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プロメテウスの火
それは楽しみだな、期待している。
(去る背中を見送り、また一人になった中での静寂に耳を済ませる)
さて、どうするか。
(ちらりと視線を移した焚き火は、まだ煌々と燃えている。
火は獣を遠ざけるが人を引き寄せる。
あの彼は問題なかったが、次もそうだとは限るまい。
しかし、先程の言もある)
(去る背中を見送り、また一人になった中での静寂に耳を済ませる)
さて、どうするか。
(ちらりと視線を移した焚き火は、まだ煌々と燃えている。
火は獣を遠ざけるが人を引き寄せる。
あの彼は問題なかったが、次もそうだとは限るまい。
しかし、先程の言もある)
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岩陰に隠れるように、木々の合間に潜むように、目を凝らせば誰かの焚いた火がひとつ見える。
傍らに見える人影は、人の半身に馬の半身がついたそれだ。
顔は遠目には分からないが、寄れば年若い女だと分かるだろう。
どうやら野営をしているようだった。
女の傍らには簡単な荷物がひとつ、すぐ手の届く場所に銃が一丁並んでいる。
――最近ここいらには夜盗の類が出るという。
警戒しているのか、それとも女がそうなのか。
その見つめる先で火にかけたヤカンが音を立て始めていた。