暗い闇の中にあって、法を求める者こそ、その扉を潜り抜けよ。 今は誰も祈る事すらしなくなった廃教会。

その地下深く──誰からの侵入をも拒む様な雰囲気を醸し出す巨大な扉が存在した。
巧妙に隠された地下への入り口。光の刺さない道にあなたは好奇心か、或いは警戒か。
何かの気持ちを抱いてその場に至ったに違いない。
左右には巨大な獅子の像、扉には絡み合う蛇の意匠が施されている。

あなたがその扉を開くのならば、巨大な円卓が置かれた部屋がそこに存在するだろう。
円卓に並んだ椅子は全てで13席。
扉の対面に当たる13番目の席に一人の男が座している。

どうやらこの場の主は彼らしい。
こちらを警戒するでもなく、歓迎をしている雰囲気でもないが……さて、どうしようか？

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