PandoraPartyProject
Battle of Stahl Grad
帝都での戦いは続いている。
各地で繰り広げられる激戦。そろそろ戦況の報告も届いてきそうである――が。
その前に帝都の外で行われていた戦いに勝利の報が届いていた。
「やっと終わりが見えたか。軍人も囚人も抵抗が激しかったけれど……」
「これで道を阻む様な連中はいないってこったな――後は帝都に残る本命だけだろ」
各勢力の動きを妨害せんとしていた新皇帝派の動きを叩き潰したのである。
少数で攪乱せんと動いてくる者達には少数精鋭を――その動きの中でも特に刻見 雲雀(p3p010272)や襲・九郎(p3p010307)の活躍は群を抜いていたか。幾つもの新皇帝派の動きを潰し道を切り開く事、十や二十所ではない。
雲雀の双眸は数多の敵を見逃さず。九郎の『魔法』たる一撃より逃れ得る敵はいないのだ。
更には大和型戦艦 二番艦 武蔵(p3p010829)による苛烈なる砲撃も功を奏し、新皇帝派に与する者共を打ち砕いてもいたか。
「我が名は武蔵。知れ――戦場に響き渡りし号砲は武蔵の軍靴であると!」
「ヒャッハー! 残党狩りだ――! 新皇帝に与する連中はやっちまえ――!!
あ、待って待って、まだ俺が前線にいる――どいひ――!!?」
「にゃーん! わるいひとたちには、爪をたてるのですにゃ!」
同行する鉄帝軍人らと共に一斉攻勢を仕掛ける――その中で、やけにチンピラらしき言を紡いでいるのは高橋 龍(p3p010970)か。調子乗って前に出たら友軍の砲撃に巻き込まれそうになっているが……しかし追い立てるのも重要ともこねこ みーお(p3p009481)も往く。子猫を思わせるような高い、愛らしい声――から振るわれるは容赦のない爪とぎ。
これが恐らく最後の戦いなのだ。
帝都決戦の勝敗こそが、この国の未来を決める――
天に輝く二つ目の太陽は濁り続けているもの、の。
「さぁあと一歩だよ。皆で掴もう――大丈夫。会長も一緒に行くよ」
「ええ。きっとこの先に在ります。誰もが望む安寧が」
それでも地上では希望が輝き続けていた。
楊枝 茄子子(p3p008356)にアリシス・シーアルジア(p3p000397)もまた多くの新皇帝派の意思を掃い、皆を導く様に戦果を轟かせる。彼女らの一挙手一投足が帝都へと向かう者らの力となろう。
かくして新皇帝派に与するディートハルト・シズリーの敷いた防衛ラインは綻んでいる。
イレギュラーズの猛攻に対して最早撤退する以外の道などあるまい――ならば。
「やれやれ。ま、このまま冬の寒さと飢えを続けさせるなんて――御免だしな」
「あともう少し。あと一歩。やってみるとするッスかね――」
「いざや往くでござる。この道の先にこそ、勝利があると信ずればこそ」
更に前へと進むのだ。頭を掻く零・K・メルヴィル(p3p000277)も。吐息を零しつつも帝都を見据える日向 葵(p3p000366)も。陰より出でて敵を討つ如月=紅牙=咲耶(p3p006128)も。
その意思を集わせるのだ。
数多の邪なる意思を捻じ伏せて。
見据え歩むは鉄の国の喉笛。
――帝都決戦を制すのだ。皆と共に。皆の力で!
多くの希望が。声望が響き渡ろう。
暴虐の嵐を跳ね除けようとする意志が決戦の地に収束する。あぁ――
どこからか、暖かな風が吹き始めている気がした。
※リミテッドクエスト『帝都決戦:Battle of Stahl Grad』の結果により、全参加者にアイテム『鉄の象徴』が付与されました! 華々しい戦果を挙げた方には追加で『アイアン・クライノート』も付与されています!
※王城リッテラムの戦況が変化しました!
※最後の切り札『人民軍』が発動しました。グロース将軍との戦いは最終フェーズへと突入します!
※『フローズヴィトニル』の対応について魔種ブリギットから取引が齎されました。
※イレギュラーズの手に入れている切り札が大いなる力を纏っています!
※スチールグラード帝都決戦が始まりました!!
※領地RAIDイベント『アグニの息吹』が始まりました!!
※帝政派、ザーバ派は連合軍を結成している為、勢力アイテムが『帝国軍徽章』へと変更されました!
※ラサでは『月の王国』への作戦行動が遂行されています!
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