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プロメテウスの火

街道、野営の夜

それはよく晴れた風の強い夜の事、どこかの街道から少し離れた場所での話だ。

岩陰に隠れるように、木々の合間に潜むように、目を凝らせば誰かの焚いた火がひとつ見える。
傍らに見える人影は、人の半身に馬の半身がついたそれだ。
顔は遠目には分からないが、寄れば年若い女だと分かるだろう。

どうやら野営をしているようだった。
女の傍らには簡単な荷物がひとつ、すぐ手の届く場所に銃が一丁並んでいる。
――最近ここいらには夜盗の類が出るという。
警戒しているのか、それとも女がそうなのか。

その見つめる先で火にかけたヤカンが音を立て始めていた。

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(近づく足音に真っ先に手が動いた。
 傍らの銃に手を伸ばし、 一瞬、考えて手には取らず声のした方へ顔を向ける)

やれ、噂の夜盗かと思ったが違うと見えるな。
夜中に一人なのはお互い様だと言っておこう。 私はただの商人だ。あなたも旅人か何かか?

(驚くその表情に怪訝そうな顔を向け、同時にチラリと腰の刀と目立つ左の手首へ視線が向き)

――見ての通り獣種だが。どうかしたか。

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