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プロメテウスの火

街道、野営の夜

それはよく晴れた風の強い夜の事、どこかの街道から少し離れた場所での話だ。

岩陰に隠れるように、木々の合間に潜むように、目を凝らせば誰かの焚いた火がひとつ見える。
傍らに見える人影は、人の半身に馬の半身がついたそれだ。
顔は遠目には分からないが、寄れば年若い女だと分かるだろう。

どうやら野営をしているようだった。
女の傍らには簡単な荷物がひとつ、すぐ手の届く場所に銃が一丁並んでいる。
――最近ここいらには夜盗の類が出るという。
警戒しているのか、それとも女がそうなのか。

その見つめる先で火にかけたヤカンが音を立て始めていた。

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それなりに気をつけたつもりだったが、隠し方が甘かったか……どうした。
私の方が何かと間違われた側だったか?
(最初の方がよく聞き取れなかったのだろう、尋ねる声は純粋な疑問形だった)

ああ、悪い。悪意はない。
料理と菓子作りはまた違うだろうに、よく覚えたものだ。
しかしダークマター(バベル翻訳で意味を噛み締め)……卵焼きで作れるのはある意味才能だな。
(焦げが凄そうだなどと感想を漏らしながら、適当に時間を置いたヤカンからカップへ茶を注ぎ)

さて砂糖はないからマドレーヌか、一応こいつもあるから茶請けに飲んでくれ。
(カップと共に幾らかのドライフルーツを差し出し、自分も椀に茶を注いで飲みだす)

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