PandoraPartyProject

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Stahl Eroberung Ⅱ

 無辜なる混沌に点在する歴史には、遥か古代より続くものもあれば、ごく近代に外世界よりもたらされたものもある。だがいずれにせよ、不変のものはない。
 鉄帝国の天空に発見された浮島アーカーシュ。前人未踏破の古代遺跡をめぐる物語は大きな転換点を迎えていた。
 鉄帝軍の軍務派と特務派による水面下の争いは、特務大佐パトリック=アネルの暴挙とも言うべき断行によって決定的なものとなった。
 彼を追いアーカーシュの奥地ショコラ・ドングリス遺跡へと入り込むイレギュラーズたち。
 その一方で、パトリックがアーカーシュのシステムを起動してしまったために目覚めてしまった魔王イルドゼギア・クローンとそのエピトゥシ城の攻略も急務となり、イレギュラーズたちは二面作戦を余儀なくされたのだった。

ユーフォニー(p3p010323)
「やりました! 精霊の皆さんと一緒に魔王城から出撃してきたハイアームズたちを倒せましたよ!
 あれを放っておいたら、魔王城に突入する皆さんが酷い足止めを喰らったでしょうし……本当に手を打ててよかったです」
ジュリエット・ラヴェニュー(p3p009195)
ヒンメル・ゴーレムの実用テストにもなったし。万事良好、ね。
 パトリック・アネル特務大佐にアーカーシュの管理権限を奪われたままなのは気がかりだけど、魔王城を設備ごと利用できればいざとなっても抵抗できるはずよ。
 どちらも古代遺跡とはいえ、魔王城こと『エピトゥシ城』は既に存在したアーカーシュの上から作られたもの。魔王城はアーカーシュからシステムが独立しているみたいだし」
ライオリット・ベンダバール(p3p010380)
「それは良いニュースっス。けど……確かにアーカーシュ側の様子は気になるっスね。空のハイアームズたちを相手したあとはオレもマルクさんたちと一緒にアーカーシュ地下のショコラ・ドングリス遺跡に攻め込んだっスけど……」
ニコラス・コルゥ・ハイド(p3p007576)
「入り口から既にかなり手強かったよな。特務派のヴォルフ・アヒム・ローゼンイスタフとカタラニア・ローゼットたちが遺跡の入り口で守りを固めてやがった。ヴィーザルの鎮守とラドバウのB級闘士だな。ほんと、軍人ってのは胡散臭くても命令にゃ従わないといけねぇってんだから大変なもんだよな。
 最後にゃきっちりナシつけて帰って貰ったぜ。で、マルク? 中はどうだった」
マルク・シリング (p3p001309)
複雑に動くキューブ状のブロックが一杯でね……規則性を見つけるのに苦労したよ。
 そのぶん、把握してからは幻影を使ってうまく特務派の兵隊を攪乱できたけどね。
 ヴェルミリオ、そっちはどうだった?」
ヴェルミリオ=スケルトン=ファロ(p3p010147)
「こちらはスケさんたちを勇者の手先だと思い込んだセレストアームズたちに阻まれましたが、勝利しましたぞ!
 しかし、システムを書き換えられ本来の正義を失った悲しきゴーレムたちでした。地下遺跡に押し込められた彼らに、最後には空を見せてやることができましたぞ……」
祝音・猫乃見・来探(p3p009413)
「僕たちは第十三部隊――ルナリアさん達と戦ったよ。ルナリアさん達は、悪くないみたいだけど……。
嘘をついて僕等に濡れ衣着せた悪い奴を嘲笑わせるだけだから……」
ニル(p3p009185)
「こちらはビックリユーレイウオさんたちが遺跡の中で暴れていました。ビックリユーレイウオさんは人をびっくりさせるのが大好きな幽霊さんなんですけど……ニルがこわいのは、ビックリユーレイウオさんたちと会えなくなること、かもしれません」

アーカーシュ地下遺跡。その中でも深部にあたるショコラ・ドングリス遺跡の攻略は着々と進んでいる。
その奥地にてアーカーシュの王――もとい最高権限者となったパトリック特務大佐に迫るのも時間の問題だ……。

ゼファー(p3p007625)
「そっちは今のところ問題なさそうね……。
 こっち? こっちは魔王城で大量に沸いた四天王と戦ってきたわ。
 たしか、『獣王』ル=アディンとかいうのが大量にいたわね。あとなんか、フミノがフミノされてたわ」
華蓮・ナーサリー・瑞稀(p3p004864)
「四天王が何人もいるのだわ。こっちにもセァハとダルギーズのクローンが出てきて、戦うはめになったのだわ。これで全部?」
シュロット(p3p009930)
「ヴェルギュラもだ。とはいえオリジナルだって人が打ち倒すことが出来たんだ、僕らもそれに続くことができた……ということだろう。
 闇の申し子ヴェルギュラ。奴が魔王になる日はついにこなかったんだ」
フォルトゥナリア・ヴェルーリア(p3p009512)
「それにしても、あの魔王や四天王は、なんていうか……私が前の世界で戦った魔王とは随分毛色が違ったね。それでも現代に蘇った(?)四天王を倒せたのは、勇者パーティーの面目躍如、かな!」
シフォリィ・シリア・アルテロンド(p3p000174)
「勇者パーティー……。あの人も、もしかしたらあの魔王たちと戦ったのでしょうか……。セァハが恐れたのも、もしかしたら」

イレギュラーズたちは魔王城を順調に攻略し、ついに魔王イルドゼギア・クローンの玉座へと迫ることに成功した。
本体の知識や記憶をもっていないとはいえ能力は互角。放置すれば『第二の魔王』となりかねない存在である。
これに、イレギュラーズの精鋭チーム実に12名が名乗りを上げ、そして挑みかかったのだった。
参考:<Stahl Eroberung>もうひとつの魔王と、あたらしい勇者伝説

アルヤン 不連続面(p3p009220)
「いやあ、魔王は強敵でしたね(うぃーんうぃーん)」
フローラ・フローライト(p3p009875)
「あの……思い切り、顔面に扇風機をあびせていましたけれど……。
 けど、確かに……強敵、でした……わ」
リュコス・L08・ウェルロフ(p3p008529)
「それに第二形態まであったし……。けど強さで言うなら現代の魔種と同じくらいかな。
 ちゃんと文献を調べたわけじゃないけど、勇者王が勇者って呼ばれるきっかけは魔王を倒した時だったんじゃないかな。
 だから、結構旅の最初のほうだったのかも」
ハイペリオン(p3n000211)
「そうかもしれません。おぼろげながら思い出してきました。アイオーン様は確かに気の回るかたで、魔王を倒すときもとても用意が良かったような気がします」
ジェック・アーロン(p3p004755)
「魔王がハメ殺しされてたって考えると……ちょっと可愛そうだね。
 けど、魔王のクローンはきっちりと倒したよ。他のクローンがいないことも確認できた。
 魔王城にはもう危険はないんじゃないかな。このまま拠点にしちゃおう」

――魔王クローンに勝利し、魔王城の攻略が完了しました! 拠点化の計画が検討されているので暫くお待ちください。
――最奥ショコラ・ドングリス遺跡の攻略が順調に進んでいます。パトリックまであと僅か!
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