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ユリーカレポート月光事件

ユリーカレポート

 いろいろなことがあって、むずかし事件すぎでボクはぴちんなのでした。
 だから(ショウさんとプルーさんが)状況を分かり易くまとめたのです。えっへん。
 えへへ。ボク達びんわん情報屋を、もっとほめてくれてもいいのですよ!

親しき人の黄泉還り

 常夜事件の傷跡も覚めやらぬ天義の首都フォン・ルーベルグに、新たな異変が現れた。
 それは死者が『黄泉還る』という、怪しき噂の出現。
 天義という国が決して看過する事の出来ない信仰への裏切りを意味するものであった。

 この世界には人を襲うアンデッドという怪物は存在する。
 しかし、そういった『蠢く死者』と『死者蘇生』は全く別の次元の問題である。『魔女の足掻き』とも揶揄される、最大禁忌は可能性の奇跡であろうとも。否、たとえ神が望んだとしてもあり得ないとされる究極事象なのだから。
 無論、信仰厚い天義の人々にとって、それは『禁忌』に他ならない。

 通常ならば模範的生活を送る聖都フォン・ルーベルグの民は中央政府に協力し、そういった事件はすぐに収束を迎える筈だった。しかしながら、『失った親しい人が戻ってくる』という状況は、流石の彼等にも『人間めいた感情』を強く呼び起こす結果となり、人々はこの噂に戸を立て、彼等を庇う動きを見せる。
 死んだ恋人や家族が、在りし日の姿のまま戻ってくる、『あり得ないはずの奇跡』に、人々は皆口をつぐんでいたのだ。
 それは模範的天義貴族と称された名門アロイス・バルイエ子爵も同じ事で……
 貴族さえそうならば、当然と言うべきか遅々として進まぬ調査。ある意味で国家を揺るがしかねない非常事態に軟着陸を求めた天義国王フェネストと聖騎士団長レオパルは、政治的・宗教的中立を保つローレットへ全面的協力を求める事となる。
 ローレットの調査により、『黄泉還った死者』は、アンデッドでも死者蘇生でもない――何者かの差し金で作られたと思しき『別個の存在』であることが明らかとなる……

黒衣の占い師

 ローレットの調査と並行して、天義の異常事態に独自の調査を進める者が居た。
 ローレットとも旧知の探偵サントノーレはイレギュラーズと共にこの事件の真相を探し始める。
 目撃情報、状況証拠、探偵の勘……彼が目星をつけたのは『黒衣の占い師』の怪しい噂だった。
 天義中央の信頼の厚いイレギュラーズを『だし』にしたサントノーレはローレットとの共同作業で中央にこの情報を伝える事に成功し、官憲による域内の調査・審問を引き出すという金星を上げる。
 果たして、フォン・ルーベルグを中心に張り巡らされた網に『黒衣の占い師』が補足される。
 しかしながら、この時、彼女を査問した異端審問官アネモネ・バードケージは、『黄泉還り』事件に関与の疑いがある、『黒衣の占い師』を『白』と断じる。
 旧知の女に対してアネモネは『不干渉』を決め込み、事態は更なる混沌の様相を見せていく……

月光人形

 謎と混迷が深まる中で、一連の『黄泉還り』事件は更なる展開を見せる。
 規律正しき事で知られる聖都の人々が、狂気に飲まれていくという異常事態が発生したのだ。
 天義の闇に紛れ、仕掛けられた大舞台――現れた事態こそ魔種の望んだ『クレール・ドゥ・リュヌ』。
 爆発的に伝播する狂気、暴動、色濃い破滅を帯びた空気感。
 事態はかつてレガド・イルシオンに魔種の狂気をまき散らした、かのサーカス事件を思わせるものであった。

 この事態に魔種――それもとびきり強力なもの――の関与を疑った天義上層部とローレットは、事態解決に向けて本格的な行動を開始する。
 事件解決の中で新たに判明した事実は半ば覚悟した上の残酷とも呼べた。
 天義に張り巡らされた狂気伝播のアンテナこそ、黄泉還った死者――魔種が『月光人形』と称する哀れな傀儡だったのだ。

黒幕?

 月光人形事件に対応する最中。
 不明ばかりの『コンフィズリーの不正義』の正体が明らかとなる。
 失踪したとされる天義の騎士シリウス=アークライトは魔種として現場に現れ、『月光人形』となったイェルハルド・フェレス・コンフィズリーと共に真相をイレギュラーズに告げたのである。
 一連の事件は天義の王宮執政官エルベルト・アブレウ、並びにアストリア枢機卿が関与していたものであり、『コンフィズリーの不正義』とは即ち、己が悪事の露見を畏れたエルベルト等による陰謀により生じた『偽りの不正義』だったのだ。
 イェルハルドの撃破には失敗するものの、聖騎士団長レオパル・ド・ティゲール、リンツァトルテ・コンフィズリーの反転を防いだイレギュラーズ達。
 しかし、真相を知ったリンツァトルテは家宝の聖剣と共に姿をくらます事となる。

 一連の月光人形事件の中で、イレギュラーズはアストリア枢機卿との交戦を経験していた。
 ローレット側には彼女は魔種であるとの確信がある。
 だが、エルベルトもアストリアも、天義の中では大物中の大物であり、おいそれと手が出せるものではない。
 レオパルは強硬にエルベルトの逮捕を主張し、彼の確保に乗り出すが……
 一連の事件で民心が乱れ、国家統制が危機水域にある現状においては、動く事が完全崩壊の引き金にもなりかねない。国王にして法王であるフェネスト六世でさえ、即座の事態の収束は難しい状況となっていたのである。

 天義の聖騎士団がローレットと共にアブレウやアストリアを追う中で、アストリアは私兵集団である天義聖銃士隊に聖獣と称する魔物を与えていた。
 この動きは更に聖都を混乱させ、事態を加速させる為のアストリアの策であった。
 フォン・ルーベルグでは、市街地で魔物に襲われるといった事件が頻発し、状況は予断を許さぬものとなっていた。
 ローレットや聖騎士団はこれと交戦を開始する。天義中央とアストリア派の政治的綱引きが生じた市街では魔物を追い払った兵士が逮捕されるといった事態も発生し、市街地は散発的な交戦で騒然とする有り様となっていく。

 一方サントノーレは諦めていなかった。
 イレギュラーズと共に、黒衣の女と、彼女の――魔種の目論見を未だ追いかけ続けている。
 事件の中心に見え隠れする、あの正体不明の占い師は一体何者なのであろうかと――

 哀しい狂気劇場はローレットさえも例外にしない。
 『新たなる不正義』も含め、事態はいよいよ佳境を迎えようとしている。
 混迷極まる天義を舞台に、レテの河を渡り、幽冥より彼岸に到る。
 なれば、決戦の幕は今まさに上がろうとしていたのである……

人物紹介

シェアキム・ロッド・フォン・フェネスト六世
 天義(聖教国ネメシス)の現国王
 国王として、また法王として一連の事件に心を痛め、事態の解決に尽力している。
 しかし一方で、姿を見せぬ執政官アブレウや、暗躍する枢機卿アストリアが事件の黒幕であると断じきれても居ない。

(イラストレーター:やむむ
『峻厳たる白の大壁』レオパル・ド・ティゲール
 天義の聖騎士団長。
 フェネスト六世が最も信頼する金髪碧眼の大男。
 誰よりも聖騎士に相応しいと謳われる『峻厳たる白の大壁』。
 ローレットのイレギュラーズと共に事態の解決に尽力し続けている。

(イラストレーター:桃タイ
『見習い騎士』イル・フロッタ
 天義出身。騎士団を志す見習い騎士。
 姿を消したリンツァトルテの身を案じている。


(イラストレーター: 長月緋子
リンツァトルテ・コンフィズリー
 言わずと知れた近世天義の汚点、『コンフィズリーの不正義』の主役であり、没落したコンフィズリー家の前当主。
 事件の真相をしった後、一人姿を消した……

(イラストレーター:乃里やな
『探偵』サントノーレ・パンデピス
 一連の事件を追う探偵。
 真相にたどり着くことが出来るのか……

(イラストレーター:i-mixs
『幻想大司教』イレーヌ・アルエ
 幻想王都メフ・メフィートの中心部に位置する中央大教会の主で妙齢の美女です。
 天義中央筋から召喚状を受け、聖都に足を踏み入れた彼女は、果たして……

(イラストレーター:UMEn人
黒衣の占い師
 謎の占い師。
 審問の結果、彼女は『白』とされているが……

(イラストレーター:佐東敏生
アストリア枢機卿
 天義の枢機卿。
 王宮執政官エルベルト・アブレウとは友人関係。アブレウと共に一連の事件の黒幕とされる。
 イレギュラーズは彼女が『強欲』の魔種であることを知っている。

(イラストレーター:ノキア
アネモネ=バードケージ
天義に仕える異端審問官。その欲望は『束縛』
表向きは両腕が不自由である代わりに神から力を与えられ
マテリアで様々な奇跡を起こす神官。
異端審問官アネモネ・バードケージは、『黄泉還り』事件に関与の疑いがある、『黒衣の占い師』を『白』と断じる。
その理由は『面白そうだから』。
ベルナルド=ヴァレンティーノ(p3p002941)の関係者キャラクター
(イラストレーター:流聖飛鳥
天義の騎士シリウス=アークライト
 レオパルに慕われていた先輩騎士。
 失踪したとされる彼は、しかし魔種として再び現れたのだった。
リゲル=アークライト(p3p000442)の関係者キャラクター
(イラストレーター:L

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