ギルドスレッド
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Wiegenlied
『依頼主の名は出せねえ約束になってる。
仕事の中身は単純だ。盗賊団に奪われた一角獣の角を取り返してこい。
妙薬になるって噂だが、如何せん貴重でね。
奴らの名は”鎌鼬”。其の名の通り、鎌使いばかりで構成された少人数の盗人だ。
雛罌粟通りの三件目、薬売りの地下を塒にしてるって噂だぜ。
期限は二日。早けりゃ早い程良い、売り捌かれちまったら元も子もないからな』
(受けるかい、と。目を眇めて、店主は問うた)
仕事の中身は単純だ。盗賊団に奪われた一角獣の角を取り返してこい。
妙薬になるって噂だが、如何せん貴重でね。
奴らの名は”鎌鼬”。其の名の通り、鎌使いばかりで構成された少人数の盗人だ。
雛罌粟通りの三件目、薬売りの地下を塒にしてるって噂だぜ。
期限は二日。早けりゃ早い程良い、売り捌かれちまったら元も子もないからな』
(受けるかい、と。目を眇めて、店主は問うた)
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レガド・イルシオン某所。
薄暗い路地に仄かな明かりが灯り始める頃。
水煙草を吹かす露店商に、客引き女郎の甘ったるい声が響く。
盗賊、傭兵、冒険者。
所謂”荒くれ者”の集う其の酒場は、黄昏時に扉を開く。
お世辞にも綺麗とは言い難いが、不思議と食事は美味い、らしい。