シナリオ詳細
【SHARK WARS】ラスト・シャーク・デストロイヤー
オープニング
●ファントム・サメズ(夢)
前回までのあらすじ(宇宙にテロップ流す感じで)
SSS(スペースシャークソサイエティ)帝国による支配が続く超銀河鮫帝国時代。銀河は混乱の渦に呑まれていた。
各辺境議員は自らの生存と利益にしがみつき、力を合わせて戦うべきとした銀河混沌議会は果てしない論争を繰り返すばかりの状態だった。
度重なる暗殺と買収の末に導き出されたのは、銀河貴族の星々を恐るべきSSS帝国の侵略に対する贄として切り捨てる計画であった。
最初の対象として選出された惑星ラサに残された多くの民を守るべく、反乱軍の要であるイレギュラーズたちはローレットの旗を掲げ惑星レガド・イルシオンへと降り立つ。
迫り来るSSSサメ艦隊。今ここに惑星レガド・イルシオン防衛戦の幕が開けようとしていた……。
星々の海は悠遠に。
一つの船が宇宙空間を泳ぐように進んでいく。
船からはノリノリのディスコミュージックが大音量で漏れ聞こえている。
開放したサンルーフから両手を出したブロンド髪の美女が、シャツを脱ぎ捨ててビキニ姿をさらした。科学考証? どこの時空の科学だねそいつは。
船の無線機がノイズを放つ。金切り音を一度挟んだのち、低く重い声がした。
『そこの民間船。ただちに宙域を離れられたし。そのエリアはSSSの襲撃予告があった。至急現場を離れ――』
無線機のスイッチを切る男。
「おい何するんだ」
「ミュージックが聞こえねえんだよ」
星形サングラスの黒人男性がボリュームねじをいっぱいに回すと、ディスコミュージックが最大音量を放った。ヒュウと叫んで拳を突き上げる男たち。
水着のブロンドガールが船の上に躍り出て、セクシーな踊りをはじ――めようとした途端、腰から上が無くなった。
宇宙を豪速で突っ切るサメが、無情にも食いちぎっていったのである。
悲鳴を上げる星形サングラスたち。
だがその悲鳴すら、先程の個体より何倍も巨大なサメによって丸呑みにされた。
サメの内側から漏れ出るディスコミュージックが、激しい金切り音と共に消えた。
宇宙を悠然と泳ぐサメ。
その後ろには数十、いや数百数千というサメが続いていた。
もう一度述べておこう。
このサメ軍団こそがSSSの象徴。
SSS帝国の誇るハイパー宇宙サメ軍隊である。
●インディペンデンスデイ(夢だよ)
「対サメハイパーキャノン、発射!」
「対サメハイパーバリアーを展開しろ」
「展開率100%、もう安心です」
ヘビとカエルが混ざったような宇宙人が操作盤の前でほっと息をついた。その直後、部屋が激震に包まれる。
「なにごとだ!」
「バリアーが破られました。ハイパーキャノンも効いていません!」
ドーム型の基地の外ではとてつもなく巨大なサメ、スペースメガロドンがビームというビームを雨粒のように弾き、バリアというバリアをアイスモナカの皮みたいにムシャっていた。
勿論その後喰うのは中身のアイス、もといドーム状の基地である。
外壁を食いちぎったその後、彼らを襲ったのは恐ろしい竜巻だった。
否、竜巻に乗ったスペースサメトルネードである。
悲鳴をあげて吸い上げられていく名前も知らない宇宙人が、竜巻の中を豪快に泳ぐ無数のサメたちにコンボで食いちぎられていく。
対サメビームライフルを装備して基地の外へと飛び出す兵隊たち。彼らはサメめがけて射撃を始めるが、何人かが頭の二つに分かれた宇宙双頭サメにかっさらわれていく。
さらには大地から飛び出した宇宙ゴーストサメ。全身が機械化した宇宙ロボサメ。その他ありとあらゆる恐ろしきサメ軍団が基地を蹂躙していった。
残るものは血と砂のみ。それこそが、SSS帝国である。
●反乱軍とイレギュラーズ(夢だって言ってるだろ!)
「こんな所によく来たわね。けれど、歓迎するわ」
惑星レガド・イルシオン。その中央国家であるメフ・メフィートの王宮玉座に、『対サメ女王』プルー・ビビットカラー(p3n000004)が足を組んで座っていた。
えへへその通りで、とか言ってフォルデルマン三世がごますりをしていた。誰だおまえは!
玉座を固める左右には豪奢なマントを羽織るバルツァーレク卿。黄金の鎧を纏うフィッツバルディ卿。フリルの豊かな甘いゴシックロリータファッションに身を包み細い足に網のあらいタイツをはき薄いピンクの口紅をさしたアーベントロート卿がいた。一人だけ扱いに明らかな差があった。
ワイングラスをくるくると回し、ネコを撫でるプルー。
「SSS帝国の精鋭軍がそこまでせまっているわ。
対サメ兵器はまるで役に立たず、星の軍隊は壊滅寸前よ。
けれど我が惑星の民は絶望なんてしていない。理由は分かるわね?
そう……あなたたちがいるからよ」
プルーが手を翳した。
眼前に広がるは反乱軍ギルド・ローレット。
イレギュラーズ(例外の者)と呼ばれた彼らは無双の力をもち、何者にも負けぬという。
「あなたたちは最強の武器と、最強の身体能力と、最強の武芸を持っている。
しかし最も語るべきは……あなたがちが決して折れない希望そのものであることよ。
銀河のかなたから駆けつけたあなたたちの力を、どうか――」
プルーは玉座から立ち上がると、三歩進んで両膝を突いた。
習って臣下たちも膝を突き、イレギュラーズに頭をたれた。
「この惑星にお貸しください」
- 【SHARK WARS】ラスト・シャーク・デストロイヤー完了
- GM名黒筆墨汁
- 種別イベント
- 難易度VERYEASY
- 冒険終了日時2018年04月08日 21時15分
- 参加人数115/∞人
- 相談0日
- 参加費50RC
参加者 : 115 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(115人)
リプレイ
●サメがせめてきたぞ!
SSS(スペースシャークソサイエティ)帝国による支配が続く超銀河鮫帝国時代。銀河は混乱の渦に呑まれ(中略)迫り来るSSSサメ艦隊。今ここに惑星レガド・イルシオン防衛戦の幕が開けようとしていた……。
王国へ迫るサメの群れ!
立ち向かうは、ずらりと並ぶイレギュラーズたちだ!
「ようやく私の名を轟かせる機会が出来たようですね……。危険なサメは駆逐する! それが私達いれぎゅらーずなのです!」
「此度の戦いはきっとどこにもない最高の英雄譚となる。彼らを助けることなどお断りですが、ふふ、観戦ついでに届けてあげるくらいは致しますよ」
「ミーは銀河系最強の宇宙ボクサー! 宇宙パンチ一発で全てを蹴散らす!ミーの拳は最強さ、HAHAHA!」
「Horseの使い手として無様なマネはできねぇな! 俺様の雄姿、とくと見やがれってんだ!」
「燃えていようが、雷を纏っていようが、放射能まみれだろうが関係ねえ。全部だ!全部カマボコに摩り下ろしてやる!」
「いつから負け戦だと思っていた? 負けるはずないんやよ! この最強たる、イレギュラーズがおる限りなぁ!! さあ、皆いくでっ!!」
最前線のひとつを突っ走るマナ、Lumilia、貴道、タツミ、ニゲラ、水城。
黒き翼のLumiliaが宇宙バラッドを歌いマナとニゲラがばすばすサメを刻んでいけば、貴道が拳を振り上げて対サメダイナマイトパンチを叩き込む。さらにはタツミと水城が武器を手に取り飛びかかる。
その頭上や左右を抜けていくサメ軍団。
たった六人では止められない? 否、たった六人ではないのだ!
「宇宙魔法騎士セララ、華麗に参上! 秘剣、フカヒレ返し!」
「サメ、死すべし」
「はー、やれやれ。今度は星ごと救えってか。ま、それも悪かないか! かかってこいよ雑魚どもよぉ!! どれだけでも相手してやるぜ!!」
「我等イワシ・ナイト。決してSSSの好きにはさせない」
サメへと飛びかかる四人。
セララが剣でサメを切り裂き、ミーナがナイフでさくさくやっていく。
それでも抜けたサメたちを、黒羽がひたっすらに殴りつけ、次々跳躍した舞花が只管に切りつけていく。
そこへ現われるMorgux。
「圧倒的な防御力、そして破壊力で町を恐怖に包んでみせましょう」
おもしろそうだからとSSS帝国に寝返った彼はイレギュラーズへ襲いかかっていく。『両方の陣営に武器や資材を売り付けて戦争を泥沼にしてやるんだよー!』とかき回したオロディエンの兵器によって戦闘は激化した。
宇宙神炎や宇宙軽打で圧倒する彼に、アルフォードが宇宙回復でカウンターをかけ、宇宙ディフェンドオーダーと対サメ遠術で対抗していく。
そう、敵はサメだけではないのだ。SSS帝国に寝返った元イレギュラーズたちもまた、強敵として立ちはだかるだろう!
そんな強敵に立ち向かうのは――。
「皆さん、ホースと共にあらんことを」
香澄が宇宙マギシュートと宇宙魔力放出、更には光る宇宙剣で対抗していく。
さらには宇宙ミスティックロアで力を増していくのだ。
「宇宙傭兵団筆頭、レオンハルトが目にものを見せてくれる」
「サメは甘くない! なんで! なんでなのよ! こんなこと無意味だわ。どうせなら甘くなってからかかってきなさい!」
食らいつくサメを宇宙忍術で振り払うレオンハルト、そしてタルト。
そこへ現われる巨大なサメ軍団。
負けるものかと飛びかかるのはメル・ディアーチル、メルト、そしてメル・ラーテだ。
「僕、この戦いが終わったらパインサラダとステーキ食べに行くんだ。もちろんアンタの奢りでな!」
「オレぁ傭兵ラーテルさ。SSSの奴らのやり方はオレも許せないのさ。報酬? タダでとは言わないけど、とっておきのカワイコちゃんのキスって所でどうだい?」
死亡フラグを立てるメルと生存フラグをたてるメル。そして後ろにそっと混ざるメルト。そんなメルメルメルトを助けるべく現われたのは……。
「オレに帰る場所などない。目的の為とは言え、一度は同胞を裏切った身だ」
砂嵐をくぐり抜けるように歩くクロバだ。
「ただ、オレにできるけじめとして最後の仕事くらいは引き受けてやるとしよう。きっと恨み言ばかり言われるとは思うがな」
武器を取り出し、サメへと襲いかかる。
「奴らに思い知らせてやろう。死神が通る戦場には、悪夢しかもたらされないという事をな――」
彼を乗せてきたのはヨランダの宇宙艦だ。
「敵から入電! コウフクセヨ」
「我艦隊の損傷は甚大ですもう持ちません!」
「『ワカメ』と言え」
ん? ってなる乗組員をよそにキメた顔をするヨランダ。
そんな艦から降下するエナ。もといサメ用人型決戦兵器エナンゲリオン。
「我、ススム。サメ、倒ス。すまっしゅしてやるう!」
ぎゃおーんと叫びながらサメに突撃。ビームを気合いでだせと通信で言われ気合いを入れると……。
「おろろろろろ! 出たんですけど、凄く気持ち悪い……から、押さないで揺らさないで! あー! またビーム出ちゃう!」
おろろろろとはき出すエナ。なんか溶けて死ぬ巨大サメ。
残るサメを蹴散らすべく、ジェーリーが飛び出していく。
『ブラックホールは友達なのだわ!』とサッカー漫画みたいなことを言ってブラックホールを生み出した。
「女王さまの依頼を受けて雑魚サメをコテンパンにしちゃうのだわ! さぁ見なさい! これが宇宙一の宇宙魔法なのだわ!」
怒濤に怒濤を重ねるSSS帝国とイレギュラーズの戦い。
それはすぐに重要目標であるスペースメガロドンや宇宙ロボサメとの衝突へと発展していった。
王国の首都シュトーに巡らされた巨大な壁が、突如として粉砕された。
あれは何だ。そう、スペースメガロドンだ!
はっとして顔を上げる狐耶。手にしたお団子を食べ尽くすと……。
「立ち塞がるサメは全部団子の串の餌食になるといいのです。今の私は旅のきつね。義に寄って助太刀致す状態で水棲哺乳類倒すマンなのです」
たまたま居合わせたらしい狐耶がサメの額に飛びついた。
「私は宇宙のカレー人。インド人の依頼を受けてサメ野郎をぶち殺しにやってきたぜ」
そこへ現われるカレー星人小梢。
「フカヒレカレーにしてやるぜ! 私の対サメカレー術と対サメスパイスでウマイカレー飯を作るのさ。戦いが終わっても、カレーがなくちゃあいけねえからな! ハッハー!」
すごいテンションで宇宙カレーを煮込み始めた。
だめだまだカレー煮込んでる!
狐耶が必死にサメの眉間(?)に串刺しまくってる中、風牙が空高くから現われた。
「ついにこの日が来た……師匠から受け継いだ剣と技!」
すなわち対サメ光剣『ハイブツキシャーク』
すなわち対サメ剣術『タイシャーク天流』
一振りすれば真っ二つ。
三振りすれば三枚おろし。
サメ殺しに特化した、宇宙古武術の精髄。
……って書いてあります!
「さあ、かかってくるがいい! お前たちの敵は、ここにいるぞ!! 心を持たぬ貴様たちに、『恐怖』の感情を刻んでやる!! そして、お前たちの屍を塚と為し、師匠に手向ける墓標としてやる!!」
ヒレのあたりから徐々にサクサクされていくスペースメガロドン。
トドメをさすべく世界樹が――。
「ええぃこうなったら、対サメ用時間停止スイッチ、オンじゃ!!」
スペースメガロドンが大きく口を開けたところで動きを止め、義弘と琴音がl口へ飛び込んでいった。
「ガキの頃から宇宙を舞台に喧嘩三昧。たとえ鬼でも仏でも、この腕で殴り倒してきたこの俺が、サメ相手に遅れはとらねぇ。宇宙ヤクザ、任侠の義弘、暴れさせて貰うぜ」
「ここで活躍すればどこの星でも酒税が一生ただになるってことだからいつもの4.1倍くらい頑張るわぁ~」
二人は対サメ肉薄戦と宇宙喧嘩殺法で口内の奥歯を重点的にばかすか殴り始めた。
「銀河を駆ける宇宙ヤクザな俺に、喧嘩売った事、後悔しな」
「サメたちめぇ、私の酒税と酒代とつまみのためにくたばりなさぁぃ」
最後にはサメ肉を引きちぎって酒のつまみにし始める琴音。
奥歯の痛みにヤられたサメは涙を流しながら市街地へと墜落していった。
吹き荒れる瓦礫。動きを止めた巨大サメ。しかし喜ぶのはまだ早い。
瓦礫を巻き上げるトルネードがイレギュラーズたちをも巻き上げていく。
否、ただのトルネードではない。宇宙サメトルネードだ!
毒気づくトライザード。
「繰り返される戦いの日々に虚しさを覚え、ローレットより離脱したはいつのことだったか……しかし今、戦意を心に燃やし、男は帰って来た。サメよ括目せよ! 貴様等に明日など無いと、この男は伝えに来たぞ!」
と言って、金髪ブロンド(OPにいた人)の連絡先メモを握りつぶす。
「虚しさなんか知るかぶっ殺してやるクソ共が! あいつにいくら使ったと思ってんだクソッ! クソッ!!」
男の八つ当たりに比べたらサメなんて恐くねえ!
そんな彼の横を走るみつき。
「悪いニュースと、もっと悪いニュースがある。どっちから聞きたい? ……悪いニュースは、SSS帝国がここシュトーを襲撃してるってこと。もっと悪いニュースは何かって? ここに私たちイレギュラーズが着たってこと。そう、ヤツらにとっては悪いニュースばっかりってことさ!」
すげーアメリカンな口調で言い切ると、宇宙ライトヒールと宇宙キュアイービルをまき散らし始める。
二人が宇宙サメトルネードに突っ込んでいく一方、宇宙サメトルネードはぐんぐん拡大を続け市街地を荒らしていく。否、サメが一匹一匹撃ち落とされているではないか。
民家の屋根屋根に立った夏子たちの射撃によるものだ。
いや、射撃っていうか、対サメ深呼吸なんだけども。
「いざ大宇宙深呼吸 宇宙の真空は俺の深呼吸で発生したんだうおおおー! もぐもぐ! 美味い!? サメはマズイのが定説だが!?」
『これが終わったらプルーに告白するんだ』とニヒルに笑っているその横で、ドラマが宇宙マギシュートをぶっ放した。
彼女は王立図書館の管理人。だからお部屋に籠もって本読んでようと思ったがプルーが戦わないとクビっていうから御本のために戦うのである。
その左右を固めるのはトリーネとフロウである。
「サメになんて負けないわ! 今の私はスーパーな鶏なんだから!」
なんか突然全長30mに巨大化し超鶏ユニバースニワトリとなった。
「美味しくこんがり焼いてあげるわー! 宇宙こけブレス!!」
一方フロウは自動拳銃型の宇宙ブラスターでサメを打ち抜いていく。
「やることはいつもと変わらないですね。――『見敵必殺』です」
『隙なんて与えないですよ』といって跳躍しつつ予備のマガジンを装填。落ちながら戦ってる人になっていった。
そこへ駆けつけるグレイル。
遠吠えをひとつすると対サメ防壁が新たに展開し、宇宙遠術や対サメ青の衝撃を放って宇宙サメトルネードを薙ぎ払っていく。
トルネードは爆ぜるように散り、残ったサメが怒り狂って防壁に体当たりを繰り返していく。
べっこんべっこんになった防壁と飛び越え、敵陣に突入するはジェームズと仲間たち。
宇宙科学と宇宙ケミストリーと宇宙ファーマシーをなんかこううまくやった対サメ焔式でサメを焼きサメに変えていく。
『ヒャッハー!宇宙サメはよく燃えるねぇ!』
炎を抜けて飛び出す洸汰。
「なるほど、オレ達イレギュラーズの本領発揮、ってやつだな……! 頼りにされちゃあ、もうやるっきゃねーじゃん!! この宇宙の下、オレのエクスカリバットがめちゃくちゃ唸って吼えまくるぜ!」
宇宙バットを構えた洸汰がサメをぼこぼこにしていく。
「ここでドカンと一発! ぶちかましてやるさー!! いっくぞー!エックスカリ、バアァーット!!!!」
一方で彼すらもくぐり抜けたサメに襲いかかる宇宙サムライ雪之丞。
「一人ローレットを離れて、宇宙武者修行の旅に出ておりましたが、力が必要とあれば、お貸ししましょう」
対サメ一刀両断でカマボコにしてやるぞとばかりにすぱすぱ下ろしていく。
「卸されたいサメから掛かってきなさい。まとめてお相手します」
ざくざくに刻まれた宇宙サメトルネード。
しかし防壁は壊され、サメが大量に市街地へと流れ込む。戦陣をきるのは恐ろしき悪魔宇宙サメデビルだ!
だが恐れるなかれ。最強の防壁はイレギュラーズそのものなのだ。
「サメにはこの手に限る。チェーンソーだよ」
「我輩は所謂序盤すんごくおっかなびっくり怯えながら逃げ回っていたけど友人の死とかちょっといい関係になった女友達とのラブロマンスから覚醒した若手芸人として宇宙へ羽ばたく!」
行人とボルカノがエンジン音を響かせて立ちはだかった。なんか片方だけすごい経歴だったボルカノが対サメ宇宙チェーンソーを振りかざす。
「さあ、花火の中に突っ込むぞ! サメが来る方向に進んで行けばきっと親玉かなにかが居るだろうからね
しかし何とも……っとぉ!」
ずばーっとサメを切り裂く行人とボルカノ。
シュトーにサメの血が降り注ぐ。
●崩壊せし平和
アクアリウム共和国より届いたホタテディスクをフライパンにセットすると、美味しい香りと共に映像が投射された。
「わたしは、ノリア姫ですの。今は、帝国基地の冷蔵庫の中の小鉢に、囚われていますの。
小鉢には酢醤油が入っていて、ぷりぷりのゼラチン質の尻尾に染みて、痛いですの……。
反乱軍の志士たちよ、どうかわたしを、食べられてしまう時を待つ日々から助けだしてほしいですの。
皆様なら、きっとできると、信じていますの!」
「見たか」
くるりときびすを返すヘルマン。
「これから、お前等は、サメを殴る。
サメを殴ってない間は、サメを殴る計画を練る。
サメを殴る新しい方法を開発する。
サメの殴り方について研究する。
サメの殴り方について夢見る。
スキルを収拾収容し、サメをぶちのめすために使う。
サメを殴るのがおまえらの人生だ」
そこまで言うと、ヘルマンは拳を突き上げ『シャークパンチング!』と叫んだ。兵隊たちが同じように叫ぶ。
「早速我が精鋭イレギュラーズが戦闘態勢に入っている。見ろ」
「あっ足の小指に落としたぁぁぁぁぁ! いたぁあああああい!!!
あっ、小指取れた、もぐもぐ美味しい
サメが欲しくなるね、すみませーん! サメのお刺身くださーい!」
腰痛をサメに転移させるという自爆特攻みたいな能力をもったムスティスラーフが、ひたすら重いものを中腰で持ち続けている。
ああはなるまいという視線を受けつつ、もうひとりの精鋭ことメイファースは優雅にティーカップを持ち上げた。
「わたくし馬車がどんなに揺れようとも紅茶をこぼした事はありませんの。
食事は軽い物で済ませておきますわ。
いざという時動けないと困りますものね。
どんなときもクールかつエレガントが信条ですわ」
大丈夫かなあという空気が隊員たちにうずまくが、ヘルマンの『シャークパンチング!』に一同一旦合わせておくのであった。
そんな兵隊たちを優雅に眺めるロクスレイ侯爵。
「はっはー! 愚か者め! サメごときで有名貴族たちを招いたダンスパーティーを中止に出来るか! イレギュラーズだかなんだか知らんが、そんなやつらの出る幕はない! サメなぞ我が私兵たちが一瞬で殲滅してくれよう!」
「そうよ~、『対サメ女王』と呼ばれるプルー・ビビットカラー様がいらっしゃるこの星まで攻められる訳ないじゃない~。最近ニュースは見ていないのだけれど、みんな気にしすぎなのよね~」
後ろのプールではレストが浮き輪にはまってぷかぷか浮いていた。
と、そこへ飛び出す宇宙ツインヘッドサメ!
プールを割って現われる宇宙ロボサメ!
ジュースを横からちゅーちゅーする宇宙ゴーストサメ!
偉い人たちや兵隊たちはたちまちサメのエサとなり、おじーちゃんたちが(腰痛うつして)戦う地獄絵図へと早変わり。
それを見たクローネは慌てふためいてお城の外へと飛び出した。
「サメどもが迫っているというのにこんな所でじっとしていられるか! アタシは勝手に脱出させてもらう!!! この脱出ポッドは一人用でな、貴様ら一般人に乗せる枠など無いのだよ! ん? 何かこっちに迫ってきて……ギャアアアアアア!!!」
お約束の限りを尽くして宇宙タコサメにめしゃってされるクローネ。
もはや平和はここになし。
後ろで流れるアランマンの歌。さあ皆も歌おう!
あれは誰だ 誰だ 誰だ
あれはアラン
アランマン アランマン
猫耳バニー天使ナーススク水メイド(ここ早口)の 名を受けて
恥じらい捨てて たたかう男
アランアローは 超音波
アランイヤーは 地獄耳
アランウィングは 空を飛び
アラン萌え萌えキュンビームは 「萌え萌えキュン☆」
TSのイラスト 身につけた
ぶんなげプレイング
アランマーーーーーーン!!!!
アランマンのうたにのせてぱくぱくされていくひとたち。サメと戦うイレギュラーズ。
クィニーは女王プルーと一緒にネコをひたっすら撫でながら城下の光景を眺めていた。
「本当、あのイレギュラーズという方々、素晴らしい戦いぶり。流石お姉様──ご慧眼ですわ。ねえ、そう思いませんこと?フォルデルマン」
「ああ、でもいけない。これではいけないわ。……見て、“ヤツ”が迫っている。“ヤツ”に対して、イレギュラーズ達がどう戦うか。見ものですわね、お姉様?」
ヤツってなんだろう。プルーお姉様はうんうんと生返事をしながらネコのお腹をこねまくっていた。サメよりネコ。それ、世界のジャスティス。
●フリーダムなやつら
恐ろしきSSS帝国の宇宙サメたち。
しかしそんな奴らもイレギュラーズが束になれば負けやしないのさ。
「わたし、イワシの騎士マスター・セティアだから」
『ばさし』って書かれた馬にのって現われたセティアがその好例である。
「みんなhorseの加護、ある。たぶん。あの子の代わりじゃない、馬のほうの、転生だから」
そういってDHAをぶんぶんすると雨のように降り注ぐサメをばったばった。
放っておくとサメが勝手に刺さっていってなんかバーベキューのクシみたくなっていった。
「いっとくけどこれ、地元じゃさいきょーの構えの真似だから」
クシかなと思ってたら早速食い始めるセティア。
「鮫、食べる……オ・イル・サディーン!」
濃い方のイレギュラーズはもうこんなのばっかなので、獣を超え鮫超え神の戦士となった宇宙サメ軍団もおかずかなにかだと思われていた。
そんなさまをとても複雑な顔で眺めるエスラと潮。
SSS帝国に育てられた戦士エスラと帝国に作り出された超人潮である。
「ん、ちょっと昔のことを思い出しておってのう。それでは行くとするか」
サメ超人となって飛び出す潮。ゴーストサメが空間ごとねじ曲げられて崩壊していく。
「今分かった。ずっと悩んでたけど私はどんなに頑張ってもサメにはなれない。見た目はもちろんだけれど、中身もあなた達のように残虐にはなれないわ」
エスラはゴーストサメにそう呼びかけると、宇宙マギシュートを乱射して襲いかかった。
ゴーストサメを撃滅し、ついでに大量のサメを粉砕していく二人。
「お迎えが近づいているようじゃな。
脱走された時のために寿命を勝手に設定されたようじゃのう……小癪な真似を」
潮はふと手を止め、ニヒルに笑って見せた。
さっきまでサメ食ってたのに急にシリアスになる。うん、それもイレカツだね!
そして気づくと元のノリにもどってるフレンズ。
「サメは宝の宝庫よ! ほらサメの油も皮も肉も全部使ってあげるから解体させなさい!」
イーリンが宇宙ツインヘッドサメを間からばっすん切断していく。
「普段の、ストレスを、あらゆる憎悪と怒りと悲しみを胸に。我はサメを断つ剣を取る!
エクス・サメバーーーーーーー!!!!」
「僕は宇宙の料理人。美味しい物を求めてあちこち流離い此処に来た」
そこへ突然親切な自己紹介と共に現われるヨゾラ。
宇宙巨大ネコにのり、宇宙包丁と宇宙まな板で真っ二つになったサメをさくさく料理していく。
「帰ったら、美味しい宇宙鶏ささみが待ってるからね?」
と宇宙ねこをなだめつつサメ料理を作り上げると……。
「私はさすらいの旅人。風の噂でここに来ればフカヒレ料理が食べれると聞いたんだけど」
またも親切な自己紹介と共にスティアが現われた。
「フルコースでお願い!! とっても楽しみだなー。美味しいんだろうね」
わーいってなテンションで宇宙フカヒレスープをはふはふしはじめる。
動物敵は喰う。これイレ界の基本。
俺はシャークスレイヤー、九重 竜胆。
幼馴染で同級生の角と首都シュトーに遊びに行って、
黒ずくめの鮫達の怪しげな取り引き現場を目撃した。
取り引きを見るのに夢中になっていた俺は、
背後から近づいて来るもう一人の鮫に気付かなかった。
俺はその鮫に毒薬を飲まされ目が覚めたら体が女に変わってしまっていた!
九重 竜胆が生きているとバレたら、また命を狙われ、周りの人間にも危害が
「あーっ、もうまどろっこしい! 女になっても頭脳は同じ!」
今にもおっさんを麻酔銃で眠らせそうな経歴をもつ竜胆。
そこへ颯爽と現われたのは……。
「宇宙サッカー修行の旅から帰ってきたら、なんだこの有様は!?
……へぇ、敵が向こうから泳いでくるなんていいじゃないスか
S・A・S(スペースエースストライカー)と呼ばれた実力見せてやるっス」
スペースエースストライカー葵であった。微妙に近しいカテゴリー。
「どうせだったら2枚抜きなんてのも狙っていいかもな。うわー、あのでっかいサメが丸焼きになっちまった、えげつねー火力っス」
なんか爆発するボールをばっすんばっすん蹴りつける葵。
そこへ現われたのは白銀の髪を靡かせた戦士だった。
「俺は普段は光り輝く正義の騎士。
だが今日だけは違う。俺はSSS帝国騎士団長!リゲール=アンコクナイト!」
味方かと思ったら急に敵。リゲルは突如として襲いかかってきた。
「光りある所に影あり。影なくしては光は存在し得ないのだ。ならば希望をより輝かせるために、敢えて俺は影となろう! 俺を倒せるものなら倒してみるがいい!」
「あぶないのです!」
飛び出したがリゲルの暗黒白銀光線をその身で受けた。
「ココルー!」
飛びつく仲間たち。
「私のことは……ゲフ、構わずに……いくのです!」
突如流れる走馬燈。青空に浮かぶココルの顔。顔が生い立ちから順に語り出した所で、巨大な移動ステージカーが飛び込んできた。
吊るされたウィルフレドがギターから火ぃふきながら爆演している。
そんなマッドみある乗り物に乗っているのはそう、エスタもといリーナたんである!
「お前は誰だと問われれば……『当ててごらん、当たったらハワイ(地獄)へ招待するゾ!』と返すが世の情け」
とうっと飛び立ったリーナたんはリゲルへと襲いかかった。
「宇宙聖爆(セイバー)!」
光と闇の戦いが、今幕をあける……!(そして尺の都合で開けたままにする!)
繰り広げられる激戦。
次々に倒されていく強大なる宇宙サメ軍団。
宇宙ロボサメが戦艦を次々と撃墜する中――。
「それでも、守りたいものがあるから」
「ソレデモ、奴ラヲ喰イ尽クシタイ故」
対サメ捕食兵器シズカ・ポルミーシャ・スヴェトリャカが真の姿を現わして戦艦から射出された。
「シズカ、サメ、喰ウ」
もう人間かもあやしい感じだが、味方がいないわけじゃーない。
「くっ……もう此処まで攻め込まれているのであるか。
他でもない女王の願いである、やるしかないであろうよ!」
ルクスがついでに射出されると、宇宙ロボサメのミサイルを次々に切り払っていく。
「これ以上の狼藉は許さんのであるよ、SSS帝国には借りがあるからの! 宇宙ロボサメ――如何に機械化しようともこのライドでセーヴな光の剣、DHAの前なら紙くず同然であるからの!」
シズカとルクスがばりばり食らいつくしていく中、ついでのついでで射出されたアニエルが腕組み姿勢のままロボサメの中に突っ込んでいった。
やつぁインダストリアル・ザインノーン社製ディテクティブ・ドロイド、アニエル=トレボール=ザインノーン。
「popi popipo」
首んとこ回して光を点滅させると、ロボサメの電子脳を焼き切っていく。
ハッキング? クラッキング? ちがうぜこいつはシャーキング。
「pii pyu pyu」
爆発四散する宇宙ロボサメからジェット噴射で離脱して、アニエルたちは大空を飛んでいった。
●鮫面に堕ちた戦士たち
宇宙サメを次々と屠っていくイレギュラーズ。
しかしその中には、暗黒の鮫面に堕ちた戦士たちもいた。
彼らはイレギュラーズの力とサメの力をかけあわせ、強大な敵としてシュトーに最終侵攻をしかけてきたのだった。
貴族たちの屋敷を次々と爆破していくヨハン総督率いる旗艦シャークヒルト。
SSS定刻の後方予備選力がついに投入されたのだ。
「最初から俺に全軍を指揮させればこのような会戦……数時間で勝利して見せるものを!!」
対するはノワとBloodによるコズミックヒロイックアイドルユニット『シャークギア』である。
「このステッキもウサ耳もシャークギアだ☆ 身体が軽い。こんな気持ちで戦うの初めて☆」
ビームの出る鈍器ことマジカルステッキを振り回してシャークヒルトを破壊しにかかるノワ。
ビームによる薙ぎ払いを受けるも、頭がどうにかなっちゃったBloodが対サメ大鎌が振り回してビームを切り裂いていく。
「ヒャハハハハ!! 俺に襲ってくるなんて馬鹿な奴だ!!」
サメ軍艦が切り裂かれ、あちこちでおこる小爆発。
だがイレギュラーズとサメの力を併せ持った暗黒鮫騎士たちはタフだった。
「くかかっ。コイツが鮫の力か……なるほど、悪くねぇ、悪くねぇな……」
ほぼ無傷で離脱し、貴族邸宅の庭に着地するオクト。突如姿を変え、サメのヒレや牙を発生させ始めた。
「そうだなぁ、新たな姿になったし、改名でもしてやろう。今日から俺様はシャークトパス・クラーケンだ!!」
呵々大笑。びっくりするほど企画にマッチした彼はひとなぎで大邸宅を更地にしていく。
そこへ駆けつけたのは四人のイレギュラーズたちだ。
宇宙アザラシドリンクを飲んで巨大化したレーゲンがキュッキュいいながら飛びかかり、宇宙アザラシレーザーをぶっ放す。
「よく覚えてないが出かける前に息子が『パパ! 僕フカヒレが食べたーい!』って言ってた気がするからな。いっぱいフカヒレを手に入れて、下味をつけておかなきゃな」
背中に乗ったウェールは一粒で二度美味しそうなシャークトパス・クラーケンに狙いを定め、宇宙喧嘩殺法を仕掛けていく。
挟み撃ちするように反対側から襲いかかるのはブラキウムとストマクスだ。
「サメの死体を可能な限りここへお願いします!調理器具…いえ刃物であれば何でもいいです!」
『切るだけでは調理にならないと思うがな』
「見ちゃらんないねぇ…いいか悪いかは知らないけど出会ったのも何かの縁なんだろうねぇ」
『調理器具は整備しておいてある忘れずにな』
「知人を殺された恨みは少し晴れました…後はこれをサメに突っ込んで同族食いをさせるだけです!」
『武運を祈ろう』
「気をつけて行ってきな」
『昔の自分を見ているようだったか?』
四人がかりでも恐ろしきシャークトパス・クラーケンのキャラの強さには届かない。一体どうすれば……。そこへ現われたリノがオクト(?)にすり寄った。
「愚かしいわね、反乱軍。大人しくしていれば帝国は可愛がってくれるわ。ねぇシャークトパス様、反乱軍を誘い込んだわ。褒めてくださらない?」
オクト(?)がくかかっと笑った次の瞬間、リノは彼に奇襲攻撃を仕掛けた。
咄嗟の反撃に胸を貫かれるリノ。しかしその隙を突くようにウェールたちはシャークトパスを八つ裂きにしていった。なんでか爆発し、あたりを巻き込んで燃え上がる炎。
「ふふっ。どうぞ戦争を……終わらせて……」
リノは満足そうに呟くと、炎の中に消えていった。
城へ近づく暗黒鮫騎士の軍団。一騎当千の彼らに一般の兵隊などまるで歯が立たない。
「クハハハハ! 『いれぎゅらーず』よ、我は貴様らの敵だ! SSS帝国の宇宙サメのフカヒレを食した際、その旨さに心を奪われ――いや、体内に取り込んだ鮫が我のコントロールを奪ったのだ! 我はリュグナーに非ず! 我が名は、シャーグナー!」
すごく丁寧に名前と経歴を説明してくれるリュグナー。
彼は宇宙DHAで砲弾を切り裂くと、宇宙ミスティックロアからの宇宙魔弾で次々と飛空軍艦を打ち落としていくのだ。
その横に並ぶはジョセフ。
「私は宇宙異端審問官。主にトイレットペーパー裏向き派を審問(ごうもんと読む)している。裏向きというのはつまりホルダーにペーパーを取付ける際、垂れた紙が壁側になる方だ。サメはトイレを使わない。ペーパーも使わない。つまり表向き派ではない。異端!」
すごく丁寧に思想を説明すると、『しかし気付いてしまったのだ』と恐ろしい声を漏らした。
「吊るし責め(縄で手を縛って吊るすやつ)も海老責め(あぐらをかいた前屈体勢で縛って放置するやつ)も駿河責め(手足を縛って背中に重石を乗せて吊るすやつ)もサメ相手だとイマイチ燃えない。……と、言う訳でSSS帝国に寝返らさせて頂く! とりあえず数が多いのでイレギュラーズは全員裏向き派と仮定。異端!!」
敵に回したらすごく嫌な二人が暗黒鮫騎士となってしまった!
彼らの率いる大量の宇宙サメが民へと襲いかかる!
対抗するのは四人。ミディーセラ、アマリリス、シオン、カイトだ。
「わたし、竜胆シオン! どこにでもいる宇宙をかける対サメ専門銀河系JK! フカヒレ食べたい……!!」
「まったく、ご主人様は無茶しやがるぜ。ま、俺に任せておきなって。フカヒレスープは別のやつに頼めよ、俺は作れない」
宇宙的フリーオフェンスからの対サメ肉薄戦。そして奥義対サメ特攻ハートビームが襲いかかる。襲いかかる雑魚サメはカイトの対サメ嵐連撃で薙ぎ払いだ。
「次週『カイト、焼き鳥になる』 また見てね……!!」
「もう戦いに突っ込む野次馬根性はヤメルんだ! というか俺を焼き鳥にするな非常食じゃなぁああああああい!」
「焼き鳥……文字通り囮になってくれるのかしら。大丈夫ですわ、犠牲は忘れませんもの。わたし」
「いっけなーい!遅刻遅刻! 私、アマリリス! 14歳! 嘘なにそれ花の名前じゃん草はえる。本名ジャンヌクロードロストレイン21歳! 訳あって聖女やってます☆ネクロマンサーだけど。イワシ騎士?? やだ、集団で動きそう素敵、めちゃ支援するする!」
「そんなに震えなくともよいのですよ? ちょっとばかり瞳が増えたり、見えなかったものが見えるようになるだけですわ」
ミディーセラの宇宙マギシュートや対サメ用魔力放出があっちこっちにはなたれ、それはもうしっちゃかめっちゃかな戦場と化していく。
そこへ更に投入されるイレギュラーズ。
「宇宙を股にかける、白猫海賊団のボス……ミア様のお通り、なの! 宇宙のお宝は、全部、ミアの……なの! サメサメなんかに、持ってかせない……の」
「ミア船長の仰せのままに」
ミアと共に現われたティアが宇宙神薙でサメを薙ぎ払い、宇宙焔式で暗黒鮫騎士に襲いかかった。
宇宙(コズミック)ハイロングピアサーを打ちまくるミアがはたと顔を上げる。
「にゃっ……! あれは宝石サメ、ジュエリーシャーク……なの。味は極上、くっついてる宝石は、高く売れる……の。逃がさにゃい、撃ち抜く……の!」
勿論彼女たちだけではない。
レイとナレッジも暗黒鮫騎士へと襲いかかっていく。
「やっとたどり着きました! 道に迷っていたわけではありません! ほんとですよ。ヒーローは遅れてやってくるって聞きました!」
「ちょっとすごい遠回りしたんじゃないの? まぁいいけど、調子にのって敵に囲まれないようにしてよね」
二人はビームを切り裂いたりビームを打ちまくったりしてSSS帝国の猛攻に強烈な反撃をしかけていく。
それでも強いSSS帝国。物量自慢の宇宙サメ軍団と強力な暗黒鮫騎士のワゥワーでついには城へとたどり着いたのだ。
暗黒鮫騎士となったメリーはひたすら兵隊を食らいつくしていく。
そこへ現われたのは、イレギュラーズの軍勢である。
グドルフ率いる四人の猛者。サメニ・クバーガー、フカヒ・レタベタイ、デモカ・ニモオイシイ。しかし三人はなんでかしらないけどメリーにむっしゃあされてしまった。
「デモカ! フカヒ! サメニー!」
「「「「「僕らは五人そろってアイドル!アイドルビームで敵を木端微塵にしてやれるかも!」」」」」
あわやグドルフもサメのエサ! というところに公麿率いる謎のアイドルグループが現われた。
「桜小路・かにまろ!」
「桜小路・きみまろ!」
「桜小路・くみまろ!」
「桜小路・けまみれ!」
「桜小路・ここここ!」
最後絶対面倒くさくなっただろっていう名前の五人がアイドルビームを放つ。
別方向からは豪斗がハーレムを率いて現われた。
「ゴッドは今ゴッドのエンジェルたちと共にユー達のゴッドフォースをゴッド面に導く! よいか、ゴッドを感じろ。ゴッドと共にあれ。ゴッドがユーのゴッドだ!」
声援を送るコイシテル、ステキダワ、キャーゴッド、ともよ、ユメミテル、他多数のゴッドハーレムの皆さん。
「ユー達はチョイスされしものだ! ゴッドスペースにゴッドバランスをもたらす! さあゴッドセイバーをハンドに取れ! そしてゴッドシャークフォースキックだ!これぞゴッドバトルスタイル! これでユーたちはゴッドの加護を得た! 行けぃ! ゴー!ゴッドはエンジェルたちとしっぽり待っている!」
なぜだろう。いまんとこ三人くらいしか居ないはずなのに大量にいるように見える。だが本当の地獄はここからだ。
「私は光の勇者、シャークレィス! 100人の戦友と戦いに参加するよ!」
シャルレィスが100人の友達を端から順にリストアップしはじめた。
「いくよ! 黒鮫条汁、鮫井写悪、百合烏賊、鮫色、岩志騎士、紗握寧度、魚魚肴、社灰汁空歩、上図、それからそれから……って、まだ10人行かないのにこんなにかかっちゃってるし!! このままじゃ何の行動も活躍もできないよ! これ罠!? 罠だったの!? おのれSSS帝国、卑怯だぞー!!!」
「我々がニーニア・リーカーだ!」
眼鏡かけたニーニアが漫画家が手を抜いてつくった背景みたいな群衆を背負って現われた。
そこへトドメとばかりに現われるクーア。
「宇宙をまたにかけるパーフェクトメイド、Kuha Mewserとはこの私のことなのです。相棒の墨汁さんと一緒に、今日もサメ共のお掃除にかかるのです!」
「まさか本当にやる人がいるとは思わなかった」
「しかし今日は何時にもまして激戦なのです。『対サメ』を以てしても生き残れるか不透明なのです……へ? 墨汁さんが囮を引き受けてくれる? いやそんな……ああ、分かったのですそんな青い顔して首を横に振って。その強い意志、無駄にはしないのです――!」
ヤメテーと叫ぶ知らない人をサメの群れに投げ込むクーア。
「惜しい相棒を亡くしたのです。その雄姿、忘れないのです。5分くらいは」
「やめてすごくいたい」
メリーが何百人っていう大群(実質数名)にひどいタコ殴りを受けている中、燦然と輝く三体のロボとちっちゃいSDっ子が降臨した。
プティ、ウォリア、そしてウォリアとウォリアである!
「またか、これで四度目だ。今度のサメは宇宙船まで飲み込んで覚醒するって言うんだね。だけど私もフォースに覚醒、もといhorseに剥製した宇宙最強のイワシの騎士! horseと共にあらん事を! 騎士だからね! さあついてこい対サメ最終兵器ウォリア君とウォリア君とウォリア君!」
「「「ウォー!」」」
ウォリアが宇宙蹴戦でサメをミンチにし、その間にウォリアが宇宙名乗り口上(ドラミング)し、その隙にウォリアが宇宙一刀両断。
「君達の対サメ兵装と私の宇宙DHCがあればサメなんて全部トルネードの中に放り込める! それこそがワールド・タイフーン!」
「PPP(パーフェクト・プティ・プラスウォリアーズ)発動シマス」
やめて寝返るから寝返るからといって降参するメリーを、100人くらいに増えたウォリアやプティたちはひたすらぽこぽこぶつのだった。
「これがPPPかあ、初めて見た」
●24時間でよくこんなに集めたなきみら!?
ついには城を崩壊させはじめるSSS帝国。
ここへ来るまでにいくつものサメが死に、イレギュラーズが倒れ、暗黒鮫騎士とイワシ騎士がぶつかり合った。
城を捨てて逃げ出す対サメ女王プルーを追い詰めるべく進むのは、やはり暗黒鮫騎士たちである。
「わたしは超天才の鮫的参謀レンジ―! ローレットの皆よ! 鮫にしてあげよう!」
鮫面はいいぞ、みたいなことを言って派手な魔法やすごい鮫トラップをあちこちに仕掛けていくレンジー。
「さあ。ワシを倒さねばサメ軍団の進軍は止まらんぞ。イレギュラーズどもよ、かかってくるが良い」
召喚したサメの軍勢を操ったはずだけど全然言うこと聞かないし白目剥いて暴れ回ってるのでヤケになってきた士郎。
「クックック……フハハハハ……ハーッハッハッハ!!」
見事な三段笑いで現われたニアが、大型ジンベエザメ兵器の上で踏ん反りかえる。
「如何なる武器を持ち出そうとも。如何なる武芸を繰り出そうとも。今のサメ兵器には通じぬよ。何故なら――ハイテレパスで情報網を確立しとるから。ほら、情報戦って重要じゃろ? 規模がデカイほどな!」
頭からなんかゆんゆん見える。なぜだろう今日にかぎって見える。
「ちなみに、司令塔は儂jぎゃーす!?」
敵の司令塔をぶっぱしたのはハロルドだった。
「しかし数が多い。いくら我らが一騎当千の精鋭揃いであるとはいえ、この数が相手では」
額をぬぐった途端、明後日の方向からすごい火炎放射が放たれサメの群れがグリルされていく。
「あれは……イワシ将軍の部隊!それに……まさか“イワシの炎魔”アシタか!?」
「一度は裏切った身だが、またここに戻ってくることになるとはな。勘違いするな、この街を焼き尽くす前に邪魔なサメどもをこんがり焼きにきただけだ」
宇宙機煌宝剣から射出される対サメ火炎放射でサメステーキを量産するチャロロがいた。
「ウェルダンか、ウェルダンか、ウェルダンか、焼き加減はどれが好みだ? いっそ炭まで焼いて、オイルサーディンを温める燃料にしてやってもいいかもな」
「ふっ。ここまでしてもらって負ける訳にはいかんな。イワシ・ナイト隊に告ぐ!今のうちにサメどもの本隊を叩くぞ!」
「「応!」」
ハロルドの掲げたDHAに応え走り出す騎士たち。彼らは『イワシ・オーダー』というなんかスペシャルな騎士たちだ。公開してから一時間で募集をかけてなんやかんやで8人くらい集まっちゃったフットワークの鬼たちである。
そういう意味では24時間に百人以上集まった時点でみんな鬼である。
そんな鬼たちが、まー負けるはずないよ。
「盛大に大暴れしたるわよ!!!」
利香にグラムの本来の力を取り戻し超電磁ブレードと化し、盾はついでに超無敵シールドと化した。
それをこう、ぶんぶん振り回してサメというサメを薙ぎ払う。
「撃ちまくれぇーッ!鮫が七分に空が三分、いいか鮫が七分空三分だ! どこに撃っても大体当たるぞ! 対空サメレーザー砲の砲身が焼き落ちるまで、撃方を止めることは断じて許さん!!」
後方からは第16装甲擲弾兵団シュヴァリエ・コープス隷下第777大隊フィーバー・バタリオンを率いるイワシ将軍Svipulが腕を振るえば、イワシ頭のクローン・イワシ・トルーパーたちがびゅーびゅービームを打ちまくる。
「ふ。御主等も三枚おろしにしてやろうか!」
かと思えば仙狸厄狩がダブルでセイバーなDHAをぶぉんぶぉん振り回してフカヒレを大量生産していった。
「まったく。ここにはだらしないサメしかいないのか。旬でも外したか? どうした! レイトウマグロの方がまだマシだぞ!」
「SSS帝国なにするものぞ! 我こそはイワシの騎士四天王が一人、サーディネスクイーンであるぞ!」
いつのまにか四天王になったダークネスがぴちぴちのイワシを握りしめたハイパーイワシ斬りで暗黒鮫騎士たちをばさーってやっていく。
説明しよう!
サーディネスクイーンとは、イワシ(サーディン)の加護に守られし運命の戦士である!
イワシの加護とはイワシをイワシる事によってイワシられた、イワシんでいる状態である!
……そう書いてあるんだから文句は言わせねえぞ! てめーイワシさんディスってんのか? おうコラ面かせや! そう書いてあるのだ!
「はい、皆様。こんばんは。私、完全で瀟洒なメイドこと、弓削 鶫と申します。あらあら。この宙域にも、とんでもないゴミ(サメ兵器)が散乱していますね。これはいけません。メイドとして、見逃すことはできませんよ?」
かとおもえば鶫がスカートとつまんで会釈をし、宇宙モップや宇宙ハタキでサメをきれいきれいしていく。
「ああ、言い忘れていましたが。私、イワシ・ナイトでもありますので……」
モップから光る刃を出してサメを切り裂いた。
「俺は宇宙オーク・IWASHIガードナーことゴリョウ・クートン。攻勢防御と言う名のゴリ押しが得意な一介のオークだ!」
親切な自己紹介と共に飛び入りするゴリョウ。宇宙サメシールドで殴ったりかちあげたり置きっぱなしファイヤーマンズキャリーからの超高度バックフリップしたり。
ぐわーと言いながら吹き飛ばされていく暗黒鮫騎士のみなさん。
だがまだ残っている。強力な敵が残っているのだ。
「私は宇宙農家ラルフだ。すまぬがイレギュラーズとは袂を分かつよ」
例によって親切な自己紹介をしながら出てきたラルフが、『理由かい?』と首を振った。
「彼らが農薬を規制する上に天然の野菜が良いと言うからさ。見た目が綺麗すぎる野菜は駄目とか健康被害がやら技術が未発達な時代の偏見と迷信ばかりにうんざりしたからさ。農薬を適量使えば変な健康被害も少なく、美味しく、清潔な野菜を食べられるのだ。しかも駆除の時間もコストも大幅に減らせて大助かりだ! SSS帝国は私の農業を素晴らしいと認めてくれた……ので私はサメの暗黒農協として君達を葬る!」
『作る側の負担も考えない善性を掲げて迷信で誇るか』と叫び、ラルフは宇宙農薬砲シャークイレイザーを乱射した。
手作業農家しか認めない心が日本農業をだめにするんだよとばかりである。
その横に並ぶのはティミ。
「私は実はこの国の出身です。幼い頃に宇宙奴隷商人に攫われてSSS帝国に連れて来られました。そこでの生活は苦しいもので、いつか故郷に帰る事を夢見ていました。こんな形で帰ってくるなんて……」
自分の身の上をとても丁寧に説明してくれると、黒い大きな鎌を武器にイレギュラーズたちに襲いかかった。
時折「たすけて」と囁くティミの悲しい瞳にイレギュラーズたちの胸は締め付けられた。だって可哀想じゃないのこの子。
最後の最後でなんかすげー重いひとたちが出てきちゃって、キャラ圧に押されそうになるイワシ・オーダー。
だが皆、そろそろ思ってる頃じゃないかな。
『あいつらまだ出ないの?』って。
そう、イワシ・オーダーとほぼ同時期に募集を開始してなんやかんや集まっちゃったあの六人だよ!
「良いか、ここが俺達のビッグ宇宙ブドー館DA」
アカツキが手を翳す。
その手に仲間が手を重ねた。
「ふむ。ユニットの皆さんと歌って踊って戦う皆さんを勇気と力を与えるのですその為にはスカートを履く事も辞さない」
笑顔を要求されてひきつるクロウディア。
「皆の歌を増幅して—、戦場の皆さんを鼓舞する力を高める装置を作ってみたのだ。さーらーにー。サメ兵器のメイン回路に干渉し、曲にのせて躍らせてしまうハッキングシステムも搭載ッ」
裏方に徹するコリーヌ。カメラまわす正宗くん。
「あたしアイドルは辞めて……プロデューサー兼アイドルになるっす! もっと大きな舞台に立てるように!」
アイドルよりむずいことを平気で宣言する度胸ハイスペックの香奈美。
「はーい歌って踊れるアリス系バニーBOYの僕、参上! ミュージックが聞こえないなら、歌っちゃえばいいじゃない!いっくよー!」
CD展開を想定した声優があてられているルチアーノ。
「きゃー! すてきー!」
ノースポールがカメラぱしゃぱしゃしながらうちわを振った。
推しのうちわである。
「でもやっぱりわたしの推しは…アリス系バニーBOYのルーちゃんかな! 今日もカッコ可愛くて天使だよ~♪」
よく見たら六人中二人くらいアイドルじゃないけどそんなこたぁ些細な問題である。
「さぁ行くZE野郎共! 一世一代のビッグステージDA!!」
わき上がる歓声。空を焼くビーム。
爆音のイントロとジャンプ装置によってステージに飛び出した彼らはマイクを手にファンたちに手を振った。
「それでは聞いてください」
「ボクたちの新曲!」
「精一杯歌うっす!」
「『MOT依頼入り隊』で――『リプレイにオチをつける歌』DA!」
始まるライブ。会場を埋め尽くす歓声。これぞ本物のミュージックシーン。アイドルという名のロック。人々はDHAを振り回しサメは泣き鳥は歌い空は晴れ渡った。
これ以上振り返ろうとすると約百人分一気に流れ込んでくると察した女王プルーはヤケになった顔で拍手を送り、頭に天使の輪っかつけてのぼっていくサメゴーストたちを見送った。
惑星レガド・イルシオン防衛戦はイレギュラーズたちの勝利によって幕を閉じたのだ。完!
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
この話に収集つけようってェのがどだい無理な――ハッ、カメラ回ってる!
みなさん、おはようございます☆
ヘンな夢は見られましたか?
ちっくしょうもうやらんぞこんな依頼! なにがサメだ! 分量調整だけでも一苦労で――ん、なんだあれは。サメ? や、やめろ、ぎゃああああああああああああ!
※黒筆墨汁氏はサメの大群に放り込まれてミンチと化しました。どうしてこうなったのか、リプレイの中から探してみようね☆
GMコメント
●このシナリオは嘘です。
細けぇ事はいいんだよ!
ようこそいらっしゃいました。
わたくしは対サメ宇宙GM、黒鮫条汁。皆様の案内を勤めさせて頂きます。
あとこれは参加者全員に共有の夢を見せるフシギな存在『ユメミセルヤーツ』によって作られた集団ドリームでございます。
たった一度のドリームでございますので、ぜひぜひ羽を伸ばしていってくださいませ。
【もくてきとあらすじ】
惑星レガド・イルシオンの中央国家メフ・メフィート。
SSS帝国の宇宙サメ精鋭軍によって軍隊はほぼ壊滅し、残す希望は颯爽と駆けつけたイレギュラーズのみとなってしまいました。
ですが皆様がいればもう安心。イレギュラーズのスーパーな力を見せつけてやりましょう。
舞台となるのは中央国家メフ・メフィートの首都シュトー。
赤煉瓦作りの家々や豪華な美術家や貴族の広いお屋敷や自由すぎる女神像やアームストロングサイクロンジェットアームストロング塔などが聳え立つ町です。どこだここは。
サメたちは町を端からバーッと襲撃してきますので、それを迎え撃つことになるでしょう。
【いれぎゅらーず】
みなさんはここではハイパー無敵なイレギュラーズです。
宇宙をまたにかけ、反乱軍ギルド・ローレットとしてSSS帝国と戦っています。
そのため全てのスキルと武器とレベルとその他諸々の数値に『宇宙』や『対サメ』の頭文字がつくのです。
どうなるかというと、なんかすげーつよくなります。今回だけしかありえないような無敵っぷりを発揮することができます。
【やれること】
さて、ローレットに所属するイレギュラーズであるあなたは、どんな役割を担っているのでしょうか。
光る宇宙剣でサメを切り裂く剣士でしょうか。宇宙料理術で只管おにぎりを大量生産する宇宙料理人でしょうか。はたまた宇宙バイクや宇宙馬や宇宙ケルベロチュを操って駆け回る宇宙ライダーかもしれませんね。
もし悪役をご所望でしたら(とても負けそうではありますが)SSS帝国に寝返ってもよいですし、ローレットから離れた一匹狼となって再びローレットを助けにやってくる人になっても構いません。今日だけなんだからねっ、もうっ。
【ルール】
お友達と参加する際はプレイング冒頭に、以下のように記載してください。
・『プルー・ビビットカラー(p3n000004)』のようにフルネームとIDを書く。
・【対サメ爆竹研究会】のように【】で囲ったグループ名を書く。
・百人の友達がいると偽ってありもしないフルネームとIDを沢山書き連ねる暴挙に出る。
●アドリブ度と描写
当シナリオは夢の中でおこったとっても非日常的な内容を描きます。
そのため普段のキャラクターとは異なる言動や思想をもつことも、もしかしたらあるやもしれません。そういったアドリブをどうしてもつけたくない場合はプレイングに『アドリブなし』と書き込んでくだされば、できる限りの配慮をいたします。
また、ステータスシートのプロフィール欄は(今日の分はアテにならないって宇宙大権現様がいうので)あえてあまり見ずに判定します。反映させたい設定がある際は、ぜひプレイング内に書き込んでくださいませ。
描写は1PCにつき1シーン。100PCまでは保証。そこから先はがんばります。がんばりますよ。
【サンプルプレイング】
俺は宇宙の暗殺料理人。女王の依頼を受けてサメ野郎をぶち殺しにやってきたぜ。
おおっと来やがったな。
俺は町で手頃に高い屋根に登って宇宙ガトリングガンを乱射するぜ。対サメ精密射撃の威力を味わいな!
「フカヒレにしてやるぜ!」
特に狙いてえのはツインヘッドなサメだ。奴を倒して料理してやるのさ。
「俺の対サメ料理術と対サメ胡椒でウマイ飯を作るのさ。戦いが終わっても、メシがなくちゃあいけねえからな! ハッハー!」
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