シナリオ詳細
<夏祭り2019>煌めきと昏がりの海
オープニング
●その日のユリーカ・ユリカは――
くい、と『男子高校生』月原・亮 (p3n000006)の浴衣の袖を引いたのは『新米情報屋』ユリーカ・ユリカ(p3n000003)は何かを期待するように彼を見上げている。
輝かんばかりの夏。
海洋で行われるサマーフェスティバルを楽しみにしていた亮は「楽しもうな?」とユリーカに笑いかける。
「違う」
首を振る。
あまりにぺったんなお胸と、可愛い水着。
うんうん、ユリーカ。流石はローレットの看板娘。
「違う」
褒めろという訳でもないらしい。
「亮さん」
こてり、と首を傾げたユリーカ・ユリカ。
カレンダーはと言えば、7/15――サマーフェスティバルの開催日だ。
「うん?」
「忘れてるのです」
天義でぴちん――ではない、ピンチだ――に陥って、ヒロイン度を高めたローレットの看板娘、ユリーカ・ユリカ。
そのお誕生日は、7月14日なのでした。
●夏の景色。
浴衣に水着。盛りだくさんで色とりどり。
それを眺める海洋貴族派筆頭ソルベ・ジェラート・コンテュールは「いいですね」と頷いた。
「こうして、ローレットと交友を深める。
正しく持って素晴らしい事ではありませんか。女王もさぞお喜びでしょう!」
どうでもいいけど、という言葉が透けて見える。……それはさておいても、サマーフェスティバルで国家が盛り上がり、交友が深まるというならば貴族としても嬉しいことはない。
「天義では悪を退けたと聞きました。我が国も一度は救われた身。
実に英雄と呼ぶに相応しいではありませんか! 個の考えを否定せず、そしてこの世界を救う。うんうん、素晴らしい」
ソルベの言葉にユリーカは勿論なのですと胸を張った。
ここは海洋。ソルベ・ジェラート・コンテュールが歓待の準備を整えたビーチだ。
煌めく海だけではなく、幻想貴族(おぜうさま)御用達の練達製品『海の中を歩ける装置』までも準備済みだ。
「海も空も思う存分楽しんでいただき、海洋を満喫していただければと思います!
さあ、サマーフェスティバル。祭りの準備も完了しています。思う存分楽しんでください!」
ソルベが言うのだ。
海洋貴族が言うのだ。
思う存分満喫しようではないか。
- <夏祭り2019>煌めきと昏がりの海完了
- GM名夏あかね
- 種別イベント
- 難易度VERYEASY
- 冒険終了日時2019年07月31日 21時40分
- 参加人数72/∞人
- 相談7日
- 参加費50RC
参加者 : 72 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(72人)
リプレイ
●
天義で起こった騒動も終焉し、鮮やかなビーチを楽しむ機会を得たと弥恵はユリーカの許へと歩み寄った。聞けば、彼女は誕生日であるそうだ――ならば水着でパーティーを楽しまない訳がない!
「生きて迎えたこの誕生日が最高の一瞬になりますように、舞と踊りで楽しい時間を提供です」
情熱的な歌も添え、ハイビスカスを手にしたお誕生日様を全力でお祝いしよう。
ちなみに――おさわりと日焼けはNGです。
「誕生日おめでとう、ユリーカさん! 今年のプレゼントは、これだー!!」
シャルレィスが差し出したりんご飴。去年はタコ焼きだったよねとにんまりと笑う。
「わあ、ありがとうなのです!」
一緒に流れ星を見て祈りを届けて。凄く楽しかったよとシャルレィスはユリーカに微笑みかける。
「ユリーカさんはどう? この一年、楽しく過ごせた?
今年は流星群はないみたいだけど……同じ願いを、今年も空にかけるね」
「とってもとっても楽しかったのですよ!」
一緒にお祈りしよう。――ユリーカさんの一年が、また楽しいものになりますように!
「…それから、美味しいものでいっぱいになりますように! も、かな?」
にんまり笑うユリーカの背後から「あ」と声が掛かる
「ああ、そこにいたか。さて、十夜……行くぞ」
「はいよ、リュギー」
発見、の言葉と共に縁とリュグナーがユリーカに近寄った。
「さて、情報屋の嬢ちゃん。なんでもお前さん、天義では大変だったらしいじゃねぇか。
“ついうっかり寝過ごして”顛末を拝めなかったおっさんに、ローレットのヒロインの勇姿を、もう一度見せちゃくれねぇかい?」
「ふふん、もちろんですよ!」
胸を張るユリーカに縁とリュグナーがにやりと笑う。
「負けた者は勝者の言う事を一つ聞く。よくある罰ゲームであろう?」
射撃勝負。リュグナーの勝利で手を出せと司令されたユリーカが「あわわ」と小さく声を漏らす。
「――貴様の生誕の日には間に合わなかったが――それで許せ」
しっぺが来るかと思いきや。来たのは射撃の景品。
「騙して悪かったな。誕生日おめでとうさん、ユリーカ」
ちらと縁を見遣れば小さく笑っている顔が見える。
何だかんだといってローレットの冒険者さんは皆優しいのだ。
「ユリーカも無事に誕生日を迎えられて良かったなぁ。守った甲斐もあるってもんだ。
そういや、今いくつなんだっけ? そっか17か……えっ、17ってマジで?」
「むむ?」
幼いと言いたいのですか、とユリーカが頬を膨らます。その様子に小さく肩を竦めて、黒羽は花束を差し出した。
海に花束。それもまたオツなものだ。向日葵とカモミールにクレマチス。夏の花をまとめたそれにユリーカの瞳がきらりと輝いた。
「わあ!」
花言葉は――なんだったかな?
(去年も祝ったが覚えているのだろうか……まあ、覚えてもらえなくてもいいが……今年も祝うか、去年より祝う人少なさそうだし……)
なんてサイズは思いながら、ベースは銀で水色の流れ星をあしらったティアラをユリーカのために用意した。
死地から生還したのだから盛大にお祝いしてやりたいというのがサイズの気持ちだ。
「今年も誕生日おめでとうだユーリカ、これからも情報屋として頑張ってくれ。
新米の肩書が外れるよう応援しているぞ」
「わあ、ありがとうなのですよ!」
きらきらしていて綺麗なのですとユリーカは嬉しそうに笑みを溢した。
「おー、ユリーカたんじょーびなんだってー? おめでとうだぜ!
それじゃオイラからお祝いもわたさねーとだな!」
食べかけのイカを差し出してワモンは「遠慮なく食ってくれ!」と笑った。ユリーカは「あ、ありがとなのです」と慌てた様にイカを受け取る。
「いやー、ここは天国だぜー、ビーチベッドで横になってイカスミ飲みながらイカを食ってゴロゴロできる。こんなに幸せなこたぁねーぞ、ユリーカ」
「幸せな事は良い事なのですよ!」
「ユリーカ。おめっとさん。何時も助かってるぜ、ホント。」
「ありがとうなのです!」
「折角だしな。うん……どう考えても競ロバ大会のインパクトのデカさで誕生日の存在が薄れそうで不憫な予感がしてなぁ」
お姫様気分でも味わってくれよ。そう笑ったヨシトの言葉にユリーカはゆっくりと――何か嫌な予感でもするとでも言う様に首を傾いだ。
「ロバ……?」
はぁ、と溜息を交らせたエッダ。
「これだから素人はイヤでありますな。軍人たるものかかる状況における全ての仮定は起こり得るものとして対処をするものであります。つまり今から山に行く可能性もある!!」
そんなわけは――ないので存分に楽しむのだ。イエーイ! と。
「ふふふ、ですわよねー! 輝く海、温かな太陽! いざバカンスですわー!」
ヴァレーリヤは走り出し、海の前で急ブレーキ。くるりと振り返りエッダに笑みを浮かべた。
「お先にどうぞ? 私はほら、司祭としては海に入る前に祈りを捧げる必要が……」
「……いや先にどうぞ。自分はほら、後から行くでありますし」
「ははーん、泳げないから怖いんですのね?」
「いや何をバカな。そんならいっせーので行くでありますよ」
「嫌ですわよ、溺れたらどうしますの! この浮き輪が破れたら海の底でオブジェになるしかありませんのよ!?」
溺死は嫌と叫ぶヴァレーリヤ。ちなみにエッダも海に飛び込めばその後に待ち受けるのは突然の! 海のオブジェ! なのである。
「ああ、そういえばヴァリューシャ。似合っているでありますよ、その水着。
……友人を諢名で呼んで、何の不思議もないかと。何でありますか、その顔は」
そうやって突然呼ぶから嬉しいのだ。にんまり笑顔のヴァレーリヤにエッダはふい、と視線を逸らした。
「今年も来ましたね、夏祭り! 露店巡り、食べ物巡り。りんご飴、また食べたいなぁ、ひっひっひ」
エマは亮さんとひらりと手を振った。お祭り価格の食べ物がたくさん並んでいるというそれを亮は一度は回ってきたのだろう。
「とりあえず……私はフランクフルトとかりんご飴とか食べるんですが、亮さんも食べますか! 買ってきましょうか!」
「あ、じゃあ一緒に行こうぜ?」
「はい! あっそうそう、浴衣を新調したんですね? お似合いですよー!
私のはどうです? かわいいでしょー! えっひひー!」
「えっ、あ、おう! すっごいかわいい」
女の子を褒めるって慣れてないんだよなあと頬を掻いた亮にエマはえひひと小さく笑って見せた。
パカダクラはまた今度と言ったニアにリヴィエールは頷いた。
「とりあえず、ゲームコーナーが楽しいらしいから、そっちをメインに回ってみようか。
射撃や練達のゲーム? ってのも興味があるしね。正直、あんまり得意ってワケじゃないんだけどさ」
「へええ……? 面白そうっすね!」
経験がないなら初心者同士だと微笑むリヴィエール。
やってみれば、リヴィエールの方がささっとそのコツを掴んだようで……
「いやほら、苦手ってワケじゃないんだ!
ただちょっとばかしこう、引き金を引くだけで飛んでくってのは勝手が掴めないだけでさ……!」
慌てるニアにリヴィエールは「教えてあげるっす」と胸を張った。
折角のお祭りだし、とアリアは指折り数える。わたあめ、りんご飴、クレープ。
射的は苦手だからとヨハンと共に『祭りの屋台』行脚。
「土壇場でどったんばったんしてた出発間近でしたけどアリアさんと遊べてうれしーですっ!
僕はグリムアザースの人ってあまり知らないので、一休みしたらアリアさんの事いっぱい教えてくださいねっ!」
「うんうん!」
浴衣姿のアリアと共に歩むヨハン。ふと、「遠く聞こえる お囃子に 大輪の花 夜に咲く~♪」とアリアが口遊む。
「それは……?」
「この歌? お師匠が前に作ってくれた歌だよ。お師匠は凄い戯曲作家だけど変な人で――」
――師匠の話が始まれば、止まる所を知らぬという様に言葉がぺらぺらと並べられた。
「一杯食べるぞ! 焼きそばにタコ焼に箸巻きにりんご飴にわたあめに冷やしパインに……とにかくたくさん!」
ファレルの心は踊りだす。こんなにも楽しいのだ。夏を満喫。
まだまだ、射的なども楽しめる。さあ、次は何処へ行こうか。
折角のお祭りだ。天義の復興にもかかりきりだろうレオパルの為に何かの準備をできればとリゲルは考えていた。常時であれば何らかの視察に訪れたかもしれないが非常事態となればそうもいかないだろう。
(レオパル様にお見せするまでにしっかりと金魚すくいを極めなければ――!)
そう心に誓い、水切一閃! 金魚を掬揚げるのであった。
●
「ねぇおじさま。私達の世界にも遺跡とかあった?」
記憶は戻らない。だから、知りたいのだとルアナはグレイシアを見上げた。
「遺跡はあったが、魔物の棲み処になってる物が多かったな」
魔物とか詳しいひとなの?とぱちり、と瞬くルアナに「人並みには」とグレイシアは返した。
魔王であることを勇者に知られてはならない。開示できる情報に限りはあるというグレイシアを見上げてルアナはこてりと首を傾いだ。
「そういえば、おじさまっていくつなの?」
「色々あって正確には把握して無いが……60位だろうか?」
その言葉に、ぱちりとルアナは瞬いた。70くらいかなって思ってた、と小さく囁く。
「自然に見える年齢を名乗った方が通りは良いか。今後はそう答えるようにしよう」
「……じゃあ30歳で」
それは無理があると告げたグレイシアにルアナはくすくす笑う。少しずつでいいから知りたい、けど――どうしてそう思うのだろう?
「んんん、実にいい気分ね! 水着で海は初めてじゃないけど、これだけ人がいるのは初かしら。リアム君もね、ワーカホリックは治すべきよ」
美咲はにんまりと笑ってくるりと振り返った。ワーカーホリックと言われたリアムは「すまない」と肩を竦める。
「娯楽とは程遠い人生を送っていたものでな……初めて見るものだがその姿、刺激的だがよく似合っているぞ」
視線は――つい、美咲のなまめかしい肢体へと向いていて。
「なーんだ、楽しんでるみたいじゃなーい?」
前かがみで、挑発的に笑った美咲にリアムは怒ったのかと問い掛けた。彼女の瞳が、赤く見えたからだ。
「あー、赤……確かに赤は攻撃性の色ね。捕捉すると、各色に陰陽……マイナスとプラスがあるのよ」
陽の色は昂ぶり。見分けられないなら、浮き輪で推進力つけて遊んでもらおうと美咲はにんまりと笑みを浮かべた。
「海っ! 来たってのに暇だなー……あ、そこで暇そーにしてるのはー」
ミルヴィはそろりそろりとその背中に近づき「アラン!」と驚かす様に後ろから声をかけた。
「うお!? ミルヴィか……なんつー格好してんだ」
釣竿を背にしたアランはミルヴィをちらりと見遣る。健全男子には毒の抜群のプロポーションだ。ちなみに彼曰く『俺は大丈夫』なのだそうだ。
「何じろじろ見てるのー? すけべー♪」
見せつける様にうりうりとアピールするミルヴィ。
「見せつけようとすんな!! 釣った魚を売って一儲けしようと思ってんだ。
そうだ、テメェ手伝ったら良い魚譲ってやるよ。旦那とか友達と一緒に食べたり、売ったり、好きにして良いぞ」
「やだー生ぐさーい♪ ってかまだ旦那じゃねぇから!」
まだ発展してないのかと肩を竦めたアランにミルヴィは手伝ってあげますよーと笑う。
ご褒美は何をくれるかはアランにお任せ。そんな揶揄う様な彼女にアランは小さく笑みを溢した。
「海中で呼吸や会話ができる。海洋の技術は素晴らしいですね」
「はい。呼吸は不要な種もありますが、こうして会話できるのは、不思議なものですね」
視野も問題ないのですねと周囲を見回すクラリーチェに雪之丞はゆるく頷いた。
水中揺らめくサマードレスが幻想的だと笑みを溢す雪之丞にパレオがお魚さんの用ですとクラリーチェもつられて微笑んだ。
「事前の説明ですと、そろそろ遺跡に着く頃…。雪ちゃんは、遺跡巡りなどに興味はございますか?」
「遺跡は、興味がありますね。水に沈む建物も、見るにはまたとない機会ですから」
そう告げる彼女の腕をくいと引いてクラリーチェは見てくださいと手招いた。
「今では魚の棲家になっているようですね。可愛らしい子が沢山います」
「本当に。色鮮やかな魚ばかりで、綺麗ですね」
鮮やかな魚達が美しい。眼を見張るようなその場所でのんびりとした時間を過ごそう。
「海に……水面に浮かぶ月、というものは、よく見られるものではあるが、己自身が海中に入る経験は流石に無いな」
ちらりと傍らのフルールを見遣る。楽し気な彼女はその視線に応える様ににこりと微笑んだ。
「……海の中がこんなにも鮮明に見れるなんて……わたくし……海自体初めて見ましたのに…なんだかワクワクしてきましたっ!」
海の生き物にはしゃぐフルール。肌を晒す姿は初めて見たが、その姿は変わらず美しいものであった。
ふと、前を往くフルールの手をツクヨミは握る。
「え?ぁ、あの……ツクヨミさん?」
「私がこうしたくなったのだ。悪いが、我慢して貰えるだろうか」
そう言ったツクヨミの掌を握り返してフルールは目を伏せる。
「我慢なんてそんな……わたくしも…あの……ツクヨミさんと手を繋ぎたいなと…えと、思っていました、ので……その……っ」
海の青が、先程よりもずっと鮮明に映った。
「地上を歩くとはまた違って……海の中を歩くって不思議な感覚だね」
アニーは焔に笑みを溢す。本当にきれいと焔も手を打ち合わせた。
泳げる人ならば、この景色にいつでも会う事が出来る。なんていうのは少し羨ましいとアニーが呟き焔をちらりと見遣る。
「あっ、見て見て! 綺麗なお魚さんが泳いでるっ!
あっちのは珊瑚かな、海の中のお花畑みたいで素敵だね!
……はっ! 今まで海の中をゆっくり見ていられることなんてなかったし、素敵な景色をアニーちゃんと一緒に見られたのが嬉しくて……」
はしゃぐ焔を見れて嬉しいと笑うアニーに焔が頬を赤らめてへにゃりと笑った。
「海の中がこんなに楽しい所なら、今度は一緒に海の中を泳いでお散歩したいなぁ
よしっ! そのためにも泳ぎの練習頑張るぞっ! 今年の目標は10m!」
「来年にはお互い上手に泳げるようになって…また遊びに来ようね!」
また、を約束したならば。きっと来年も楽しみでいっぱいになるだろう。
「ここ、昔は海種の都だったんだってね。それが今ではもぬけの殻で御伽噺の存在。
色んなものがこうして昔のものになっていくんだなあって思うとちょっと寂しい気持ちになってくるかも」
きょろりと周囲を見回したアレクシアにシラスは「もう誰も覚えてないだろうな」と小さく呟いた。
幻想種のアレクシアはシラスよりもずっともっと長生きで。命の物差しが違うから――いつかは別れが来るのだろうと思う。
英雄だって残るのは御伽噺だけ、ならば。自分は。
「ずっと先のこと考えると俺も寂しくなる。
アレクシアの中で思い出だけになって……沈んで無くなると思うとさ。
どうしていいか分からなくなるよ……ゴメンな、こんな話」
「……でも、いつかそのときが来ても、君との想い出を、この海底遺跡のように記憶の海に沈めて忘れてしまうなんてことは絶対にないから。だから、心配しなくて大丈夫。安心してよ」
もっとたくさんたくさん。沈められない位の思い出を作ろうと手を伸ばす。
「ほら、まずはここの探検からいこうよ!」
するときっと、思い出に溢れるから――
「こうして海の中をのんびり歩いていると、人魚にでもなったみたい。
こんなに綺麗なサンゴ礁に囲まれて……御伽噺の宮殿のお姫様って、きっとこんな感じね」
うっとりとした蛍に珠緒はゆっくりと頷いた。
魚に群がられる彼女が蛍には魚にも心の優しさが分かるから、子が母に甘えているようだと小さく笑う。
「ちょっと羨ましい、かな」
「む、お魚がたくさん。つんつんされて、奇妙な感覚が……装置は大丈夫でしょうか
甘えて……きて、いるのでしょうかね。血の匂いに寄ってきたとかでなければよいのですが」
戸惑いで顔を上げる。珠緒が慌てた様に少し助けてくださいと手を伸ばした。
真白のドレス風の水着に身を包んでタントはクローネと『海中おデート』へと歩み出す。
「ほわー…! 先輩先輩っ、すごいですわっ! 見上げれば陽射しがきらきら……
海中ってこんなに綺麗ですのね! わたくし泳げませんので初めての経験ですわー!」
「ええ……あの時は景色を見ている余裕なんてありませんでしたが……こんなにも綺麗な場所だったとは」
煩わしい夏の態様も届かぬ場所。クローネは思ったより悪くない、と静かに息を吐く。
ロマンティックで幻想的な風景。タントはぴたりとクローネに頬寄せ「ひんやしていて気持ちいですわー」と笑みを溢す。
「全く、人を涼むための氷みたいに……まぁ、少しくらい……いいか……」
そっと、タントがクローネを見遣る。
「……先輩、今なら、二人きりですわ――に〝ゃあー!」
こん、と小突かれ、タントはいいですわ、と頬を膨らませる。二人で歩いてるだけで幸せなのだと彼女が言うのだからクローネは「はいはい」と淡い笑みを溢した。
水を満たして囀る硝子の小鳥を手にして目を細めたエーリカは隣のラノールを見上げた。
からころと下駄の音を引いbかせて、ほの灯りの彼の横顔をじっと見つめる。
「ふふ、随分気に入ったようだね」
何時もより鮮やかな彼女の姿を見ながらラノールは気に入ったのだね、と。ぴるるぴるると鳴く小鳥を見遣った。
ふと、顔の所の指先が振れる。『手を繋ぎたい』が言えないエーリカの掌が当たり前に包まれて。
――ラノール、あのね。わたし、『 』
掻き消えそうな声は、きっと彼にしか聞こえない。だから、彼は笑うのだ。
「ああ、私も」
●
「冠位ひとつ討滅びしたのは偉業ですが、まさか直後海洋でバカンスしてる場合か!
今も七罪が動いてるかもしれないのに呑気な……ふぎゃあ!」
苛立ちにぼすぼすぼすと歩くメルトリリス。
「取り敢えずコテージ辺りでなんか食い物でも調達しに……っと!」
気晴らしにと海に来てみたが気乗りし合いと言うシュバルツは思わずぶつかって尻もちをついた少女に大丈夫かと手を伸ばす。
「――大丈…………!?」
「逆十字?!!」
慌てて砂を投げるメルトリリスとは対照的にその外見が余りにも『彼女』に似ていたとシュバルツは息を飲む。
(――いや、んな訳ねぇ。あいつはもう、居ないんだ)
逆賊かと牙を剥くメルトリリスを窘めて、シュバルツは困った様に肩を竦めた。
「俺はシュバルツ。しがない旅人さ。お前は――?」
「貴方が、姉様の――私は、メルトリリス。ロストレイン家の者です」
よければと差し伸べた手に。また違う物語が始まるのだろう。
「……ねえ、なんで冷房の効いた過ごしやすいコテージがすぐそこにあるのにわざわざ外で飲むのよ? お酒を楽しむ前に焼けちゃうわよ、こんなの!」
そうお怒りのコルヴェット。エールの注がれたグラスを揺らしてアーリアはにやりと笑う。
「ふふーん、解ってないわねぇこーちゃん……。このギラギラな太陽の下、暑いって言いながらキンキンに冷えたエールを飲むのが夏の醍醐味ってやつよぉ!」
暑い夏に、冷たいビールでくぅっと行く。それがどれ程幸せかを分らぬのかとアーリアがコルヴェットへ力説した。
「……仕方ないわね」
「それにぃ、なんだかんだ言いつつこーちゃん水着ばーっちり似合ってるじゃなぁい?
こーちゃんの黒と私の白でコンビみたいよねぇ、ちょーっと焼けすぎちゃったけどぉ」
「あなたのも似合ってると思うわ。思うけど……ちょっと際どすぎない?
ってちょっと紐を持ち上げない! 日焼け跡は判ったから!」
くぃ、と肩ひもを持ち上げたアーリアに慌てるコルヴェット。今日と言う日は死霊術士はお休み。思い切り夏を楽しむのだ。
ここからでもビーチが見えるんだと文はコテージでのんびりとアルコールを楽しんでいる。
その傍らにつかれたと休憩中のユリーカがちょこんと腰掛けた。
「水着もよく似合って……え、お誕生日? それはおめでとう! 盛大にお祝いしないといけないね」
こく、と頷くユリーカに文が慌てた様にソルベ・ジェラート・コンテュールにこの年頃の女の子は何を喜ぶのかと相談した――が……彼も分からないときょどきょどしてしまうのだった。
「いやあ、暑いね。外だと背中と羽の付け根が蒸れてしまう」
海と女性は良いものだが、こうして暑いと疲れてしまうとカイトはリースリットを手招いた。
「……背中と翼。飛行種ならではの悩みですか」
成程、と首を傾げる彼女に冷えてはいけないとカイトはそっと上着をかけた。
「女性は体を冷やしたらいけないからな」
「あ、ありがとうございます……カイトさんの格好もいかにも寒そうですけど、大丈夫なのでしょうか?」
その視線に僕? とカイトは肩を竦める。大丈夫だと強がりを言った彼は退屈じゃないだろうかと彼女に曖昧に笑う。
「……なんといいますか、その。殿方と二人で遊ぶというのは初めてなので、最初は緊張しましたけど」
リースリットのその言葉にカイトは笑う。それでは何か食べようかと手を差し伸べて――君の好きなものを教えて欲しいと口にした。
夏だ! とぐいぐいと引っ張りだされたがこの太陽の下ではどうにも活動率は下がってしまう。涼しい冷房の下で、セージはディアナに「駄目な大人ってこんな感じ?」と問われていた。
「ね。選んでくれた水着、外で見てくれないの?」
腕にそっと絡む様にしてディアナはセージをちら、と見上げた。
海に連れてきて折角の水着を着てみた――けれど、似合わないと言われたら……そう思うとパーカーを着ている事しか出来ない。
セージにとっては自身が選んだ水着が似合わないわけがないのに――と、思い切り水をばしゃりとディアナへとかける。
「ちょっと! 何するのよ!」
「よく似合ってるじゃないか。わざわざ海まで来た甲斐があったな」
脱ぎ捨てたパーカーを思わずぎゅっと抱き締めて。頬が、こんなにも熱く感じるのは太陽のせいだろうか。
●
「サマフェスぅぅぅ~~~いいねぇ夏だねぇ。海もほのかにあったかくって最高ーーー!」
うーんと伸びをして姫喬は傍らのロリババア『カリン』の頭をわしゃわしゃと撫でた。
爽やかな浜辺! 輝く太陽! そして無数のロリババア! どうして!
「うら若き乙女ロリババアたちが一斉に走る……すばらしい光景だね! ね、ロリババア?」
尻尾を揺らして前足でぺしんとロリババアの肩(?)を叩いたロク。
どうして!
「オーホッホッホ! またしても謎の夢に導かれ、来てしまいましたわ、ロリババアの集い!」
誰がそんな夢を見せたのか! いや、ガーベラ様が言うならきっとそういう夢を見たに違いはない。
謎の夢に導かれて今夏も開催『ドキドキ夏の新婆戦! ポロリもあるよ!』が夏のビーチで開催決定なのである。
「ええと、この生き物に乗ってレースをするんですよね。
秋草って言うんですね、この古ロリババア…? よろしくお願いしますね、秋草様」
まだまだロリババアに慣れぬアナスタシア。その戸惑いは誰しもが抱えるものだ。
爽やかな夏のビーチでひと夏のアバンチュール(笑)なんてものを期待した健全な月原亮くんはまさかのまさかひと夏のアバンチュールをロリババアサマーで彩るなんて思ってなかった――なかったのだ。
「嘘―――!!?」
「嘘じゃないよ! 亮くん! 亮くんも連れて来たよね!? ロリババア」
「連れてきてな……ッている!?」
ちなみに彼の子ロリババアの名前はエリス。校庭の砂埃と時計の秒針が大好物である。
「僕ぁ夏が好きでねぇ……だって見てよどこ見たって美女美少女の水着魅力肢体。
……ロバ多くねえ?
俺のシランも何故かザワついている。何故連れてきたんだ僕。謎」
冷静な夏子。どうしてかシランもご一緒してるのだ。ロリババアは呪いの様に付きまとうでも言うのか――!?
「ふおおおおお、これが噂のロリババア会……!
あたしの元にも招待状が来たよー、嬉しいなー。木立も久々に仲間に会えるの、きっと楽しみにしてたよね!」
凄いしゃがれた声でフランに返事をしている木立。戸惑いながら頑張ると決意表明をするアナスタシアと秋草の初々しいコンビも良いが仲も深まった様子のフラン&木立コンビも中々に良い。
「三者三葉。いいねいいね。ボクの子ロリババアのキスカ! よく走るようにボクがお呪いをかけてあげるよ!」
おまじないと読むのである。ソアはそっとキスカの頬に手を添えてにんまりと微笑んだ。
がーんばれ、とかそういうのを期待していたのだが――
「負 け た ら 肉」
――怖い!
「よーしカリン、レースだぞー楽しいね~。勝ったらご褒美はアイスだぞぉ~」
恐ろしいソアとは対照的にカリンを甘やかしている姫喬。カリンは嬉しそうでキスカは怖そうである。
「ふっふー、虎の本気を見せてやったぞ。さあ、食べられたく無ければ頑張って走るんだ」
虎ですもんね。
「がんばれ、勝ったらおまえの好きな鉄帝芋をたっぷり食べさせてやるからな!」
リタを応援するモモカ。勿論、やる気十分だ。飼い主との相性がばっちりなのがよくよくわかる。
「ふふふ、ロク君はいつも素敵な催しをしてくれるね。せっかくだし、僕の家の子たちも連れられるだけ連れてきたよ」
煌びやかな笑みを浮かべてクリスティアンはロクに紳士として一礼する。彼の背後からはぞろぞろとロリババア達が顔を出した。
「いいかい、君たち。無理に順位を競う事はないんだよ。
沢山の仲間たちもいる事だし、精一杯楽しく走ってくるといい。
アンジェ、ガーネット、ナイル、ツバキ、木霊。さあ、行っておいで」
「多くない?」
月原、心からの声である。
「そんなことないよ? でも王子は沢山の子ロリババアに愛されてる子ロリババア界の王子様かもしれないね!」
ロクちゃん。
「流石王子!」
「はは。王子だからね」
ロクちゃん! 王子!
「おおー、子ロリババアの兄弟姉妹? がこんなに夏の浜に集まってる!」
そうなんか、集まっちゃったんです。洸汰君的に「うわ、やべ」とかなったり……
「これは壮観だな……だけど、このビッグウェーブを逃すコータ様じゃねーぜ!」
しませんでしたね!
エマ&ナラの奇蹟のコンビネーションに期待する洸汰。ルフナ&誉を連れて夏のビーチにやってき行人はロクちゃんと手を振った。
「久しぶりだったなぁ、あの手のお誘いは……。いつも機会をありがとうね?」
「楽しんで行ってね!」
いそいそと準備を進める一方で、ダリアに声をかけたジェイクが柔らかに『彼女』に微笑んだ。
「待ちに待ったロリババアレースだ――俺も一緒だ。ダリア」
……え?
「共に走ろう」
どうして……?
「この日の為に。俺達は特訓に積む特訓を重ねたんだ。
そんじょそこらのロリババア達とはわけが違うぜ」
ええ……? 困惑の声が思わず地の分に出てしまう程に驚愕の事実だった。
「勝ちはもらった! なぜなら、乙女が2ロリババアもいるからなーははっはっ! え、1ロリババアしかだめ?」
いや、もうルールとかなさそうですよ。
「とりあえずゴーだムギ! 勝ったら最高のもの(と書いて中二病と感じる)をくれてやるよ!!」
それは欲しいものなのだろうか――?
「夏は基本的に苦手だし暑いけど久しぶりの集会だ。
頑張って最後までうちの子や皆々様の有志をこの目で見届けないと!」
もはや親の気分の真。その心は分かるのだがロリババアのステーキをロリババアを見ながら食べられる事には驚きを禁じ得なかった。
「うちのノギクは俺と一緒に世界中を駆け回っている元気ハツラツ娘だから体力と足腰が強いんだ! 足だって速いよ! そんじょそこらのロリババアには負けないさ」
柔らかな真の言葉。其々を眺めながらアルプスは『ロリババアレース』の招待状をひらひらと振っていた。
「サマーフェスティバルで国家間が親密になるそうなんですがこのイベントで本当に海洋と親密になるんですか? ちょっと絵面に問題がなくはないでしょうか?
――ユリーカちゃんの誕生日より盛り上がっていたりはしないでしょうか? 僕がユリーカちゃんなら泣いてしまうと思います。えーんえんえん。」
ユリーカちゃんの誕生日より盛り上がっているのである。ロリババアだから仕方ないともいえよう。
「競ロバか……いっちょうちのツヴァイも参加させてみるよ
さしずめ今回は『ユリーカバースデー記念杯』ってとこかな?」
「成程。なら問題ないですね」
チャロロの言葉にアルプスは重々頷いた。突如として己の名前を冠されたことになったが――仕方がないだろう。
「『ユリーカさん誕生日おめでとう!』という布は用意しておきましたから」
レース中に見れるようにと騎手としてまたがったリディア。マキの体にしっかりとお誕生日のお祝いを飾って居れば『バースデー記念杯』ぽさがアップしている。
「あらあらぁ……お誕生日杯なのねぇ。おばさんの邪ロリババアちゃんも参加させちゃいましょうね」
紫のオーラを纏った邪ロリババア。他のロリババアを見て嬉しそうでしょうと笑ったレスト。
いや、どう考えても『ノジャア゛ア゛ ア゛』は喜びの泣き声ではないし、聖人の早歩き程度のせこせこと走り寄ってくるのは恐ろしいではないか。
「うう……みんなすごいなあ……。普段はモニカには好きに過ごさせてるんだけど、モニカ、走れるのかな? 一応、好物の雑巾は持ってきたけど……あっまだ食べちゃダメだよ!?」
ノースポールは普段通りモニカの頭を撫でているが雑巾が好物の時点でちょっとおかしいことに気づいて欲しかった。
雑巾に目がないモニカを見ながらルフナは涎の量が凄いけれど美ロリババアである自分の相棒に涎の量が凄いだけと優しく声をかけた。
「……って、待って、急に走らないで、うわっ、ヨダレがすごい、待ってって引っ張らないでヨダレが! ――うわぁぁぁ手綱を離しても離さなくても地獄じゃんか!」
いや、この状況が最早地獄なのだ。
「とりあえずクララを連れてきたが……うん。無理はしなくて良いからな? レースを楽しんでおいで」
優しく声をかけたポテト。どうやら彼女もこの光景には慣れてきてしまった様だ。
「成果を出し切って……頑張ろうな……?」
ヨタカ率いるアルカは何か今まで頑張ってきたのだろうか。それほどに浸透しているロリババア競争おそるべし。
「それにしても、ロリババアって、食材としても凄かったのか……」
「ああ、それに馬力もある。最高の相棒ってもんだ!」
ロリババア食材を堪能するポテトの隣に突如として相棒にまたがり飛び込んだゴリョウ。
「ネックはただ一つ! こいつ豚肉が好物だから時々俺の腹かじろうとしてくるんだよなぁ! えぇいやめろ! 後で美味い豚トロ焼いてやるから唐突に俺を狙うのをやめろ!」
「ん……? 豚トロ……?」
ポテトが首を傾げた。まあ、美味しそうな豚トロですよね、ゴリョウさん。
「おやおや、カルシャン。
ロリババアの65番目の仔たるキミも競馬もとい競ロバに参加したいのかぃ?
元気なことだね、とはいえ流石にそこそこ長生きな我(アタシ)も競ロバの騎手の経験は無いんだよ」
柔らかに撫でつける武器商人の声音。それに合わせてニルは「それもトレーニングだお!」と相棒と共に会場へと姿を現した。
「何時もウチがトレーニングしてる時、一緒に走った実力を発揮する時が来たんだお。
ええ具合の順位になったらご褒美あげるんだぬ。んでもって、優勝したらご褒美を倍にしちゃうんだお!!」
うんうん。やはりトレーニングは必要だ。それほどに大きな協議であったとは驚きなのだが――まあ、そう言う事もあるだろう。
「ヨハナ達はこの夏の大会に向けていままで頑張ってきましたっ!
おそらく描写されることはありませんがリプレイにして6本分くらいの苦境をねっ!」
――此処にリプレイ6本分の苦境が描かれています――
「いままでの苦難も痛みも、今日という日を迎えられた喜びに比べればなんということはありませんっ! どんな結果でも後悔のない素晴らしいレースにしましょうっ!」
やる気十分のヨハナ。
ロクのスタートの声で一斉に走り出すロリバアア達。何が起こっているか理解していない飼い主そっちのけで走り出すシラン。
「お前今日のドリンクとか軽食全部積んでるけど転んだりしてぶちまけないでね!? 頼むぞぉぉ―――!」
夏子の悲痛鳴る声音がビーチには響いた。
「ノジャア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!」
ハロルドは何が何だか分からないが挑まれた勝負には負けたくないと考えていた。
走りゆく邪ロリババア。地獄絵図だが関係ない。勝利に向かって走るのだ。
―――
――――
「おやノギク。頑張ったね。イイコイイコ。
こんなに沢山嬉しそうに戦利品かい? ん? 口に咥えているのは何だい?おや、ヒトじゃないかぺっしなさいぺっ」
――――ん!?
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
お疲れさまでした!まさかの(まさかの)。
突然のレースなどなど、夏を存分に楽しんでいただけたかと思います!
それではまた、お会いしましょう!
GMコメント
夏(名前)です。夏(季節)ですね。
ユリーカちゃんのお誕生日も落ち着いたのでご一緒にお祝いしてます。
楽しいサマ☆フェスを楽しみましょう!
●サマーフェスティバル
満喫しよう!
カンタンな行き先:プレイングの冒頭に【1】【2】【3】【4】と番号指定してください。
【1】ビーチでのんびり/ソルベの歓待を受ける
思う存分楽しんでくださいませ!沢山の食事が揃っています。
冷房の効いたコテージ(ビーチ沿い)には人をダメにするクッションや、のんびりできるお昼寝セットなども準備済み。
コンテュール家の執事やメイドによるサポートを受けれます。
【2】海の中
海洋制の装置を使用して海中散歩。海種の皆さんは使用しなくてもOKです。
海の中を往けば沖に進むにつれていつか魔種の根城となった海底遺跡が見られますがもぬけの殻です。
しっとりのんびり海の中を楽しんでくださいませ。
【3】露店を楽しむ
ソルベが準備した祭りの露店を楽しむ事が出来ます。
亮君曰く射撃と練達のゲーム台コーナーが最高に楽しかっただとか。
練達よりの借り物だそうですが、快く貸し出してもらえたそうですよ。
【4】その他
夏だから原稿の追い込みとかありますよね!(いろんな意味で)
そういう方はこちらにどうぞ。なんでもがんばります。
●NPC
ローレットに所属するNPCであれば名前を呼んでいただければ登場させていただきます。
各国の主要NPC/ざんげちゃんについてはごめんなさい。
(※【この人いないかな?】と試していただくのもOKですが、ご希望に沿えない場合があります)
また私担当のNPCに関しましては、
・亮くん、リヴィエール、ソルベさんはその辺をうろついてます。
・ユリーカ(お誕生日様)は祝われ待ちしてます。
と言う感じです。
どうぞ、よろしくおねがいします。
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