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シナリオ詳細

<祓い屋>綻刃を負い

冒険中

参加者 : 30 人

冒険中です。結果をお待ちください。

オープニング


 雪がゆっくりと掌に落ちてくる。
 空は青くて雪なんて降りそうに無い天気なのに白い妖精は落ちてきていた。
 だから、余計に思い知るのだ。
 あの空は紛い物で、この雪は天候管理システムが壊れていることに。

「今日で三が日も終わりだね」
 燈堂家の和リビングで視線を上げれば、『祓い屋』燈堂 暁月(p3n000175)と目が合った。
「書き初めはした? そこに残ってるから書いとくといい」
 暁月が指差した方を見遣れば、アーマデル・アル・アマル(p3p008599)が『護蛇』白銀と一緒に文字を書いている。真剣な表情でアーマデルは墨を乗せる。
「おい、暁月年賀状置いとくぞ」
「ありがとう黒曜」
 暁月は年賀状を『番犬』黒曜から受け取り机の上に広げた。黒曜と眞田(p3p008414)はその様子を何気なく見つめる。
「今年は寒中見舞いが多いね」
「……そうだね」
 眞田が年賀状に視線を落すと、少し色彩を押さえた寒中見舞いが多いように見えた。

 ここは希望ヶ浜。練達国、再現性東京の一区画。
 無辜なる混沌というファンタジーな世界に目を瞑り、慣れ親しんだ光景を忘れられない人達の揺り籠がこの希望ヶ浜だ。
 巨大なビル群を縫うように電車が走り、スマートフォンでネットを見る。そんな『いつも通り』を求めた彼等にとっての『日常』に亀裂が入ったのは秋頃の事だ。
 練達国そのものとも言えるマザーの不調。脅かされる日常。未曾有の災害として定められた事件。
 目を瞑っているだけでは無視出来ない程の恐怖が希望ヶ浜の人々を襲ったのだ。
 それを機にこの場所は『――再現性東京202X:希望ヶ浜』とフェーズを進めた。
「寒中見舞いを送って来たということは、それなりに被害もあったって事ですからね」
 年賀状の一枚を手にした『掃除屋』燈堂 廻(p3n000160)が虎のイラストを撫でる。
「……お茶入れますね! 牡丹さんが作ったおせちもありますから」
 少ししんみりした空気を和らげようと時尾 鈴(p3p009655)が立ち上がった。

「樽酒って、いいわよね」
 テーブルの上に並んだ料理と樽から継いだお酒をあおるのはアーリア・スピリッツ(p3p004400)だ。
 髪の色が日本酒の色に薄まり透明感が出ている。
「だが、木の匂いが強すぎて料理酒には向かない感じがするな。それにこんなに大量にあって、飲みきれるのか?」
 浅蔵 竜真(p3p008541)は樽酒の香りを吸い込んだあと、廻に視線を向けた。
「廻、飲み過ぎるなよ」
「そんな、お正月からいっぱいは飲みませんよぉ。信用ないなぁ」
「おめでたい席ですから、少しぐらいは飲んでも大丈夫ですよ。飲み過ぎないように俺が見てますし」
 ラクリマ・イース(p3p004247)が自分と廻の杯に日本酒を注ぐ。
「そうだよぉ。私も見てるから」
 廻の日本酒の隣にチェイサーの水を置いたシルキィ(p3p008115)に竜真は方を竦めた。
「まあ、どうしても余ったら無限廻廊に流すから大丈夫!」
 暁月が元気よく。親指を立てて胸を張った。
「そのようなものを、無限廻廊に入れないで下さい。ご主人」
「おや、黒夢も帰って来てたのか」
 魔法使い然とした二足歩行の黒猫が笹木 花丸(p3p008689)を伴って和リビングに入って来る。
「玄関で会いまして。お連れしました」
「いらっしゃい花丸君。ゆっくりしていってくれたまえ」
「ありがとう暁月先生!」
 にっこりと笑った花丸の声がリビングに響いた。

「そういえば、初詣はした?」
「あー、まだだな」
 暁月は親友の雑賀 才蔵(p3p009175)へと振り返る。
「まだしてないなら、そこに牡丹がいるから拝んどくといい」
「何なのじゃ!?」
 暁月に話しを振られた『守狐』牡丹が眉を吊り上げた。
「牡丹は所謂、御稲荷さんだからね。こう手を合わせて……こんこん、にゃーん」
 こてりと首を傾げた祝音・猫乃見・来探(p3p009413)が膝に乗せた白雪の手を取って一緒に拝む。
「にゃーん?」
「やめい、やめい。妾を拝むなら初詣でも行ってくるのじゃ」
 牡丹の声に狐耳をピンと立てた周藤日向は隣のすみれ(p3p009752)を見上げた。
「ねえ、すみれ。初詣だって! 一緒に行かない?」
「そうですね。日向様。行ってみましょうか」
 すみれの声にハンス・キングスレー(p3p008418)が青い瞳を瞬かせる。
「初詣か……」
「行ってみる?」
 ハンスの隣にやってきた眞田が顔を覗き込んで。
 人混みは苦手だけれど、彼が誘ってくれるのならば行ってみようかとハンスは立ち上がった。
 眞田達に続き、和リビングを出て行くのは『刃魔』澄原 龍成(p3n000215)とボディ・ダクレ(p3p008384)だ。
「お前、その格好で行くの? 虎耳巫女?」
 ボディは雛菊姿。それも布面積が少ない感じの巫女服の裾を摘まんだ。
「変ですか?」
「いや、可愛いけど、寒いからコートは着ろ」
 男性用のコートをすっぽりと羽織り、龍成の後をついていくボディ。


「――お邪魔します」
「きゃっきゃ!」
 玄関から聞こえて来た声に暁月が顔を上げる。
 迎えに行った白銀と共に和リビングに入って来たのは暁月の従兄弟『深道和輝』とその子供『正輝』だ。
「あけましておめでとう、暁月」
「ああ、おめでとう和輝。正輝も……大きくなったなぁ」
「あーちょ」
 正輝を抱き上げて微笑む暁月にヴェルグリーズ(p3p008566)は目を瞠る。普段はそれ程表情を崩さない暁月が幸せなものに触れた時みたいな顔をしたのだ。きっと、暁月にとって彼等は『幸せの象徴』なのだろう。
 畳に降ろされた正輝はしっかりした足取りでイーハトーヴ・アーケイディアン(p3p006934)へと近づき、彼が抱きかかえているオフィーリアにぺこりと頭を下げた。
「こんにちは」
「ちゃー」
 その光景を微笑ましく見つめるメイメイ・ルー(p3p004460)は自然と頬が綻ぶのを感じる。次に正輝が走り出した先に居たのはエル・エ・ルーエ(p3p008216)だ。膝の上に乗ってご満悦の様子にエルも同じように笑みを浮かべる。
「おやおや、正輝はお客様にべったりなの?」
 優しげな声が和リビングに響き、品のある出で立ちの老婆が笑顔を見せた。
「御婆様も来てくれたんですね。お久しぶりです」
「ええ。暁月さんお久しぶりね。白銀様に粗相の無いようにしていらっしゃる?」
「勿論ですよ。御婆様」
 深道にとって力を持つ白蛇である白銀は尊ぶ存在。故に、深道の実権を握る一人である『深道佐智子』は白銀を敬っている。
「暁月さん、私達は暫くここに滞在します」
「分かりました。百花園の方の離れをお使いください。御婆様は花が好きでしょう?」
「ええ、そうさせて貰うわ」
 佐智子は暁月を探るような目で見つめた。
 暁月の精神不安を見極める為に、佐智子達はやってきたのだ。

 深道本家の座敷での会話を佐智子は思い出す。
「――最近、暁月さんの様子がおかしいと報告が上がっているのだけれど」
「そのようですね御婆様」
 佐智子の言葉に和輝が頷いた。
 一年ほど前から徐々に無限廻廊の綻びが見え始め、ここの所更に進行しているのだという。
「原因は何なのでしょう」
 燈堂の地下に奉られている真性怪異『繰切』を封じている『無限廻廊』。それが壊れる事があれば深道三家は滅んでしまうと言い伝えられている。
 だから、封呪の鍵となる妖刀『無限廻廊』を宿らせ、守り手として置くのだ。
 地と血。双方の無限廻廊が合わさる事で強固な結界として機能するはずのもの。
 それが解け掛かっているのは、どうしてなのか。
「調査して原因を突き止め、それを排除しなければなりませんね」
 深道三家に連なる数千の命を守るのが使命。されど、可愛い孫を心配する気持ちも大きいのだ。

「僕はその原因を知ってるかも」
「葛城先生。いらっしゃってたんですか」
 パンダのフードを被った『葛城・春泥』が佐智子と和輝の会話に割って入る。
 彼女は電子生命体の定着実験エーテルコード2.0に貢献した研究員だといわれている。それ以前から相談役として深道に出入りしているのだ。
「先生、原因とは?」
「燈堂には養子が居るじゃない? 『廻』だっけ。あの子のせいなんじゃないかなって思うよ。この前、ちょっと調べたんだよね」
 ROOからログアウト不可になっていた恋屍・愛無 (p3p007296)を調べていた時に『偶然』見つけたのだと春泥は語る。
「朝比奈達にも僕から教えてあげるよ」
 にっこりと笑った春泥に佐智子はお願いしますと頭を下げた。
 春泥には底知れぬ不気味さがあるが、無限廻廊の綻びが防げるのなら目を瞑るしかない。

「私達も燈堂へ赴き、見極めましょう」
 一族とその周辺に住まう人々の命を守る大儀。
 何にも替えられない使命の為。
 佐智子は険しい顔で、気を張り詰めていた。


「暁月先生、新年早々、ご足労申し訳ありません」
「いえ、大丈夫ですよ。理愛先生」
 暁月は黒髪を揺らす九尾・理愛――リア・クォーツ(p3p004937)に笑顔を見せる。
 ここは希望ヶ浜学園の職員室。
 新年早々故に、一般の教職員は不在だった。

 燈堂暁月、リア・クォーツは希望ヶ浜学園の教師としての責務を果たす為にこの場所に集まっていた。
「状況は分かりますか? 理愛先生」
「はい。現在、この希望ヶ浜学園には多数の被災者が寝泊まりしています。慣れない避難生活で不安な思いを抱えている方も大勢居ますね」
「なるほどね。だから、夜妖が現れたと」
 暁月の言葉にリアが険しい表情で頷く。
 現れたのは悪性怪異<夜妖>『黒闇鴉』だ。鴉の形をした夜妖が人間に取り憑いて生気を吸い取ってしまうというもの。それ自体はよくある夜妖だが、練達の情勢不安が増殖に拍車を掛けているらしい。
「夜妖は人々が不安に思う心からも発生するからね」
「はい。先んじて、咲々宮先生に戦場へ向かって貰ってます……おや、暁月先生その後ろの方達は?」
 暁月の後ろから自分の事をじっと見つめる少女を指差すリア。
「あー、私の妹の深道朝比奈と、弟の周藤夜見だ。付いてくると聞かなくてね」
 頭を掻く暁月にリアは溜息を吐いた。
 学園とはいえ、もう一般の生徒は居ない。間怠っこしい敬語も面倒くさい。
「……戦力になるの? 遊びじゃないのよ」
「何よ、自分の身ぐらい自分で守れるわ」
「自分の身を守れるだけじゃ、足手まといなのよ。危険なの、分かる?」
 リアの冷静な言葉に朝比奈は唇を噛む。戦場が危険な事は重々承知しているが自分達が燈堂に来た理由を考えれば暁月から離れる事は、何かを取り損ねてしまうような気がしてならないのだ。
 葛城・春泥は言っていた。暁月の精神不安は『獏馬』のせいだと。
 それを排除しなければ、無限廻廊は綻んでしまう。暁月が壊れてしまう。
 だから、暁月の傍に居て調べ無ければならないのだ。
 真剣な眼差しをリアに向ける朝比奈。
 リアはその様子に眉を下げる。子供の駄々に弱いのは自覚しているつもりではあるが。手の掛かりそうな子だと視線を上げた。
「暁月先生、必ず妹さん達を守ってあげてくださいね」
「すまないね」

 ――――
 ――

「暁月、来たな……!」
「やってるな幻介。怪我は無いか?」
 俊足で戦場を駆け巡る咲々宮 幻介(p3p001387)は黒鴉に一太刀を浴びせ親友の姿に口の端を上げた。
「大丈夫だ。こんな所で倒れるかよ。それよりもちと厄介だ。あの依代になってるやつ、だいぶ弱ってる」
「確かに、早急にカタを付けないと命の危険があるね」
 暁月は刀を抜き、夜妖へと走り出す。

 その背後へ音も無く忍び寄ったのは黒猫の魔法使い。
 燈堂家の伝達役。黒夢の姿があった。
 暁月は黒夢の姿に目を瞠る。
「ご主人、至急」
「どうした、黒夢」
 冷静沈着な伝達役である黒夢が戦場に割って入ってくる程の急用。
 何かがあったのだ。嫌な予感が暁月の心臓を掴む。

「廻さんが刺されました――」



 雪が靴底に張り付いて詰め込まれる感覚が伝わってくる。
 冷たい空気が褐色の肌を撫でるのが心地良い。
 けれど、それ以上に。
 深道夕夏は腹の底から湧き上がる怒りの情動に支配されていた。

「ぅ……っぐ……、はっ」
 目の前に転がっている青年に視線を落す。
 夕夏の刀は廻の背に突き刺さっていた。それを引き抜いてもう一度振り下ろす。
 剣尖は廻の肺に到達し、呼吸さえままならない。
 真っ赤な血が白い雪の上に滲んでいた。
「やめてよ! これ以上、廻を傷つけないで!」
 廻と夕夏の間に割って入ったのは、彼の影に隠れていた『あまね』だ。
「お前、そうか獏馬の尻尾。はっ、夢を渡る事しかできない淫魔風情が。そいつの力を使って暁月兄さんを誑かしたんだ? 自分が何をしてるか分かってんの? お前のせいで、何人、犠牲になると思う?」
 怒気を孕んだ夕夏の瞳にあまねは息を飲む。
「どういう……こと」
「無限廻廊が壊れれば、この燈堂の地は一瞬で焦土になる。連鎖的に深道と周藤のレイラインも断ち切られ、同じように無に帰すんだよ。何人死ぬかお前に分かる? お前がやってる事はそういう事だ!」
 暁月が無限廻廊を保てなくなれば、多数の命が失われる。
 それだけはあってはならない。
「だから、私はその原因であるお前らを殺す!」
 夕夏の叫びに呼応するように、黒蛇の幻影が広がった。
「朝比奈や夜見じゃこんな事、出来ないでしょ? ご当主様がお綺麗に気取ってさ。原因の調査とか影響とかまどろっこしい事やってるから。元を断ち切れば良いのに。私にはそれが出来る。そうしたら、私の方が当主に相応しいって認めて貰えるんよ。だから、ねえ、絶対に殺す――!」

 夕夏の刀身が閃き、光が走る。
 振り下ろされた剣先に血飛沫が赤く舞った。
「――痛ってぇ! てめぇ! 何してんだよ!?」
 剣を受けた龍成が夕夏を睨み付ける。
「龍成、剣を身体で受けるのは止めて下さい。心臓に悪いです」
 言いながら夕夏を押し返したボディが手を広げる。

「夕夏! 何やってんや!?」
 雪の中庭に響き渡る声は深道和輝――夕夏の兄の声だ。
「和輝兄さん。廻を見つけたんよ。こいつを殺せば暁月兄さんは元に戻るんよね? 葛城先生が言ってたもんね。無限廻廊が綻ぶ原因は『廻』だって。だから、私……皆を救う為なら殺せるよ。大丈夫、見てて。出来たらめっちゃ褒めて欲しいな」
 無限廻廊が壊れること。それは深道三家にとって世界が滅ぶのと同義。
 一族郎党全てが無くなってしまうと幼い頃から刻み込まれてきた。

 悔しいと思う。
 朝比奈は白蛇の夜妖憑きで、自分は黒蛇憑き。いつも比べられてきた。
 劣等感の塊で、朝比奈と同じぐらい自分自身が大嫌い。
 だけど、それでも。
 家族が大好きで、大切な家を守りたいって思ったから。
 だから。

「ごめんな。死んでほしいんよ」

 ――――
 ――

「夕夏姉さん、どうしちゃったの」
 黒蛇の幻影を払いながら周藤日向は自身の姉に視線を向けた。
 気性の激しい人ではあるけれど、このような邪悪な力を持っているなんて知りもしなかった。
「この燈堂の地の神気に当てられたのでしょうか」
 深道佐智子が近くにいた子供の手を引いて、黒蛇から距離を取る。
「夕夏さんは黒蛇憑きでしたね。おそらく父上の力に引かれてしまっている」
「白銀様……やはりそうでしたか」
 佐智子から子供を受け取った白銀が眉を寄せた。
「この黒蛇の幻影は明確な意志を持っている訳では無いですね。夕夏さんの情動を増幅しただけのもの。だからこそ厄介ではあります。子供達を避難させましょう」
「はい。白銀様」
 佐智子は白銀に頷いて和輝と共に戦場から離れる。
 中庭にはまだ子供達が遊んでいる。それを南棟へと避難させるのだ。

GMコメント

 もみじです。燈堂家第二部、始まります。
 燈堂家の関係者をお持ちの方、関わりの深い方に念のため優先をお付けしています。
 強制参加ではありませんので、ご安心ください。
 二部からご参加頂ける方もどうぞお気軽に。

※長編はプレイングが公開されません。


●はじめに
 後述のパートごとに分れています。

・1つだけでも、2つ選んでもOK。
・【2】と【3】の戦闘はどちらか片方。
(戦力が偏っても問題ございません。好きな方をお選びください)
・もちろん【1】のみの参加でも大丈夫です。

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【1】燈堂家でお正月(イベント)

●目的
・お正月を楽しむ

●ロケーション
・希望ヶ浜の燈堂家。
 大きな和風旅館のような佇まいです。
 門下生が生活する南棟、東棟、訓練場がある西棟。
 とても広い中庭は四季折々の草花が見られます。
 北の本邸には和リビング、暁月や白銀、黒曜の部屋があります。
 離れには廻、シルキィ、愛無、龍成、ボディの部屋があります。
 本邸の地下には座敷牢と、そこから続く階段があり、無限廻廊の座へと繋がっています。

・近くの神社に初詣に行くことも出来ます。

●出来る事
・戦闘は無し。ゆっくりイベントを楽しみたい人向け。
・和リビングではお正月のおせちを食べる事ができます。
・おせちの他にもお雑煮やお餅、カレーなど家庭料理が楽しめます。
・中庭で雪遊びをしてもいいでしょう。
・また、燈堂家を散策調査したり、NPCから情報を聞き出したり出来ます。
・関係者とお話をしたりも出来ます。
(調査したり、聞き出した情報は今後の展開に関わる場合があります)

・初詣なども出来ます。
 新年の願掛けをしてみたり。
 人混みの中、振り袖を着てみたり、出店で美味しい物を食べたり。

●NPC、関係者
・『祓い屋』燈堂 暁月(p3n000175)
・『掃除屋』燈堂 廻(p3n000160)
・『刃魔』澄原 龍成(p3n000215)
・『獏馬』しゅう、あまね
・『三妖』牡丹、白銀、黒曜
・『双猫』白雪、黒夢
・『燈堂門下生』湖潤・狸尾、湖潤・仁巳、煌星 夜空、剣崎・双葉
・『本家筋』深道佐智子、深道和輝、周藤日向

・繰切(分体)
 燈堂家地下に封印されている真性怪異の分体。
 運が良ければ、出て来ています。(暁月や本家筋の前には現れません)

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【2】夜妖を祓う(戦闘)

●目的
・希望ヶ浜学園で夜妖を祓う

●ロケーション
・希望ヶ浜学園の第二グラウンド。
・広いグラウンドです。
・人の気配はありません。足場や光源も問題ありません。

●出来る事
・戦闘パートです。
・祓い屋ってどんな事をするのという方にもおすすめのパートです。
・練達の情勢不安によって夜妖憑きが発生しました。
・暁月達と一緒に祓い屋として夜妖憑きを祓いましょう。
・【3】と同時刻ですので片方しか選択できません。

●敵
○夜妖憑き『黒闇鴉』×10
『新たに現れた夜妖』です。本体は黒い鴉の形を取ります。
 普段は夜の闇に潜み、時に人に憑き、転々としている名も無き者。
 練達の情勢不安や『何らかの影響』で増殖しています。
 一度追い払えば数ヶ月はその場所に現れない性質を持ちます。
 依代となっている青年が戦場の隅に居ます。

 数体で群がり闇の力で攻撃をしてきます。
 物理的ダメージもありますが、精神的な汚染も注意が必要です。

●NPC
○燈堂暁月
 腰に下げた刀で戦う。かなり強力な剣術の使い手。
 自分の身は自分で守ります。
 実の弟妹である夜見と朝比奈に何かあれば全力で庇います。

 廻が刺された連絡を受けましたが、戦場に残ります。
 今燈堂家には沢山のイレギュラーズが滞在しており、彼等を信頼しているからです。
 目の前の夜妖を祓わなければ、依代となっている青年の命が危ないからです。

 無限廻廊が綻んでいる原因を自覚しています。
 一つは恋人である朝倉詩織の姿を取る『獏馬達』と共に暮らしていること。
 もう一つは廻が人身御供として繰切の求めに応じていること。
 無限廻廊が壊れる事があれば繰切が力を取り戻し、一帯は焦土と化します。
 同じくレイラインが繋がっている深道、周藤の一帯も壊滅します。
 何千人という命が失われる危険があるのです。

○深道朝比奈
 白蛇の夜妖憑き。暁月の妹です。夜見とは双子。
 彼女の目的は実の兄である暁月の精神不安を取り除くこと。
 無限廻廊の綻びを止める事。
 つまり、その原因だと推測される『獏馬』を始末しようとしています。
 とても兄想いの少女です。
 無限廻廊の綻びも重要なのですが、何より兄の心身を案じています。
 兄弟以外には人見知りをして高慢な態度を取ることもあります。

○周藤夜見
 妖狐の夜妖憑き。暁月の弟です。朝比奈とは双子。
 彼の目的も朝比奈と同じく暁月の精神不安を取り除くことです。
 朝比奈が直接的なアプローチをするのに対して、夜見は情報を集め裏を取ろうとします。
 先んじて周藤日向を燈堂家に向かわせたのも夜見の意向です。
 元来の心根が優しい日向なら燈堂家に打ち解けるだろうと踏んだからです。
 暁月の精神不安の原因が『獏馬』である事の裏付けは十分だと考えています。

 朝比奈と夜見に無限廻廊が綻んでいる原因『獏馬』の情報を与えたのは、秘宝種のエーテルコード2.0実験に貢献した練達研究員『葛城・春泥』です。

※【2】と【3】はどちらか一方を選択してください。

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【3】夕夏を止める(戦闘)

●目的
・深道夕夏を止める
・廻の救出
・子供達の保護

●ロケーション
・燈堂家の中庭
・雪が積もっていますがフレーバーです。戦闘には問題ありません。
・夕夏の周りには黒蛇の夜妖が集まっています。
・廻は夕夏の直ぐ傍にいます。龍成は黒蛇に邪魔され再び距離を取っています。
・子供達は中庭で遊んでいます(まだ、事件に気付いていません)

●出来る事
・戦闘パートです。
・夕夏が廻を刺そうとしていますので止めてください。
・廻の容態は既に重傷となっています。これ以上刺せば命に関わります。
・戦闘だけでなく、何も知らずに遊んで居る子供達を避難させる役目もあります。
(夕夏は積極敵に子供を狙うことは無いです。黒蛇の幻影に近づくと危ないです)

●敵
○深道夕夏(みどうゆうか)
 燈堂の本家深道の女性。暁月の従姉妹で和輝と日向の妹姉。
 白蛇が尊ばれる深道において、黒蛇憑きになりました。
 従姉妹の朝比奈とは常に比べられていたので、毛嫌いしています。
 彼女の目的は暁月の精神不安を取り除くこと。
 無限廻廊の綻びを止める事。
 つまり、その原因だと推測される『廻』を始末しようとしています。
 一族を守る事は何よりも優先される使命だと思っています。

 この燈堂の地において、繰切の邪気(神気)に当てられ凶暴化しています。
 深道の黒蛇憑きなので、親和性が高いのでしょう。
 一時的に、かなり強力な戦力を有しています。

 剣での物理攻撃。黒蛇の幻影を使った締め上げ。
 蛇眼で麻痺系列、混乱系列のBSを使います。
 レンジは至近~遠距離までを使用します。

 夕夏に無限廻廊が綻んでいる原因『廻』の情報を与えたのは、秘宝種のエーテルコード2.0実験に貢献した練達研究員『葛城・春泥』です。

○黒蛇の幻影
 夕夏の渦巻く憤怒が形となって現れたものです。
 普段、夕夏はこのような術を使う事はできません。
 この燈堂の地は繰切のテリトリーなので、邪気(神気)に当てられたのでしょう。
 幻影一匹の力はそれ程強くありませんが、数がとても多いです。
 放置すれば、夕夏を中心に中庭を覆い尽くしていきます。
 子供達も襲われてしまうので注意が必要です。

●救出対象
○燈堂廻
 夕夏に刺され血を流して倒れています。重傷です。
 自分で動く事は困難です。傍にあまねが居ますが、戦力にはなりません。

 二年ほど前に重傷を負った所を暁月に拾われ、燈堂の養子となりました。
 その重傷は、実は獏馬を祓い損ねた暁月が付けたものでした。
 残された獏馬の尻尾(あまね)との契約で廻は夜妖憑きとなり一命を取り留めました。
 廻は暁月の役に立ちたいと願い、彼の代わりに『繰切の巫女』となっています。

●NPC、関係者
○澄原龍成
 元、獏馬憑きの青年です。
 紆余曲折あり、今は燈堂家の離れでボディと住んでいます。
 ナイフでの戦闘が得意です。
 廻が刺された事でかなり頭に血が上っています。
 今にも飛び出して行きそうな勢いです。

○周藤日向
 深道夕夏の実の弟です。
 周藤家に養子に出されました。
 強い姉には敵わないと思っています(物理的なものも精神的なものも)
 でも、止めないともっと怖い事が起きる予感がするので戦場に居ます。

○黒曜、白銀
 黒曜は戦場に出ます。強さはそれなり。
 白銀は回復を行います。

・牡丹、深道佐智子、深道和輝は子供達の避難に当たります。

※【2】と【3】はどちらか一方を選択してください。

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●情報精度
 このシナリオの情報精度はCです。
 情報精度は低めで、不測の事態が起きる可能性があります。

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以下は戦闘には直接関係の無い、設定みたいなものです。
物語をより楽しみたい方向け。

●祓い屋とは
 練達希望ヶ浜の一区画にある燈堂一門。夜妖憑き専門の戦闘集団です。
 夜妖憑きを祓うから『祓い屋』と呼ばれています。

●封呪『無限廻廊』
 燈堂家の地下には封呪『無限廻廊』という巨大な封印があります。
 真性怪異『繰切』を封じているものです。
 燈堂家はその無限廻廊を守護する役割があります。
 無限廻廊が壊れると、繰切が復活して、何千人もの命が失われると言われています。
 暁月の精神不安により封呪に綻びが見られます。

●真性怪異『繰切』
 燈堂家の地下に鎮座する蛇神です。水神でもあり、病毒の神でもあります。
 その前身は『クロウ・クルァク』だと推察されています。
 クロウ・クルァク時代よりも信仰は薄れていますが、無限廻廊を簡単に突破できる程の力は残っているだろうと目されています。
 では、何故留まり続けるのか。それは謎に包まれています。
 留まる代わりに廻を巫女に置き、月に一度の満月の夜に『月祈の儀』を執り行っています。

●月祈の儀
 無限廻廊が綻んでいても、繰切が暴れ出さない為の契約です。
 月に一度の満月の夜、燈堂家の地下に降りて廻を人身御供として捧げます。
 試練と称して苦痛を与え、そのもがき苦しむ様子を愉しんでいます。

 暁月の精神不安の原因でもあります。

●これまでのお話
 燈堂家第一部:https://rev1.reversion.jp/page/toudou

  • <祓い屋>綻刃を負い冒険中
  • GM名もみじ
  • 種別長編
  • 難易度NORMAL
  • 出発日時2022年01月11日 23時59分
  • 参加人数30/30人
  • 相談7日
  • 参加費100RC

参加者 : 30 人

冒険中です。結果をお待ちください。

参加者一覧(30人)

ウェール=ナイトボート(p3p000561)
永炎勇狼
ラズワルド(p3p000622)
流転の綿雲
咲々宮 幻介(p3p001387)
刀身不屈
仙狸厄狩 汰磨羈(p3p002831)
陰陽式
ラクリマ・イース(p3p004247)
守る者
アーリア・スピリッツ(p3p004400)
キールで乾杯
メイメイ・ルー(p3p004460)
ひつじぱわー
リア・クォーツ(p3p004937)
願いの先
イーハトーヴ・アーケイディアン(p3p006934)
秋の約束
アリア・テリア(p3p007129)
いにしえと今の紡ぎ手
恋屍・愛無(p3p007296)
獏馬の夜妖憑き
ブレンダ・スカーレット・アレクサンデル(p3p008017)
導きの戦乙女
シルキィ(p3p008115)
繋ぐ者
ベネディクト=レベンディス=マナガルム(p3p008160)
特異運命座標
エル・エ・ルーエ(p3p008216)
ふゆのこころ
星穹(p3p008330)
星雛鳥
ボディ・ダクレ(p3p008384)
龍成の親友
眞田(p3p008414)
Re'drum'er
ハンス・キングスレー(p3p008418)
運命射手
浅蔵 竜真(p3p008541)
救う者
ヴェルグリーズ(p3p008566)
全てを断つ剣
アーマデル・アル・アマル(p3p008599)
霊魂使い
笹木 花丸(p3p008689)
可能性を連れたなら
越智内 定(p3p009033)
凡人
祝音・猫乃見・来探(p3p009413)
淡き白糖のシュネーバル
時尾 鈴(p3p009655)
燈堂門下生
すみれ(p3p009752)
しろきはなよめ
ムサシ・セルブライト(p3p010126)
宇宙の保安官
紫桜(p3p010150)
羅刹観音
國定 天川(p3p010201)
疲れ果てた復讐者

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