PandoraPartyProject

ギルドスレッド

秘密基地

1日目 おきゃくさま

気持ちよく晴れた日
いつも通り秘密基地に来ては
何をしようかと考える

低いテーブルの上にはお化粧品と持ってきた紅茶にお菓子
今日は自身の勉強にあてるのもいいかもしれない

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(鼻歌を歌いながらおしろいをポンポンと置いていく。シャドウはあまり主張しすぎないように自然に塗って、唇にも淡く色をのせれば出来上がり)
(鏡の前でクルリと回れば尻尾に結んだ鈴がリンと鳴る)

よし、今日もじょうでき。
私はかわいい♪

(フワリと決まったところでいつもの呪文。声に出すことでかかる魔法の言葉)
(元気のいい声と共にトントントンと3回扉が叩かれた)

(突然響いた音に振り返る)
(聞いたことのない声。だあれ?)

はぁい。

(カチャリと扉を開ければ視界に入る若い木の葉色。ここに来た初めてのお客様!)

キミはだぁれ?
(もう一人。シラーの花を瞳に宿したような人が目に入る)
(二人もお客さまが来るなんて。今日はなんてすてきな日なのかしら!) 
(名前を聞こうと空気を吸えば鼻に抜けるスーッとした香り。彼女の手にはビンに入ったま白い結晶)

それは、はっかのお菓子?

(名前より先にお菓子に気が行ってしまうのは性格上どうしようもない)
(開かれた扉の先。其処に居たのは、お菓子の家の魔女――にしては、幼い)
(燃えるような赤い髪。同じ色の睫毛に縁取られた、彩の異なる円な瞳)
(数度瞬いたかと思えば、見る間に頬を喜色に染めて)

あのね、あのね。森の中を探検してたらここを見付けて、……っとと!

(かさりと草を踏みしめる音に振り返れば、絹の銀糸を揺らす少女の姿が目に止まった)
(もしかして、彼女もこの小屋の主なのだろうか?少しだけ身体をずらして道を譲りつつ)
僕の名前はサンティール。みんなは僕のこと、サティって呼ぶよ。
『外の世界』から来たばっかりで、いろんなところを旅してる最中なんだ。
ねえ、きみのおうち。とってもすてきだ!

(マントを翻し乍ら囀る姿は舞台役者めいて少々気障ったらしい)
(格好つけているのだ。だって――目前のふたりの少女ときたら、物語から飛び出してきたみたいに、とびきり可愛らしいものだから!)

(良かったら、君の自慢のおうちを見せてくれないか、なんて。小首を傾げてお伺い)
あ……。
(翠色の子の道を譲るようなそぶりに足を止め、軽く膝を落とし会釈を向ける)
(わたしも同じ、初めて訪れた「おきゃくさま」なの)
(――そうして改めて、小屋の主、緋色の子にお辞儀をする)

はい。薄荷の甘いの、です。
(人懐こそうな笑顔になると、シラーの彩りが白金の睫毛で隠れる)
かじるとお砂糖がさらさら溶けて、すーっとするの。
冷たくないのに、冷たい味がするのよ。
(びんから薄荷糖をひとつ摘みとり、そっと差し出した)
あなたも……わぁ。
(と、翠色の子にも差し出しかけたところで、目を丸くする)
(外套を翻すその立ち振舞いは絵本の中の王子さまのよう。少しぽーっとしていたよう)
素敵な「旅人」さんは、サンティールさん。サティさんというのね。

……わたし、エステルです。
つい、お菓子のことばかり話してしまって。
(はにかむように二人に名乗って。翠色の子の言葉に続け、緋色の子に柔らかな表情を向けた)
わたしも知りたいな。とっても素敵なこの場所のこと。
(わあ。すごく格好いいしすごく綺麗。まるでおとぎ話の国から来たようなお姫さまと王子さまみたい)
(二人そろった姿は絵本を切り取った様な風景でわくわくしてしまう)
(二人の名前を聞いてはたと気が付く。聞いておいて自分は名乗っていないと)
(外の世界の旅人さん! 外の話を聞いてみたい! あ、でもその前に…)

サティちゃんにエステルちゃん! 私はジェルソミア。ジェルとかソミアとかみんないろいろ呼ぶの。だから好きに呼んで♪

(片目を瞑って小さく首を傾ければ、動きに合わせて鈴が鳴る)
(ありがとうと受け取った食べたことのないお菓子を、今すぐ口に放り込みたいのを我慢して室内への道を開けた)
(一生懸命作った秘密の場所。それを素敵と褒められて悪い気はしない。むしろ好きな物を共感できたようにも感じて嬉しくなる)

ありがとう♪ よければどうぞ。

(紅茶は多めに持ってきた。コップはいくつかあったはず。お話のお供には十分だろう)
(わたしも知りたい。次いで名を紡ぐ少女の声に、彼女もまた『おきゃくさま』なのだと知った)
(この日、この時。このタイミングで!)
(重なり合って出会えたふたりの少女。なんだか本当に自分が物語の主人公のようになれた気持ちになって、胸を張る仕草も、胸に手を当て腰を折る所作も、常の3割増し位気取ったものになった)

ジェルソミアに、エステルだね。ふふふ、よろしく!

(あだ名でもいいよ、だなんて。嬉しい申し出に、それから気兼ね無く自身を愛称で呼んでくれる二人に気を良くしたのか、翠の瞳が嬉しげに細まった)
(招かれるまま――レディ・ファーストと、エステルを促し――『ひみつきち』の扉を潜れば感嘆の声を上げ、高鳴る胸を抑え乍ら瞳をきらきらと輝かせ)

すごい、すごい!森の中に、こんな立派な『おしろ』があるなんて!
ね、ここはジェルがぜんぶつくったの?
緋い猫さんは、ジェルソミアさん……ジェルさん。よろしくお願いしますね。
(初めから愛称で呼ばせてくれる素敵なお友達が二人も)
(こんな素敵な出会いがあるのなら、ときには迷子?もいいかなって)

じゃあお先に、お邪魔します……わぁ。
(サティに先に通してもらって、入るなり感嘆の声を上げる)
(棚に置かれ、天井から下がるランプはきらきら。こぼれ出す柔らかな色はとりどり)
(ランプも、照らされ輝くお菓子のびんたちもジェルが集めてきたのだろう)

……「おしろ」……そうですね。
きっとここは、ジェルさんの「大好き」を集めた秘密のお城なんですね。
わたしたち、そんな大切な場所にお邪魔してしまって。
(嬉しい気持ちで胸がいっぱい。時おりジェル自身が鳴らす鈴の音も相まって)
(夢の中にでもいるような、ちょっぴり不思議な気持ちになる)

あ……ジェルさん、コップはどれを使ってもいいのかしら?どれにしようかな……。
(サンティールの自信に満ちた振る舞いは、彼女が持っていた可愛さよりも格好よさを際立たたせて映った)
(それとは逆に笑顔のまま、手を後ろに隠したのは不安な心を見透かされない様に)
(どうだろう。お客様たちの反応は。私のお気に入りの場所は気に入ってもらえただろうか……と)

気に入ってもらえた? あぁ、よかった! 

(出る声音は安堵の色)
(おしろ……。おしろと呼んでもらえて嬉しくなる。それは部屋の中を案内する足取りに見て取れるだろう)

そうなの♪ ここは全部私が作った、私が好きな物だけが置いてあるおしろなの!

(ランプにお菓子、化粧道具と可愛らしい物の中に、薬草や格好いい感じのアクセサリーが少し混ざっていた)
うふふ。荒らされたくないから上手くかくしたつもりだったけど、キミたちに初めて見つかっちゃった☆
うん。コップどれでも好きなのを使って! 紅茶だけど大丈夫かな?

(テーブルに広げられた化粧道具を箱へと片づける)
(きっと可愛らしい人が好むような可愛らしいコップが見つかるだろう。王子さまの好みのものもあるといいな)
(自分も半獣の少女も愛称を名乗り、其れを快諾し合った)
(それならば。白雪のような傍の少女にも、何か)
(そうしたらもっと仲良くなれるのではなかろうか。うんうんと唸り声を上げること数秒。ぱ、と顔を上げれば名案だとばかりにぱちんと両てのひらを合わせて)

僕はサティ。ジェルソミアはジェル。だから――エステルは、エスト!

(色とりどりのコップを前に、目移りしている少女の背後から、にゅっと手を伸ばそうと)
(空色のグラスを拾い上げ乍ら、どうかな、なんてお伺い)
紅茶、すき!
すごいや、こんな素敵なおしろのお茶会に招待してもらえるなんて!

(慣れた手つきで化粧道具を仕舞い込むキャラメル色の指先を目で追いかける。王子様ぶってはいるけれど、『女の子』だってやっぱりすてきだ)
(口に出すのはちょっぴり恥ずかしかったから、見つめるだけに留めたけれど)

もちろん。もちろん、ないしょにするよ。
だって、ひみつきちは『ひみつ』だからすてきなんだもの!

(に、と歯を見せ悪戯に笑ってみせた。大人たちに教えるなんて、勿体無い!)
エスト。エスト……エスト――わたしのあだな――。
(小首を傾げ、自分のことをさし。サティの付けてくれた愛称を反すうする)
(ぱぁっ、と明るい表情になったのは、たいそう気に入ったからだろう)

はい、ありがとうございますっ。
じゃあ。わたしのことは、エストって呼んでくださいね?
(声を少々はずませて、サティに続いて「わたしは……これ」と)
(まん丸い爪のましろい指先で、淡い桜色したコップを選びとる)
とっても、お気に入りですっ。
でも、ジェルさんが上手に隠していたひみつのおしろに辿り着けたなんて。
わたしたち、とても運がよかったのですね。
(楽しげな足取りで案内してくれるジェル。興味津々な様子で室内に視線を向ける)
(薬草に目を留めれば、次はハーブも持ってこようなどと思いを巡らせ)

うれしい。紅茶、わたしもだいすき。
わぁ……。
(お化粧の道具ひとつひとつが、お行儀よくしまわれてく)
(まるで、キレイの魔法がいっぱいつまった小さな宝石箱みたい)
(ジェルの「女の子」らしい所作を、ほんのり憧れのこもった視線で見つめ)

そうですね。これは、わたしたちだけの「ひみつ」。
「ひみつ」のお茶会――ねぇ、なんだかすごく、わくわく、です。
(ほの明るいランプの灯りに照らされて)
(悪戯っ子なサティの笑顔とは対照的に、目尻を下げて控えめな微笑を浮かべる)
(紅茶にお菓子にかわいいテーブル。これは、子どもたちだけのないしょの集会)
(何度も口にする姿に愛称で呼ばれ慣れてないのかなとエステルを見る。しっくりきたのか輝く表情につられ、自分もその愛称を口にする。そうすることで本当の『お友達』になれたような気がするから)

エストちゃん。うんうん、かわいい! さすが、サティちゃん!
(己の指先に集まる視線。鈍感と言えどもそういうのには敏感で、片づける手を止め言葉と共に小首をかしげた)

見る? 私が使っちゃってるけど、気になるのがあったらためしてみる?

(全ては片づけず、箱もそのままテーブルに置けば皆の選んだコップを集め紅茶を注いでいく。皆それぞれ違う色。それらが一度に使われることは今までなかった。自分のコップは青と緑が絶妙に混ざった色。お皿にお菓子を出していけば準備完了!)

ひみつのお茶会……。なんて楽しそうなひびき!
私ね。ここで一人で過ごすのもいいかと思ってたけど、やっぱり友達といっしょの方がずぅーーっと楽しい!

(破顔してそう言葉に出せば、きっと嬉しい気持ち楽しい気持ちは隠すことなく伝わるだろう)
(紅茶のお供は置いてあるお菓子と貰った薄荷のお菓子、そしてこれから始まる楽しいお喋り。イスはないけど、たくさんあるクッションを集めてきて。さあどうぞ)
いいとも、エスト!
えへへ。気に入ってくれたみたいで僕もうれしいな。

(エステルの頬が喜色に染まるのを見て取り、ジェルソミアの感嘆が返れば嬉しそうに眼を細め)
(注がれる紅色を、並べられた焼き菓子を、胸高鳴らせ乍ら見守り)

『ひみつきち』のひみつのお茶会。
なんだか物語の主役になったみたいだ。ねえ、『アリス』?

(自分は時計ウサギ。ジェルソミアはチェシャ猫。ならばエステルは、『ひみつのおしろ』に迷い込んだ少女と言えば嵌まり役ではなかろうか、なんて。花開いた物語の先を夢見がちに語り)
(此の世界に降り立ってから、未だ日は浅い。両親も、友達も此処には居ない。元居た世界から、自分だけが切り離されてしまった)
(だから。『友達』だと同年代の少女らに告げて貰えた事が、とてもとても嬉しかった)
(わくわく、楽しい。口々にふたりから零れ落ちる言の葉を受けて、『僕も!』と諸手を上げ乍らお茶会のはじまりに歓喜を示し)

ジェル、きれいにお化粧してるね!いいなあ。僕にも出来るかな?

(女の子が使えるひみつの魔法。毎日のとっておき!)
(自分にも使いこなす事が出来たなら。『王子様』にも『お姫様』にも変化自在になれるのではないかと、興味深げに身を乗り出して)

僕の母さん、とくべつな日にしかお化粧をきちんとしないから。
こっそり使ったりするとすぐにばれちゃうんだよね。

(正直に使ってみたい旨を伝えればおやつ抜きの刑は免れるのだけれど。母親に言うのは恥ずかしくて、でも興味は津々で――所謂、『お年頃』なのだった)
(愛称でふたりから呼ばれ、ジェルに可愛いと言われれば何となく照れ)
……わたし、ほんとの名前は、エステル・エル・エレンターリというの。
故郷の村では、小さい頃からの名前――「エル」としか呼ばれていなくて。
エステルの名前を、あだ名にしてもらえたのは初めてなんです。
だから、何だかとっても嬉しくって。

『アリス』……わたし?
(サティにそう呼ばれて、ぱちっと目を丸くさせる)
(言われてみればこの雰囲気は、いつか旅人さんから貰った絵本の一場面と似ていた)
それなら……ジェルさんは『アリス』をお茶会の場所へ連れてきてくれた『チェシャ猫』さん。
(長いスカートの裾を翻し、お茶会のテーブルにつく。サティに調子を合わせるように)
ねぇ、『チェシャ猫』さんにびっくりして隠れちゃったヤマネが、
ひょっこりティーポットから顔を出してしまわないかしら?
(手際よく、三つのコップへ注がれていく紅茶を見つめながら楽しげに)
サティさんは、お母さんのことがだいすきなのですね?
(彼女の口ぶりから、何となくそんなふうに。とっても微笑ましく感じられたのは)
(こっそりお化粧をお母さんに叱られしょんぼりしてるサティの姿が、ほんのり想像できたから)

お化粧はわたしも、お祭りごとのときしか。それに、あれは……、
(故郷の祭礼の日、星詠みの娘は儀礼用の衣装をまとって舞を奉納していた)
(その際、顔に白粉、頬や唇に紅を。それは化粧には違いないけれど、祭礼用のものだから)
あれは、ジェルさんみたいに、素敵じゃないし、可愛くもないもの。
わたしたちにもかかるかな……『オシャレのまほう』。
(エステルのはにかむ姿と言葉に嬉しい気持ちがいっぱい伝わって、微笑んで同意をするようにコクンと頷く)

それわかる。
自分を示す唯一の名前を、しかもあだ名で呼んでもらえるの、その子とのきょりが一気にちぢんだみたいでうれしくなるよね♪

(折角エステルが本名を教えてくれたのだ。いつか機会があったら自分の名前も伝えたいと心に思う)

アリス?

(そんな名前の女の子が出てくるお話を、父さんに聞いたことはあるがだいぶ昔ゆえ記憶はおぼろ)
(それでも猫と付くのであればしっくりくる。記憶をたどり、「猫のない笑い」 で消えることは出来ないが「チェシャ猫のように笑う」ことは出来る。そこにオリジナリティーを入れて片目を瞑れば)

あんがい、図太くねているかもしれないよ? のぞいてみるかい、アリス☆
時計ウサギも、なんでもない日をお祝いするだろう?

(合わせながら、それぞれのカップを選んだ主の前に持ってゆけば秘密のお茶会の始まりだ!)
(きれい、素敵と、頑張っていることを褒められるのは嬉しい事。「ありがとう♪」と花が咲き、続くそれぞれのお化粧事情に耳を傾けた)

へぇ。サティちゃんのお母さん、いつもはしないんだ。
私の母さんと逆だね。
母さん「化粧は女の武装」って言って仕事中はもちろん、戦いに行くときも化粧をしてたんだよ。それはふだん用とはちょっと違うけど。

(その時の母には外見の猛々しさと美美しさ、内から出る自信とが合わさってそれはそれは格好いいのだと少々興奮気味に話す)

大丈夫! 私でも出来るんだもん、二人だったらもっとステキになれるよ♪
それにとっておきの魔法があるの♪
母さんに教わってるところだから、ちゃんと伝えられるか分からないけど、みんなでやってみよう!

(化粧は自分のなりたい姿になる為の道具。興味やなりたい姿があるのなら、その魔法は等しくかかるだろう。それが彼の心情だ)
えすてる・える・えれんたーり……

(口の中で星の妃の名を転がして、続く言の葉に気を良くしたのか笑みを深め)

それじゃあ、エストは『いちにんまえ』になってからのはじめてのあだ名だね。
ふふふ!名付け親になれちゃった。光栄だね!

(彼女の新しい名を呼べる勲章を分かち合えた事が喜ばしいのだと。同意を求めるようにジェルソミアへ首を傾いで見せ)

ああ、そうさ!女王さまの目を盗んで時計の針を『3』のまま止めるなんて、僕には朝飯前だとも。
アリス、アリス。きみのためなら、いつでも、どこでも。
『なんでもない日』をお祝いして、お茶会を開こう!

(まじないを唱えるように、口上は軽やかに。ベルトポーチの中から油紙に包まれたキャラメルを取り出せば、参列者たちの前にとんとんと並べ)
うん、だいすき!
父さんのことももちろん好きだけど、母さんはとくべつ!

(髪の色も瞳の色も、母から譲り受けた僕の自慢なのだと胸張って)

化粧は女の武装……なにそれなにそれ、かっこいい!
いいなあ、ジェルのおかあさん、きっときれいなんだろうなあ。

(未だ見ぬ少女の母の姿を頭の中で描き出す。きっと彼女によく似た、赤毛のうつくしい気高き獣人なのだろう)

エストはおまつり用のお化粧をすることがあるんだ?
おいのりを捧げる巫女さまとかがしているような感じかな。
僕ね、小さいころからいろんな……こことは別のせかいだけど!いろんなところを旅してきたから、いろんなお祭りも見てきたんだよ。

(やってみようよと。赤毛の少女から持ちかけられた提案に、見る間に頬をばら色に染めて)

やるー!

(諸手を挙げて喜んだ。だってだって、『お姫さま』にも憧れてしまうお年頃なんだもの!)
はいっ。なんだか嬉しくて……とっても温かい気持ち、です。
(新しい愛称。新しいわたし)
(箱にしまってはおけないけれど、近しくなったふたりとの空間は大事な宝物)
(その形のない宝物を抱きしめるように、胸の前でそっと両手を重ね)

まぁ。たくましいヤマネさんなのね。
それとも、鼻にジャムを塗られて大人しくしているだけかしら?
けれど、急にティーポットを開けて覗いたら、びっくりさせてしまいそう。
(ねぇ、お茶会に参加しませんか?)
(クッション代わりにはしないから、とティーポットを優しく撫でて)

嬉しいわ、『時計ウサギ』さん。
今から時計の針は、ずっとお茶会の時間なのね?
(おめでとう わたしたちの『なんでもない日』)
(歌うように小さく口ずさんで、愉しげにくすりと笑う)

じゃあ、わたしからも……。
(キャラメルの次は、薄荷糖のびんがテーブルの上に)
(紅茶に浸して、お砂糖代わりにしても美味しいのよ、とふたりにすすめた)
ジェルさんも、お母さんのことがだいすきなのですね。
ふたりの自慢のお母さん。格好よくて、素敵なんだろうな。
(自分が思い出すお母さんの顔は若作りで。普段あまり化粧はしないのだけれど)
(お出掛けのときはとても綺麗に『変身』するのだ)

サティさんは、旅人さん、ですものね?
わたしの村のお祭りは、豊穣の恵みと一年の平穏を星たちにお願いするの。
巫女……そうですね、ちょうどそんな感じ。
夜の広場で、皆の前で踊りをおひろめしたり。
それでね、星々がわたしを見つけやすいようにって
とても目立つお化粧をするのよ。もう。そのお化粧ったら。
(顔は真白く、目元は紅く。鏡を見てびっくりだったのよ?と話して聞かせ)

わたしは……。
(なりたい姿、なりたい自分――ジェルの提案に応えて)
……もう少し、大人っぽくなりたい、な。
(『星詠み』の巫女になれば、集落では一人前の扱い)
(せめて見た目だけでも。胸の内にはじりじりした気持ちがあって)
(首を傾けて同意を求められれば「うん!」と賛同した。エステルの初めてのあだ名を口にできる、このタイミングに居合わせたことが誇らしい)

いちにんまえ、いいなー!

(言葉にしてから、ふと疑問が浮かぶ。二人の事を知らないと。思ったら止まらず言葉はするりと出ていった)

エストちゃんとサティちゃんは何のいちにんまえ?

(なんでもない日だけど、今日は『エスト』ちゃんの一人前の誕生日かな。とチェシャのニンマリはさらに深まる。人差し指を唇に当ててシーというマネをして)

じゃあ、そっと覗いてみる?
もしかしたら小さなかさの上で、揺られながらねているかもよ?
ふふふ。お茶会の時間でときが止まるなんてすてきだね♪
(お菓子の棚に行くとしばし迷い、自分が用意するのはコレとクッキーの入ったビンを持ってきた)

紅茶に、入れるの?

(すすめられた通り、薄荷を紅茶の中に落としてみる。ふわり。すーっとした香りが仄かに鼻をくすぐった)
うん!大好き!じまんの母さんだよ!

(三者三様。きっとみんなどこかしら似ている所があるのだろう。聞いた様子で想像する)

おねがいするのはお星さまなんだ。
ふふ。住んでる場所が違うとお祭りも違うんだね。
キミもおどるんでしょ?見てみたいな♪

(祭りの化粧を想像して笑いが漏れてしまう。もし幻想種が多く住まう深緑に住んでいるのなら隣国。いつかは見れるかもしれない)

すごい!もう旅してるの!
何か面白そうなお祭りはあった?

(一人でラサと深緑以外に行けるようになったのは大規模召喚後から。だから違う世界含め知らない街の事はとても興味深い)

(元気のいい声と、どこか……、何か思うところがあるのだろう声音。双方を聞き緩やかに笑むとコクリと頷く)

大丈夫、なれるよ。
まずはこれでしょ。あとは目元と唇と……、ほっぺ用かな。

(肌の色はそれぞれ違うが厚塗りファンデーションの類は不要だろう。ならば軽く白粉でと、入れ物を順に出していく)
(返る同意に、賛同に。少女もまた笑みを深めて頷いた)

僕?

(溢れた問い掛けに、ううん、と小さく唸り声を上げて)
(腕組みをして考え込むこと暫し。ややあって、ぱっと顔を上げると内緒話をするように静かに身を乗り出して)

僕はねえ、まだまだ『みならい』なんだ。
『英雄のたまご』の殻を破ったばかりで、右も左もわからない。
だからね。……ふふ!

(異世界に放り出され、最愛の両親や友人らともはぐれて、ひとりぼっち)
(だからこそ。あたらしいともだち。この世界を生きる、この世界の住民と触れ合い、喜びを分かち合う事が出来ると云う事が、自分にとってはとても『幸先のいい』ことなのだ)

なんでもないこの日に、『アリス』と『嗤う猫』に出会えた奇跡。
このせかいの『せんぱい』に出会えた今この瞬間が、僕にとっていちばんの幸運なのさ!

(ジェルソミアに続いて薄荷糖の小瓶に手を伸ばす。透き通る欠片をひとつ摘めば、少女は其の儘口に放り込んだ)
うん、いろんなおまつりを見たよ。
大きな桶の中に敷き詰められた葡萄を踏んで、みんなでお酒を作るおまつり。
鬼灯のあかりを軒先にたくさん吊るして、おばけを追い払うおまつり……どれもすごく楽しかった!

(エステルのふるさとの『おまつり』の話に耳を傾ければ、興味深げに合間合間にうんうんと相槌を打って)

そうなんだ。巫女さま……ううん、ちがうな。神子さま。神の子、星の子。
エストは村の中で選ばれた、たいせつなお役目を持ってるんだね。

(『とくべつな存在』だと云うひとたちに、旅先で出会った事は何度かあった)
(彼らは崇められて大切にされては居たけれど、皆揃って孤独だった)
(彼女もまた、『そう』なのだろうか?)
(溢れ掛けた問いは、ジェルソミアが齎す『きれい』の魔法が視界に入ってきた事で、音になる事は無かった)

すごい、すごい!
ジェル、魔法使いみたい。
ね、どれからのせていけばいいの?お化粧って、順番があるんでしょう?
いちにんまえ。そうですね……。
(あの日までは『星詠み』として)
(視線が、薄荷を落としたカップに落ちる)
でも、今は……。
(家族や故郷から自分を引き離したあの召喚の日から)
(運命を視る『星詠み』としての『わたし』はいなくなってしまった)

(けれど)
(白墨のようなそれが琥珀色の中でほどければ、ふたりに柔らかな表情を向け)

今はわたしも、同じかしら?
だって、『エスト』は生まれたばかりだもの。
(代わりに得たのは運命を紡ぐ力。未熟でも大空を自由に羽ばたくための翼)
(そして、こうして出会えた大切な……)
新しいわたしを見つけてくれた、お友達と一緒に、
いちにんまえを目指していくの。

幸運?それなら、わたしだって!
(『アリス』の指はティーポットの表面を滑って、蓋に)
(夢見るような指先は、居眠りヤマネを本当に見つけてしまいそう)
ずっと3時の、ひみつのお茶会。
この出会いはわたしにとっても、素敵な物語の最初の1ページよ?
葡萄を足でなんて、いいのかしら。
でも、お酒を飲まない子どもでも楽しそう。
本当、いろいろなお祭りがあるのね?
(世界は広くて、いっぱいの素敵で溢れてる)
(それは村で『護られていた』頃には触れ得なかったもの)

(クッキーの瓶に、すすんで手を伸ばした)
(そうだ。今は望むなら、素敵をつかまえに行くことだってできる)

見たい、ですか?まだ踊れるかな。
じゃあ次の……星のいっとう明るい、新月の夜に。
(興味を示してもらえて照れつつも、ジェルの言葉に諾を返す)
(少し練習しなきゃ、と無邪気に笑んだ)

サティさんったら、そんな。
でも、ただの子どもだったわたしが村のみんなのために役に立てて。
きっとそれは、佳いことだったのだと思うの。

お化粧も、順番が大切なのね?
わぁ……。
(お母さんの化粧箱が思い出される)
(まだ早いわよと仕舞われてしまった魔法の箱が、今はこうして目の前で)
(子どもたちだけの『ないしょ』が、またひとつ)

ふふ。二人とも目指すものがしっかり見えてるんだね。

(二人のそれぞれの反応に、彼女たちの思いがあるのだろうと感じた)
(それでも、眩しそうに微笑むように瞳を細める)
(子猫には世界を救うということが、未だ雲のように掴めない事なのだ)

せっかくこうして出会えたから、その奇跡の物語のページをどんどん増やしていきたいな♪

(二人の同意に自分も混ざる)
(ね♪とアリスと時計ウサギへ片目をつむった)

本当!エストちゃんの踊りが見られるんだね。やった!
星の光だけで照らされる中で踊るんだね。楽しみだな。

ぶどうを足で……?
うん、それがお酒になるんだんてすごい。
やっぱり世界って広いんだな。

(家でやったら絶対に怒られる。拳が飛んでくるのを想像したら少しだけ耳が垂れた)
(魔法使いと言われたらちょっと得意げに笑って、出した物を順番に指差していく)

まずは肌用のお水ね。そうしたら水分が逃げないように油分の多いクリームでふたをするの。
そうしたら次はこの白い粉ね。
これはお肌を整えるのと同時に、色が肌に付くのを防いでくれるの。
そうしたら目と眉毛とほっぺは好きな色を軽くのせるの!
ここでしっかり書いちゃうとおばけになっちゃうのよ。
むずかしかったら言ってね♪

(鏡を渡して、一つ一つ説明しながら実際にやって見せてゆく)

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