ギルドスレッド
プロメテウスの火
(今の所、静かな夜だった。聞こえるのは風の音と木の爆ぜる音ばかりだ。
――今はそこにヤカンの沸騰し始めた音が加わわっているが)
………。
(時折周囲を見回し、異常が無いか確かめる。
噂が本当かは分からない。けれどこのまま平和に朝を迎えられるならどちらでも良かった)
――今はそこにヤカンの沸騰し始めた音が加わわっているが)
………。
(時折周囲を見回し、異常が無いか確かめる。
噂が本当かは分からない。けれどこのまま平和に朝を迎えられるならどちらでも良かった)
(静かな夜に少しずつ足音が聞こえてくる。次第にそれは大きくなり……)
明かりが付いてるから誰か居るのかと思ったが、こんな夜中に一人は危ねぇんじゃねぇの?
しかも、女一人………馬?
(軍服姿で腰に2本の刀を差している男性が歩いてくる。左手の手首が炎の様に明るく、その表情は馬の姿をした女性がいることへの驚きで染まっている)
明かりが付いてるから誰か居るのかと思ったが、こんな夜中に一人は危ねぇんじゃねぇの?
しかも、女一人………馬?
(軍服姿で腰に2本の刀を差している男性が歩いてくる。左手の手首が炎の様に明るく、その表情は馬の姿をした女性がいることへの驚きで染まっている)
(近づく足音に真っ先に手が動いた。
傍らの銃に手を伸ばし、 一瞬、考えて手には取らず声のした方へ顔を向ける)
やれ、噂の夜盗かと思ったが違うと見えるな。
夜中に一人なのはお互い様だと言っておこう。 私はただの商人だ。あなたも旅人か何かか?
(驚くその表情に怪訝そうな顔を向け、同時にチラリと腰の刀と目立つ左の手首へ視線が向き)
――見ての通り獣種だが。どうかしたか。
傍らの銃に手を伸ばし、 一瞬、考えて手には取らず声のした方へ顔を向ける)
やれ、噂の夜盗かと思ったが違うと見えるな。
夜中に一人なのはお互い様だと言っておこう。 私はただの商人だ。あなたも旅人か何かか?
(驚くその表情に怪訝そうな顔を向け、同時にチラリと腰の刀と目立つ左の手首へ視線が向き)
――見ての通り獣種だが。どうかしたか。
(キョトンとした顔から苦笑いを浮かべる)
まぁ、確かに一人はお互い様か。
俺か?俺は旅人は旅人なんだがウォーカーってやつでな、見知らぬ土地を開拓するため散歩中って感じだな。
いや、俺の元の世界にあんた見たいな獣種がいなくてな……悪いジロジロと見ちまった、あんまし気分の良いもんじゃなかったな謝る。
(頭を下げて謝罪する)
いつまでも女性にあんたとかは失礼だな、俺は十束・僉獅子・唯織、僉獅子以外ならなんて呼んでも良いぜ?名前を聞いても?
まぁ、確かに一人はお互い様か。
俺か?俺は旅人は旅人なんだがウォーカーってやつでな、見知らぬ土地を開拓するため散歩中って感じだな。
いや、俺の元の世界にあんた見たいな獣種がいなくてな……悪いジロジロと見ちまった、あんまし気分の良いもんじゃなかったな謝る。
(頭を下げて謝罪する)
いつまでも女性にあんたとかは失礼だな、俺は十束・僉獅子・唯織、僉獅子以外ならなんて呼んでも良いぜ?名前を聞いても?
普通の土地だと思っていたが、旅人からすると珍しかったりもするのだろうか。
……謝るほどでもない、顔を上げてくれ。こちらも銃を向けかけた。
しかし獣種はそう珍しくはないと思っていたが、その様子だと最近来たクチか。
(ふと吹き零れそうになっているヤカンの音に気づき、火から離しつつ自分の向かいを指差す)
ともあれ私はラダ、ラダ・ジグリだ。女か男かなど、あまり気にするものでもない。
丁度茶でも淹れようかしていた所だが座るか?
……謝るほどでもない、顔を上げてくれ。こちらも銃を向けかけた。
しかし獣種はそう珍しくはないと思っていたが、その様子だと最近来たクチか。
(ふと吹き零れそうになっているヤカンの音に気づき、火から離しつつ自分の向かいを指差す)
ともあれ私はラダ、ラダ・ジグリだ。女か男かなど、あまり気にするものでもない。
丁度茶でも淹れようかしていた所だが座るか?
そう言って貰えると有り難いぜ。
他のウォーカーは知らんけど、異世界ってだけで珍しいと思うぜ?
(頭を上げてホッとしたような顔を見せる)
銃?ここら辺って何かヤバいのが出るのか?ラダの言うとおり最近来たからここら辺の事は良く分かんねんだよな。
(怪訝そうな顔をしてラダの正面に座る)
じゃあ、お言葉に甘えて頂こうか。手持ちにお菓子でもあるけど食べるか?俺のお手製マドレーヌ食べるか?
(腰のバックパックから袋で包まれたマドレーヌを出す)
他のウォーカーは知らんけど、異世界ってだけで珍しいと思うぜ?
(頭を上げてホッとしたような顔を見せる)
銃?ここら辺って何かヤバいのが出るのか?ラダの言うとおり最近来たからここら辺の事は良く分かんねんだよな。
(怪訝そうな顔をしてラダの正面に座る)
じゃあ、お言葉に甘えて頂こうか。手持ちにお菓子でもあるけど食べるか?俺のお手製マドレーヌ食べるか?
(腰のバックパックから袋で包まれたマドレーヌを出す)
成るほど。なら私も旅人側になる時が来たら、同じようにあちこち廻るのかもしれないな。
真偽の程は分からないが、夜盗の噂があると前にいた町の者が話していた。
それで一応身を隠せそうな場所を選んでみたんだが……ここ、外から見えたか?
(やはり火を焚いたからだろうか、そんなぼやきと共にヤカンへ幾らかの茶葉を放り込んだ)
おや、これはどうも。
(ポンと受け取り、次いでその言葉にマドレーヌと相手とを意外そうに交互に見つめた)
……手製なのか。よく作れるな
真偽の程は分からないが、夜盗の噂があると前にいた町の者が話していた。
それで一応身を隠せそうな場所を選んでみたんだが……ここ、外から見えたか?
(やはり火を焚いたからだろうか、そんなぼやきと共にヤカンへ幾らかの茶葉を放り込んだ)
おや、これはどうも。
(ポンと受け取り、次いでその言葉にマドレーヌと相手とを意外そうに交互に見つめた)
……手製なのか。よく作れるな
おぉ、そうしてみろ。案外見知らぬ土地を回るってのも楽しいもんだぜ?
夜盗ってそりゃ、穏やかじゃねぇなぁ。
んぁ?あー、チラッとだが火の明かりが見えてな、気になったんで来たんだよ。
小声:お化けだったらどうしようかと思って見に来たとか言えねぇよなぁ。
なんだよ、その怪訝そうな顔は!俺は料理得意なんだよ!
上手くなった理由はまぁ、あれだ。師匠って呼んでる養母が卵焼きでダークマター作り出すレベルの人でな、嫌がおうにも腕が上がったんだよ。
夜盗ってそりゃ、穏やかじゃねぇなぁ。
んぁ?あー、チラッとだが火の明かりが見えてな、気になったんで来たんだよ。
小声:お化けだったらどうしようかと思って見に来たとか言えねぇよなぁ。
なんだよ、その怪訝そうな顔は!俺は料理得意なんだよ!
上手くなった理由はまぁ、あれだ。師匠って呼んでる養母が卵焼きでダークマター作り出すレベルの人でな、嫌がおうにも腕が上がったんだよ。
それなりに気をつけたつもりだったが、隠し方が甘かったか……どうした。
私の方が何かと間違われた側だったか?
(最初の方がよく聞き取れなかったのだろう、尋ねる声は純粋な疑問形だった)
ああ、悪い。悪意はない。
料理と菓子作りはまた違うだろうに、よく覚えたものだ。
しかしダークマター(バベル翻訳で意味を噛み締め)……卵焼きで作れるのはある意味才能だな。
(焦げが凄そうだなどと感想を漏らしながら、適当に時間を置いたヤカンからカップへ茶を注ぎ)
さて砂糖はないからマドレーヌか、一応こいつもあるから茶請けに飲んでくれ。
(カップと共に幾らかのドライフルーツを差し出し、自分も椀に茶を注いで飲みだす)
私の方が何かと間違われた側だったか?
(最初の方がよく聞き取れなかったのだろう、尋ねる声は純粋な疑問形だった)
ああ、悪い。悪意はない。
料理と菓子作りはまた違うだろうに、よく覚えたものだ。
しかしダークマター(バベル翻訳で意味を噛み締め)……卵焼きで作れるのはある意味才能だな。
(焦げが凄そうだなどと感想を漏らしながら、適当に時間を置いたヤカンからカップへ茶を注ぎ)
さて砂糖はないからマドレーヌか、一応こいつもあるから茶請けに飲んでくれ。
(カップと共に幾らかのドライフルーツを差し出し、自分も椀に茶を注いで飲みだす)
ふぇっ!?嫌?何でもねぇよ?お化けかなんて思ってねぇぜ!?
(聞かれるとは思わずキョドってしまう)
いや、本当才能だと思うわ。カップラーメン作ったら爆発物になったからな。もう、そう思うしかねぇよな。
しかも、下手って事を自覚してなかったから気を使って「作ろうか?」なんて聞いてくる事もあって、更にタチが悪かったんだよ。
(何処か遠い所を見つめ目が死んでいる)
お、悪いな。ありがたく頂くぜ。
(カップ受け取り、ドライフルーツを食べ始める)
そいや、ラダはどっかに向かう途中だったのか?
(聞かれるとは思わずキョドってしまう)
いや、本当才能だと思うわ。カップラーメン作ったら爆発物になったからな。もう、そう思うしかねぇよな。
しかも、下手って事を自覚してなかったから気を使って「作ろうか?」なんて聞いてくる事もあって、更にタチが悪かったんだよ。
(何処か遠い所を見つめ目が死んでいる)
お、悪いな。ありがたく頂くぜ。
(カップ受け取り、ドライフルーツを食べ始める)
そいや、ラダはどっかに向かう途中だったのか?
……思いの外、分かりやすい人間をしているな。
しかしそれ程までに才能がない、いやある種才能があるなら誰か言わなかったのか。
そこまでとなると、いっそ自覚した方が互いの為のようにも思えるが。
(茶を飲みつつも、苦労してそうだなぁと言わんばかりの表情である)
私はただの荷運びの途中だよ。(傍らの荷物を指差し)
この道をしばらく行った先にある村までだ。
商人だと言いはしたが、駆け出しでは仕事もこんなものだ。
もう少ししたらギルドから仕事も出るようだし、多少実入りも……ああ、旅人ならそちらもか。
私もイレギュラーズとか言うやつだから、ギルドの仕事で顔を合わせるかもしれない。
しかしそれ程までに才能がない、いやある種才能があるなら誰か言わなかったのか。
そこまでとなると、いっそ自覚した方が互いの為のようにも思えるが。
(茶を飲みつつも、苦労してそうだなぁと言わんばかりの表情である)
私はただの荷運びの途中だよ。(傍らの荷物を指差し)
この道をしばらく行った先にある村までだ。
商人だと言いはしたが、駆け出しでは仕事もこんなものだ。
もう少ししたらギルドから仕事も出るようだし、多少実入りも……ああ、旅人ならそちらもか。
私もイレギュラーズとか言うやつだから、ギルドの仕事で顔を合わせるかもしれない。
!?ばれた、、、だと!?
師匠はな自分の作った料理を美味しいと言って食べるんだよ。いや、普通のやつが食べたら失神する不味さ何だけどな?そっからは、負の連鎖よ。
そいや、商人って言ってたな。なにか、こっちの食品取り扱ってたりするか?なら、ちょっと頼みたい事があんだが。
同じ仕事になったら、宜しくな。
銃を持ってるって事はそれなりに、腕はたつんだろ?
師匠はな自分の作った料理を美味しいと言って食べるんだよ。いや、普通のやつが食べたら失神する不味さ何だけどな?そっからは、負の連鎖よ。
そいや、商人って言ってたな。なにか、こっちの食品取り扱ってたりするか?なら、ちょっと頼みたい事があんだが。
同じ仕事になったら、宜しくな。
銃を持ってるって事はそれなりに、腕はたつんだろ?
ああ、それは難儀な事だ。(こちらも同じように遠い目になり)
しかしそれでいて普通の料理も食べられるのだろう?
いっそ異世界の住人だった方がまだ理解が追いつくというものだな。
(話の合間にマドレーヌを一口食べると、美味いなと声が零れ)
――場合によっては扱いもするな。
ただ普通の店で買った方が安くつくものも多いから……いや、まずは話を聞こう。
何が入用だ?
腕はまぁ、動く的にそこそこ当たる程度と思ってくれ。
これを持ってるのは、武装しているぞという記号みたいなものでもある。
(相手の刀を指差し)それに、剣術などとはまた話は違ってくるだろう。
しかしそれでいて普通の料理も食べられるのだろう?
いっそ異世界の住人だった方がまだ理解が追いつくというものだな。
(話の合間にマドレーヌを一口食べると、美味いなと声が零れ)
――場合によっては扱いもするな。
ただ普通の店で買った方が安くつくものも多いから……いや、まずは話を聞こう。
何が入用だ?
腕はまぁ、動く的にそこそこ当たる程度と思ってくれ。
これを持ってるのは、武装しているぞという記号みたいなものでもある。
(相手の刀を指差し)それに、剣術などとはまた話は違ってくるだろう。
それだけじゃ、ねぇぜ。他の飯マズメンバーの料理すらペロリと平らげるんだよ。いや、あれは料理と言うのは料理への冒涜だな。
実を言うとだな、ちょっとしたカフェを開こうと思ってんだが、いかんせ此方に来たばっかでな。信頼して食材選びを任せて届けてくれる奴がいねんだよ。ましてや、この世界独特の食材も有るだろうしな。
そこでだ、ラダに食材の荷運びと食材の目利きをお願いしたい。まぁ、でもメインは前者の方で、目利きはついででいいぜ。
まぁ、確かに商人はそう言うのも大事か、それこそここらじゃ、盗人もでるみたいだしな。
確かに、剣術とまた別だわな。でも、俺も剣術だけじゃないぜ? 体術も使うしこの刀にはギミックも加工してあるしな
実を言うとだな、ちょっとしたカフェを開こうと思ってんだが、いかんせ此方に来たばっかでな。信頼して食材選びを任せて届けてくれる奴がいねんだよ。ましてや、この世界独特の食材も有るだろうしな。
そこでだ、ラダに食材の荷運びと食材の目利きをお願いしたい。まぁ、でもメインは前者の方で、目利きはついででいいぜ。
まぁ、確かに商人はそう言うのも大事か、それこそここらじゃ、盗人もでるみたいだしな。
確かに、剣術とまた別だわな。でも、俺も剣術だけじゃないぜ? 体術も使うしこの刀にはギミックも加工してあるしな
まともに料理ができる人間はまさか一人だったのか?
(ぐいっと茶を煽り相手を見る。いや確かにマドレーヌ美味しいけれど、と)
……ふむ。
(概要を聞き終わるまでは静かに、そして聞き終わると同時に声を漏らした)
すまないが、予め言っていなかった事がある。
私は確かに商人だ。そして駆け出しだ。そこにもうひとつ付け加えると、交易商人だ。
食品も扱うが、遠隔地の特産品などが主になる。
常備しておく類のもの、足の早いものはやはり近場で見繕ったほうが良い。
その辺りは織り込み済みか?
(マドレーヌの最後のひとかけを口に放り込み、茶のお代わりを椀に注ぎ)
聞くからに扱い辛そうな武装だな。専門……元々は兵士か何かか?
(ぐいっと茶を煽り相手を見る。いや確かにマドレーヌ美味しいけれど、と)
……ふむ。
(概要を聞き終わるまでは静かに、そして聞き終わると同時に声を漏らした)
すまないが、予め言っていなかった事がある。
私は確かに商人だ。そして駆け出しだ。そこにもうひとつ付け加えると、交易商人だ。
食品も扱うが、遠隔地の特産品などが主になる。
常備しておく類のもの、足の早いものはやはり近場で見繕ったほうが良い。
その辺りは織り込み済みか?
(マドレーヌの最後のひとかけを口に放り込み、茶のお代わりを椀に注ぎ)
聞くからに扱い辛そうな武装だな。専門……元々は兵士か何かか?
師匠の回りでは俺一人だったし、料理の生け贄も殆どが俺だったな。
まぁ、類は友を呼ぶってやつだ。
あぁ、むしろそう言う特産品の方がありがてぇよ。目玉商品として内のギルドのカフェで出せるからな。
1つや2つ他と違う物が無いといけねぇからな。
兵士……うーん、まぁ、そんなもんだ。必要だったから戦い方を学んで、そんで戦って来たって感じだな。
扱い辛そうか……使ってみたらそうでもねぇぜ?慣れだ慣れ。
まぁ、類は友を呼ぶってやつだ。
あぁ、むしろそう言う特産品の方がありがてぇよ。目玉商品として内のギルドのカフェで出せるからな。
1つや2つ他と違う物が無いといけねぇからな。
兵士……うーん、まぁ、そんなもんだ。必要だったから戦い方を学んで、そんで戦って来たって感じだな。
扱い辛そうか……使ってみたらそうでもねぇぜ?慣れだ慣れ。
ああ、そういう事なら歓迎だ。(表情を崩して軽く笑い)
菓子に使えそうなものや、珍しい茶なんかが見つけたら持って行こう。
それと……(荷物の中から適当な紙とペンを取り出し)連絡先を渡しておく。
特別入用なものや急ぎ必要なものがあれば、声をかけてくれれば探してみよう。
(連絡先の紙を差し出した所でアッと何かに気づき)
言葉はともかく文字の翻訳はどうだったか。まぁ駄目なら読める人間に頼んでくれ。
そちらの世界も中々に物騒なようだ。
私も傭兵の真似事はした事があるが、そちらはより前線で戦っていた風でもあるし。
(さて、とひと段落ついた態でヤカンを差し出す)
……もう一杯要るか?
菓子に使えそうなものや、珍しい茶なんかが見つけたら持って行こう。
それと……(荷物の中から適当な紙とペンを取り出し)連絡先を渡しておく。
特別入用なものや急ぎ必要なものがあれば、声をかけてくれれば探してみよう。
(連絡先の紙を差し出した所でアッと何かに気づき)
言葉はともかく文字の翻訳はどうだったか。まぁ駄目なら読める人間に頼んでくれ。
そちらの世界も中々に物騒なようだ。
私も傭兵の真似事はした事があるが、そちらはより前線で戦っていた風でもあるし。
(さて、とひと段落ついた態でヤカンを差し出す)
……もう一杯要るか?
良いのか!?
恩に着るぜ、ラダ!!
あー、俺のギルドにこっちの世界の種族の奴がいるから、読ねぇ時は聞いてみるわ。
んにゃ、遠慮しとくわ。
あんま長居しても悪いし、面白がって僉獅子が出てくるかもしんねぇしな。
恩に着るぜ、ラダ!!
あー、俺のギルドにこっちの世界の種族の奴がいるから、読ねぇ時は聞いてみるわ。
んにゃ、遠慮しとくわ。
あんま長居しても悪いし、面白がって僉獅子が出てくるかもしんねぇしな。
……それは連れの名前だったのか?(よく分からないといった風に首を傾げ)
ともあれ、ならば気をつけて。
夜が明けるまではもう少しあるだろうからな。
(焚き木をひとつ炎の中へと追加する。ぱちん、と木の爆ぜる音が続いた)
空が白む頃には出発するが、それまではここで夜を明かすつもりだ。
何かあれば一度ここまで戻ってくるといい。
――では、またな。
ともあれ、ならば気をつけて。
夜が明けるまではもう少しあるだろうからな。
(焚き木をひとつ炎の中へと追加する。ぱちん、と木の爆ぜる音が続いた)
空が白む頃には出発するが、それまではここで夜を明かすつもりだ。
何かあれば一度ここまで戻ってくるといい。
――では、またな。
それは楽しみだな、期待している。
(去る背中を見送り、また一人になった中での静寂に耳を済ませる)
さて、どうするか。
(ちらりと視線を移した焚き火は、まだ煌々と燃えている。
火は獣を遠ざけるが人を引き寄せる。
あの彼は問題なかったが、次もそうだとは限るまい。
しかし、先程の言もある)
(去る背中を見送り、また一人になった中での静寂に耳を済ませる)
さて、どうするか。
(ちらりと視線を移した焚き火は、まだ煌々と燃えている。
火は獣を遠ざけるが人を引き寄せる。
あの彼は問題なかったが、次もそうだとは限るまい。
しかし、先程の言もある)
……。
(結局、明かりは空が白むまで灯り続けていた。
そして明け方、火が消えた頃に銃声が2つほど響いたようだった)
(結局、明かりは空が白むまで灯り続けていた。
そして明け方、火が消えた頃に銃声が2つほど響いたようだった)
キャラクターを選択してください。
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岩陰に隠れるように、木々の合間に潜むように、目を凝らせば誰かの焚いた火がひとつ見える。
傍らに見える人影は、人の半身に馬の半身がついたそれだ。
顔は遠目には分からないが、寄れば年若い女だと分かるだろう。
どうやら野営をしているようだった。
女の傍らには簡単な荷物がひとつ、すぐ手の届く場所に銃が一丁並んでいる。
――最近ここいらには夜盗の類が出るという。
警戒しているのか、それとも女がそうなのか。
その見つめる先で火にかけたヤカンが音を立て始めていた。