ギルドスレッド
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Wiegenlied
(扉を開ければ、獣の鼻にむせ返るアルコールの匂いが突き抜けていく)
(カウンターに促されるままに右側の席に座る)
(全員が座ったところで店主と思しき人物が夜鷹殿に声をかける)
(からかっている風な言葉だが……私やニコ殿と目があえば、話の風向きが変わる)
(乱暴に置かれた酒瓶、挑戦状というものか)
(その酒瓶に手を伸ばした)
女人に先に飲ませるわけにもいくまい。
私が飲もう。
(傭兵と酒は切っても切れない関係にある)
(戦場に赴く前に士気を上げるため。痛みを和らげるため。そして勝利を祝うため)
(故に酒に対する耐性はすこぶる高いのだ)
(酒瓶を逆さに、開けた口に注ぎ込む)
(名前に違わず喉を焼くほどの純度の酒だ。とはいえ音を上げるわけにもいかない)
(便の底が見えるまで飲み干し、ことんと瓶を置いてから、少しののちに息をつく)
…ふぅ。旨いものだ。
きっと仕事もこの酒のように美味いのだろうな。
(にっと歯を見せて笑いながら)
(カウンターに促されるままに右側の席に座る)
(全員が座ったところで店主と思しき人物が夜鷹殿に声をかける)
(からかっている風な言葉だが……私やニコ殿と目があえば、話の風向きが変わる)
(乱暴に置かれた酒瓶、挑戦状というものか)
(その酒瓶に手を伸ばした)
女人に先に飲ませるわけにもいくまい。
私が飲もう。
(傭兵と酒は切っても切れない関係にある)
(戦場に赴く前に士気を上げるため。痛みを和らげるため。そして勝利を祝うため)
(故に酒に対する耐性はすこぶる高いのだ)
(酒瓶を逆さに、開けた口に注ぎ込む)
(名前に違わず喉を焼くほどの純度の酒だ。とはいえ音を上げるわけにもいかない)
(便の底が見えるまで飲み干し、ことんと瓶を置いてから、少しののちに息をつく)
…ふぅ。旨いものだ。
きっと仕事もこの酒のように美味いのだろうな。
(にっと歯を見せて笑いながら)
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レガド・イルシオン某所。
薄暗い路地に仄かな明かりが灯り始める頃。
水煙草を吹かす露店商に、客引き女郎の甘ったるい声が響く。
盗賊、傭兵、冒険者。
所謂”荒くれ者”の集う其の酒場は、黄昏時に扉を開く。
お世辞にも綺麗とは言い難いが、不思議と食事は美味い、らしい。