シナリオ詳細
【SHARK WARS】ハッピー・クリスマス
オープニング
●俺達ゃマーセナリー
「やあ、知ってるかい? 今回の任務で、俺たちは全員死ぬらしい」
『黒猫の』ショウ(p3n000005)の言葉に、その場で集まった大半がげらげらと笑い出した。
「知ってるよ! 情報屋のくせに情報遅ぇな!!」
「…………だよな」
肩をすくめておどけてみせる。ふと思いついたネタだから言ってみた。そういう風に。
「シャーク・ベイダーが相手ッスからねー。流石に生きて帰れる保障がどこにもないッス」
『可愛い狂信者』青雀(p3n000014)の言うように、今回の相手は『あの』シャーク・ベイダーだ。
彼らの任務はひとつ、そのシャーク・ベイダーが主戦場に到着するのを妨害することだ。個人で一軍隊に匹敵するという強大な戦力を、文字通り決死で足止めするのである。
そうすれば、少なくない年金が家族のもとに届けられる。自分たちの墓標には『帝国最強のシャーク・ベイダーに立ち向かったカッチョイイ英雄共ここに眠る』と刻まれるわけだ。
悪くない。端金で信念もなく、あちこちでドンパチしていた傭兵団の最後としては、悪くない。最後に、あのサメ共に一杯食わせてやろうじゃないか。
「おあつらえ向きに、ザァザァの土砂降りだ。それっぽいじゃねえか」
「違ぇねえ。死ぬにはいい日だ」
「ああ、死ぬにはいい日だ」
「――い、いいわけあるか!!」
誰かが叫んだ。
その声の主へと一斉に視線が注がれる。今更、何いってんだこいつ、というそれで。
「なんだこれ、おかしいぞ! なんでこんなとこで、なんでサメなんか相手にして、なんで死ななきゃいけないんだ! 俺は嫌だ! 嫌だからな!」
喚いている。銃を握ったこともない子供が、父親に殴られたようにぴーぴー泣き喚いている。
「これは夢だ! なにもかも現実じゃない! なあ、ほら、あれだろ!? あんた、今何月だよ、何日なんだ!? 教えてくれよ!」
「うるせえぞ!」
喚いていた男が殴られた。そのまま、襟元を掴まれて引き上げられる。
「おかしくなんかねえよ! シャーク・ベイダーが相手なんだよ! やっこさんは化けもんだ。あんなもんが居たら主力サマ方はお手上げだ。だから俺らがちっせえ命ァ賭けてやんじゃねえか。めそめそしやがって。いいか、俺はゴメンだぞ。化けもん相手にかっちょよく死ぬんだよ! ぴーぴー泣き喚いて被害者Aみたく死ぬなんざまっぴらだ!」
酒を煽る。死ぬのが怖い。そんなものあたりまえだ。だが決めた。これは決めたことなのだ。とっくのとうに、覚悟を決めた仕事なのだ。
「でもー、そんな化物をぶっちめてやれたら、もっと『カッチョイイ』ッスよね?」
青雀がそんな事を言いだした。
冷めかけた空気に、誰かが笑う。それにつられて、誰も彼もが笑いだした。
「いいな、いいなそれ。ああ、凄くイイ!」
「そうしよう。そうしようぜ。あんのおっかねえ化けもんを俺らぶっちめちまおう」
轟音。
艦内アナウンス。
『目標に命中確認。シャーク・ベイダー機の撃墜に成功しました』
「来なすったな。じゃあ仕事だぞネズミ共。嬉しいことに、今回は弾を撃ち尽くしていい。それに、何回ファックファック言ったってあとからお偉いさんに怒られることもねえんだ」
「神様からは、怒られるんじゃないッスか?」
そりゃそうだと、また大声で笑いあった。
- 【SHARK WARS】ハッピー・クリスマス完了
- GM名yakigote
- 種別イベント
- 難易度VERYEASY
- 冒険終了日時2018年04月12日 23時50分
- 参加人数86/∞人
- 相談0日
- 参加費50RC
参加者 : 86 人
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参加者一覧(86人)
リプレイ
●遙か最果ての星と呼ばれた場所で
生物としてのあり方の極地が『生きていること』だとするならば、死してでも守りたいものがあるということは、その枠組みで見る限りは欠陥品であるのかもしれない。だが、同時に幸せなことでもあるのだろう。生きている限り、この大空の向こうを飛び交える時代であってさえ縛られる、大地から解き放たれているのだ。とかなんとか真面目くさいことのたまってみる夢物語。始めます。
何も無い荒野とはよく言ったものだ。
隠れられるような場所の一切無い、だだっ広いだけの空白地帯。
地図屋がいればさぞやりがいが無いと嘆くことだろう。
そんな中で、ひとりの男がいた。サメのぬいぐるみを頭から被り、顔を隠した男。その男が憎き鮫ではなく、自分たちに似た人種であることは周知の事実だ。
人類の裏切り者、深海卿の中でも群を抜いた存在、シャーク・ベイダー。
個人軍隊とまで言われるその戦力を、眉唾だと疑う者はここにはいない。
ここで死ぬ。全員が死ぬ。だがそう覚悟を決めるだけの価値が、この戦いにはあるのだ。
「ちっ、位相エネルギーを切り払うとか、何だアレ」
撃ち尽くしたフェザーライフルを投げ捨てながら、シルヴィアが悪態をついた。聞いてはいたが、実際に体感すると改めて非常識さに頭を抱えていたくなる。
「だがまあ、ここで大人しく死んでやるほど人間ができてるわけでもないんだ。最後まで足掻かせてもらうぜ、深海卿さんよ」
「ベイダー卿が、最強ということは、つまりは妻強でもあるはずですの」
ノリアがよくわからないことを言い出した。字面から意味が想像できねえぞ。
「ですので、アイムヨアファーザーに対抗して、わたしは、アイムヨアマザーでゆきますの」
お父さんの娘はお母さんだったのです。深く考えるな、論理的に考えるとなんかやべえやつだ。
「吾、戦いの中でのみ生きる亡霊也や――」
クロバが刃を構えた。己の内に眠る力を解放したことで、その刀身が光輝いていく。両手に光刃を携え、駆けていく。
「さぁ、始めようぞ。我ら戦に生きる兵はここに在りと」
鮫のぬいぐるみなんぞを被った大将首を目がけて。疾く。疾く。
「なぁにがシャーク・ベイダーですかお父さん!」
クロバは人類の裏切り者を指さして声を上げる。
「いい年してそんなこと言って、そんなに私がお父さんのプリンを食べちゃったことが憎かったのですか!? 仕様がありませんね。ここはドカンと一発、目を覚まさせてあげまぁす!!」
なお、詠唱は版権的にヤバいので割愛です。
「本当は逃げるのが正解なんだろうけれど……ボクはこの星を守るって決めたんだ」
セララのそれは、無謀と言われるに等しい者かもしれない。それでも、決死と投げ打つだけの価値があるものだと、他ならぬ自分が決めたのだ。
「ボクの命と引き換えにお前を倒す! 光になれー!」
それだとハンマーじゃなかろうか。
「そう。私は生まれ変わったのです……イワシの騎士として!! ふふ、普段の私とは一味違う私をお見せしますよ!」
マナがDHAを掲げてみせる。
「あっあっ皆様走らないでください! 私は普段運動しないので足が遅いのです! シャーク・ベイダーさんもこちらに来てください! 私に斬られてください!」
そこに、ウサ猫耳スク水メイドエンジェル幼稚園児、アランがいた。お前どうすんだよこんなもん文字数内で表現できるわけねえぞ。
未来に起こりえるとされている人と機械との戦いを止めるため、諸悪の根源であるそらネットを潰そうとタイムスリップしてきた女。畜生、まだ盛るのか設定を。
あー、とりあえず攻撃してます。斬りかかります。あいるびーあいるびー。
ルミリアが詩を吟じている。自身をも含めた、死地へと向かう英雄の詩を。
「私自身が、後に誰かに語られるような戦いへ赴くことになるなんて。もう少し、貴方が訪れることのできなかった世界を回ってみたかった」
だが、後悔をしているわけではないのだ。
「先生、私は……貴方が誇りに思えるよう、生きてこれましたでしょうか?」
「ここまで戦ってきたが、どうやら俺はもうダメみたいだ」
黒羽の傷は深い。それが助かるようなものでは無いことなど、自身がよく承知していた。癒やし手の動きを、手で制して首を振る。意味の無い消費をしている場合ではないだろうと。
「このまま死ぬンだろうが、最後に他のヤツの盾になるくらいはしてやるさ!」
「死霊使いが死んだら格好つかないね」
『相手が相手だ。覚悟は出来ているだろう?』
「ま、誰だっていつかは死ぬし、やる事はキッチリやるよ」
浅くない傷と、戦闘による疲労。軽くはない身体に鞭を打ち、ティアは自身の得物を大上段に振り上げる。一矢、報いてやれと。最後の力を振り絞り、強く、強く投げつけた。
「踏んでる、踏んでる」
世界樹は自分の上に乗っているシャーク・ベイダーの足をぺちぺちと叩いた。反応はない。せめて斬っていけば良いものを。
「踏んでる、踏んでる」
これでこの訴えは何度目になるだろうか。いたい。いや斬られた傷の方が痛いんだけどこれもこれで痛い。嗚呼、軸足にしてターンはやめて。
なんか、いた。それは味方の横でピポピポパポパポ言いながら、多分、応援、らしきことをしている。それだけ聞くと軽快なトークで愚痴ばっか言ってる召使いロボが頭に浮かぶだろうが、全身に蜂蜜を塗りたくった裸のオクトなので、普通にキモい。距離が近い。キモい。息も荒い。キモい。鬱陶しいので殴ると、気持ちよさそうな顔をしていた。キモい。
「ゲハハハハッ。よおし、用意はいいか野郎ども。最後に一発、でかい花火を上げようぜ!」
グドルフが斧を担ぎ上げて鼓舞をする。こんな辺鄙な星で命運が尽きるなんてのはついてない話だが、褒められた人生でもない。こんなものだ。寧ろ上等だと言っても良い。
「ウオオオ! 行くぞオオオオ!」
ところで打ち切りネタって久々に見たわ。
「Horseと共にあらんことを……」
ブオンブオンっていう音を響かせて、エンアートが緑の光を放つDHAを振るう。シャーク・ベイダーの持つそれを打ち合い、火花が飛んだ。力量の差な理解している。それでも退くという選択肢はない。選ぶのならば、最初からそうしている。何度目かの打ち合い。次の一撃は――
「ふふふ、私は銀河の二大勢力の裏で暗躍する銀河商人……」
オロディエンが戦争には直接介入しない立場から言っている。ずっと続く戦争に武器とか資材とか売りつけて自分たちだけ成長したりするやつだ。戦争を泥沼化させて、儲けようとするやつだ。いいのか、ここにいると死ぬが。
「……煙草はやめたんだけどなあ。でもまあ、一本くらいは許してくれないかな」
最後のそれになるのだからと、行人。そう、生き残ろうが、そうでなかろうが。
「さて……行こっか」
シャーク・ベイダーの背後から、駆ける。出力は最大。その一撃のみにベットして、走り、急所を狙いすまし――振り向いたそれと目が合った。
「そこです! そう、そこで一撃を敵に!」
内心の奮えを隠しながら、スリーが激励を送る。金払いが良いというだけで飛びついた仕事が、まさか死地送りだなんて思ってもみなかった。
「大丈夫、私達ならばきっと、この地獄すらをも踏み越えて進めるはずです!」
命あっての物種。どうあっても生き残らねば。
「あっ。押さないでください。あの、押さないで。あっあっ」
「私の最後の輝きを見せてやるー!」
言いつつも、スティアは脱出ボタンのスイッチを押した。シャーク・ベイダーに向けて突っ込んでいく爆撃機。それでも傷を負った風ですらない深海卿に、最早笑ってしまいそうにさえなる。
「私生きて帰ったらケーキを食べるんだ……! いっぱい食べるんだから!」
「あ、危ない!」
シャーク・ベイダーに斬りかかられる仲間を見て、レイは思わず身を投げ出していた。あっさりと自分の肉を貫く光刃。だが、反撃で突き出された腕を掠めるくらいは成功していた。ざまあみろと思う反面、自分のお人好しさに苦笑しか出てこない。
「ははは、やっちゃった。私はここまでかな……」
「別に倒してしまっても構わんのだろう?」
思ってたほど使ってくる人のいなかったパロディをアカツキが口にした。
「俺の歌を聴けー!!」
戦いの最中、大声で叫ぶ。それは物理的な威力を持って攻撃するための音波。実際に歌うつもりはない。その台詞を選んで口にしたのは、ちょっとでも気にしてくれたら隙でもできないかなってところだ。
「くっ! ここが正念場ですか! シャークベイダー強すぎるです! 私は負けませんよ!」
トゥエルがDHAより斬撃を飛ばした。あれだ、HPマックスの時に出来るコピー能力のアレみたいな感じ。例えが古いかもしれない。
「吾こそは大銀河美少女一族最後の生き残りである。白百合清楚殺戮拳と名を変えておるが、この拳見覚えがあろう!」
百合子が美少女らしい構えを見せる。
「そうこれは貴様の滅ぼした百合烏賊熱燗居酒屋拳! 吾の真の名は割・烏賊子! 今まで全てを偽る屈辱を耐えてきたのも今シャーク・ベイダー! 貴様の前に立つためである!」
なんていうかすごく読みづらい。
「やれやれ、どこに行ったかと思えばこんな形で戻ってくるとは……最期に大きな花火でも打ち上げてやるとするかのう」
潮がミニ鮫ロボットを駆使して戦っている。それはそうとこいつ敵じゃね?
「やはり彼は失敗の様です……ゴッド、どうか我らに新たなる指示を」
うん、やっぱ敵じゃね?
「死にたくないに決まってるじゃないか! まだしたい事だってたくさんある……けど守るべき人達のために、家族のために僕は死ななくちゃならないんだ」
ムスティスラーフが最後の決戦のため、自分を鼓舞している。
「いくぞシャーク・ベイダー、我が息子よ! 道を誤ったお前を引き戻してやる!」
「メリークリスマス! 悪い子へのプレゼェントであるな! ハッハー!!」
ボルカノが、シャーク・ベイダーの頭に向けて巨大なライフルの引き金を絞る。轟音。あがる土煙。しかし手応えを確認する前に、打ち返された光線が彼の胸を貫いていた。
「な、なんで……狙撃が綺麗に入ったのに、ヒエエエエ!」
「アタシはジュン・シェパード。普段は海の家でバイトしているが、こう見えて幾多ものシャークベードを倒してきたんだ」
何があっても『こんなこともあろうかと』って言えそうな名前だ。
「アタシのDHA:チェーンソーでカマボコにしてやるぜ。ちなみにチェーンだからな、ちょっと伸ばせるぞ。13キロや」
何でそこを足した。
「ヒャッハァー! 俺様の名は“土蜘蛛”のQZ! 荒野で俺様に会ったのが運の尽きよォ!!」
そう言って、両手につけた爪状の武器をベロリと舐め、砂がついていたのか嫌そう口から出している。誰やこいつ。
「ヒャァア我慢できねえ! 血を魅せろォ!!」
こう、回転しながら。サイコクラッシャーみたいに。うん、誰やこいつ。
「この恩を返す時が来ました」
ティミがその柄だけの剣を抜く。それは彼女からHorseの呼応を受け、光り輝く刀身を現すのだ。
「私が援護します!」
さあ、今こそこの身を投げ出そう。失われていたかもしれない命を、生きているとはいえなかったかもしれない命を、仲間のために捧げられると言うならば。
「絶対に負けません!」
補給艇にてアラートが鳴り響く。想定されていた重量を超えていることが発覚し、密かに乗り込んでいたセティアが発見されたのだ。どんなに幼い少女であろうと、侵入者は排除しなければならない。この船がたどり着けなければ、失われる命は何千何万に及ぶのだ。
「えもい」
その感想に、乗組員の『かわいそう』という感情値がちょっと減った。
タルトが懸命に逃げている。この人数の中でたまたま目についてしまったのだろう。シャーク・ベイダーがこちらに向けて走ってくるのだ。待て待て妖精さんと書いておくと微笑ましいかもしれない。多分モンスターパニック系だが。
「あー、そやね。アレやね。ありきたりやけど、うち、帰ったら婚約者待っとるしなー」
水城がそうやって危険を背負い込もうとする。フラグにまでプロボック決めているのだ。
「勝ったら、結婚するんや、うち」
でも昨今、ここまで露骨に立てると逆に死なないよね。
エスラのこれまでの経緯を思えば、シャーク・ベイダーに近いものがあるかもしれない。SSSで育った彼女は人類と戦う内に、自分がどちらにつくべきかを思いだし、人間の側に寝返ったのである。
「良く考えたら私、サメじゃないの。何を今更? そう、確かに……もっと早く気付くべきだったって思うわ」
ほんとな。
「ふふっ、どうやら死ぬには良い日みたいね」
竜胆が血まみれの腹を押さえながら、空を仰ぎ見た。本当に、悲嘆ぶるにはお誂え向きのザアザア降りと来ている。痛みは消えてくれやしない、今も身体を動かすだけで脳が悲鳴を上げている。それでも、そのまま死んでやるだなんて御免だった。
「皆を、明日を必ず掴み取って見せるんだから」
「こんなことも有ろうかと、いろんな罠を仕掛けておいたからねー?」
コリーヌがリモコンのようなものを取り出した。ボタンひとつで戦場のあれこれが作動するようになっている。
「アレが相手だと、時間稼ぎ程度にしかならないかもだけれど、工兵の意地、たっぷりと思い知らせてあげるからねー!」
そう言って、迷わずスイッチを押した。
「おばさんはシャーク・ベイダーにお料理バトルを申し込むわ。SSSの、あのシャーク・ベイダーだもの。相手にとって不足は無いわね~。制限時間内に美味しいお料理を作った方が勝ちのルールよ。さぁさぁ、レストおばさんのクリームシチューを召し上がれ~」
レストが光るレイバーを片手に深海卿へと宣言する。普通に斬られた。
「ベーダー卿! ワタクシの事を忘れたとは言わせませんよ」
ここで会ったが百年目とばかりに、アルム。
「貴方に裏切られ死んでいった部下の無念。コズミックメイド隊 元隊長のワタクシが晴らしてみせましょう。お覚悟を」
「ジュリリ!?」
ノースポールは目が覚めるとシマエナガだった。目が覚めるって表現はちょっとそぐわないかもしれないが。シマエナガがわからない? ググれ。3分幸せになれるぞ。
「ジュリリリィ!!」
それでも今はイワシの騎士。シャーク・ベイダーへと決死の体当たりを決めるのだ。あ、ふっとばされた。転がってる。
「吾輩の聖剣DHCにより切り刻んでやるわ! ヌワーッハッハッハッハ!!」
豪真が高笑いする。それは化粧品の方だ。
「今こそ吾輩の力……ん? もう、0時を過ぎてしまうだと……? ぐぬぬ! 時の神クロノスはやはり吾輩の邪魔をするか! しかし時間には逆らえぬ……お、覚えておれよ!!」
シンデレラか。
そこに、赤い光るセイバーを携えたシスター・モルグスの姿があった。銃も戦闘機も使えないが、それでも、鍛え上げた肉体と剣の技術を持ってここに立っている。何でシスターかは知らない。たぶん春のせいだ。
「相手が悪すぎる? ――ハハ、関係ありません。俺は戦えれば良いのです。それが例え、一撃で倒されるのであったとしてもね」
「シャーク・ベイダーが主戦場に到着するのを妨害する、か。妨害するのはいいが……別に、アレを倒してしまっても構わんのだろう?」
タツミが頼れる背中を見せる。ありがとう、君で二人目だ。もちろんフラグなのでコーホー言われながら普通に斬られました。
「私はジェーリーなのだわ! シャーク・ベイダーをコテンパンにやっつけちゃうのだわ!」
高らかに宣言し、詠唱を始めるジェーリー。
「私は宇宙の魔女なの! 物理で攻撃なんてナンセンスよ! さぁこの大魔法の前で跪かせてあげるのだわ!」
そういえば、非物理特化って少ないよねあの世界。当時だと画面映えしないからかな。
「怯むな! 全員でかかれば奴とて無事ではすまない!」
レオンハルトが仲間を懸命に鼓舞している。
「仲間の生死を無視して攻撃しろ!」
嘆いている暇などないのだと。
「俺が突撃する、やれー!」
「SSS最強の暗黒卿、シャーク・ベイダーがおいでなすったのであるよ。さて、どれほど足止め出来るものかのぅ」
ルクスの知る限り、相手は弩級の化け物だ。だが、死ぬからには無駄で済ませるわけにもいかないのであった。
「いくら弾を使っても良いそうなのである、流石太っ腹であるな! 代金は我らの命と引換えであるそうだがの!」
「敵はあのシャーク・ベイダー……相手に不足はありません。皆さん、フォースと共にあらんことを」
香澄が祈りを捧げている。ところで、DHAとかHorseとか当日になって聞かされたんだよ。だから用語があっちいったりこっちいったりも仕方が無いことなのだ。
「さあ食らうのです、ベイダー卿。これぞ数多の凄腕の集中力を根こそぎ奪い去った技。その名も『爪先踏みながら闘法』です」
狐耶が喧嘩殺法みたいなことを口にする。
「恨むなら自らの強大さを恨むことです……目的のためならイワシの騎士は一切の容赦をしませんよ」
でも斬り合う距離にしては割と近そう。
「殺された父の恨み……忘れちゃいないわよ!」
メリーがDHAを構え、シャーク・ベイダーへと一直線に斬りかかる。ところで、マスコメでも記載したのだが、シャーク・ベイダーは元イレギュラーズ。完全な人違いである。
「剣とか振った事ないけどまぁ、勢いでどうにかなるでしょ多分!」
難易度がベリーイージーだから大丈夫だ。
「待っておったぞ、シャーク・ベイダー……いや、アナゴン・イワシウォーカーよ」
ちょっとだけうめえな。
「儂は師として、汝を止めねばならぬ」
そう、彼女の真の名は、ルア=フォス・ニアービ。とってつけたような改名だが、ベイダーの師匠なのだ。さあ、あと何人名乗り出るかな。
「汝は! Horseに栄養バランスを齎す者だった筈なのに!」
「はっはー! アレ? ちょっと待った。サメにもフォースにも銃って効かないような……これヤバいんじゃね? 撃っても効かないどころか跳ね返されるんじゃね?」
ロクスレイの言うように、あの世界って銃はまず跳ね返すよね。場合によっては跳弾で反撃してくるし。
「はっはー! Horseには勝てなかったよ……」
ウィルフレドくんはっょぃ。ぃじょ。
「ふふふ、足止めでも難しいのに倒してしまおうだなんて。イカレタ方達ですこと、大好きですわっ!」
ケイティは自慢のトラップを惜しみなく展開させていく。
「そして、ふふふ……最後のトラップはマントルまで掘った落とし穴ですの」
よく燃えなかったなそれ。
「シャーク・ベイダー……一緒に落ちましょう?」
「パパ、ママ、ありがとうございました。行ってきます」
ココルはそれを両親に告げぬまま、剣を持つ。ここで自分は死ぬだろう。それならば、このために生きてきたのだと胸を張ろう。帰りを待つ人よ。それだけで私は満たされるのだと。
「さあ、かかってくるのです!」
散って見せよう。死んで見せよう。誰かの背を守り、それを最後の誇りとして。
「勝てるはずのない戦、捨て石扱い。ま、私の人生そんなもんだったわ」
ミーナが自嘲気味に笑ってみせる。それでも生きてきた。生きてきたのだ。
「人間、生きるって意志さえ持ってりゃ……なんとかなるもんなんだよ」
どんなに誰かを失っても、それはまだ自分の番ではないのだから。
「その根性、見せてやるよ! 来な、木偶の坊!!」
怖い。怖い。死ぬのは、なんて恐ろしい。想像するだけで、風牙の歯の根がなる。嗚呼、目前に死が、死がいる!
「あいつは師匠の仇なんだ。だから、オレがやらなきゃ」
奮い立て。ちっぽけな勇気でいい。誰かのためと格好つけてみろ。
「せめて一太刀、浴びせてみせるってくらいの気概をみせろ、オレ! よし、よし! 行くぞ! ウワアアアアアアア!!!」
「僕は魔法少女マジカルノワちゃん☆ 問おう貴方が私のふぁーざーか?」
場にそぐわない格好だが、夢なんてそんなもの。
「とでも言うと思ったかー! 問答無用だー喰らえ必殺!」
そして夢だからこそ、思い描くそれが叶うのだ。
「名前考えてなかったからとりあえずキーック☆」
ちゅどーん。
「……まさか、直接戦う時が来るとは思わなかったけど。最後に戦う相手としては――不足は無いよね」
舞花は戦場で何度もその名前を聞いてきた。死神だ、化物だと、その手の話だ。
「イワシ・ナイトの弛まぬ修練の全ては、今この瞬間の為に。シャーク・ベイダー、深海卿……貴様を一秒でも長く此処に足止めしてくれよう。Horseの加護のあらんことを――いざ!」
「シャーク・ベイダー、ベイダー卿……! 逃す訳にはいかない……! おr、わたしの全部、全力を出し切る……!」
シオンが光に包まれて変身する。いいけど、無理強いされてるんだろうか。
「これがフォースの力……! プリンセスシオン……! いくよミディー、アマリリス……!」
いやあの、プレイング見る限りそのお二人は変身してないんですが、えっと。
「むすこよ、わがむすこよ……深海面に落ちたのはわたしのせいなのです。だが謝らない」
なんでや。
ミディーセラがなんかこうふんわりしたあれな感じのパワーを込めて重要そうなあれっぽいのを攻撃する。した。うん、なんかこう、すごいふわっとしてる。うん。
「は!? え、お、お、お、お父様!!?」
アマリリスが最早鳴き声のようにファーザーファーザー連呼するベイダーに驚愕する。
「お父様は交通事故で三輪車に轢かれて亡くなったって聞いていたのに嘘だったうえに敵とかマジ勘弁なんだけど。ばか! さびしかった! いやん!!! 毎日毎日毎日お父様の写真を見(嫌な予感しかしないのでこの辺でカット)」
「駆逐艦ぱんどらに乗って早幾年、砲雷手としてこんなにも胸が躍る相手は初めてねぇ……絶対に我が艦がアイツを仕留めてみせるわぁ!」
景気づけだと、杯を煽る。さあ、レーダーを確認だ。
「幸いにしてここは何もない荒野、我が艦自慢のDXぱんどらフォース砲を撃っても支障はなぁい!」
レーダーに強力な反応があるとルミが震えた声で告げる。この反応は深海卿でしかありえない。死の権化。あらゆる兵器を凌ぐ敵方最大の戦力がそこにいるのだ、歯の根がガチガチとやかましく鳴るのも仕方ないことだろう。
ぞくりと、背筋を冷たいものが走る。観測機越しであるはずだというのに、明確な死の予感がこちらを見つめている気がしてならなかった。
「みんな、すまない……!」
結構時間が飛ぶけど全部の攻撃は効果が無かったのでぱんどらに残された手段はひとつしかなかった。
部下を死なせる、その意味を理解していながらも、ヨハンは決意する。それでもここで、あのベイダーを止めなければならないのだと。
「シャーク・ベイダー! 人間の力を思い知れ!!」
帝国の云々とかほっぽって隠遁生活を送っていたマスター・ギドーだったが、いつまで経っても空を歩く系男子が教えを請いに来ないので最終決戦の地まで来てしまった。
「そう、シャークベイダーはお前の父親じゃ。わしがあやつの未来を予知しきれなかったばかりにこんなことになってしまった……で、息子どれ?」
駄目だ、現在進行形で何も見通せていない。
「やだ、私のお父様子だくさん過ぎ……?」
数年前に流行ったネット広告のような顔をするリノ。
「お父様……ひどいこと、しないで? お願い、目を覚まして……!」
そう言って斬りかかる。容赦ねえな。
「もう手遅れなのね。仕方ないわ、せめて私達の手で終わらせましょう……」
言う前から諦めていた気がするが。
「え? ベイダーが、アタイのとーちゃんなのか? どうして血の繋がった肉親と戦わなきゃなんないのだ……」
モモカが驚愕する。
「いや、キドーのじっちゃんやみんなと過ごした日々を思い出せ! 拾って育ててくれて……アタイに力をくれた、血よりも濃い絆を!」
「おとっつぁんじゃないっすか! 吸血鬼やったり指輪の王様の手下になったりバンドのナレーションしてたんじゃないっすか?!」
ジルもまた、唐突なベイダー=マイファザー説に驚いていた。えっと、その、何?
「此処で会ったが……えーと、その、何とか年目っす!」
多分年齢イコールだと思う。
「そうか……僕はシャーク・ベイダーの息子だったのかー(心を込めずに読みましょう)」
しかし、周りはアオイと同じ立場、ベイダーの息子でいっぱいだ。
「僕が、皆が、息子なのだー(平坦な声音でどうぞ)」
アオイの脳裏に思い起こされる修行の日々。戦艦の雑巾がけ、大量の洗濯物……まだ見習いじゃね?
「ずいぶんと……子沢山なのですね」
雪之丞が多少あきれた声で言う。「あれがお父さん、そして見える限りがすべて兄弟さ」とか言われたら。まあ、信じてもドン引きはする。
雪之丞が武器を構えた。一見冷凍魚のような剣。もんすたーではんとな世界で見たことがある気がする。それでも力を宿しているのか、光を放つ。解凍中なのだろう。
クーアもまた、修行の日々を思い返していた。
ちょっとした火遊びで山火事を引き起こしたこと。核兵器を扱っていたら手が滑って有効惑星を崩壊させたこと。おまわりさんこいつです。
「さあ、今こそキドー爺から授かったかもしれない究極奥義をお披露目するとき!」
いざ、必殺の。
「『三十六計逃げるにしかず』なのです!!!」
犯人が逃亡した模様。
ハロルドがシャーク・ベイダーと光刃を鍔競り合う。明らかな実力差を感じながらも、ハロルドは獰猛な笑みを強くした。
「ふっ。未来の平和への礎となれるならば、我らは命など惜しくはない。だが我らの命、そう簡単に殺れると思うな。貴様が我らの心臓を貫くよりも早く、我らが光剣が貴様の首をはねるぞ。さぁ来いシャーク・ベイダー! 地獄まで付き合ってもらうぞ!」
「奴の50m四方を囲むのだ! 万一我々イワシ・ナイトの包囲網を抜けた場合、対サメ特殊捕獲網投射機を用いて奴を拘束しろ!!」
スヴィプルが部下に命令を飛ばしている。敵は恐るべきあのシャーク・ベイダー。個人で戦況を変える。戦術も戦略もあったもんじゃない大化物。
「ふふ、単純な任務であろう?」
笑って見せる。それでも簡単では無いことを誰もがわかっていながら。
「突っ込むのじゃ! 神様へお祈りでもしておくのじゃ」
デイジーがトラック形態になった金属生命体に乗ってベイダー卿へと吶喊する。ほらあの、シリーズ追うごとに冒頭で人間に裏切られる司令官の。
「HAHAHA! これが正義と友情とミサイルと鉛の力なのじゃー!」
「『漁師』として最強のサメと対峙出来るなんて光栄じゃねーか。これは恐怖じゃねーぞ、武者震いだ!」
カイトの口から思わず笑みが零れた。上空より背後を目がけて強襲する。だが、それを察知した暗黒卿が振り向いた。
「背中ががら空きだ――グァ!」
吹き飛ばされ、その後の意識は無い。
「まるで予知でもしてるかのように動く化け物らしいけれど……予知しても避けきれないくらい畳み掛ければいけるっしょ!」
利香が他の戦士らとタイミングを合わせて攻撃する。戦いは数だそうだ兄弟。だが、勢いをつけすぎたのだ。躓いた拍子に光るセイバーが上空に投げられ、くるくるとまわり、持ち主の方へ。サメ映画ってうっかりゴアシーン結構あるよね。
ゴリョウがその巨体でシャーク・ベイダーへとぶちかましをかけた。それで倒せるだなんて思っていない。一撃で切り伏せられようが予定調和。それで十分だ。十分に過ぎるのだ。
「元よりオークなんざかませが仕事みてぇなモンだ。むしろ台詞あるだけ是非もないネ!」
ここで散る。ああ、それがなんだ。
「ぶはははっ! 俺の十全なんざこの程度よ! 後は任せたぞ馬鹿野郎ども!」
「……噂は本当だった、と」
肩に空いた穴から血を流しながら、鶫がため息をついた。超長距離からの頭部狙撃。それを、あの忌々しい鮫男は弾くどころか反射させて自分へと返したのだ。それでも次弾をチャージする。少しでも、ほんの僅かでも勝率と生存率を引き上げるために。
「全身全霊の援護射撃を以て、皆様の力になる所存!」
「チッ、今のを捌き切るか。ならば!」
汰磨羈が防御を考えぬ捨て身の攻撃に出る。我が身を考えぬ、故にベイダーの刃が自分を貫いた。
「ああ、これは……最高の死に場所じゃぁ、ないか」
ほら見ろ、見てみろ、大舞台だ。
「考えるな、感じろ──いや、信じろ。Horseの力を!」
『発射準備完了……爆発しかねないがいいのか?』
「構いません。この時間を稼ぐために同胞はもう逝っているでしょうし……全砲門発射!」
『対象へのエネルギー収縮確認。過負荷による動力炉の異常加熱確認……爆発するな』
アケディアはそっと目を閉じ、そして。
「…………喉が持ちません」
『最後まで演じたまえよ、努力は認めるが』
「特殊兵装『届かない鼓動』展開。対象無差別、強度最高値」
『起動確認、動作正常、起動可能時間残り1800秒』
「目標、シャーク・ベイダー。吶喊!」
『最適ルートの算出完了、ナビゲート開始』
そこでメランコリアは黙り込んだ。
「………………」
『まぁ、よくやったと思うぞ?』
「システム11起動、システム2起動」
『アニマロイドシステム起動開始、獣型正常起動、亜人型起動確認開始』
「亜人型の損耗率60%でアニマロイド予備機投入」
『アニマロイド予備機起動、包囲網の維持可能時間予測時間……』
そこで恥ずかしくなったのか、インヴィディアが膝を抱え込んだ。
「うあぁぁ……」
『はっはっは、当分は悶えることになるな』
咳き込んだリチャードの口から、赤いものが零れた。完全に、肺に穴が空いてしまっている。押さえたって無駄だ。ひとりでは、背と胸を同時に押さえるなんてできない。そう、ひとりでは。雨は否応なしに体力を奪っていく。指が震えて、もう無線機を取り出す力も残っていない。意識が薄れていく、嗚呼、こんなことなら。
「……謝っておけばよかった」
晴明が必死に無線機へと呼びかける。ベイダーがあいつの方へ行った。あれは駄目だ。あれを相手にしてしまったら。嫌な予感を振り払えず、コンソールを操作する指に乱れが生じてしまう。
「ベル、聞こえるか? 好きだ、愛してる……なぁ、ベル。応答してくれ。頼む、ベル……ベル!」
「今だから言っておこうプティ。生きて帰れたらオレと結婚してくれ」
こういう時にそんなことを言うやつから死んでく。ウォリアとてそんなことは承知していた。だが、験担ぎに意味は無い。相手はあのシャーク・ベイダーなのだ。元より命の保証がないのなら、今のうちに言いたいことを、あれ?
「ってアッー切れた! なんか聞こえているのか怪しかったが……まあいいか!」
「え……ウォリア君、今なんて?」
無線越しのプティが思わず聞き返す。
「ごめん、マジでノイズ酷くてよく聞こえなくって。えっなに? シャークネード? あ、ベイダーね。だから聞こえないって!」
だが、相方の様子から何をしようとしているのかはわかる。あれは大博打をぶとうとする時のそれだ。
「一人で行かせてたまるかってんだ! 待ってろウォリア君と賞金首ぃ!!」
●では2日になりまして
夢のように零れていく。楽しかったことだけを覚えている。
けたたましいアラームで目が覚めて、もぞもぞと身体を起こす。
脳がはっきりしないまま、それでもベッドから出て、いつものように顔を洗う。
段々意識がはっきりしてきて、自分が誰か、ここはどこかを思いだす。
他の何かもあったような気がしたが、窓の外を見ると、嫌になるほどのざあざあ降りで。
それが残っていた何かを、綺麗さっぱり洗い流してしまった。
了。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
奴らは来年、帰ってくる……かもしれない。
GMコメント
皆様如何お過ごしでしょう、yakigoteです。
主戦場に向かうシャーク・ベイダーを足止めして下さい。
かの深海卿は非情に強力であり、生きて帰る見込みなどありません。
皆様は、光線銃だったり爆撃機だったり光るセイバーだったりフォースだったりとにかく自分にできる最大の戦力で戦っていただくようお願いします。
なお、連動した他のシナリオとの同時参加を一切制限致しません。
■シャーク・ベイダー
・最強のサメの暗黒卿。
・元イレギュラーズであったが、フォースの深海面に落ちてSSS(スペース・シャーク・ソサイエティ)に寝返った。
・生命維持装置がなければ生きられず、某テーマパークでお土産に売っている頭からサメにかぶりつかれているような感じの帽子に酷似したものを常に身につけている。
・コーホーとかいう。
・アイムヨアファザーとかもいう。
■戦場
・だだっぴろい荒野。
■このシナリオは嘘です。
・細けぇ事はいいんだよ!
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