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プロメテウスの火
良いのか!?
恩に着るぜ、ラダ!!
あー、俺のギルドにこっちの世界の種族の奴がいるから、読ねぇ時は聞いてみるわ。
んにゃ、遠慮しとくわ。
あんま長居しても悪いし、面白がって僉獅子が出てくるかもしんねぇしな。
恩に着るぜ、ラダ!!
あー、俺のギルドにこっちの世界の種族の奴がいるから、読ねぇ時は聞いてみるわ。
んにゃ、遠慮しとくわ。
あんま長居しても悪いし、面白がって僉獅子が出てくるかもしんねぇしな。
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岩陰に隠れるように、木々の合間に潜むように、目を凝らせば誰かの焚いた火がひとつ見える。
傍らに見える人影は、人の半身に馬の半身がついたそれだ。
顔は遠目には分からないが、寄れば年若い女だと分かるだろう。
どうやら野営をしているようだった。
女の傍らには簡単な荷物がひとつ、すぐ手の届く場所に銃が一丁並んでいる。
――最近ここいらには夜盗の類が出るという。
警戒しているのか、それとも女がそうなのか。
その見つめる先で火にかけたヤカンが音を立て始めていた。