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プロメテウスの火
まともに料理ができる人間はまさか一人だったのか?
(ぐいっと茶を煽り相手を見る。いや確かにマドレーヌ美味しいけれど、と)
……ふむ。
(概要を聞き終わるまでは静かに、そして聞き終わると同時に声を漏らした)
すまないが、予め言っていなかった事がある。
私は確かに商人だ。そして駆け出しだ。そこにもうひとつ付け加えると、交易商人だ。
食品も扱うが、遠隔地の特産品などが主になる。
常備しておく類のもの、足の早いものはやはり近場で見繕ったほうが良い。
その辺りは織り込み済みか?
(マドレーヌの最後のひとかけを口に放り込み、茶のお代わりを椀に注ぎ)
聞くからに扱い辛そうな武装だな。専門……元々は兵士か何かか?
(ぐいっと茶を煽り相手を見る。いや確かにマドレーヌ美味しいけれど、と)
……ふむ。
(概要を聞き終わるまでは静かに、そして聞き終わると同時に声を漏らした)
すまないが、予め言っていなかった事がある。
私は確かに商人だ。そして駆け出しだ。そこにもうひとつ付け加えると、交易商人だ。
食品も扱うが、遠隔地の特産品などが主になる。
常備しておく類のもの、足の早いものはやはり近場で見繕ったほうが良い。
その辺りは織り込み済みか?
(マドレーヌの最後のひとかけを口に放り込み、茶のお代わりを椀に注ぎ)
聞くからに扱い辛そうな武装だな。専門……元々は兵士か何かか?
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岩陰に隠れるように、木々の合間に潜むように、目を凝らせば誰かの焚いた火がひとつ見える。
傍らに見える人影は、人の半身に馬の半身がついたそれだ。
顔は遠目には分からないが、寄れば年若い女だと分かるだろう。
どうやら野営をしているようだった。
女の傍らには簡単な荷物がひとつ、すぐ手の届く場所に銃が一丁並んでいる。
――最近ここいらには夜盗の類が出るという。
警戒しているのか、それとも女がそうなのか。
その見つめる先で火にかけたヤカンが音を立て始めていた。