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Wiegenlied

【4】Bewegt

【黄昏の扉亭】

レガド・イルシオン某所。
薄暗い路地に仄かな明かりが灯り始める頃。
水煙草を吹かす露店商に、客引き女郎の甘ったるい声が響く。

盗賊、傭兵、冒険者。
所謂”荒くれ者”の集う其の酒場は、黄昏時に扉を開く。

お世辞にも綺麗とは言い難いが、不思議と食事は美味い、らしい。

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(ふと、視線を感じる)
(傍らを見ると、少女の向こう側。金色の瞳がこちらを捉えていた)
(何か言いたげな視線に首をかしげる)

ふむ、全員良いのであれば……請け負った。
生け捕りか。縄の用意はしておかねばな。

(店主が付け加えた条件を確かに聞き届け、任せておけと笑い)
(ここに来た時点で十全に戦える装備は整えてきた)
(身の丈ほどの鶴嘴に、腰にはショートソードと銀製のナイフ)
(背中に小盾。動きを著しく阻害しない程度の軽鎧)
(後は松明や火口箱等。これらは今回使うことはなさそうだが)

私はいつでも行けるよ。差し支えなければすぐに向かおうか。

(二人はどうだろうと耳を傾げながら)

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