PandoraPartyProject

ギルドスレッド

ギルド・ローレット

資料庫(関係者スレッド)

ここはローレットの資料庫だ。
特異運命座標の来歴何かも管理している。
まぁ、流石はカミサマだか何だかに選ばれた救世主サマだ。全くオマエ達の経歴は面白いのが多いね。
特に印象深い関係者なんかにゃ興味が尽きない。
どうせならもっと聞かせてくれてもいいんだぜ?

※このスレッドは『PCの関係者を本編NPCとして登場させて欲しい』という希望を出す為のスレッドです。以下、要項を確認の上、ご承諾頂ける場合のみご利用下さい。

・登場は確約されません。又、登場する可能性があるのは『混沌(本編世界)に存在している、し得るキャラクターである事』、『関係者イラストを保有している事』の双方が最低条件となります。(関係者イラストの描画内容が本編設定外である場合等は本編舞台に居ないものとして扱います)
・このスレッドに書かれた情報及び人物像を考慮して極力忠実にキャラクターを動かしますが、登場後の扱いや操作に関しては運営にお任せ頂きます。(拘りがある場合、一人称や口調等の設定もお知らせ下さい。特に敵対的存在である場合、死亡する可能性もございます)
・このスレッドにキャラクター情報をご記入頂きますが、一キャラクターにつき一レスでの説明にご協力下さい。又、どのイラストのキャラクターであるか分かるようにご指定下さい。

本編をお楽しみ頂く為の一助になればと考えております。あくまで希望制ですので、ご要望のない関係者の登場はいたしません。ご希望のある場合のみ、この場に登録をお願いいたします。

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キャラクターID
名前:『陰陽師』ツイナ
種族:鬼人種
性別:不明
年齢:unknown(外見年齢30代半ば)
一人称:私
二人称:お前、貴殿
口調:だ、だろう、である
特徴:『陰陽師』となのる旅の者、和の装束に身を包む
設定:
 ツイナと名乗る鬼人種(獄人)。特徴的な角を隠し、豊穣各地を歩き回っている。
 荒御鋒・陵鳴にとっては眠っている間に死したと人伝に聞いた存在ではあるが現実には行方知らずとなっている。
 陵鳴の生まれ故郷である御山は『御峯の山』と呼ばれており、豊穣でも旧くから存在する集落と共に信仰の中心になっていた。
 陰陽師は御峯の山へと訪れその地より取られた鋼により矛を打った。その矛を駆使し、儀式を行なう事で地の安寧を願ったのだ。
 だが、陰陽師は人に手を貸すが人を好むことはない。何故ならば彼は獄人であるからだ。獄人は豊穣では差別の対象であった。
 即ち、獄人でありながら彼は『鬼(獄人)を追う猟犬』を用意したのである。
 長らくの差別の下で陰陽師はそれでも尚も、人のために力を行使した。誰も彼を獄人であるとは疑わず、高天京よりやってきた素晴らしき八百万だと考えた。
 陰陽師はこの地に庇護を与える代わりに定住し、不自由ない地位を得たかったようだが、在る時、人知れず去って行ったという。

 その正体や古くから八扇に勤め上げる『畝傍家』の産まれである。母は獄人の使用人であり貴族の畝傍家からすると不義の子でもあった。
 畝傍・終名(うねび・ついな)と名を付けられた青年は豊穣では罪人の檻として使用される自凝島の門番でもあった。
 獄人としての特徴的な角を隠し、自身を八百万であると身分を偽り旅へと訪れた。
 その際にツイナが出会った『矛』――精霊種こそが陵鳴なのである。鋼の精霊種であるその人に語ったのは信仰である。
 生まれ落ちた理由は即ち、『御峯の山』の鋼より出でた精霊に混沌泰平の地たる『御峯の山』で行なうべき鬼遣の儀を執り行わす為であった。
 ツイナは陵鳴には語ることはない。だが、時の帝の命により訪れたという陰陽師の言葉は民草にはよく響いた。
 彼がこの地を去ったのは畝傍家のお勤めに戻っただけに過ぎない。半ば家を捨てると同然の動きをしながらも結局は勤めを捨てきれなかったのである。
 ……今、彼が何処に居るのかを陵鳴は知らず、死したとさえ言われたツイナの行く先が交わる事があらば平穏は崩れさるであろう。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4582
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/19542
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4619

名前:城火 織花
種族:魔種
性別:女性
年齢:21
一人称:アタシ
二人称:アナタ、~さん
口調:ね、よ、なのね、なのよね?
特徴:綾花に瓜二つ、快楽主義、豊満、寂しがり
設定:
 城火 綾花の名を騙り幻想を乱す魔種。堕落的な街娘として潜み、気まぐれの思いつきで世を乱す。ただ情動を発散するかの様に命を奪い、狂気に揺れ動かされるままに色欲に溺れる歩く災厄。
 彼女の僅かな足取りと犯罪率の上昇傾向より、原罪の属性は色欲であると推測されている。

 彼女の『出自』はある未解決事件まで遡る。
 幻想という国では孤独な子供が何も知らずに汚れ仕事に手を染めてしまう事が少なくない。
 大切な人のためにと言われるがままにたった1,2本のナイフのみを持たされた齢十にも満たない鉄砲玉、要人を刺した後の帰り道も報酬も存在しない運命の藻屑。
 その少女は期待された通りの仕事をやり遂げた。ただ一つ、その貴族のふくよかな肉にナイフの刃を沈めた時、罪悪感が呼び声(エクスタシー)に昇華さえしなければ――
 色欲に愛された少女は快楽のままに護衛ごと紅に染め上げ、依頼人にもきっちりと『報酬』を貰った後に行方をくらませたという。残されたものははサバイバルナイフの様なもので幾多の裂傷を負った死体の山と、『おりか』と拙い字で名前らしきものが刻まれた子供用の服のみであった。

 魔種は探している、あの日快楽(刺殺)を教えてくれた運命の女性と、自分が唯一刺しても気持ちよくなれなかった『ねえさん』のことを。
 そして願わくば、快楽のままに死ねなくなった魔種の体で永遠に愛ころしあう事を。


彼女の話を聞くたびに妙に、光を受け入れなくなった左目が痛む。
傷はもうずっと前に癒えたはずなのに。
彼女は一体何なのか。ドッペルゲンガーか、あるいは自分がその反転した人間種の代わりにされた存在なのか、それとも本当に――
名前:カノプス・アリテンシア

一人称:わたくし

二人称:あなた、~様(メリーノにのみ「姉さん」)

口調:です、ます、でしょう、ですか?

特徴:【儚い】【ボブ】【ちっぱい】【内向的】【シスコン】【浮世離れ】

設定:
 メリーノの実妹、彼女からの愛称は「かのちゃん」。
 現在はその消息を絶っており、姉であるメリーノは彼女を見つけるために現在も尽力し続けている。
 容姿は黒髪に赤眼、人付き合いのしない内気な性格など、外見や内面においてまで何もかもがメリーノとは相反しているが、ただ一つ、自身の姉妹に対しての愛情だけは共通している。
 だからこそ離別してしまった片割れに対し、メリーノが人知れず抱く気鬱は深く、重い。

 メリーノがサキュバスとしての『過去』を有するのと同様、カノプスもまた同様にサキュバスとしての前歴を持っている。
 当時の彼女はメリーノとは違い、人間を「仕事相手」ではなく「狩りの対象」……即ち自身が為すべきを成し得るか、或いは相手に弑されるかと言う関係性で以て臨んでいた。
 これは各々のスタンスや性格の違いと言うより、単純に吸精目的で接触した人間から敵意を向けられた比率の違いによる。ともすれば彼女とメリーノが人間に向ける感情は入れ替わっていた可能性もあると言うことだ。
 ともあれ、そうした経歴ゆえ、カノプスは未だ人間種、またはそれに類するような存在に対しての苦手意識が強いままであり――その感情が「行き過ぎる」ことで万一の事態が訪れることを、メリーノは今でも懸念している。
 叶わくば、そうなる前に妹を見つけられるように、とも。

 混沌にて二人は仲睦まじい姉妹として過ごしていたが、ある時期を境に両者は離別する。
 メリーノにとって不可解なのは、その原因、乃至それにまつわる記憶が丸ごと抜け落ちてしまっている点だ。
 医師や呪術師等、様々な伝手を当たってはそうした記憶の回復を未だ模索するメリーノではあるが、ある医師によればこの忘憶は心因性のものである可能性が高いと言う話だった。
 ……自らの半身とも言える存在と別たれた理由。
 再会したいと希う彼女が、それにまつわる記憶を自ら封じ込めたとするのならば、それは即ち――――――。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/77933
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4324
名前:マサムネ・フィッツバルディ
種族:人間種
性別:男
年齢(或いは外見年齢):27
一人称:俺、俺様
二人称:あんた、テメェ、呼び捨て
口調:~だ、~だろ、~じゃねぇか?
特徴:粗野(に見える)、いい加減(に見える)、チンピラ(に見える)、掃除屋、繊細、一途、変わり者
設定:
 レイガルテの息子でフィッツバルディ家の後継者候補。
 但し、その名前から分かる通り、母の出自は幻想の伝統的貴族ではなく、家格としては下がる為、精々が『穴候補』といった所である。
 それ故に『双竜宝冠』事件においても他の兄妹は強力な対抗馬としてマークをしている事は無かった。
 露悪的な男であり、態度の軽さ、貴族的ではない言動・所作と相俟ってフィッツバルディの異端と呼ばれる。
 伝統的な大貴族であるフィッツバルディの係累は特に自ら手を下す事を嫌うのだが、マサムネは進んでその立場を欲し、結果的にフィッツバルディ一門の荒事担当として、『余り表に出したくない汚れ仕事』を遂行する掃除屋部隊の責任者に収まっていた。(ローザミスティカが諜報ならば、マサムネの方は実働である。但しフィッツバルディの中ではその仕事の格は高くはないと見做されている)
 しかしながら、マサムネの本質は表面的に余人が摂取する情報で見抜けるとは言い難い。
 幼少の頃、幼くして母を亡くした彼は自分の傍仕えであったメイドに養育された。精霊種の彼女は若く美しいなりをしていながら、その実長くを生きていた。母を失ったマサムネにとって彼女は甘やかな母であり、優秀な能吏であり、学ぶべき教師であり、誰よりも近しい友人であり……言うまでもなく、時に最愛の女性であった。
 彼は彼女に導かれ、生来の素直な気質で順調に貴公子に育っていったのだが、そんなマサムネを警戒した親族が彼の暗殺計画を立てた事から運命が暗転する事になる。
 素直で優しい、僅か十五の少年が受けた人生の疵は誇らしく掲げてきた黄金双竜のエンブレムを砕き、左目と『彼女』を永遠に奪い去ったのである。
 以降の彼は性悪説を平然と口にし、軽薄で無遠慮な物言いで周囲を逆撫でする『実にフィッツバルディらしくない』青年に変わる。
 彼の本質は『非常な繊細』であり、汚れ仕事を請け負うようになったのも『犯人の情報』を集める為である。
 そうして最後には問うてやるのだ。退屈な命乞いを聞きながら「テメェの行動に意味や大義はあったのかい?」と。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4528

イラスト(現在):https://rev1.reversion.jp/illust/illust/59451
イラスト(幼少期):https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76868
名前:アティリシア
種族:旅人
性別:女
年齢:不明
身長:小柄
一人称:私
二人称:君
口調:だね、だよ、だよね、なのかな?
口調、台詞例:
「はりゅーちゃーはん 略してはりちー」
「それができたらまあ苦労しないんだけど・・・難しいね」
「ワケのクセが強すぎるんじゃぁ」
「だめだー!気になるけど布団に入らないと」
「実際自分も戦いは口が悪くなる瞬間が割とあるからよくわかる・・・そしてよい心がけだ」

混沌世界に来る前は星間守護機構「戦神」の第10補給部隊隊長を務めていた。
なんかワルガキ感を感じる見た目にピンクのツインテールと、一部の人に良く刺さる見た目。
本人はいたって普通の女の子である。

覇竜領域の各集落、イレギュラーズのキャンプ、覇竜領域の外の補給ラインの維持管理を行っている。
他の戦神メンバーと比べると戦闘力は下ではあるが、
高いコミュ力と職務を全うする彼女は戦い以外のイレギュラーズとしての活躍を見せている。

クリスタラードによる事件にはじまり、
霊喰集落アルティマに向かい前線で戦うイレギュラーズを支えるために各集落のドラゴニアたちと別の戦い方を目指した。

基本的に亜竜集落フリアノンを拠点に琉珂たちと交流を深めている。
最近はB級グルメ覇竜チャーハンを流行らせられないかと画策中。

届かぬ遠き理想への希望はやがて新たな誇りに行きつく。
誇りは全てに影響し、希望の道しるべとなる。
「みんな、絶対帰ってくるんだよ?」
まだ見ぬ地平を踏破せよ

秋奈くんはもうちょっとぽんこつ具合を治したほうがいいと思うよ!

アレンジOK

アトリエURL:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76449
名前:黎・颯懍(リー・ソンリェン)
種族:亜竜種
性別:男
年齢(或いは外見年齢):不明
一人称:余
二人称:主
口調:~である。~ぞ。~なるか?
特徴:尊大、慇懃無礼。傲慢不遜
設定:
 長い白銀の髪をポニーテールとし、黒い羽衣と煙を燻ぶらせたキセルが特徴的な亜竜種男性。
 狂暴な生物が闊歩する覇竜を渡り歩く行商人として知られる。
 亜竜や魔物達の体の部位や肉を集落民へと提供し、代わりに食料や生活物資、金品などを対価としてもらい、日々を暮らす。
 身なりから察するに、生活には不自由していないようだ。
 それらの部位を如何にして手に入れているかは不明だが、おそらくは自ら討伐していると思われる。
 だが、彼の戦う姿を見たものはおらず、どれほどの力量を持つのか誰も知らない。


 覇竜外から谷底の道に整備されている交易路。
 颯懍はしばらく前からそこに注目していた。
「外部の者達はこれほどの技術を有しておるのか」
 馬車が行き来できるよう舗装された道。しっかりとした造りの橋。何より崖を上下できる昇降機。
 ここしばらく、覇竜の発展は実に目覚ましい。
 颯懍はこれらの技術をもたらしたイレギュラーズに興味を持ち、接触することに。
「こんにちは、何かお求めですか?」
 たまたま、交易路中継地点の集落に滞在していたユーフォニーへと、颯懍が接触する。
「ふむ、どれも興味深いな」
 刻々と頷く颯懍は彼女の運んでいた物資を手に取り、感嘆してしまう。
「これは如何様に使うのか。……こちらは美味だな」
「ありがとうございます。これはですね……」
 代金代わりの物資を受け取り、親切丁寧に説明するユーフォニー。
「外の世界……か」
 それを聞く颯懍は、まだ見ぬ覇竜外の世界に想いを馳せるのである。

◉設定委託
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4630
◉イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76625
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76626
名前:グウェナエル・クーベルタン
種族:魔種(元人間種)
性別:男性
年齢(或いは外見年齢):三十代後半
一人称:私
二人称:きみ、あなた、(マリエッタに対してのみ)魔女
口調:だ、だろう、だな等。柔らかい男性口調。
特徴:白き衣の遂行者。正しき復讐の権利者。
設定:

 現天義にあだなす謎の集団、『遂行者』が一人である。特に仮面の遂行者『サマエル』に従うようで、彼のサポートなどを行う姿が目撃されている。
 その正体は、魔種である。そして、【死血の魔女】マリエッタ・エーレインに己が娘を殺された被害者でもあった。

 それは、いつかの昔。娘であるマルセルが14歳になった誕生日に、マルセルは突如として姿をくらませた。決死の捜索の末に発見されたマルセルは、あまりにも恐ろしい死にざまを見せていた。全身を赤に染め、その血を何者かに利用された形跡があった。若き、乙女の血。それを採取するために殺されたことは、明らかであった――。
 必死の捜査によって、下手人は【死血の魔女】と呼ばれた『マリエッタ』であることが導き出された。彼らは魔女に挑み、そして、敗北した。
 グウェナエルの薄れゆく意識のうちに残ったのは、残酷な笑みを浮かべる魔女の姿。
 そして、「あなたの娘など覚えていないわ。興味もないもの」という、嘲笑めいた言葉であった。

 辛くも生き延びたグウェナエルは、失意のままに余生を過ごした。愛する娘を追うように、妻は病に倒れた。グウェナエルの家庭は崩壊した。再建する気力もなかった。
 そんな絶望の中で、グウェナエルは世界の残酷な選別を目の当たりにする。
 世界を救うイレギュラーズとして、あの魔女が活動している姿を。

 ここにきて彼は壊れた。すべての罪を覆い隠し、あの魔女は救世主として今も生きている。許されるはずがなかった。絶望のうちにあった彼の心に、活力の炎が燃え上がった。復讐心という名の炎。そして彼は魔に堕ちた。

 前述したとおり、彼は『正しき歴史を取り戻す』ことを是とする遂行者たちの一員となった。
 正しき歴史。
 それは、あの魔女が正しき裁きを受け、磔刑のもとに死を迎える世界に間違いないのだ。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/77971
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4574
名前:シャフルヴィンツ
名前:シャフルヴィンツ
種族:人間種
性別:男性
外見年齢:10代
一人称:オレ
二人称:アンタ、オマエ
口調:ぜ、だ、だろ、だな
特徴:悪人、盗賊、守銭奴

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/2862
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/59271

サンディ領内にいる、盗賊の少年。と、思う。
修正したので再投稿します。

名前:サズ
種族:高位精霊(グリムアザースではなく、自然界の精霊)
性別:男性
年齢:不明
一人称:私
二人称:君(息子に対しては「お前」)
口調:〜だね、〜だよ、〜かな
特徴:羽毛に覆われている(顔面、足、腹部は鱗が露出している)、風属性

フリアノン周辺に古くから棲まう、老いた風の高位精霊。
凶暴な亜竜や魔物を退けるために、彼らが恐れるであろう竜種の姿を借りている。
時には春を告げるそよ風を、時には乾いた大地に恵みをもたらす嵐を呼ぶという。


気さくで親しみやすい性格。悪く言えばあまり威厳は無く、軽い。風の精だけに。

ある日、サズは凶暴な亜竜達に襲われている亜竜種の夫婦を見つける。
サズが亜竜を追い払ったものの、夫婦は深い傷を負い既に事切れていた。
しかし彼らが抱えていた赤子は二人に守られていたのであろう、無傷であった。
不憫に思ったサズは夫婦を弔った後、遺された赤子をヴィルメイズと名付け、自分の息子として育てることにした。

「私はサズ。色々な名で呼ばれるけれども...まあ君の好きなように呼んでくれたら構わないよ」
「この姿かい? 竜に似せると色々と都合が良いんだよ。 この地で生きるための知恵というものだね」
「息子は良い子なんだけど、少々足りないところがあるからね……。 せめて言葉遣いだけは綺麗にするよう言いつけてあるのさ」

※改変、アドリブ可
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/63311
公認設定:https://rev1.reversion.jp/character/authorize/list/p3p010531
名前:ヴィクトル・シャフラノフ
種族:人間種
性別:男
年齢:故人であり、正確な享年は伝わっていない
一人称:俺、私、自分
二人称:~様(若い頃のみ)、~君、君、呼び捨て
口調:~です、~ます、~ですか?/~だ、~だろう、~だな?
特徴:誠実、頑固、一本気、理想主義、軍人、宗教家
設定:
 凡そ二百年程前に鉄帝国に組み込まれた従属国ヴァーシリッサの出身。
 ヴィクトルは少年時代から非凡であり、やがて中央の士官学校に推挙されるが、中央に馴染めない彼は挫折と苦悩に酷く苦しんだ。
 そんな彼を救ったのは、当時宰相付きの筆頭行政官であったバイル・バイオンである。
 バイルは不器用ながらに誠実で、鉄帝国らしい骨太の気風を宿すこの若者を殊の外気に入ったのである。
 一時は落伍しかかったヴィクトルは良き理解者となったバイルの存在もあり、頭角を現す事となる。
 順風満帆の運命が暗転したのはヴァーシリッサ『地方』が反旗を翻した事だった。
 折からの不作で食糧の供給限界を超えたヴァーシリッサは弱き者に餓死を強いる状況に追い詰められ、勝ち目の無い挙兵に出たのである。
 ヴァーシリッサ随一の出世株であり、英雄と称されていたヴィクトルは反乱の説得が可能であると力説。
 寛大な処分と食糧難への対応を中枢に働きかけ、宣言通りに速やかな事態の収束に成功するが……
 無血開城後、反乱に連なる者は徹底的かつ無慈悲に処刑され、地方の行政権は全て中央に接収されたのである。
 多くの戦線、不満分子を抱える鉄帝国の中央は甘い措置を許せる状況にはなかったのである。
 中央からすれば『ヴィクトルの言を受け入れ、十分に配慮した』執行であったが、彼はこれを裏切りと捉えた。
 戦後、ヴィクトルは栄光の勲章全てを軍服から毟り取り、悪罵と共にバイルに投げつけ軍を出奔する。
 それでも救済を働きかけたバイルにより、ヴァーシリッサの飢饉の犠牲者は減少したが彼に出来るのもそこまでであった。
 傷付き疲れ果てたヴィクトルは放浪の末、やがて一つの運命に出会う。
 過去の内戦で主要な幹部と信徒を粛清され衰退していた教派『クラースナヤ・ズヴェズダー』の半ば朽ちた教会を立て直した彼は現代で教派における中興の祖と呼ばれている。
 彼は生涯において戦乱や凶作に見舞われた弱者を救い続けたのである。
 恩人であり、親友であった男に心無い言葉を投げつけ、永遠に断絶してしまった苦悩と後悔を抱えながら。


設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4458
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/78005


(何となく浮かんだ妄想↓ 書きたかっただけなので、反映の必要はありません)
「彼らは冬を越すための食糧が欲しかっただけです!他には何も望んでいない!」
「なぜこんな真似ができるんだお前達は。可哀想に。寒かったろう、苦しかったろうに……」
「教えてくれ。なんでだ。なんでこんな事になっちまったんだ
これが俺達の望んだ未来なのか?こんな事をしなければ、悲願は達せられないのか?
俺は何も要らなかった。俺の守りたかった人達が、無事に、幸せに暮らしてくれればと。それだけだ。それさえ叶えば、他には何も要らなかったのに……
本当に彼らは死んで当然だったのか?俺達のような従属国の人間も鉄帝が庇護すべき存在だと、鉄帝本国の人間と、従属国の人間、そこに何の差もありはしないのだと……あの言葉は嘘だったのか?」
「そんなことはどうだっていい。俺はそんなことのために、軍人に入ったんじゃない!」
「本当はお前も、こうなるって分かっていたんだろう
楽しかったか?滑稽だったか?中央の言葉を真に受けた俺が、どうにかして故郷を救おうと必死にあがく様は
結局、お前も他の奴らと同じだ。勲章が欲しいんだろう。薄汚くギラギラと輝く勲章が。そのためなら何だって出来る」
名前:夜船・理弦
種族:ちび獣人さん
性別:男
年齢(或いは外見年齢):14
一人称:自分、俺
二人称:あなた、~さん
口調:です、ます、ですか?
特徴:【もふもふ】【お人よし】 【世話好き】 【頑張り屋】
設定:
「あれ? ここはどこだろう!」
 電子の海を漂って、神咒曙光(ヒイズル)に流れ着いた身元不明の獣人さん。エメラルド色の双眸、そしてふかふかの黒白の毛並みに。
 パラディーゾとして作成されたデータは本来ならば廃棄されているはずだったのだが、コピーデータではない個性を有したことでデータ消去にバグが発生し、一般的なNPCとして生まれ落ちた。
 いくつもの奇跡、いくつもの偶然が重なった結果。
 恩返しということで、よく神咒曙光の人のお手伝いをして、食べ物やおやつをよく貰っている。寝ているときに、よく白い獣人さんになった夢を見るらしい。

 家族については「お留守番中」とのことで、探してはいるが、きっとどこかで会えるし、いつかは見つけてくれるだろうと安心しきっている模様。
 どのような人物か尋ねれば、「こんな感じですっ!」と白い毛並みに変化して、ポーズをとってくれるだろう。捜索用に編み出した形態らしい。
 フットワークが軽いため、新しいスポットを見つけたと聞いては駆けていく。いつか一緒に回るためにと、日記をつけるのを欠かさない。
「桜と、ひまわりと鬼灯と紅葉と、雪と、えっと、あとなんだっけな。コンプリートするんです!」
「遺跡ってどこにあるんでしょうか……?」
 元気いっぱいで、あまりに元気が良すぎてしょっちゅう見知らぬところに到達している。強敵に遭遇することもあるが、だいたいの場合、足がものすごく速いのでなんとかなっている。
 いつかは家族のように強くなるのが目標だったりする。
「たまごやき、上手にまけないです……」
 イベントごとをとても大切にするが、伝聞のみらしく、行事のことを勘違いしていたりする。
 最近は、お弁当作りに挑戦中。へたではないが、思ったほど上手くはいかないらしい。
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/2810
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/77495

成長や心境の変化とかで改変、アドリブ、アレンジは歓迎だ……迎えに来るの遅いです!
お父さん嫌いです!とか言われないといいんだが……
名前:狐達(名前は様々、狐兵達とも呼ばれる)
種族:獣種(式神)
性別:女性
年齢:Unknown
一人称:様々
二人称:様々
口調:様々
設定:
獣種の少女を素体として、稲荷神が作り上げた式神の狐。
量産機に相当する集団であり、式神の機能中枢である尻尾の数は1本。
謂わばハイローミックスの『ロー』に相当する。
尻尾の機能もイナリ達より安定性と生産性を高める為にデチューンされており、魔術的な機能が制限されてしまっている。その為、この狐達は物理兵器を中心に運用している。

兵科:自走砲兵
砲兵の亜種的な兵科。装備している方が新型の自走砲になっている。
開発経緯として、狐達の中で砲兵部隊は存在しているが、装備する牽引砲が旧式化しており、機動力に欠けている欠点が露呈し始めた。
そこで戦車や兵員輸送車両と共に行動し、迅速な機動と陣地転換を行える機動性能が付与する為に開発された。
装備は砲兵が装備している105㎜クラスの榴弾砲をベースに拡大発展させた122㎜榴弾砲。
360度の旋回可能な密閉砲塔で、試作品ながら自動装填装置も装備している為、ベースとなっている砲より高性能になっている。
運用は車両の操作と砲の操作で2名の搭乗員で運用で、運用人員は砲兵からの転職した狐達が多い為、砲兵部隊と仲が良い。
故に、頻繁に大砲を用いた戦闘ドクトリンの交流研究会など開いている。

なお、戦車や兵員輸送車両が充実し始めた事から、小規模ながら本車両も加えたBTG(大隊戦術グループ)として運用試験が始まっている、らしい。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/78054
名前:パッチワーク

種族:魔種

性別:不明

年齢:不明

身長:3m弱あるが縮むことも可能

一人称:ボク、オレ達、ワタシ、アタシ達等不定

二人称:オマエ、キミ、アナタ等不定

口調:カタカナ混じりの支離滅裂な乱れた口調

特徴:二体で一体の特殊な肉体
設定:
幻想内に100年ほど昔から存在する猟奇的孤児院「フリーデンゼーレ」の出身者の成れの果て。性的趣向は「皮」。



元は皮に執着し死体から皮を綺麗に剥がして持ち帰る殺人鬼であったが、現在は呼び声の影響で魔種へと変貌している。パッチワークという名は通称であり、本当の名前は既に失われている。ともすると初めからパッチワークに“個”としての名前など存在しなかったのかもしれない。

一見すると2体1組の怪物のように見える。元々は仲のいい2人組だったかもしれないし、1人の人物が怪物と成る過程で2体へ分かたれた存在なのかもしれない。

名前もパッチワークという通称しか情報が無く、変化前を知る人物は彼……或いは、彼らが崇拝していた院長ロベリアを除いて全員が殺害されてしまっている。

ただ1つ、彼(ら)の本性に関する情報があるとするならば、それはアジト跡に残ったソファ、ベッド、衣服、壁紙、絨毯などの“作品”ぐらいのものだろう。複数人の人の皮を継ぎ接ぎして作られたそれらの“作品”が、パッチワークという通称の由来である。

彼らは無垢で純粋で残虐で、悪趣味極まるアーティストだ。

ロベリアはそんな彼(ら)を特別可愛がっており、彼(ら)もロベリアの命令にのみ素直に従う。なぜロベリアに対してのみ従順なのかは不明。



理性は失われているものの戦闘時においての彼(ら)は冷静だ。正確に状況を判断し、顎や鳩尾などの急所を的確に狙い、命を奪う。その動きからかつて殺人術を習っていたのではないかと予想されているが、詳細は不明である。

また、皮を傷つけないようにするためか、攻撃手段は連携しての打撃や締め技に限られている。魔術も使えるが皮への影響が少ない、精神干渉系のものばかりを習得している。

ナイフのような鋭い爪は、もっぱら素材回収……つまり、ターゲットの皮を剥ぐことにのみ使用される。



ぬいぐるみのような質感の体であるため、物理攻撃は効果が薄い。例え損傷しても、縫い直したり皮を繋ぎ合わせたりすることで修復が可能。また、片方が息絶えると残りが強力な治癒魔法を込めた修復を行い蘇生させてしまう。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4578
施設設定:https://t.co/ENbKTiDzPr?amp=1

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76512

関係者一覧:https://rev1.reversion.jp/guild/1127/thread/18103

敵味方どちらでも可
アレンジ・改変歓迎
名前:エミリー・ブライド
種族:人間種(カオスシード)
性別:女性
年齢:20代後半
一人称:私
二人称:君(キミ)、~さん / (ルブラットに対して)医師
口調:~だわ、~よ、~ね / (ルブラットに対して)~です、~ます、~ですか?
特徴:記憶喪失、信心深い、盲目的、善人
設定:
青白い肌に青い髪、女性にしては高めの身長が特徴的などこか陰のある女性。
記憶を失う以前の彼女は明るく快活な性格だった。しかし、一年前に最愛の恋人をルブラットに殺害されたことで発狂。復讐のため、ルブラットの命を狙うようになる。
しかし復讐は失敗し、ルブラットの手により半死半生の重症を負わされる。ルブラットの治療により一命を取り留めたものの、代償としてそれまでの記憶を失った。そのため“エミリー・ブライド”という名はルブラットによって付けられたものだ。
ルブラットを襲撃した際、彼女は婚約指輪とウェディングドレスを身に付けていた。復讐が達成された暁には自死し、あの世で再開した恋人と結婚式を挙げるつもりでいたからだ。それゆえ“ブライド”……『花嫁』という意味の名を与えられた。
約半年に渡る昏睡の末、目を覚ました彼女にルブラットはこれまでの経緯を……つまり、彼女の恋人を殺めたのが自分であることと、復讐を試みた彼女を返り討ちにしたことを告げる。激高するかと思いきや、彼女は告げられた事実に対し、何ら反応を示さなかった。
同情と気紛れに駆られたルブラットは、彼女の治療および経過観察を続けながら、以下のような話をした。

「確かに自分はローレットの依頼を受けて殺害を行ったが、貴方のような者が生まれなければならなかった世界をより良くしていきたいと思っている」

言い訳だ、とルブラットは内心で自嘲していただろう。だが、その言葉に一切の嘘は含まれていない。彼女は果たして、どのような反応を示すのか……怒るか、悲しむか、それともまるで自分には関係ないことだとでも言うように、何の反応も示さないか。
結果はそのどれでもなかった。
会話の中でルブラットの狂気にあてられたのか、精神的なショックによるものか、それとも毒の後遺症で狂ったのか……彼女はルブラットの語る理想を本気で信じ、協力を申し出たのである。
以来、彼女はルブラットの助手か部下のように振る舞うようになる。
彼女の妄信は、ある種の洗脳の結果によるものだ。だが、ルブラットは彼女のことを一人の友人だと思っているし、都合よく利用してやろうとも思っていない。

■イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/70863

■設定委託
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4577
名前:ラ・ルゥラ・ルー
種族:明星種『アリオス』
性別:なし
年齢:不明
一人称:我
二人称:そなた
口調:~だろう、~だな、~なのか?
特徴:美しい羽は時折生え変わり、抜け落ちる
設定:
 ラ・ルゥラ・ルーは若き竜種である。
 美しい羽を持ち、雲の中を駆けるように飛ぶ。
 其の様はまるで閃光が走るかのようであり、覇竜の人々はラ・ルゥラ・ルーが飛翔しているのをみると、其の美しさと恐ろしさに身を竦める。
 そして彼が飛び去った後、偶然桃色の羽を見付けたなら――幸運の守りになると、そっと拾って帰るのである。
 ラ・ルゥラ・ルーは覇竜領域の奥におり滅多に出て来る事はないが、飛びたいと思った時は覇竜領域のありとあらゆる場所を飛び回る。君がもし桃色の閃光を晴れた空に見る事があったなら、其れはラ・ルゥラ・ルーの飛び去った軌跡かも知れない。

 ラ・ルゥラ・ルーは記憶を喰らう。
 其れは何も生物に限った話ではない。無機物の記憶――耐久力や、生物の記憶を戯れに食らう竜、其れがラ・ルゥラ・ルーである。
 食われた側は食われた事すら知覚できない。忘れた事を「忘れた」と思い出す事が困難であるように、其の記憶がなくなった事すら判らず過ごす。或いは誰かに指摘されて初めて、其の記憶がない事に気付くかもしれない。
 故に人々はラ・ルゥラ・ルーが飛翔する時、恐れを持って其の閃光を見るのだ。ああどうか、戯れであっても記憶を喰らわれませんようにと祈るのだ。
 そしてもし、ラ・ルゥラ・ルーの抜け落ちた羽を持っていたなら――其れはラ・ルゥラ・ルーの目から持ち主を護り、或いは見つかって記憶を戯れに食われても、「忘れた事実さえ思い出せれば」食われた記憶がまた蘇るという言い伝えがある。
 だが真偽は定かではない。ラ・ルゥラ・ルーは人間を襲った事など、ただの一度もないのだから。襲う価値すら、まだ人間という種に見出していないのだから。

◉設定委託
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4659
◉イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76623
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76624
名前:御饌津神(みけつのかみ) 愛称:ミケ
種族:不明(土地神であることからグリムアザースとも考えられる)
性別:男
年齢:不明
一人称:俺
二人称:お前 呼び捨て あいつ
特徴:【ツンデレ】【義理堅い】【世話好き】【もふもふ】【やる気が空回り気味】


豊穣の桜狐神社で祀られている白狐の土地神
信仰が薄れ尻尾も一本になっていたが、史之と妻さんとの結婚の儀の介添人となり、「桜色の雪の中で愛を誓ったカップルは永遠に幸せになれる」という伝説を作った
外見は幼いまっちろ子狐、尻尾は現時点で3本
自由に人間の姿へ変化することができ、その際は少年の姿を取ることが多いが、既知の相手に化けることもできる

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/58845
名前:フィゾルテ・ドナシス・フィッツバルディ
種族:人間種
性別:男
年齢(或いは外見年齢):54
一人称:私
二人称:君、~君、卿、貴様
口調:~だ、~であろう、~であるか?
特徴:卑劣、尊大、選民的、貴族的、優秀
設定:
 フィッツバルディ家の重鎮の一人。レイガルテの弟に当たる大貴族。
 豪奢な金髪と碧眼は同じく、兄と対照的に恰幅の良い体型で精力的でギラついた印象を与える男である。
 広大な領地を持ち、私兵と財を蓄える幻想の有力者ではあるが、民衆人気の薄いフィッツバルディ派の中でも出色の評判の悪さで知られている。
『最もフィッツバルディらしい男』と皮肉に称されたフィゾルテは選民意識が服を着て歩いているような男であり、その施政は過酷なものである。自身の言葉に背く事を原則として一切認めず、家臣にせよ傘下貴族にせよ庶民にせよ、不興を買った者が手討ちにされる事も珍しくない。又、女癖も非常に悪く浪費癖も持ち合わせる。
 ……ここまでの説明でも非常に問題のある人物としか言いようがないのだが、彼を決定的に厄介にしているのはこの先である。
 幾ら直系とは言え、通常ならこれ程の狼藉を働けば自浄作用も働こうが、そうならない理由は彼が純粋に優秀だからに他ならない。
 政治家として、或いはフィッツバルディ家の重鎮としての彼は余人に代え難い重要な人物であり、政敵を沈める事に始まり、権益の確保、蓄財、巨大派閥の運営の重し……と(国や民衆にとっては余り有り難くない)フィッツバルディ派の隆盛に果たした貢献は極めて大きいのである。
 流石に兄に対決姿勢を取ったならば話は別だっただろうが、優秀なフィゾルテは身の程の方も良く理解していたらしい。生来から身内と有能に甘いレイガルテは自身に限っては忠実な弟の『多少の専横』を見逃すのは必然とも言え、かくてフィゾルテは内外に蛇蝎のように嫌われながらもその権勢を保つ事になったのである。
 そんな彼は若い頃、使用人の一人を手籠めにした事がある。
『不運にも』身籠った彼女は中絶を命じられるも、それを拒否して出奔。
 追っ手を向けられるもスラムに逃げ込み、辛うじて彼の支配を逃れる事になった彼女が産み落とした男子の名はカラス。
 紛れもないフィッツバルディの血筋ながら『知られぬ』男子である。
 当然というべきか、最後には零落し心を病んだ彼女は別にもう一人の子を残すのだが、それはまた別のお話――

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/78195
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4543
名前:レディ・スカーレット
種族:魔種(色欲)
性別:女性
年齢:UNKNOWN
一人称:私
二人称:貴方/貴女
口調:~ね、~だわ、~なのだわ、~なのね?
 遙か昔、天義南部に存在していたとされる街ティベリヤに大干ばつがあった。
 エガニム山から注ぐイスカ川は涸れてひび割れ、作物は芽吹かない。
 街の人々は供物を捧げるが状況は変わらず。
 ついに領主の娘であったエルゼベートが捧げられた。
 しかし神はかえって怒り嘆き、ついにティベリヤは滅びたと言う。

 この伝承『ティベリヤの乾き』の逸話は、一度はエルゼベートを聖女として列聖されるに到る。
 しかし後に異端として偽典扱いとなったのだ。
 理由としては神の取り扱いそのものに疑念が深い他、何よりも大きいのはエルゼベートが『生きていた』という疑惑である。それも『反転した』として。
 彼女は魔種となり、その乾きは人の生き血を飲むことに代替されるようになった。
 それから彼女は数年にわたってティベリヤに君臨、うら若い女性の生き血を好んだとされる。
 街は遂に滅び、エルゼベートはレディ・スカーレットと呼ばれるようになった。

 最大の問題は『彼女の討伐が記録されていない』ことにある。
 おそらく彼女は歴史の闇に潜み、まだ生きている。

 ――時は変わり、現代。
 レディ・スカーレットの物語は、吸血鬼伝承の一つとして語り継がれている。
 そして吸血鬼と言えば、今まさにラサを騒がせている事件ではないか。

 実のところ、彼女はラサを騒がせる『月の王国』の客人である。
 そしてなおかつ、綜結教会に属する剣客でもある。
 つまり糸を辿れば狂神・稲荷神につながる可能性もあるのだ。
 この分析は狐の杜によってなされており、情報精度は非常に高い。
 つまりこんな情報が式神・稲荷神から長月・イナリ(p3p008096)へともたらされたのである。

 歳を経た魔種であり、戦闘力は高く、剣の腕も並外れている。
 また伝承では魅了の魔眼を持つ他、飛行能力を持ち、広く攻撃魔術を行使するとされる。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/52478
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4654
名前:宮本出雲
種族:旅人
性別:女
年齢(或いは外見年齢):21歳
一人称:私
二人称:~君、ムサシ
口調:ね、よ、なのね、なのよね
特徴: 【ポンコツ】 【強気】 【ポジティブ】【女子力(物理)】 【愛嬌がある】
設定
混沌の豊穣と似通った文化を持つ世界からやってきたウォーカー。
本人曰く、二刀流の大剣豪の血を引く名家の令嬢…だったらしいが、本人は色恋やお洒落よりも剣術に熱中。
師匠であった祖父や父をあっさりと倒し、『当世最高の剣士』の名をほしいままにしつつも、さらなる強者を求めて家を飛び出し、武者修行の旅で全国を転々としていたらいつの間にかこの世界に…とのこと。

明朗快活で大抵のことは笑って流せる大らかな性格の持ち主。基本的には善人で困ってる人を助けるのに躊躇いはないし外道の類は一切の容赦無く斬り捨てる。
一方で負けず嫌いで頑固な一面もある。元の世界では負けた相手には鍛え直して勝負を挑んだり、勝つための奇襲や意表を突く奇策を立てることも日常茶飯事。伊達や酔狂で当代最高を名乗ってはいない。

イレギュラーズのムサシ・セルブライトとは奇妙な縁を持つ。
自らの流派に似た戦い方をする、どこか親近感(本人曰く見守りたくなるような感覚…?)を覚える黒髪黒目の青年に興味を持ち、暇な時には彼に二刀を用いた剣術の指南をしている。
 
実は………平行世界ではある男と結婚し、名前を『イズモ・セルブライト』と変えることとなる。
男との間に生まれた子に付けた名前は『ムサシ』。
本人達に自覚はないが、平行世界のムサシ・セルブライトの母親である。


イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/78141

アドリブ・アレンジ歓迎
名前:マシュア・マウロク
種族:旅人
性別:女
年齢(或いは外見年齢):14歳(外見年齢)
一人称:私、ワタシ
二人称:さん
口調:ね、よ、なのね、なのよね
特徴:メスガキ、子供、救済者、母性
設定
「フフフ、甘えん坊のどうしようもない人達♥私がみーんな助けてあげちゃうからね♥」

人を小馬鹿にするような生意気な言動の少女。他者を苦しめることを楽しむ嗜虐的な性格の持ち主。
一方で駄目な人間へ過剰に甘い態度を取って人を堕落させ、自分への依存を抱かせることを楽しむ一面もある。


その正体は『サルバトーレ』と呼ばれる宗教団体のトップにして、宇宙を混乱の渦に陥れた特A級犯罪者。
生まれながらにして常人を遥かに超える身体能力を持ち合わせており、その特権意識から自分以外の人間を格下の存在として支配し救おうとする人間。
宇宙各所に信者を増やした後に『救済』と称した大規模テロを行おうとしたが、ある宇宙保安官に阻止される。

その後は宇宙監獄『ロックダウン星』に投獄され、刑執行直前で混沌に召喚される。
混沌に召喚された今でも他者救済の野望は消えていない。


混沌肯定で低下したとはいえ、常人を遥かに超える身体能力と光線を放つ能力は驚異的である。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/78175

アドリブ・アレンジ歓迎
名前:ルーチェ
種族:精霊種(霊樹)
性別:女
年齢:不明
一人称:私
二人称:君、呼び捨て
口調:~だね、~だよね、~かな?
特徴:大らか、のんびり、マイペース、泣き虫
設定:
キルシュ領に昔から存在している霊樹の精霊種。
霊樹の中では年若く、未熟な面も多い。
普段はのんびりとマイペースだが、小心者ですぐに泣く。
他の霊樹たちには「力はあるのに……」と呆れられることも多いとか。

見た目は十代後半~二十代前半の幻想種によく似た姿。
本体である霊樹からあまり遠くには離れられないが、隣接している神殿には良く顔を出す。
そしてキルシェの母に着せ替え人形にさせられている。

春になると桜によく似た、だけど夜になるど仄かに光る花を咲かせてキルシュ領の人たちを喜ばせ、その喜ぶ姿を見るのが好き。
通常『春告げの霊樹』
キルシェの名前の由来は彼女の花である。
代々キルシュ家の中で彼女と相性が良い者が巫女となり、今代はキルシェの母だが次代はキルシェがその座を継ぐ予定となっている。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/78250
名前:『天智竜』アルテイア
種族:竜種
一人称:私
二人称:貴方
口調:~です、~でしょう、~でしょうね?
特徴:【尊大】【傲慢】【冷静】【知的】【竜鱗(黒色)】
設定:
最強生物である竜種にして将星種『レグルス』。
竜の中でも天帝種同様に強大な存在達である。
年齢は不明だが、同じ将星種『レグルス』の中でも比較的強い力を持っていると思われる。
そして当然の話ではあるのだが、人間など歯牙にもかけないほどの強さを持っている。
将星種『レグルス』には『人間(亜竜種に似た)』の姿を取る個体も時折存在するが、アルテイアは美しい黒髪を持つ女の姿になるという。
その髪もそうだが、竜の姿をしている時の鱗も夜空の中に星を散りばめたような輝きを誇り、将星種『レグルス』の中でも特に美しい鱗を持つ竜でもあるようだ。
 性格は非常に冷静で知的。尊大で傲慢なのは変わらないのだが、深い知識を下敷きにしている為か突発的な行動をあまりせず「一歩引く冷静さ」をも兼ね備えている。
 どうやらある種の星詠みの知識も所持しているようで、その精度は兎も角そうした浪漫を楽しむ洒落っ気も持ち合わせている。
 ただ、竜種としての星詠みは人間の星詠みとはあらゆる要素が違うのでそこで意気投合する……などといったことは無謀だろう。
 その能力にも「星」になぞらえた部分があるというが、ある者は天から流星が降るのを見た日、そこにアルテイアが居たのではないかとも語る。
 どの道、忘れてはならないのは1つ。
 アルテイアがどれだけ穏やかで知的で話が通じそうに見えたとして、アルテイアからすれば人間は虫と然程変わらない下等生物という認識だという点である。

イラスト(竜の姿):https://rev1.reversion.jp/illust/illust/78260
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4675

人型の姿のイラストの注文・公開後に再投稿予定です。
名前:秦・花明(しん・ふぁみん)
種族:亜竜種
年齢:52歳
性別:男性
一人称:私
二人称:お前、~殿
口調:だ、だろ、だろうな
特徴:秦家当主、亜竜集落フリアノン出身
設定:
 亜竜集落フリアノンの秦家の当主。秦・鈴花の父。亡き里長である珱・珠珀の幼馴染み。
 現里長の珱・琉珂の良心である珠珀と琉維とは幼少期からの付き合いであり、特に琉維の生家とは交流が深かったため何かと世話を焼いていた。
 琉維にとっては「優しくて世話をして焼いてくれる良いお兄ちゃん」であった。珠珀にも「花兄」と呼ばれ親しまれていた。
 だが、珠珀が里長、琉維がその妻となった時に一定の距離を置いたため親しかったことは娘である鈴花にも告げて居ない。
 それでも鈴花と琉珂が仲良くしている様子を見ると昔の自身達を重ねずに居られないのだが。

 右目が見えて居らず、基本的な生活は左目と妻に頼り切っている。
 鈴花には「食物庫で物品管理ばっかしてるから目が悪くなった」と説明しているが、右目の上に走った傷を考えれば信じろというのも無理な相談だ。
 ……と、言うのも鈴花とて11歳の頃の話しだ。詳細は分からずとも何となくでも『何かが起った』事は分かって居た。
 花明の妻(鈴花の母)は花明が怪我を負ったその日を克明に覚えて居る。彼が頑なに口を開かなかったことも、共に出掛けたはずの珠珀と琉維が帰らなかったことも。
 だが、花明は他言を赦さなかった。口にしてしまうことも悍ましいことであったからだろう。

 鈴花が琉珂と共にピュニシオンの森へと向かうと告げた時、父は酷く狼狽することだろう。
 あの日、珠珀達と共にピュニシオンの森に視察に出掛けた事を。食物の確認のために同行した花明はあの日――……

「鈴花、お前が琉珂に着いて森に行く事になるとは思って居なかった。
 ……まるであの日の私は珠珀のようだ。琉維は勢いよく走っていくから静かにするように促すのも骨が折れた」
「私はこの目だ。森に立ち入ることは恐ろしくて出来やしない。
 だが、鈴花――あの人に……『里おじさま』に逢ったなら、伝えて欲しいことがある。貴方一人が背負うモノではない、と」
 鈴花にとっては理解出来ない伝言に首を傾げることになるだろう。
 花明は『あの日』から後悔している。ずっと、ずっと。誰にも話せぬあの夕暮れの出来事を。

設定委託:
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4650
イラスト:
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/78283
名前:ヴリトラ・ラムバー(アスラシュレーシュタ)
種族:旅人(異世界の邪龍。その人間形態)
性別:女
年齢(或いは外見年齢):18
一人称:私/我
二人称:~さん/汝
口調:~だ、~だね、~だろう?/~であろう、~である
特徴:クール、無表情、傲慢、ドS、小悪魔的な享楽主義者、人間好き、試練好き、下戸
設定
つい最近召喚された旅人であり、今はローレットの情報屋としても働いている。
ぱっと見は陰のあるクール系の美女だが、その本性は異世界の悪龍の一柱であり、小悪魔的な享楽主義者。
弱肉強食を謳い、他者の苦悶を好み、大ピンチに陥れてもがき苦しむ様を眺めて楽しむ困ったお方。
一方意外と理性的で、自身が愉しめるという前提であれば、奸計や長期的な計画の元動く事にもあまり抵抗はなく、敗北に対してもさほど引きずらない等さっぱりしている。
これだけ聞くとただの厄介者でしかないが、その根底にあるのは極度の人間賛歌。
強大な困難を乗り越える人間が放つ「魂の輝き」に魅了された「必要悪」であり、何度艱難辛苦に打ちひしがれ蹲ろうと、最後には立ち上がり振り絞られた心技体の限りで窮地を超克する人を見る事こそが彼女の性癖である。
その為ならどんな「障害」役にでもなれる。

尚、邪龍である事は普段は隠しているが、邪龍として発言する時は一人称:我の尊大口調になる。
また真名である「ヴリトラ・アスラシュレーシュタ」を名乗る。

さあ、人の子よ。人の可能性を、最上の輝きを、我に見せておくれ。

高橋龍に対しては異世界の同胞である「ザッハーク・アジ・ダハーカ」の縁者という事もあり、本人の気質も相まって推しの一人。
「番になっても構わない」と思っている位には好感度はある。
その代わり容赦なく困難な試練の依頼は与えるけどな?

ちなみに情報屋としてのスタイルは「一緒に現場に赴くも観察&静観するタイプ」
ただし、どうしても依頼失敗になりそうな場合は手助けしてくれる強者タイプ(実際に実力は攻防に優れたかなりの強者)

イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/78289

アドリブ&アレンジ歓迎。
名前:ルイン
種族:精霊
性別:男性
外見年齢:見た目は10歳ほど(実年齢は不明)
一人称:僕
二人称:君、メイ、クラリーチェ
口調:だよ、かな、かも
特徴:灰銀の髪に青い瞳。少年の姿をした精霊。

設定:
 メイの住んでいる教会へよく遊びに来る少年の姿をした精霊。
 猫耳と尻尾は猫が好きだから生やしているらしい。消す事も出来る。
 メイとは喧嘩をしたり、お昼寝したり、仲良しな様子だ。

 ルインは少年の姿をした精霊である。
 人々が思い描く『元気で遊び回っている少年』への優しい気持ちや願いが形となったもの。
 ただ揺蕩うだけだったその願いがルインとして形を取るに至ったのは一人の少年が切欠だった。

 クラリーチェがまだ教会に住んでいた頃、近くの家族がよく祈りに来ていた。
 両親と幼い少年の三人。仲睦まじく祈りを捧げ、帰っていく。
 少年の名前は『ルイン』といった。
 年相応にやんちゃなルインはクラリーチェによく懐いていた。
 両親が祈りを捧げている間に抜け出しては猫と遊ぶ。木登りをして下りられなかった時もある。
 申し訳なさそうにする両親に対してクラリーチェは「元気が一番」だと微笑んだのだ。

 ある春の日。
 少年ルインは流行病でこの世を去った。
 クラリーチェや猫たちと遊びたがっていたと両親は泣きながら教会へやってきた。
 ――今度は宝探しをして遊ぼうね。
 そんな約束をクラリーチェとルインはしていた。
 元気に遊び回っている少年の姿をクラリーチェは教会の椅子の間に思い出す。

 宝探し。
 もし、ルインが見つけてくれるなら。
 彼が大好きだった猫たちへのプレゼントが良いだろうか。
 きっとルインも喜んでくれるだろうとクラリーチェは『宝物』を隠した。
 一緒に探して、見つけて、猫たちへ渡すために。
 楽しみだとクラリーチェは一雫涙を浮かべた。

「――だから、宝探しをしにいこう、メイ!」
 精霊ルインの中には『宝探し』をしなければならないという強い思いがあった。
 それは元気に遊び回っている少年のカタチであり、両親やクラリーチェの願いでもある。
 3月22日。この日でなければならない。
 猫を可愛がっていたルインは立ち上がり、メイに手を差し出した。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/69790
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4160
名前:ギャング・ポルカ
種族:海種(フンボルトペンギン)
性別:男
外見年齢:70から80歳程度 実年齢は不明
一人称:私、俺
二人称:貴方、お前さん
口調:〜だな、だろうな、だろう?
特徴:小柄な体躯、大きな鼻、スーツ、杖

設定:
ギャング・ポルカ。齢70を超える、小柄な老人。ポルカ、ポル爺、ビッグボス等と呼ばれる。本名は不明。
ジョージの名付け親であり、父親代わり。剣術、格闘術を仕込み、今に至る基礎を鍛え上げた。

かつてはキングマンファミリーを率いて一大勢力を築いた傑物。
トレードマークの白スーツ。そして海獣『白鯨』を討伐したことで、それが通り名となっている。洗練された剣術で知られる『先々代』キングマン。
いつから海洋にいるのか若い頃の出自は不明だが、海洋を中心に、幻想や傭兵にも広い人脈を持っていると噂される。

第二十一回大号令にて、先代キングマンを継承した息子を送り出し、一度は名代を残して一線を退く。
第二十二回大号令。絶望の青の踏破。シレンツィオ。フリーパレットの大願成就に至るまでを見届け、息子の最期を見送った。

以後、ジョージ率いるキングマンズポートが、アイトワラス商会と合同で新航路開拓に成功したことをキッカケに、名実ともに次代へファミリーを継承し、自身は隠居する事を決めた。
今は、かつての貸し借り。人脈を頼りに自由奔放にあちこちを旅して回っているようだ。

子供達を見守るような好々爺の様相は、全盛期にはギャング・ポルカと呼ばれ、畏れられた眼光は感じ取れない。
だが今でも、その杖には剣が仕込まれ、数多の敵を屠った技巧は、忘れられる事も錆びる事も無く、研がれ続けている。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76453
アドリブ・アレンジ歓迎
名前:ルック・ロック
種族:精霊。または精霊種
性別:不明
外見年齢:不明
一人称:私
二人称:貴方、君
口調:〜だ、だろう、だろうか?
特徴:大柄な体躯、帽子、ハンマー

設定:

最後の砦。不動の門番。様々な呼び名を持つ、キングマンファミリーのナンバー2。
クラウン諸島、キングマンズポート本島にて、主に守備を担当し、日がな一日、海を眺めている姿を目撃される。

その正体は、クラウン諸島を取り巻く岩礁に宿った精霊『波に削られし岩礁の精』。特技は、船を座礁させること。
ルック・ロックとは、かつてこの島に上陸し、かの精霊を認識した男が付けたあだ名。

幾千年飽きること無く海を見続けた。ある日、漂流していた異界の男と出会い、勝手に名付けられた。
いつの頃からか数を増やし、キングマンを名乗るようになった『それ』と関わるうちに興味を持ち、『飽きる』までは、彼が遺したモノを見守ると。そう約束した。

以来、変わることなく子供の遊び場にされようと、嵐に遭おうと、愚かにも乗り込もうとする海賊船を座礁させ、住み着いた小さな者たちを見守っている。

岩のように無口。自ら語ることはないが、行動で示すことが多い
精霊としての性質から、島の近辺。海で起こったこと。眼にし、耳にしたことは忘れること無く、記憶している。
岩礁の周囲。精霊の噂話。それが認識する範囲に限定されるものの、大抵の事象は記憶している歩く歴史書のような存在。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76253
アドリブ・アレンジ歓迎
名前:『雪麗竜』ヒュノスティエラ
種族:竜種『将星種』
聖別:女性
年齢:unknown
一人称:わたし
二人称:貴方もしくは貴女
口調:だな、だろ、だろう?
特徴:冷静沈着 厳しい 実力主義 バトル中毒 根は寂しがり屋
設定:
 比較的若い部類に入る将星種『レグルス』の1体。
 とはいえ、それは『竜種の尺度でみれば』であり、人間の尺度で見た時には非常に長命である。

 基本的に人間の姿を取って暮らしている。
 その際には氷のように透き通った翼とそれとも似た髪と瞳の色をした女性体を取る。
 それは利便性のためであり、敢えて小柄な肉体で自分の力を抑え込むことで自分の力を鍛錬するためというのが正しい。

 ヒュノスティエラの名に違わぬ吹雪、氷雪系の権能を有している。
 また、彼女の縄張りには絶えず壮絶な猛吹雪が吹きつけており、
 領域の内部で暮らすことを許された亜竜や魔物達は地獄のような環境に暮らしている。
 ただでさえ壮絶な吹雪は深奥に当たる彼女の棲み処に近づくにつれて勢威を強めるため、立ち入るものはほとんどいない。

「塵芥がわたしの領域を侵しているようだな。
 死にたいというのであれば、好きにすればいいだろう。
 万が一にでもわたしの棲み処に辿り着けたのなら、少しばかり相手をしてやってもいいだろう」

 竜種の例にもれず、非常に傲慢で厳格、その一方で氷のような冷たい冷静さを抱く。
 だが、その本質は己が権能も相まって近寄る相手もいない故の絶対的な孤独のうちに過ごす孤独な竜でもある。

 ――あぁ、けれど。ゆめゆめ忘れるな。侮ることなかれ。彼女は『竜』である。
 たとえ寂しがり屋なのだとしても、同格ならざる『人』を相手に譲歩することなどない。
 冷静沈着な吹雪の女王、氷の女王は胸の内に『苛烈なる吹雪』を持つ戦闘狂だ。

 全てを雪の中に鎮める彼女は、己が領域に立ち入る者に興味はない。
 それ即ち、辿り着けない者など相手にする価値すらないという絶対的な自負による物ゆえに。

 ――ところで、地竜集落ペイトを出て少しばかり進んだある一角に、不思議な壁画がある。
 氷に閉ざされた地底湖の壁面に描かれたその壁画は、1人の女を描いている。
 氷のような女が歩くだけで空気を凍てつかせ、湖の上を歩けばそれだけで湖が凍り付いていく――といった壁画が。
 どこの誰が、どういった理由で描いたのか、そもそも誰なのか―― 一切の不明である。

イラスト: https://rev1.reversion.jp/illust/illust/73052
設定委託本文: https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4704
名前:ジュムア・アズライール
種族:旅人/吸血鬼
性別:男
年齢(或いは外見年齢):20代後半
一人称:俺、おにーさん
二人称:くん、ちゃん、敵対者には呼び捨て
口調:~だよ、~だね、~じゃない?
特徴:傭兵の商人、吸血鬼の羽、苦労性
設定:
「ちょっとおぉぉ!おじさん何も悪い事とかしてないんですけどぉおお!!弾正くん何か言ってやって!」
「…呪いだよ。『私の分まで生きて』なんて願いは」

吸血鬼の旅人。パンドラは砂時計のペンダント
傭兵で全うな商売をしていたのに『月の王国』から来た吸血鬼達のせいで疑惑の目を向けられてしまっている苦労人
紅血晶の流通に関与しておらず、商人達に疑われているところを、通りかかった弾正に助けられた。それ以降、ローレットに何かと依頼を持ち掛けるようになっている。

ちなみに仇名は『プル血鬼』。「俺たちが戦っているのは、こんな生まれたての小鹿みたいにプルプルした吸血鬼ではないぞ!」という弾正の擁護が原因である。

混沌に飛ばされた際にテンプレな吸血鬼の特性から吸血で同族を増やせなくなった代わり、
『太陽の光に弱い』という部分が緩和された。それでも太陽への苦手意識は抜けず、フードやゴーグルは欠かせない。

前にいた世界で人間の恋人を看取っており、混沌では親しい人を作るまいと思っていた。
皆と仲良くしたいという思いと、独りになりたくないという思い。アンバランスな感情を心の奥に秘めている。

イラスト: https://rev1.reversion.jp/illust/illust/78271

設定アレンジ、アドリブ大丈夫です。
名前:桜仙
所属:華仙(魔種アイドルグループ)
公称種族:獣種
性別:女性
公称年齢:15歳
一人称:アタシ
二人称:キミ
口調:~コン!
特徴:可愛い系、妹系、巫女風
誕生日:3/30
出身地:ベスティア(鉄帝)
スリーサイズ:非公開
好きなもの:楽しいこと!
趣味:毛づくろい
ファンへ一言:「みんなを笑顔にする世界を作るコン!」

以下、公式には非公開の設定:
 華仙結成時のメンバーである『三貴仙』の一人。本名は狐塚 小桜。鉄帝の中では獣種の多いベスティア地方のティーアという村の出身で、猫 杏花(杏仙)とは家族同然に育った。
 けれどもティーア村は鉄帝動乱の折に新皇帝派の囚人たちに襲われ、奴隷として捕らわれることになる。その際に引き離されたので杏花も詳しくは知らないが、かなり酷い目に遭っていたらしい。しかし自身も絶望しておかしくない生活の中で、同じように酷い目に遭っているだろう仲間たちのために歌を歌いつづけて、皆を勇気づけていた。
 とはいえ、その時には既に心は壊れかけていたのだろう、ミリヤ・ナイトメア(桃仙)が偶然村を訪れた時に、その歌声を聞いて反転。自分が囚人たちから受けた仕打ちを全て忘れて、歌で他者に希望を与える魔種となった……もっとも、希望に満ちているとはいえ魔種であり、その希望は『絶望に対して盲目になる』という危険を孕んでいるが。根は善良ではあるが、善良ならば害がないというわけではないという特徴は桃仙と似ている。

 魔種としての主な能力は『歌に共感した聴衆に対して歌の内容に応じた強化を与える』というもの。しかし華仙はアイドルであり、ライブの成功体験とともに成長する。現在はラド・バウでの戦いを通じて『聴衆に自身への好意を抱かせる』という能力も入手している。ただし、いずれの能力も無自覚なもの。
 基本的にはライブ以外で戦うことはないが、もしも通常の戦闘になった場合は鉤爪などを用いて、ダンスのように俊敏な攻撃を仕掛けてくるだろう。

 なお、プライベートでの語尾は「~コン」ではなく「~だよ、~だね、~かな?」となる。

設定委託
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4683

イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/78157
名前:杏仙
所属:華仙(魔種アイドルグループ)
公称種族:獣種
性別:女性
公称年齢:17歳
一人称:ミー
二人称:ニャー
口調:~ニャ!
特徴:カッコいい系、姉系、中華ウェイトレス風
誕生日:4/12
出身地:ベスティア(鉄帝)
スリーサイズ:非公開
好きなもの:桜仙
趣味:読書
ファンへ一言:「いつまでも『華仙』を愛して欲しいニャ!」

以下、公式には非公開の設定:
 華仙結成時のメンバーである『三貴仙』の一人。本名は猫 杏花。鉄帝の中では獣種の多いベスティア地方のティーアという村の出身で、狐塚 小桜(桜仙)とは家族同然に育った。
 けれどもティーア村は鉄帝動乱の折に新皇帝派の囚人たちに襲われ、奴隷として捕らわれることになる。上手く愛想よく立ち回り、どうにか心を壊すほどの酷い目には遭わなかったが、やりどころのない復讐心が募らなかったわけではない。ミリヤ・ナイトメア(桃仙)が偶然村を訪れた時に、その歌声を聞いて反転。自らも歌を用いてミリヤに自分たちの窮状を伝え、それを止めようとした囚人たちを殺害して小桜を含む村人たちを解放した。その体験から、アイドルとしての公の場では表に出さないが、新皇帝派はもちろんのこと、彼らをのさばらせた世界や運命への復讐心を抱いている。大切なのは小桜だけで、それ以外は、感謝こそあれミリヤとて復讐のための手立てに過ぎない。

 このため、魔種としての主な能力は『歌の内容に反感を持つ聴衆に対して弱体化を与える』というものなった。しかし華仙はアイドルであり、ライブの成功体験とともに成長する。現在はラド・バウでの戦いを通じて『聴衆の正気を揺さぶり誘惑する』という能力も入手している。ただし、いずれの能力も(薄々気づいてはいるが)無自覚なもの。
 基本的にはライブ以外で戦うことはないが、もしも戦闘になった場合は神秘の術を使い、精神を掻き乱したり不幸をもたらしたりするだろう。

 なお、プライベートでの語尾は「~ニャ」ではなく「~だよ、~だね、~かな?」となるし、一人称二人称も「ミー」「ニャー」ではなく「ウチ」「アンタ」となる。

設定委託
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4684

イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/78155
名前:ヴァニティア・ヴァニティ・ヴァトラント
種族:獣種(兎)
性別:女性
年齢(或いは外見年齢):19歳
一人称:ボク
二人称:キミ、きみ
口調:だよね、だよ、かな、等。軽い口調。
特徴:悪気のないトリックスター。無自覚大暴れ。大型犬みたいな女。兎なのに。
設定:

 ヴァニティアはラサに本拠地を置く商家の下っ端である。鉄帝人みたいな名前をしてるが純然たるラサの出身。ヴァニーとか、ティアと呼ばれることを好む。
 無垢な性格をしており、本質的には素直で善人である。善人であるが、その善とは『ボクがいいと思ったことが善!』なので、社会的、情勢的に『善』かというと怪しい。そのためおおむね、無自覚かつ善意で厄介ごとを引き起こす、無自覚なトラブルメイカーである。
 現に昨今の騒動に際して、「綺麗だよね!」と紅血晶を大量に仕入れて市場に流しまくった前科もちである。でも悪気はない。

 現在は、前述のやらかしによって謹慎中……なのだが、「でも、ボクも責任取らなきゃね!」と言い残し、勝手に謹慎を解いてどこぞへと姿をくらませている。非常に残念な話だが、その独特の『善』によって、敵陣に寝返っている可能性も全く否定できない。というか、高確率で敵地にいるだろう。厄介である。でも悪気はない。

 ヴァニティアがなぜこんな性格になってしまったのか……というバックボーンも特にない。彼女は生まれたときから自由で、今までずっと自由に生きてきた。生まれたときから自然災害のような女だったわけだ。世の中には特に理由のないめちゃくちゃな存在がいる。その化身のような女である。でも悪気は本当にない。

 アルヴァはあるとき、彼女の所属する商家の仕事で彼女と知り合った。というか、なんか気づいたらなつかれていた。呼んでもいないのに仕事についてきた。さんざんに引っ掻き回して、でもなぜか最終的に仕事は成功して丸く収まった。そういうものである。彼女に悪気はない。
 ヴァニティアはアルヴァに『なんかほっとけない! アルヴァ『で』遊びたい!』という非常に身勝手な感情を抱いている。わがままな大型犬なので、たいていの場合はシャレにならないことになるのだ。彼女に悪気はない。

 本当に全く、悪い人ではないのだが、起こす事件はたいてい最悪である。
 覚悟しておいてほしい。次出会った時にはなぜか反転していた(でも性格も本質も変わらない)ということも、マジであり得るので。

関係者委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4718
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/77682
※イラスト・関連SS追加の関係で、再掲させて頂きます。


名前:クルーク・シュテル
種族:魔種(元飛行種)
性別:男性
外見年齢:10代前半
一人称:僕
二人称:あなた/お前(敵相手)/兄さん(対チック)
口調:~だよ、~だね、~だろう
特徴:儚げ、薄汚れた黒衣、千切れた翼、穏やか、盲目的

設定:
チック・シュテルの実弟。飛行種の一族、『渡り鳥』の少年。
嘗ては背に柔らかな白翼を携えていたが、黒く爛れたものへと変わり果ててしまった。
"影"を媒介として精神に干渉する魔術を手繰り、狂わせる。

兄同様に魔術の才能を持ち合わせていたが、何処か欠けた兄とは違い聡明な子。
故に比較され、チックよりも期待を寄せられていた。が、クルーク本人にとっては無関心に近かった。
反転前は上記の"影"を媒介とした魔術を動物の姿に模す事で、人助けを行っていた様子。

かたわれ──兄の事が何よりも大切で、唯一無二。
彼さえ傍に居てくれるのならば、他は何もいらない。

基本的に物腰が柔らかく、他の魔種達にも協力的な姿勢。
しかし目的である"兄"の為ならば手段を問わない、狡猾な面を秘めている。


・一族
名は『渡り鳥』。全て飛行種の者で構成されている。
いずれも魔術の才能に富んだ者が多く、それぞれ異なる手法で魔術を扱っていた。
杖を媒介に使う者もいれば、刻印、指輪や使い魔等。
「誰かの助けとなる為に」を信条に掲げ、その力を揮っていた。

『渡り鳥』はその名が示す通り、安息の地を求め、各国を旅し渡り歩く習性があった。
自身にとって安息の地が決まった者は、その国に身を置き生涯を過ごす事になる。
反対に、安住の地に拘らず、旅をいつまでも気紛れに続けている者もいるのだとか。

現在、『渡り鳥』の一族は数少なくなっている様で、
表向きでは「旅の途中、或いは戦絡みで命を落とした」事が原因とされている。
然し、風の噂によると原因は別にある模様。



---*---

白翼を持つ兄弟がいた。
薄鈍色の兄と、聡明な弟。
周りが比較し続けても、兄弟は幸せだった。

一族の身に起きた悲劇。
身に覚えの無い罪を着せられ、炎の海に沈んだと誰かが言った。
その夜の事だった。
兄が弟を、自らの手で殺そうとしたのは。

命を落とす寸前、弟は『呼び声』を聞いた。
「お前を殺した兄が憎くはないか。同じ目に合わせたくはないか」
斯くして彼は呼び声に身を委ね、魔種へと変貌した。

---*---





呼び声が届く前から、弟は気づいていた。
優しい兄が何故、自分を殺そうとするのか。
理解し、受け入れてしまった。


「今度は僕が、兄さんを助けてあげなくちゃ」



(反転前)
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/20409

(反転後)
通常時:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/16323
強化時:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/77847

(関連SS)
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/640
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4662


※設定のアドリブやアレンジ等、歓迎です。
名前:ボリス・シング
種族:オールドワン
性別:男性
年齢:享年74歳
一人称:僕
二人称:君
口調:~だね、~だよ
特徴:愛に生きて、愛に死んだ
設定:
医者の家系に生まれたボリスは、しかし両親の期待を他所に機械技師の道へと進んだ。
18歳の誕生日に生家を出奔し、その後、生涯の愛を誓い合うシェリーという名の女性に出逢う。
4年に渡る交際を経てシェリーと結婚し、自分の機械工場を開いた彼の人生はまさに“幸福”だっただろう。
けれど、ボリスの幸福は長く続かなかった。
結婚して2年、妻のシェリーは腹の中の子供ともども強盗に襲われ命を落としたのだから。
以来、ボリスの生涯は一変した。
それまでの彼を知る者からは「まるで別人になったみたいだ」とまで言われるほどに……。
まず、彼は一切、笑わなくなった。
いつも眉間に皺を寄せ、何かに怒っているような顔をするようになった。
次に、彼は機械工場を閉じ、医療に関する本を買い漁るようになった。
幼いころに学んだ知識をベースに、彼は人体についての研究を進めた。そ
れから数年後、ある嵐の夜に彼はとうとう禁忌に手を染めることになった。
彼は亡くなった妻の蘇生に手を染めたのだ。
妻の遺体を機械の部品で補強し、さらに魔術的な処置を施した禁術の類だ。
彼の思惑通り、妻は確かに蘇生した……生前の記憶も失った、赤子のように無知で無邪気で、そして無慈悲な怪物として。

誕生と同時に暴走したシェリーは、ボリスに大怪我を負わせたうえでどこかへ消えた。
怪我が癒えたボリスは、僅かな手掛かりを頼りにシェリーの追走を開始する。
「もう1度、君の手を握ると約束したから」
シェリーを追う度の途中、偶然知り合いになったガイアドニス(p3p010327)へ、彼はそう告げた。
ボリスがシェリーの追走を始めてから、40年が経ったころのことである。
それから数年、ボリスとガイアドニスはシェリーを追って共に旅をした。
愛したニンゲン達に置いていかれてばかりだったガイアドニスにとって、ボリスとシェリーは思うところがあったのだ。
そうして2人は、鉄帝国の辺境にある凍り付いた大地へ辿り着く。
長い年月の果てに再開したシェリーの姿は、すっかり変わり果てていた。
皮膚は腐敗し、金属部品は錆び付いて、もはや満足に動くことも出来ないといった有様だ。
地面に這いつくばったまま、軋んだ音を鳴らすシェリーに近づくと、ボリスは迷うことなくその手を握って、微笑んだ。
それから、僅かな時間を2人は共に過ごした。
2人の死後、遺体はガイアドニスの手により土中深くへ埋められた。

関係者委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4415
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/73856
名前:キーラ・ナハト・フルス
種族:精霊種
性別:女
年齢(或いは外見年齢):外見10代後半
一人称:私
二人称:あなた、呼び捨て(ジョシュアのことはジョセ。リュネールのことはリューンと呼ぶ)
口調:ね、よ、そうなんだ
特徴:糸目、クラシカルロリィタ、フィッシュボーン
設定:
鉄帝国南西に位置する月硝の森に古くから住んでいた闇の要素を持つ人型精霊種。
その森の小さな集落に住むのは精霊種たちであり、キーラは集落最後の長であった。
闇を操ることができ、集落に闇の結界を張ったり扱いに長けている。
ニコニコと笑っていて、おっとりとした印象を見る人に与える。

同じ日に生まれた先代の長、月光の精霊リュネールを愛していたが、
彼女は住人の悪戯心が招いた事が原因で死んでしまう。
それを恨んだキーラは同じようにしようと復讐を決意する。
元々の気質もあるとはいえ、彼女が本格的に歪んでいったのはその時から。
そして数年後の気まぐれに、密かに飼っていた黒い魔物を集落に放って崩壊させたのだった。
心が満たされたのはその時だけだったけれど――。

ジョシュアのことは彼を集落に迎え入れる際に落としてしまった
リュネールからの大切な贈り物を拾ってくれたので気に入っており
優しくて、嫌われ者で、可哀想で可愛いと思っている。
集落崩壊後にはふらりと街に現れては彼が毒の精霊だとバラしていた。
可哀想で可愛い人を見るのが彼女の趣味であり、それを見たいが故の行動である。
各地で目についた人々にちょっとした悲劇を起こしているよう。
精神崩壊しないギリギリで遊ぶのが楽しいらしい。
久しぶりにジョシュアの様子を見たら前より幸せそうだったのでもう一回傷付けたくなってしまった。

「こっちにいらっしゃいな。連れていってあげるわ」
「強い光は嫌いだけどあなたの光は好きよ、リューン」

※アドリブ、改変可です。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/68464
名前:ファンタグリエル・ムエルテ
種族:ウォーカー
性別:なし
年齢(或いは外見年齢):unknown
一人称:わたし
二人称:あなた
口調:~です、~ですね、~でしょう
特徴:死の神、落ち着いている、優しい
設定:

ここではないどこかの世界で死を司っていた神。
死そのものの概念であり、擬人化もされていない。
その世界では人口が激しく爆発した一方で自殺や殺人が非常に多く、死は誰にとっても身近な存在であった。
人々は死を怖れながらも、同時に畏れを抱いていた。
死は人生のすぐそばにあり、どうやって死ぬかはその人間の生き様を近視眼的に示してくれる。
ときに死は救いであり、ときに死は知恵であった。人々は死を畏怖しながらも祝福し、隣人の死を悼みながらもあえて賑やかに送った。

そんな概念はウォーカーとしてひとつの存在となり、形ばかりの擬人化がなされることとなる。
その世界の言葉で死と祝福を意味する『ファンタグリエル・ムエルテ』を自らの名として名乗り、この自由で広大ながら確かな滅びの気配を纏った世界そのものの死を想っていた。
そんななかで出会ったのはガイアドニアスであった。

ガイアドニアスのニンゲンへの思想は彼にとって共感しがたいものであったが、その姿勢だけは共感できた。
そのため行動を共にしたこともそこそこに多く、敬意もまた抱いていた。
神という概念にとって敬意を抱くことは新鮮な経験であり、ファンタグリエル・ムエルテはガイアドニアスを特別な友として認識していたようである。

そんなファンタグリエル・ムエルテも死を経験することとなる。
それは危険な冒険でも天災でもなく、ただの病によるものだった。
死の神が病死など冗談にもなりませんね。そう語った彼は、ガイアドニアスにとって小さくか弱い『ニンゲンさん』のひとつに見えた。





それが、ガイアドニアスが目覚めるはるか前のこと。ずっとずっと昔の話。
死の神が、生き様を知った物語。
そしてガイアドニアスが弱さをもうひとつ知った、物語である。

関係者委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4727
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/72529
名前:山健三
種族:人間
性別:男性
年齢:65
一人称:俺
二人称:お前
口調:~だな、~だぜ、~だが?
設定:
狐達が最近自分達の街に招いた客人。
昔はちょっと知られた剣客、今は刀鍛冶を生業にしている。
過去に剣客だった頃の知識を活かして、究極の一振りを目指したが道半ばで挫折、究極の一を諦めて、ほどほどに使い易い刀を作り日々を退屈に暮らしていた。
ある時、狐達が「資材を工面するから私達の街で働かない?」という誘いがあり、暇していた事もあり、狐達の街で刀鍛冶を始めた。
古今東西の様々な知識が蒐集され、刀に使用する資材も無料で手に入り、住む場所も、食事の心配も無用という恵まれた環境。生活を気にせずに好き勝手に刀が打てる環境。
この環境なら、昔挫折した究極の一振りを生み出せるかもしれない、と消えていた情熱に再び火が付き、毎日のように刀を生み出している。
なお、その様子を頻繁に狐達が見に来ている。理由を尋ねてみれば「貴方の技術を学びたい」との事、刀鍛冶とは何度も何度も挫折し、修行し、経験して職人として一人前になるものだ。傍で見ている程度では何の価値にもならない。そんなわけで狐達の見学はフリー状態、好き勝手に見学させている。
今日も彼は究極の一振りを求めて刀を打ち続けるのだ。

と、狐達が何の理由も無く、善意だけで彼を招くわけがない。
狐達の目的は確かに学習だ、彼の動きを観測し、蒐集し、分析し、解析する。彼の行動、彼の技術、彼の思考すらも模倣し、最適解に仕上げる。
学ぶ?学ぶどころではない、彼の人生の簒奪だ。彼の積み立て経験の全てを狐達は1年以内で簒奪し尽くすだろう。
狐達は正義の味方ではない、とても強欲なのだ、未知が既知に、奇跡が日常、名品が凡作に、より優れ、より多く、より素早く、より安く、彼女らの探求はどこまで行くのだろうか?
それは神様すら知る事は無いだろう。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/66351
名前:スパイX
種族:人間
性別:男性
年齢:30
一人称:私
二人称:貴方
口調:~ですね、~です?
設定:

名前はコードネームで自称。本名不明。
スパイ、それ以外の何物でも無い。依頼人は多種多様、金品次第で敵にも味方にも協力する。
技術は一流、営業も一流、全てが一流(自称)自分に盗めない情報(物品も含む)は無い、と豪語している。実際、腕も良く、任務遂行率も高い。
なお、変な顧客が最近多くなった様で「~さんのぱんつが欲しい!」「~さんのスリーサイズ!」という内容。
この手の依頼は金払いが良い反面、機密文書や要人誘拐などの通常の依頼より難易度が高いので困り気味になっている。
それ以外ではローレットの内部情報が最近は高騰している。
情報屋が熱心にかき集めてくる、金払いの良いので背後に金持ちの連中が居るのかもしれないが、興味は無いので調べる気は無い。

武器はスーツケース内に収納されている様々な道具。
攻撃的な武器は拳銃のみ、だが。状況に合わせて様々な道具を使い、体術にも優れている。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/68153
名前:『花護竜』テロニュクス
種族:竜種
性別:男性
年齢:unknown
一人称:私
二人称:君、~様
口調:です、ます、ですか
特徴:将星種『レグルス』
設定:
 ベルゼー・グラトニオスに幼少期より世話になってきた将星種『レグルス』。
 覇竜領域の何処かに存在する花咲く場所の管理人でもある。その場所の統括を任されており、将星種にしては強大な力を有することが推測される。
 亜竜種に似た姿をとっているのはその方が花の世話に適しているからであり、比較的温厚な性質をして居る。
 温厚が過ぎて花などを愛でいじめられっ子であったテロニュクスを庇護下に置き、彼が自由に花を育てることが出来るようにと慈しんだベルゼーは彼にとても懐かれている。
 穏やかで戦う事を好まず、のんびりと過ごすことが彼にとって一番の楽しみなのだ。
 小さきもの(花や亜竜)を好む傾向にあり、彼の傍には何時も亜竜(ドラネコ達やワイバーン達)が集まっている。
 ただし、小さきものであっても人間に対してもそうであるかと問われればその辺りはやや難解だ。
 竜であるからには『人間』を同じ格であるとは認識していない。人間よりも花を愛で、花を害する人間は虫螻同様に認識している様子でもある。
 人間がその扱いを拒絶しないのであれば彼とも上手く征くだろう。だが、対等な存在ではないことを念頭に置いていなくては機嫌を損ねることになる。
 機嫌を損ねたとしても彼は直ぐに捻る潰すことはしない。
 ベルゼーが愛する人間に対しては最初からその様には取り扱わず、対話する姿勢を見せるのだ。
 その辺りが彼の『人への関わり方』を難解なものにして見せているのだろう。

 竜形態では彼が有する紅色の翼のように、鮮やかな薔薇色の姿をとる。
 ベルゼーはその姿が美しく「お前は花に良く似合う」と褒めていた。その為か、やや、己は美しいという認識が染み付いているのはベルゼーの教育の敗北でもあるのだが……。
 最近はベルゼーが『花の園』に入り浸ることが多くなった。
 テロニュクスからすれば「ベルゼー様も、あの様な羽虫と関わるから心を痛めるのに」と言いたくもなるような状況だが、敢ては口にしない。
 テロニュクスが平穏を愛するようにベルゼーも人を愛しているのだ。
 他者の愛する物を愚弄する事が如何に悪手であるかを彼はよく知っているのだ。

◉設定委託
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4688
◉イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/77632
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/77633
◉イラスト(竜形態)
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/79147
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/79148
名前>足利 涼(あしかが りょう)
種族>人間種
性別>男性
身長、年齢>178cm、22歳(現時点)
一人称>俺
二人称>仕事時→〜さん、普段→名前呼び捨て
口調>〜だ、〜だろう、〜だろうか(他、TPOを合わせて口調を変える)

PCとの関係性>元同僚

PCがイレギュラーズになる前、探偵をしていた時の同僚でバティを組んでいた相手
人脈作りや情報収集、深く考える事が得意
ふっと現れてふっと消えられる独特の雰囲気を持つ
それ等の特性を活かし、バディの頭脳役として動く事が多かった

最初は嫌々ながらもPCと過ごす内にその扱い方を覚えていった
自分には無い明るい性格と積極性がある事は買っている

元同僚となった今も、偶にご飯を食べに行く仲

PCの事は、「お前」や「ニャンタル(名前呼び捨て)」と呼ぶ

基本的に全ての事が面倒くさい
出来ればやりたくない事が多いが、基本真面目な為、やらなければならないと思う事が多いなら、人の役に立つ事が気分がいいからやるというスタンス
外面はいいが怒ると激変する

こう見えて酒豪
日本酒とブランデーが好き
喫煙は気晴らしと思考を深くする為に行っている神聖な行為

落ち着いた見た目と穏やかな口調に騙された女性が複数名…
(親しくなると俺様な亭主関白タイプ+クズな面が出てくる為)

他PCに対しては寛容
PCに関しては辛辣

イラスト詳細>https://rev1.reversion.jp/illust/illust/78061

※他不明点はお任せ致します
名前:『金剛竜』アユア
種族:竜種
性別:女性
年齢:不明
一人称:俺
二人称:お前、テメー など
口調:~だ、~だぜ! ~だよな?
特徴:元気一杯。活発。若人。大地の系譜。

設定:
 彼女は『竜』である。
 竜種としては若い部類に位置するが、人型に変じる事が出来る事から将星種『レグルス』と思われる。で、あればこそ若くても竜種として相応の力を宿しているものだ――只人など寄せ付けぬ力量が、その若き身体に確かに宿っている。
 帰らずの森とされるピュニシオンの一角に住処を持っているという噂だ。

 竜として卓越した膂力を宿しているが、彼女の最たる特徴は尋常ならざる程の堅牢さである。『金剛竜』と謳われている彼女に生半可な攻撃は通じぬ事であろう。剣や弓、魔法を受けても身じろぎするかどうか……
 が。彼女も竜であればどこかに逆鱗が存在しているかもしれない。
 尤も、穿てば怒り狂う姿が見られよう。
 地獄が顕現しないとも限らないので気を付けた方がいい――
 能力の系統としては、分類するのであれば『地』の属性を魂に宿していると思われる。
 大地に根差す金剛の系譜。それがアユアだ――

 『金剛』の名に相応しい『ダイアモンド』の様な透き通っている透明系、もしくは薄い白とも銀色とも見える鱗を宿しており人としての姿を取る時は、銀色の髪を宿す少女(10代~20代の間程度)である。
 活発にして(竜の中では)好奇心旺盛。野原駆けまわる元気の良い少女、と言った印象だろうか。
 一方で若いが故か、竜や長命種としての超然とした態度などとは無縁である。
 その日その日の儘に覇竜領域で生きている。
 彼女にとって未だ世界は新鮮なのだ。

 自らの堅牢さを活かして他の竜種にじゃれ合いに行く事もある様である。
 ……竜の『じゃれ合い』とはそれだけで土地が酷い事になる事もあるが。
 だが彼女もまた竜の一角である為に、数多の現象が些細な事である。
 竜とは災害のようなモノ。
 普通の人間など眼中にない。
 人が蟻の一匹一匹を気に掛けないように。誰ぞの可能性など知らない。
 彼女が人を認め得る日があるか――未来はまだ彩られていないのだ。

 なおアユアは『薄明竜』クワルバルツに懐いている。
 当のクワルバルツからは煩わしがられ、デコピンされる事多々。うおー! イテー!
「姉御ぉ! 姉御ぉ! デコピン痛いっす! 姉御ぉ!」
 が。金剛の身を宿す彼女はきゃっきゃと喜ぶだけの様だ――

*ハリエットとはまだ出会っていません。
友好的な関係になれれば嬉しいですが、どうなるかはそれぞれの立場や出会い方で変わってくるかと思っています。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4670
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/78409
名前:『パルマリウス』
一人称:わたし
二人称:あなた
口調:~です、ます、でしょう、ですか?

特徴:【いたいけ】【無表情】【長髪】【ぼうっとしている】【頭脳明晰】【無口】

設定:
 ニル達を生み出す切っ掛けにもなった、然る組織による行い――通称『マグナム・オプス』の進行を取り仕切る女性。種族は秘宝種。
 その外見は童女のそれであり、足元よりもさらに長い髪を整えもせず引きずっている。また言葉少なでもあり、組織の外部の人間との会話を極力避ける傾向にある。
 ……何も知らぬ人間が見れば少し奇異に映る人見知りの少女ではあるが、『パルマリウス』と自らが冠する呼称同様のように、その内実は『傑物』、乃至『獲得した者』と呼ぶに相応しい性能を誇っている。

 組織内に於いてトップとされる彼女の役割は「全て」であり、究極的には彼女を除いた組織の構成員は彼女の計画を円滑的に進めるための手足のような存在にすぎない。
 現時点においても複数進行している実験の全ての進捗、それに必要とされる道具(これには実験台となる奴隷も含まれる)や人員の手配、またそうした進行状況に於ける大小すべての障害を排除するための対策など、彼女はその全てを網羅しており、少なくとも立案や計画に於いて彼女を上回る人材は組織内には存在しない。
 常人であれば間違いなく手が回らなくなるほどのプランニングを個人で成し得るその理由は、彼女個人が有する能力に起因する。

『パルマリウスの器』と呼ばれるギフト「を含めた」彼女の性質は、即ち蓄積と統合、この二つに尽きる。
 彼女が生まれてから現在に至るまでに得た知識と技術は常に維持され、本人の任意によって取捨選択することができるという能力。それを一言だけで理解出来る者はそう多くはないだろう。
 例に挙げれば、彼女は例え100年前に読んだ書物の内容でさえも一字たりとて逃さず諳んじることができるし、1000年前に習得した剣技でさえも何の遜色もなく扱うことができる。
 ……これが「記憶力がいい」というだけの話なら良かったのだが、彼女はこうして得た記憶のすべてを日々統合し、既存の知識や技術とは別系統の方向性を持った体系を生み出し続けている。
 余人の知らぬ知識と技術を時と共に常に生み出し、またそれを試行することに何ら躊躇のない怪物。それが己の製造者から『パルマリウス』と名付けられた所以である。


(はかせ。
 はかせの願いは、わたしが代わりに果たすよ。
 どんな手段を使っても。どんな方法を選んででも。
 はかせを殺した、あんな気持ち悪い人たちを、この世界から一刻も早く失くすために。

 だから、はかせ。
 それが叶ったら。もし、わたしもはかせの元に行けたなら。
 ――――――その時は、今度こそわたしのための名前を、つけてくれる?)

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4621
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/79164
名前:ピョートル・マカーロヴィチ・トルストイ
種族:カオスシード
外見年齢:彼者誰と同年代
実年齢:彼者誰より十歳くらい上?
一人称:私、俺
二人称:お前、貴様など 口調:高圧的、貴族的
設定:
彼者誰たちの腹違いの兄
何らかの理由で父に反発して家を焼き魔種となった
現在は天義に潜伏しているらしい

名前の由来はイエス・キリストの弟子、ペトロとアンデレのロシア語読み

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illustresult/1?order_id=39194

アレンジその他諸々お任せ
詳細はお任せ
名前:リト

種族:精霊
性別:不明
年齢:見た目は10歳ほど
一人称:僕
二人称:君、アルエット、ジェラルド、エルヴィーラ
口調:だよ、かな、かも?
特徴:黒髪猫耳の中性的な見た目の精霊。黒猫の姿も取れる。

設定:
 アルエットの精神を守ってた精霊。
 元はサヴィルウスのドルイド、エルヴィーラ・リンドブロムの使い魔
 アルエットがリブラディオンの戦場に連れて行かれる時にエルヴィーラが密かに憑けていた。
 もしもの時の為に娘を守れるようにと、母の願いが込められていたのだ。

 天空神殿に召喚された際に、アルエットの心を守るためリトは彼女の記憶を封じた。
 絵本の中のようにふわふわした世界で生きていたと思い込ませたのだ。
 だから、アルエットは仮初めの両親を思い描き、元気に過ごすことが出来た。
 リトが彼女の記憶を封じていなければ、本当のアルエットの死の顛末を受け止め切れなかっただろう。
 アルエットがイレギュラーズといるとことで成長したため、少しずつ記憶を戻していったのだ。

 今までは姿を隠してアルエットを見守っていた。
 現在はアルエットが完全に記憶を取り戻し、エルヴィーラと再会したので、姿を現すようになった。
 普段は黒猫の姿でアルエットの傍に居る。
 人間の姿を取る時は中性的な子供の姿でいることが多い。声も高いのでどちらか判断は付かない。
 本人曰く、精霊であり使い魔なのでどちらでも無いとのこと。

 アルエットを好いてくれるイレギュラーズのことも大好き。
 たまに来るジェラルドなどの前では黒猫の姿になって膝の上でごろごろしている。
 アルエット以外の前では人の姿でいる事は少ない。
 ただ、たまに美味しいものを食べたくなって勝手に買い物へ出かけていたりする。

 また、アルエットの成長を感じる度に、リトは目頭を熱くするのだ。
 元々の主人であるエルヴィーラの心境に似ているのだろう。
 アルエットを見守り、助けるのがリトの役目であるのだ。

設定委託
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4284
イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/72567

他詳細お任せ
名前:灰耀(カイヤ)
種族:亜竜種
性別:男性
年齢:25歳
一人称:俺
二人称:君、お前、呼び捨て、ニル、フェザークレス様
口調:だ、だろう、かもしれない
特徴:灰色の髪に赤い瞳。身長は185cmほど。祖先(灰蓮・カイレン)に瓜二つ。
設定:
 灰家の耀。カイヤと名乗る男。村長の息子。
 亜竜集落ウェスタの近くにある『クレステア』に住んでいる。
 性格は温厚で優しく面倒見の良い兄貴分。ニルに対しても好意的に接してくれる。

 集落の人々が崇めるのは天帝種『バシレウス』の『白翼竜』フェザークレスである。
 祖先(灰蓮・カイレン)が『白翼竜』フェザークレスに助けられたと言い伝えがあるのだ。
 カイレンの命を何度も救い、生涯を通して寄り添ってくれた心優しい竜だという。

 ニルにはそれが到底信じられなかった。
 なぜなら、ニルにとってフェザークレスは大切な友人テアドールに重傷を負わせた相手なのだ。
 カイヤの言うように心優しい竜だとは思えないのだ。
 疑うような目を向けるニルにカイヤは困ったような顔をする。
 お互いが全く正反対の印象を抱いているのだ。
 けれど、彼らの信仰を否定することはニルには出来なかった。
 自分が信じているものを他者から非難されることはきっと辛いことだから。

 だからニルはカイヤの元へ度々訪れるようになる。
 フェザークレスがカイヤの言うように優しい竜なのかを知る為に。
 けれど、祖先のカイレンの死後フェザークレスはこの集落に現れていないらしい。
 心優しい竜なのか。悪逆非道の竜なのか。ニルは知りたいと思うのだ。

 カイヤの元を訪れる内に、彼もまたニルの事に興味を示す。
 外の世界の事を聞いてくるのだ。
 イレギュラーズではないカイヤが覇竜の外へ行くには危険が過ぎるのだろう。
 ニルが外の世界を教える代わりに、カイヤはクレステアの近くにある美しい地底湖や水晶洞窟へと連れて行ってくれる。
 面倒見の良いカイヤはニルを弟のように可愛がっているようだ。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4758
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76462
名前:エーリク
種族:人間種
性別:男
年齢:10歳
一人称:ぼく
二人称:~お兄さん、~お姉さん、ニルに対しては『ニルくん』
口調:です、ます、ですか(打ち解けるとだよ、だね等の崩れた口調になる)
特徴:アドラステイアに棲んでいた少年。茶髪に紫色の瞳。左腕に傷がある。
設定:
 アドラステイアにてニルに保護された少年。元は天義の聖騎士の家系に生まれ、幼い頃から礼儀作法を身に着けてきた。
 嘗て天義を襲った冠位強欲による動乱で、両親と死別してアドラステイアに身を寄せた。
 温厚で、曲がったことが嫌いであった強情さから中々聖銃士になる事が無かったが、贄を作る為に無作為に聖銃士として選別された。
 聖銃士になったばかりであるためイコルによる後遺症は比較的軽く、日常生活自体には戻ることが可能であった。
 だが、ファルマコンとの戦いに巻込まれた事で怪我を負った。
 左腕に酷い傷痕が存在し、それは消えることがないと言われている。自由に腕を動かすこともままならない。
 聖騎士の家系に生まれたからには身に着けていた剣術を極めることは出来る、剣を握る事は二度とは出来ないだろう。
 エーリクは「名誉の負傷です」と気丈に笑うが傷を見せたがらないために長袖を着用することが多い。

 打ち解けるまでは非常に臆病であるが、打ち解けてくると天真爛漫な少年らしさが覗く。
 穏やかで書物を読むことが好き。まだ声変わりもして居らず、幼さを感じさせる所が愛らしい。

 回復後はナヴァンの研究所に身を寄せて研究助手をして居る。
 形から入る方だったのかナヴァンの白衣を借りて立派な研究助手さんを気取っているのだとか。
 ナヴァン曰く『飲み込みが早く使える』そうだが、ニルの為を思ってから積極的に「ニルくんの為にご飯を食べて下さい」と進言してくるのがやや面倒なのだそうだ。
 それでも、何も知らず失意の最中にアルエーリクにある程度の気は配っている様子でもある。
 それなりに可愛がっているのか、ナヴァンは『珍しく』休暇を見付けてはニルと共にエーリクと出掛ける事を考えて居るらしい。
 初めての『子育て』に奔走するナヴァンを九之介が「新米パパは大変やなあ!」と揶揄っていたのは、また別のお話なのである。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4690
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/79204
名前:ウィール・グレス
種族:精霊
性別:男性
年齢:見た目は20代
一人称:私
二人称:貴方、~さん
口調:です、ます、ですか?
特徴:刀や剣の逸話が交ざり具現化した伝承の精霊。属性は風。
設定:
 元は覇竜領域の亜竜集落ウェスタ近郊の『クレステア』の鍛冶師が打ったものとされる。
 クレステアでは天帝種『バシレウス』の『白翼竜』フェザークレスを信仰している。
 その美しさと強さを讃え、長い年月を掛けて作られたらしい。

 宿命の乙女と名付けられた剣は、覇竜領域を抜けラサへと辿り着き、やがて世界を廻ることとなる。
 凄まじい切れ味と美しさから「ウルカンが打ったものだ」「いやその師が打った」「旅人の技術だ」などの憶測が飛び交い、本来の名や来歴すらも失われてしまった。
 本当のヴェルグリーズの逸話や、旅人が持ち込んだ日本刀という技術が交ざり、何時しか彼に似た姿を取るようになる。
 これはウィール本人の意志とは関係無く、人々の思いが生んだ事象である。
 人の思いや刀剣の逸話が精霊となり具現化したのだ。
 クレステアでフェザークレスと親交を深めたという灰家が和装に似た服を着ている事も起因するだろう。
 余談だが、R.O.Oにおけるヴェルグリーズの逸話が、拡散モデル的に融合していた要因でもある。

 本人の性格は温厚で優しく忍耐強い。
 多少の事では怒らず、静謐を讃えた瞳で微笑んでいる。
 されど、その元となった『白翼竜』フェザークレスへの美しさと強さを讃えた剣という来歴から、かの天帝種を貶されることには人一倍敏感である。
 ウィールの前でフェザークレスを貶すことは、即座に斬られてもおかしくないということだ。
 それだけ強い願いが込められているのだろう。
 最近は少しだけ我慢することを覚えたらしい。

 以前一度だけ、フェザークレスが現れたという練達を訪れたことがある。
 ウィールが駆けつけた時にはもう白翼竜は去ったあとだった。
 再びウィールは世界を彷徨い、故郷であるクレステアへと帰還する――

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4759
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/73527
名前:ザッハーク・アジ・ダハーカ
種族:旅人(異世界の邪悪龍の一柱。その人間形態)
性別:男性
外見年齢:40代
一人称:我
二人称:貴様
口調:だ、だな、であろう?
特徴:邪悪、傲慢、強欲、身内には甘い
設定:
異世界において「悪龍」と呼ばれた龍の旅人。
その本性たる姿は「三つ首の紫龍」であるが、混沌世界に召喚された際に人型に固定された。
戦闘スタイルは肉弾戦と多種多様な毒を使う毒使い。
性格は傲慢強欲であり、極悪非道な正に悪人…なのだが、召喚された後に様々な出会いを経てかなり性格が丸くなった。
親友夫妻の息子である高橋 龍を保護し、彼にとっての師であり、育ての親である尊敬する憧れの人物となった。
また彼に龍信仰と筋肉至上主義を植え付けた張本人でもある。

既に故人であり、その身は高橋 龍のギフトとして、そしてその魂は守護霊として彼を守るように憑いている(龍自身にはその事に対する自覚はない。霊感ないので)

その最期は魔種&破滅主義者となった親友夫妻から高橋 龍を守る為にその身を盾とし、彼を人であらんとする為の犠牲となった。

ヴリトラ・ラムバー(https://rev1.reversion.jp/illust/illust/78289)とは異世界においての同胞であった。

アドリブ・アレンジ歓迎

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/78337
名前:“不遜なる”ライジーア
一人称:■■■
二人称:※※※
口調:~せよ、~である、~ならない、など断定的な命令口調
特徴:カルシウム質の外殻、触れることの出来ない純白の翼、闇より深き黒色の単眼
設定:
穢れなき白、光なき玉座に設置されている、不動なれど全知全能…と、定義されているが詳細を知る者は誰もいない。それを造った者は“不遜なる”ライジーアと呼称していたが、それは既に失われた名であり、知る術は無い。
『自身を固有の名前で示すあらゆる事象を不能たらしめる』能力を持っている。そのため、それの名を呼ぶ、読む、示すなどしようとすると、その言葉や文字にノイズが走り、識別不能となる。

現在は“死の都市”と呼ばれる、光の差さない街の中央にある高塔に安置されている。死の都市の空には、物悲しくも美しいオーケストラが絶えず鳴り響いているらしい。
それは高塔から街を、或いはこの世の全てを監視している。それが高塔から移動することはなく、ただ己の“端末”となった者たちに指令を下し、行動させることに従事している。
それの下す指令は人類にとって幸いをもたらすものである。けれど、『幸い』に至る過程として生じる数多の悲劇や不幸は考慮されない。人が蟻の生活を憂うことなど無いように、それが人の生き死にに気を配ることは一切ないのだ。

それの住まう“死の都市”には、日々、紅色の波に襲われているという。紅色の波より這い出す蛆虫たちによって都市は年々、沈んで行っているらしい。そうして、高塔が地上へ降りた時、最後に残ったそれはいよいよ、不動の玉座より立ち上がることが定められている。

かつてフロイント ハイン (p3p010570)を掌握していた存在であり、ハインはそれを“司令部”と認識していた。終ぞ、ハインはそれの姿を目にすることなく、それの正体に思いを馳せることもなかった。ある種の洗脳状態に合ったのだろう。
現在、それとハインの接続は途切れている。それはきっと、ハインの代わりとなる“端末”を新たに確保しただろう。それにとってハインとは、数ある端末の1つに過ぎないのである。
なお、誰であれ、それの端末となり得るわけではない。一定以上の戦闘能力と知能、そして何よりそれとの親和性が高くなければ“端末”にはなり得ないし、それの声を聞くことも出来ない。
それの声を聞いた者たちを、死の都市の住人たちは“天使”と呼んでいるらしい。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4754
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/71412
名前:ディー・トレッペ
種族:霊鳥
性別:女性(雌)
年齢(或いは外見年齢):不明
一人称:ピィ(私)
二人称:ピピ(あなた)
口調:優雅さを感じさせる丁寧なもの
特徴:優雅、鷹揚、綺麗好き
設定:
フロイント ハイン(p3p010570) が騎乗する聖なる霊鳥。
翼を広げれば翼長は7メートルほどにもなる。
霊鳥の名の通り一部地域では神聖視されており、砂漠の国では“極楽鳥”とも呼ばれているようだ。五色絢爛の羽根を持ち、その羽根一枚一枚に不思議な力が宿ると言われているが、滅多なことでは人に羽根の恩恵を与えることはない。また、抜け落ちた羽もすぐに燃えて灰と化す。古い時代には、その羽を求めて国同士が争ったという逸話も存在し、霊鳥は人の醜さに辟易し、ある者は何処かへ姿を消し、ある者は争いの無い都市へと住処を移したと言われている。
それゆえ、現在、霊鳥が住み着いている都市では『恒久的な平和』を謡い、争いごとから距離を取るよう努めている。そういった意味では、フロイント ハインと共に生きることを選んだディー・トレッペは霊鳥の中でも類まれなる変わり者と言えるだろう。
なお、羽根色は決まって五色だが、主となる色は異なっている。例えば、ディー・トレッペの場合の主色は赤となる。

色の役割は以下の通り。
赤い羽根は情熱、勝利、刹那の衝動を司り、対象に一時的な身体強化や戦意の向上を与える。
青い羽根は知性、思考、技術の発展を司り、対象に冷静な思考や叡智、発想と閃きを与える。
白い羽根は平和、道徳、秩序と法則を司り、対象の治癒の力や困難に抗うための方策を与える。
黄色い羽根は自然、成長、本能の発露を司り、対象に心身の成長を、植物に発育の力を与える。
黒い羽根は死や執着、執念、自他の犠牲を司り、対象に直接的、精神的な死や苦痛を与える。

ディー・トレッペという名前は「階段」を意味する。名前の通りハインにとっては天地を繋ぐ階段となり得ることから、『階(きざはし)』とも呼ばれている。
ディー・トレッペにとって自身の名など、何でも良いので基本的には何と呼ばれようが気にも留めない。また非常に鷹揚な性格をしているが、度が過ぎれば機嫌を損ねることがある。
例えば、彼女はとても綺麗好きだ。それゆえ、泥で汚してしまうなどするとその後しばらくの間は不機嫌なままとなる。そうなったディーをきれいにし、宥めるのもハインの重要な役割なのである。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4755
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/77861

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