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ギルドスレッド

美少女道場

【光市】ミラクルバンジージャンプ【交換】

●あそびかた●
咲花・百合華(p3p011239)にレリック以上のアイテム1つだけを送付します。
このスレッドでバンジージャンプするRPをします。
ランダムに別のレリック以上のアイテムが送付されてきます。

※注意
レアリティはレリック以上だけど、なにがかえってくるかわからないよ!
旬のレリック流して初期レリックが来ても泣かないようにしようね!

==================================

お初にお目にかかります。咲花・百合華です。
百合子亡き後、新たにこの土地の管理者となりました。

我ら種族美少女にとって所縁なき世界とはいえ、百合子は美少女の中の美少女。
本来であれば葬儀に奴隷1000人、敵将の首100個は副葬品としてほしい所ですが私も混沌の秩序を脅かすのは本意ではありません。
ここは百合子が大切に思っていた皆様の悲鳴を響かせて、それを手向けとしたく思います。
美少女領が見渡せる地にバンジージャンプ台を用意いたしましたのでご自由にお飛びください。

尚、レリック以上のアイテムを抱いて飛ばれると、いつの間にか別のアイテムに変わる様にしておきました。
ちょっとしたおみくじ要素としてお楽しみくださいませ。

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次鋒長谷部朋子、飛びます!!!
美少女よ永遠なれ~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!
……こんなに広かったんだな? いや、うん。世話になったし飛ぼうkーーあっ待った押さな、ぐわーーーーーっっっっ!!!!!!!!
あのあのあのあのこれこれこれこれちぎれませんよね長すぎて地面に当たったりしませんよね
手向けってもうちょっとこうしめっぽかったり穏やかだったりするもんだとおもうんですけああぁぁあぁあぁあぁ!!!!!!!
例え地に墜ちようがこのHP鎧さえあれば──

いざ、さらば
百合子、お前の勇姿は見届けた。

だから俺の勇姿も見届けてくれアイ・キャン・フラァァァァ──(途切れる声)
あゝ、貴方の面影を見て
それでも前を向こうと決めてしまったの。
弔いの代わりになるかは分からないけど、
せめて谷間に響く絶叫だけでも、
弔辞の代わりと致しましょう。

――それでは歌っていただきましょう
美少女岬
(突き落とされる確ロ
(なんかフェードアウトしながら流れ出す架空の美少女演歌
月刊美少女文芸の占いコーナーに「ラッキースポットはバンジー」って書いてあったのよ。
だから私!飛びまぁす!!
3、2、あっまってそういえば朝まで飲んでてーー



ヴヴゥオア゛ッ
テレッテッテテレッテー テレッテレテレッテー♪
ティウンティウン
どわあああぁぁぁああぁぅぇあぁぁぁぁ!!!!!(落下
恐怖に抗って翼を閉じたままにする事への精神的負担が予想以上なのだわぁー!!

びゃああぁぁああああぅぇああああちくしょうー!!!!(重力加速度
こんな時まで穏やかキャラ保っていられるわけないでしょー!!!!!
今日は墜ちるにはいい日です。
ぴょーん。
うわー高-い。高い所って綺麗だよね。

それじゃあ色んな気持ちと共に、私の声よ届け―!
青雲!それは!君が見た光ィィィィィィィィィィ↓↓↓↓(ロープが伸び切る)

幸せのォォォォ↑↑↑(ロープが縮む)

青い雲ォォォォォォ↓↓↓(再びロープが伸びる)
んえー……私こういうのガラじゃないんスけどー……
そも、空挺経験者だから面白みないって……

……百合子氏の霊前かぁ。

装具、ヨイカ。ナシ。
エントリィィィィィィィィィ!
(助走をつけて飛び込んでいった)
たまに飛んでるしこれぐらいは余裕だぜっ!

って言おうと思ったけど高いッッ!!
それでもここで引き返すわけにはいかないんだっ!
うぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぁぁぁぁ
継いで、継がれて…か。少し遅くなってすまない。

それじゃあ、踏み出して行こうか!
(何の気負いもなく踏み出す一歩)
(シュルシュルとロープだけがその場で下に落ちていく)
(ロープが伸び切った時「……ァァァァァァ!!!」と絶叫が聞こえた)
ふっ、祭り事じゃ!!やらねば漢が廃るぜよ!
ひゃっほぉぉぉぉ!ばんじぃー!!
奴隷1000人、敵将の首100個には全然足りねぇかもだし…
た、高いの苦手だが!飛ぶぞ!!!
俺は出来る…!!!
(ぎゅっと目を瞑り、「アイキャンフライ!!!」と叫びながら一歩踏み出し)
この、叫び…美少女殿まで届けぇえ!!!!
このオウェード!このバンジーで飛び込んでいくワイ!
鎧は…別に着ても別に良いじゃろう!

さておき、ではッ!(ピョン)
チャオ! ひやっほぉぉぉぉう! (後ろ向きに大の字ジャンプ)
とととと飛びまあす……!!
えっ高い……!!ぶるぶる。竜種の背に乗って飛んでると思えばだいじょうぶ……だいじょうぶかなあ??
ていやっ……

あああああああぁぁぁあああぁあ〜〜〜〜〜〜〜!!!(びよんびよん)
地面は必殺持ってるけどここには紐があるしな、死ぬことはない。

そう。我は必殺以外では死なないからな

……うん。別に怖がってる訳じゃないから後ろ立たないでもらっていい?

いやだからさ、あの、待って、まっ、それは、や、ぁ、ァァァァァ──────ッッッ!!!
……この、高い所から……飛ぶ、したら良いん……だね?
まずは、えと。準備……して、から。(変化Ⅱのスキルを用いて翼を仕舞いこみ)
ん。それじゃ……飛んで、みよう。

……えいっ。
(徐ろに傘を取り出して広げ、散歩にでも行くかのように踏み出し)

ゆ(落ちた)
南無三!!
(勢いよく飛び出し、そして落下)
航空猟兵故に、飛ぶのは慣れている。
どんな空でも俺の物だ……(自然落下)
飛ぼう。飛ぼう。
たとえそれが私にとって恐怖ある行動だとしても。一歩蹴れば良いだけだ。

(一瞬目を瞑り躊躇する姿勢を見せた後、思いっきり床を蹴りつけ跳躍。のち落下)
だいじょうぶよぉ!!!そらは!ともだち、ともだちのはず!!よぉ!!!!
しんじてるぅぅぅぅううう……(落下
……本来なら、黄金の百合で鎮魂曲を送るべきだろうけども、
飛びながら鎮魂曲は……難しいよなあ……つーわけで、

ウオーーーーーーーーーーーーッ!!!!!(落下)
死者への手向けとしてはおかしくない?え、おかしくないん?みんなこんな感じだから気にしなくていいとかそーゆうあれ????………えぇい此れが手向けになるならば!死ななきゃセーフ師匠の修行の方が………マシ!!!!


って事で飛ぶ、飛ぶから待て心の準備をくれえ、いらないそーゆうの?いや待て深呼吸させああああああああああああああああああああああああああ其れはンそくぁアアアアアあああああああああああああああ!?!?!?!!?!?!


(ひゅぅぅぅーーーー!!!!)
高いところから飛ぶのは怖い。恐怖に立ち向かうのが勇者ではあるからこそ、もちろんもってこいと言えるのだけど、心臓はドキドキするし、息も浅くなる。この恐怖と悲鳴が百合子さんへの手向けになるんだよね? その前に祈らせてもらって良い? 手向けということであるなら、故人への祈りを捧げてから飛ぶのが個人的に良いと思ったからね。お願いするよ。

「スゥー、ハァ-!? きゃああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!(目を閉じて、深呼吸を3回。百合子さんへの感謝を捧げ......? 背中を押されたね。飛んでるね息を吸った口から悲鳴がきゃああああああ!! って出てるね! 悲鳴も手向けなら出さないとだもんね! ええと、ええと、お世話になりました! ありがとうございました! 大戦果でした! その魂が安らかであることを祈ります! あっあああああああああああああああああ!!!!)」
飛び上がれ、飛び上がれ、おれ……!
(荒ぶるヤツェクのポーズ!)
(とんだ!)
‌ ヘ○ヘ
   |∧ 
  /

<ヘレナアアアアアアアアアアア(絶叫)
咲きほこる花は散るからこそに美しい、散った花片は後は土へと遷るだけ  ――――と。

個人的には宝石の美しさも嫌いではないのですが、高所からの落下こういうときに関しては花片のほうが良いですねえ全く。

ええと、そぉーーーれ!(叫びながら落下)
ほむほむ。バンジージャンプ。
こういう時はやはり、一度は参加せねば不作法というもの。
華麗に飛び立ってみせますの。

では、コャ~~~~~~~~~~~~~~~~!!
(フォックス空中三回転半捻り)
コャ~~~~~~~~~~~~~~~~!?
いかなる高所であろうとも、見えなければどうという事はありません。
ちょっと吹き上げる風が強くないかとか、地上を流れる川のせせらぎが遠すぎないかとか
視覚以外から来る情報が些か剣呑であるようにも思えますが、それはそれ。
あっ、見えないという事はつまりいつ落されるか分からなあーーーーーーーーーーーーーーーーれーーーーーーーーー(フェードアウトする声)
百合子さん…本当にすごい人だよ。
だから…僕がここで(バンジージャンプに)ひるむ訳にはいかない!
いや実は飛行なしパラシュートなしで跳ぶの怖いけどね!
高所から跳んだ経験はあるけどあの時はパラシュートあったし!

さて、そろそろ飛ぼうかな…飛ぼうかな…飛ぼ…
あっごめんなさい伊達眼鏡預けさせて、ってあああああああ!!
皆は飛ぶ前に、というかバンジージャンプなどに行く前に
ちゃんと眼鏡や貴重品などをロッカーなどに預けておこうねぇぇぇぇぇぇ!!
どうかこれが手向けになりますようにぃぃぃぃいややっぱり怖いああああああああ!!
(伊達眼鏡を飛ばないように必死に両手で抑えながらフェードアウトしていく)
……なるほど、俺達の悲鳴が手向けか。
よかろう、彼女には俺も世話になった。

Wasshoぉぉあああーーーーー!
(眼下の絶壁を見下ろせば、吹き上がる風がちろりと体を撫ぜる)
(煌々と燃え盛る炎が勢いを増せど、今の己は___ただ、この風が空虚に吹き抜けていく様な錯覚すら覚える独特の喪失感が少なからず存在していた)

(また一人…雄叫びとも、悲鳴とも付かぬ鬨の声を上げて飛び降りて行く、___鎮魂儀式「蛮 地 威 跳 躍バンジージャンプ」。美少女の種族特性とテクノロジーにはいつも驚かされるばかりだ。どうやってレリックアイテムが変わるのか。よもや空中で高速移動して摩り替えているのか?それともその時不思議なことが起こっているのか?謎は尽きない)
(そう強引に流れに目を向けようとも、心に去来する一抹の物寂しさは拭えないのであった)

(___死の事実を受け入れるのは簡単)
(一人が運命に選ばれ…本懐を果たし、旅立った)
(___そう片付けてしまえばいつもの事だ)

(覆し様も無い運命を、まるで荒波を乗りこなす様に「彼ら」は往く。その果てに時折とびっきりの奇跡を引き起こして、笑って現世を去る___それに余人が如何なる詞を投げかけようとも、また「それでも」自分はそうしたかったと語るのだろう)

特異運命座標イレギュラーズに在りて、その一員足れず。世界そのものを愛せず、心の底から彼らの一員とは言い難い己には、理解し難く___何処までも眩しきその道)
(深く世界に関わる事無く、ただ気まぐれに刃を振るう道とは交わらぬ、英雄譚)

(___世界は己を置き去りに、時の廻りは何時を以てしても目まぐるしい。ふと目を離した合間にいつかの「花」は既に聲も容も彼方へ去った後だった)

(___悲しむべきなのだろうか?悼むべきなのだろうか?名前も付けようの無い感情が廻り暴れ、此処に来るまでも長い時間がかかった)

(だが、それは「悩み」や「苦しみ」、「惜しみ」、「悔やむ」という「情動」が「システム」として必要とされていないが故のスタンスであった)
(戦いで負ければ確かにそれは恥である。己は何時の日か「最強」である事を証明しなければならない。その為に、「敗北」をそのままにしておく事は何よりの瑕疵となる)
(ゆえに、悔やみこそしないが汚名の返上には躍起になる。己はそういう「機構」であると理解している___だが、これは)
(全てを焼き尽くすべく、燃え滾る炎で身を覆っても、己の内面からは最も遠いもの____ある日に「熱」を与えてくれた一人との別離である。戦いの敗北とは異なるもの)

(世界の正常なサイクルを運行する為に、生命全体のバランスとも言える死を司る)
(「より善き世界の神」となる為に、鎬を削り合い、不死同士で研鑽を重ねる___)

(___そういったものであっても、出自ゆえに「誰かの死」など見慣れたものだとしても。心の底から「慣れる」という「感覚」に浸れた事はない。寧ろより大きく、重く、蓄積する様に。己自身から最も遠いからこそ___限りない「滾り」を感じさせた好敵手との「別れ」は、「様々な感情」を己の中に作り上げるには十分な話だった)

(___永劫の別離とは残響を伴って刻まれる。まるで鳴らした鐘が余韻を引くように、水面に起こした波紋が限りなく伝わるように)

(「彼女」との間柄はシンプルな様でいて複雑なものだ。尤も、それは「自分の側」から見ての話だ。彼女がどう思っていたかは知る由もない)

(___根底には、たった一つの誓いがあった)
(___決闘。呪わしき混沌肯定の軛に繋がれた煩わしさを、ほんの少し癒してくれた希望)
(あまつさえ、好敵手など!得難きその詞、成長儘成らぬ己が幾度固辞しても、その度に彼女は「笑っていた」)

(そしてついにはその称号を己も容れる事となった。当然、いつか「本当に好敵手として並び立つ」べく雌雄を決する戦いを切望した。千、万、那由他をも超える手数と威力をぶつけ合う、あの日の隣り合った夢の如くに)

(___確かに、疑い様も無く。咲花百合子は己にとって「花」たる存在であったのだ)
(あの日も楽しかった、この日も楽しかった、と幾つも小さく微かな日々の一瞬が心に去来する。ともすれば何時かは戦いが傍らにあるというのに…ただ、祭りの場で「舞う」事すらも楽しいと思えたのは、きっと)
(憎しみ合う怨敵でも、ただ塵殺する命の一粒でもなく…混沌で無ければ出会えなかった、「好敵手」___だったから)

(だからこそ、本気で戦う時を切望していた。「十全に整えて挑む」のは戦いの常道ではあるが、挑みたいと思う心には様々なものが追いつかなかった)

(歩み、走り、登り___目指す頂から時折振り返っては、誘う様に笑う)
(様々なものを施して貰ったのも、期待の現われだったと語るのは…些か過分だろうか)

(___歩みは、あまりにも遅すぎた)

(いつか、いつかと願い続け、口にし続け、夢見た「それ」は、もう手が届かない)
(再び吹く風が、ふと漏らした溜息をも攫った)
(轟音を立てて、四股を踏む。___誰もいない、終わり際を選んだのはこの為でもある)
(大地が暴虐に戦慄き響き、胡乱な靄の掛かった心が冷静になる)

「シュウウゥウゥゥゥ____」
(___拳を掲げ、裂帛の気迫を解き放てばそれ即ち___風をも押し退ける闘気となる)

(混沌の気に当てられて、惰弱な陰気に染まり往く心ごと身を焼き清める)
(荒れ狂い、昂る炎を拳に集め、ぐしゃりと身の「毒」ごと握り焼き潰す)

(___死が何だと言うのだ)
(___こちとら戮神である。命の汚穢を正し、世界を本来あるべき正しいサイクルへと導く為に造られた神である。「完成し得ない理想郷」を完成させる為の作り手である)
(死せば二度と会えぬ、その道理をも撃ち破れずして常識に囚われる事は、何よりの惰弱)

(神としての視座からすれば___領分を大いに超えた行為であり、褒められた行為ではない)
(だが、それでも此の侭忘れゆけるほど___己は賢しくは無い)
(これから先、果てしない時を在り続けるであろう己。百合子に留まらず、数多の世界を廻り、好敵手が生まれ、またこうして別れを経験する事になるだろう。事実、これまでもそうだった)

(___叶わぬ夢を見る事は果てしなく愚かで、惨めにも映るかもしれない)
(この世界の理に繋がれている限り、最も強い者となる事も愚かな大望と言える)
(あまりにもか細く、芽を出すのが精々だった縁を、どれだけ後生大事に抱えているのか。誰もがいずれは「そんなことも…」とやがて思い出せすらしない、本当に微かな瞬間)
(それらの一つ一つを心に留め、己は「心火」を燃やす)
(彼女もまた、確かな「滾り」を己に刻んで行った。大した礼も言えず、返す事も出来ず、ただ曖昧な約束で走るしか無かったこの道を、誓ったからには進み続けるしかない。だからこそ)

(___決して叶わぬ夢も、見てはいけないという事は無い)

(___覚悟は決まった。脚に紐を巻き付け、いざ挑むは鎮魂の儀式)

(全身の出力をフル稼働させて炎に包まれ、その身は太陽の如く。今日だけは大爆発も自重しておこう。どうかこの一瞬、彼の世まで届かせてみせよう)

「___見ていろ、覚えていろ、待っていろ___咲花百合子」
(あまりにも傲慢で、ついぞ成し得なかったライバルとしては分不相応。神を名乗るからには、大言壮語を吐いてこそ自分の存在を刻み込めるものなのだ)

(「未だ此方には来るで無いぞ」)

(あの瞬間、遠く離れていた筈なのに)
(それとも今この瞬間に風がそう告げたのを聞いたのか)
(何時聞いたとも知れない、聞いていないかもしれない詞)
(明け方の鳥の囀りと共に今度こそ炎の中に刻まれた)

___ウオオオオオォォォォーーーッ!!!
(悲鳴ではないけれど、相も変わらず宗旨から逸脱したけれど。手向ける想いは何処までも強く。神にして竜たる戦士の咆哮が、三千世界に響けとばかりに解き放たれる)

(美少女領に響き渡り、数多の国家と大地を超えて、この混沌すらも震わせよ。そして、それを「彼女」が欠片でも聞き届けてくれたなら。きっと伝わる、また縁が出来る)
(そう願って、美少女領を一望しながら空中へ飛び立って行った)

__________________________________

遠い何時か、同じ世界に現れる奇跡があったならば。

それは「互いに姿形も違う」存在となるかもしれない。
それは「刃を交え、武を競う」戦いでは無いかもしれない。
それは「永劫に果たされる事の無い」運命かもしれない。

___でも、きっとまた「どんちゃん騒ぎ」は出来る。
商品が無くても(そりゃああった方が嬉しいけど)
遊び、笑って、もっと何でも無い様な日をも楽しみたい。

だから此の先は自分で歩いて確かめに行こう。
____そして、いつかきっとまた時の果て、出会った日には。
どうか快活に笑ってくれ。己が知っている様に、全く知らない素振で。
最初から縁をまた始めよう!
また逢う日まで____我が永遠の好敵手よ!!
……待たせたな、百合子。
(この行事の事は、最初から耳にしていた)
(本当だったら、誰よりも先に来たかった

考えるより先に飛び込みたかった
己が勇姿を見せたかった
百合子への最大限の手向けをしたかった
この飛び込みの一番を誰にも譲りたくなかった

けれど、結局はそうしなかった)
……
(何かが渦巻いていた。言葉にできない、何かが自分の足を引き止めていた)
(何かを恐れているのだろうか、後ろめたさを感じていたのだろうか)
(自分は百合子が散ったあの時、何も知らなかった。何もできなかった)
(蒼穹の竜と10人の特異運命座標が戦っていた時。

自分は何も知らなかった。いつもの様に呑気にマッチョだプリンだと騒いでいた
何もできなかった。己は一番だ強いんだと言っておきながら、できる事は何もなかった。
あまりにも無知だった。もし知っていたと仮定して、打てる手は何も思いつかなった。

自分があの時、百合子を助けられる『もしも』はどう足掻こうと無かった)

(その事が自分を引き止めていたのか。そんな自分にここにくる資格はあるのかと、心のどこかで自分を縛り付けているのかと。そんな風に思っていた)
……本当にバカだな、オレは。
(思っていたが、それじゃないと気づいた)
(後ろめたさはあるが、それは本当の理由じゃない。そんな事で足を止めてはそれこそあいつに顔向けできない。何よりアイツに失礼だ!)

(ここに来れなかった本当の理由、それは恐怖だ。恐れていたからだ)
(これが、になってしまうんじゃないかと)
(これを飛んだら。それで持って、百合子との繋がりが切れて。本当にもう会えなくなるんじゃないかと)
(それが怖くて、来れなかった。飛べなかったんだと。やっと、分かった)
……百合子。オレは、もう一度お前に挑戦する為に。今、ここに来た。
(お前と競い合った事は何度あっただろうか。その内明確に勝利した事は何だっただろうか。
いつから、その事を意識し始めたのだったか)

(どれも、今の自分には明確じゃない。それでも、確かに分かってる事が一つ)
(このまま勝ち逃げなんてされてたまるか。オレはまだ負けっぱなしなんだ。このまま燻っててなるものか、勝負の土台にすら立てないなんて死んでも嫌だ)

(機械仕掛けのオレに、心はあっても魂なんてあるかはわからない。盲目的に『ある!』なんて、もう今のオレには言えない)
(けど、お前にはあるだろう。ないはずがないだろう。そしてこのまま成仏して天国でいつまでも幸せに、なんてヤツじゃないだろう)
(お前は絶対にまた降りてくる。やりたい事をやりに欲しい物を取りにまた走るために降りてくる)
(そうしたお前を、オレは絶対に見つける)
(何年後だろうとこの記憶を洗い流して別人になってようとこの世界でだろうと故郷の世界でだろうと全く知らない別の世界にいっていようと)
(絶対、絶対絶対見つけ出す。転生が確かじゃないこの身を、生きて生きて生きて何千何万年かかろうと生き抜いて見つける)
(こっちに寿命はないんだ。オレが死ぬ以外にオレの負けはない)

(オレが倒れるのが先か、お前が見つかるが先か)
勝負だ、百合子。

──今度は、絶対に勝つからな!






──ぐはああああああああああああ!?
『そうして、1人で飛んだ彼に』
『紐をつけ忘れてるよと、言ってあげられる者はいなかった』

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