PandoraPartyProject

シナリオ詳細

<ダブルフォルト・エンバーミング>le voeu du clown……

完了

冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。

オープニング

●Fiction
 我々が虚構の存在であるというのなら。
 我々の人生は全てが無意味なのだろうか?

●Fiction reality
 R.O.O世界は未曽有の危機に包まれていた。
 R.O.Oを……いや練達そのものを統制しているマザーがウイルスとも言うべき『クリミナル・カクテル』に浸食され、そのコントロールを失いつつあるのだ。彼女の完全反転は時間の問題であり、既に現実側では多数のシステムが練達そのものに反逆を行っている。
 そして虚構の世界たるR.O.Oも、マザーへと干渉を行った者達により事態は急転直下していた。
 その事態に深く関わっている者、その名はHades-EX、或いはクリスト。
 並びに――大魔種イノリ。
 彼らこそが此度のバグ騒動における中核。主犯。元凶であり……

「ん~~~~~今日もいい天気ですねぇ!! 滅びるには絶好の日です!!」

 そして彼らの側として動くR.O.OのNPC達も――存在していた。
 その一人が『ピエロ』と名乗るバンビール。
 翡翠における<Closed Emerald>クエストを引き起こした人物であり、『バグ』によりこの世界を滅ぼさんとしている者だ。バグの――つまりクリスト達に与している者には、バグにより唐突に生じた様な存在もいない訳ではないが、しかしピエロは些か違う。
 彼は元々この世界に存在していた只のNPCだった。
 世界的に有名なサーカス団『シルク・ド・マントゥール』の団長。
 ……史実において彼がシルク・ド・マントゥールに実在していたかは分からない。
 少なくとも現実において魔種の集団であったかのサーカス団が起こした事件の折にはジャコビニと言う者が団長であったし、バンビールという一個人は確認されていないのだ。が、少なくともR.O.Oの世界では彼は存在していて。
 そしてイノリらに与し、この世界を滅ぼさんとしている。
 イノリがいるのはこっちの方だろうかと、南を見据えながらラジオ体操でもする様に――背筋を伸ばして。
「さぁさぁ南の方ではアリスが終焉獣の……え、なんですって? ベヒーモス? んまっ! なーんてカッコいい名前なんでしょう・か! あんなんバカデケーもの、でっか君で十分ですよでっか君! ねぇそう思いませんかみーなさん!!」
「……さて。どうでもよろしいと言えば、正にどうでもよろしいのですが」
「ハーーヒャヒャヒャヒャ! まぁこんな世界の終焉が遂に来たって訳だ。
 ならよ、精々楽しもうじゃねぇか! 泣こうが笑おうがこれが最後だぜ!!」
 それは――翡翠の騒動でログアウト・ロックされ、パラディーゾとしてコピーされた者達。
 イデア。ダリウス。ルフラン・アントルメ…………あと、きうりん。
 きうりんは以前からパラディーゾとして発生していたが――それ以外の者達は、この日の為に戦力として顕現させたのか。いずれもが『本物』の彼らと姿は非常に酷似している。無論、中身はバグそのものなのだろうが……
「ピエロさん。これはこの辺りで良いの? こう、ぶわーって撒いてればOK?」
「あっ。ハイお願いします。これね、なんだと思います? 大樹の苗木」
「苗木? あの翡翠で発生させてた大樹の嘆き関連? でもこれどう見ても種……」
「んそうそうそうそう! ルフランちゃんは賢いですね~~~! よ~しよしよしよし!
 パラディーゾのルフランちゃん……略してゾフランちゃん!! よーしよしよし!」
 ピエロはおどけて苗木などと表現しているが――実際は『源流の種』と呼ばれる代物だ。
 単純には大樹の嘆きを発生しる要素を秘めたバグの塊。
 本来であれば嘆きは、なにがしかの理由で傷ついた大樹の近辺でしか発生しえないのだが――これを用いれば大樹を無視して嘆きを――つまりモンスターをスポーンさせられるという訳だ。
 マザーの制御が離れつつあるが故に、いよいよこの世界の法則をも捻じ曲げるバグを乱発してきているのだろうか――? えへへとルフランは次々と地中に種を埋め、大地の栄養をその種に吸い上げさせ――顕現させていく。
 さすれば戦力が次々と増えるものだ。
 これらをもってして、来るであろうイレギュラーズを迎撃せんとピエロは満足げな顔を――していれば。
「でもぴえぴえ。なんかログアウト・ロックされてる奴って強くなるんでしょ? 告知出てたよ? 見てないの?」
「――はっ? んあぁ!? んキ――ッ!!? なっぁですってぇ!!?
 もう。ハデス、もといクリストちゃんたら、わざわざこんな時まで『ゲーム』の体を取るだなんて!
 ――んまぁ良いでしょう。これが最後の花火だってなら、付き合ってあげますよぉ!」
 しかしそうは問屋が卸さないというか、どこまでも『ゲーム』とするクリストの計らいか。
 勝率0など認めないとばかりにクリストが様々な要素を追加してきたのだ。
 それが、ログアウト・ロックされている者達の強化。
 今まで死んだデスカウントの回数に応じて能力が強くなっていく補正がつくらしいのだ……デスカウントが多ければ多い程クリストが干渉しやすいデータの隙があった、という訳だろうか? まぁなんにせよ強くなる事に関していえばイレギュラーズ達にとっては有利になる以外の要素はないだろう。
 きうりんの言に、大仰な反応を取るピエロ。
 それが素なのか演技なのか――誰にも分からない。
 だって彼はどこまでも踊り続けるピエロ(Clown)なのだから。
「はい! それじゃあ皆さん邪魔な人たちにはご退場ねがいましょーね!
 アリス達が着くまで頑張り所ですよ――ね!!」
 そして――言うピエロの視線の先にあるのは、伝承国。
 更に近くに転がっているのは伝承国の、兵士達だ。

 先遣隊として派遣されていた伝承の軍勢が壊滅している。

 それは本来ならば援軍として終焉獣の方面に向かうはずだった部隊で……つまりピエロ達はアリスらの援護の為にここに陣取っている訳だ。終焉獣が向かう先、この伝承国との国境――つまりゴールにて。
 彼らは唯々希望を阻害し続ける。
 この世界に爪痕を刻む為に。
「ま、こういう雑魚じゃあ張り合いがないってもんだよなぁ」
「しかし本隊はこれからでしょう。『現実』にしろ『この世界』にしろ……まだまだ」
 周辺にはバグ勢力としての戦力だろうか――パラディーゾの面々以外にも、大樹の嘆きや終焉獣ベヒーモスより零れ落ちた終焉獣(ラグナヴァイス)達がいる。ダリウスは終焉獣らを統括するかのように中心に座し、イデアは同様に大樹の嘆き側に。そしてさらに傍には大量のきうりんが布陣していて……んっ?
「あっ、こら! なんですかこのきうりの数は!!
 アンタ増えすぎですよ!! なにしてくれちゃってるんですかホントにもう!!
 まーたシャブ(栄養剤)やっちゃって、もう!! 没収ですよ没収!!」
「セクハラだっつてんでしょぴえぴえ!!」
 あふぅん!! また、きうりんにビンタされ吹っ飛ぶピエロ。笑うダリウスに吐息を零すはイデアか。
 ともあれこれが――きうりんのパラディーゾとしての権能だ。
 『再生と増殖』
 ……ルフランやイデア、ダリウスにもなにがしかの権能があってもおかしくない。
 状況は、決してイレギュラーズ達にとって優勢とは言えなかった。
 だが、やるしかない。
 ここでR.O.Oが陥落すれば、現実にも間違いなく影響が及ぶのだから。
 最悪――練達という国そのものが滅びかねない。
 だからサクラメントが起動する。そこより至る、多くのイレギュラーズを確認すれば。

「さぁ来ましたよ――では行きましょうね皆さん!!
 虚構の我々が現実に爪痕を刻むのです。
 存在しえない我々が!! 確かに現に存在している奴らに!!」

 ピエロは高笑う。どこまでも、どこまでも。
 ああやっとだ。やっと私達の目標が達成されようとしている――
 我々は確かに。
 『此処』にいたのだと。
 ――虚構の牙が現実に襲い掛からんとしていた。

●……
 我々が虚構の存在であるというのなら。
 我々の人生は全てが無意味なのだろうか?
 我々に家族がいて。我々に友がいて。この世界がどれほど愛おしくても。

 ……我々は無意味なのだろうか?

GMコメント

●重要な備考
 当ラリーは『ピエロ』撃破前に、夏あかねSDの『<ダブルフォルト・エンバーミング>Behemoth』のベヒーモスが戦場に到達する、その他現実の練達が敗北(マザーが完全反転する)などの『時間切れ』が発生すると失敗判定となります。

 皆さんは<ダブルフォルト・エンバーミング>系ラリーのどのシナリオにも、同時に何度でも挑戦することが出来ます。

●クエスト目標
 ピエロ『バンビール』の撃破

●フィールド
 伝承の国境線付近です。
 なんとピエロ達はアリスとベヒーモスを待っています。(アリス達に関しましては夏あかねSDの『<ダブルフォルト・エンバーミング>Behemoth』をご覧ください)
 そして並びに各国の援軍阻止(特に最も戦場に近いと思われる伝承を)の為に砂嵐と伝承の国境付近に陣取っている様です。

 周辺は荒野の様になっています。戦うに不足はないでしょう。
 近くに幾つかサクラメントがありますので、ここからすぐに戦場へと復帰可能です。

●敵戦力(中核)
・ピエロ『バンビール』
 『大樹の嘆き』『<Closed Emerald>』事件を引き起こしたバグPCです。
 彼自体はこの世界に元々存在していた普通のNPCだったようです。シルク・ド・マントゥールの団長だったとか……? ただ現在は、何を思ったかジャコビニに団長を譲り、それ以降は本格的にバグの一人として活動を開始しました。
 シナリオ開始時点ではどこからかふざけているかのように『ビーム』を放ってきます。
 不思議な事に彼から攻撃を受けると『傷が治りにくい』様です。
 治癒・再生能力の類が著しく低下する力を持っているのかもしれません……

 ラリー第一章時点ではどこかに潜んでいるのか、姿を確認できません……
 探知・探索活動やラリーの推移次第で攻撃可能となります。

・『原動天の徒』きうりん(パラディーゾ)
 きうりん(p3x008356)さんのパラディーゾです。
 『再生と増殖の権能』なる能力をもっており、強力な自己再生と分裂(増殖)機能を持っています。増殖により発生した個体は『コピーきうりん』として戦場に瞬く間に増えている様です。

・ルフラン(パラディーゾ)
 ルフラン・アントルメ(p3x006816)さんのパラディーゾです。
 後述する大樹の嘆きを生じさせる『源流の種』という代物をばらまいているようです。
 彼女が健在だと敵戦力が増えていく可能性があります……!

・ダリウス(パラディーゾ)
 ダリウス(p3x007978)さんのパラディーゾです。
 終焉獣を統率しています。
 彼が健在だと終焉獣の動きが機敏となる可能性があります……!

・イデア(パラディーゾ)
 イデア(p3x008017)さんのパラディーゾです。
 生じた大樹の嘆きを統率しています。
 彼女が健在だと大樹の嘆きの攻撃力が増す可能性があります……!

●敵戦力(パラディーゾ以外)
・終焉獣(ラグナヴァイス)
 終焉獣ベヒーモスより零れ落ちたのが、この戦場にいる者達です。外見はトカゲの様な個体が多く、影の如き体を持ち、イレギュラーズ達に攻撃を仕掛けてきます。ベヒーモス程大きくはなく『小型』という程度の大きさです。
 非常に好戦的。攻撃力が高めな様なので、お気を付けください。
 また、後述する『石花の呪い』という病を振るう事もあります。ご注意を。

 ●石花病と『石花の呪い』

 ・石花病とは『体が徐々に石に変化して、最後にその体に一輪の華を咲かせて崩れて行く』という奇妙な病です。
 ・石花病は現実の混沌でも深緑を中心に存在している病です。
 ・R.O.Oではこの病の研究者アレクシア・レッドモンドの尽力により『試薬』が作られました。幻想種達はこれらを駆使して、『石花の呪い』に対抗できます。(1Tのギミック解除時間が必要)

 ・『石花の呪い』はバッドステータスと種別を同じくする特殊ステータス状態です。
 ・敵の攻撃がクリーンヒットした時に20%程度の確立で『石花の呪い』が付与されます。
 ・『石花の呪い』に感染したキャラクターは3ターン後に体が石に転じ死亡します(デスカウントが付与される状態になります)

・大樹の嘆き(源流の種)
 『大樹の嘆き』事件で生じていた、精霊の様な魔物の様な存在です。
 あくまでR.O.Oのデータ改竄による偽物で、無理やり顕現させた存在の様です。本物は周辺を無差別に攻撃する性質を秘めていましたが、この個体達はある程度イレギュラーズ達を狙って攻撃を仕掛けてくるようです。
 ただ、無理やり改竄しているが故か『大樹の嘆き』事件の個体達より弱い気がします。

・コピーきうりん(きうりんの苗木)
 きうりん(パラディーゾ)の権能により発生したきうりんです。
 沢山います。攻撃を受けると一定確率で分裂し、更に増える可能性があります。
 戦闘能力は強かったりそれ程でもなかったりと、ムラが大きいようです。

●味方戦力
・ルナ(p3y000042)
 リリファ・ローレンツ(p3n000042)のアバターです。
 主に接近戦タイプ。皆さんと共に戦います!

・オームス(p3y000016)
 ギルオス・ホリス(p3n000016)のアバターです。
 近くに浮かんでるミニオームス君を投げて遠距離から援護します!

・伝承国の兵士達
 ピエロ達に襲撃され壊滅状態に陥っている先遣隊です。
 しかしながら完全壊滅したわけではなく、残存部隊が局所的に抵抗を続けています。

・???
 当シナリオでは『各国のNPC』が援軍に訪れる可能性が大いに存在しています。
 状況の推移次第で援軍が訪れる可能性があります。
 まず『伝承』は間違いなく援軍、というよりも本隊を送ってくるでしょう。
 その他『砂嵐』『翡翠』『神光』『航海』からも来る可能性があります。
 ただ、現時点では具体的な戦力は不明です。

●重要な備考
 <ダブルフォルト・エンバーミング>ではログアウト不可能なPCは『デスカウント数』に応じて戦闘力の強化補正を受けます。
 但し『ログアウト不能』なPCは、R.O.O4.0『ダブルフォルト・エンバーミング』が敗北に終わった場合、重篤な結果を受ける可能性があります。
 又、シナリオの結果、或いは中途においてもデスカウントの急激な上昇等何らかの理由により『ログアウト不能』に陥る場合がございます。
 又、<ダブルフォルト・エンバーミング>でMVPを獲得したキャラクターに特殊な判定が生じます。
 MVPを獲得したキャラクターはR.O.O3.0においてログアウト不可能になったキャラクター一名を指定して開放する事が可能です。
 指定は個別にメールを送付しますが、決定は相談の上でも独断でも構いません。(尚、自分でも構いません)
 予めご理解の上、ご参加下さいますようお願いいたします。

※重要な備考『デスカウント』
 R.O.Oシナリオにおいては『死亡』判定が容易に行われます。
『死亡』した場合もキャラクターはロストせず、アバターのステータスシートに『デスカウント』が追加される形となります。
 R.O.O_4.0においてデスカウントの数は、なんらかの影響の対象になる可能性があります。

  • <ダブルフォルト・エンバーミング>le voeu du clown……完了
  • GM名茶零四
  • 種別ラリー
  • 難易度HARD
  • 冒険終了日時2021年12月14日 20時35分
  • 章数3章
  • 総採用数229人
  • 参加費50RC

第1章

第1章 第1節

すあま(p3x000271)
きうりキラー
アメベニ(p3x008287)
戦火よ舞え
きうりん(p3x008356)
雑草魂
デイジー・ベル(p3x008384)
Error Lady

 眼前。いるは大樹の嘆き、終焉獣、そして――偽きうりん。
「あーそうかい! きうり更に増えるのかい!! くそ、わかったよ! やるよ! やればいんでしょ気持ちわりぃな! 私は私の事が嫌いなんだよ!! これ以上増えるなよ! 増えるなら品種変えろ!! 遺伝子改造するぞ!!! トマトにしろ!!!」
「なんだぁお前!! 何様のつもりだぁ! 誰がトマトだ、お前がナスになれよ!!」
 それらに対して怒りの感情を隠しもしないのが――本物のきうりんだ!!
 偽きうりんと激しい罵倒の応酬。それは怒りを引き付けるきうりんの策でもあった……
 ああどこを見ても己に己と己ばかり! ああ全くッ!!
「『私』が出たぞ! 逃すなー! ぶちのめせ――!! 私こそが本物のきうりだー!」
「――うるせぇ私ぶんなよ! お前はお前だろうが! お前もお前もお前もお前も私じゃねぇよ!! 私が本物なんじゃない! お前等が本物なんじゃない! 私もお前等も本物なんだよ!! それが分かんねぇ奴は帰れ!! 分かった奴はかかってこい――相手してやんよ!!」
 故に、ぶちのめす。
 渾身。正に雑草の一撃にして、虚構を打ち砕く意地の一閃。
 とにもかくにもまずは数を減らさねば話にならないのだ――
 故に偽きうりんを狙うのは真きうりんだけではない。
 降り注がれるは数多の撃。それは、デイジーやすあまによるモノであり。
「何処もかしこも植物だらけで、まるで緑色の氾濫ですね。
 放置してれば増えるだけ増える……そしてこの草の影にピエロは潜んでいる、と」
「うーん、ピエロを見つける為にもまずはこういうきうりんから倒さないとね!」
 伐採&収穫&突破。折角の大一番に何を出し惜しみする事があろうかと薙ぎ払っていく――さすれば『うわー!』ときうりん達が吹っ飛んでいくものだが、デイジーにとって原動天の元となったアバター……より厳密には更に『中』の者とは縁がある身。
 放置してはおけまい。根元を絶つ為にも――
「ですので……丸ごと刈り払います」
 薙ぐ。信者の一人の務めとして。
 本物もコピーも纏めて狂気(エラー)の具現で穿ち貫く。
 ――自らの火力に全てを注いで。
 この中の『本物』はパラディーゾとしてそれなり以上の力を持っている事であろう。で、あれば自らの撃を受けても尚に傷が少ないのはこそ本物と言える――かもしれぬと。
 巨大な骨の手がきうりんを千切っては投げ千切って投げ……
「……全く。あのあのピエロの方には、聞きたいことがあるのですが。一体どこへと行かれたのか」
 更にそこへ追い打ちをかける様に炎を紡ぐのがアメベニだ。
 喚ばれしは牙と口を持った鬼火。すあまらにより押される奴らめを全て巻き込みて。
 ――そして尚に足は止めない。
 きうりんの撃退は大事であるが、しかし最終的にはピエロの懐にまで辿り着かねば、敵の勢力を瓦解させるまでには至らないのだから。だから――走り回り駆け巡り探し続ける。
 全く手掛かりがない訳でもない。奴の放つ『ビーム』とやらがあれば、そちらに潜んでいるは確実。
 ――故にそれまでは敵を薙ごう。
 炎のように燃える血と目を持つ馬に乗りて。
「例え死したとしても」
 また翔けよう――この馬の様に。
 あのピエロと接点などない。顔見知りでもなければ前世で出逢った事もないだろう。
 けれど。だからといって。
「敵を知らないままでは、いたくないのです」
 一体どのような心算によって此処へと至ったのかと――アメベニは問い続けるのだ。
「うおー! ここは通さないぞ、きうりの意地をくらえー!!」
「うわー! めっちゃ増えてる、なにくそー! 負けるかー!」
 直後。そんなイレギュラーズ達の攻勢を妨害するようにきうりん達が波を成す。
 それは無数のきうりきうりきうり――
 故にすあまは往く。再生と増殖の権能……昔も自らも『増えた』ものだと想起しながら。
「どっちが先に根を上げるか勝負だー! いただきまーす!!」
 わたし、ご飯は残さず食べる主義。
 猫の爪で程よくほぐして、捕食の体勢を整えれば――いざ!!

 激突。食事。食いカス、散乱。撃を紡げばきうりが宙を舞う――

 無限に増えるなら無限に食べよう。
 過食にして暴食たるすあまの胃袋に限界などないのだから。
 暴食の咎人がきうり達を次々と飲み込んでいくものだ……
 無論、引き寄せれば引き寄せるだけ『死』が近づこう。
 如何に薙ぎ払うだけの力をもっていようとも、これほどの数がいれば前線を担う者達の消耗はやむを得ない――が。
「ウラーッ! 雑草の一撃くらえやこんちくしょ――!!」
 きうりんもまた、頓着しない。
 私の前でこれ以上増やせると思うなよ……? 全員纏めて枯葉剤かけてやる!!

成否

成功

状態異常
すあま(p3x000271)[死亡]
きうりキラー
きうりん(p3x008356)[死亡]
雑草魂

第1章 第2節

グレイ(p3x000395)
自称モブ
蕭条(p3x001262)
叩いて直せ!
シラス(p3x004421)
竜空

「無事か――!? 俺の背中に乗れ! 一旦後方で態勢を立て直すぞ!」
「お、おぉ! 援軍か!? 助かる!!」
 ピエロらの攻撃により壊滅状態に陥っていた伝承の先遣部隊――それらの立て直しを図っている一人がシラスだ。各地で散発的な抵抗を繰り返しても、パラディーゾ達に被害を齎せるとは到底思えない。
 故に彼は空の王たる飛翔によって彼らを救おう。
 生存者を探して周り一先ずは安全そうな場所に運ぶのだ――
 治癒の力を施し、万全となってから奴らへと挑むべきだと。
「まったく……虚構の世界とはいえ私が知っている街の風景で、私の知っている鎧姿が倒れているのは……見過ごせませんね!」
 そしてシラスに続く形で蕭条もまたレスキューに力を注ぐものだ。
 ベヒーモスが狙っているからと此方の様子も見に来てみれば、とんでもない惨事。
 ――上手く言えぬが、その、とても心が痛む。
 この辛い感情はやはりどうしてもリアルの世界が思い浮かぶからだろうか――?
「これやった敵さん、データ一片たりとも逃がしませんからねー!!
 でも今は命を救いますよ! 皆さんこっちへ! さぁ早く!!」
 避難誘導しながら、伝承部隊に追撃してくる敵あらば撃を放とう。
 やつあたり気味に。怒りを込めて、手近な敵をぶちのめすのだ――あ、いや違いますよ、これは日頃溜まっているストレス発散の為のやつあたりじゃないですよ。あの野郎とか思ってないですよ、ちゃんとした復讐ですこれは! 信じて!!
 ……まぁ蕭条の心はともあれ、彼らの活動によって伝承部隊が再編されようとしていた。
 壊れた武具があれば蕭条の斜めチョップ一撃。あ、壊れた! もう一発! あ、直った!? そうして再び前線に立つ兵士達。未だ各地で孤立している部隊も多いが――しかし。

「伝承国の戦士達も私……俺を見ろ……! 俺らの仲間を見ろ!」

 グレイの声もまた、伝承の者達へと飛ぶものだ。
 普段の口調とは少し異なる――強い声色を宿しながら。
「そしてあとに続け! 一人で立ち向かうな、皆で叩き潰せ!
 一人で英雄になる必要はない――自らの故郷を護るために、皆と共に英雄となれ!」
「おお……そうだ! 俺たちの故郷を護るんだ! 各員、奮起せよッ――!」
 彼らと共に戦おう。
 迫りくる敵の軍勢を押し返さんとするのだ。
 増え続けて邪魔なきうりんや大樹の嘆きへと撃を通義。
 強者へと導くセンサーにて、そうレベル差が無い者を狙いながら――着実に。
 さぁピエピエ、どうする?
「折角来たから盛大なアナウンスででも……お迎えして?」
『ン、ン~~! ま! わがままちゃんですねぇ~~~
 そぉんなに合図が欲しいんです・くわ? ま・いいでShow!!』
 瞬間。戦場周辺に響き渡る不思議な声は――ピエロか!?
 この声は一体どういう類か。バグの一種か……いやその真実はともあれ、次に響くは

 ――Welcome to The ShowTime!!

 まるでこの『祭り』に参加する事を祝福するかのような――一声。
 ああ全く。斯様な言葉で盛り上げようとするなど!
「さぁ、反撃開始だぜ! あいつらを伝承に近づけてたまるかよ、なあ!
 意地ってもんが――あるだろ!!」
 故にシラスは鼓舞する。ピエロの声になんぞ負けぬばかりの、声を。
 彼らと共に――この難事を乗り越える為にと!

成否

成功


第1章 第3節

玲(p3x006862)
雪風
ダリウス(p3x007978)
尾を喰らう蛇
アズハ(p3x009471)
青き調和

「にゃっはっはっはっはっはー! ピエロー、ピエロはどこじゃろうなあ!
 レタスサンドウィッチをおかわりしにきたんじゃがのう? どーこーじゃー!
 ここかー! そこかー! でーておいでーなのじゃあ!!」
 ――Welcome to The ShowTime!!
 まるで天から響いたかのようなピエロの声は、グレイたちのみならず戦場各地にも届いていた。渦中を往く玲は、邪魔立てする『獣』めらを叩きのめしつつ、ピエロの姿が見えないかと周囲へと視線を巡らせる――
 とにかく減らしていけばやがて増援も来るはずだと。
 そして何より、殲滅していけばピエロも余裕を決め込んではいられまい……
「さあ、往くぞドレッドノートよ! この世界にも通用するか、試してやろう!
 ああ――この体から湧き上がるような力……これは、恋!?」
 誰に対してのですか誰に対してノォ!
 なんか唐突にピエロのツッコミが入った気がしたが、恍惚に湧く玲は高鳴る鼓動のままに終焉獣らを打ちのめしてゆく――連動させた銃が飛び掛かってくる獣らの腹を撃てば、次弾装填。放つ。装填。放つ。装填……
 奴らの牙が己に立てられようと知った事か!
「はぁーはっは――!!  何度でも死んでやるわ! 皆の者! ふんばるのじゃ!
 ここが天下分け目の大決戦! ここが踏ん張らずしていつ死力を尽くすというのか――! 勝利の暁にはきうりピクルスサンドウィッチが待っておるのじゃぞ――!!」
「やれやれ、ま、サンドウィッチはともかく確かにその通りだってなァ!!」
 直後。続くのは――ダリウスだ。
 雑魚がまるで波の様に湧き出てくる……が、こいつらをぶちのめさねば『奴』の下まで行けぬのであればダリウスに迷いはなかった。最前線に立つ彼は悪しき蛇を身に纏い、振るう尾にて愚鈍なる獣共らの注意を引かんとする。
 さすれば影に潜み、影を用い、影にて敵を撃つ。
 引き付けるその勢いが玲らなど、攻撃を成す者らの援護となり――終焉獣らの身を削ろう。
「ガアアアアッ――!!」
「きゃんきゃん吠えんなよ!! テメェらなんぞに用はねぇんだ『俺』を出しやがれ!!」
 少しでも削り。一歩でも奥へ。
 目指すはパラディーゾのダリウスだ――あの野郎を殴るまで退けるものか!!
 終焉獣らに牙を突き立てられようとも。玲と共に前へ、前へ。
「……これほどの魔物が湧くとは、世界がぐちゃぐちゃになってしまっている証か」
 同時。アズハもまたダリウスと共に終焉獣らを跳ねのけるものだ。
 ――ここは虚構の世界だと分かってはいるが、しかし。アズハもこの世界でそれなりの時間を過ごしてきた。ここに住まう者らと接し、この世界の空気を吸って――生きてきた。
 大事に思わない訳がない。滅ぼす意志を携えた者らに抗わぬ理由があろうか。
「バグったゲームでも実体がなくても、俺が今まで体験してきた――全ての経験は本物だ」
 故に打ち倒す。
 ピエロ。どこに隠れている。
 存在証明したいなら、隠れてないで出てこい。
「存在することの証明は、観測されてこそ果たされるものじゃないのか?
 ――それとも逃げ隠れ潜んだ先に、お前の望む未来があるのか」
 自らを強化する術を齎しながら上空に飛行。高度を挙げて空の彼方から地上を狙い撃つ――
 どこかに潜むピエロへと、届いているはずの言を紡ぎながら。
 奴を引き摺り出す為にも――この場を突破せんとする一撃を放った。

成否

成功

状態異常
玲(p3x006862)[死亡]
雪風
ダリウス(p3x007978)[死亡]
尾を喰らう蛇

第1章 第4節

ヴァリフィルド(p3x000072)
悪食竜
梨尾(p3x000561)
不転の境界
グドルフ(p3x000694)
ハウメア(p3x001981)
恋焔
天川(p3x010201)
國定 天川のアバター

「バンビールくーん! 遊びっましょ――!!」
 戦場駆けるは人の身だけではなく、梨尾の咆哮もまた共に。
 眼前の果てより飛来する『ビーム』の閃光――この先にピエロがいるのなら、奴めを探し出すのみだ! 優れた耳を、そして異質なる匂いが無いか……嗅覚をも使って戦場の果てを見据える。
 ――ピエロには、いやパラディーゾを生んだバグの結晶たる彼らには梨尾なりの想いがある。
 パラディーゾの理弦、002番を生んでくれた事への感謝が三割。
 学校はまだしも、家庭教師すらつけずに初めてのお使いとして放火させた事への怒りが十二割。
 名前すら付けず番号だった怒りが十五割――いやちょっと待てィ!
『なんか後半十割超えてないですかねぇ!! お算数の時間は!!?』
「うるさい! 合わせて300%の思い――今こそぶつける時!!」
『なんですかこの犬、モンスターペェアレント!?』
 どこからか聞こえてくるピエロの声。奴に腹パンすべく――終焉獣らを薙ぎ払う。
「チッ。ピエロの野郎、声だけ響かせて隠れやがって……
 コソコソしながら覗きだけするたぁ、その姿勢が気に入らねぇ――
 だがまずはこのクソ邪魔な奴らから、かねぇ!!」
「胸糞わりぃ奴だな。おい。そこで待ってろ――ぶった斬ってやる」
 更にグドルフもまた終焉獣らの群れへと一閃。
 どこぞに潜むピエロを引き摺り出さんとする為に――天川と共に往くものだ。
 これ程の敵の群れ、突破するのは骨が折れそうだ、が。
「あの野郎に楽しませてやるのも癪に障るってもんだ」
 苦しむ様子を見せれば見せる程に――ピエロは愉悦に顔を歪めよう。
 斯様な事態が許されるものか! 故にグドルフや梨尾らと攻撃を合わせ、少しでも進む。
 露払いでも良い。この身が如何に傷つこうと――派手に行こうではないかと!
「――度肝抜いてやるぜ!!」
 ぶち抜く。受けた傷は深ければ深い程に技は洗練とされ。
 敵の身を撃つ強靭なる牙とならん。
『ん、ま。も! 頑張る方々ですねぇ~そんな皆さんにはプレゼンツ!
 はいシニナ・サーイ!!』
 であれば。ピエロも地平を払う様な閃光を降り注がせるものだ。
 それは死に繋がる一撃。連射される『ビーム』がイレギュラーズ――と、味方であるはずのバグ・エネミー達をも幾らか粉砕して。
「くっ――姿は見えず、隠れながら此方を狙撃してくるなんて厄介極まりないですね。
 そればかりか時には、配下の者の損害も気にせず放ってくるとは……!!」
 その一閃を跳躍と共に躱したのはハウメアだ。
 一瞬前にあった大地が、文字通りに『抉り』取られている。
 バグ・エネミー達がいてもある程度はおかまいなし、だ。所詮ただのデータ、只の雑兵としか思っていないのだろうか――まぁいい。まずは敵の総数を可能な限り削る事こそが肝要たれば。
「都合が悪い、という訳でもないものですしね……!!」
 故に彼女は飛翔する。天より見据えるは敵の集合点。
 ――そこへと魔矢の雨を至らせるのだ。
 奈落の紫焔で形成された数々が敵陣を食い破っていく――無論、目立てば目立つ程にピエロからも見えてしまうだろう、が。
「ただでは終わりませんよ。その喉笛――いつか!」
 届かせてみせると。
 己に放たれるビームの発射点を彼女はしかと見据えながら――閃光に飲み込まれる。

「……気に食わぬな。我を模した存在も、それを生み出した者達も」

 同時。微かなる怒りを抱きながら戦場へと向かうはヴァリフィルドだ。
 その根源にあるは自らのパラディーゾ。
 ――コピーされた存在が、真たる己よりも悪食竜らしく振舞っているのが気に食わぬ。
 故に。
「死せよ。その罪の重さを自覚しながらな――」
 勝手に生み出した輩を許すなどあってはならぬであろう?
 闘志と共に取り巻き共を排除せん。終焉獣に偽きうりんに……
 攻撃を叩き込んでやる。
 いずれ見えるであろう。パラディーゾの面々やピエロへと――撃を成す為に。

成否

成功

状態異常
グドルフ(p3x000694)[死亡]
ハウメア(p3x001981)[死亡]
恋焔
天川(p3x010201)[死亡]
國定 天川のアバター

第1章 第5節

ヨハンナ(p3x000394)
アガットの赤を求め
リュート(p3x000684)
竜は誓約を違えず
ロード(p3x000788)
ホシガリ
じぇい君(p3x001103)
オオカミ少年
ハルツフィーネ(p3x001701)
闘神
アルヴ(p3x001964)
分岐点の別の道
かぐや(p3x008344)
なよ竹の

 空を飛翔するのはハウメアだけではない――ハルツフィーネもだ。
 クマさんに乗ってその背から地上を眺め、ピエロを探さんとする。
 あのビームの出所こそがピエロの潜んでいる地点ならば……
「――いっそ、突撃してみるのも手段の一つでしょうか」
 見うる先には終焉獣や大樹の嘆きなどの波――
 しかしいるのだ。あの周辺に、確実に。
 ……短い時間ではあったが確かに私達もこの世界で生きてきた。
 自らの『クマさん』に会えるのもここだけだ――
「それを」
 あんなふざけたピエロ共に好き勝手されるのは……
 腹が立ちます。
 ――往く。あんな白色顔面、他に見間違えようものか。
 迎撃に出向く終焉獣らの爪を躱し、返しのクマ爪で敵を一閃。
 ピエロの身を突き止めんとして――さすれば。

「オイタが過ぎますねえ。私の所に来るのはまーだまだまだ一億光年早いデスヨォ!!」

 すぐ近く。あのうすら笑いが聞こえたと思えば。
 真横から衝撃が加わる。暗転する視界に――しかし確かに『此処』にいたと確信して。
「ピエロちゃん!! どこっス!? 逃がさないッスよ――人を不幸にするだけのピエロなんて、そんなのダメッス! サーカスは……楽しくなきゃ嫌ッス!!」
「……あっちの方にいるみたいだね……今の所手がかりとしては、やっぱりビームの発射地点……なのかな……あとは、ピエロが移動する前に……なんとか突き止めたい所だね……」
 さすればリュートが、ピエロを探すアルヴを護衛する様に動きながら前へと。
 色とりどりの光弾のブレスが終焉獣や偽きうりん達を焼き払う――彼の息吹は敵は退け、彼の気高くも可愛らしい声は味方を治癒する光となるのだ。破壊と混迷しか齎さぬピエロの一撃とは違う。
「ッス! このまま進むッスよ! リュートが引き付けるッスから、その間にピエロちゃんを!」
「……うん……必ず……見つけるね……」
 そして尚に彼は敵を引き寄せる為に、自ら光り輝くものだ。
 それは危険。しかしだからこそに意味があるのだと。
 ――同時。アルヴはビームの目撃情報を頼りに極力気配を殺しながら進むものだ。敵が溢れていればどうしても回避できない場合もあるが、そんな場合は偽きうりんを叩き折りつつ……
「どこだピエロー!! それともなんだ、バンビールとでも呼んだ方が良いのか? 隠れてないで出てきたらどうだー! こっちは正々堂々と来ているんだぞー!」
「なるほど! かくれんぼで僕達と勝負ってことかな?
 ならそれでもいいよ――その勝負、受けて立つ!」
 更に突き進むのはロードとじぇい君もだ。声を張り上げながら全力疾走するロードの目的も――ピエロの居場所を掴むことである。終焉の獣が飛び掛かってくるも、掌底一閃吹き飛ばし。体勢を崩した敵の追撃よりも、ピエロを探す事を優先。
「前みたいな茶会が良いが――流石に、招待しても来なさそうだなぁ」
 かつての出来事に想起しつつ、彼は耳を澄ませて周囲を探知。
 人型のピエロは足音が獣とは違うはずだと――であれば、じぇい君は逆に広範囲を索敵。
「ピーエロ! どこなんだい! もう逃がさないよ、どこへ行こうとね!」
 鋼鉄の事件以来――ピエロの事を気にかけていたのがじぇい君だ。
 妖しき影があるのだと。が、此奴がこの世界を滅ぼそうとする理由が未だに分からない……故、それを問いただす為にもあの白顔面を探し出そうと周囲を見据えて。
「ン、ままま! ピエロったら大人気で嬉しいですねぇ~でも子供はお家にオカエリッ!!」
「お待ちなさいピエロ! これ以上はさせませんわよ――!!!」
 直後。敵の群れの中から放たれた一閃がじぇい君を貫き。
 が、その一閃の発射点を見つけたのがかぐやだ――なっ! あ、あの顔は……( ・◡・*)!?
「ふふふ。翡翠であれやこれやしていたという事はピエロは樹木的なモノが好きという事……故に! ( ・◡・*)の被りモノにて誘き寄せるのですわ――!! さぁ! ( ・◡・*)ですわよ!! 『なぁにこのかわいい苗木は?』とのこのこやってきなさ、くらえ( ・◡・*)アタック!!」
「どーしてこう現の連中って頭パーンしてる人が多いんですかねぇ?」
 ピエピエ不思議! とのたまいながら奇襲を仕掛けんとしてきたかぐやを撃ち抜く。
 ――止まらない。双方ともに止まらない。
 滅びを止めんとするイレギュラーズ。滅びを加速させんとするバグ達。

「……例え虚構だとしても。例えここが真実、只の電子の波の中なんだとしても――
 此所で『生きてる』人々がいる。なら、守る理由としては十分だろ?」

 その中でヨハンナは、明確な意思を抱いてピエロの軍勢に相対していた。
 天に放つ鷹と五感を共有し、周囲一帯の状況を探る――
 皆がピエロの位置を探らんと奮闘していた。ならば微かにでも見えてくるはずだ、と。
「これ以上は蹂躙させねぇぞ――アンタに何があるか知らねぇが。
 現実も、R.O.Oもなッ――!」
 刹那に見えたピエロの影。追わんとすれば、立ちはだかるは大樹の嘆きか?
 ――邪魔だ。ヨハンナは己が親指の一角を歯で食い千切り。
 流れし血によって――魔術を顕現させる。

 紅蓮の焔が大槍を形成し。邪魔立てせんとするバグ・エネミーを――屠り去った。



 ※懸命な探索によりピエロのおおよその位置が判明しつつあるようです……!
 ※更に周辺の敵影が少なくなる事によって、より捜しやすくなるかもしれません……!

成否

成功

状態異常
リュート(p3x000684)[死亡]
竜は誓約を違えず
じぇい君(p3x001103)[死亡]
オオカミ少年
ハルツフィーネ(p3x001701)[死亡]
闘神
かぐや(p3x008344)[死亡]
なよ竹の

第1章 第6節

シフォリィ(p3x000174)
クィーンとか名前負けでは?
夢見・マリ家(p3x006685)
虎帝
タイム(p3x007854)
希望の穿光
イデア(p3x008017)
人形遣い

 各戦域で戦いが続く――それは皆の傷が増えていくことを意味していた。
「……これが世界の存亡巡る戦い、ですか。
 一歩誤れば終焉が刻一刻と迫る……気を引き締めなくてはいけませんね」
 その一角でシフォリィは皆の支援を。
 終焉獣。大樹の嘆き。偽きうりん。
 それぞれに向かう者達がいる――それらを援護する為に、治癒の術を齎すのだ。
 あぁ、どこかで騒がしいピエロ。
 一体あの白い顔にどのような思いを秘めているのかは想像つかない、が。
「……例え虚構であったとしても。この世界、滅ぼさせたりなんかさせませんから」
 シフォリィは内に秘める想いがあるのだ。
 現にとっては虚構でも。虚構の中の者達にとっては――此処こそが現実。
 ならば護る為に戦おう! あり得ない夢であったとしても!
 この世界で喜び、泣き、それでも生きていく人達がいるなら――ッ!
 故、戦う。
 そしてこの状況を優位に運ぶためには『統率』している者達を狙う必要がある。そう……

 ――その顔で、その姿で何をやっている。

 パラディーゾ達、だ。ダリウスが終焉獣側を統率しているならば。
 大樹の嘆きを導いているのは――イデア。
「おや。これは何かと思えば……『真』の私ですか」
 黙れ。口を開くなそのまま死ね。私の憧れを穢すなよ下郎――
 本物のイデアの心中は胸の奥で泥の如き『何か』が渦巻いていた。
 ――ピエロなんぞ知らん。
「私は、お前を、絶対に許さない」
 奥歯噛みしめ。心中の吐露が言の葉をも刹那に砕けさせ――往く。
 許せぬ。死ね。即刻滅びろ。砕けて無くなり心髄より消え失せるがいい。
 向かってくる大樹の嘆きあらば彼女の糸が全て斬り落とす。
 巻き付き、絞殺、血飛沫両断。
 渦中を跳躍。人一人通れる隙間があればそれでいい。
 例えその隙間が憤怒と血で塗り固められた門であったとしても。
「随分と、お怒りの様で」
「ええ、ええ。とてつもなく不愉快です。
 貴女がここに一秒でも存在していることが私は許せません」
 奴の指が鳴れば間に再び大樹の嘆きが介入を。あぁ、あぁ――
「覚えたぞ」
 そこにいるのはと。執念の糸が彼女との縁となるのであれば、また、と。
「ん~~! あっ、見つけた! イデアさん……いや『イデア』よッ!」
「やれやれ、ごちゃごちゃしてますね!! とりあえず近くの敵からぶん殴っていきましょう! そうしましょう! なぁに目に見える敵を全て殴り飛ばせばいつか本元に辿り着きますよ!!」
 しかしそれで終わりではない――タイムやマリ家も続くものである。
 ルフランが敵を増やし、イデアの統率の連携は厄介だ……故に。
「ん、もう……! これって倒さないとダメなやつ、よね?
 いやぁね、バグバグって、もう! でも、仕方ないわよね……
 月並みな言葉だけど――これ以上好きにはさせないわ」
 まずはタイムが自らに注意を引き付けんと、往く。
 至る大樹の嘆き。その一閃を躱すように己が身体の軸を回転させ、受け流し――一撃。反撃足りうる裏拳が直撃すれ、ば。
「ねぇ……コピーでバグだからって、自分の在り方に疑問は無いの? イデア」
「――これは異な事を。私は『パラディーゾ』……それ以外に何がありましょう?」
 タイムがパラディーゾのイデアへと言葉を紡ぐものだ。
 敵とは言え、それは同じ戦場にいる者と同じ顔をしているのであれば……思う所もあり。
 しかしイデアは変わらぬ。変えられぬ。変わろうという意志そのものが――見られない。
「それは思考放棄ではありませんか! 見なさい拙者を――この虎帝たるマリ家を!
 世は全て自由に振舞うだけの広さがあるというのに、なんという思考の狭さでしょうか!」
 ならばと。虎の魂、ここに顕現。
 邪魔立てする大樹の嘆きあらばトラスーツに搭載されたバルカン二門砲で一掃しよう――そして。
「さぁ参りますよ! ふふ、根競べならば得意なのです……いざや勝負ッ!!」
「――そうはいきませんよ。わざわざあえて乗る必要など……」
「いいえ乗っていただきますとも!」
 一歩、後退するイデア。だが逃がさぬ。踏み込むマリ家の串が――イデアに襲い掛かるのだ。
 ――ふふん。後退するという事は敗北を認めるという事かい? やはり虎は最強だね!
 イデアの放つ糸が自らの機体の隙間にねじ込まれる。
 されどそれで動きが鈍ろうと――頓着せぬ。
 強き者には、前進のみが相応しいのだから。

成否

成功

状態異常
夢見・マリ家(p3x006685)[死亡]
虎帝
イデア(p3x008017)[死亡]
人形遣い

第1章 第7節

ゼロ(p3x001117)
よう(´・ω・`)こそ
エイラ(p3x008595)
水底に揺蕩う月の花
鬼丸(p3x008639)
鉄騎魔装

 滅びの意志がやってくる――その歩みに、エイラは感じ入るものがあった。

「滅びるということはねぇ確かにぃ『此処』にいるってぇことなんだよぉ?」

 真実『無』であるならば『滅びる』事もないのだと。
 刻もう。
 誰かに作られた者として。墓守として。
「いいよぉ君達のぉ行きた証をこの身にぃ心に刻むんだよぉ。エイラ達がぁ君達のぉ――」
 墓標(生きた証)なんだよぉ。
 ――エイラが向かうのは終焉獣たちの群れへと、だ。
 彼らの注意を引き付け立ち回ろう――不老不死の代名詞がその身を朽ちさせぬ。
 如何なる撃を受けようと。如何なる流れが蝕もうと……
 さすれば。
「鉄騎魔装鬼丸、出撃するよ――敵の数は膨大だね。だけれども」
 やっていかなきゃね、と。紡ぐのは鬼丸だ。
 高速に飛翔する鬼丸は天より敵味方の位置を把握。瞬時、展開するのは無数拡散光線だ。
 敵を冷凍させんが如き光の濁流が全てを呑み込む――
 エイラが引き付けた敵を纏めて薙ぐ様に。
「こちらの手数を削ってくる呪いは危険だ……早期に対処しよう」
「ハッ――知らぬ知らぬ、ピエロなど知らぬ! 芥程度がボクの記憶に残るものか!」
 同時。鬼丸が開けた穴に飛び込むのは鋼鉄――否、鉄帝の魂を抱きて往くゼロだ。
 何の事情があろうと知った事か。煩わしいのだ高笑うなッ!
「事此処に至ってまだ出てこないとは、散々もったいぶりやがって!
 いいさ。姿を現さないならボクは徹底的に虐殺して回るだけだ!
 ご自慢の獣たちを出して来いよ――全て屠って砕いて微塵も残すかッ!!」
 斬撃。二閃、三閃、四、五を超えてどこまでも。
 立ち塞がる者は全て斬る! 終焉獣が牙を突き立ててくるならば、己も食い千切ってやろう!
 ログアウトだの現実がどうだの知ったことか――ッ!
「ボクは、ボクの意志だけで! 此処にいるんだ!!」
 ピエロの思惑など微塵も介入させない。
 ボクの魂はボクだけのものだ! 自分の意志で自由に――好き勝手に戦うんだ!
 血飛沫溢れようとも変わらぬ。彼の魂は崩れぬ。彼の魂は折れぬ。
 ――ピエロを殴りつけるまで止まらぬ歩みこそが、戦局をいつか覆すだろうから。

成否

成功

状態異常
ゼロ(p3x001117)[死亡]
よう(´・ω・`)こそ

第1章 第8節

すあま(p3x000271)
きうりキラー
スキャット・セプテット(p3x002941)
切れぬ絆と拭えぬ声音
九重ツルギ(p3x007105)
殉教者
崎守ナイト(p3x008218)
(二代目)正義の社長
きうりん(p3x008356)
雑草魂
ルージュ(p3x009532)
絶対妹黙示録

「きうりんのねーちゃんを放っておくとロクな事になりそうに無いからなー
 なんなんだ一体増えまくるって? とりあえず殴ってみていいかー? 殴るぞー!」
「うわー! なんだこいつ、やべーぞ囲め囲めー!」
 大量のきうりんを薙ぎ払う――それはルージュだ。
 この世界に対しうる『愛』足りぬピエロを殴り倒したい所ではある、が。どこぞに隠れ潜み見えぬピエロよりもまずは周辺を。なんとなし、ルージュにとってはピエロの心情が分からないでもないのだが……
 それでも奴は殴ろうと。
「どれだけ増殖しても、増殖するスピードよりも速く倒せば問題ねーだろ!」
「うるせー! その前にお前をたおしてやんよー!」
「おっしゃ、やってみな――!!」
 数多の斬撃。それは偽きうりんの葉より発せられる一撃か――
 ルージュの身が削られる。が、彼女は頓着せぬ。
 死せようともこのセカイを護る力を――今ここにと望みながら。
「しかしなんという数でしょうか――
 これだけきうりんさんが多いと、料理をしたくて腕が疼きますね。
 いえ。無論やるべき事は分かっていますが……さて。除草剤替わりといきましょうか」
「OK! (臨時社員の)ツルギ!! スキャット!! スケスケピエロに増えるきうり……このままじゃうちのオフィスの近くが大混乱じゃねーの!! 料理してもいいから奴らを片すぜヒァウィーゴー!!」
「全く。一体どれ程の数を量産すれば気が済むのだか……!」
 そして偽きうりん達の波に抗うはツルギとナイト、そしてスキャットらもだ。
 正義の社長(president)たるナイトを先頭に悪をぶっ飛ばさんと駆けていく――直後、ツルギが偽きうりんらの注意を引き、集まった所へスキャットが攻撃をばらまく様に。さすれば。
「見ろよ俺の情熱(passion)! これが俺(ORE)の社長舞踏戦術――ッ!
 くらえ、きうりにはもったいない舞踊をお見舞いだーっ!」
 うわっー! と、きうりん達がナイトの撃により吹っ飛ばされていく。
 千切っては投げ千切っては投げ。ああこいつらをどこにもいかせたりするものか、と。
(……アネモネが正義で戦っている今、伝承のベルナルドに何かあっては困るんだ!
 こいつらを国境線に釘付けにしておかないと――どう事態が転ぶか分かったものじゃない!)
 特に強い意志をスキャットも抱いていた――元凶たるピエロもどこにいるのかと。
 ピエロは数少ない人型……その足音を視認する事が出来ぬかと、己が『目』を張り巡らせながら。
「さて。折角のきうりんさん達です――貴方達の真意を探らせてもらうとしましょうか」
 同時。ツルギは引っこ抜いた偽きうりんの鉢植えに――右手を。
 それはきうりんらの意志を読み取らんとする能力の一端。
 はたして何か企んでいないかと、読み取れないかと試してみれば……

『おやおやいけない子ですねぇ~隙ありって奴ですよォ!!』

 その、ツルギの足元に『ビーム』が降り注いだ。
 ピエロの一撃か――ッ! 衝撃、轟音。
 社長たるナイトを軸に固まっていた所に集中砲火が降り注ぐ――ッ!
「わわわっ。全くピエロは強引だな――でも止められないよ。まだまだ幾らでも食べるよ。
 あっ枯葉剤かかったのは……ちょっと……うん……」
 が、イレギュラーズの進軍は止まらぬ。
 きうりんを千切っては食べ千切っては食べしてるのは、すあまだ。
 どこまでも喰らわんとする意志が彼らを凌駕し――あ、でも味変したいなぁ。
「ラダ、お味噌かマヨ持ってきてない? ない? そっか……」
 しゅん。落ち込むすあま、でも仕方ないかと思えば――前を見据えて。
 往く。先程見かけたピエロのビーム……!
 アレを『利用』する為に手ごろな偽きうりんを抱えて往くのだ。
 パラディーゾ本体きうりんを抱えるのはまだ難しい故に――これは実験。
 きうりんの『再生能力』も下がるのではないかと、で、あれば。
「ぬわー! や、やめろー! ぴえぴえ巻き込まむのはひど……ぷぴゃー!」
 直撃。すあまと偽きうりん諸共消し飛ぶが――しかし。
 確かに刹那に見据えた。きうりんの再生能力が鈍っていたのを。
 成程これはきうりんにも効くのかと――悟ったその時。

「さてきうりん、キミ達は雪だるま式に増え続けているわけだけど。
 なにか大事な事を忘れていないかい? ……はいきうりん早かった!
 そう! ぴえぴえからもらうお給料の事だよ! 君たちはぴえぴえに騙されている!」
「な、なんだって――!!?」

 きうりん(本物)が大量のきうりん(偽物)に向かって言葉を紡ぐ――
 だって考えてみなよ。増加の一途を辿るきうりん全員に給料を払うことがぴえぴえに可能なのか……否、不可能!!
「ということで、ボイコットとかしない? 勝ったら世界がキミ達を賞賛するぜ?
 つまり世界がきうりを崇めるという事だよ! きうりこそがナンバー・ワンッ!」
「お、ぉぉぉなるほど~~~! でも世界最高のきうりは一本でいいんだ!
 キミ達を倒した後でぴえぴえも倒して、きうりの一人勝ちにさせてもらうよ!!」
『ちょっと!! アンタら真面目にやりなさいよ真面目に!!
 世界の命運巡る戦いですよ分かってんですかねホントに!!?』
 どっからかぴえぴえの声が響いてるが、真面目にやってるよ!! 失礼な奴だな、もう!
 あ、やめて痛い痛い! たたききうり、略してたたきうりになっちゃう!!
「美味しくなっちゃうね!!! いや困ったよやっぱりきうりこそが最高で、あっ」
 直後。ぴえぴえから放たれたビームによって全部纏めて吹っ飛んだ。

成否

成功

状態異常
すあま(p3x000271)[死亡]
きうりキラー
スキャット・セプテット(p3x002941)[死亡]
切れぬ絆と拭えぬ声音
九重ツルギ(p3x007105)[死亡]
殉教者
崎守ナイト(p3x008218)[死亡]
(二代目)正義の社長
きうりん(p3x008356)[死亡]
雑草魂
ルージュ(p3x009532)[死亡]
絶対妹黙示録

第1章 第9節

リュカ・ファブニル(p3x007268)
運命砕
真読・流雨(p3x007296)
飢餓する
ダリウス(p3x007978)
尾を喰らう蛇
スイッチ(p3x008566)
機翼疾駆

「どぉしたクソッタレ共! まだ残機が一つ減ったくらいじゃねぇか!
 まだまだもっとかかって来いよオラァ!
 俺がこんな程度で『折れる』とでも思ってんのかァ!!」
 ダリウスは突き進む。只管に己の役目は変わらぬと――彼は折れず曲がらず此処にある。
 数多を引き付け、味方らを少しでも進ませる。
 この道の果てにこそ勝利があるのならば――その礎となろう!
 いざいざなれば自爆してでも。一匹でも多く巻き込んでやろうではないか――
「隠れているってんなら徹底的に炙り出してやらぁ!
 被害が燃え広がってりゃ、いつまでもコソコソしてらんねぇだろぉ!?」
 拳を繰り出し蹴りを繰り出し。悪食の蛇で喉笛食らいつかせ。
 死至る斬撃を持って――突き進もう。
「散々いろんなところをひっかきまわしてくれたピエロを退治しよう……
 と思ってきたら、この光景は予想外だね……まぁ、やる事はやらないと、ね」
 直後。ダリウスの進撃と共にする様にスイッチも前線へ。
 これほどの敵が蠢いている戦場とはスイッチにとっては予想外だったが――しかし仮に敵がどれほどいようとも役目は同じだと。故、スイッチが狙うのはこの軍勢を増やす役目をも担っているルフランだ。
 彼女を止めねば増加し続ける――ならばと、ターゲットスコープを展開。
 彼方に見うるルフランを狙いて跳躍すれば、電撃と共に襲撃するものだ。
「わわわ! イレギュラーズが来ちゃったのかな? うーん、させないよ!」
「――やれやれ。ルフラン、いやゾフランくんが敵とはな。だが手加減は出来んよ」
 無論。そうなればパラディーゾのルフランも迎撃の構えを見せるものだ。
 スイッチを吹き飛ばすように魔力の奔流を叩きつけ――故、その死角側から奇襲を真読・流雨は仕掛ける。
 全く。ピエロもこれほどのエネミーを用いて一体何がしたいのか。
 押し通したい『我』でもあるのか?
「我の一つも通せん世界など願い下げではあるが。世界が無ければ我も通せん」
 彼らは何を思って世界を滅ぼそうとするのか。
 僕らの心に残れば、それで良いのだろうか。
 ――ヒトは忘れていく生き物だというのに。
 解らんな。愛憎表裏というヤツなのか?
「いつか直接に問いただしてみたいものだ」
 ともあれここはゾフランを倒すべきと、刃を交えて攻勢を仕掛けて。

「例のピエロ野郎がいるのは此処か――さて。ぶちのめしてやろうじゃねぇか」

 さすればリュカも辿り着くものだ。渦中の戦の場へ。
 ピエロ。奴は……翡翠のカノンに大きな傷をつけたという。
 随分と好き勝手してくれたようだ――その礼はせねばならぬと奥歯を噛みしめれば。
「……ま。今はとりあえずルフランの奴をなんとかする、か。
 流石にイツと同じ顔したやつがこんな事をしてるのも見ちゃいられねえ――
 何も想わねぇのか? 自分で、この世界を滅ぼす様な事に加担してよ」
「??? なんで? 『そんな程度』がどうかしたの?」
 リュカの瞳に、ルフランは――何を言っているのか分からないように、きょとんとした顔を。パラディーゾたる彼女の思考は、もはやマトモではないという事か……? 世界に爪痕を残さんとするピエロに追従するだけの、存在。
「これはお祭りだよ、リュカさん! とっても大きな花火の撃ちあがるお祭り!
 お祭りはたのしむものでしょ?」
「――ああもういい。同じ顔を殴るのも気は進まねぇんだが」
 それでも『見てはいられない』とばかりに。
 リュカは往く。超絶の圧力によって周辺の大樹の嘆きを吹き飛ばしながら――彼は肉薄す。
 止めねばならぬ知古の顔を――前に。

成否

成功

状態異常
ダリウス(p3x007978)[死亡]
尾を喰らう蛇
スイッチ(p3x008566)[死亡]
機翼疾駆

第1章 第10節

グレイ(p3x000395)
自称モブ
マーク(p3x001309)
データの旅人
ハーヴェイ(p3x006562)
心にゴリラ
ルフラン・アントルメ(p3x006816)
決死の優花
アンジュ(p3x006960)
いわし天使
アクセル(p3x007325)
クリムゾン・ドラゴニア
ベネディクト・ファブニル(p3x008160)
災禍の竜血
オウェード(p3x009184)
在りし日の思い出
CALL666(p3x010222)
CALL:Beast

 パラディーゾのルフランへの攻勢が激化していた。
 やはり大樹の嘆きを増やさんとしている彼女を止めねばと思考する者は多かった――
「ルフラン……いや、ゾフランが暗躍してると?
 ブワーッと何かを撒いてるって? そんな目立つ行動なら、見つけられそう」
 その一人がグレイだ。お出迎えのリップサービスありがとうと、ピエロに心で紡ぎながら。
 探すはゾフラン。伝承国兵は後続に任せるとして……己は前線へ。
 この敵軍勢を作り出す原因を取り除かないといけないのだと。
 ――きっとこの先にいるやもしれぬとグレイの直感が告げていて。
「わぁ。探しに来てくれたの? 嬉しいなぁ――でもおとすね」
「ッ――そっちかッ!」
 瞬間。周辺の敵を、輝かしき光魔法の複刃にて薙ぎ払っていたグレイへと膨大な魔力が放たれた。グレイの足を止めるかの如く。足元に着弾、炸裂し吹き飛ばしたその声の主、は。

「偽あたし! パラディーゾだかゾフランだか知らないけど、変なもの撒くのはだめー!
 そんなの撒いてどうするの! 世界が滅びちゃうんだよ!?」

 渦中の『ルフラン』だ――
 彼女の行い。特に『本物のルフラン』にとってみれば決して見過ごせぬ。
 『種を撒かせない』事を重要視し、彼女に常に圧を加え続けるのだ。
 ――無論、向こうのルフランの力も位階も未知数であれば慎重に。
「変なもの撒いて、周りを傷つけるなんて『あたし』じゃない!」
「ふふっ。変な事いうなぁ……『あたし』は『あたし』だよ。
 ね。『あたし』も一緒に撒こう? とっても素敵な大樹の嘆きが――広がっていくよ!」
 甘いキャンディをルフランが顕現させれば、向こう側もまるで鏡の様に。
 共なるキャンディが双方に降り注ぐ――パラディーゾとしての、バグとしての出力が故か『敵』の方の力が上に感じるが、しかし……
「負けるもんか……!」
 黒狼隊の皆の事、助けに行く! ……なんて啖呵切ってたのにログアウト出来なくなっちゃった自分だけど。でも、だからこそ出来る事も――あるんだ!!
 ログアウト・ロックされているが故か――彼女の力の出力にもまた『補正』が掛かっている。
 この世のシステムが彼女に力を与えるのだ。
 さすれば、決して押されっぱなしという訳ではなく。
「ひゅー! かわいい顔して凶悪だな!
 だがこれ以上好きにはさせねぇ。特にゾフラン!
 知り合いの顔をボコボコにするのは複雑だが……見過ごせねぇ! 全処分じゃーい!!」
「全く……自分の偽物は複雑だよね。僕も『ソレ』は――よく分かるよ」
 隙が出来る。偽ルフランが放つ攻撃の中にも。
 故にその刹那をハーヴェイとマークが逃さず捉えるものだ――
 奴の種は厄介だと。まずは全力のタックルをハーヴェイが繰り出し。
「俺が砕ける前にお前を砕いてやるぜー!! ヒャッハー!!
 オラオラオラオラ!! これがマイフレンド(ゴリラ)との共同作業だ――!!」
「むむー! そうはいかないよ、てぇーい!」
 ゾフランに直撃する。が、彼女の一撃も紡がれればハーヴェイの全身に衝撃が響き渡る。
 強い。だが、こんな程度で砕けるものかともう一発だ!
 さすれば、その動きを支援する様にマークの斬撃が放たれる。
「邪魔はさせない。この世界を終わらせもしない。
 ――人々の嘆き・悲しみに終わりを告げる『訣別の騎士』マークが相手だ! さあ来い!」
 彼女の周りを取り巻く大樹の嘆きを斬り捨てるのだ――
 ルフラン……己も、パラディーゾが現れたからよく『分かる』
 あの顔で、あの姿で、あの声で、自分と真反対の言動をされるのは、本当に腹が立つものだ。心も何もかもに土足で入り込まれぬような感覚――故に彼女の『本物』の尊厳を損ねるパラディーゾは、看過できぬと彼は全霊を此処に。

「『本物』から聞いたよ……偽物のお前さあ……いわしを食べたんだって?」

 と、その時。
 言うはアンジュだ。『偽物』よ――貴様、いわしを食べたのか? ルフランのコピーだというのに、いわしを食べたのか? それはつまり……『覚悟』してるんだよね? だからもうこれ以上の言葉はいらないよね?
「――消すね」
「えええ!? ま、待ってよ何のことか分かんないよー! ぴゃあ!」
 振るういわしたる斬撃。煮え滾った感情をゾフランにぶつけんとする――!
「なるほどねえ……これは確かにキリがないな……
 戦は数じゃなく質で決める……とはよく言った物だな……」
 さすればその様子を俯瞰するように眺めるは、オウェードだ。
 敵は膨大。しかもゾフランによって増えるのであれば、彼女を止めねばと。
 可能な限り無駄な戦闘は避けて彼女へと……とは思うのだが、やはり『嘆き』が邪魔か!
「やむなし。瀕死の所から削り取るかッ――!」
 故に彼は己が武を振るう。確実に敵を減らすように。
 そうして己が目を、思考を――常に張り巡らせながら。
「友人が助けを求めているならば俺も尽力をしない訳にはいかない。必ず止めよう。
 それがきっとこの戦いを収束させる一手にも――繋がる筈だしな」
「ま、ピエロを探すつもりだったが……悪い方のルフランもいると聞いちゃ、ほっとけねぇな」
 更にルフランへと攻勢を強めるのがベネディクトとアクセルである。
「そちらが生み出しているとされている源流の種、これ以上ばらまかれる訳にはいかん!
 止めぬのならば……やむを得ん。覚悟してもらおうかッ! 我が竜の力、存分に受けよ!」
「わわ、ベネディクトさんかー! むー! こっちだって手加減しないよ!」
 邪魔する大樹の嘆きがあろうとも纏めて斬り伏せる。
 種を撒かせる暇を与えない。或いは増えようとも全て処理すれば良し。
 抜き放つは彼の一閃。ゾフランや嘆きによる攻撃が加えられようとも、彼は止まらぬものだ。
 竜の一端としてこの程度の傷で臆すなど――魂が恥じる!
 そしてアクセルもその動きと共にする様に前線へ。灼熱の太陽が如き一撃が敵を薙ぎ払い。
(幻想……伝承ならあの方もいないし存分に暴れられそうよね。ええ、ええ……確かあの方は翡翠にいるって誰かに聞いたし。大丈夫、ひと暴れしてもあの方の耳には入らない……よし)
 同時。思考するのは――どこまでも心にある『あの方』
 この世界の、ではなく。真実本物たる……
 ――であれば『遠慮』もいらぬものだと彼女……否、彼は往くものだ。
 全霊の一撃を。暴力の化身たるが如き攻勢を――敵に仕掛けて。
「……偽の自分か。嫌になるよな、そんな存在は」
 そして。アクセルらの眼前に聳える敵を――彼方より援護するのがCALL666だ。
 己にやれることは少ないかもしれないが『コレ』はあるのだと。
 狙い、弓を引き絞り、撃つ――それだけ。獲物の首を、目を。弱き箇所を貫き、そして。
「偽物に出来るか? こんな生き様がよ」
 誰かの為に。己の為ではない、その姿勢。
 ……命を懸けるという事を理解できるか? 偽物よ。
 CALL666にはソレがある。
 ベネディクトやマークらを援護し。自らの命にすら頓着せず――ただ仲間の為に。
 例えその身が『嘆き』らに襲われようとも。

 決して曇らぬ魂の輝きは――いつか奴らを追い詰める。


●戦況報告
 ※パラディーゾのルフランへの攻勢が強まっています!
 ※大樹の嘆きが増えるスピードが減少している様です!!

成否

成功

状態異常
グレイ(p3x000395)[死亡]
自称モブ
ハーヴェイ(p3x006562)[死亡]
心にゴリラ
アンジュ(p3x006960)[死亡]
いわし天使
ベネディクト・ファブニル(p3x008160)[死亡]
災禍の竜血
CALL666(p3x010222)[死亡]
CALL:Beast

第1章 第11節

クシィ(p3x000244)
大鴉を追うもの
ハルツフィーネ(p3x001701)
闘神
Teth=Steiner(p3x002831)
Lightning-Magus
現場・ネイコ(p3x008689)
ご安全に!プリンセス

 虚構? 現実? ――それの一体何が問題なのかクシィは一切分からない。
「うるせ〜〜〜〜ば〜〜〜〜〜っか! なーにが虚構の存在だよバカヤロウ!! それじゃあ何? 俺の好いてる男は? お前らと違って自覚もしてねェ単なる設定に従う操り人形だってか? ざっけてんじゃねぇぞ、んな訳ねェだろうがよォ!!」
 彼女は天に向かって叫ぶ――その脳裏に刻まれしは、決して薄れもせぬ一人の男の後ろ姿。
 ――野郎なら自覚しても嗤ってるね!
 全てをその手に掴むまで強欲であり続ける筈だ――その精神性を見習え!!
「そうさ! やがて俺のモンになる! 俺のコルボを!」
 だから、往く。ピエロの奴をぶん殴る為に。ああ――ガチな鳴きさせてんやんよぉ!
 この戦場にいるのは間違いないのだ。ビームの軌跡の先にきっといるのだと。
「ヘイヘイ、ピエロびびってるぅー!? どーこに隠れてんだ。
 この間凹したのがそんなに効いたか、アァン!?」
 さすればTeth=Steinerも同時にピエロを探すものだ。
 召喚したドローンと共に。周囲の戦況を確認しつつ――煽り倒す。
「撃っていいのは見つけられる覚悟がある奴だけだぜ、ピエロさんよ!
 今のお前さんはただただビビってるだけの小心者じゃねぇかばーか!!」
 かの閃光を確認する為に。射線の根元側をドローンで確認せんと、突き進むのだ。
 邪魔な敵は呪雷の一閃にて断ち切り。歩を決して止めぬ。
 止まれば狙い撃たれるからだ――常に小まめな移動を繰り返していれ、ば。
「クマさんは決めました……あのピエロとりあえず一発ぶん殴る、と。
 ……クマさんの力なら一億光年程度の距離なんて、踏みつぶしてやれます」
「うん――皆で行こう。この先に必ず、彼がいるんだ……ッ!」
 ハルツフィーネとネイコも至るものだ。
 ピエロをひた隠す邪魔な獣をクマさんの爪で再び薙ぎ払い、道を切り開き。
 輝かしきエフェクトと共に――ネイコは敵の大将格たるピエロを探すものだ。
「……ふざけているように見えて、その白塗りの仮面の下には何があるのかな?」
 もしかすれば、とネイコは思う所があるのだが。
 それでも。何があろうとも、今日のこの日を終わらせる訳にはいかない。
 ――虚構だと言われても私達はこの世界を旅して、触れ合ってきたんだ。
「手加減は――出来ないよ!」
「さぁ。もっともと……さっさとかかってくると良い、です」
 ビームの閃光が放たれた方へと。襲い来る終焉獣をハルツフィーネと共に打倒しつつ。
 往く――見晴らしの良い戦場にしてやれば、隠れる余裕もあるまいよ。
 ――あのピエロを唖然とさせて見せます……!

 堅き決意を灯して、爪を振るいて敵を両断す――

成否

成功


第1章 第12節

エイル・サカヅキ(p3x004400)
???のアバター
夢見・マリ家(p3x006685)
虎帝
タイム(p3x007854)
希望の穿光
イデア(p3x008017)
人形遣い

「乗り掛かった舟です! イデア殿! 最後までお供します! 本懐を遂げられます様ッ!」
「ええ――感謝します」
 マリ家はイデアに言葉を紡ぐ――イデアの動きをサポートするかのように猛虎の魂に火を点ければ、バルカン砲による斉射で道を切り開くものだ。と言っても、その一撃は取り巻きだけでなく偽イデア本人も巻き込む様に射線を取っている。
 そして――見えた道筋あらばイデアが再び往くものだ。
 マリ家の銃撃の嵐の中を駆け抜け相対すれ、ば。
「また、会いましたね」
「――しつこいお方です、貴方は」
 激突する。一切の躊躇なく、一切の淀みなく。
 周辺の大樹は無視する。彼女の世界には唯々――『一人』しか映っていないのであれば。
「この、糸は」
 振るう糸。せめぎ合い、絡み合い、互いに優位を取らんとしながら鍔迫り合い。
「この糸は何かを紡ぎ、繋ぐもの」
 それでも、負けられぬ。
「貴方は何を紡ぎ、繋ぐのでしょうね」
 鏡写しの同じ技だがこの技の意味も成り立ちも知らぬのであれば。
 お前にこの技で――負けたくはない!
 かつて見据え、見惚れた技。魂に刻まれた御業が、模倣程度に負けてなるものかッ――!
 激しき応酬。
 ああ、諦めぬ心が――鏡たる彼女にどこまでも食い下がって。
「わぁ本物のイデアさん、バチバチに怒ってる……まぁ、やっぱりそう、だよね」
 同時。タイムは溜息を一つ。
 姿が同じだけだと分かってはいるのだが――割り切れるかはやはり別だ。
 なによりここだけでなく『向こう』には友達のパラディーゾもいるというのに……
「はぁ――コレ考えた人最悪! 性格わる! でも……ここで避けたって仕方ない、のよね」
 やるわ。イデア――あなたを。
「……倒す」
 意思を携えタイムも駆ける。挑発するように引き寄せ、そして――機を見て畳みかけるのだ。何も戦っているのは己一人だけでなければ……そしてなにより敵には、本物の様な真の心や強い信念もないのであれば……!
「ふふ! これは心の削り合いでもあるのですよ!
 であるなら……拙者は、拙者達は負けぬということです!」
 マリ家の射撃が連続する――イデアが有効打を叩き込めるように。さすれば。
「あーらま、イデっちもパラディっちゃったかー。
 これはシルトさんもふあ……んん゛ん!」
 エイル・サカヅキも至るものだ。彼女はちょっとポロッと零してしまった為わざとらしく咳き込む――危ない危ないとばかりに。あー中の人誰とか知らないわ~ま、とにかく。
「やっほーイデっち、おひさ~~~(?)
 でもって今から殴りまーす! ダチの偽物なんてほっとけないっし」
 自分の偽物も気に食わないけど、ダチの偽物も気に食わん――
 故にダチを救おう。
 作戦? んなもん真っ直ぐ行って。
「まっすぐ殴る、ってね!」
「――糸を恐れずに来ますか」
「怖がってちゃ、殴れないんでねぇ!!」
 繰り出す。拳の一閃を、偽のイデアへと。
 めんどげな糸は距離を詰めればそう簡単には使えまいよ――一手間違えれば自らを巻き込んでしまうかもしれないのであれば。まぁ最悪躊躇わせる事だけでも出来れば上々と。
 攻め立てる。彼女に一息つかせぬ様に。


■戦況報告
 ※イデア(パラディーゾ)への圧が強まっています!!
 ※イデアが指揮する大樹の嘆きの指揮補正が弱まっています!!

成否

成功


第1章 第13節

グレイ(p3x000395)
自称モブ
ルフラン・アントルメ(p3x006816)
決死の優花
リュカ・ファブニル(p3x007268)
運命砕
真読・流雨(p3x007296)
飢餓する
CALL666(p3x010222)
CALL:Beast

 イデアへの攻勢が強まる中――ルフランの方も同様であった。
「同じツラしちゃいるが……考え方は全然別人って訳かよ。祭りで死人が出るなんて笑えねえよ。特にそのツラでそんな言葉吐かれるのもな――悪ぃがぶっ潰させて貰うぜ!」
 パラディーゾのルフラン。明らかにバグの尖兵と化してしまっているその存在を前に、リュカは心中が複雑であった。が、偽物であるという側面が強まれば――微かにでも殴りやすくなるものだ。
 あのピエロにどうにかされちまったのか。
 それともそういう風に作られちまったのか。
 ――分からない。だけれども。
「……今のお前を止めねえといけねえのだけは間違いねえ!」
「えー酷いなー。リュカさんだって分かるよ、パラディーゾが生まれれば!」
「ハッ、御免だねッ!!」
 激突する。ゾフランより放たれる、ルフランが使う術と似たキャンディ菓子が飛んでくる――が。
 強引に道を切り開く。竜の剛力をもってして打ち破り、ゾフランへの活路を見出さんッ――!
「パラディーゾといえど、それぞれある程度個性が違うという事なのだろうが……
 しかしその中でもゾフラン君はあまり会話を楽しめるタイプではなさそうだな」
 直後。やれやれといった口調でゾフランを見据えるのは――流雨だ。
 しかしゾフランの口調は大なり小なり完全にバグ陣営に染まってしまっている。
 疑問もなく世界を滅ぼすための存在。
 いやむしろルフランにとって嫌がる事を積極的にしている様な……まぁ是非もあるまい。
「――疾くケリをつける。塵も残さんよ」
 見知った顔が、まさしく「ゲームの駒」のようにふるまうは。
 あまり見ていて気分が良いとは言えぬゆえに。
 ――往く。ぱんだの加護を身に纏いて、爪たる刃を顕現させ――ゾフランの下へと。
 一撃でも二撃でも叩き込もう。その姿、見るに忍びないが故に。
「なにが楽しいの……! 大樹の嘆きを「素敵だ」とか「お祭りだ」なんて言うなんて……
 認めないよ! やっぱり絶対『あたし』なんかじゃない!! だから――必ず止めて見せる!」
「種をばらまかれたら面倒だ――隙を作るから、やっちゃモフランさん!」
 そして続くのは本物のルフランとグレイだ。
 ゾフランの撒き散らす『種』……彼女に圧を加え続けているが故に、その散布率は減っているが、しかしゼロではない。これ以上花咲かじいさ……いや、ばあさんをやらせない為にもい――グレイは全て吹き飛ばす心算だ。
 炸裂式の刃にて薙ぎ払い。種ごと切り裂くと同時に――ルフランの援護を。
「むむー! グレイさんひーどいんだ! ――潰しちゃうよ!」
 が。ゾフランも見逃さぬ。
 飛び込んできたグレイをコーティングするように菓子の甘味で圧殺するのだ。
 何の慈悲もなく。何のためらいもなく。
 いやそればかりか流雨も包もうとしていて――
「ッ……! これ以上、させないよ!
 冬が終わって、春になって芽吹くのは新しい生命なんだから!
 ――泣いて叫んでる、悲しい『終わり』なんかじゃないんだ!!」
 故。ルフランは奥歯噛みしめ――己に相対す。
 皆を護るのだと。これ以上はやらせぬと。
 甘い蜂蜜でコーティングする彼女の加護が皆を包む――
 それはゾフランの冷酷さとは異なる真実、蕩ける様な甘い思いやり。
 ……例えもう一人のあたしにより攻撃を受けようと、その姿勢は変わらない。
 皆を、助けるんだと。さすれば。
「――そうだ。『これ以上』を止める為にも……立ち止まれはしない、な」
 その加護を受け取った一人であるCALL666がゾフランに弓を弾く。
 効果が通るまで何度も何度も。削って削って――彼女を抑え込まんとするのだ。
「いたーい! 遠くからなんて卑怯だよね……! 潰すよ!」
「やってみろ――俺の命などまだまだ安い。先に死んでいった奴らに比べれば」
 まだまだやれるのだと、彼は言う。
 最後の限界点まで引き絞る。力の限りを――尽くす為に。

成否

成功

状態異常
グレイ(p3x000395)[死亡]
自称モブ
ルフラン・アントルメ(p3x006816)[死亡]
決死の優花
CALL666(p3x010222)[死亡]
CALL:Beast

第1章 第14節

すあま(p3x000271)
きうりキラー
アイ(p3x000277)
屋上の約束
ヨハンナ(p3x000394)
アガットの赤を求め
梨尾(p3x000561)
不転の境界
♱✧REⅠNA✧♱(p3x000665)
薔薇を追う
リュート(p3x000684)
竜は誓約を違えず
じぇい君(p3x001103)
オオカミ少年
蕭条(p3x001262)
叩いて直せ!
アルヴ(p3x001964)
分岐点の別の道
ハウメア(p3x001981)
恋焔
P.P.(p3x004937)
いとしき声
アメベニ(p3x008287)
戦火よ舞え
カノン(p3x008357)
仮想世界の冒険者
壱狐(p3x008364)
神刀付喪
スイッチ(p3x008566)
機翼疾駆
黒子(p3x008597)
書類作業缶詰用
ルージュ(p3x009532)
絶対妹黙示録
天川(p3x010201)
國定 天川のアバター

 あちらこちらで戦いが広がっている。
 伝承の先遣部隊が――完全壊滅でないにせよ組織的抵抗が難しい今、イレギュラーズ達に負担がかかっているが故もあるが、正に総力戦の形であった。数多くのバグ・エネミーを前にイレギュラーズ達は奮戦しており……
「――ならば拠点を作るのも、また一つの援護となるでしょうかね」
 その中で壱狐は近くに来た終焉獣を打ち倒しつつ、後方を見据えた。
 ベヒーモスに比べれば随分小型な連中ではあるが――放置してはおけないのが個々の終焉獣らだ。しかしこのままではキリがなく、一息付ける様な場所を作ればよいのではないかと。
 故に少し下がりて、拠点の設営を開始する。
 職人の魂に火が付き――迅速なる速度で、トーチカの様な小型陣地を作るのだ。
 いずれ来る、援軍の為にもと。そして。
「――一刻も早くピエロを見つけましょう。気配からして、そう遠くは無い筈です!」
「どれ程隠れるのでしょうか……しかし、必ず見つけ出します……!」
 この戦場で最も重要と言える『ピエロ』の発見に勤しむのはハウメアとカノンらであった――既に奴の放つ閃光の発生源をおおよそ特定している。もう少し、もう少しで奴に辿り着けるはずだと。
「流石に、そのまま動かずにいる……という訳ではないでしょうが。しかし!」
 ――かくれんぼは、もうおしまいよ!
 一喝と共にハウメアは道を切り開くために己が眼前を焼き払うものだ。
 隠れられる場所を全て潰せば――余裕ぶってはいられまいだろうから。
「こんな大事起こしている彼らが虚構の存在だなんて自認がおかしいと思いますが……
 まずそれらの文句とついでの一発の為に大仕事を頑張らないといけませんねっ!」
 そしてカノンもまたあらゆる探索技能を用いてピエロの痕跡を探し求めん。
 奴は人型。であれば水の様にどこにでも入り込めるという訳ではない筈だ。
 絶対に足跡などがある。冒険の心得を胸に、探し出そう――
 邪魔をする輩には無数の魔力弾を放ちて、往けば。
「敵が多いけれどまぁやることは同じだネ。ああ――
 ピエロく~~~ン? 居るゥ~~? どーしても聞きたい事があったンダヨネ、僕!!」
 直後にアイもまた闇裂く星の輝きにて終焉獣を打ち倒すものだ。
 ――ピエロよ。虚構云々現実云々と……その心の欠片が聞こえたが。
「重要なのは場所じゃなイ。大事なのは己自身……魂サ!」
 ――君に魂はあるのかと。
 必ず聞いているであろうピエロへと言葉を投げかける――
 無視できるかい? 君に立派な魂があるのなら。今の言葉に何かを感じるなら!

『――ンヒョヒョヒョ! 私を探しているんですかぁ?
 ですが無駄無駄無駄ァ! そーんな簡単に出る訳ないじゃないですかぁ!
 私はね。でっか君が来るまで時間を稼いでりゃいいーんですからん!』

 直後。近くで声が――響き渡る。
 だが不思議な音だ。空間そのものを揺らしているかのような……位置が特定できない。
 しかしアイの声が聞こえたのならば――!
「てことは近くにいるのはやっぱ間違いねーな。
 ピエロのにーちゃんの捜索終わりそうじゃねーか?」
「……うん、やっぱり……こんな大量に敵がいる状況だと……集中して探すのはとても難しいけどね……でも、どれだけ巧みに……隠れられたとしても……ピエロは必ず……近くに居る筈だね……」
 ビームを打ちすぎなのだとルージュは言い、アルヴもそのビームの発射点へと近づかんと歩を進めている最中だ――敵を奇襲しなぎ倒し、必ずピエロを探し出してみせるとアルヴは心の中で思考する。
 奴に近付かれていると勘付かれないように。
 見つけられないと悔しがっている様な、焦っている様な様子を醸し出しながら。
「いや大樹の嘆き事件の時に戦ったイーピルエイメルさんに似た敵を見かけるなぁとは思っていましたがあの事件を引き起こした犯人が近くにいるのですねっていうかこの軽妙なお声の方ですね、わお不思議ですね一体どこにいるのでしょうかとても興味があるので私もさがすの協力します(一息)」
 同時。蕭条は大量に押し寄せてきた偽きうりんをなんとか抑えながら――思考する。
 サービス精神が旺盛な様だし挑発したり話題にしたら隙を見せないだろうかと。
 ……しかしピエロか。
「サーカス事件で厚化粧をしたピエロの団長なんて見た覚えが無いのですが。
 本当にシルクドマントゥールにいたんでしょうか?」
 それこそ彼は本当に虚構の存在なのではと。本当はバンビールなどというデータはと、蕭条は――あっ。まずいきうりんに押し倒される。飲み込まれる、ぐあー!!
「あーあ、ちゃんと効果ありそうなのは分かってよかったけど……すぐ倒さないでもいいなら持って帰ってピクルスにしたりお料理してもらったり、色々きうり尽くしを楽しめるのにな。残念! しょうがないから生で楽しもうかー」
「うわああああやめろおおおおお!!」
 同時。きうりんに相対しているのはすあまも、だ。
 すあまは大きく振りかぶって――薙いで――一気に収穫。
 そして音を立てながら食べるものだ。
 ……そうしていたらなんだか、きうりん達がすあまに対して怯えている気がする。なんでだろう。うーんうーん? まぁいいや、彼らが積極的じゃないなら、ピエロが攻撃仕掛けたらきうりん達も巻き込んで突き進もうっと!

「……本来ピエロと呼ばれるものは、笑わせるもの、笑われるもの。
 ピエロと名乗るあなたは――いずれなのでしょうか?」

 果たして誰を『笑顔にしたい』のか――どこかで聞いているであろうピエロに問うのはアメベニだ。蕭条を呑み込んだ大量の偽きうりんを掃討するように炎にて燃やし尽くせば、その動きはまるで舞いの如く。
 ――目立つでしょう、あなた方の舞台を蝕むこの舞は。
 ピエロのおどけた様子など塗りつぶしてしまう程に。
「あなたがいる舞台、私達も上がってみせますよ……そこからの眺めを、見せてくださいませ」
『――小娘が調子にのって上がる舞台を間違えておるわ。
 ここはワタクシの世界、ワタクシの舞台なのですよぉ!!』
 直後。まるで苛立たし気な声が響いたと思えば――アメベニを狙撃する閃光が放たれた。
 ――見えた。
 あそこにピエロがいる。少なくとも今、この瞬間は確かにあそこに!
「俺も誰も彼も命を賭けた甲斐はあったな。
 はは! 第二ラウンドといこうか! ――そら、そろそろかくれんぼは終わりだ!!」
 であればと、直後に動くのは天川だ。
 ――あの野郎。待ってやがれ。辿り着くのは俺でなくてもいい。誰かが辿り着ければそれでいい!
 確かな意思を瞳に宿し、彼は往く。
 邪魔する大樹の嘆きを切り裂き、偽きうりんの波を乗り越えて。
 戦場に可能な限り留まりながら――奴の首元へ!
「ああ――悔しいな。かくれんぼで負けちゃった……でもいいさ。
 一回戦だけで終わりだなんて決まりはない――今度はこっちが見つける番だよ」
 同時。じぇい君は気配を殺しながら――再度ピエロへと接近を試みる。
 感覚を研ぎ澄ませ、あのにやけた面の気配を探るのだ。
 ――仮に、このかくれんぼに強さというものがあるのなら、かくれんぼの強さは精神の強さだ。
 ピエロは凄い奴だと思うし、僕一人ではとても勝てる相手じゃない。きっと何度もやられてしまうだろう。
 けれど。
「僕も精神の強さでは負けてはいないよ」
 潜ってきた修羅場がある。生き延びてきた自負がある。
 ――ピエロ。君だけが絶対の立場にあるだなんて思わないことだ。
「バンビール! 先程のツッコミ役……見事であった。この戦いが終わり、貴殿が生きていたらローレットのツッコミ役として転職せぬか? なぁにローレットの扉はどんな者にも開かれておるよ!」
『ローレットは現実にしかないでしょうが、このわんわんころころめがッ!!』
 さすれば梨尾は半分ボケてツッコミを誘発させて奴の位置を再確認せんとする。
 逃さない。この機を逃してなるものか、必ず姿を掴む。
「……ピエロ…いや、バンビール。
 お前は道化の振る舞いを崩さないが……本当は何を思ってるンだ?」
 同時。更に追うのはヨハンナも同様に、だ。
 感覚を強化し、優れた三感を張り巡らせ――ピエロの痕跡を掴まんとする。
 放たれるビームがあらば、角度が違ったのかヨハンナの遥か右側が穿たれた。
 ――ピエロ。お前は何を想っている?
 この世界に。そして自分の命に。
(この『魔眼』で彼の本当の想いを知る事は出来るのだろうか──)
 深淵すら見通すこの目で、と……彼女は脳裏に一欠片の思慮を宿しながら進むものだ。
 白き仮面の下を、見据える為に。
「――人間だって意味はもって産まれりゃしませんよ。
 産まれて生きてる内に人との関わりで己に意味を見出すもんです。
 もしや他人から与えてもらえるモノだとでも、思っていらっしゃる?」
 そして――ピエロの姿勢に対して言葉を零すのは、黒子だ。
 ピエロは、ピエロ達はアリスやイノリに与して我々と戦っている。
 それが無意味?
「『彼ら』を失礼な言動はしねぇでもらえますかね?」
 ――まあ、それはそれ、これはこれ。
 目的を違えてナシがつかないんなら拳で、と行きましょうか。
 ピエロが崩壊させた伝承先遣隊に合流し、黒子は彼らを一端後ろの方へと導く。再合流を支援し――組織的抵抗を復活させるのだと。さすれば。
「おいクソピエロ!
 あんたはこの世界をただのデータだと、作られた世界だと言うのでしょうね!
 この世界は無意味だと、嗤っているのでしょうね! ――っざけんなよッ!!」
 ピエロに対して怒り狂っているのは――P.P.だ。
「この世界の人達には家族がいて、友がいて……皆、この世界を愛しているのよ!
 そういう人たちを私は知ってるわ!! ――アンタは知ってんの!!」
『けー! そんなの全部データデータデータの渦ですよん! 0と1なだーけー!』
「それが『分かってない』っつってんのよ!!」
 頭来たからぶちのめす。終焉獣らを押しのけて、必ず探し出して――ぶん殴ってやる。
「……さて。でも周りも潰さないと上手く進めない、か。
 ダリウスの対応の方に加勢しようかな――終焉獣たちも多いしね」
 そしてピエロに向かう流れを援護するようにスイッチは別方面へと。
 大樹の嘆き……のイデアやルフラン……いやゾフラン側はかなりいい圧が掛かっている様だ。ならば――後はダリウスの方も追い詰めようかと、スイッチは往く。
 ターゲットスコープ起動、照準合わせ、対BSコーティングよし。
「どいてもらおうか。未来の為にも、ね」
 可能性の分岐はきっとここにもあるのだと。
 狙い定めた一撃を――スコープ越しに叩き込んでやった。
「――終焉獣ってのはこんなものか? 思ったよりも拍子抜けだな」
 次いで、スイッチと同様に終焉獣へと圧を駆けるのは――♱✧REⅠNA✧♱だ。
 彼女の脳裏には一つの唄が零れている。

 太陽が墜ちるとするならば。
 こういう日を言うのだろうね。
 世界は黄昏へと向かっている。
 箱庭でかつて「キミ」が成し遂げようとしたように。
 ――懐かしいね。
 また黒い太陽でも浮かべてみるかい?
 女王様?

(……巫山戯るな)

 オレはレジーナでここじゃREⅠNAだ。
 それ以上でもそれ以外でもねぇ。
 黄昏を謳うのなら。
 敵に呪詛のひとつも飛ばしてみろ。
 ――それは幻聴か。それとも彼女の魂に響く『ナニカ』か。
 振り払うように彼女は撃を成す。
 時によっては立場は逆だったかもしれない存在に――ほんの少しだけ思いを抱きながら。
「ピーエロちゃーん! どこっすか! お人形遊びばっかりじゃ飽きるっすよ!
 ピエロならお客さんは楽しませるものじゃないんすか? お喋りもしたいっす!」
「高みの見物ばっかりしてんのはピエロ失格じゃねーか?
 いいかげん、そろそろ直接殴らせろよな!!」
 そして多くの者らの攻勢の果てに――遂に敵の軍勢の群れに穴が出来る。
 そこに飛び込んだのがリュートやルージュだ。
 挑発するように。そろそろお前本人が出てこいと言うように。
 ――ピエロが隠れ続けていたのは只管に時間稼ぎの為。ピエロにとってはベヒーモスがこの国境線に到着すれば勝ちなのだから、無限に復活してくるイレギュラーズをわざわざマトモに相手取ってやる必要はないと考えていたのだ。
(……しかし、これはちとまずいかもですねぇ)
 が。想像以上にピエロを探してくるイレギュラーズ側の攻勢に、ピエロも思考する。
 バグ・エネミーの軍勢はまだ多くいる。
 ――ならばこの数の優位があるうちに自分も出て奴らを叩き潰すべきかと。
 何度も何度も殺して殺してすり潰して差し上げて。
 心を壊して勢いを削ぐのも――手かと。
 故に。

「んっ、いいで・Show! そんなに私と会いたいなら――遊んで差し上げますヨォ!」

 奴は出撃する。光の下へ。
 瞬間。響いた声は――イレギュラーズのすぐ近く。
 突如として終焉獣らの影から現れたピエロが放ったのは巨大な閃光だ。
 イレギュラーズを呑み込み、多くを消し飛ばさんとする程の威力――
「み~つけた~!」
 だが、じぇい君は恐れない。
 それよりも遂に見つけたピエロの存在に――タッチできると感慨深いものだ。

■戦況報告……
※ピエロのバンビールの正確な位置が遂に判明しました!!
※情報が更新されています。少々お待ちください……

成否

成功

状態異常
アイ(p3x000277)[死亡]
屋上の約束
リュート(p3x000684)[死亡]
竜は誓約を違えず
じぇい君(p3x001103)[死亡]
オオカミ少年
蕭条(p3x001262)[死亡]
叩いて直せ!
アルヴ(p3x001964)[死亡]
分岐点の別の道
P.P.(p3x004937)[死亡]
いとしき声
アメベニ(p3x008287)[死亡]
戦火よ舞え
ルージュ(p3x009532)[死亡]
絶対妹黙示録

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