PandoraPartyProject

ギルドスレッド

Wiegenlied

【4】Bewegt

【黄昏の扉亭】

レガド・イルシオン某所。
薄暗い路地に仄かな明かりが灯り始める頃。
水煙草を吹かす露店商に、客引き女郎の甘ったるい声が響く。

盗賊、傭兵、冒険者。
所謂”荒くれ者”の集う其の酒場は、黄昏時に扉を開く。

お世辞にも綺麗とは言い難いが、不思議と食事は美味い、らしい。

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(酒臭い。はじめの印象は、其れだった)
(仲間を連れ立ち店を訪れた影は、其の身をほぼ完全に闇に包み、口元までを覆い隠していた)
(何故こんな店にと問う者が居たなら、影は首を傾いで答えるだろう)

ここの仕事は、金払いがいい。
……かわりに、荒事が多いけれど。

(ひとりで此処に来ることが多いのだと零して)
(空いていたカウンター席をふたりに勧め、応じてくれたならふたりの真ん中に腰を下ろし)
『よう、夜鷹。相変わらず辛気臭ぇ顔してやがるな。
 言っとくがミルクは無え。金を落とさない奴にゃ仕事もやらんぞ』

(店主と思しき髭面の厳しい男が身を乗り出して、鼻で笑ったのも束の間)
(砂狼と女中の姿を見れば、あんぐりと口を開いて――其れから、)

『こりゃ傑作だ、用心棒に使用人たあな。
 おいおい、何処で一発当ててきたんだよ!』

(げらげらと腹を抱えて笑っていたかと思えば、ダン、と酒瓶を卓に突き出し)
(にい、と。不揃いの歯を覗かせて、店主は声を落とした)

『面白え。一杯奢ってやるよ。
 お前らの中の誰でも良い。”ドワーフ殺し”の火酒が呑めたなら、仕事をくれてやる』
(扉を開ければ、獣の鼻にむせ返るアルコールの匂いが突き抜けていく)
(カウンターに促されるままに右側の席に座る)
(全員が座ったところで店主と思しき人物が夜鷹殿に声をかける)
(からかっている風な言葉だが……私やニコ殿と目があえば、話の風向きが変わる)
(乱暴に置かれた酒瓶、挑戦状というものか)
(その酒瓶に手を伸ばした)

女人に先に飲ませるわけにもいくまい。
私が飲もう。

(傭兵と酒は切っても切れない関係にある)
(戦場に赴く前に士気を上げるため。痛みを和らげるため。そして勝利を祝うため)
(故に酒に対する耐性はすこぶる高いのだ)
(酒瓶を逆さに、開けた口に注ぎ込む)
(名前に違わず喉を焼くほどの純度の酒だ。とはいえ音を上げるわけにもいかない)
(便の底が見えるまで飲み干し、ことんと瓶を置いてから、少しののちに息をつく)

…ふぅ。旨いものだ。
きっと仕事もこの酒のように美味いのだろうな。

(にっと歯を見せて笑いながら)
(不似合いだと言われることが多いけれど、従僕の女にとってこうした店はそれ程特異な場所ではない)
(砂狼と影が席に着いたのを見届け、自分も左側に効う)
(店主の酒焼けした声、影をからかう風な言葉を聞き届け、上げた視線は――)
(刃の様に冷たい)

(こちらを試すような申し出に、真っ先に動いた砂狼)
(この男、傭兵と言うだけあってこうした場面ではきっちり仕事をこなす)
(少々関心しながら飲み干す様を見届けた)


…では、お伺い致しましょう。
その仕事とやらを。

(店主の方へ向き直ると、椅子から零れたスカートの裾が揺れた)
ニコ、

(此の扱いには慣れているからと。口に出すことこそ無かったが、自分は傷付いてはいないと女中を仰ぐ)
(酒は飲めないことも無い。故郷では、15を迎えれば成人と認められていたからだ)
(けれど、此の幻想ではそうではない。極めて違法に近い場末の酒場とはいえ、酒を呷る事は憚られた)



(どうしたものかと首を傾けていた影の横からにゅっと伸びてきた腕)
(影が振り向くのと、砂狼が酒瓶を傾け始めたのはほぼ同時だった)

ら、ラノール。
だい、……だいじょうぶ?

(旅人の中には、小柄だが全身を筋肉の鎧で固めたドワーフなる妖精族が居ると聞く)
(彼等は揃って酒好きで、そんな彼等をも殺す火酒。其れを、そんなにも勢い良く!)
(気遣わしげな自身とは裏腹、常と変わらぬ調子の砂狼に、影は目を丸くするばかりだった)
(女中の鋭い眼差しを正面から受ければ、『おお、おっかねえ!』と揶揄い交じりに両手を挙げて見せた)
(値踏みするように一行を見ていた店主も、砂狼が酒瓶を呷る姿に小さく息を飲む)
(並みの破落戸を一瞬で潰す”とっておき”だ。其れを呆気なく飲み干すとは)

『……ほう?
 イケる口だな、坊主』

(笑いのタネにしてやろうかと思っていたのだが)
(中々どうして、夜鷹の用心棒とやらは図体だけの木偶ではないらしい)
(気分を害した様子も無く、がはは、と品の無い笑い声を上げ乍ら)
『依頼主の名は出せねえ約束になってる。
 仕事の中身は単純だ。盗賊団に奪われた一角獣の角を取り返してこい。
 妙薬になるって噂だが、如何せん貴重でね。
 奴らの名は”鎌鼬”。其の名の通り、鎌使いばかりで構成された少人数の盗人だ。
 雛罌粟通りの三件目、薬売りの地下を塒にしてるって噂だぜ。
 期限は二日。早けりゃ早い程良い、売り捌かれちまったら元も子もないからな』

(受けるかい、と。目を眇めて、店主は問うた)
(喉を焼くような感覚が残存する)
(酒に弱いものは匂いだけでも吐き出してしまうのだろう)
(気遣わしげに見上げてくる少女には、大丈夫だと手を挙げて応え)

それはどうも。
是非とも次は二瓶用意しておいてくれ。

(店主の言葉には冗談交じりにそう軽口を叩き)
(何はともあれ、やっと本題というところだ)

―――――――――――――――――――――――

ふーむ……種類としては簡単な討伐依頼、か。
私は問題ないが、二人はどうだ?

(横を見て二人に問いかける)
(単純な荒事、というのは中々に好き嫌い、得手不得手の分かれる分野である)
(私からすれば一番気楽なものであるが)

しかし鎌か。中々面倒な得物だな。
ポピュラーな武器と違い刃が内側に付いていて、太刀筋も独特だ。

(突きなどは不得手な反面、横や、腕を伸ばしてから引くことによる背後からの攻撃など)
(その形状を生かした攻撃が多いのだと語りながら)
(影に名を呼ばれれば、一瞬不服そうに眉が動いたが店主を睨むことを止めた)
(水が必要だろうかとラノールの方へちらり視線を投げ掛けたが、不要であることは明白で)

(二人に続き、仕事の内容へ耳を傾けた)


…一角獣、ユニコーンと呼ぶ地域もあるそうですが、その角ですか。

(討伐、そう言ったラノール言葉に反応する様に視線を向けた)
(何か言いたげであったが、その言葉は店主への問い掛けに変わる)

ターゲットは少数、品物のある程度の位置もわかっている。
そして急ぎの仕事、ということは角が盗まれてからあまり時間は経っていない――
そう考えてよろしかったでしょうか。


鎌という武器は確かに特異ではありますが…
お仕事としては、何ら問題無いかと。
夜鷹様がよろしければ、わたくしもお手伝い致しましょう。
うん。路銀も稼いでおきたいし……ここの仕事にしては、穏便なほうだから。
私は構わない。ラノールと、ニコが付いてきてくれるなら、心強い。

(腕に覚えがない訳ではない。其れでも手練れが複数人を相手取るとなれば、一人では手に余る)
(盗賊の類は、基本的に奇襲を仕掛ける事で相手の虚を突き畳み掛けてくる事が殆どだ)
(相手の居場所が知れていて、且つ此方の情報は知れていないとなれば此方に利がある)
(決して不利な戦いでは無い筈。加えて、金払いは悪く無い。依頼人の素性こそ知れないが、何、悪事に手を貸す訳では無い)
(仲間たちから色よい返事が返ってくれば、こくんと一度大きく頷き是を示した)

其の仕事、私達が貰う。
……賊の生死は?
『ハッ、口だけって訳じゃあ無さそうだな!』

(砂狼の飲みっぷりに気を良くしたのか、店主は笑顔の侭水の入ったグラスを砂狼の前に突き出した)
(仕事に向かうなら少し酒を抜いて行けよと添えつつに)
(女中から零された問いには、鷹揚に頷き乍ら)

『主に深緑の奥深くにしか顔を出す事の無い幻獣だそうだ。捕らえるのも難しいし、そもそも個体数が少なくてな。
 ブツが盗まれたのは早朝。太陽が昇り始めるよりも少し早い頃だったそうだ』

(生死を問うのか。影の問いには、ふうむ、と顎を摩りつつに)

『出来れば生け捕りにしてこいとの事だ。普通に殺るよりも手が掛かるだろうが、
 依頼主たっての希望でね。自警団には引き渡さずに、此方に引き渡せ、との事だ。
 報酬は一人頭500G。奴らの他の盗品の処遇はお前らに任せるよ。
 それじゃあ――頼まれてくれるな、”特異運命座標”さん達よ?』

(告げて、店主は不揃いの歯を見せて笑った)
(ふと、視線を感じる)
(傍らを見ると、少女の向こう側。金色の瞳がこちらを捉えていた)
(何か言いたげな視線に首をかしげる)

ふむ、全員良いのであれば……請け負った。
生け捕りか。縄の用意はしておかねばな。

(店主が付け加えた条件を確かに聞き届け、任せておけと笑い)
(ここに来た時点で十全に戦える装備は整えてきた)
(身の丈ほどの鶴嘴に、腰にはショートソードと銀製のナイフ)
(背中に小盾。動きを著しく阻害しない程度の軽鎧)
(後は松明や火口箱等。これらは今回使うことはなさそうだが)

私はいつでも行けるよ。差し支えなければすぐに向かおうか。

(二人はどうだろうと耳を傾げながら)
(一度、ラノールに視線を投げ掛けたのは早々と「討伐」という言葉を口にしたからだ)
(ターゲットの奪取だけならばその必要は無い、という意味合いだったけれど)

…生け捕り、確かに妥当な業務内容です。

(余計な手間は省く主義だが、それも依頼となればと頷く)

早朝…となれば、迅速に行動するに越したことはありませんね。
(準備は万全、早速行動へ移ろうとしているラノールの言葉に応え、椅子から静かに降りる)

(余程、変装など必要としなければ、従僕の女はその服装を変えることはしない)
(勿論この手の仕事の場合でも、だ)
『ほらよ、此れが前金だ。仕事次第じゃ此れに上乗せされるそうだから、ま、頑張んな』

(言うと、店主は金貨の詰まった袋を三人の前に突き出した)
(重みは十分。きっちり500Gが、人数分だ)

『ドワーフ殺しを飲んだ直後にそんな啖呵が切れるたあ、やるねぇ坊主。
 今度、飲み比べの勝負でも挑んでみたらどうだ?小遣い稼ぎ程度にはなるかもしれんぜ』

(がはは、と。店内に足を運んだ時よりも朗らかな様子で店主は笑っていた)
(尤も、お世辞にも其れは品の良い振る舞いとは言い難かったけれど)
縄は、ある。人数が不確かなのが少し不安だけれど……うん。
相手の虚をつけば、各個撃破も難しくはないはず。
地の利は彼らにあるかもしれない。けれど、雛罌粟通りの辺りなら、何度か仕事で行った事がある。

(案内は任せてくれと、仲間たちに目配せをし乍らに)

みんな、直ぐに向かうことはできる?
そうしたら、道中で必要なものがあれば買い足して、それから向かおう。

(女中と一度視線を重ねて、――一度だけ、心配そうな面持ちで彼女を見つめた)
(彼女の身体が刃へと変貌する様を目の当たりにしたとは云え、彼女がニンゲンを相手に戦う事が出来るのだろうか、恐怖を抱いたりはしないのだろうか、と)
(前金を受け取ってから席を立ち、行こう、と仲間たちを促しつつ。店を出たころ、影は女中へ、そうっと、小さく声を掛けた)

ニコは、……こわく、ない?
あぶないしごと。けがをしないように、精一杯助けるつもりではあるけれど。

(砂狼は場慣れしているだろうから、今更聞くまでも無いだろう。けれど、一見華奢な彼女が身を呈して戦うという光景が、どうにも影には想像出来なかったのだ)
ははは、食うに困ったら挑ませてもらうさ。
そうならないように実入りのいい仕事をたくさん用意していてくれ。

(店主の言葉に返しつつ)
(前金の500Gを受け取りながら、少女の言葉に頷き)
(必要なものがないか思い浮かべるが、さしあたりはなさそうか)
(縄の予備を買うよりは、迅速に向かった方が良いだろう)

敵は地下を根城にしているのだったね。
出入り口もそう多くはないだろう。逃げられる心配は少ないか。
とはいえ……こちらは3人。挟撃の形にだけはならぬよう気を付けよう。

(敵が4人以上だと、どうしても前後で戦力を分ける挟撃の陣形は人数差でじり貧になる)
(こちらが不意を打つ形なのでそうそうならないだろうが、背後への注意は常にするべきだろう)
(少女と女中がいくらかの言葉を交わしているのを近場で聞きつつに)
(聞き耳を立てている間耳が動いてしまうのは獣の性か)

なんにせよ、安全第一だ。互いの状態は常に気を配ろう。
…よし、いくか!

(二人の会話が終わった後、そう声を掛けた)
(中身の詰まった袋を一瞥し、払いの悪くない店主のことを少しだけ見直したような視線を向ける)

(案内できると言う夜鷹の言葉に頷き、早速行動へと思ったところで動きが止まる)
(視線が重なると共に、その色が揺らめくのを感じ取った)

(3人で外へ出ると、並び立った夜鷹の言葉に先程の瞳の色の変化を理解する)
わたくしのことを案じて下さっていたのですか。
ありがとうございます。

(小さく頭を下げる。そして視線を上げると、その瞳は鋭く細められた)

…しかし、わたくしは仕える物、そして使われる者。
怖いものがあるとすれば、それは主人の命に沿えないことだけ。

(それに、と呟き砂狼と密やかな影を交互に見詰める)

――使って下さる方が多ければ、それ程にわたくしは強く在れるのです。
(それはきっと、今この女が持つ最大級の信頼を言葉に置き換えたものだろう)

(ちらりとふかふかの耳を見やると、その声に頷いた)
そうですね、事が早朝起こっている以上、あちらも時間との戦いのはず。
安全第一には賛成を。
向かいながら、段取りを致しましょうか。

(歩みを速める為、少し黒のロングスカートを摘んだ)
(『言うねぇ。ま、頑張んな。胸がすくようなイイ話を期待してるよ』)
(店主の声を背に受け乍ら、影は酒場の扉を開く。緊張の糸が切れたのか、ほう、と小さく息を吐いて)

雛罌粟通りに目立った大きい店はない。だから多分、出入り口はひとつだと思う。

(薬売りと云うのも表向きで、恐らくは非合法な類も取り扱っているだろう)
(余り激しい騒ぎにすれば周辺の野次がやって来ないとも限らない。其れは出来る限り避けたいと続けて)

店番を出来る限り静かにどうにかすれば、此方が一手早く動けると思う。
ひとりで居ると良いんだけど……盗んだばかりなら、多分あっちも気が立ってる。

(店内の様子を伺ってからの方が良いだろうと、少し考える所作を挟み)
(人数は此方の方が少ない。如何にして相手の出鼻を挫けるか、殆どは其処だろう)
(薄暗い路地を歩き乍ら、改めて自分達の武装を仰ぎ見て)

客として。正面から入ったほうが、意外と目立たないのかも。

(窓を破れば派手な音が立つし、裏手を探すにしても解錠の技術が必要だ)
(力押しの一手も考えられなくはないけれど――)
(時刻は日暮れ。闇に紛れ、静かに、迅速に。其方の方が、自分の性に合っている)
つかうひとが、多いほど。

(其れは自分には無い、彼女の、”従者”独自の在り方だった)
(振るう者無くして刃は真価を発揮できない。生かすも殺すも、全て主人次第と云う事だろうか)

それじゃあ、私は。――使い方を、間違えない。
ニコも、ラノールも。痛いおもいをしないように。怖いおもいをしないように。

(恐ろしいとは、感じなかった)
(ヒトに刃を向ける。自分が傷付くよりも、其方の方が余程)
(だからこそ。己の刃足らんとする彼女を。己の盾足らんとする彼を、不必要に振り翳してはならない。そう、思った)
(足早に歩を進め乍ら。交互に2人を見やり、影はこくんとひとつ頷いて見せた)
(獣の耳が会話を拾う)
(自身と少女に視線を配る女中に視線を返し)
(傭兵と女中、同じく命を受け、それをこなす立場)
(であるにも関わらず、その根本は全く違う)
(忠誠心、奉仕の心。それは、あくまで金のために働く自身にはないもので)
(だからこそ、それらを芯に据えて行動することができる女中がとても凄いと思う)

はは、うん、頼もしい限りだな。
ぜひ頼りにさせてもらおう。そして……私のことも頼りにしてくれ。
友二人くらい守れる力はあるはずさ。

(にっと笑いながら二人の顔を交互に見渡し)
(二人が歩き出すのを見て、男もまた得物を担ぎ直して大股で歩く)
(道すがらの作戦会議。土地勘のある少女の説明を聞きながら)

そうだなぁ……確かに客として、機を伺う方が良さそうだ。
店番が一人になるタイミングを見計らって、動こうか。

(女中、黒尽くめ、傭兵。あまり統一感はないが、これくらい謎のグループの方が返って日陰の薬屋に来るワケありのようにも見えるだろう)
(何よりも逃げられないようにすることが大事だ。出入り口さえ塞いでおけば、そこからはじっくり事に当たれるはず)

店番を無力化するのはニコ殿にお願いするのが良さそうだな。
私はこの通り大得物だし、夜鷹殿にしたって客の様相から武器を取り出すまで、多少なり音も鳴ろうからね。

(その点女中の能力は、まさに全身暗器と呼べる代物)
(奇襲、という点では彼女を超える者もなかなかいないだろう)

相手も気が立ってるなら、見るからに武器を持っている私の方を警戒するだろう。
なるべく君たちから視線が外れるように店の中を歩くよ。

(さっそく頼りにさせてもらうよ、と添えつつに)

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