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プロメテウスの火

街道、野営の夜

それはよく晴れた風の強い夜の事、どこかの街道から少し離れた場所での話だ。

岩陰に隠れるように、木々の合間に潜むように、目を凝らせば誰かの焚いた火がひとつ見える。
傍らに見える人影は、人の半身に馬の半身がついたそれだ。
顔は遠目には分からないが、寄れば年若い女だと分かるだろう。

どうやら野営をしているようだった。
女の傍らには簡単な荷物がひとつ、すぐ手の届く場所に銃が一丁並んでいる。
――最近ここいらには夜盗の類が出るという。
警戒しているのか、それとも女がそうなのか。

その見つめる先で火にかけたヤカンが音を立て始めていた。

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……思いの外、分かりやすい人間をしているな。

しかしそれ程までに才能がない、いやある種才能があるなら誰か言わなかったのか。
そこまでとなると、いっそ自覚した方が互いの為のようにも思えるが。
(茶を飲みつつも、苦労してそうだなぁと言わんばかりの表情である)

私はただの荷運びの途中だよ。(傍らの荷物を指差し)
この道をしばらく行った先にある村までだ。
商人だと言いはしたが、駆け出しでは仕事もこんなものだ。

もう少ししたらギルドから仕事も出るようだし、多少実入りも……ああ、旅人ならそちらもか。
私もイレギュラーズとか言うやつだから、ギルドの仕事で顔を合わせるかもしれない。

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