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秘密基地

1日目 おきゃくさま

気持ちよく晴れた日
いつも通り秘密基地に来ては
何をしようかと考える

低いテーブルの上にはお化粧品と持ってきた紅茶にお菓子
今日は自身の勉強にあてるのもいいかもしれない

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はいっ。なんだか嬉しくて……とっても温かい気持ち、です。
(新しい愛称。新しいわたし)
(箱にしまってはおけないけれど、近しくなったふたりとの空間は大事な宝物)
(その形のない宝物を抱きしめるように、胸の前でそっと両手を重ね)

まぁ。たくましいヤマネさんなのね。
それとも、鼻にジャムを塗られて大人しくしているだけかしら?
けれど、急にティーポットを開けて覗いたら、びっくりさせてしまいそう。
(ねぇ、お茶会に参加しませんか?)
(クッション代わりにはしないから、とティーポットを優しく撫でて)

嬉しいわ、『時計ウサギ』さん。
今から時計の針は、ずっとお茶会の時間なのね?
(おめでとう わたしたちの『なんでもない日』)
(歌うように小さく口ずさんで、愉しげにくすりと笑う)

じゃあ、わたしからも……。
(キャラメルの次は、薄荷糖のびんがテーブルの上に)
(紅茶に浸して、お砂糖代わりにしても美味しいのよ、とふたりにすすめた)

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