PandoraPartyProject

ギルドスレッド

ギルド・ローレット

資料庫(関係者スレッド)

ここはローレットの資料庫だ。
特異運命座標の来歴何かも管理している。
まぁ、流石はカミサマだか何だかに選ばれた救世主サマだ。全くオマエ達の経歴は面白いのが多いね。
特に印象深い関係者なんかにゃ興味が尽きない。
どうせならもっと聞かせてくれてもいいんだぜ?

※このスレッドは『PCの関係者を本編NPCとして登場させて欲しい』という希望を出す為のスレッドです。以下、要項を確認の上、ご承諾頂ける場合のみご利用下さい。

・登場は確約されません。又、登場する可能性があるのは『混沌(本編世界)に存在している、し得るキャラクターである事』、『関係者イラストを保有している事』の双方が最低条件となります。(関係者イラストの描画内容が本編設定外である場合等は本編舞台に居ないものとして扱います)
・このスレッドに書かれた情報及び人物像を考慮して極力忠実にキャラクターを動かしますが、登場後の扱いや操作に関しては運営にお任せ頂きます。(拘りがある場合、一人称や口調等の設定もお知らせ下さい。特に敵対的存在である場合、死亡する可能性もございます)
・このスレッドにキャラクター情報をご記入頂きますが、一キャラクターにつき一レスでの説明にご協力下さい。又、どのイラストのキャラクターであるか分かるようにご指定下さい。

本編をお楽しみ頂く為の一助になればと考えております。あくまで希望制ですので、ご要望のない関係者の登場はいたしません。ご希望のある場合のみ、この場に登録をお願いいたします。

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キーワード
キャラクターID
名前:ラッセル・シャーリー
種族:人間種
性別:男性
年齢:23歳
一人称:僕
二人称:貴方、君、~さん、ベルノさん、オレガリオ
口調:だよ、だね、かも?
特徴:灰の髪に金の瞳。細身である。
設定:
 鉄帝国ヴィーザル地方のノルダインの村『サヴィルウス』に棲まう学者。
 ある冬に行き倒れていた所をベルノに拾われる。
 虚弱体質なのもあり、回復までには時間が掛かったが今ではとても元気である。

 元々はマルク・シリング(p3p001309)がイレギュラーズになる前、鉄帝から幻想に留学していた時に出来た学友。
 当時は比較的マルクとも仲が良く共に勉学に励んだ。
 留学後、帝都スチールグラードに戻ったが、持病があり虚弱体質だった為に士官になる事が出来ず、親からも勘当されてしまった。
 ラッセルの兄たちは屈強な身体を持ち、頭も良かった分、出来損ないだと罵られたのだ。
 失意のままスチールグラードを去り、ヴィーザル地方へと流れ着く。

 過酷なヴィーザルの冬の森で遭難し死を予感したラッセル。
 遠のく意識の中、其れでも誰かが見つけてくれるかもしれないという望みを胸に抱き。
 手足の感覚もなくなり、もう駄目だと諦め掛けた時、温かなぬくもりに包まれた。
 ベルノがラッセルを見つけ出してくれたのだ。

 その後、優れた能力を認められベルノの参謀としての地位を確立した。
 ラッセルの性格は温厚で少し神経質。
 拾ってくれたベルノの隣家に住んでいる。
 勇猛さが尊ばれるサヴィルウスにおいて、ラッセルのような『学者』は要らぬ誹りを受けるからだ。
 ベルノが矢面に立ち其れ等を退けてくれている。
 命の恩人であるベルノの為に、自分の能力が役につように努力しているのだ。

 血の繋がりは無いが、本当の親子のようにベルノの事を尊敬している。
 帝都にいた頃より余程『家族』のような日々を過ごせていること。
 自分の価値を認められることがこんなにも嬉しいのだとラッセルは笑みを浮かべる。

「僕は、ベルノさんの為なら何だってするよ」

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/64497
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/73752
名前:キレイナフミノ
種族:粘性生物
性別:なし(分裂)
一人私:なし
二人称: なし
年齢(或いは外見年齢):個体による。
口調:だね、だろう、かい?
特徴:粘性を持つ。人もしくは他の生物を取り込むことができる。

フミノ(下記URL参照)のリュージョンフォーム、ヴィーザルの姿。
https://rev1.reversion.jp/guild/1/thread/4058?id=1572552

アーカーシャからヴィーザルへと連れられた粘性生物フミノ。
アーカーシャ開拓と戦闘による乱獲で一気に数が減少し、ヴィーザルという過酷な環境に連れられてきたことが進化圧となったこと。
そしてある依頼にて人為的な大量繁殖が行われたこと(下記URL参照)。
https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/8689

以上の2点が重なり、世代交代と環境適応によって生まれた望まれないモンスター。
それがフミノ(ヴィーザルのすがた)…もといキレイナフミノである。
名前:ミシェル・スピヌス
種族:スカイウェザー
性別:女
外見年齢:10代後半
一人称:あたし
二人称:呼び捨て、アンタ
口調:~だね、~だよ、~だよね、~なのかな?
特徴:黒褐色の髪、薄桃色の瞳、華奢な身体、天真爛漫、放浪癖

設定:
チックが嘗て属した一族『渡り鳥』の一人。マヒワの女性。
担う魔術媒体は球形の"水晶"。戦闘スタイルは認識阻害を絡めた中・後衛での攻撃型。
現在は人間種への対応を三派に分けている『渡り鳥』の中で、ミシェルはチックと同様、属する派閥を決めていない稀有な一族の一人である。
その性格は天真爛漫そのもの。容姿は金のメッシュを入れた特徴的な髪と、所々に民族衣装等を交えた独自のファッションを構築しており、一種の「我が道を行く」タイプの人間であるとも取れるだろう。

『渡り鳥』は過去の事件から、一族の大半を人間種に殺された過去を持つ。現状の一族が三派に分かれているのもそれに起因している。
が、ミシェルはその事件に立ち会いながらも、人間種と友好的に付き合う日々を送っていた。
これは彼女が人間種との融和を目指しているからではない。彼女は自らが実際に会い、会話し、触れ合った者を彼女の視点でもって判断するというスタンスであるためだ。
相手が友好的であればそのように返すし、逆に敵対的であるなら終始警戒を解かぬ態度を崩さない。
人付き合いという面では比較的常人寄りの対応ではあるが、実際は彼女自身も気づかぬところで「人間種に対する線引き」を明確に引いている。
ともあれ、多くの者達にとってこのマヒワの少女は「人懐っこく、親しみやすい女の子」という印象を受けるし、当の本人もそう受け取られることを自然に思っている。

ミシェルには家族がいる。
名をレネというその子(https://rev1.reversion.jp/guild/1/thread/4058?id=1571548)とミシェルは仲が良い……と、ミシェル自身は思っている。
実際のところ、内向的な性格のレネをミシェルが引きずり回していたという構図が正しい。
レネもそれを拒んだことは一度もなく(単に抵抗を諦めていただけなのだが)、それ故にミシェルはレネと自分が仲良しだという認識を抱き続けていた。


尤も、現在ではその縁も途絶えている。理由はミシェル自身の失踪である。
それまで派閥に属さず、一人旅を続けていたミシェルは、ある日を境にその消息を完全に断ってしまったのだ。
死亡説や生存説など、同族間では現在も様々な憶測が飛び交っているが……その真実は、現在も明らかになっていない。




・・・ --- ・・・




あれ。
どこだろう、ここ。
くらいな。
なにもみえない。
どうしよう。
だれか、だれか、いない?
こまったな。
まだまだいきたいところ、やりたいこと、たくさんあるのに。
いちぞくのみんなとも、またあいたいのに。

ああ、
レネ、しんぱいしてるかな。



(イラスト)
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/75502

(設定委託)
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3075
(イラストURLとのリンクを忘れていたので上げ直し)

名前:ニコレッタ
種族:人間種
性別:女
年齢:20
身長:162cm(ヒール込み)
一人称:あたし
二人称:〇〇ち(基本)、くん、ちゃん、さん(目上)
フラーゴラのことはゴラちとかゴラちゃんとか呼ぶ
口調:っしょ、でしょ、だし、だよ

「ゴラち! おっかえりー! お土産あるー?」

フラーゴラの所有住宅のうちのひとつ、かつ領地の執政官。
https://rev1.reversion.jp/character/authorize/list/p3p008825
領地はラサにある。
ニコレッタはフラーゴラがなぜラサに領地を持ったのか? と聞いたことがある。フラーゴラはこう答えた。
「砂漠に沈む夕日が真っ赤で綺麗だったから」

ニコレッタはフラーゴラの取り組みである教育のモデルケース。
ニコレッタはラサの奴隷出身であった。
フラーゴラの支援する医療団体に拾われ、教育を施したところ経営の才能があった。それと同時に世界が広がり……つまりはギャルに目覚めた。
そのままフラーゴラのラサの領地の執政官となった。
ギャルでいることは趣味である同時に、信念であるとニコレッタは言う。
「あたしって奴隷出身じゃん? そんなあたしでもこうやって勉強して着飾れるんだ。だからギャルでいるのは道しるべ。あんたたちも頑張ればこういう風になれるんだって」

イラスト: https://rev1.reversion.jp/illust/illust/72112
名前:カニュラ・パーパゼット
種族:飛行種(ヒバリ)
性別:女性
年齢:13歳
一人称:わたし
二人称:きみ、あなた、せんせぇ(ルーキスに対して)
口調:だよ、だね、えへへ
特徴:【いたいけ】【儚げ】【アルビノ】【子供】

 パーパゼット家は天義の貴族。
 主に天文学、占星術を専門分野とし、
 過去には何度か宮廷占星術師を輩出したこともある文官系の一門である。

 一人娘であったため、やがては宮廷に出仕するか、
 天文台に入って天文学を学ぶか――と期待を寄せられていた。
 しかし、そんな未来ある前途は『月光人形』に始まるベアトリーチェ・ラ・レーテのせいで潰えてしまった。

 一族の内、両親は月光人形事件に巻き込まれて殺され、
 ある者はアストリア枢機卿に連座し、ある者は巻き込まれ。
 あっという間に一族は没落していった。

 当時はあまり幼かったこともあり助命され、
 サマエルを祖とする密教『ウィーティス』に身柄を預けられていた。

 その理由は前述の通りに幼少ゆえという他、
 その身に抱く魔術の素養と、肌身離さず持っている魔導書である。
 というのも、この魔導書はパーパゼット家が代々に渡って培ってきた天文学、占星術の技術の粋ともいえるもの。
 そのページを開くには『パーパゼットの血統』が必要なんだとか。

 一応、成長した後に天義の占星術家として
 取り立てる可能性があるともいうが、こちらは噂の域を出ていない。

 なお、ウィーティスの内部では非常に自由な教育が施されていたらしく、
 その境遇と比しても信じられないほどに性格は純粋無垢。
 ――とはいえ、それは他者を疑うことを知らないという危うさの証でもある。

 ルーキスとの関係性は教育者と生徒とでもいうべき間柄で、かなり懐かれている。
 サマエルの推薦を受けたカニュラがルーキスの下を訪れて以来、
 主に魔術方面で教えている。

「あるいは、サマエルは意図して『そう』育てたのかも?
 もしもの時にカニュラを利用しやすいように、だね」
 教育者としてカニュラと接してみたルーキスはそう推察する。

 元々の素養に加え、仮にもかつては軍属魔術師であるルーキスを師匠としていることもあり、
 ひと通りの基礎的な魔術は習得している。

「――そういう『自衛』がいつか必要になるって、
 サマエルは睨んでいるってことだよね?」
 ――そう、如何に素養があれど必要なければ『自衛手段』などいらないのだから。

設定委託本文:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4409
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/73637
【R.O.O関係者】

名前:B・B・ウィルス
種族:not found
性別:女性
年齢:不明
一人称:私(オレ)
二人称:貴方(キサマ)
口調:~だぜ、~だな
特徴:短気、強欲
設定:
正式名称、バンデッド・ボット・ウィルス。
かつて彼女は他人の電子財産を強奪するために作られたウィルスだった。しかしセキュリティシステムによる影響で弱体化、電子の海でバラバラになって消えゆく時を待つばかりの存在だった。
けれど、偶然に“縺薙?荳也阜縺ョ繝舌げ繧(p3x001107)”の存在情報流入に巻き込まれ、周囲に散らばっていた多くのウィルスを巻き込み、新たな“形”と自由意思を得ることになる。
彼女は自分が何者であるかに興味はない。自分が何のために生まれたのか、そして存在しているのかにも興味は無い。
ただ、彼女は“欲しい”だけだ。
彼女は“強欲”に奪い続けるだけの存在だ。
現在は、同様の経緯により誕生したH・P・トロイと共に、電子の海で略奪を繰り返している。ある時は正々堂々、正面から打倒し奪う。またある時は、気づかれぬうちに忍び込み、気づかれぬうちに奪い去る。
神出鬼没にして大胆不敵、かと思えば一切の痕跡を残さず密やかに犯行を重ねる彼女はR.O.O.の厄介者だ。当然、対策のために幾つものシステムが開発されたが、そもそも複数のウィルスの集合体であるためか、現在のところ明確な対抗策は成立していない。

B・B・ウィルスは短気にして強欲だが、決して思考回路が鈍いわけではない。むしろ彼女は後方からの絡め手や妨害工作を得意としていた。
彼女とトロイが何かを奪い取る際、まずはトロイがターゲットに接触し“枝”を張ったうえで、ウィルスが干渉するという手段を取る。その際、何を奪うかはその時々で異なるが、彼女とトロイにターゲットにされて何も奪われずに済むということはあり得ない。
例えば、電子的なアイテムや電子通貨といった財産であれば奪われたことにも気づきやすいだろう。けれど、存在データの一部や、名前、記憶データなどを奪われた場合、ターゲットは自分が何かを“盗られた”と気付くことさえ出来ないのである。

彼女は“略奪品”を携行している球体状のデータバンク内に蓄積している。蓄積してどうするのか……彼女自身も理解していないことだが、いずれ“縺薙?荳也阜縺ョ繝舌げ繧(p3x001107)”に出逢った際に“返却”するつもりらしい。

設定委託↓
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4411

イラスト↓
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/73765
【R.O.O関係者】

名前:H・P・トロイ
種族:not found
性別:女性
年齢:不明
一人称:ボク
二人称:オマエ
口調:~だよ、~だね、
特徴:俊敏、大胆不敵、複数体存在している
設定:
正式名称、ハニー・ポッド・トロイ。
元々は“トロイの木馬”と呼ばれるプログラムだったが、設計者のミスにより機能しないまま長い時間、放置されていた。
けれど、偶然に“縺薙?荳也阜縺ョ繝舌げ繧(p3x001107)”の存在情報流入に巻き込まれ、まったく別の存在として新たな“形”と自由意思を得ることになる。
本来であれば自我など持つはずもなかった彼女だが、同時期に誕生したB・B・ウィルスによりH・P・トロイの名前と役割を与えられた。
現在は、電子世界の旅を満喫しながらも、B・B・ウィルスの指示で“強奪”の手伝いをしている。B・B・ウィルスに比べると社交的で、ターゲットに警戒されることなく接触することが可能なためだ。
また、トロイに備わった2つの能力が、B・B・ウィルスと共に盗みを働く際、非常に有効に機能するということもある。

1つ目の能力は“ピーピング”。ターゲットの情報を覗き見ることが可能で、場合によっては思考さえも垣間見ることが出来るという。
2つ目の能力は“コピー”。彼女は自身の複製体を複数作り出し、それぞれ別の行動をさせることが出来る。複製体は本体に比べて非常にもろく、長く存在を維持することは出来ない。しかし、本体と同じように自身で思考し、活動することが可能だ。つまり、見た目だけでは本体と複製体を区別することが出来ない。
なお、複製体を作製するには他者のデータを流用する必要がある。普段はB・B・ウィルスが“略奪”したデータの一部をもらって複製体を作製しているが、場合によってはそこらのNPCやユーザーにとりついてデータを転用することも可能。

B・B・ウィルスに比べると、積極的に他者に害を成すようなことはしない。それどころか、他者の頼みを気紛れに聞いてやることさえもある。だが“縺薙?荳也阜縺ョ繝舌げ繧(p3x001107)”が関わった場合だけは話が別だ。“縺薙?荳也阜縺ョ繝舌げ繧(p3x001107)”本人や周辺人物を監視し、時にはB・B・ウィルスをそそのかして、害を与えることもある。

H・P・トロイ曰く“縺薙?荳也阜縺ョ繝舌げ繧(p3x001107)”は恩人らしい。どのような恩があるのかは何があろうと口にはしないが……。

設定委託↓
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4412

イラスト↓
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/73763
名前:イドラ1
種族:人間種
性別:女
年齢:Unknown
一人称:私
二人称:君
口調:~だわ、~だよね?
設定:

巷で話題になっているアイドルグループ「イドルム・デウス」の女性リーダー。
「イドルム・デウス」は8人のメンバーで構成され、少し前まで無名のアイドルだったが、ここ最近で人気が急上昇、ファン達の布教活動も活発で、地方の寂れた村でも彼女達のポスターが貼られたりしている。
フットワークも軽く、歌も、踊りも、トークも素晴らしくファンサービスも旺盛で、外見・質ともに最高レベルのアイドル達である。

彼女達の夢は世界最高のアイドルグループになること、世界の全てが私達に熱狂してくれること、と語っている。
そんなの不可能だろ、と言われても彼女達は気にしていない、夢に向かって全速力で進み続けるだけ、そんな姿に多くの人は引かれているのかもしれない。
さぁ、君達も彼女のファンになろう。



「熱狂は世界を滅ぼす」

彼女達の正体は「生きている思想」「進化する狂気」「侵食する虚像」、実体を持たず情報の中で意思を持ち、自らを最適な形に書き換え、自らを増殖させようとする、情報生命体。
情報でありながら明確な意思を持って活動し、人々の情報伝達の中を伝播し、情報として人々の頭の中に侵入し、記憶や人格を少しずつ書き換えて、自らの分身を増やしていく。
「イドラ」達は、「これ」の代表者に過ぎず、彼らのファン達も中身は「これ」と同じ、群れでありながら一つの生命体なのである。
「アイドル」という外見も自らの情報に大衆を「熱狂」させる事で効率的に伝播させるのに最適だったから、に過ぎない。
あらゆる情報媒体に潜み、接触した対象に片っ端から侵入する、驚異的な伝播性能を有しているのである。
人間社会のコンピューターウィルス、情報社会のガン細胞、そう呼べるかもしれない。

「これ」を生み出した研究者は既に故人となっている。
生前の彼はイレギュラーズ達の活躍を忌々しく思っていたらしく、「全ての存在には命数が存在している。寝たきりの老人に管を通し、排泄物を処理してもらい、意味の無い妄言を語る、彼らのしている事はそんな延命治療に過ぎない。邪足だ、命数が来るのなら綺麗さっぱり終わらせ、次の世界に願いを託そう、それがこの終わりゆく世界の救済なのだ!」そう語っていた。
「これ」を世に放った後、飛び降り自殺で死亡した。「これ」に彼の熱い狂気を託し、自らの願いを込め、笑いながら。

振動を操作する能力で戦闘が可能。
固有振動数を即座に割り出し、共振現象を起こすことで対象の分子結合を崩壊させて破壊したり出来る。
しかし、最も得意としているのは物体を振動させる事での灼熱化。
ファンの人数が増えれば増えるほど温度と影響範囲が拡大し、ファン自身も影響を及ぼす端末として機能、最終的にはこの世界そのものを灼熱化させて消滅させる事すら出来る。
というか、この終末が「これ」の最終目的、「世界そのものを熱狂させて一片の残滓すら残さずに燃やし尽くす」、「これ」と彼の生みの親が目指した終末だ。

装備品のマイク(楽器含み)を使用すれば威力は増加し、日傘は頑丈で多少の攻撃は弾き返す耐久性能を誇る。
精神攻撃は常時発動状態。「これ」の伝播性能は凄まじく、五感を突き破り敵の精神や記憶を削り、蝕み、書き換えていく。

「貴方達は世界を救う事に熱狂しているのよね?それはとても素晴らしい、正義の味方だわ。拍手してあげる!……でもね、個人が、組織が、国が熱狂で滅びた様に、私達は熱狂でこの世界を滅ぼす、この命運が尽きようとしている世界を燃やし尽くす熱い熱い狂気で!!さぁ、私の姿を見ろ、私の声を聴け、私を語れ、私を想え、私はその全てに存在している!覚悟しろ、貴方達もアイドル(偶像崇拝)の一つにしてやんよ!!!」

イラスト

・イドラ1(女・リーダー)
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/62132

・イドラ2(女)
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/46500

・イドラ3(女)
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/61289

・イドラ4(女)
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/64588

・イドラ5(女)
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/52019

・イドラ6(男)
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/51454

・イドラ7(男)
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/65091

※内面は全て「これ」だが、アイドル活動的に全てが同じだと困るので、「これ」となったファンも含めて表面上の性格、外見は多種多様
※アレンジ歓迎
名前:ミッドナイト・ブルー
種族:人間種
性別:女
年齢:不明
一人称:私
二人称:貴方
口調:ね、よね、だわ、一般的女性口調
特徴:美声、浮世離れ、蠱惑的
設定:
【再現都市クン・ルン】【パンク】

義体の女。クラブ「アジール」のオーナーでフィクサー。
もっとも彼女のいるクラブは、もう一つの顔を持っている。

クラブは様々な理由で行き場所をなくした女性たちが集う聖域であり。
ミッドナイトはそこの管理人である。
彼女は、彼女らに新しい経歴を与え、時には仕事を与える。
庇護者としての役割に専念しているため、レジスタンスたちとは距離を取っているが、信用できると思ったならば力を貸すだろう。

ミッドナイトはかつてコーポのアイドル『ダスクソング』であった。
かつては醜い女であったが、歌と義体操作の上手さ、カリスマ性から今の義体を与えられ、コーポ側の情報戦略の為に動いてきた。

そんな彼女がなぜコーポから消え、全ての経歴を捨てたのか。
それはただ、自分も利益にならねば使い捨てられる側だと確信する事件があったから、とのみ近しいものには零している。

彼女はかよわい女だ。戦闘能力は低く、義体も時代遅れ。
しかし、意志の人であり、誰かに首を垂れるくらいならば、刺し違えることを望むタイプだ。
その上、敵に回したならば、彼女に恩義を感じている者達は、武器を手に立ち上がるだろう。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/64221
名前:リース(オリジン)
一人称:私
二人称:御身
口調:~だ、だな、か?、であろう、……。
特徴: 【編み髪】 【黒ずくめ】 【スレンダー】【気障】【ナルシスト】【寂しがり】
設定:
「やあ、我が身。其の身は我。影と同じように分かちがたい。リースヒースよ。己の中に何を見る?」
 早世した死霊術師。
 人格としては、ヒトに紛れ込んだ、気まぐれで残忍、狡猾な化け物でもあった。
 生まれて1つで読み書きを覚え、東西南北の賢者をうならせた。
 才にも、生まれにも恵まれ、師にも恵まれ、学校のような場で「学」を学んだ。高い能力ゆえにおごり高ぶり、道を踏み外した。
 無茶な魔術の実験により、師と友人のすべてを失った。責任を問われ、追われる立場となったあとは、禁術を追い求め「生きとし生けるものすべてをアンデッドとすること」を信条として活動し、いくらかの集落を滅ぼし、アンデッドの巣窟に変えると意のままにした。
……そう、できたのは、いくつかの集落を手中におさめるほどだった。

 リースは確かに優秀だった。
 けれども世界は広く、井の中の蛙に過ぎなかった。

 自分の能力を過信していたリースは、討伐隊により深手を負い、信者に自らが生き返ることを約束して眠りについた。リースが復活することはなかった。
 代わりに、リースヒースが宵闇から現れ、それを模倣した。
「リースヒース、私は私を食い尽くす」
「リースヒース、今に私は望みを果たす」
 いまや、リースヒースのほうがはるかに強力な死霊術師である。けれども、心に灯る「野心」はかつてのヒースのものだ。ちっぽけなままに死ぬか、野望を果たせとささやいてくる。


リースヒースの中で囁き続ける声。
それがヒースの創り出した己の『影』か、それとも亡霊かは定かではない。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/75665
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4359
名前:不明
口調:不明
特徴:炎に焼かれている美しい蠍の姿をしている

設定:

一言でいってしまえばそれは『呪い』である。

ファニーの元いた世界では伝承として語り継がれていた。
悪いことをするとおばけがくるよ、と似たような感覚で
『自分を大切にしないものは、いつかその身を焼いてしまうよ』というものであった。
度を越えた自己犠牲はもはや『傲慢』であるという戒め。
それが呪いとなり具現化したもの、それが蠍の正体である。

「目をつけられたが最後、命が燃え尽きるまで逃げられないよ」
「だから簡単に自分を投げ出してはいけないよ」

その蠍が偶然この混沌へ紛れ込んでしまったのか、はたまた多世界に同じ伝承が存在しているのかは定かではない。

なお、ファニーは昔、魔力暴走を起こした兄弟を助けようとして自己を犠牲にした経験がある。
(参照SS:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4134)

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/75618
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/75474

名前:雪歩(ゆきほ)
種族:旅人
一人称:私
二人称:君
口調:~だわ、~だよね?

設定
鈴音と同じ世界からきた。
魔人のちからをもつ人気絵師。
力を与えた魔神の名をおしえないが妬みの神であろうと言われている。

胸元でハートマークをつくるがこの中から魔筆を持った腕がでてくる。
ギフト「トレース」
絵でも筆跡でも真似できるという。

彼女のガチ絵は命をもち、夜な夜な徘徊し、犠牲者の血肉を喰らうと噂されている。

なぜ召喚されたのかしらないが彼女は魔神の思し召しとおもっている。
今は、鈴音と休戦状態であり、いろんなモンスターのデッサン修行で混沌各地をまわっている。
名前:マリサ・バレアレス
種族:海種
性別:女性
外見年齢:30代
一人称:私
二人称:あなた、殿、様など。
口調:丁寧系
特徴:華奢、冷静、温和、粘り強い、芯が強い

 海洋に存在する商家、バレアレス家の現代表を務める若い商人。
 母は先代の代表、父は入り婿で海種。
 風貌は母親譲りだが、種族は父親から引き継いで生まれた。
 普段は人型に耳などに水かきが見える程度だが、潜る時は銀色の鱗をした人魚になる。

 ラダと遠縁にあたり、カリーナ・サマラ(※)は母の妹にあたる。
 銀色の髪にやや鋭い目元、赤に近い瞳の色、褐色の肌など。
 どことなくカリーナやラダと雰囲気が似ているのも同じ血が流れているからであろう。

 元々、バレアレス家は海洋に存在する商家で
 近海諸島の間を貨物船を使って輸送する交易商だった。

 祖母と両親の2代で交易路を拡大し現在は遠洋へと進出。
 フェデリア島にも少なからずの出資をしている。
 ――だが、商家の拡大を果たした両親は豊穣への交易の最中、フェデリア島近海にて行方不明になる。

「恐らくは、狂王種や或いは深海魔のような存在に船ごと沈められたのでしょう。
 生きてはいないでしょうし、失ったものは大きい。
 ――だからこそ、私はこの家を大きくしなくてはならない。絶対に」

 不慮の事故とは言え、若くして代表となったマリサの意気込みは熱く。
 結果としてカリーナから仕事の斡旋をされる程度には気にいられている。

 なお、祖母の代に交易の過程で深緑への伝手を求め、
 仲介となるラサにカリーナが送り込まれたのがサマラ商会である。

「祖母はよく言ってました。
『嫁入りさせてうちの手助けをさせようとした女がいつの間にか大口取引先……。
 何もそこまでなれとは言ってない……まぁ、アタシの娘だね!』と。
 カリーナ様のそういうところが、私個人としては大変に好ましいのです。
 だから、商人としての先輩である彼女のようになりたいと思うようになったのかもしれません。
 ――出来れば、いつかは出し抜いて見せたいところなのですが……何年先になるやら」

 そんな野心も覗かせる新米商人ではあるものの、基本的には柔らかく理性的。
 商人らしく自他の損益を計算し、ここぞというところでは粘り強く芯の強さを見せる。

「さて、ラダ商会長。
 若手の会長同士、よろしくお願いします。
 ――ええ、海の上の運搬ならお任せを。
 それだけは――それこそは、我が家の誇りですから」

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4367
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/75642

※カリーナ・サマラ:https://rev1.reversion.jp/guild/1/thread/4058?id=1410851
(アドリブ歓迎)
名前:ベネディクト
種族:人間種
性別:男性
年齢(或いは外見年齢):30代
一人称:俺
二人称:お前
口調:〜だ、〜だな、だろ。

設定:
派遣会社ルンペルシュティルツの非正規雇用スタッフ。海洋出身の元海賊。
元はキドーの領地周辺で活動していた海賊の頭。それ故に目を付けられ、奇襲攻撃により壊滅。ルンペルシュティルツのスタッフとして使役されるに至った。
それを理由にキドーを卑怯な手段でしか戦えない弱者と見なし、そんなやり方で自分を強者の座から引きずり下ろし全てを奪った事を強く恨んでいた。そしてある日、同僚達を説得し謀反に及んだが……。
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4342

【派遣会社ルンペルシュティルツ】
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4150

ベネディクトの謀反は失敗した。しかし、彼はもうキドーの事を恨んでは居なかった。
キドーを強者として認めたベネディクトは『自分がキドーを超えるまで、決して誰も奴に手出しはさせない』と誓い、それまでとは一転、用心棒として忠実に働くようになった。
額の左側の傷跡は裏切った仲間に付けられたもの。そして、決して消えぬ誓いの証でもある。

ベネディクトの価値基準は強さ。強欲さで人を量るキドーとはある意味似た者同士である。
しかしキドーに比べて真っ直ぐ過ぎる所があり、搦め手に極端に弱いタチ。純粋な戦闘能力は高く、タフで粘り強い男なので、そこを補えるスタッフと組ませれば最大限に輝く人材。
海賊として生きていかねばならない境遇で無ければ、どこかで英雄になっていたかもしれない男。或いは、単なる賊あがり以上の存在となる途上にあるのかもしれない。


キドーは謀反以降、ベネディクトに最低限の監視を付けているがそれ以外は基本的に放任している。いつか己を超えんとする『強欲』さを評価しているので。
大人しくやられるつもりも、守られてやるつもりもないが。

余談だが、ベネディクトは最近ある同僚からの妙にネチャついた視線に悩んでいる。刺青を見られているような気がするが、確証が持てず誰にも相談できずにいる。
https://rev1.reversion.jp/guild/1/thread/4058?id=1614321

イラスト:
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/75733
名前:ほしのそらのうさぎみこ
 ※混沌召喚後に自分につけた名、星空兎巫女。愛称「うさみこさん」
種族:旅人(星空と月とうさぎの神)
性別:女
年齢:Unknown(外見年齢10代前半。かなりの長命らしい)
一人称:わたし
二人称:あなた・名前呼び捨て
口調:~ね、~よ、~かも、~かな?
特徴:うさぎ・巫女少女・元は神様(今は旅人)・星空・金の雲・うさぎ満月・特異運命座標(ローレット所属)・ヨゾラの館の居候
設定:

とある和風の異世界の、星空と月とうさぎの神。…だった存在。
今は混沌世界に召喚されたので一介の旅人である。
かつてのわたしはうさぎのみこと。今のわたしはうさぎみこ。

元の世界の年初めの日(1月1日にあたる)に次代の神に役割を継承し、引退した次の日に混沌世界に召喚された。混沌世界の2023年1月2日…つまり正月休みの間に。
本人も半ば困惑していたが、ギフトによる幻影(後述)を気に入ったヨゾラに誘われ…今はヨゾラの領地・エアツェールング領のヨゾラの館(夜空の下の小さな館)に居候している。
ローレット所属の特異運命座標(新人)でもあり、気が向けば空中庭園経由の移動で練達や豊穣等に遊びに行くこともあるかもしれない。うさぎがいるところが好き。

性格は温厚で大人しく、ミステリアスでのんびり。星空を見上げたり、散歩したり、うさぎと一緒に寝るのが好き。
好きな風景は綺麗な星空。好きな食べ物は餅や団子(よく噛んで食べる為、食べる速度はゆっくり)。好きな動物はうさぎ。
猫は…「うさぎを襲わないでいてくれる子なら…怖くない、かも」とのこと。

召喚されたばかり+混沌肯定レベル1の効果により、2023年1月時点ではあまり強くない。
本人の傾向としては神秘アクティブ・付与アクティブを主体とする神秘補助型。

ギフトは『ほしぞらうさぎのもちづきよ』
本人の意志で発動・解除が可能な、彼女の周囲に綺麗な星空の幻影を発生させるギフト。
ただしこのギフトの星空(幻影)には金色で和風な雲や丸くて可愛いうさぎ満月も一緒についてくる。
うさぎ満月を見るとうさぎを撫でたくなる・餅を食べたくなるという意見も見た者から出る事があるが、恐らくこちらはギフトの効果ではなく個人の感想であろう。

元の世界に未練がないわけではないが「わたしの役目と権能は次の子に引き継いだ後だから、よかった」とは本人談。混沌世界は他の世界を吸収するらしい…?という話をどこかで聞いたので、わたしがいた世界はあと数年はそっとしておいてほしいかな、と思っている。

ヨゾラとは召喚当日に出会い、彼の館に居候している。関係性は良好(友達程度の仲)。
できる範囲で家事の一部を手伝っているようだ。また、彼女用の個室を与えられており、ヨゾラに許可を得た上でうさぎを2匹飼い始めている(周囲はこの部屋に猫を入れないよう気を付けている)。
居候の身なので強くは言わないが、ヨゾラは猫が好きという点に関して「うさぎももっと好きになって…?」と思っている。
星空が好きな点に関しては趣味が合うようで、親友さん達(【星空の友達】タグのヨゾラ関係者3人)や領地の人達と一緒に一緒に星空眺めよう?と誘いたいのだとか。

丁度、混沌世界(の練達)がうさぎ年っぽいので『うさぎ年のうさみこ旅人』をこっそり自称しているとか。うさぎ年もうさぎも、守るよ?

「ほしのそらの、うさぎみこ。…うさみこさんって、呼んでいいよ?」
「星空が好きなの、わたしも嬉しい。うさぎも、もっと好きになって…?」
「うさぎ年もうさぎも、守るよ。星空と月とうさぎの…旅人、だから」

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/75742

アドリブ・改変歓迎。
名前:ゴーレム・アニマート
種族:ゴーレム
性別:不明
年齢(或いは外見年齢):不明
一人称:喋らないため無し
二人称:喋らないため無し
口調:喋らないため無し
特徴:頑丈、穏やか、頼りになる、器用
設定:
浮遊島アーカーシュにて発見されたゴーレムの一体です。
無事に修復され、再び精霊たちが安心していられるよう施設のメンテナンスや修理をしてくれることを願って『アニマート(元気に活き活きと)』という名をオデットにより命名されました。
普段は火水精霊式サウナ「トート・ノゥ」にいるようですが、オデットと結んだ絆により必要なときは助けに応じてくれます。
その関係性は仲間……というよりは「お友達」に近いのかもしれません。
寡黙で一切喋ることのない、あるいは会話機能の搭載されていないゴーレムである「ゴーレム・アニマート」ですが、絆を理解できるなら友情もまた存在します。
元々穏やかな性格であるゴーレム・アニマートですが、いざという時には戦う気概も能力も持っています。特にアーカーシュに関連する事項ではその製造目的に合致する為リミッターが外れることもあるようです。
そんなゴーレム・アニマートですが、平時においては寡黙で頼れる優しいゴーレムとして、オデットを肩に乗せてくれたりもするようです。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4148
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/75774
名前:由々志木・かろめ(ユユシキ・カロメ)
種族:ヤオヨロズ(グリムアザース)
性別:女性
年齢(或いは外見年齢):22
一人称:わたしめ
二人称:~さま あなたさま
口調:です ます ございます なのでしょうか? ひらがなを多用する
特徴:青いストレートロング まどろむ赤い瞳 柔和 メイド風和装 手が見えない長い袖 小躰 トランジスタグラマー 藤色の二本角 藤の花を模した髪飾り 藤の花のような半透明の翼 おっとり 狡猾 美声 飛行所持 友好的
設定:

「てっぺんかけたか、とっきょきょかきょく、ほんじつせいてん、ゆゆしきことなし」

 豊穣を渡り歩く藤の花吹雪の化身。鳥の鳴き声の声帯模写が得意。
 第六感が異常に鋭く、彼女の「いやなよかん」はよく当たる。それゆえに生まれ落ちた村では、不幸を退ける存在として神の化身のごとく祭り上げられていた。長じていくにつれ、自分と周りの温度差にうんざりし、十六を境に出奔。以来、実家とは縁を切っており、自分がいなくなったあとの村の行く末へも興味がない。ただいつかは一目様子を見たいと願っているようだ。たとえもはやそこへ誰もいないとしても。

 普段は住み込みの女中(メイド)として方々の貴族や豪族宅を転々としている。能力のことは隠しているが、主人や身の回りの人へ大きな不幸が降りかかりそうになると助言を与えて行方をくらます。また、極稀にではあるが、自分へきつく当たった人へは「いやなよかん」を感じた際、不幸へぶちあたるよう誘導する狡猾な面もある。
 仕事柄、家事は無論のこと、舞や歌唱に長けている。特にその歌声は素晴らしく、一度聞いたら忘れられないほど。だが本人的には他人の記憶に残ることを良しとしないため、請われないかぎり披露しない。舞や歌唱は独学で身につけたものであり、努力家な一面が見受けられる。しかしながら彼女が大勢の人々に讃えられることはない。その前に消えてしまうから。あくまで自分はだれかの脇役。そう心得ているようだ。彼女が自分の人生を歩みだすのはいつになるのだろうか。

 トキノエは彼女の歌声に惹かれたひとりである。
 ある宴でたまたまかろめの歌を聞いたトキノエは、その孤独な旋律に心揺り動かされた。かろめのほうも、毒は毒なりにとがんばるトキノエの姿勢をにくからず思っているらしく、自分の能力を教えている。

「トキノエさまのこしかたゆくすえ、ほんじつもせいてんにございます」

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4426
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/73862
名前:クラウディオ・クリストフ・クオレンテアード
種族:人間種
性別:男性
年齢:37歳
一人称:俺
二人称:公の場では貴公、貴方、私的な場ではお前さん、アンタ等
口調:~だな、~だろう、~かい? 公的な場では敬語
特徴:幻想風、大柄、豪放磊落、意外と理知的、家族バカ
設定:幻想は北部、鉄帝国境付近の貴族クオレンテアード家の当主にしてシフォリィの姉、コンセリオの夫。爵位は男爵。
一応アーベントロート派閥ではあるのだが、本人の性格は豪快かつ明朗快活、多少の事は笑って吹き飛ばす快男児を絵にかいたような人物。ただし決して愚直ではなくむしろ理知的であり些細な事も見逃さず、尚武の気質もしっかり持っている。趣味は本の虫レベルの読書。
クオレンテアード領は北部戦線の山岳部を多く持つ土地であり、高所あるいは山越えで攻めてくる相手を想定した、バリスタ並みの大型の重弩を手にして山岳を駆け巡り、岩や樹々の間から撃ち抜く高機動弩兵部隊『穴熊重撃兵』を擁するバリバリの戦闘偏重領。
クラウディオ自身もクロスボウ射撃の名手であり、山岳を先頭で駆け巡ることができるタフネスを持つ。
なお本人としては革新的な新技術が好きなので最新鋭の銃を使えばもっと強くなるんじゃね?と思っているが様々な要因によりままならない模様。
その一方で、妻コンセリエとその間の子二人に対してとても強い愛情を注ぐ、傍から見ればデレデレに近いほどの煩悩な家長としての一面がある。また義家族に対しても大切にしており、年下であるシフォリィの兄のリシャールにも義弟として接し、義妹も自身の家族の同然の扱いをしている。コンセリエに対しては頭が上がらない。
最近は鉄帝の情勢、アーベントロート本家の混乱もあって常に警戒態勢をとっている。

「俺がここにいる限り、ここから幻想に入ることは出来ないと思いな!」
「ごめんてばさコンちゃーん、機嫌直してよー」

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/75476
名前:ライオネル・アベル・アンジェール
種族:人間種(魔種)
性別:男性
年齢:55歳
一人称:私
二人称:貴方、貴公、貴様、身内に対してはお前など
口調:~だな、~だろう、~か? 公的な場、目上に対しては敬語
特徴:貴族風、実年齢より老けた見た目、神経質、狡猾、臆病
設定:かつて存在した幻想貴族アンジェール家の当主だった男。シフォリィの婚約者、レオニスの父親であり、同時に魔種でもある。種別は強欲。ただし戦闘力はお察しレベル。
幻想貴族らしい選民思想、利権の獲得に意欲的な人物であり、同時に他者を陥れることも躊躇しないタイプ。シフォリィが尊厳を奪われる遠因となったレオニスの死にも関与しており、自身の利権の獲得のためにアルヴィンと息子レオニスを魔種レオニスにかち合わせた際には既に魔種であった。
シフォリィを陥れた際には自分も食い物にしてやろうかと考えていたほどだったが、程なくして脱走の報があった辺りから運の終わりが始まる。
代替わりしたリシャールによる、家族と妹を陥れられた報復にも近い根回しと発覚した数々の悪行を追求され幻想貴族内での立場が急に危うくなる。
同時にアンジェール家の郎党が自身を残して何者かに暗殺され、そこに追及による家督のはく奪も重なり一気に凋落。平民以下の暮らしに身を落としてしまう。
それでも魔種として冠位にプライドを捨て媚びへつらい取り入りなんとかやってきたが立場の強かった冠位強欲のベアトリーチェが死亡、立場が急落しルクレツィアに(メッセンジャーを使われ間接的に)こき使われ現在に至る。
現在は一応幻想のスラムに潜伏中。ものすごく強くなったシフォリィに見つからないかと戦線恐々としている。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/74068
名前:リラ
種族:鉄騎種
性別:女
年齢:「忘れちゃった」
一人称:私
二人称:○○ちゃん(男女問わず)、キミ
口調:〜ね、〜かな、〜かな(疑問文でも最後に疑問符付かない系のかな)
特徴:高身長、豊満な身体、大きな剣、左手にクロスボウ、支脚、長髪
設定:『繁栄を刈り、命を穿つ』。気の赴くままに何処かを彷徨い、気分次第で依頼を受けて、元来より持ち合わせた強さにて平然と皆殺しにしてしまう。真っ当な人としての理性を持たぬヒト未満の"キラーマシン"。
 "交渉"、"調達"、"勧誘"、etc。彼女にとってはどれも同じコトだが、たった一つ、愛情だけは違うらしい。今は気に入ったオモチャである『有原卮濘』のため、幾ばくかの誓約を受け入れている。とはいえ、その暴力性はどうにもならないのだが。

・装備
-背中の両手剣:自慢の一振り。規格としては両手剣サイズなのだがリラは片手で振り回す。
-左手のクロスボウ:腕の中に収納可能。自動装填される。チャージする事でショックボルトも撃てる。
-短距離バリア:自身の周りに即時展開できる。ただ一度に展開できる面積としては小さく持続性もない。遠隔攻撃を逸らしたり即席の足場にするのが関の山。
-高性能義眼:相手の身体を詳細に分析し、次なる行動を予測する。また、所謂"目からビーム"もできる。
-支脚:足の下部と腰に接続している。チャージビームを放つ際の反動を軽減などに利用する。
-肩掛け鞄:彼女の"全て"が入っている。

・技名
『闘結連華』:剣に闘気──転じて凍気を纏わせ連続で斬り"咲く"。最低でもニ度、調子が良ければ何度でも。咲かせた氷は、白くてどこか美しい。
『襲宴雅楽』:簡単に言えば剣を振り回し続けるだけ。ただこの技の本質は体捌きにある。攻撃を避けながら、ただひたすらに、血に酔いしれながら戦場を舞うからだ。
『索定斬還』:対象の本質を見抜き、異物を切除して状態変化を阻害する静の剣技。この際、剣は青白く光る。
『飛殺熱光』:目からビーム。敵の装備を溶かしたりにも使用できる。多用は厳禁。
『弩式雷貫』:ショックボルト。当たれば痺れて動きにくくなる。どちらかというとメインよりはサブ寄りの技。

サンプルセリフ
「私の事を知りたいの?ならキミの好きにすればいいけれど……私はただ、ヒトを殺して生きてきただけだよ」
「私に依頼?ごめんね、今は休業中なの。カワイイ子に"お願い"されたら、断れなくって」
「そっかそっか。キミの言い分はそれで終わり?なら、今から殺すから大人しくしておいてね」
「卮濘ちゃんはどんなお菓子が好き?ショートケーキにチョコレイト。キミの好きなもの、なんだって持ってきてあげる。だから、早く答えてね」

イラスト: https://rev1.reversion.jp/illust/illust/73291
名前:弓削・真賀根(文献により真金、或いは真銀とも)
種族:精霊種
性別:女
年齢:不詳(見た目は20代後半)
一人称:私
二人称:(通常)お前  (陛下等の目上には)貴方、貴女
口調:(通常)だ。だな。だろう。なのか? (陛下等の目上には)です。ます。でしょう。ではありませんか?
特徴:豊穣、蛇神、刑部省、中性的な容貌

■ギフト
名称:言封じの呪い
内容:蛇神に特徴的な魔眼の一種であり、対象を睨みつけることで発動する。呪いを掛けられた相手は、蛇に睨まれたカエルのようになり、極度の緊張と息苦しさを感じて、如何なる言葉も発せなくなる。気の弱い者であれば。身じろぎもできなくなる。対象の耐性によっては無効化される

■設定
精霊種としての属性は、雷
水銀朱を使った巫術を伝承する物部氏を統べる古参の八百万であり、かつては刑部省でも高位の役職についていた
支佐手を始めとした配下の黒蛇衆・白蛇衆は、『宮様』と呼んで彼女に仕えている。支佐手にとっては、左遷される前からお仕えする尊敬する上司であり、幼い頃の初恋の相手
『宮様』は、本来は優しく、仕事熱心で、思慮深い性格である。過去の帝から『獄人を討伐し豊穣を浄化せよ』との命令を受けた際も、一度は異議を唱えたが、それが通らぬと分かれば黙って従い、豊穣の発展に尽くしてきた。浄化の対象である獄人からの評判は悪かったが、それ以外の者からは『私利私欲のためではなく、自分たちの事情を慮り、善政を敷いてくれる方である』と認識されていた

物部氏は、かつては広く栄えていたが、豊穣の水銀資源が枯渇し始めるにつれて水銀巫術を使える者が減り、それに伴い水銀巫術を源としていた物部氏の武力が弱まり、武力を根拠としていた権勢が衰えて、ついには権力闘争に破れて衰退していった
先の戦(https://rev1.reversion.jp/page/keigetu_sinanaidesyanakyun)では陛下に弓を引くことは出来ぬと参戦こそしなかったものの、恩義のある天香を見捨てられず心ばかりの軍需物資を提供していたことや、かつて獄人の討伐に携わっていたことを咎められ、自らを守る権力基盤を失っていたこともあり、所領と利権のほとんどを没収されて、辺境にある古来からの領地・遠津国へ配流となった。詳細は、公認設定(https://rev1.reversion.jp/character/authorize/list/p3p009422)を参照。
「獄人を平らげよというのは、もとを正せば朝廷の命だったではありませんか!
それを成そうと鎧兜に身を包み、矢と呪を放ち、刀を振るって戦った我等を、その咎で罰するというのは……これでは、あまりにも……」

『宮様』は、遠津国へ配流されて以降、これまでのことを全て否定されてしまったようで何もかも嫌になってしまい、怒りっぽく、政務を顧みず、自棄酒をして自堕落に過ごすようになってしまった
彼女自身もそれではいけないと心の底では分かっており、粗暴な振る舞いをしてしまった自分自身を嫌悪し責めている。それでも酒を止められないのだ。酒で誤魔化さなければ、悲しくて苦しくて、自分の心が粉々になってしまいそうだから
「私に意見するか支佐手、偉くなったものだな!」(過度な飲酒を咎められれば激昂し、言封じの呪いを掛けて
「もう良い、下がれ。……すまなかった」(自分のしたことに気付けば、己の愚かさに落胆し肩を落として
「酒を持ってきてくれ。今は、何も考えたくないんだ」

篠笛を吹くのが得意
以前は、配下の者の慰問のため、よく吹いて聞かせていた

遠津国は、支佐手の故郷でもある

■参考
モチーフは、三輪山の大物主様

https://rev1.reversion.jp/illust/illust/69540
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/69542
イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/75700


https://rev1.reversion.jp/illust/illust/75918

名前:松元 エピア
性別:女性
体格:普通
種族:魔種
年齢:unknown
特徴:片目隠れ・白髪・色の違う二対の翼・母性が強い
一人称:「私」(聖霊に対して)「お母さん」
二人称:「𓏸𓏸さん」「あなた」「あなた方」(聖霊に対して)「聖霊」
口調:「〜ね」「〜よね?」「~かしら」「~だわ」

聖霊の実の母親。
生きて息子を逢いたい。抱き締めたい。
その切なる願いから反転し、魔種となった。
見た目は飛行種のように見えるが元は幻想種の女性で耳も長かった。生まれつき身体が弱く当時の新緑では治療方法が無く長く生きられて数年程度だろうと言われていた。
そんな彼女の唯一の楽しみは歌う事と窓辺に遊びに来る美しい小鳥と戯れる事だった。
空を自由に飛ぶ姿は彼女の憧れでもあった。
そんなある日、聖明が彼女の村を訪れ、彼女の事を知る。旅人であった彼は元の世界で医神として奉られる程の医療技術と知識を持っており、彼女を診るなりこう言った。

「大丈夫。治せるよ」
事実だった。彼の懸命な治療により、彼女は病を克服したのだ。医者と患者という関係だったが、だんだん互いに惹かれていった二人は恋人、そして夫婦となり一人の男の子を設けた。それが聖霊だった。
愛する夫に愛する息子。
幸せいっぱいの彼女だったが、彼女に悲劇が襲いかかる。
幻想種特有の病だった。
さらに今度は治療方法が確立されておらず、聖霊の父親でも治す事が困難な病だった。
赤子の聖霊に病を移さないために彼女は新緑の塔の中へ隔離された。
聖明は愛する妻を救う為に、知識も技術も総動員し日夜研究に明け暮れたが、彼女を救う手立ては無かった。
幻想種でなければこんな病にならずに夫にも息子にも辛い思いをさせなくて済んだのに。
そんな折に呼び声がした。
『生きたいか、健康な身体が欲しいか。息子の成長を見られないのはさぞ心残りだろう』
死神の声だと彼女は思った。少なくとも夫ではない。それでも彼女は答えた。答えてしまった。
「生きたい。何をしても生きていたい」
彼女の中の僅かな傲慢の蕾が花開いた。
結果として、彼女は病を完治させた。それどころか以前より健康な身体になった。

ただし幻想種特有の耳は人間種の様になり、背中からは二対の白と黒の美しい翼が生えていた。彼女が憧れていた小鳥の様に美しい翼だった。
聖明は彼女の姿を見るなり悟った。
このままではローレットが彼女を殺しに来る、それを防ぐ為に彼は『彼女を救う研究』を始めることになる。そしてその為に幼かった聖霊には、お前の母親はお前を産んで亡くなったのだと嘘をつき彼を愛情を込めて何百年も育てた。ロザリオを通して聖霊の成長を見ていたエピアは彼にあって抱き締めたい。「母さん」と呼んで欲しいと思っている。

別人にならない程度のアレンジOK。
イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/75918


https://rev1.reversion.jp/illust/illust/75700

名前:松元 聖明
性別:男性
体格:大柄
種族:旅人(幻想種と偽っていた)
年齢:unknown
特徴:片目隠れ・白髪・愛情深い・神様嫌い
一人称:「私」(聖霊に対して)「私」「父さん」
二人称:「𓏸𓏸さん」「君」「君達」(聖霊に対して)「聖霊」
口調:「〜だね」「〜だよね?」「~なのかな」

 正体は元の世界でアスクレピオスと呼ばれ、崇められた医神。正しくはその神話の一つ。
 元の世界で死者蘇生の薬を完成させ雷に打たれた際に混沌へ『旅人』として召喚された。
 混沌肯定により死者蘇生の技術は勿論、元の世界で使えていた神の力は全て喪われたが、培ってきた医療の知識と技術で数多の患者を救ってきた。その為この世界でも『医神』と呼ばれることになる。彼はあまりいい顔はしなかったが。
 また、この世界でも死者蘇生の薬を研究していた。

 そんな折、立ち寄った新緑の村で妻となる女性『エピア』と出会う。彼女の病を見事治療してみせた聖明は彼女と惹かれあい夫婦となった。
 産まれた聖霊は少なからず自身の血を引いていたが幸い殆ど順守の幻想種であるエピアの血を引いていた。その上で聖明が周囲に幻想種、と偽っていたのは少しでも元の自分の『医神』の血が薄まればいいと願っていたのと、聖霊が謂れなき中傷を受けることがないようにと彼なりの考えがあったからである。その為自身の耳を魔法で幻想種のように見せかけていた。
 幸せな生活を続けていた聖明だったが、悲劇が訪れる。エピアが幻想種特有の難病にかかったのだ。赤子の聖霊に移さぬ様にエピアを新緑の塔に隔離した聖明だが、今度は治療法が無く、聖明は日夜研究に明け暮れたが方法は見つからなかった。そうしているうちに、彼女は反転した。
 魔種であるだけでローレットは彼女を殺しにくる、それがこの世界の定めだからと。前々からそれが『この世界の神とやらの傲慢』の様に感じていた彼は気に入らなかった。
 その為彼は一計を案じた。
 自身を病で倒れたことにし、エピアの治療を試みることにしたのだ。自身を聖霊にはまだ理解できない魔法で難病に見せかけ、仮死状態にしエピアの元へ向かった。魔種である状態から元に戻す薬を、それがダメだというならば今度こそ死者蘇生の薬を完成させると。
 エピアを手にかけるつもりなら彼はその治療魔法を攻撃魔法に変えて応戦するだろう。

「彼女を殺す気かい、彼女の治療も認めないつもりかい」
「彼女を殺した後生き返らせるのも認めないっていうのかい。まるで神様の様だね君は」

別人にならない程度のアレンジOK
名前:ヴィッター・ハルトマン
種族:旅人
性別:男性
年齢:28歳
一人称:僕(もしくは私)
二人称:君
口調:~です、ですね?(もしくは「だ、だよね」口調)
特徴:常に笑顔、温和、友好的、平和主義者……? 

ハリエットの同郷である旅人。
彼女が召喚されて少しして、召喚されたらしい。

とても人当たりのいい、誰とでも打ち解けられる。どんな場所でも溶け込める。
ストリートチルドレン時代のハリエットも、彼の事はそれなりに信用していた。
(心から信用してはいなかった)

------------------------
……彼は、この世界に来てからも「裏」に繋がりがある。裏社会こそ彼の生きる場。
 しかし初対面の人物は彼の業にはほとんど気付かない。
 もしかすれば彼は『そういうギフト』を持っているのかもしれない。

 常に笑顔の優男を見つけたらご用心を。
 君は貴女を見ている。深淵の底から覗いてる……だから。
 ――深淵から眼を逸らして生きるなよ、ハリエット。

 ……なお、戦闘能力は不明だが自衛用で銃を手にしている。
 戯れに。或いは信用を得る為に。
 興味気に見つめる子供達に使い方を教えた事も――あるとか、ないとか。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4173
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/73955
名前:スフェーン・メナカイト
種族:鉄騎種
性別:女性
年齢(或いは外見年齢):32
一人称:私
二人称:あなた
口調:〜だよ、〜なんだ、〜だよな。
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/75801

設定:
鉄帝出身の鉄騎種。闘いを好む派遣会社ルンペルシュティルツの非正規雇用スタッフ。
闘いそのものを好み、勝敗や生死にはそこまで頓着していない。その為、ルンペルシュティルツの用心棒派遣業は自分にうってつけであると考え、自ら売り込みをしてスタッフとして雇用された。

【派遣会社ルンペルシュティルツ】
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4150

多くの優秀な鉄帝軍人を輩出した家系、メナカイトの末裔。
メナカイトの血筋は皆黒い肌を産まれ持つ事で知られている。硬く強靭で、並の攻撃は受け付けない肌だと。しかし実際は、表皮の下にある微細な網状に織り重なった金属繊維が透けて見えているのであって、(金属繊維がある程度衝撃を吸収するが)肉体や皮膚自体がずば抜けて強靭な訳ではない。

スフェーンは幼い事から闘いを好んだ。誇り高い軍人の道を選んだ兄達とは違い、使命や立場や評価ではなく数多くの闘いを求めて生きてきた。
されど鉄帝国の弱肉強食の気風に関してはずっと疑問を抱いていた。
闘いという行為こそが尊いのであって、勝敗や強弱などというのは結果に過ぎない。確かに、物事の判断には結果が必要だ。しかし、生き物の営みというものはそんなに単純なものだろうか?もしそうであるならば、この世界の長い長い歴史のうちに、陸も空も海も最強の生物である竜種や、常識から逸脱した存在である魔種によって既に埋め尽くされていて然るべきなのではないか?
そう考えていたのだ。

その疑問は未だ解消していないが、新皇帝の勅令を発端とする鉄帝国の動乱の中彼女はひとつの知見を得た。
それはイレギュラーズの側に居れば少なくとも闘いには事足りるということだ。



スフェーンは徒手空拳の肉弾戦を好む。それは闘いをより楽しめる方法だと考えているからで、必要であれば他の手段も取る。死んでしまっては闘いを楽しめないからだ。

主な武器は術式を込めた伸縮自在の金髪だ。
髪は硬質化して伸ばす、或いは飛ばす等して戦闘に利用するがそれだけでは無い。産まれ持った表皮の下にある金属繊維から着想を得て、体表に這わせ、編み、筋繊維のように伸縮させて攻撃力と防御力を強化している。
肌を露出しない服装を好むのは、体表に這わせた髪を保護する為と、手の内を隠す為である。

派遣会社ルンペルシュティルツ内ではマーコール(https://rev1.reversion.jp/guild/1/thread/4058?id=1615327 )と気が合うようで、よくつるんでは闘っている。
マーコールにとっては手加減を忘れても簡単に殺されてくれない格好の喧嘩友達。スフェーンにとっては気軽に闘いを楽しめるネジの緩んだ喧嘩友達。
なお、男女間の恋愛感情は無い。
名前:『雪花の巫女』サナ
種族:狼の獣種
性別:女
年齢:10代後半
一人称:私
二人称:貴方、貴女
口調:です。ます。でしょう。ではありませんか?
特徴:旧ヴィーザル、鉄帝国包囲網、海路同盟(https://rev1.reversion.jp/guild/827/thread/13928

■ギフト
名称:氷精の加護
内容:生まれながらに氷の精霊の加護を受けており、氷の魔術に高い適性を持つ。局所的な吹雪を巻き起こして視界を塞いだり、沼や川を部分的に凍らせて通り道を作ったりすることができる。

■設定
旧ヴィーザルを本拠とするノルダインの一族の長
昨年までは『族長の娘』であったが、先代の族長が病により急死したため、急遽族長を継いだ
優しく真面目で物静かな性格だが、一度こうと決めれば決して譲らない頑固さも併せ持つ

オースヴィーヴル(海路同盟関係者)との関係は良好だが、自分を可愛がって育ててくれた一族の未来を一番に考えており、一族の利益にならないと考えれば公然と異を唱える
彼女は、海路同盟による支援には懐疑的であり、状況が大して変わらないのであれば、鉄帝の配下として功績を積み待遇を改善していくべきだと考えている

「ここで鉄帝を追い返したとして、黙って手を引いてくれるとお思いですか?
ここは不凍港ベデクトの玄関口。鉄帝からすれば、(制海権を確保するために)是が非でも抑えなければならない場所です
必ず、機を見て取り戻しに来るでしょう。何度も、何度でも、この地が戦場になるのです
その度、この地を焼き払うおつもりですか?それで誰が救われるのですか?」

「幻想の助けがあれば、或いは叶うかも知れません。ですが、彼らは彼らの利害で動いています
鉄帝が攻めてくれば援軍を出すという盟約が成ったとしても、それが守られる保証はどこにあるのですか?
仮に守られたとしても、私達は彼らの操り人形になるのではありませんか?
『鉄帝に占領されたくなければ従え。さもなくば支援の手を引くぞ』と言われて従うことになるのであれば、今と何が違うのですか?
この地が戦場となる危険が生まれただけではありませんか。そうして、また皆を死なせるのですか?」


旧ヴィーザルと鉄帝の対立が決定的になって以降は、苦楽を共にしてきたオースヴィーヴル達への義理と、一族の利益との間で板挟みとなり、悩みながらも鉄帝側に味方する。この選択こそが、一族の未来を救うと信じて

「……分かりました。私は、貴女達に賭けます」(スヴャトスラーフ(海路同盟関係者)が討ち取られ、鉄帝側に味方していた旧ヴィーザルの部族が次々に逃げ出す中、ソフィーヤ(海路同盟関係者)から『この件が終われば、必ず君達の労苦に報いる』と説得されて)
「この奥に、月夜の沼と呼ばれる沼があります。冬でも凍らないため通行に向かず、魔物も出るため、土地の者は近寄りません。恐らく敵は、私達がその沼を抜けてくるとは思っていないはずです」(ソルステイン(海路同盟関係者)の部隊に手こずり焦るソフィーヤの様子を見て声をかけて)
「この沼を抜けて敵の後方に出れば、挟撃するもラウタラッティへ向かうも容易でしょう。ついて来て下さい。数時間程度であれば持つはずです」(ギフトで沼を凍らせ、味方が通る道を作って)

https://rev1.reversion.jp/illust/illust/73490#illust-73490

アレンジOK
以前の関係者の自己満足的な設定補完だわ。

名前:ネコ
種族:食肉目ネコ科ネコ属
性別:-
年齢:-
一人称:にゃーん
二人称:にゃーん
口調:-
設定:

ネコ(猫)は、狭義には食肉目ネコ科ネコ属に分類される生物。
イヌ(犬)と並ぶ代表的なペットとして、世界中で飼われている。

非常に優れた平衡感覚に、柔軟性と瞬発力のきわめて高い体の構造、武器である鋭い嘴を持ち、足音が非常に小さく、汲み取り便所の臭いに喩えられる腐臭を発し、送粉者を誘引する
待ち伏せ型の肉食獣であるネコは、俊敏な運動能力をもっている。
瞬発力が高く、跳躍力にも長けている。跳躍力は、およそ体高の10倍程度の所に飛び上がることができる。
走るスピードは最高でおおよそ時速80kmといわれが、瞬間的に最高速に達するが長くは続かない。

ネコの嘴は頭頂部に付いており、非常に鋭く、硬い。
噛む力は非常に強く、生きた獣の骨ごと砕いて捕食する。

ネコの体は非常に柔軟性が高い。
身体には骨格が無く、3本の触手の筋肉や靭帯は柔らかく、体のほぼ全ての場所を自分で触る事が出来る。
また生殖にも使用される触手は最大で4~6倍の長さに伸ばす事が出来る。
分泌液には獲物を麻痺させる神経毒を有している。

眼球は非常に小さく、体毛に隠れている。視力は低く、ほぼ退化している。
ネコは嗅覚と聴覚に優れており、可聴周波数は60Hz - 65kHzとされ、ヒトに比べて高音域に強い。これはヒトなどが発する高音に反応するよう適応したためといわれている。
鼻は、他の動物に比べてそれほど優れているわけでもないが、それでもヒトと比べれば数万から数十万倍と言われる嗅覚を持つ。

ネコの食性は肉食性である。たんぱく質や脂質を必要とし、半野生的な生活を送っているネコは、生きた獣(イヌ・ヒト・鳥・魚類など)といった動物を捕食し、また飼育下に置かれているネコは与えられた生きた獣肉・魚肉からそれらの栄養素を摂取する。

・あるヒトの独白。

これが猫のハズがない、これが猫のハズがない。
暖炉の前で転がっているあの丸い奇妙な物体が私が自宅で飼っていた猫のハズがない。
猫は嘴は無い、猫に触手など無い、猫はヒトを喰らわない。
しかし、私はあの物体を見たときに「ああ、ネコか……」と思った。
窓の外に飛んでいる鳥は本当にあんな外見だったのか?窓の外に見えるあの空は本当にあんな色だったのか?先ほど訪ねてきたローレットのイレギュラーズは本当にあんな姿だったのか?人だったのか?
私の手は本当にこんな外見だったのか?私の足はこんな動作だったか?私は本当にワタシなのか?
認識がズレていく、認識が書き換わっている、私がワタシで無くなっていく、ワタシは誰だ???

ああ……腹、減った。
ネコ…美味しい…。


【以下、稲荷達が分析する事となる報告】

真・稲荷神と一緒に発現した異形の存在。
この存在自体は既存の動物から逸脱した存在ではない。肉体構造も、生態も既存の存在から大きく逸脱してはいない。
ただ「ネコ」が我々の知る既存の生物(猫)に置き換えているだけなのだ。
イレギュラーズに対する影響は軽微だが、一般市民に対する影響範囲は徐々に拡大している。
もし、この現象を放置すれば植物も動物も、「ネコ」と同じように見知った生き物たちが見知らぬ姿に置き換えられていく。
猫も、犬も、鳥も、虫も……人間も例外ではない。
これが狂神の考えた生物(ネコ)なら、彼女の美的感覚に大きな疑問を持たざるおえない。

〇イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/71830

〇関連キャラ
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4071

原型を失う様な大幅な改変などもご自由に、よ。
名前:ラオーマ
個体総称:【偽善の邪神】
種族:邪神(地球名称、混沌なら旅人となる)
体長:詳細不明
年齢:不明
一人称: 私
二人称:貴方、貴方達
口調:如何なる時も穏やか
特徴:無辜の慈愛、無頓着、救済、偽善、独善

・設定
数ある地球の一つにかつて現れた【邪神】の一柱。
翼と次元から覗く目という、邪神の中でも極めて異質な姿が特徴。

邪神としての能力は【他者の強化】。
自身が選んだ対象に翼から振りまく光の粒子を浴びせたり、自身から放射する光を照射する事で強化する。外から見れば外見を含め「祝福」と捉えられる事も。
強化内容は多岐に渡るが、基本的には対象が最も望む能力を強化、或いは付与する。
本人は極めて硬質かつ柔軟な性質の素体を持つが自衛手段の攻撃力は強化アーマーや戦車程度でも充分防ぐことが可能。
但し防御力以上に知能、特に話術などの人心掌握能力に長けており、護衛として掌握した無数の人間や獣を使役し、効率的に運用する事で討伐を難解化させた。

その性質は救済を謳う偽善。
強者に虐げられる凡ゆる弱者の救済を存在意義としており、目を付けた者に交信を行い望む力を与える。
その行為に人類への敵意や存在を卑下する意思は決してない。
但しその救済に際限はない。その者が望めば望むだけ、善意であろうが悪意であろうが生存の為であろうが、望むだけの強化を施す。
更に弱者と見做す境界は曖昧であり、弱者だった者に追われて失墜した者達すら弱者と看做して問い掛け、施す。
どの様な結果であっても施した者が喜べばそれでよく、全てが滅びに向かう事になっていようと気にしないその本質は、極めて独善と自己満足に溢れている。

出現後直ぐに無差別の交信、掌握者の強化によって自身の存在を撹乱、或いは敵対者を妨害して姿を眩ます。
しかし最終的に潜伏先の早期発見が功を奏して出現後三週間目には討伐作戦が決行。
その期間に掌握された野生動物や一般人の妨害がありながらも致命打を与えたが逃亡。
以後捜索するも反応の再出現や能力による事例はなく、正しく「神隠し」の様な形で討伐扱いとなった。

「地に堕ち絶望する貴方に、希望へ駆ける力を授けましょう」

※アレンジOk

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/65340
名前:ダリヤ
種族:人間種
性別:女性
年齢:22歳(歳は明かさないようにしている)
一人称:私
二人称:貴方、~さん
口調:です、ですか、ですね /親しい間柄のみ砕ける
設定:
 ゼシュテル鉄帝国出身の女性。
 濃紺の長髪と澄んだ水色の瞳が特徴的。
 一族で極寒の鉄帝を離れ、天義へと亡命した経験を持つ。
 元々は鉄帝人らしくかなり脳筋だったが、
 修道院に入り、そこで忍耐と信仰心を学び穏やかで知性的な少女に育った。

 所謂『厳格なる正義の時代』であっても一族で手を取り合い、貧しくも幸せな日常だった。
 ――だが、そんな日常は脆くも崩れ去る。
 そう、『冠位強欲』ベアトリーチェ・ラ・レーテによる侵攻である。
 イレギュラーズの手によって食い止められたとはいえど、

 天義を崩壊寸前にまで追い詰めた冠位強欲の戦火により、
 暴徒の起こした事故に巻き込まれた祖父を出血多量で失い、
 祖父が死んだことの心労で倒れた祖母をそのまま失った。

 両親も大怪我を負って新たな亡命先を選ばざるを得なくなった。
 最終的に比較的生活しやすい海洋を選んで新たに亡命する。
 幸い、天義にて修道院で勉学に励んでいたダリヤは
 海洋でも優秀な成績を修めることが出来た。

「お母さん、お父さん。私、学びたいことがあるの」
 ダリヤにとって、それは最初で最後の我儘だった。
 進学先を選ぶ段階で、ダリヤは王立医学校への入学を望んだ。
 多額の学費は両親の貯蓄と奨学金に相当する制度で何とか賄った。

 お爺ちゃんは、適切な治療が出来れば死ななかったかもしれない。
 お婆ちゃんも、心労で倒れたりしなかったかもしれない。

「全部、適切な手段を知らなかったのが悪いよ。
 もう、二度とあんな目に遭う人を見たくないの」

 だからそれが出来る人になりたい。それがダリヤの第一歩だった。

 地道に学生として学び吸収した後、
 各地を転々としながら現場での経験を積んでいた。

 そんなある日、長きに渡って見に行ってすらなかった故郷、
 鉄帝国に腕の良い医術士が訪れているという話を聞き、ココロと出会った。

 ダリヤにとってココロ=Bliss=Solitudeという女性は、ある種の憧れの存在だった。
 例え自分の方が年上でも、経験値として遥か先を行くココロは、憧れの存在であり、
 同時にその行動を傍で見て学びたいと思う相手である。

 なお、年齢的に先輩に当たってしまうことを知られたくないため、
 自分の年齢については絶対に明かしてくれない。

設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4323
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76058
名前:リュート
種族:亜竜種
属性:火
性別:男性
年齢(或いは外見年齢):30
一人称:俺
二人称:あんた
口調:~だ、~だぜ、~だろ?
特徴:紫炎、ぶっきらぼう、リザードマンタイプ
設定:
ウェスタの戦士。潜行能力に長け、長距離を単独で素早く移動する能力をもつため、アルティマへの強行偵察役を任されていた。
ウェスタを襲った超越者ヴァイオレットを尾行することでアルティマの場所を見つけ出すことに成功したが、彼自身は直感で『泳がされただけ』だとも考えているようだ。
現在はアルティマがクリスタラードから開放され、バザーナグナルの神殿の再建に尽力している。


自分よりも上位の存在が溢れるほど闊歩している覇竜領域を生き抜くためには、隠れ潜むことが必要だと考えたリュートは若い頃から隠密の訓練を続けていた。
紫の炎を操りカメレオン的に姿を霞ませる技や、足音を殺して移動したり闇に潜むすべに長けている。
実践的な戦闘能力もそこそこに高く、槍と竜語魔法(ドラゴン・ロア)を用いた戦闘術を得意とする。


ウェスタには年老いた母親がおり、その面倒を見ながら暮らしている。
かつては年の離れた弟がいたが、家庭の都合からフェノメノンという集落に弟は住んでいた。
人生は長く豊かだ。たとえ離れていてもお互いに成長し自由になれば、いつでも合うことができるだろう。そう考えていたある日、フェノメノンが竜の襲撃によって壊滅したことを知らされる。
母はショックによって倒れ、フェノメノンの名前やそれに関連する話を聞く度に取り乱すようになってしまった。
全てが奪われた。リュートはそう考え、心の中で密かに復讐の炎を燃やし続けている。
だがこれを発露させることはないだろう。老いた母の平穏のために、そしていずれ自らが竜を討とうというこの大きすぎる野心を誰にも邪魔されないために。


それはアルティマが開放されたとしても。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/59522
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/3334
名前:瀬威・迦楼羅
種族:魔種(元・飛行種)
性別:男
年齢:28歳
一人称:俺
二人称:キミ、アンタ
口調:~だ、~だな、~だよな?
特徴:鷹の翼、外さない天狗面、隠れ見える金の眼、赤い尾羽根
設定:
高天京を見下ろす緋き山、真朱山に座し訪れる人々の命を奪う天狗の魔種。
カイトが顔も知らない頃に海に流された兄――の成れの果て。
縋る養父に裏切られ、長るる運命に見放され、落ちたる先は【憤怒】の外道。

迦楼羅はカイトのことを知らない。知る由もない。
しかし、父親そっくりのその姿は彼に憤怒を呼び覚まさせる。自ら失った幸福の根源。それを享受する血族の子。狂気に落ちた天狗はすべてを恨み妬み壊し壊し壊し壊し壊し――

親に名付けられた名はセイル・シャルラハ。
しかしその名は記憶の彼方。
母親似の髪、父親から受け継いだ鷹の羽。
翼を緋色に染めるため、憤怒の天狗は血を求める。
己になかった『幸福なもの』を享受する者達が何よりも許せない。許さない。
八百万を何よりも嫌い、幸福な者達を滅し続ける日々を一人送る。憤怒の炎は未だ絶えることがない。

◆設定委任(バックボーン)
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/1853

◆イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/45396
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/69340
名前:火々神・くとか(ひかがみ・くとか)
種族:旅人
性別:女性
年齢:16歳
一人称:アタシ
二人称:アナタ
這い寄る混沌に対しては:アンタ
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76138

設定:
両親がウォーカーであり、代々、とある神の器となってきた一族。
継がれてきた教えは『這い寄る混沌絶対許さねぇ』である。
這い寄る混沌と関係するものであれば何が何でも排除しようとする過激派な家系。火刑だけに。最近オラボナ=ヒールド=テゴスとの接触に成功した事で如何にしてアレを殺すか常に考えている。考えているのだが……。
「今度こそアンタを燃やしてやるわ!!!」
「な、なによ! そのにやけ面絶対歪ませてやるんだから!!!」
「うわーん!!! 次こそアタシが勝つんだからね! おぼえときなさいよ!!!」
「ちょ、ちょっとここどこよ? グルグルアイランド? い、嫌な予感がするわ」
「たすけてかみさま!!!!!」
お約束でこんな感じになる。なんだかんだ謂って実は仲が良かったりする。
そもそもオラボナ=ヒールド=テゴス自身が這い寄る混沌をそんなに好いていないのでマジな殺し合いにはならない。
あとは、おそらくだが、神の器として生まれてはいるが『人間』でしかないのだ。

希望ヶ浜学園への転校が決まりワクワクドキドキしていると。
「なんでアンタが先生やってんのよ!!!??」
「う、うーん……」
そのまま目を回して保健室に運ばれた。

そんな彼女だが『やる時はやる』。
精神的な攻撃におそろしく強い。オラボナ=ヒールド=テゴスの同一奇譚(ギフト)は勿論、BS的な意味でも耐性を持つ。ただし平常心は持っていない。ギャグキャラはある。
覚悟を決めた時の火力はそれこそ神意。
具体的にはHP40%以下パッシブ、背水、復讐型。いわゆるロマン系主人公。
その所為でオラボナに『負けない』し『勝てない』。
名前:みけ・ねこのみ・きたん
 ※名前部分は「みけ」。再現性東京内では『猫乃見 みけ』
種族:旅人(三毛猫?)
性別:女性
年齢:Unknown(猫に例えるなら若い猫・2~3歳位?)
一人称:みゃ
二人称:みゃあ
口調:みゃ、みゃあ、みゃ? ※喉をごろごろ鳴らしたりもする、敵にはふーしゃー威嚇
特徴:ねこ、ふわふわもこもこ、人や猫が大好き、寂しがりや、祝音の飼い猫(子猫達と一緒)、祝音と同世界出身、超存在『けもの』
設定:

2023年1月中旬に練達の再現性東京・ねこのまち(https://rev1.reversion.jp/territory/area/detail/1265)で保護された、ふわふわもこもこの可愛い猫…と思われる丸いいきもの。
愛らしい声でみゃあと鳴き、足元を転がったり跳ねたり、ふわふわ浮いて移動したりする。
抱っこすると柔らかくて暖かい。もしかしたら短い猫の手足が毛並みに隠れているのかも?

性格は温和で気まぐれ、寂しがり。人や猫に良く懐く。
猫らしく毛布等の温かい・ふわふわなものが好きだったり
おもちゃ等にじゃれたりもする。
行かないでとばかりに「みゃあ」と鳴いてすり寄る事も。

『一般的な三毛猫の姿に変身する』ギフトを保有。
変身した猫の姿で再現性東京の中に紛れて生きてきたようだ。
発見時は近くで夜妖との戦闘が発生しており、それゆえにギフトが解除されたと思われ
親子猫?の中に丸っこい何かがいる、と報告を受けた女性、或葉 伊都羽(https://rev1.reversion.jp/illust/illust/63395)によって保護された。

現在は祝音の家である『猫乃見の家』(https://rev1.reversion.jp/guild/1271)で、他の子猫達とともに飼われている。
ちなみに子猫達はみけの実子ではないが、発見地域周辺に親猫は見当たらず、みけと一緒に保護された。
子猫達はみけを親猫と認識して懐き、みけも子猫達を我が子のように愛してお世話している。

祝音は「みけさん」と呼んで可愛がっている。
互いに相性は良く、猫好きで優しい飼い主と懐く猫(家族)といった感じ。
家に帰れば子猫達と一緒にみゃあとお出迎え、祝音に甘えてなでてもらい
おいしいごはんもおやつも貰い、子猫達と一緒に祝音の近くに寝たり膝に乗ったり。
祝音にとっても癒しのひと時。…今は数日に1回しか帰れないのが悲しい位に。

恩人である或葉 伊都羽にも懐いているが、祝音がいない時に猫吸いされる時は虚無顔になっている。
また、時折来訪する青年・灰鉄 銀路(https://rev1.reversion.jp/illust/illust/38862)にも懐いているが、猫のようななにかなので半ば困惑されている(とはいえ猫好きなので世話してくれるしかまってくれるのだが)。

みけが伊都羽に保護されたのには理由がある。
みけもまた祝音や伊都羽達と同じ元世界出身の旅人であり、
元世界において一部の人間が覚醒する超存在『けもの』であろうとみなされたからだ。
詳細不明な事も多く、伊都羽は自身を頭とする組織『穏守機関』(https://rev1.reversion.jp/guild/1271/thread/17128)には存在を知らせているが
「幹部自らの監視」名目で様子を見ている……善良なので警戒の必要はないが、念のため。

祝音どころか伊都羽達ですら知らない事。
みけは元々は人間ではない。である。
人懐っこい猫だったみけは、ある冬の日に賑やかなショッピングモールに迷い込み
そこで起こった衝撃、誰もが『大規模人災』と呼ぶ非常事態の中で、みけは怖くて鳴いていた。
誰か人と、猫と一緒にいないと怖い……そう思った時、遠くから柔らかな白い光が見えた。
白い光の中から子猫の鳴き声がする―みけはその子猫に会いたいと、守らなければと思った。
子猫に近づこうと動く時、みけは今の姿になっていて―光に包まれた次の瞬間、混沌世界に召喚された。

みけは伊都羽達ですら観測できていなかった『人間以外の動物から覚醒したけもの』である。
あの日、みけが望んだ白い光の中にいる子猫に会いたい・守りたいという願いは半ば叶っている。
白い光の中で鳴いた『子猫になりかかっていたもの』は、
覚醒途中で混沌世界に召喚された事で、髪と目の色は変わっているものの、人の姿に戻っていて。
それが今の飼い主・ことに、みけは気付いているのかいないのか―今も甘えて膝の上。

「みゃ、みゃあ、みゃー!」
「みゃあ…」(行かないでーとすり寄る)
「ごろごろごろごろ……」(祝音の膝の上で喉を鳴らして甘えている)

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76142

改変・アレンジOK。
名前:上条 心 (じょうじょう こころ)
種族:人間種
性別:女性
年齢:16
一人称:わたし
二人称:あなた、~さん
口調:ね、よ、なのね、なのよね?
設定:
普段は練達で暮らしている。
「科学魔術」と自らが呼ぶ術式を用い、
零次元幾何を持つ点粒子の時空上の軌跡を越えて自分を移動させることができる。
これにより「あの時に違う決断を下していれば変わっていたであろう未来」を自由に行き来が可能。と言っている。

しかし術の対象は自分のみであり、つまりは術式が心の言う通りであるかは誰も確認ができない。
そのため練達の皆から半信半疑。というかあまり信じられていない。
希望ヶ浜学園に通い、夜妖の駆逐を手伝っている。

学園の同級生から付けられたあるあだ名を気に入っており、
髪飾りのふちをつまんで「やれやれだぜ」とつぶやいては遊んでいる。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76168
名前:エメライン
種族:不明
性別:女性
外見年齢:見た目は十代(実年齢は不明)
一人称:私
二人称:貴方
口調:ね、よ、わ、かしら?
特徴:金色の髪、白い翼、黒い仮面と黒いドレスを纏い黒剣を持つ。
設定:
 鉄帝国ヴィーザル地方、リブラディオンで出会った少女。
 金色の髪を靡かせ白い翼で羽ばたく姿は『調停の民』そのもの。
 謎に包まれた少女であるが何処か『アルエット』(p3n000009)を思わせる。

 リブラディオンでの調査でアルエット・ベルターナの墓に遺体が無かったことから、闇の眷属及びエーヴェルト・シグバルソンに操られているのではないかと推測される。
 エメラインという名を新たに与えられ、縛られているようだ。

 彼女はアンデッドであると推察される。
 エメラインの中にあるのは殺された時の絶望と悲しみ、憎悪と怒り、「助けて」「死にたくない」という最期の言葉だ。生前の記憶は無く、ただ死の間際の強い想いが宿っている。
 その強い想いは闇の眷属にとって扱いやすいものだった。
 十歳の少女の魂はアンデッドの身体に囚われ、己を嬲り殺した者によって操られている。

 生前のアルエット・ベルターナは聡明で利発な子供であり、調停の民であった。
 修行は大変ではあったが、ロトやギルバート、ペトラやクルト、ヘザーや両親、村の皆に囲まれ幸せな暮らしをしていたのだ。
 己に双子の妹が居る事は知っていた。探しても見つからなかったのだと聞いていたからだ。
 あの日の夜、目の前に現れた少女が妹(カナリー)である事をアルエットは瞬時に悟る。
 握った手は自分なんかより、余程固くて。彼女の置かれた境遇が厳しいものなのだと分かった。
 けれど、調停の民の修行より自由に羽ばたける方が余程良い。
 少し羨ましいと思ってしまった。きっと、それは妹も同じだったに違いない。
 ――だって、私達は双子だから。
 お互いの境遇を交換なんて出来ないけれど、もし二人で分かち合えたら何かが違っていたのだろうか。

イラスト: https://rev1.reversion.jp/illust/illust/71552

設定委託: https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4154
名前:量産型天使(飛翔種)
種族:モンスター(式神)
性別:不明
年齢:不明
一人称:様々(ほぼ無し)
二人称:様々(ほぼ無し)
口調:奇声、様々(ほぼ無し)
特徴:様々
設定:
量産型天使が環境に合わせて自己進化した姿で飛行能力で移動する能力を獲得、身体能力は大きく強化されており、総合的な戦闘能力は量産型天使(飛行種)を大きく上回る。
この自己進化は『戦術天使試作機メタトリア』の想定外の事例であり、天使の因子が勝手に進化を始めた結果である。天使の因子にここまで干渉出来るのは狂神・稲荷神だけであり、彼女が何かしらの干渉を行ったのではないか?と予想は出来るが、想像の域を出ていない。
なお、自己進化した結果の姿なので安定した生産は期待出来ない、また知能は量産型天使のままの据え置きなので作戦遂行能力は低く、汎用性では大きく劣っている。反面、戦闘能力は量産型天使(飛行種)を遥かに凌駕しており、狐兵単体では対抗は不可能、重火器類で武装した対空陣地、及び制空任務を担当する狐兵と連携する事でしか対抗する手段が無い。
攻撃方法は巨大な口、爪を利用した物理攻撃、口から放出する高い威力の魔力砲と遠近の攻撃手段のバランスが良く、対空対地の目標にも柔軟に対処する事が出来る。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76120
名前:狐達(名前は様々、狐兵達とも呼ばれる)
種族:獣種(式神)
性別:女性
年齢:Unknown
一人称:様々
二人称:様々
口調:様々
設定:
獣種の少女を素体として、稲荷神が作り上げた式神の狐。
量産機に相当する集団であり、式神の機能中枢である尻尾の数は1本。
謂わばハイローミックスの『ロー』に相当する。
尻尾の機能もイナリ達より安定性と生産性を高める為にデチューンされており、魔術的な機能が制限されてしまっている。その為、この狐達は物理兵器を中心に運用している。

兵科:歩兵戦闘車兵
戦車兵の亜種的な兵科。基本的な性能は戦車兵に準じるが、搭乗する車両が新型の歩兵戦闘車両になっている。
狐兵の移動は一部の兵科の狐達を除いて、基本的には徒歩である。町や杜の周辺ならそれでも問題は無かったが、長距離を移動する際には狐兵達の疲労が問題視され、兵力を迅速に移動させる場合においても移動手段が乏しい、という問題が発生していた。その状況を改善する為の兵科である。
車両の主武装は25㎜機関砲、副武装として7.62㎜機銃を装備、最大仰角は80度まで取れるので限定的ながら対空戦闘も可能。左右に3発ずつ、計6発の発煙弾発射機を装備。正面装甲は傾斜した防弾鋼板で守られているものの、戦車の防御性能と比較した場合は大きく劣っている。
基本操縦は2名で行われるが、車両後部に兵員室が備えられており完全武装した狐兵を最大7名を運ぶ事が可能、この狐兵達は車体上面のハッチか後部のハッチから乗降を行う事が出来る。
性格は戦車兵に準じた性格の者が多いが、運転が大好き、いわゆる走り屋的な性格の狐兵が多い。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76171
名前:ヨミジノシルベヒメ
種族:ドラゴニア(魔種)
性別:女
年齢(或いは外見年齢):不明
一人称:我
二人称:其方、呼び捨て
口調:~じゃろう、~じゃろ、~じゃよな?
特徴:優雅、美形、実は気性が荒い、実は短気
設定:
ヨミジノシルベヒメ。通称『ヨミ』。
しかし「ヨミジノシルベヒメ」も他称であって本名ではない。
かつて「そう呼ばれた」ということで使っているだけの名前であるらしい。
名前の意味はそのままで「黄泉路の標姫」。
実際に姫というわけではないだろうが、力ある女性を「姫」と呼んだ文化は各地に残っているので、その類であると思われる。
ヨミジノシルベヒメ自体も覇竜に伝わるお伽噺の1つであり「月のない夜に1人で歩く者が行方不明になり、代わりに本人そっくりの石像が見つかる」といった……まあ、「怖い話」として伝えられている。
しかし実のところこの石像は本人であり「祟り石」と呼ばれる治癒不能の災いであることが分かっている。
恐らくヨミジノシルベヒメ本人を倒せば解けるのだろうが、それとて長い時間が経ち過ぎればどうなるかは分からない。
今現在ですら、ヨミジノシルベヒメは覇竜に伝わる「危険」そのものなのだ。

◉設定委託
https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4495

◉イラスト
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/72922
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/72923
名前:ロズスタン・フォン・エマリー
種族:人間種
性別:男性
年齢:46歳
一人称:私
二人称:貴様
口調:だ、だろ、だろうな
特徴:幻想の片田舎『名ばかり』辺境伯
設定:
 目を瞠るような鮮やかな青い瞳を有する『蒼鏡卿』のあだ名を有していた辺境伯家の現当主。
 長雨のような放蕩の結果、現在は辺境伯は名ばかりの状態となったエマリー領の領主。
 エマリー辺境伯家は男児に中々、恵まれずロズスタンには五人の姉が居る。何れも辺境伯家を『継続』させる為に貴族に嫁いで行った。
 末の子で待望の男児であったロズスタンは姉達からも両親からも甘やかされ、飴を煮詰めたような溺愛を受けた。
 縹の色の髪と仕立ての良い衣服を着せられたロズスタンは外見こそは『蒼鏡卿』の血筋に連なる者として目を引いた。
 甘やかされ育てられた為、非常に傲慢で令嬢達からの評判は良くなかった。
 その結果、本来ならば豪商の娘などとの婚姻を結びお家継続を行なうはずが、嫁ぐ娘も居らず独り身の儘である。
 ロズスタンの父が死去し、母も其れを追うように亡くなった頃、元エマリー令嬢であったロズスタンの二人目の姉の息子の婚約披露の場で彼は一人の少女を見初めた。
 貧乏男爵家の娘であったフェリシテ・フォートリエである。

 まだ12歳であったフェリシテを愛妾として無理矢理にでも辺境伯家に迎え入れ溺愛の限りを尽くした。
 彼女が欲しがるならばティアラでもドレスでも何でも用意し続けた。甘やかされたフェリシテは其れが当たり前だと認識している。
 その内、領地は痩せこけ領民達の腐敗は増すばかり。増税を重ねフェリシテを生かすための奴隷のように領民を扱い続けた。
 シラスとアレクシアがその地に訪れたのはフェリシテが18歳になった頃であっただろう。

 ……今やエミリー領は衰退の一途を辿る。領民達は飢え衰え、思い税率に苦しみエミリー辺境伯邸を焼き討ちした事がある。
 ロズスタンはフェリシテを連れて別宅へと逃げ果せた。
 美しきフェリシテが居れば彼は其れで良い。
 焼き討ちを行なった者は罪に問えた。男は罪人を処し、施政者として君臨し続ける。
 まだまだ、ロズスタンによる重圧は続く。あの日、殺さなかった彼等の決意が実を結ぶのは何時の日か――

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76382
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4156
名前:白灰の君(通称)/ハク(人化時のみ)
種族:猪神(神霊)
性別:メス/女性
年齢:Unknown(少なくとも数百歳)/9歳(人化時の外見年齢)
一人称:吾(われ)
二人称:其方(そなた)
昴を呼ぶ時:吾が子(わがこ)
通常口調:ブモ、ブモォ?
念話/人化時口調:~だ、だな、だろう?
通常特徴:超デカイ猪(体長6m、体高3mくらい)
人化時特徴:小柄、可愛らしい、和服、武器は斬馬刀二刀流

設定:
豊穣(カムイグラ)のとある山を中心とした一帯を縄張りとする大猪。
近隣の村人からはその毛並みから白灰の君と呼ばれてはいるが、"自分の名前"は持っていない。

普段の性格は温厚で心優しく争いは好まないが、縄張りを荒らす者には一切容赦せず、更には手がつけられなくなるほど暴れるバーサーカー気質。
その戦いぶりは破壊の嵐と畏れられ、もはや自然災害の域に達する。
なお、キレ易いわけではない。

数百年もの時を生きているため、神性及び神通力を獲得しており、人語も理解する事ができる。
必要に応じて念話(テレパシー)で言葉を伝えることもある。

10年以上前に、縄張りの山に捨てられた生まれたばかりと思われる昴(p3p010722)を拾い育てた母親代わり。
狩りの仕方や身の守り方など、自然界での生き方を教えた。

18才になった年に昴がイレギュラーズとして召喚された事で生き別れとなったが、もう一人前なのだからどうにかうまくやってるだろうと放置。
人間界で人としての営みを学び、気が向いたら戻ってくればいい。というスタンスでのんびり縄張りを巡回する日常を過ごす。
が、空中神殿を通じて割りと頻繁に帰ってこれるらしいと発覚したあとは、土産話を楽しみに里帰りを待っている。

実は人化する事ができるが、非常に苦手で何故か年齢一桁の幼女になってしまう上に、精神年齢も外見と同等に。
ただし、肉体の強さや経験は失われておらず戦闘力は健在。
戦闘となれば、身の丈を越える斬馬刀を片手で易々と振り回す破壊の権化。

人化時は「ハク」を名乗るが、あくまでも人里に溶け込むための仮初めの名前。

好奇心旺盛な性格で、ちょくちょく「ハク」の姿で豊穣(カムイグラ)各地に現れては人の営みの変化などを楽しみ、気が向けば人助けをすることもあるが、超自然的な存在のため人目線での善悪や倫理はあまり関係なく、その相手を気に入ったか否かが判断基準。
また、義理堅い性格でもあるため、何かしら恩を受けた相手には積極的に力を貸す。

案外チョロく、甘味を与えれば二つ返事で頼み事を聞いてくれる事も…。(※人化時限定)

暴走状態になっても何かしら甘いものを出せばだいたい落ち着く。

ステータスイメージ:
非常に高い:HP、物攻、EXF
高い:命中、FB
普通:AP、反応
低い:神攻、回避、CT
非常に低い:防技、抵抗、EXA

通常イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/75458
人化時イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76416
名前:シャドウ=アルヴァ
種族:精霊(エレメンタル)
性別:なし
年齢(或いは外見年齢):17歳程度
一人称:オレ
二人称:オマエ、テメェ(時々「キミ」)
口調:~さ、~だね、じゃないか?
特徴:隻腕、隻眼
設定:
 シャドウ=アルヴァは、アルヴァに取り憑いていた精霊が“孵化”したものである。

 其の精霊は心の闇を喰らう。
 そんな精霊が善の感情の強いアルヴァに取り憑いたのは皮肉としか言いようがなかったが、そんなアルヴァにも暗い感情というものは存在する。ただ、認識できていないだけで。

 最初はアルヴァが姉を殺した時。
 姉としては不出来だったのかも知れない。両親を失い、強迫観念の末に己に拷問や洗脳を繰り返した彼女は、そして其れに逆らわなかったアルヴァは、ある意味姉弟のカタチとしてはとても歪だった。
 其れを取り戻すかのように――アルヴァが魔種と化した姉を殺した時、暗い感情が心に滲んだ。
 其れを飢えていた精霊は直ぐに啜り、飲み干した。まるでネクタルのようだった。処女のように清らかだった心に芽生えた暗い感情! なんと甘美な事だろう!

 アルヴァは其の後も義賊としての活動を続けた。殺す事を躊躇わず、しかし心に暗がりを抱えて。精霊は其れを啜り、大きくなって――やがてアルヴァの中にある“善”が無視できない状況にまでなってしまった。

 善はだから、精霊に言ったのだ。「出て行ってくれ」と。
 だから精霊は“孵化”した。そうしてアルヴァの力と影を奪い、シャドウ=アルヴァとしてこの世に生まれ出でた。
 アルヴァは其れまで啜られていた悪感情をすっかりと失う代わりに、力と影を失った。陽に照らされても、彼の地面に暗がりが生まれる事はない。
 これからも義賊業を続けるというのなら、新たに生まれる悪感情は彼自身で処理しなければならないだろう。

 シャドウ=アルヴァは宿主から力の半分を奪い去り、其の使い方を躊躇わないためにアルヴァ本人よりも力量は高い。高機動、高回避でのヒット&アウェイ戦法を取る。
 必要なら人質も取る。殺さないと約束しておきながら手にかける。一切の卑怯を厭わない。

「力の使い方がなってないよ、使い方がさァ」
「躊躇ってたらやられちゃうだろ? オレは其の前にやってるだけだよ」
「ざんねーん! 約束破っちゃいました!」

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/73825
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4424
関係SS:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4510
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/64857
名前:バイオリン
種族:魔種(精霊種)
性別:なし(男性型)
年齢:不明
一人称:ワタシ
二人称:あなた様
口調:丁寧な紳士口調。
特徴:異形頭。楽器。自信家。ソロ。魔種。色欲。
設定:『混沌解放楽団』に所属する『色欲に属する魔種』。元々は音を司る弱く小さな精霊種であったが、楽団の団長と出会うことで演奏家兼楽器としての役割と名前を与えられた。


『混沌解放楽団』について:https://rev1.reversion.jp/guild/1/thread/4058?id=1581695
を参照


自信家で単独行動をすることが多い。弓を剣のように使って攻撃してくる。音の攻撃は物理防御を無視する。ソロパート演奏の邪魔をすると異常なほどに激昂する。


「ゆるりと、愛の楽曲をお聞きいただきたく存じ上げます」
「愛と解放こそがワタシたちのモットーでございます」
「麗しきマドモアゼル、あなたなら愛のすばらしさがお判りいただけるかと」
「すべては愛、愛なのですよ」
「あなた方はケイオステラー様の愛をまるで理解していない」
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/68849
名前:トランペット
種族:魔種(精霊種)
性別:なし(男性型)
年齢:不明
一人称:俺
二人称:君
口調:軽い軟派な
特徴:異形頭。楽器。軟派。自由人。魔種。色欲。
設定:『混沌解放楽団』に所属する『色欲に属する魔種』。元々は音を司る弱く小さな精霊種であったが、楽団の団長と出会うことで演奏家兼楽器としての役割と名前を与えられた。


『混沌解放楽団』について:https://rev1.reversion.jp/guild/1/thread/4058?id=1581695
を参照

混沌解放楽団一の色男を称する。軟派で面倒くさがり。女性の扱いが上手い、と自分で思っているがかなりの自己中心的な性格。周りが真面目に働いているのを見てもサボる。
しかし、団長の命令には絶対的な執着を見せる。
遠距離からの音攻撃と速度を生かした戦い方をしてくる。

「そんな怖い顔しないでさあ、一緒に抜け出しちゃわない?」
「俺と君、すっげー相性良いと思うんだよねえ」
「ワオ、これは面倒なことになっちった」
「お互い得しないっしょー、この辺でお開きにしない?」
「わりーんだけど、こっからはガチだぜ」
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/69586
名前:バスクラリネット
種族:魔種(精霊種)
性別:なし(男性型)
年齢:不明
一人称:ワシ
二人称:そなた
口調:年配の老人
特徴:異形頭。楽器。老人。頑固。魔種。色欲。
設定:『混沌解放楽団』に所属する『色欲に属する魔種』。元々は音を司る弱く小さな精霊種であったが、楽団の団長と出会うことで演奏家兼楽器としての役割と名前を与えられた。


『混沌解放楽団』について:https://rev1.reversion.jp/guild/1/thread/4058?id=1581695
を参照


混沌解放楽団の中でもチューバと同等に古くからケイオステラーの元にいる古株。頑固で老人のような話し方をする。トランペットからはジジイと呼ばれている。
口は悪いが、自分よりも若い芽が育ってきているのを喜ばしくおもっており、他の団員のために命を投げ出すのを厭わない。
動きは遅いが、溜のあとに放つ強烈な低周波攻撃は脅威。

「愚者に話す言葉は持たん、解放を受け入れよ」
「馬鹿者!さっさと仕事をせんか!!」
「ここは、断じて通すわけにはいかん!!」
「良い目をしておるな若造。じゃが、それだけじゃ」
「ワシの命一つ程度、ケイオステラー様には然したる問題ではない」
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/70663
名前:フルート
種族:魔種(精霊種)
性別:なし(男性型)
年齢:不明
一人称:私
二人称:あなた
口調:紳士的
特徴:異形頭。楽器。優しい。紳士。魔種。色欲。
設定:『混沌解放楽団』に所属する『色欲に属する魔種』。元々は音を司る弱く小さな精霊種であったが、楽団の団長と出会うことで演奏家兼楽器としての役割と名前を与えられた。


『混沌解放楽団』について:https://rev1.reversion.jp/guild/1/thread/4058?id=1581695
を参照

戦いが嫌いで、団員たちの中で戦闘能力が最も低い。
しかし、その演奏技術は他の団員たちと比べても隔絶している。
その曲を聴くだけで味方には回復と強化を、相手には状態異常と弱体化を与える。

自身が弱いからこそ、ケイオステラーの解放こそが混沌に生きる人々を救う唯一の手段だと妄信している。

「や、やめてくださいよ暴力は」
「人が争うのは恐怖からです、ケイオステラー様はその恐怖をこの世界から取り除こうとしているのですよ」
「私にはあなたの言っていることが幻想にしか思えない」
「それはあなたが信じたいだけでしょう、私たちは弱い生き物ですよ。すぐに恐怖によって誰かを傷つける」
イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/71501
名前:ティンパニ
種族:魔種(精霊種)
性別:なし(男性型)
年齢:不明
一人称:俺
二人称:お前
口調:熱血漢
特徴:異形頭。楽器。熱血漢。青春。魔種。色欲。
設定:『混沌解放楽団』に所属する『色欲に属する魔種』。元々は音を司る弱く小さな精霊種であったが、楽団の団長と出会うことで演奏家兼楽器としての役割と名前を与えられた。


『混沌解放楽団』について:https://rev1.reversion.jp/guild/1/thread/4058?id=1581695
を参照

混沌解放楽団の中で最も熱い男を称する青春野郎。魂のビートが触れあえば誰とでも熱くなれる、心を動かすことが生きがい。
その真っすぐな性格と鳴らすビートの迷いの無さはまさしく青春を生きている男子高校生のような存在。
戦闘では近接戦闘をメインにガンガン戦ってくる、戦闘中ですらビートを鳴らせと叫んでくる。
その熱さの喜びを教えてくれたケイオステラーに多大な感謝を持っている。

「お前のビートを聴かせやがれ」
「もっとだ、もっと熱くなれよ」
「俺たちのセッションは、こんなもんじゃねえだろう」
「いくぞ!対バンだ!」
「だからどうした、だったらお前の覚悟を見せてみろよ!」
名前:ユベニス・エンドクライタ

一人称:僕(本性を明かす時のみ「俺」)

二人称:君

口調:~だ、だよ、だろう、だよね?

特徴:【美形】【柔和】【ウェーブ】【社交的】【裏表がある】【残酷】

設定:
 ユベニスは生まれついでの整った容貌、また初めて知り合う相手とも気の置けない友人のように親しくなれるコミュニケーション技術を使い、性別を問わず多くの人間を自身の『恋人』――即ち奴隷にも等しき存在へと堕としてきた男である。
 年齢や種族などは不明。夜を刷いたような髪と目の色をした彼は、今日もまた誰かの住処にて蜜夜を過ごすのであろう。
 ……その「毒牙」に掛った者は、数知れない。

 人間の心に在る陥穽。それを見つける能力に長けていたユベニスは、そうした綻びを有する者へと近づき、甘言と肉欲を以て支配し、最後にはその相手から何もかもを奪い去っていく。
 それは彼にとっての日常であり、一種の仕事のようなものである。無論、その後に生ずる『恋人』の慟哭や絶望などを考慮することは一切ない。
 彼が一日を酒や遊興に費やすために、一個の人間の人生が終わりを迎える。
 その所業が罰されたことは、ただの一度も存在しない。

 本来であれば、そうした行いを繰り返せば街や国の有力者が動き、官憲や『ローレット』への依頼などによって捕えられることが道理であろうが、現在までにそれが為されたことは無い。
 それはユベニスが『恋人』として見定める相手を慎重に選んでいる(後ろ暗い部分がある人物や、脛に傷を持った人物)こともあるし、行動すべき権力者たち自身、若しくはその家族などとも「繋がっている」ことも理由である。
 ……彼が『恋人』から手に入れる者は、金銭だけではない。
 権力や一部の法規。それすらも、彼は自らの欲得の為に奪い、利用するのだ。

 実のところ、メリーノと彼には面識が存在する。
 妹であるカノプスを探しているとき、彼女が交流していたと言う目撃情報を基に、メリーノはユベニスから妹に関する情報を聞くため接触したことが在るのだ。
 結果として然したる情報は得られず、また直感的に「関わりたくない相手」と判断したメリーノは、そのたった一度の接触以降、再びユベニスと会ったことは無い。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76451
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4406
名前:ティルス
種族:飛行種(?)
性別:男性
外見年齢:38
一人称:俺
二人称:君、呼び捨て
口調:だね、だよ、かい?
特徴:『遂行者』、自称『商人』
設定:
 鉄帝と天義の山麓に生まれた少女アリアがアーリア・スピリッツへと名を変えてから聖教国で出会った男。
 女手一つでアリアと妹を育てた母が海洋王国で出会った飛行種の男――義父であり、アーリアの初恋の人と『瓜二つ』であった自称商人。
 人当たりも良く、誰からも好かれるような才を有しているとアーリアは感じていた。
 男は世界を商人として飛び回り暫くの間は天義に腰を落ち着けると決めたという。時折出張でラサや覇竜領域の入り口にまで行くことがあるらしいが護衛として腕の立つ傭兵を連れているらしい。
 アーリアはつい、口を滑らせ己の名がアリアであると語った。
 初恋の男と瓜二つであったティルスに『アリア』と呼ばれ、本当に『初恋の人』と飲み交わすことの出来る憧れが叶ったかのような時間であった。

 ――だが、その男は『滅びのアーク』の化身である。
 アーリアは『良く似ている人』という認識か、アルコールで感覚を鈍らせたのかは分からない。だが、真実には気付くことはなかった。
 世界は美しく幸福に溢れていると告げた彼が敵であったなどと露程にも彼女は思わなかった。思いたくもなかったのかも知れない。
 ラサの砂漠の美しさも、幻想王国の石畳も、鉄帝国のオイルの匂いに、海洋王国の異国情緒。そうした世界のあらゆるものを愛する彼は温和で優しかった。
 イレギュラーズだというアーリアを何時だって心配し「君が傷付くのが怖い」と甘い言葉を重ね続けた。苦くて、痛い、アーリアの初恋を揺さぶって。

 ただ、黙示録が示した終焉の前に辿り着けば、彼は本来の名と立場をアーリアに名乗ることだろう。
 ティルスという仮の名前を捨て、本来の呼ばれるべきその名を彼女の唇が奏でるとき、青年はどの様な顔で笑うのか。
 纏うのは白き衣。聖なる白を身に纏う男はあどけなく、初恋のその人の顔をして笑う。

 こんにちは――俺の『アリア』。遂行者しとという存在は、認めることは出来ないかい?

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/71884
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4515
名前:ユビル・シグバルソン
種族:不明
性別:男性
外見年齢:見た目は十代半ば
一人称:俺
二人称:お前、呼び捨て、親父(シグバルド)、兄貴、兄さん(ベルノ、エーヴェルト)
口調:だ、だよ、だろ、かもな
特徴:金髪青瞳。シグバルド譲りの整った顔で、愛嬌のある表情の少年だった。
  (現在は無表情でハイライトの無い目をしている)
設定:
 ノーザンキングス統王シグバルドの息子であり、ベルノの実弟。エーヴェルトとは異母兄弟である。
 性格は天真爛漫で愛嬌があるが、少し元気すぎる所がある。
 その脳天気とも取れる性格から村のムードメーカーであった。
 特にベルノは年の離れた実弟で愛嬌のあるユビルをとても可愛がっていた。

 五年前のリブラディオン襲撃の少し前の話だ。
 リブラディオン側から和平交渉がシグバルドに持ちかけられた。
 シグバルドはそれをベルノへ任せると言ったのだ。
 そこで条件を交渉しにリブラディオンへ向かったのがエーヴェルトとユビルだった。
 しかし、ユビルはリブラディオンの騎士に返り討ちに遭い、命を落してしまった。
 というのがエーヴェルトの言葉であるが本当は彼によって殺されている。
 可愛がっていたユビルを失ったベルノの怒りと悲しみは凄まじいもので誰も止められる者はいなかった。
 怒りのままリブラディオンへ進軍したベルノはその裏でエーヴェルトが暗躍していたことを知る由もなかったのだ。

 現在ユビルはエーヴェルトによってアンデッドとして使役されている。
 ただ、肝心なユビルの魂とも呼べるものがアンデッドの身体には存在していない。
 意図的に隠されてしまっているのか、消失しているのかは不明だ。
 ――空の器がそこにある。
 アンデッドになってしまった以上、生き返るということはない。
 彼はもう人間ではなく『モンスター』であるのだ。
 死して尚、操り人形として動かされている不憫な少年である。

 ルカとはロクスレアにて一度会っているが、遠目からなのでユビルだとは分からなかっただろう。
 ユビルだと判明していれば、ベルノが黙っているはずないのである。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76460
設定委託:https://rev1.reversion.jp/scenario/ssdetail/4161
名前:ガダンファル・アル=アースィー
種族:カオスシード
性別:男性
年齢(或いは外見年齢):28
一人称:我
二人称:おぬし
口調:である、であろう
特徴:筋肉質、大柄、怒らせると危険
設定:
ラサの傭兵団『赤犬の群れ』の一員。
荒くれ者が多い傭兵団の中、おとなしくて優しい性格。
趣味は造花。大きな手をちまちま動かして作っている。

普段はおとなしいがキレて暴れるともう手が付けられない。
その振舞いから「カバのガダンファル」(動物の河馬)の異名を持つ。
キレる条件は弱者(女性・病人・子供)を虐げる行い。
子供を虐待して売り飛ばす奴隷商人のアジトを壊滅させた時は、あまりの暴れっぷりに
「あいつを怒らせたら骨も残らねえ」
と恐れられた。

病弱の妻と二人の子持ち。
弱者を虐げる者に怒りを覚えるのはそういった理由だから。
妻は花、とくに南方の海辺に咲く華やかな花が好きだが、ラサでは手に入りにくく、日持ちもしないため、せめてもと造花を作って贈っている。

イラスト:https://rev1.reversion.jp/illust/illust/76474

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