から戦闘に特化した調整が施されている為、凄まじいポテンシャルを誇る。
混沌肯定で弱体化したが、混沌での戦い方を学習して元の世界にいた頃よりも限界値は向上。
輝刀『プリンス・デフューズ』の超リーチを活かした近接戦闘を得意とする。

◆CHASMATIS(シャマティス)
トールの≪AURORA≫と基礎理論ベースが同じ超高位極光守護魔法。
他者に対する嫉妬心を生体エネルギーに変換する事で自身に様々な恩恵をもたらす。
生体エネルギーは体外に放出される際に極光色に変化する事からオーロラエネルギーと呼ばれる。

◆輝刀『プリンス・デフューズ』
CHASMATISシャマティス》で生成したオーロラエネルギーを刃状に結晶化させた抜き身の刀。
自身の身長を超えるリーチを活かした音もなく放たれる太刀筋が唯一にして最大の武器。

◆ギフト
人工生命体に対して念話による意思疎通が可能。
対話した相手と協力的関係、或いは支配関係を結び易くなる。
自我を持たない/自我が希薄な相手ほど効果が高まる。
――――
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/78003

※文章推敲と一部設定を変更したため再投稿
※基本は敵ポジを希望。設定の変更・アドリブ歓迎
名前:アマリリス
種族:魔種 属性は色欲
性別:女
年齢(或いは外見年齢):不明(一児の母に見えなくもない)
一人称:私・ママ/アタシ
二人称:あなた/アンタ・リコリスちゃん/リコリス
口調:温和で丁寧、語尾に「~」を多用する/ヒステリック、語尾に「!」を多用する
特徴:獰猛、残忍、過保護、依存、毒、白銀の毛並み、リコリスそっくりの瞳、首輪、執着、未亡人
設定:

「あらあら~、リコリスちゃんたら、またまたそんな人と付き合って~。おともだちは選ぶように言ってるでしょう~? どうしたの、その反抗的な目はなに! なんでアタシの言うことが聞けないのよ! その耳引きちぎってほしいの、リコリス!?」

 色欲の魔種。リコリスを探しては不幸をばらまいている。
 師匠と違い、感情の起伏が激しく、口調もコロコロ変わる。視線は常に定まらない。冥府に居るはずの亡き夫を見つめているからだ。

 リコリスは夫の忘れ形見であり、夫の代替品。はたからみるとまるでリコリスを溺愛しているかのようだが、実際は自分が完璧に操作できる愛玩動物としか見ていない。リコリスが亡き夫の一粒種であるがゆえにアマリリスの執着心は凄まじい。リコリスを探し出して手元へ監禁し、自分なしでは生きていけない仔犬として育てようとしている。

 よってリコリス自身の自由意志を一切認めない。リコリスが選んだ本はことごとく暖炉で灰になり、リコリスが選んだ友達はみなみな何かの形で縁を切った。アマリリスにとってリコリスは、いつまでたってもおしゃぶりが手放せない幼児でしかなく、そしてそれこそが本人の幸福だと信じて疑わず、自分の選んだレールから外れていくリコリスを、暴力と恐怖でもって支配することに何の抵抗もない。

 それは愛情ではなく、ただの執着。かわいいだけのきせかえ人形。もしも今のリコリスを……自分の師匠を見つけ、己の道を歩みだした彼女を見出してしまったら、アマリリスはリコリスを虐待の果てに剥製にしたてあげ、永遠に愛でるだろう。それが失った夫への色欲から来るものだとすら気づかずに。

 師匠は彼女と、直接的には面識がない。だがリコリスから漏れ聞く過去から、かなりヤバイと感じてはいる。いざとなれば身を挺して守る覚悟だって、している。

「みぃつけた~リコリスちゃん~ママのこと待ってたでしょ~? ……なによ、その男。さてはアタシからリコリスを奪おうってんでしょ! そうに違いないわ!」


イラスト【https://rev1.reversion.jp/illust/illust/77748】
設定委託【https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4615】

アドリブ・変更可。文中における「師匠」はリーディア・ノイ・ヴォルク(p3p008298)を指します。
名前:「ブランカ」と呼ばれているが真名はない、今のところ
種族:自称「リコリスの弟」
性別:不明
年齢(或いは外見年齢):14才程度に見える
一人称:僕
二人称:きみ あなた ~のひと(愛称) お姉ちゃん(リコリス)
口調:~よ!、~ね!、~だよ!、~なのなの!、~なのはどうして? (!を多用する)
特徴:師匠によく似た白い毛皮 同じく青い瞳 リコリスそっくりの顔立ち 拘束衣 ふかふかしっぽ 男の子に見えなくもない 無邪気 怖いもの知らず 享楽的 人の話を聞かない
設定:

「お姉ちゃん、お姉ちゃん! 遊ぼうよ、お姉ちゃんに会いたくって抜け出してきたんだ!」

 リコリスが大好きでたまらなく、彼女にかまわれること、遊んでもらうことを何よりも優先して考えるブルーブラッドによく似たなにか。
 癇癪もちで、機嫌を損ねて暴れだすとある人物以外には手が付けられなくなるため、常に拘束衣を着せられている。拘束衣の影響下にいる彼は、本来の力は出せない。その潜在能力は推して知るべし。

 正体は「不定の男」が創りだした、デザイナーベビー。予防注射と称してリコリスとその師匠の血液を手に入れた「不定の男」が、ふたりの遺伝子を掛け合わせて苦心惨憺の末、作成した奇跡の産物。ラサの裏世界へ伝わる技術の影響を受けている。
 リコリスを慕うよう調整されており、リコリスが死ぬまでつきまとう。というか、積極的に殺しに来る。リコリスを自らの手で殺すために、いまの「ブランカ」はいる。

 好きなものは血と骨とお肉。最終的にはリコリスとその師匠を食べるつもりでいる。リコリスは親愛の情から。師匠は障害を乗り越え征服したいから。単純明快、禁忌も忌避もない。

 なにかの罠かってくらいに、とにかく人の話を聞かない。常に自分の気持ちが一番大事であり、邪魔するすべてを排除する。一方でリコリスの「おねがい」は聞いてもらえることがある。
 なぜなら「ブランカ」の精神は「リコリスを慕う」という命令以外はまっさらなタブラ=ラサで、今後どう転ぶかはわからないからだ。それすらも「不定の男」が意図したことである。「ブランカ」がどんな道を歩もうと、それは生命の変質を好む彼の者にとって想定の範囲内であろう。

「あー、師匠のひとだ、師匠のひとだ! 僕とお姉ちゃんと三人で遊ぼうよ! 今日はね、的あてゲームしよ! 決まりなのなの! 狙うのはね、心臓だよ! はじめるよ! いいよね!?」


イラスト【https://rev1.reversion.jp/illust/illust/77880】
設定委託【https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4766】

アドリブ・変更可。文中における「師匠」はリーディア・ノイ・ヴォルク(p3p008298)を指します。
『自称ハードボイルド探偵』スモーキー
名前:スモーキー
種族:精霊種
性別:なし
年齢(或いは外見年齢):不明(外見年齢20台)
一人称:俺
二人称:お前、テメェ
口調:だ、だぜ、だろ?
特徴:ハーフボイルド、ヘビースモーカー
設定:

流れの探偵を名乗る精霊種の男。
常に紙巻き煙草を携帯しており禁煙スペースでもなければ常に煙をあげている。
彼自身もまた煙の精霊種であり、ボディが男性型なので便宜上男としているが実際の性別はない。
煙を操る能力を持ち、それを用いて相手を拘束したり煙幕をはったりとトリッキーな戦い方を得意とする。

●性格と能力
性格はクールかつハードボイルドでミステリアス……になろうと本人は練習を重ねているが、ここぞと言うときにスベる癖があるせいで三枚目キャラを抜け出せない。
格好良い登場シーンや決め台詞を手帳にメモっては日々練習しており、実際やってみると結構サマになる。前後がばたばたしているので台無しになりがち。

自由を好み、特定の国家や団体へ所属することを望まない。
形をもってからそれなりに時間もたっているため情報網もまたそれなり。
探偵としての能力もそれなりにあるようである。
「世間の目が煙たきゃ俺と来い。今よか万倍いい空気吸わせてやるぜ?」

●宗教観
天義の『正義/不正義』という考え方が嫌いだが、一方で『神様』との距離感がバグってる天義の雰囲気を面白く感じている。
神様自体を信じているというわけでは、特にない。
そのため天義が受けたという『天啓』に対してもやや懐疑的な見方をしている。

●事件への関わり
天義の教会からの依頼をうけ、昨今現れ始めたゼノグラシアについて調べている。
聞き込みを行っても意味不明な言葉を返される上に襲いかかられるので全然情報が掴めず、仕方ないのでそれっぽい連中をボコボコにして偉い人が出てくるのを待つというかなり乱暴な調査方法をとっている模様。
一度ローレットを敵と間違えて襲ったせいで、ちょっと負い目がある。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/73301
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4527
名前:カタラ

種族:魔種
性別:女性
年齢:unknown
一人称:わたし
二人称:あなた
口調:ですぅ、ますぅ、でしょお
特徴:『強欲』の魔種、菌を操る

設定:
 覇竜領域フリアノンの出身であった娘。天浮の里との連絡役を担ったが『絶望の青』を越えることなく消息を絶った。
 本来の名を語る事はなく、古い歴史の上で失踪者としてその存在も知られていないが今は魔種として自由を謳歌している。
 海種のように美しい鰭を有する女は自らの失踪(反転)を『非業な運命』と称し、納得していない。
 何故ならば、女は自らを一番に美しく優秀であると定義していたからである。
 誰もに認められ、輝かしき栄光と共に過ごすのだと認識していたのだ。
 だと、言うのにこの有様である。廃滅病の話を聞き、同行者達を海に蹴落とした後に為すことも失い自らの現状に憂い反転した。
 自分勝手だと罵る者も居るだろうが「だから、どうしたってはなしですよねぇ。わたしは『誰もに愛される存在』であるべきでしたしぃ」

 のうのうと生きている覇竜領域の亜竜種達を赦す事が出来なければ、今やシレンツィオの仲間入りを果たした天浮の民を許すことも出来ない。
 故に、時折フリアノンを訪れては亜竜種達に自らの権能の種を植付ける。
 カタラが得た能力は『呪詛の種』を撒くことであった。自らの不運を他者になすりつけるように、その肉体に滅びの気配を植付ける。
 それは芽吹き、徐々に苗床となった者の肉体を喰らう。『苗床』は其の儘弱り果て、最期には死に至るのだ。
 その光景を見ることがカタラは好きだ。自身よりも不幸な者が居るだけで安心できる。
 能力故に、カタラが背後に存在しているとは気付く者も少ない。
 だからこそ、彼女は日々、影で動き続ける。覇竜領域だけではない、海洋だってどこだって。
 皆、病で苦しみ死んだと言われることだろう。自らの存在を知ってもらおうなどとは思わない。
 ただ、相手が死ぬだけで良いのだ。そうして苦しみ、死していく光景が女の心を満たすのだから。

設定委託
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4829
イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76334

他詳細お任せ
名前:Dr.lost(通称『ドクター・ロス』)
種族:旅人
性別:男性
年齢:unknown
一人称:私
二人称:君、お前、さん
口調:だ、だろう、だろうな
特徴:元『医師』、秘宝種製造の技師
設定:
 外科医であった男。転移前、心の底から愛した『看護師』ニーヴィアをある事故で失って以来、彼女に固執している。
 愛する女性を作成するための技術はとある旅人が作り上げた産物であり、ドクターはあくまでも利用していただけの立場である。
 旅人の男は快くロスにその技術を貸し与えたらしい。
『境界』が繋がった際にその技術は混沌世界に受け入れられる事となったが、あくまでも彼は『人体に詳しかった』だけであり人造人間の核(コア)なくしては作り上げることは叶わなかった。

 男はあくまでも秘宝種を作っているのではなく、アンドロイドの作成を行って居るだけだ。
 混沌でもアンドロイドを作り上げた者は多く居るだろう。それらが、人として認められたとき仮初めの命は本来の『生命』となる。
 ロスの作成した個体もその条件からは違わず、混沌世界に召喚されることにより秘宝種となる。
 しかし、ロスの作成した『第3726号』は境界との『ズレ』により受け入れられた個体達は長き眠りに就くことになった。

 ――果たしてニーヴィアが彼を愛したのかは分からない。
 死人に口なし。彼女を取り戻そうとした男が作り上げた『彼に都合の良いニーヴィア』というデータしか存在していない。
 彼は幾度も作り上げることだろう。自らがプログラミングした『ニーヴィア』の心を持った秘宝種を。
 自身の作り上げた『ニーヴィア』(ニア)に成り得なかった秘宝種達は必要はない。
 男は核を回収するために自身が製作した個体にはマスターコードを仕込んだ。

『愛しているよ、ニア』
 その言葉は、自壊を意味する。名を呼び、囁けば作り上げた個体は崩れ落ちて核だけ残して消滅する。
 グリーフは混沌に認められた秘宝種である。自壊することはないが、酷い頭痛に苛まれることだろう。
 人形めいた体であると云うのに、心臓が熱を帯び、頭痛を感じ、人間と同じような痛みに苛まれる。
 それは、まるで――男が『ニーヴィア』を手に入れる為に行なった最後の手段のような……。

設定委託
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4828
イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/75422
関連する他関係者申請
https://rev1.reversion.jp/guild/1/thread/4058?keywords=%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%95&chara_id=

他詳細おまかせ、アレンジ可能です。
名前:閻・陽明(えん・ようめい)
種族:亜竜種(魔種)
性別:女
一人称:我
二人称:汝
口調:じゃ、じゃろう、~じゃよな?
特徴:【美形】
設定:
ウェスタの旧家、閻(えん)家は死魂を死の国に送る呪術舞踊を生業とする家柄である。
しかしながら旧家であるが故か、薄暗い事情の類も存在していた。
それが「四本角」の逸話である。
閻家には四本角の子が家系に生まれたら生者の魂さえ死の国に送ってしまう、という古くからの言い伝えがあった。
そして生まれた場合はすぐに忌み子として間引く決まりがあったという。
かつて祖先にそのような者がいて、人々に恐れられたと伝えられていたのだ。
しかし、しかしだ。そうして「間引かれた」はずの者が生き残っていたら?
その理不尽さに世界を呪い、魔種へと変貌していたら?
閻・陽明(えん・ようめい)はまさにそんな1人であった。
赤紫の角と灰色の鱗を持ち、その服を呪いの赤で染めた陽明は生者を死へ至らしめる邪術舞踊を編み出すに至った。
閻(えん)家がまだ滅びていないのは、単純に陽明の気まぐれでしかないだろう。
そして当然ではあるが、ヴィルメイズは陽明の事を知らず陽明もまたヴィルメイズを知らない。
同じ四本角であるとはいえ、実の親ではないとはいえ愛されたヴィルメイズと愛を知る術を持たなかった、否定した陽明とでは相容れることはないだろう。
同じ運命を背負いながらも、二人の道は徹底的に分かたれているのだ。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/79781
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4810

関連する公認設定:https://rev1.reversion.jp/character/authorize/list/p3p010531
何回も作り替えて再投稿して申し訳ない、混沌のほうで一度くらい関係者採用されたいしな
名前:カルマレプカ
種族:ウォーカー
武器としての性能:カースド
性別:不明
年齢(或いは外見年齢):不明
一人称:俺
二人称:呼び捨て(サイズのみ失敗作と呼ぶ)
口調:言い捨て
特徴(外見):全身鎧、模造された鉱石の羽、サイズとほぼ同じの大鎌
特徴(内面):自己中心的、嫉妬深い、執念深い
設定:何処からともなく現れた謎の存在、サイズと同じ鎌を振るい戦う、サイズの奇跡を失敗作と呼び、妖精郷の為に真なる奇跡を完成品を作るためにサイズのコアが必要と襲い掛かってくる


イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/18404

改変可、好きなだけ改変どうぞ―
名前:シャルール=サンドリヨン=ペロウ
種族:旅人
性別:女
年齢:19歳
一人称:私、わたくし
二人称:貴女、貴方、~さん
口調:~です、~でしょう、~ではなくって?
特徴:超強気、ポジティブ、ストイック、強がり、幸運体質

【設定】
トールと同じ"男性が絶滅した世界"、同じ国(第二国)の出身。
国内では知らぬ者はいないサンドリヨンという名貴族の生まれであり、美人揃いな三姉妹の中でも飛びぬけて容姿端麗で才能あふれる将来有望な末っ子として知られている。
年に一度、国家規模で長期開催される美しさと気品を競う女性の祭典『シンデレラ・ステージ』の大会史上最長の7連覇を果たす“歴代最美シンデレラ”。

『シンデレラ・ステージ』の開催が近づく在る年、例年通り優勝候補として注目されていたが、
ぽっと出の無名であるトールが大会に出場した事でシンデレラの地位を脅かされる事になる。
当初は敵意をむき出しにしていたが、次第に不慣れながらもひた向きに努力する美しいトールの姿を認め、最後はシンデレラとしての名誉と矜持を胸に全力で迎え撃つ事を決めた。

大会決勝では、かつてのライバル達と共に創り上げたオーロラのドレスを身に纏ったトールに
僅か1票差という超接戦の末に敗北。
人生で初めて味わう敗北感に胸が締め付けられるも最後まで気丈に振る舞い、最後はどこか清々しい気持ちでトールと握手を交わし、涙を滲ませた笑顔でお互いの健闘と美しさを称え合った。

その後の授賞式ではトールと共に檀上に立ち、“先代シンデレラ”として『プリンセス・シンデレラ』の称号とその名を冠する輝剣をトールに授与した。
直後、突如として極光色の光に包まれたトールに巻き込まれる形で自身も混沌に召喚される。

現在はイレギュラーズとして精力的に活動する傍ら、混沌における美の追及を楽しんでいる。
トールと再び『シンデレラ・ステージ』の舞台に共に立つ事を願い、再会の日を待つ。

【トールに対して】
“至上のシンデレラ”にして最高のライバルで、かけがえのない友人。
今は自分が挑戦者という姿勢で向き合っている。
まさかトールが男性であろうとは微塵も思っていない。

【性格】
努力に裏付けられた自分の才能と美貌に絶対の自信を持つ前向きな性格。
自分磨きに余念がないストイックさも併せ持ち、弱音や努力する姿は人前では見せない。

美に対する姿勢は誰よりも真摯でありたいと考え、真っ当な手段で自分を磨き上げた上で相応しい最高のファッションで着飾る事を信条にしている。
勝負事においては極めて健全なフェア精神を持ち、その為ならライバルへの助力も惜しまない。

女性しか存在しない世界で生きてきた為、男性に対して致命的なまでに免疫がない。
多種多様な種族が混在する混沌暮らしで多少慣れてきたが、筋肉質や大柄の男性はまだ苦手。
好みのタイプは華奢で美形で王子様のような雰囲気を持つ人。

【戦闘能力】
防技と抵抗が極めて高い神秘型ヒーラー兼バッファー。
自身にとっての正装であるドレス姿で戦場に赴き、気高く美しく戦う。

◆ギフト『シンデレラストーリー』
生命や尊厳に関わる危機的状況に陥った場合、自分に幸運が即座に降り注ぐ。
危機的状況を回避できる可能性が高いが、シャルールの望む事態になるとは限らない。
――――
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/79791

※ライバル関係ですが基本は味方ポジを希望。
※設定の変更・アドリブ歓迎
名前:マテウス・レクラム・エーレンフェルト
種族:カオスシード
性別:男性
年齢:50代半ば~位
一人称:私
二人称:~様、~殿、貴殿
口調:です、ます、ですな
特徴:温厚、冷静沈着、頭脳明晰、堅実、冷徹
設定:
幻想貴族たる名門伯爵家エーレンフェルトの現当主。
エーレンフェルトはフィッツバルディ公爵家と近しい家柄で、譜代の家臣といえる同派閥の重鎮。
マテウスは先代国王フォルデルマン二世の御代以前に主に活躍した幻想前世代の将の一人で、若い頃より対ゼシュテル鉄帝国の戦で功を上げ、槍の名手としても武名を馳せた知勇兼備の将。
武勇は老いてなお衰えてはいないが既に一線を退いており、近年の戦では専らフィッツバルディ公レイガルテの参謀として参陣している。

息子と娘が一人ずつおり、息子アウレールは孫と孫娘を遺しゼシュテル鉄帝国との戦で戦死。
娘アウレリアはファーレル伯リシャールの正妻となっており健在。
フィッツバルディ派ではあるものの、フォルデルマン二世御代において貴族間の交友関係は広く、例えば王党派である先代ファーレル伯とは派閥こそ違えど友人であった

温厚な性格――ではあるが、一方で幻想貴族らしく必要に応じて手段を択ばぬ冷徹さも持ち合わせる。
アーベントロートには遠く及ばないまでも独自の諜報組織に力を入れて守りの暗闘もこなしていたが、最近注目しているのは魔種なる敵。
魔種の集団であった『シルク・ド・マントゥール』の一件を経て冠位魔種が聖教国ネメシスを揺るがすに及び、魔種の脅威が極めて深刻で身近なものであるとの認識を強め、その情報収集に積極的に乗り出した。
特に獅子身中の虫となりえる国内の魔種――中でもオランジュベネ子爵のように反転しながらも一定期間潜伏していた貴族の存在には強い衝撃を覚えた為、他にも同様の存在が居る可能性を念頭に、相手に悟られぬようにそうした存在の調査を慎重に慎重に進めている。

直接の血の繋がりはないものの、リースリットは孫娘にあたる。
そういう事情には慣れているマテウスは娘婿に理解を示し娘を窘める側で、リースリットの事ももう一人の孫娘として見守っている。
特異運命座標となった事で、近年のローレットへの関心の高まりとともに期待しているという。

※フィッツバルディ派の貴族、リースリット父の正妻の実父という点以外アレンジ、アドリブ等ご自由に。フリー素材。
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/30563

ちょっと修正して再投稿っ
名前:アルフレッド・セシル
種族:人間種
性別:男
年齢(或いは外見年齢):41
一人称:私
二人称:卿、君、~様、~君、呼び捨て
口調:~だ、~だろう、~かね?
特徴:貴族主義、気品がある、聡明
設定:
幻想の下位貴族であるセシル家の現当主
フィッツバルディ派の所属であり、有事の際は実働部隊を指揮する魔術士官でもある
属性は火
性格は実直で慎重
フィッツバルディ派の中では民生派ではあるが、故あれば割り切ることの出来る仕事人

最愛の妻の忘れ形見である娘に対しては深い愛情を注いでいるが、不器用であるためその気持ちがしっかり伝わっているかは怪しい
休暇で訪れていた書庫で、以前から度々姿は見ていたドラマと直接会話をする機会があり、知見に触れて、時間のある時で良いので娘に教育を施してくれないかと願い出る
その知識量故でもあるが、見た目から娘と近い年齢の知己が出来ればとの計らいであったのだが、幻想種の実年齢は見た目で測れないのである

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/30896
アドリブ・変更可
名前:アンジェリーナ・セシル
種族:人間種
性別:女
年齢(或いは外見年齢):13
一人称:あたし
二人称:あなた、~様、~さん、~君、呼び捨て
口調:~です、~かしら、~でしょう?
特徴:貴族主義、気品がある、聡明
設定:
アルフレッド・セシルの娘
早くに母親を無くし、男手一つで育ててくれた父親を深く愛している
しかし近頃は父親が仕事に追われて顔を合わせる機会が少なく、長い時間を家政婦と二人で過ごしている為、軽い反抗期中
父親の連れてきた「家庭教師」らしいドラマに対し、初めは自身とそう変わらないであろう年格好から舐めて掛かっていたが、その知識、振る舞いに圧倒され、それ以降は「先生」と慕っている
その影響で特異運命座標と言う存在に対しても仄かな憧れを抱いているようだ
属性は父親と同じく火


イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/30695
アドリブ・変更可
名前:フォーブス・バーテン
種族:人間種
性別:男
年齢:20代後半
一人称:ボク
二人称:○○さん
口調:です、ます、でしょうか?
特徴:幻想、工作員、息をするように嘘を付く
関係者企画:鉄帝国包囲網、鉄帝首都内戦(https://rev1.reversion.jp/guild/827/thread/14771 )

「ボクの名前はルスラン・クレショフです!
鉄帝北部の出身で、年齢は14歳。
普段は親の漁業を手伝って生計を立てています。

ボクの集落は漁業に従事する人が大半です。
冬季の北部は海が凍ってしまうため、例年は魚を売ったお金で食料を買い込んでいるのですが……もし、輸入食料がなくなると餓死者が出かねません。

だから、ボクはデモに参加することにしました。
…きっと皇帝陛下に僕たちの気持ちが届いて、皆にとって良い道へ進めると信じています!」

上記の台詞、すべてフォーブスの嘘である。
本性は幻想より皇帝直訴デモの発生・拡大を目的に送り込まれた工作員。
生まれついての低身長と工作のために弄った顔を武器に、純真な少年を装って対市民工作を行う。

正義や友愛を信じているが、彼はそれを持ち合わせていない。
あくまで仕事道具としてそれを口にするのみである。
「ええ、テレンツィオ閣下(※1)。ボクには矜持などありませんが…あなたがボクの立場を守ってくれる限り、あなたの毒矢として敵めがけて飛んでいきましょう」

ローレット所属ではないものの特異運命座標であり、美咲と同時に召喚された。
そのため「佐藤 美咲」というインスタントキャリアを使い始める前の美咲を知っており、美咲から非常に強い警戒心を持たれている。

※1:鉄帝首都内戦関係者

■イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/50820
名前:瀬威・迦楼羅
種族:魔種(元・飛行種)
性別:男
年齢:28歳
一人称:俺
二人称:キミ、アンタ
口調:~だ、~だな、~だよな?
特徴:鷹の翼、外さない天狗面、隠れ見える金の眼、赤い尾羽根
設定:
高天京を見下ろす緋き山、真朱山に座し訪れる人々の命を奪う天狗の魔種。
カイトが雛鳥の頃に海に流された兄――の成れの果て。
幼き日に此岸ノ辺へと『神隠し』に合い流れ着き、過酷な道を辿り、売られ、好き者にされ。
縋る養父に裏切られ、長るる運命に見放され、落ちたる先は【憤怒】の外道。

迦楼羅は『緋色』のカイトのことを知らない。知る由もない。あの頃のカイトはまだ『白い』雛鳥だったから。
しかし、父親そっくりのその姿は彼に憤怒を呼び覚まさせる。自ら失った幸福の根源。それを享受する血族の子。狂気に落ちた天狗はすべてを恨み妬み壊し壊し壊し壊し壊し――

親に名付けられた名はセイル・シャルラハ。
しかしその名は記憶の彼方。
母親似の髪、父親から受け継いだ鷹の羽。
翼を緋色に染めるため、憤怒の天狗は血を求める。
己になかった『幸福なもの』を享受する者達が何よりも許せない。許さない。
八百万を何よりも嫌い、幸福な者達を滅し続ける日々を一人送る。
そして、幸福を与えようとするものは誰であろうと容赦はしない。
狂いし兄鳥を救い、幸福と愛を与えようとする弟鳥のことでさえ。

憤怒の炎は未だ絶えることがない。その身を焼き、火の鳥たる迦楼羅になろうとも。

◆設定委任(バックボーン)
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/1853

◆イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/45396
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/69340
名前:ロイブラック
種族:魔種(幻想種)
性別:男性
年齢:unknown
一人称:俺
二人称:キミ、呼び捨て
口調:だろう、だな、かい?
特徴:強か、天義に存在した宗教団体の教祖
設定:
 聖都フォン・ルーベルグに存在するカフェ『鳥籠』の店主。ロイブラック・『グラヨール』と名乗っており、没落したグラヨール家の縁者であると噂される。
 本人は何も語らず只のカフェ店主だと微笑むが――事実は違っている。
 現在はその姿を確認されていない宗教団体の教祖であり、『鳥籠の主』とあだ名されている。
 美しい歌声を持つ子供達を攫っては、美しいままに殺めた。その声で名を呼ばせ、その血を浴びて永遠の命と美しい歌声を手に入れることを画策する。
 ある種のカルト宗教であったが、現在はその活動は確認されていない。

 幻想に存在した秘密の酒場にて歌っていたマツリカという女の声に惚れ込み、彼女が天義に嫁いだと知り追掛けた。
 その話術で難なくグラヨール家に入り込み、当主ブーゲンビリアと親友と呼べる存在となった。目的は『子供の声』であるためジャスミンが産み落とした娘を目的としていた。
 ブーゲンビリアがある聖遺物の影響を受けたとき、ジャスミンは二人の子供を信頼できるロイブラックへと預けた。
 どうか、幸せにしてやって欲しいとその身柄を預って、彼が最初にしたのは興味がない『セアノサス』の殺害だった。
 殺しきることが出来ず、意識を失った状態で路上に放置されたセアノサスは愛称であった『セナ』という名だけを覚え、現在はアリアライト家に引き取られている。
 目的であったセラスチュームを『セラ』『星雛鳥』と呼び、彼女の歌声を永遠のモノにしようと画策、監禁していた。
 同じ歌を永遠に。
 同じ時を永遠に。
 同じ夢を永遠に。
 途方もない願いを胸にして居た男は、セラスチュームの背に傷痕を付けた。まるで羽を捥ぐように丁寧に、お前の行くべき場所は何処にもないと囁くように。
 セラスチュームは家族と自由を求め、逃げ果せた。
 その後行方は分からなくなっていたが――聖騎士団で『セアノサス』に良く似た青年を見かけたのだ。
 セナ・アリアライト。先ずは彼と仲良くなれば良い。彼ならば屹度、愛しき星雛鳥の居場所を知っているだろう。

 ……取り戻さねばならない。キミは覚えて射るだろう。俺達の目的を。なあ、愛しい俺の小鳥。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4838
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/63970
名前:ジャスミン
種族:魔種(飛行種)
性別:女性
年齢:unknown
一人称:私、わたし
二人称:貴方、~さん
口調:です、ます、ですか?
特徴:元サヨナキドリの飛行種、二児の母、美しい歌声を持ち、体には無数の傷痕がある
設定:
 幻想王国のスラム育ち。貴族達の秘密の酒場にて謳っていた只の女。夜に歌う小夜鳴鳥。
 その美しい歌声は貴族達に愛され、マツリカという源氏名と共に遠くまで知り渡っていた。宵色の美しい女は酒場にて一人の男と恋に落ちた。
 天義よりやってきた聖職者の男、ブーゲンビリア・グラヨールと大恋愛を経て結婚。貴族との玉の輿だと囃し立てられたが其処にあったのは純愛だった。
 セアノサスとセラスチュームという二人の子供を授かった。順風満帆な生活、その出自からは想像できない幸福がそこには確かに存在していただろう。

 聖職者である責務、そして曰く付きの品を『浄化』し神の元に返すという生業であったグラヨール家はある日、不正義たる聖遺物の回収を行なったという。
 もしも時が戻せるならば「それに触れてはなりません」と彼女は告げる事だろう。
 品を回収したその日よりジャスミンの愛した夫、ブーゲンビリア・グラヨールは狂ってしまった。
「ジャスミン、この聖遺物は『手にした者を全て赦されざる悪』に変えて仕舞うのだそうだ」
 その言葉の通り、夫は呼び声に身を委ねたのだろう。帰る場所のないジャスミンは日に日にエスカレートしていく暴力と罵詈雑言に心を壊した。
 愛しいブーゲンビリアを傷付けることも出来ず、耐え忍ぶ日々に終着点が訪れたのは彼の手が幼い娘に伸ばされた時だっただろう。
 神経衰弱状態のジャスミンは信用できる相手であると『ロイブラック』に幼い兄妹を預け、夫と心中することを決意した。

 愛しいその人と始めて出会ったその日と同じ化粧とドレスを身に着けた。
 初めて食事をした日と同じメニューを用意し、毒を含ませた。最期の口づけを交して愛するが儘に死に至る筈――だった。
 女は死にきれず、男の呼ぶ声に応えた。
 唯一、後悔が残るとするならば幼い兄妹の事だった。
 愛しい子供達の将来を見ることの出来ない悲しみを抱きながらジャスミンはブーゲンビリアの傍で歌い続ける。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4836
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/63969
名前:リインカーネーション・シスマ
種族:聖遺物の聖霊
性別:無し(外見的特徴として女性)
年齢:UNKNOWN
一人称:わたし
二人称:あなた
口調:です、ます、ですか?
設定:
ヴァークライト家の女性が代々受け継いできた、守りの加護を与える指輪に宿る聖霊。
現在の主はスティアである――そのはずである。
本来はヴァークライト家の聖務を見守る、優しく温かな存在のはずだった。
滅多に現われることはなく、姿を見ずに一生を終える主も居る。
現在は『遂行者』カロルによる汚染の途上にあり、分離シスマされてしまっている。

かつてヴァークライト家が輩出した聖女セシリアの指輪であり、彼女の思念が強く残って居る。
セシリアは、海洋王国にも近い内海である腐死海を望む町ヴィマリトの伝承において、魔を退ける奇跡を為したとされている。
魔はヴィマリトにいくつもの死病を呼んだが、セシリアは聖なる力でたちまちに退けと伝承される。
その際にセシリアが携えていた杖は崩れてしまったが、残された宝石を指輪にしたという。
死病を恐れずに立ち向かったセシリアは、やがて聖女に列せられた。
それ以来、指輪の主は聖霊の加護とセシリアの気高い意思を受け継ぎリインカーネイトするものとされている。

セシリアは未婚であり子も居なかったが、家系的に言えばスティアの血族――遠い祖先筋ではある。
ただ指輪の主となる者は、セシリアの血縁である必要はかならずしもない。
婚姻などによってヴァークライト家に連なっても良いからである。

聖霊の元々の容姿や性格自体は、恐らくセシリアを模していると思われる。
なぜならば伝承される絵画に描かれるセシリアの姿と似ているからだ。
性格は穏やかで優しいとされているが、汚染された現状は不明である。

汚染の過渡にある聖霊は、おそらく既に魔種の手にあると思われる。
スティアが指輪から感じ取っていた『何か』が、失われてしまったと思えるからだ。

聖霊の能力は不明だが、魔の影響を受けている以上は暗い推測しか出来ないだろう。
純白の翼は徐々に黒く染まり、守り癒す力は、傷つけ呪う力へと変貌し――

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/77750
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4860
名前:アフレイド(Afraid)
種族:肉種:純正
性別:不明(女?)
年齢(或いは外見年齢):不明(外見は10歳前後)
一人称:ぼく
二人称:きみ・あなた・おまえ
口調:だ、だよ、だよね?

特徴:一見小柄で気弱そうな幻想種っぽい女の子。見るからに貧相な浮浪少女。
   ぼさぼさの黒髪と薄汚れた身体、裸足。血で汚れた薄いボロ切れ以外は何もない。
   ひとたび豹変すると恐怖の感情を露わにし、
   目、頭、手足などから多量の血(畏怖の先に見える結果の象徴)を吹き出して血の海を作り、
   血から様々な武器(防衛本能の象徴)を巻き散らかす。

設定:この関係者キャラクターは畏怖の化身。
   恐怖そのものの具現ではなく、恐怖に対するカウンター的な感情が集合したような存在。
   噛み砕いて言うとは「怖いのは嫌だ!」という感情が集まった超常的な何か。

   恐怖を避けようとするあまり過剰すぎる防衛本能が暴走のごとく発揮されたもの。
   その防衛本能が働かない、恐れるに足らない相手に対してはほぼ無害。

   マリカとの関係は公認設定(公開対象を限定)を参照。
   物語の進展によりいずれは公開する予定。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/79943
名前:無幻星鞘(心結/みゆ)
種族:夜妖(精霊)
性別:不明(見た目は女性)
外見年齢:見た目は10歳ほど
一人称:私
二人称:あなた、~さん、お兄ちゃん(空)お父さん(ヴェルグリーズ)、お母さん(星穹)
口調:だね、だよ、かな?
特徴:銀の髪と青空の瞳を持つ少女。ストレートのロング。
設定:
 神々廻絶空刀の強すぎる力の影響を受け、星穹が宿した妖刀無限廻廊の分霊が形を成したもの。
 最初は小さな赤子のような存在であったが、星穹の中でゆっくりと育っていた。
 星穹を通して言葉を覚え、楽しい事や辛い事を眠りながら感じていたのだ。
 離れて居る間に寂しさを覚え、帰って来た時の嬉しさを知った。
 それは自我であり個の確立であった。
 だからこそ、夜妖(精霊)として星穹の形を真似て生まれたのだ。

 ある朝、リビングに差し込む朝陽の中で無幻星鞘が佇んでいた。
 銀の髪に青空の瞳。柔らかな笑みと共に星穹の胸へ飛び込んだ無幻星鞘。
 優しく無幻星鞘を抱きしめた星穹は、その足でヴェルグリーズの元へと駆け込む。
 ヴェルグリーズと空、星穹に囲まれて嬉しそうに笑う無幻星鞘は『幸せのカタチ』そのものだった。

 無幻星鞘という名前は呼びにくいと空が言った。
 自分の妹なのだから、もっと親しみ易い名で呼んであげたいと。
 急に『お兄ちゃん』になった空を星穹とヴェルグリーズは微笑ましく見つめた。
「じゃあ名前は何にしようか?」
「無幻星鞘だから……えっ、難しい」
「でも、もっと親しみ易い名前が良いと言ったのは空でしょう?」
 生まれたばかりの無幻星鞘の手を握り、空は考え込む。
「可愛い……無幻星鞘……むげ、みゆ……心結はどうかな。俺も父さんも『断ち切る者』だから。俺達が過去を切るなら、無幻星鞘には未来を結んでほしいって思って……」
 じっと見つめる家族に空は恥ずかしくなって頬を染める。
「心結は嬉しいよ、お兄ちゃん」
 自分に与えられた名前をかみしめるように心結は「ありがとう」と笑った。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4617
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/79982
     https://rev1.reversion.jp/illust/illust/79983
名前:カオル
種族:夜妖
性別:男性
外見年齢:22歳ほど(実年齢は不明)
一人称:俺
二人称:お前、呼び捨て、明煌、廻
口調:だろ、だよな、なのか?
特徴:美しい女性と見紛う程の美形。黄金の髪に赤い瞳。
設定:
 煌浄殿の呪物の一人。
 美しき『扇子』に魂が宿った夜妖。
 そよぐ芳しき<薫>の名で呼ばれている。
 見た目は美しい女性にしか見えない。それ故に男っぽい言葉で話す。

 扇子であったカオルは美しいことが価値の基準である。
 己の見目を整えるのはカオルにとって息をするのと同じぐらい当たり前であったのだ。
 けれど、大切に仕舞われ誰にも見て貰えない日々はカオルに悲しみを与えた。
 その悲しみは積り、やがて悪霊となってカオル自身にも手に負えない程になってしまった。
 此処に居ると叫ぶカオルに明煌は「分かってる」と短く答えた。
 其れだけで、カオルは救われた。
 明煌が自分の為だけに助けに来てくれたというだけで積もった怨嗟が消えたのだ。

 そして、煌浄殿には『鎖枷』の概念であるヤツカが居た。
 明煌もヤツカもカオルに居場所を与えてくれた。
 誰にも見て貰えなかった悲しい日々は終わりを告げたのだ。
 世界から要らないと言われ忘れられた存在を、居ていいのだと抱きしめてくれた。
 だから、カオルはこの煌浄殿を愛している。

「ほら、明煌。こっちの方が良い色だって。廻にも似合ってるし」
「……」
 久々の同行の許しにカオルははしゃいでいた。
 何故なら、廻の服を選べるのだから。
 それは明煌が自分の能力を認めてくれている証拠だ。
 甥っ子からの『大切な預かり物』には高い服を買ってあげるなんてとカオルは微笑む。
「なあ、廻。これからも明煌の傍に居てあげてくれないか? お前が居ると明煌が楽しそうだ」
「……カオル。廻は預かってるだけだから」
 カオルの言葉を嗜めた明煌は不機嫌そうにそっぽを向いた。
「でも、明煌だって廻が傍に居たら楽しいと思ってるだろ? 俺達と全然態度違うし」
 返答の代わりにカオルの頭上に大きな手が振り下ろされた。
「ぎゃ!」
「……チッ」

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3926
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/80030
名前:フレイミア
種族:亜竜
性別:女
一人称:ぎゃおー/わたし
二人称:ぎゃうー/あなた
口調:ぎゃう、ぎゃおー!、ぎゃう?/~だね、~だよ、~なのかな?
特徴:亜竜・竜種に憧れる・竜種みたいにすごくなりたい・頑張り屋・純真
設定:

 覇竜領域に生息しているらしき亜竜の一種。
 可愛らしさすら感じさせるその身に熱き炎を纏う、炎の亜竜である。

 性格はまっすぐで純真、そして努力家。
 概ね攻撃手段は爪で引っかいたり噛みついたり突撃したりが主。
 炎は食べる物を焼く時か、耐えられる位強い相手以外には使いたがらないようだ。
 お芋とか焼いて食べるとおいしい。

 竜種達を恐れながらも憧れ、いつの日か竜種みたいにかっこいい亜竜になる!人の姿にもなる!と信じて日々努力している、頑張りの亜竜でもある。
 そもそも竜種というものは亜竜の立場からなれるものでもないと思われるが、この亜竜はひたすらに頑張ればいつの日か竜種のようになれるという事を信じて疑わない。
 どんなに傷つきへこたれても、不死鳥のごとく立ち上がりもっと頑張ろう!となるのだ(ただし勿論不死身ではないので身体限界を超えれば死ぬ可能性はあるだろう)。

 能力的にはEXFがやや高い可能性がある。
 また、炎を纏う亜竜であることから、炎を使う際には火炎系BSを付与できる可能性が高いだろう。

 覇竜領域にいる為、覇竜の外の事には疎い。
 イレギュラーズと会ったなら、そしてその強さを見たならば…もしかしたら竜種にも似た憧れを抱く事もあるのかもしれない。

 ちなみに…見た目からはわからないかもしれないが、実は女子である。
 人の姿になったら可愛い姿になるんだ!と彼女は信じて疑わない。
 そして、頑張りが成就した暁にはドラネコをもふもふしたいとも思っている…この姿だとドラネコがやけどするかもしれないから近づいてはいないのだが。可愛いものも大好きなのだ。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/79420

アドリブ・改変歓迎。
亜竜として出すのが難しい場合は種族変更も可。
名前:アニエス・フォン・ジョルダン

種族:人間種
性別:女性
年齢(或いは外見年齢):32歳
一人称:私、(対ジャンヌ:ママ)
二人称:名字+様、(対ジャンヌ:呼び捨て)
口調:だわ、よね?、かしら、なのよ
特徴:社交的、貴族、母親、味方

設定:
 ジャンヌの母親。
 王党派貴族。夫は幻想種で貴族間では珍しい恋愛結婚。
 ジャンヌの幸せを祈っている。

「アニエス・フォン・ジョルダンよ、どうぞよろしくね」
「あらあら〜特異運命座標の皆様は頼もしいわねぇ〜」
「ジャンヌ、ママはずーっとあなたの味方なんだからね?」

他不明点任、アドリブ任

イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/80096
名前:ヴィルジール・フォン・エルヴェシウス

種族:人間種
性別:男性
年齢(或いは外見年齢):18歳
一人称:僕(本音時:俺)
二人称:君、名前+さん(ジャンヌ:呼び捨て)
口調:だよ、だよね、だろうね、かな?
特徴:社交的、貴族三男坊、保守タイプ、政略的婚約者、悪知恵寄り

設定:
 ジャンヌの政略的な婚約者。
 王党派貴族の三男坊。跡継ぎは長男や次男が継ぐからとタカを括っていたら、爵位が上であるジョルダン一族へ婿養子として出される始末。
 基本的に自分の危機察知能力に長けており、彼の行動はそれを避ける傾向にある。故にこの婚約も自分が生き残る為に了承したに過ぎない。

 実は長男や次男より才能に長けているが生き残る事を重点にし、目立つ行動を避ける為にあまり本気で物事に取り組もうとしていない。

 婚約者であるジャンヌ本人については口説くように接し反応がいいので扱いやすいと思う反面、たまに見せる頑固さが面倒臭いと思いがち。
 彼女からはヴィル様と呼ばれている。

「僕はヴィルジール・フォン・エルヴェシウス。程々によろしく頼むね」
(本気を出したら面倒事に巻き込まれ兼ねないじゃないか。……そんなの滅法ごめんだよ)
「ジャンヌはわかりやすい子だよ。……たまに頑固なところがめんどk……ごほん。強い子だなと思っているよ」

他不明点任、アドリブ任

イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/80090
名前:ルニア・アルフェーネ
種族:カオスシード
性別:女
年齢(或いは外見年齢):24
一人称:私
二人称:~様
口調:~ですわ、ですね、でしょう?
特徴:シスター服。全身から青い靄のようなものを放出している。
設定:
リドニアの姉。
現状は魔導術式の研究に打ち込む傍ら、聖職者としても活動している。
幼いころから非常に優秀であった故にプライドが高く、
妹が代々伝わる魔導術式を継承したことで、
並々ならぬ憎しみを抱いている……。


 天義において、魔導術式の管理をしている家柄に生まれ育ったルニア・アルフェーネ。
 アルフェーネ家は魔法による後衛攻撃を専門とする騎士になる家系なのだが、ルニアは生家で術式の研究を行う傍ら、修道女としても活動している。
 研究には真摯に向き合い、人当たりは良く、教会へと訪れる人々へと優しく接する女性だ。
 ただ、彼女はとてつもなく深い闇を抱えていた。
(本来の後継者は私のはずなのに)
 アルフェーネ家の誇る最強の魔導術式『蒼熾の魔導書』。
 元々、それはルニアが引き継ぐことが期待されており、彼女自身もそうなるよう邁進していたのだが。
 魔導書が与えられたのは、妹のリドニアだった。
(なんで、あの出来損ないに……ありえませんわ)
 能力は間違いなく自分の方が上だと自負するルニアだ。
 だが、アルフェーネ家はリドニアに『蒼熾の魔導書』を与えることを決定した。
 それどころか、別の術式である『碧熾の魔導書』までも継承しているようだ。
 腹に据えかねたものを抱きながら、ルニアは日々を過ごす。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4865
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/77991
名前:『叛逆竜』ホド
種族:竜種
性別:男性
年齢:不明
一人称:私
二人称:貴様
口調:~だ、~だろう?
特徴:好戦的、野心家、将星種
設定:
将星種『レグルス』に位置する竜種。
非常に尊大な態度・性格を宿し、神代種以外は同族であろうと下に見る。
その他の種族――例えば人間――など言わずもがな。
亜竜種も「竜の因子を不遜にも含んだ虫」と蔑んでいる。
が、利便性などの観点から人の姿を取る事もあり、その際は若々しい男の姿であるとか。

自身の縄張りを広げる事に意欲的な竜であり他の竜と争う事もある。尤も、長命種としての尺度であるが故に縄張り争いの様な事をするのも数十年から数百年に一度と言う事もザラの様だ。
また、自身の縄張りに住まう亜竜や魔物を(力で屈服させて)配下にする事も積極的。
他の竜と時と場合によっては手を組む事もあり、そういう意味では『群れる』竜とも言える。
竜種にしては珍しい方かもしれない。

彼の系譜は竜覇で言うと『空』に位置する。更に『流動』を操る権能を宿し、風や水、雨、雷と言った『流れるモノ』を操る事が出来る。かなり幅広く能力の対象とすることが可能だが周囲に元から存在しないモノは操れない為、環境に左右される事も多々。
それ故に全力の際は場や時を事前に整える。
尤も、その能力無しでも竜としての優れた膂力はあるのだが。

『叛逆竜』という二つ名は、天帝種クワルバルツの『先代』に戦いを挑んだ事があるという経緯から。特別な竜種の血脈など何するものぞ――天に仇なす竜であったのだ。
彼にとっては神代種以外の存在など誰も認めない。
自らこそが(神代種を除いて)頂点であると信じて疑わぬ。
生まれながらにしての傲慢は永き時を経ても一切変わらないのだ――
『先代』との戦い自体は結局敗北したようだが。
しかし彼の野心と意欲は些かも衰えていない。
代替わりしたクワルバルツを打ち倒さんと日々牙を研いでいる……
当のクワルバルツからは「返り討ちにしてやるぞ塵め」と中指立てられ中。

……なお『先代』との戦いの際には、ある一人の人間も『先代』側としてホドに対抗したらしい。
その人間は――『聖女』と呼ばれる者であったとか。
以来、ホドの人間嫌いは加速度的に増している……

「薄汚い虫(人間)と組む竜など気が知れん。誰も彼も自らの存在を堕とすか」

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/80131
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4685
名前:ブーゲンビリア・グラヨール
種族:魔種(人間種)
性別:男性
年齢:unknown
一人称:私
二人称:貴方、~さん
口調:だ、だろう、だろうな
特徴:元『聖職者』、二児の父、没落したグラヨール家の最期の当主
設定:
 聖職者を代々輩出しているグラヨール家の最期の当主。現在はグラヨール家は跡取りが存在せず没落している。
 曰く付きの品を『浄化』し神の許へと返す事を責務としており非常に長けた美術品の鑑定の目を有している。
 古物や聖遺物を蒐集する趣味もあり、非常に博識でコレクター気質。
 グラヨール家の責務を最も活かす事の出来る趣味だと自負していた。
 聖遺物回収のために訪れた幻想で一人の歌い手とであった。マツリカと名乗っていた美しい娘に一目惚れし、彼女を娶った。
 マツリカ――ジャスミンとの間に一男一女をもうけ、セアノサスとセラスチュームと名付けた。
 順風満帆ではあったが、任務であった『聖遺物の回収』を行なった際に、聖遺物から漂った妙の気配により昏倒。
 その聖遺物が彼と一家の運命を変えて仕舞った。

「この聖遺物は『手にした者を全て赦されざる悪』に変えて仕舞うのだそうだ」
 妻に告げた通り、男はそれに魅入られた。傲慢にも、己が世界の全てを知った気になったのだ。
 狂気に陥った男は惚れ込み、大切に大切に育てた茉莉花の花を手折った。鞭に、剣に、その全てで女を支配した。
 その狂気の手は留まることを知らず、セアノサスは妹セラスチュームを庇っていたが酷い怪我をし、暫し意識不明の状態に陥った。
 セラスチュームをも傷付けんとした男から娘を庇ったジャスミンは彼と自死する事を選んだが、死にきれず反転。
 現在は状況が落ち着いたのか、妻と共に当たり前の様に過ごしている。
 妻が喪った愛しい子供達の面影を探し歌い続ける中、ブーゲンビリアだけは長兄セアノサスの事を見付け出していた。
 自身等に出来るのは息子と娘に関わらぬ事だけだと知っている。故に、ブーゲンビリアは狭い鳥籠の中で愛しき小夜啼鳥に告げる。
「謳っておくれ、私の愛しき花よ」
 鎖された鳥籠で、朽ち行くその日まで二人過ごせるだけで男は幸せなのだ。

 美しい銀髪に蒼い瞳。男の姿は聖騎士団に所属するセナ・アリアライトにも良く似ていると言われるが――?

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/80226
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4837

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