PandoraPartyProject

ギルドスレッド

とある場所

【RP】海龍殿

地上より遥か水底にある海底神殿。

冷たい青色の大理石の床と先の見えない天井。
辺りは静寂が支配し、時折なにかが足を引きずるような音だけが廊下の果てから木霊する。

今やこの地の生者は黙し
死者のみが嘆きと呪詛を振りまいている。

生と死が混ざり合う混沌の中で、神殿の主たる『紅の契約者』は何を思い、何を描くのか――……

(※特定の理由で"介入可能な状態"となった人のみ乱入可能)

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(にこやか〜にヴィクトリヤの方に手を振ってからレプンカムイの旦那たちの方へ向き)

あァ、いいよ。魂は受け入れるにしろ、溜め込んだ力は適度に放出しないと怒られちゃうからね。ただーーいや、それこそ口を挟むべきことではないか。(おおー、と宙吊りになるレプンカムイの旦那を眺めながら)
(何を言ってもしょうがないとも思う。何を言ったところで傷つけるんだろうという自覚もある。それでもしばらく無言で扉の前に立ち、いちどアルクの方を振り返り)

……エジプトを出て約束の地まで歩き通すには、何より希望が要った。
君がどんな道を歩くにしろ、その名をもつなら希望を持ち続けなきゃならない。
わたしはそう思うし、わたしが平穏を願う人の中に君も入っているんだ。

じゃ、帰ろうか、イザーク。
(伝わるかどうか分からない。自分が何を言おうと響きもしないだろうし、きっと捨て置かれるんだろう。それもまあ、いいだろう。アルクにそれだけ言って、先んじて扉をくぐっていった。)
……生かされてるのも、そうだけど…俺は沢山殺してる…仕事だとても。


…………俺は、一緒にと、望んだ……欲しいのは、それくらいの些細な事なんだけどな…今も昔も…。

でも、信じても信じなくても…同じ事だろ。俺の意見は何時だって通らねえ。周りは、俺の意思なんて無視して…死んで行くし…

……『俺は幸せを望まない』。それで、いい…。(誰の目も見ようとはせずに俯きながら二人の言葉に答えた)

……銀影の事は好きだし信用してるから…。
でも、俺は幸せにはならなくていいんだ…

…俺を、置いて行かないでくれるだけで良い。俺が望むのはそれだけだ…。俺は、今生きてる周りを喪いたくない…(アリスターの言葉にはそちらの方を目線で見てから聞こえたかはわからないが自分の望みを伝えておく。相容れない性格だがきちんと伝わっては居るようだ)
……俺は、故人は視えてねえよ。俺がこういう生き方してるのは、両親のせいじゃない。失うのが恐いから、幸せも怖いんだ。俺が、遠ざけてる。

…でも、受け入れても居るんだ。グレシアスは怖がりで、アルク・ロードは隠れ蓑。…その両方が拠り所として、失いたくないくらいには幸せを感じてる。

同時に、俺が今まで生きて来れてるのは復讐心があったからなんだ。今更、捨てることは難しい。…捨てれたとしても、仕事ででも…人の人生を奪っておいて自分だけ幸せとか…俺には無理だ。

……早く、事務所に帰りたい。だから、早くあの扉潜ろう。事務所は俺の…家だから。(言いながら立ち上がろうと身体を動かした)
(雪豹のコには一度だけ視線を遣って、すぐに視線を外す。ソレが何かを言う必要は、今のところ無い。かけるべき言葉はもっと身近な者が言うべきなのだから)
サンキュー、晴明。だがお姫様抱っこは却下な。
(差し出してくれた手を握って立ち上がる。よいしょっと。)
……で。なに?帰れる感じなのか?
帰れるならとっとと帰って泥のように寝たい。んで晴明を一発、こう、ガツンと(手をしゅっしゅっと動かしてみる)
……俺は、一人で歩けるから…だから降ろせ。……甘えたら駄目なんだ。自分で戻れる。
(抱え上げられている状態でランベールの目を見れずに降ろしてくれと頼んだ。目を見れないのはランベールの体への罪悪感ではなく、幸せにすると言ってくれてるのを受け取ることが出来ないせいだろう。自分もそれを受け取れたらどんなに良い事かもわかっているのに受け取ることが出来なかった)
(ぽむんと音を立ててぬいぐるみの姿に戻る。ネガティブなアルクの言葉に、眉間にキュッと三段くらい皺を寄せて)

銀影が言わないだろうから言うけど……いい加減そのなよっとした根性を直せよどヘタレ!
僕がこれだけ変われたのは、アルの言葉を受け入れて、一緒に前に進む勇気をもったからだ。

……銀影を不幸にしたら今度こそ飼い殺してやるからね。
(とてててっと足早に扉の方へ四つ足で走って)
なんかでかいネコがいるんですけどー!?(と悲鳴をあげたのだった)
(ぺんっと尻尾で一度イザークをはたいてからアルクの方へ近寄って行った。)

……お腹が減ったからご飯を食べないなんて、変なのだわ。
太陽の光をえり好みして日向ぼっこをしないように生きるなんてことが、どうやってできるというの……。
(飼い猫には『私がいればあなたは幸せ、あなたがいれば私も幸せ』という明確な契約が存在している。ごはんが餌鉢を満たし、お日様がぽかぽかして風がそよそよしていればもっといいし、そうでなくても飼い主がなんとかしてくれる。その為幸せになってはいけないなど想像もできない言葉に、若干愕然とした様子も声色にあった。)
誰だアンタ。もしかして店長の……?(悪戯した猫みたいに背を丸め、ハインツの様子に皆まで聞かずに諦めた。手を離されるとオスロと共に歩いて神殿の調査をはじめる)
(トカムを追い払うと武器商人の前に立つ。まじまじとメアリアンの方を見ると、戸惑いながらも片手を前へ差し出し、頰を撫でようとする)
嗚呼、メアリアン……。偽物でもいい。ただ君に会いたかった。
自分の不甲斐なさを謝らなければならないのに、俺は……君を失った悲しみに全てを誤魔化して生きてきたんだ。
君を愛する資格はもうないのかもしれないが、それでも俺はまだ、愛おしくてたまらない。どうか、許してくれ。
はっはっは!照れ屋だなリチャード。
あのにゃんこがどうやら上手いことやってくれたみたいだ。
ぶっちゃけ俺は猫は苦手だが、まぁ味方みたいだし大人しく助けてもらうとしようぜ。
(猫とすれ違うたびヒレ耳を見て舌なめずりされたりする。海種的には天敵のようだった。
嫌な思い出を振り払い、扉の方へ歩き出す)
オーケイ、俺も疲れた。一晩まずはぐっすり休んで……なんだって?
(シャドーボクシングする様子に思わず眉を寄せる)
つまりあれか。ベッドの上でくんずほぐれつプロレスリング?
えぇ……。そう言われちゃうとこのまま降ろしたくなくなっちゃうなぁ。
(相変わらずしっかり抱き上げたままで、降ろそうとせずに扉の方へ歩き出す)

グレシアス。過去は取り戻せない。傭兵ランベールは足掻いていたけど、やっぱり無理なんだと思うよ。
ただ、その過去を忘れずに、その反省を活かす事ができる。今までの犠牲のために、恐れを捨てて踏み出す勇気をふり絞らなくちゃいけないんだ。

なんて格好つけて言ったけどさ……僕の幸せは、グレシアスの幸せだ。君が幸せにならなきゃ、僕は心配で不幸になってしまうよ。
だから他のことなんかおいといて、恋人の僕を最優先して幸せになってくれ。いっぱい甘えて、いっぱい楽しいことをして……一緒に、幸せになろう?
(ランベールの脚に引っかからないように二人の傍をうろうろしていた。心配は心配なのだが、何を言えばいいかがわからないらしい。或いは本来、言葉ではなく行動で示さねばならないものかもしれなかった。)


……喋るものを食べてはいけないとさむだやがいつも言っているから、食べたりなんかしない。
お行きなさい若猫たち。冒険の時間はもうおしまい。
(朝長の匂いに鼻面に皺を寄せて耳を伏せた。美味しそう以前に香水や煙草の匂いが好ましからざるものだと思ったらしい。)
……俺だと、銀影を不幸にしかできない。未だ、天義への憎しみも薄れない…。イザークが言う様に、不幸にしてしまうなら…。そうするくらいなら…俺は、アンタから離れたい。迷惑をかけないようにして…忘れてもらいたい…。(降ろして貰えないならこのままでいいかと抵抗も諦めた)

……俺、は…些細な幸せに手を伸ばしたい。でも…何時だって届かなかったんだ…。事務所に、家だって思えるところに帰って、不幸にしたら皆…俺の事どうでもよくなるだろ?イザークみたいに餌として利用して…20くらいの時の…あの時みたいに空になったら捨てる筈だ…。なら、俺からそうなる前に離れりゃ済む。
……ヴィクトリヤが言うのもわかるんだ。目を向ければ、見える筈だとは思う…。でも、それが視えても、掴めなくて、崩れたらまた俺は絶望する。

俺が些細な事求めても、返って来たことがない。アンタは返してくれなかった。…銀影のことは好きだし、信じたい。でも、実績って大事だと思う…。だから、俺はもう求めるのを止そうって諦めたんだ。…一緒に、幸せにはなりたい。けど、俺から手を伸ばして欲しいって言った時にアンタはそれをくれなかったじゃねえか…。不安しかねえんだよ。俺の幸せがどういう事か考えてもいないのに…どう幸せに、互いに幸せになろうと言ってるんだ?アンタ、自分本位でしかないじゃねえか。

……アンタは、それでも俺を…諦めきってる俺でも、…まだ……そう言ってくれるのか…?
(言葉を紡いでいる途中で軽く手が震えていた。こんな事を口にしたらきっと捨てられる。それが酷く怖い)
照れてねぇ。(びしぃ、とツッコミを入れてから、ヴィクトリヤをちらりと見て)
……安心しろ、あいつもお前が苦手っぽいぞ。
(ヴィクトリヤには一礼、詫びを入れる。今度上等の鰹節かなにかでも持っていこう。)

(なにやらいつも通りの相手の挙動にすこし安心しつつ)
おう、やっていいならやっていいぞ。
お前の大切なところ潰してもご愛敬ってことで。
(姿だけは完璧に少女の形を取っているソレは、頰を撫でられるままに目を細めて男とも女ともつかない声で言葉を紡ぐ)

偽物とわかっててなお、キミはその言葉を口にするんだね。そういうのは好きだとも。でも、どうしてキミたちはいつも窮屈そうに愛を語るのだろうね。「愛してるよ、ニンゲン。」此れは誰にも曲げることはできないのに。

それでは問おう、ハインツ=S=ヴォルコット。キミは許されたいのか、許されたくないのか。
ふむ……。君の言い分だと、どうしようもない事を言っている。実績が大事?君……僕の話を聞いていたかい?
(ゆっくりとアルクがコケないように地面へ下ろしてあげる。
ヴィクトリヤには「すぐに終わらせるよ」とだけ話してから、アルクへ向き直り片手を差し出した)
……僕個人の脅威は、今回で多分去った。
それでも僕は探偵だ。事務所に来る仕事はあいも変わらず奇妙で危険な依頼ばかりだろうし、
日常だって君と僕では考え方が違う事もいっぱいある。すれ違いもあるだろう。

僕みたいな神さまモドキが言うのもなんだけど、人間同士の付き合いなんてそんなものだ!
完璧にできない事をYESと言うほど君の前じゃ飾った自分でいられないんだ。だから……君の不安に、僕が出来うる限りの事は頑張ってみると、宣言するよ。
……それでもグレシアスが、許してくれるのなら。

(片手を差し出し、じっとアルクを見つめて答えを待つ)
……。
(ランベールの後ろで無言で聞いていた。ややあって口を開く。)
本来なら子供の理論なのだ、アルクよ。目に映る全てと自分が思うままであれと思い、ままならぬなら全て捨てるなどいうのは……。

だがお前さんが両親(このよのすべて)を目の前で失ったのは、分かっている。
それを恨むのは当然であるし、急に信じろというのも無理はあるかもしれない。
もしよかったら俺たちとお前さんに今しばらくの猶予をくれないか。
駄目かね?

(つかず離れず、といった距離感で尋ねた。)
………(降ろされると相手の顔を伺いながら言葉を聞いていた。呆れられるのも、もうどうでも良いと罵られてから捨てられる覚悟もしていた。)
……俺は…別に、幸せが……欲しくないわけじゃ…ない…。怖いんだよ…手に入って、また失うのが…すごく恐い…。

信じたくない訳じゃない…銀影はLOVEの意味で、ダレンはLIKEの意味で…好きだし…信じてるんだ。

……でも、怖いんだよ。手を伸ばして、それを手に入れたとして……失う現実が、物凄く恐い…。

それと…俺は、どう生きたらいい?

怯えて生きたらいいのなら…そんなの嫌だ。それに、天義への憎しみをどう処理したらいい?

……この手を取りたい。…取りたいけど、その後…どう生きたらいいか…わからねぇ……(目の前に出された手を迷うように視線がそこへと行ったり恋人と兄貴分へと行ったり来たりする。表情は怯えたそれだった)
食われねぇならいいんだけどさ。
……、リチャード。もしかして怒ってるか?
(自分のせいで身体を得体の知れない誰かに貸さなければいけないほど追い詰めてしまった。
負い目は感じているので俯いてしまう)
……行こうか。話は家で聞くよ。
(そう告げて扉をくぐろうとリチャードの手を引いて歩き出そうと)
……君の気持ちが決まっているなら、踏み出す一歩は僕が手伝う。
(伸ばしていた手で、アルクの手を取り優しく握ろうとする)
苦難はたくさんあるだろうけど、ゆっくり考えて行こう?二人で。
………ん。(コクリと頷いて尻尾が一度ゆらりと嬉しそうに揺れた。)

……あー…その、……、……ありがとう。捨てないで…居てくれて……。

俺の事…否定しないでくれて……ありがとう…。(ランベールの手を大事そうに握り返して嬉しさから頬を染めて礼を述べた)

……ダレンも、ありがとう。
(兄貴分にも礼を言うと恋人と足並みを合わせてサヨナキドリの二階一室を通過して事務所の自室へと戻ろうか)
………。ランベール、ありがとう。(一度扉の前で振り返ると球体のあった辺りの自分が目を覚した場所へと一言言葉を紡いだ。)

…………紅雪は……。……クレアの紅と、ユキトの雪…。なら…ありがとう、見せてくれて…。(自分だけにしかわからない、見ていた夢だろう。それでも、他が何を思おうとそれだけは言いたかった。あの時間は糧に。参考にしよう。そう胸に誓いつつ扉を潜る)
ん?怒ってねーよ?
(ただちょっと言いたいことがあるだけである。)
じゃー、とりあえず帰るか。結界とやらの張り直し頼むぜー?
(そんな軽口を叩きつつこの場を離脱する)
出来ることなら許されたいさ。
メアリアンにも、その輝きを思い出させてくれた君にもね。

俺は元のライターとしての人生を歩み直す。
それが俺に出来る、最後の俺の償いだ。

……っと、そうだ。超常的な君に最後にちゃんと聞いておこう。貴方のお名前は?
ーー名前、名前、名前か。少し、複雑な問いだ。我(アタシ)は観測者によって、そのように在る。
(一歩後ろに退くと、メアリアンの姿がけぶる様に光の花びらとなって散ってゆく)
最近は、武器商人……ただ、そう。人によっては。“叶えるモノ”、“歩く破滅”、“御伽噺の魔法使い”、“名も無き悪魔”。そう呼ぶコも、居るね。
(そうして、現れたのはくすくす笑うソレだった)
明日や明後日やそのずっと先を患うより、日々を摘むのが先なのさ。
それが一番必要なんだ。
(アルクとランベールの背を見守りながらゆるりと歩き出し、なんとなしにぽつりと言った。)
(一度ヴィクトリヤには尻尾を絡ませるようにして礼とし、事務所へと)
『……幸せになれよ。』
(何処からか傭兵ランベールの声がしたような気がしたかもしれない。銀影はアルクと共に事務所へ)
本当かよ……。
(ルベライトの襲撃があった時に、覚悟はできていた。リチャードと共に歩み、自宅へ向かおうと)
(メアリアンの姿が元ある姿へ変わる瞬間、複雑そうな笑みで見送った)
武器商人。へぇ……もはや人というより超常現象のようだな。とてもオカルティックでそそられる。
今度じっくり取材をさせておくれ。
(とお願いをしつつ、扉へ消えていく)
ある意味で、正しい認識だと思うよ。知りたくなったらおいで。(くすくすくす、と笑って出ていくものたちを見送る。征服を終えた新しい主として、まだやるべきことがいくつか残っていた。まずは調査に行ったコらを待つ)
(しばらくしてから二人とも戻って来る。
オスロの方は変わらず表情が伺えないが、トカムの方は眉間に皺を寄せていた)
やっぱり間に合わなかった。ルベライトの養分にされちまったらしい。
……別れを告げて来た。
(ある程度覚悟をして来たためか声は落ち着いていたが、すっかり覇気をなくしている)
…そう。残念だったねぇ。(だよね、とは言わなかった。それくらいの気遣いはあったらしい)

とりあえず、此処から出て少し休むといい。色んなことがあったからね。
嗚呼。……ありがとう、店主さん。
ちょっと店を休んで気持ちをリセットさせてくれ。
念のため組織の残党処理もして、全てが終わったら……必ずご恩を返しに舞い戻る。
(約束だ、と告げて、小指を相手へと向ける。
まわりが壮大な魔術で契約だなんだと交わす中、男が知っている約束の方法はこれっぽっちだった)

勝手にカスタムしたサヨナッキーも、お披露目しそびれてるしなぁ。
(ぱち、ぱちと前髪の奥で紫の目が瞬きをして、それから口元が無邪気な子供の様に笑んだ)いいよ。幸い、我(アタシ)はそれなりに多くの時間を持っているから。大丈夫、待ってるよ。
ありがとう。俺もトカムも、帰れる場所を失わずに済んだ。……そう長くはかからねぇさ。
敗戦の将がこんなに生き汚くでも生き残れたんだ。拾われた命、大切にしなきゃな。

(いつか戦場で命を落とす日が来る。漠然とそう思って生きてきた。
守るものを失って、はじめて考え直す『生きる意味』。
過去に別れを告げて、未来へつなげるためーー……トカムは助手席に乗り込んだ)

頼んだぜ、オスロ。

(相棒に運転して貰い、そのまま出口へとバイクで走り抜ける)
(深紅の宝石を取り出してソレは優しく聞こえる声で語りかけ)終わったねぇ。キミはどうしようか。
(宝石の中の魂は、すっかり萎縮し宝石の隅っこにちぢこまっている。
主人の変わった海龍殿を見渡して、なにが起こるのかとふるふる震えた)
ンー……。……ちょっとくらいボーナスがあっても、いいよね?(指先で宝石をつ、と撫でて小首を傾げる)
(ぷるるるる。まるでバイブレーションのように震えるが、長いものには巻かれろの精神のようだ。こくこく宝石の中で頷く)
“天に花を、地に星を。人に愛を、君に名を。”



“此方へおいで”



“フォルネウス”

(それは祝福にして呪い。新たな名を与える事で此岸へ縛る単純明解な再誕の“魔法”)
(再誕。再臨。再構築。

自分という存在が再び形作られていく。
何のために?どうして?)

『ご主人様ーー……』

(形作られたものが口を開こうとした瞬間、姿が淡く光って消える。
生まれ落ちた瞬間、それは『庭』に召されてしまったのだ)
……おやまぁ。ま、すぐに此方に……。いや、それとも自由に生きるかナ?(くすくすくす……)
ひとまず、此処は鍵をかけておこうか。折角の神殿だからね。崩壊させるには勿体ない。ーーいつの日か、また舞台となる日まで。(影の暗がりに紛れてその姿がかき消える)

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