ギルドスレッド
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Wiegenlied
『よう、夜鷹。相変わらず辛気臭ぇ顔してやがるな。
言っとくがミルクは無え。金を落とさない奴にゃ仕事もやらんぞ』
(店主と思しき髭面の厳しい男が身を乗り出して、鼻で笑ったのも束の間)
(砂狼と女中の姿を見れば、あんぐりと口を開いて――其れから、)
『こりゃ傑作だ、用心棒に使用人たあな。
おいおい、何処で一発当ててきたんだよ!』
(げらげらと腹を抱えて笑っていたかと思えば、ダン、と酒瓶を卓に突き出し)
(にい、と。不揃いの歯を覗かせて、店主は声を落とした)
『面白え。一杯奢ってやるよ。
お前らの中の誰でも良い。”ドワーフ殺し”の火酒が呑めたなら、仕事をくれてやる』
言っとくがミルクは無え。金を落とさない奴にゃ仕事もやらんぞ』
(店主と思しき髭面の厳しい男が身を乗り出して、鼻で笑ったのも束の間)
(砂狼と女中の姿を見れば、あんぐりと口を開いて――其れから、)
『こりゃ傑作だ、用心棒に使用人たあな。
おいおい、何処で一発当ててきたんだよ!』
(げらげらと腹を抱えて笑っていたかと思えば、ダン、と酒瓶を卓に突き出し)
(にい、と。不揃いの歯を覗かせて、店主は声を落とした)
『面白え。一杯奢ってやるよ。
お前らの中の誰でも良い。”ドワーフ殺し”の火酒が呑めたなら、仕事をくれてやる』
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レガド・イルシオン某所。
薄暗い路地に仄かな明かりが灯り始める頃。
水煙草を吹かす露店商に、客引き女郎の甘ったるい声が響く。
盗賊、傭兵、冒険者。
所謂”荒くれ者”の集う其の酒場は、黄昏時に扉を開く。
お世辞にも綺麗とは言い難いが、不思議と食事は美味い、らしい。