ギルドスレッド
スレッドの一部のみを抽出して表示しています。
Wiegenlied
(酒臭い。はじめの印象は、其れだった)
(仲間を連れ立ち店を訪れた影は、其の身をほぼ完全に闇に包み、口元までを覆い隠していた)
(何故こんな店にと問う者が居たなら、影は首を傾いで答えるだろう)
ここの仕事は、金払いがいい。
……かわりに、荒事が多いけれど。
(ひとりで此処に来ることが多いのだと零して)
(空いていたカウンター席をふたりに勧め、応じてくれたならふたりの真ん中に腰を下ろし)
(仲間を連れ立ち店を訪れた影は、其の身をほぼ完全に闇に包み、口元までを覆い隠していた)
(何故こんな店にと問う者が居たなら、影は首を傾いで答えるだろう)
ここの仕事は、金払いがいい。
……かわりに、荒事が多いけれど。
(ひとりで此処に来ることが多いのだと零して)
(空いていたカウンター席をふたりに勧め、応じてくれたならふたりの真ん中に腰を下ろし)
キャラクターを選択してください。
- « first
- ‹ prev
- 1
- next ›
- last »
レガド・イルシオン某所。
薄暗い路地に仄かな明かりが灯り始める頃。
水煙草を吹かす露店商に、客引き女郎の甘ったるい声が響く。
盗賊、傭兵、冒険者。
所謂”荒くれ者”の集う其の酒場は、黄昏時に扉を開く。
お世辞にも綺麗とは言い難いが、不思議と食事は美味い、らしい。