シナリオ詳細
幻想キャンプ~リリィの誕生日~
オープニング
●ゆる誕
「あはは、良く集まったわね特異運命座標ちゃん達!」
大きな川辺に集まったイレギュラーズを前に、『黒耀の夢』リリィ=クロハネ(p3n000023)が仁王立ちで笑いかける。
「今度は一体何なんだ……」
突然集められた、イレギュラーズは前にもこんなことあったな、などと思いながらリリィの言葉の先を待つ。
「聞いて驚きなさい!
今日は、記念すべき私の誕生日なーのーよー!
あぁ、お父様、お母様、私を産んでくれてありがとう。神様もありがとう!」
ちょっとテンションの高いリリィが、祈るように手を組み合わせた。
「で、祝えと?」
「ええ、ぜひ! と、言いたい所だけど私の誕生日は二の次よ。
幻想蜂起も続いてる中、息継ぎも大切だからね。
今日は、みんなとゆっくり川辺でキャンプをしようと思ったのよ」
幻想中を巻き込んだ武装蜂起はまだ続いている。余談の許さない状況にあって、キャンプなどしてる暇があるかと言われれば疑問だが、ただ、リリィの言うように息継ぎ――休息は必要だろう。特に今後の事を考えれば。
「でもそれならシトリンクォーツにやっても良かったのでは?」
「あはは、そしたら私の誕生日が祝えないじゃない」
結局、誕生日を祝って欲しいのか。
呆れるイレギュラーズを前に、くるくると回って黒衣のドレスを翻すリリィ。
「ふふ、友達が数えるほどしかいない私でもこうしてイレギュラーズちゃん達に声を掛ければ誕生パーティーができるなんて、情報屋になってよかったわ!」
それはそれでどうなんだと、イレギュラーズは思うが、まあ一年に一回の事だ、たまにはこんなことも良いのだろう。
「さあ、ゆるーく、楽しく文字通り今日一日を楽しみましょう!」
リリィの号令の元、リリィの誕生日兼、束の間休息キャンプが開始された。
- 幻想キャンプ~リリィの誕生日~完了
- GM名澤見夜行
- 種別イベント
- 難易度VERYEASY
- 冒険終了日時2018年05月25日 21時00分
- 参加人数64/∞人
- 相談10日
- 参加費50RC
参加者 : 64 人
冒険が終了しました! リプレイ結果をご覧ください。
参加者一覧(64人)
リプレイ
●幻想キャンプを始めましょう
暖かな陽射しが降り注ぎ、水気を帯びた少しばかり冷たい風が肌をひんやりと冷ます。実に心地よい日和だ。
集まったイレギュラーズの面々は、各々用意されたテントを張り、今晩の寝床を設営する。
「ふぅ、こんなものかしら」
それはイレギュラーズを集めた張本人、十六歳の誕生日を迎えたリリィも同様で、額に汗を浮かべながら慣れない設営作業を終えようとしていた。
夏はまだ先だというのに、夏日のような陽射しが肌を焼く。眩しそうに目を細めて空を見やれば、どこまでも高く続く青空が広がっていた。
「うん、とても良いキャンプ日和ね」
くすり、と笑って、腰に手を当て振り返る。徐々に設営を終えたイレギュラーズの面々が、さて、何をしてキャンプを満喫してやろうかと、辺りに視線を巡らせているのがわかる。
「それじゃ、みんな! キャンプ活動開始よー!」
緩やかに時間が流れる川辺のその場所で、せせらぐ水の音に耳を澄ませば、生命の息吹を感じることができる。
微笑みながら発したリリィの号令の元、イレギュラーズのキャンプが始まった。
●川辺の遊び
川辺では【水ぴゅー】な面々が集まっていた。水ぴゅーとは何か。それは勿論水鉄砲だ。
「替えの服適当にもってきた、濡れてもいいし、つかってもいいよ」
セティアが気を利かせて服を用意してくれていた。特にリリィは黒いドレスなのでそれはそれは大変な事になってしまうだろう。
皆で水鉄砲を作るところから始める。
「やりかた忘れて、えもい」
上手く出来ないセティアはグドルフにアドバイスを求めれば、
「このおれさまに面倒事を押し付けるたあ、良い度胸してるぜ」
グドルフが口の端を釣り上げながら、竹を山刀ですぱっと割り、慣れた手つきで水鉄砲を作っていく。
「おっちゃん、ぱない……ありがとう」
横でニコニコと見ていたリリィに、
「ほう、誕生日かい。んじゃ、嬢ちゃんにはこいつをプレゼントだ」
と、いって一際大きな水鉄砲をグドルフは渡した。
「あら、嬉しい。ありがとうね」
受け取るリリィは早速川に向かって走って行く。大人びた姿だが、中身はまだまだ子供なのだ。
水鉄砲を、かのコケアサルト隊が生み出した伝説の作戦と勘違いしていたトリーネは、自らの不利を悟りながらも、ファミリアー召喚という奥の手を用いて、にわとり式移動砲台としてリリィを狙う。
「あははーにわとりが攻めてきたわー! 反撃よー!」
「ふっふっふー、みんなびしょ濡れにさせちゃうんだから!」
「へへ、ずぶ濡れにしてやるぜ」
シャルレィスがぴゅーぴゅー水を発射する。服が濡れ張り付くもお構いなしだ。
シラスは二丁水鉄砲で、トリーネと激戦を繰り広げる。
「やっほー! みずがっせん! たのしそう!ヾ(≧▽≦)ノ」
そこに、おもちゃの水鉄砲を持ったQ.U.U.A.が参戦し、スナイパーアイを交えて命中高く連続攻撃。
「オウ、そろそろ混ぜろよ。先に言っとくが、おれさまは強ェぜ?」
グドルフもやってきて、川で水濡れの面々が嬉しく、楽しく、童心に返りはしゃぎ回る。
「ぶべっ」「きゃー」「あははー」「んもう、やったなー!」
互いに水を掛け合いながら笑い合う。
最後にはQ.U.U.A.発案の絵の具を溶かした色水でレインボーシャワー! キレイに放たれた水が虹を描き出した。
それはリリィへの誕生日プレゼント。思いがけないプレゼントに、リリィは子供らしい満面の笑みを浮かべるのだった。
クラリーチェと雪之丞はお互いが飼っている猫を連れて川辺にやってきた。
「川のせせらぎの音には、癒し効果があると思うのです」
「えぇ。とても、心安らぐ音ですね」
石に腰掛け、クラリーチェがふとっちょな猫のダイエットをかねて猫じゃらしを振れば、仰向けになった猫が手だけを動かし横着する。その姿に二人は笑い合う。
「猫たちへのおやつはもう少し先でしょうか? その時は私達も何か口にしましょう。
川辺で食べる焼き魚など、きっと美味しいと思います」
「そうしましょうか。もう少し運動させたほうが良さそうですから。獲れたてを頂くのは、きっと、美味でございますね」
雪之丞の連れてきた猫、大福が今まで動かなかったのに魚と聞いて猫じゃらしに飛びついた。
まったく現金なものだと、もう一度笑い合った。
リリィにプレゼントを贈ろうと、靴を放って、腕まくり、川へと入っていくのはサンティールとエステルだ。
足元を泳ぐ魚におっかなびっくり、驚いて浅い川に尻餅ついて。
びしょ濡れになりながらも笑い合う。この飛びきりの楽しい気持ちを共有したくて、川辺に佇むリリィに声を掛ける。
「ほら、リリィこっちこっち!」
「ねぇ、一緒に遊びましょうよ?
お水が冷たくって、とっても気持ちいいの! 」
サンティールとエステルは、リリィへ誕生日のお祝いを上げつつ、手を差しのべて、
「……僕たちと、おともだちになってくれる?」
と問いかける。
「ふふふ、嬉しいわ! ええ、ぜひお友達になってくださいな!」
自称友達少ないリリィにとっては嬉しい誘い。その答えに三人は破顔して、足元を流れるすこし冷たい川の水がとても気持ち良く思えた。
川辺で遊ぶ面々を横目に、こちらでは静かな川釣りが行われていた。
リリィに誕生日の祝い言葉を贈った黒羽は釣り道具を手に川辺で糸を垂らす。
狙いなんてなかったが何か釣れればリリィにでも上げようと考えていると、隣に同じく釣り竿をもった竜胆がくる。
「アンタも釣りかい?」
「ええ……まあ釣りなんてやるのどれくらいぶりになるかって所だけれど」
エサをつけた釣り糸を投げ入れる。川辺の石に腰掛け、掛かるのを待った。
「…………っと、掛かったわ!」
待つことしばし、仕掛けに掛かったのを確認すると釣り上げる。
「見事なもんだ……っとこっちも掛かったな」
「案外なんとかなるものね。入れ食いじゃないかしら」
あまり人のこない川なのだろうか。警戒心の薄い小型の魚たちは二人の手によって次々釣り上げられる。
さらに少し離れた場所では、
「釣りなんて久しぶりだねー、正宗くん」
「ソレドコロデハ ナカッタデスカラネー」
お手伝いメカ正宗くん二号に乗って川のど真ん中で釣りを楽しむコリーヌの姿が。
できれば大物を釣りたいと考えるコリーヌが釣り糸垂らして少し待てば、狙い目通りの手応えが返ってくる。いや、これはでかい。
「うひゃぁ!? 正宗くん、バックバックー!」
「アワワワワ コレデモ ガンバッテマス!?」
落ちそうになりながらなんとか釣り上げて、二人は、川辺に戻ることにした。陸地が一番です。
「……」
楽しそうに釣りに興じるお三方を横目に、ルアは一人釣れない釣り糸を垂らし続ける。
「何故じゃ!? 餌もばっちり、竿もばっちり。スポットも多分ばっちり。これで釣れぬはずが無い!」
頭を抱えるルアは思わず、アポートを使おうとするも弱体化した力では川の流れに逆らい泳ぐ魚を引き寄せることもできない。
「ええい、こうなったら根比べじゃ。意地でも釣ってくれる!」
瞳に炎を宿して、ルアと魚の根比べが始まった。
「そこのキュートEYEな君達! 私と一緒に初夏のきらきらした思い出を作ろうよー!?」
セレネとリリィに声を掛けるシエラはまるでナンパなお兄ちゃんだ。
「はい?! って、シエラさん何してるんですか?」
目をぱちくりさせながら、でも嬉しそうに返事するセレネ。リリィも微笑んで三人で遊ぶことにした。
川の冷たい水を浴びるセレネはセーラーなワンピース水着で濡れても大丈夫だ。リリィは……すでにずぶ濡れなのでもはやお構いなしだ。
「必殺カニちょっぷ!」
「え、えぇ、痛いですっ!」
シエラが、セレネの顔にカニを近づけて、鼻に感じる鋏の痛みにセレネが声を上げれば、リリィが「あはは」と笑いながらそれをとる。
「ふはは~! ではさらだばー! ひゃっ!?」
因果応報。逃げようとしたシエラが転んで尻餅つけば、セレネもリリィもお腹を押さえて笑うのだった。
勇者と川辺に来ていたはずの衣は気づけば一人になっていた。
見た目は怖いし、ぶっきらぼうだけど実は良い人な勇者アランははたしてどこに。
「……アロハに麦わら」
そんな目立つ格好なのだからすぐに見つかりそうなものだけれど、探し人は見つからず。
そういえばフリスビーを持っていたっけ。アレで遊ぶのも楽しそうだと、衣は思った。
思案顔で歩いてほどなく、探し人は見つかって。
思いついた悪戯で、こそこそ背後から近づいて川へと落とす。
「……濡れ勇者」
にやにやと笑う衣はとても楽しそうだった。
●バーベキュー!
お昼を迎えると、川辺に食欲を擽る香りが立ち始める。
イレギュラーズの面々が食事の準備を始めたのだ。
その食材は実に様々で、まさにキャンプ食と言えるバリエーションを見せる。
ヘイゼルが用意した食材もまたそのバリエーションに華を咲かせると言える。
「というわけで、せっかくですので豚の丸焼きにチャランゲなのですよ」
豚の丸焼き。それは手間と必要な消費速度から実際にやったことがある人は少ない。ヘイゼルはそう考えていた。
とはいえ、誰もが想像する火で炙る調理法は苦行だ。なので、今回は失敗の少ない別の調理法を用いる。
穴に石を詰めて上に豚、更に上にも石を詰めて、石を焼いて後は待つだけだ。
香り立つ豚の匂いが広がっていく。きっと上手くいくだろう。
出来上がりを楽しみに。空かせたお腹がきゅ~っと鳴った。
リリィと初対面な者も多い本キャンプイベントだが、アートとしてはギリギリ初対面じゃない間柄だ。
これも何かの縁と、川で捕ってきた魚を並べて焼いていく。気張ってお祝いするアートは、元気な若者が好きな年寄りだ。
興味深げに見ていたリリィに一匹魚を渡して、
「……ん、やってみるかい? 教えるよ」
「あら、それじゃやってみようかしら」
串を刺して、焚き火の傍に立てて行く。リリィは見よう見まねでやってみせ、不格好ながら川魚の塩焼きを作り上げた。
目を輝かせ挑戦するリリィに、アートは目を細め、ゆるく笑うのだった。
川辺のキャンプの主役と言えば、やはりバーベキューだろう。
【BBQHO】の面々は、それぞれが持ち寄った素材でバーベキューに勤しむ。
「ほっへひはほふほは! ひゃいひょうひゃ!(獲ってきたぞクロバ! 大漁だ!)」
汰磨羈が口にまで魚を加え、手にした籠の大量の魚を見せ付ける。野生が解放された汰磨羈の成果だ。
「りょ、量より質よ!! 今回はアタシの勝ちね!」
汰磨羈の捕ってきた魚の量に、後退りするものの、自身も大きい魔物やら動物の肉を入手してきたルーミニスが強がる。
バーベキューと言えば、やはり肉が必要なのだと胸を張った。
それら集められた食材を前にクロバが腕まくりをして向かい合う。
材料補充、調理器具の準備、肉と野菜のバランス、そして食わせる為の一工夫!! 持てる力全てを発揮し、全力でバーベキューに向かい合うのだ。
「こいよお客様ァ、オレの在庫と体力と勝負と行こうぜ!!!」
キャンプに参加したイレギュラーズとの真っ向勝負。ただし料理スキルを忘れ、味覚は殆どないクロバが調理人だ。
だが、きっと美味しいはずだ。何て言っても外で、皆で作る食事なのだ。
「数が足りないようなら、言ってくれ。いや、どう考えても足りないが!」
香ばしく焼き上がる川魚を前に涎を垂らしながらの汰磨羈はテンションが高い。
肉と野菜、そして変わり種の川魚の焼き上がる匂いを前に、誰もが顔を綻ばせるのだった。
薪の上でお鍋熱せられ、中身がぐつぐつと煮える。
「……何故ワタシはセララに抵抗できずに連れられるのでありましょうか。
団長だから一応上官命令?」
ハイデマリーが首を傾げながら、鍋の様子を見る。
「マリーはお仕事ばっかりじゃなくてもっと遊ぶべきなの!」
セララはそう言って、同じように鍋を覗き見た。
スパイスの香りが広がり、鼻腔を擽る。そう二人はカレーを作っていたのだ。
はんごうで炊いたお米。青空の下で切った野菜。
そして薪をくべてお鍋で煮込んだごろごろ野菜のビーフカレー。
「同じカレーでもキャンプで作ったカレーは抜群に美味しいね。マリーもそう思うでしょ?」
そう聞かれて、ハイデマリーは思う。
キャンプでカレーは訓練を思い出すけれど……でも、セララと食べるカレーはどこか違う。その感覚の違和感はなんでありましょうか?
「ほらほら、そんな無表情で食べないの。はい、あーん!」
「あーん……。美味しい……」
口元を少しだけ柔らかく、ハイデマリーはセララと食べるカレーを楽しんだ。
【猫天使】の二人は捕ってきた魚を調理する。
「にゃふふ、いっぱい釣れた……の。流石はミア、なの……!」
自画自賛するミアにティアが拍手する。
「いっぱい釣れたね、さすがミア」
しっかりと褒めればミアは得意げになって、
「ミア社長の手料理……特と味わうといい……の♪ ミア、お魚大好き……にゃ♪」
その言葉通り、手際の良い調理で魚にハーブやキノコを詰めていく。
「手慣れてるね」
『意外な一面だな』
「ちょっとびっくり」
驚きながら眺めていれば、すぐに出来上がる。
「にゃふふ……豪華香草焼き……ティアティア召し上がれ、なの♪」
出来上がった魚を一口頂けば、
「ん、美味し」
満足そうに笑顔で微笑む。
通りかかったリリィも呼び込み、三人で美味しく川の幸を頂いた。大満足です。
食事を終えれば、ゆっくりと時が流れて。
木陰で昼寝するミアの髪を、ティアが優しく撫でるのだった。
皆の調理の手伝いに励むのは鶫だ。
「好みの味がありましたら、遠慮なくリクエストして下さいね」
焚火の準備に料理の下ごしらえ、手間のかかる料理を手分けして調理したりもする。
このキャンプはリリィの誕生パーティーも兼ねていると、盛り付けを豪華にしたり綺麗に見える工夫をする。
「これだけの大人数ともなると、流石に大変ですね……。軽くローテーションを組んで、適度に休憩できるようにしましょう」
額に浮かぶ汗を拭う鶫は、このキャンプの縁の下の力持ちと言えた。
そんな鶫の横では、ルルリアが新鮮なお肉を持ち込んでリリィに振る舞うバーベキュー料理を作ろうとしていた。
『煉獄炎狐』で炎を纏う獣を産みだすパフォーマンスを見せながら周囲の驚きを煽る。
綺麗に切りそろえた野菜とお肉をバランスよく刺して焼いていく。
「できました。お肉と野菜を交互に刺したルル特製串焼きなのです!」
お昼だから沢山食べても大丈夫。ルルは熱中するように、たくさんたくさん作るのだった。
【七曜堂】の九人は、色々と思うところがありながらも、このキャンプとリリィの誕生を祝おうと、手分けして準備に追われていた。
「打撃による発破漁ってしていいと思う?」
『環境破壊は主催者が泣くことになりそうだな』
イーラはコルヌに言われて渋々釣りへと変えれば、次々に釣り上げていく。
「血抜きと内臓の除去くらいはしておきましょうか」
『環境的にもここでやっておいた方が良いだろう』
グラはイーラが釣り上げた魚をその場で捌いて内臓を除去しておく。追加の食材を集めに来たこともあり、野草に目を向けるが、味を考え野草は取らないことにした。
実際に調理するのはアワリティアだ
「っと、イーラとグラは悪いね。ふむ、これなら問題なさそうだね」
『そういえば主賓にアレルギーはないのか?』
手際よく調理しつつ、量を多く作る心算のアワリティアはギフトで料理を複製していった。
その横ではスペルヴィアが愚痴をこぼしつつ、調理を手伝う。
「なんで私が手伝わされてるのよ」
『手が空いているのが我が契約者殿だっただけだろうな』
スペルヴィアの様子を見ていたアケディアが声を掛ける。
「………ルヴィは何かいりますか?」
「アケディアがそんなことを聞くなんて珍しいわね。じゃぁ、そこの野菜をお願いするわ」
『細かいことをするのはオルクスの気もするがな』
『我も巻き込まれることになるのだが……。さておき、これで構わないか?』
呪具と宿主。言葉を交わしながら調理は滞りなく進んだ。
「ルク、こっちの端を持ってもらっていいですか?」
『だいぶ整ってきたな…野外でもあるし十分か?』
場所のセッティングを行うイリュティムが、ルクセリアに声を掛ける。
「ふんふ~ん、これで綺麗になりましたねぇ」
「………ふぅ……っ!?」
ルクセリアが陽気に鼻歌交じりに言う。共に手伝うインヴィディアはおっかなびっくりだ。
『誰も近づいてきちゃいないぞ?』
「……でっ、も……ひ、ひと……が」
『そりゃぁ、集まったわけだから多いだろうよ』
そのそこには【七曜堂】の面々が一堂に会する。
「…………疲れた……」
『予想通りではあるがな」
メランコリアは何も準備してなかったようだが。移動だけで疲れ伏していた。
そうして、会食の準備が整えば、主賓となっているリリィを連れてくる。
「あら、とても素敵な場所ね。準備大変だったでしょう」
「………あ………友達の……少ない……元凶の人……」
メランコリアの不躾な言葉にリリィは苦笑する。
『流石にそれは無礼だと思うぞ?…っと、申し訳ない我が契約者殿の言葉は話半分に聞いていただければと』
「ええ、気にしてないわ。本当のことですものね」
ニコニコと微笑むリリィに【七曜堂】からお祝いの言葉があがる。
それは、正しくお祝いの言葉であったり、突然の報せを叱責する声だったり、中には不機嫌そうに、怒り混じりの声もなどと様々あったが、それでも皆が誕生日を祝ってくれた。
「皆、ありがとう。駄目だったところは……反省するけど今後に活かせるかしらね?」
あまり反省する気のなさそうな態度だが、それは性格というものなので仕方ない。
肩を竦め呆れるものもいて……きっとまた巻き込まれるのだろうなという予感がした。
用意してくれた料理に舌鼓を打ちつつ、オルクスがなぜか知っていた定番の祝い唄を演奏する。
「…………演奏だけで寂しかったら自分で歌ってください」
『歌えない我がいうのもなんだが主賓に歌わせてどうする』
「ふふふ、それじゃ歌おうかしら」
なんて、少しはしゃぎつつ。【七曜堂】のもてなしは、リリィにとって大切な宝となる。
「……うむ………友達に……なって……あげよう」
リリィを前にしてメランコリアが尊大に言葉を漏らす。
『……、相手にも選ぶ権利があることを忘れないように』
「…大丈夫……既成事実……に……すれば…いい」
『リリィ殿もあまり真に受けないようお願いする 』
「ふふふ、でも嬉しいわ。素敵な会食をありがとう。ぜひお友達になって頂戴ね」
ニコリと微笑むリリィは満点の笑顔だ。
その笑顔で反応する何も準備していないメランコリアは……やっぱり偉そうだった。
「うっす、誕生日おめでとさん。今日はちゃんと楽しめてるか?」
【七曜堂】の面々と別れたリリィに勇司が話しかける。
超混沌的球技大会で世話になった礼くらいはと、勇司は用意した花を贈る。
「まあ、素敵な花ね」
「五月の誕生花だとさ」
それはアヤメの花。濃い紫の色合いがリリィの黒服に映える。
「とても素敵な花をありがとう。大事にするわね」
大事そうに花を抱えるリリィを見て、勇司は「まぁ渡せてよかったな」と思い、二言三言言葉を交わし、その場を後にするのだった。
イレギュラーズは依頼で一緒になったことを縁に、共に行動するようになることも珍しくない。
クロと空海もそのような縁で、今回一緒にキャンプすることになったのだ。
森で暮らしていたクロは魚に興味津々だ。
「お、美味しい!」
「取ったばかりだと、魚は焼くだけでも旨いんだ」
暫くそうして食事を楽しむと、好みというのがわかってくる。
「クロは、何が好きだ? って、見てると肉ばかりだな」
「……うん、つい、肉や魚ばかり食べちゃう」
見かねて空海が、肉と野菜を交互に刺した串を作ってやって、差し出した。
「……野菜もおいしい。だいじょうぶ」
貰ったものは食べるのだと、クロは美味しく頂くのだった。
食事を終えて一休みしたところで、空海が言葉を掛ける。
「そういえば、改めて自己紹介しとこうか。
私は天津ヶ原 空海。天津と呼んでくれたら嬉しい」
「……うん。アマツ。オレは、クロ。クロ・ナイトムーン。
また、あそぼう」
二人の中は、きっとこれからも続いて行くに違いなかった。
「私はアリス、アリスだよ。これから宜しくね、リリィさんっ!
それから改めて、お誕生日おめでとう……だよっ!」
初対面でも元気よく。アリスはリリィを捕まえてお祝いする。
「プレゼントは……ケーキ! 好みはまだ分からなかったから苺のケーキにしたけど、良かったかな?」
「ええ! 私、苺のケーキは好きよ。アリスちゃんありがとう!」
アリスとリリィはそう言って、暫く好きなケーキの話で盛り上がるのだった。
甲斐甲斐しくリリィのお世話をするのはミディーセラだ。
バーベキューの準備に、最中の補充や網交換、終わりの片付けも。
至れり尽くせりのおもてなしにリリィは顔を綻ばせて満足した。
「生まれてきてくれて、ありがとう。その子に、そう伝える日だと。わたしは認識しています。
いつしか、この日を忘れてしまう時が来る前に――おめでとうございます、リリィさん」
ミディーセラの祝いの言葉に、リリィは微笑んでお礼を返すのだった。
川辺に居ながら、白米と野菜で昼食を取るのはMorguxだ
……うん、偶にはこういう喰い方もアリだな。と、満足げだった。
通りかかるリリィに、祝いの言葉でも投げかけようと近づいて、その背丈に思わず言葉が漏れる。
「ところで何歳になるんだ? まぁ、見た目的に二十歳って所か」
「あはは。こうみえてまだ十六歳なったところなのよ」
苦笑を返す長身なリリィを見て、クククと笑う。自分もさっさと身長を伸ばしたい所だってね。
●夜、焚火の前で
人工の光のない川辺に、焚火の光が灯る。
暖かく安らぐ薪の燃える音に耳を傾ければ、胸に沸き上がる想いがついと口を突く。
集まったイレギュラーズは、心穏やかに、キャンプの夜を満喫するのだ。
ポテトとリゲルが白い箱をリリィに渡す。箱を開けば、中にはフルーツ沢山の特大ケーキ。ポテトとリゲルの力作だ。
「まあ、素敵! 本当に頂いてもいいのかしら!」
喜ぶリリィに微笑みながら、ケーキに蝋燭を立てていく。
リゲルがフレイムバスターの応用で火を付ければ、闇夜に映える明かりが灯る。
「誕生日おめでとう。
今日の主役から好きな所を選んで貰おうか。何処が良い?」
蝋燭の火を見ながら、リリィに希望の所を聞いて。
「ハッピーバースデーリリィ! これからの一年も、良い年になるよう応援してるぞっ!」
リゲルの言葉にリリィは満面の笑顔で、礼を返す。
「そう言えばリゲルの誕生日も近いな。
リゲルの誕生日には腕によりをかけてご馳走とケーキ作るから、楽しみにしていてくれ」
ニコリと微笑むポテト。リゲルは嬉しそうに微笑み返した。
特大ケーキは本当に大きいけれど、集まったイレギュラーズに配ればすぐになくなるのだった。
ケーキに続いて、一皿提供するのはマルベートだ。
「さて、それじゃあ僭越ながらこの私もお祝いさせてもらおうか。君が生まれてきた日に、そして君との出会いに、乾杯」
リリィとは初対面だけれども、これから仲を深めたいと渡す一皿は『生ハムの盛り合わせ』だ。
事前に用意した塩漬け肉を薄く切り、くるくる巻いて花の形に。いろんな種類の華を咲かせれば、色鮮やかに仕上がっていた。
リリィはこれをとても気に入ったようだった。
生ハムが提供される傍らで、ブーケが焚火を使ってマシュマロを焼く。
それだけの為に、真昼間からずっと楽しみに待っていたのだ。
油断すればすぐに燃え上がるマシュマロに一喜一憂しながら、火の付いたマシュマロをリリィに渡して。
「ふーってして消すん、ローソク消すんのに似てるよね。……ね、消してみる?」
楽しげに、息を吹き掛け火を消せばちょっぴり焦げた焼きマシュマロの完成だ。二人はそれを美味しく頂いた。
焚火を見つめる二人がいる。
雑談に華を咲かせるシュバルツとアマリリスは互いの宗教観を話し合う。
天義から幻想に来たアマリリス。天義の教えだけが正義でないと知り、それ以外のことも肯定し受け止めるべきだと考える。
それに対し、天義を宗教染みた堅苦しいイメージと思っていたシュバルツは、アマリリスと出会い考えを変える。
やはり直接喋らないと分からないことはあるのだ。
二人は自ずと手を差し伸べて、互いに固く握手を結ぶ。
「これからもよろしく頼むな、アマリリス」
「えへ、なんだか照れます!!」
そうして話題は趣味の話へと映れば、アマリリスが自作の小説を持ち出して。
「もしよければ『マッドハッターさまと私 全5巻』。私が勝手に執筆したものですが、迷惑でなければ読んでみてください」
焚書にするような黒歴史ではあるけれど、それを渡そうとして。
「って、なんだよそれ? え? お前が書いたの? 俺がそんなの読む訳……。
あー! 分かった。後で読むからその若干悲しそうな顔止めろ!! 読むから!!!」
涙に弱そうなシュバルツは、それを受け入れるのだった。
焚火の前ではリリィへとプレゼントが渡されていた。
そんな中、歌声を送るのはlumiliaだ。
普段、一人を相手に、それも自身の歌声を披露することはないが、今日は特別だ。癒やしの音色と子守歌が遊び疲れたリリィの心を癒やしていく。
「お誕生日おめでとうございます。リリィさん」
贈る言葉にリリィはとても嬉しそうに拍手を返すのだった。
lumiliaの歌に釣られて、星玲奈も歌を披露する。
本職の吟遊詩人の歌声は、周囲に気持ちを伝播して。
釣られるように、イレギュラーズの合唱が始まった。
「リリィさん、お誕生日おめでとう♪ それで、お友達になりましょう?」
「ええ、ぜひ! よろしくね星玲奈ちゃん」
きっと来年は、友達としてパーティーに招待することになるだろう。
そのことを思って、星玲奈とリリィは微笑み合った。
ルチアーノが大きなプレゼントBOXをリリィへと手渡す。
「開けてもいいのかしら?」
「もちろん!」
中には首にピンクのリボンを付けた白い大きなテディベア。
「黒い服に、白い友達は似合うんじゃないかと思ったんだけどどうかな?」
「ええ、とっても可愛いわ! ありがとうね。大事にするわ。名前は何にしましょうか――」
人に感謝することができて、アクティブに行動するリリィはきっと一年後には沢山の友達に囲まれてることだろう。ルチアーノはそんな未来が楽しみだと思うのだった。
パカダクラのトロイカちゃんを背もたれに、焚火の前でのんびりお話をするのはアーリアだ。
成人にはお酒を、未成年にはジュースを勧め、リリィを隣に思いを語る。
「私はただただ飲んだくれていた日々だったから、まさか戦うことになるなんてびっくりな日々なのよぉ……」
覚悟が決まる皆を見てすごいと思う。
「リリィちゃんはどうして情報屋になったの?」
「やっぱり決めては手にしたギフトかしらね」
情報屋になった経緯なんかを話しながら、夜が更けていく。
『お友達同士』の内緒話は楽しい物なのだ。
依頼で世話になったアレクシアは、そのときの礼をかねてリリィに日記帳を送る。
「ふふ、もーちょっとなんか可愛らしいもののほうが良かったかな?」
「いいえ! ちょうど欲しいと思っていたのよ、大事に使わせてもらうわね!」
ローレットの忙しい日々に想い出を忘れないためにも、と送られた日記帳を大事そうにリリィは抱えた。
その様子に目を細めながら、アレクシアは手を差し伸べて。
「ともあれ、これからもどーぞよろしくね!」
柔らかく握手を交わすのだった。
手作りの花冠を作り上げたのは焔だ。
今日一日、周囲を走り回って、いろいろな花を手に入れて作り上げた。
「はいお誕生日プレゼント! 受け取ってもらえるかな?」
「もちろんよ! 素敵な花冠ね。ふふふ、似合うかしら」
黒一色のリリィの頭に映える色とりどりの花。それはとても美しく見えた。
そして、焔は誕生日の歌も披露する。練習の成果を見せる時なのだ。
披露されたその歌に、リリィは喜んで、拍手を送った。
鈴音は、リリィと共に焚火の前に座ってお話に興じる。
きょとりと首を傾げれば、
「リリィちゃんは好きな人とか居ませんの?」
「特定の誰かは居ないわね。でもイレギュラーズちゃん達は皆好きよ。鈴音ちゃんはどうなのかしら?」
「んー、鈴音はまだ居ませんね~。好きな人が出来たら楽しいのかしら?」
そんな恋バナを出来るのはきっと友達の証。二人は良い友達になれるだろう。
鉄騎であるところの碧は静かになり始めた焚火の傍で、その維持を担っていた。
火を見つつ誕生日というものについて考える。
(……毎年の来る日がこのように華やかなものであれば、きっと生きている事は楽しいのでありましょうな)
それを羨ましいと思うのは、そういった経験を持たなかったからだろうか。
それが自問自答なのか、はたまた誰かに向けたものなのかは分からない。
火だけが目に映った。
クロジンデはテンション高く夜のキャンプを楽しんでいた。
夜のキャンプといえば、恋バナとか猥談も常道だけど、やっぱりやるなら怖い話だ。
クロジンデの好きな都市伝説は『くねくね』とか『スレンダーマン』らしい。
「そうそうこれは実際に合った話、というか実際にローレットから出された依頼なんだけど。
呪いのヤッキー人形という物があって……」
今暫く、クロジンデの怖い話は続くようだ。
「わーい……! もふもふでふわふわで暖かい……最高の肌触り……!
代わりにミーシャを俺の翼で暖めるよ……!」
「シオンの羽も、もふもふー。
足があまり届かないけど。大丈夫だよ。毛皮があるから、寒くない」
二人はくっつきながら今日一日を振り返る。
川で魚を捕まえたこと、バーベキュー。全部が全部楽しかった想い出だ。
「でも今が一番楽しいって思える……!
一緒に来てくれて本当にありがとねミーシャ……!」
「うん。ボクも、お話してるの、とっても楽しい。
えへへ。遊んでくれてありがとう、シオン」
遊び疲れて、話疲れて。
二人はゆっくりと目蓋を下ろして、寝息を立て始めた。
「ふふふ、よく寝てるわ」
リリィが、レストに膝枕をしつつ、髪を撫でる。
日中からリリィを探し続けて、ようやく会えたというのに疲労で寝てしまったのだ。
「リリィちゃん……お誕生日おめでとう~……むにゃむにゃ……」
「ありがとう。これも大事にさせて貰うわね」
レストの荷物の中にあったバースデーカードの添えられた青い薔薇の花束をそっと受け取って。
リリィは今暫くの間、レストと共に、深まる夜の空気に身を晒すのだった。
●朝、新たな一年が始まる
小鳥たちが囀り、朝の到来を知らせる。
朝露の香りに目を開けば、新たな朝が始まるのだ。
眠気眼を小擦りながらテントから這い出れば、黒衣の少女が、腰に手をあて待っていた。
「さぁ、朝よー! 朝ご飯食べて、撤収するわよー!」
一日空けてもテンション高く。イレギュラーズを巻き込むリリィは、変わらず健在で。
――一つ歳を重ねたと言えど、今はまだ少女であるのだ。
今日と言うこの日から、また新たな一年が始まっていく。新たな出会い、経験は彼女をどのように変化させ成長させていくのか。
イレギュラーズは歳不相応な黒衣の少女を見ながら未来を想い、期待とちょっぴりの不安を感じれば、それを楽しむことにした――。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
澤見夜行です。
楽しいキャンプは無事に終わったようです。
リリィも誕生日プレゼントをたくさん頂き、喜んでいます。
友達もたくさんできたしね。
依頼お疲れ様でした。
GMコメント
こんにちは。澤見夜行(さわみ・やこう)です。
早い物でリリィの誕生日となりました。
ついでで良いので良かったら祝ってあげて下さいね。
●出来る事
川辺のキャンプで思いつくことであればなんでも大丈夫です。
一人で参加される方も、二人以上で参加される方も以下のシチュエーションを選択してください。
ピンポイントにシチュエーションを絞った方が描写量が上がるはずです。
【1】川辺で遊ぶ
川と周辺の岩場で遊びます。
何をして遊ぶかプレイングで指定してください。
指定が無い場合カットになるかもしれません。
【2】川辺で食事
バーベキューとかのアウトドア料理を食べます。
リリィへのケーキの差し入れもこちらになります。
昼食と晩ご飯があるのでどちらか指定してください。
食べられない料理はNGです。
ちゃんと全部食べられるものを食べましょう。
【3】夜、焚き火の前にて
焚き火は人の心をオープンにします。
語りたいこと、想ってることを一言漏らしましょう。
テントで寝る方もこちらを指定して下さい。
●NPC
十六歳になるリリィ=クロハネが皆さんと遊びたそうにしています。
お声が掛けられれば何処へなりとも現れて一緒に遊びます。
友達をほしがっている可愛い奴です。
誕生日のお祝いには全てしっかりと「ありがとう!」と返しています。
●その他
・描写量は全体的に少なめになります。可能な限り描写がんばりますがその点ご了承ください。
・同行者がいる場合、【プレイング冒頭】にID+お名前か、グループ名の記載をして頂く事で迷子防止に繋がります。
・単独参加の場合、他の方との掛け合いが発生する場合があります。
完全単独での描写をご希望の方はプレイングに明記をお願い致します。
・NPCとの描写が希望の方も、その旨、明記をお願いします。
・白紙やオープニングに沿わないプレイング、他の参加者に迷惑をかけたり不快にさせる行動等、問題がある場合は描写致しません。
・アドリブNGという方はその旨プレイングに記載して頂けると助かります。
皆様の素晴らしいプレイングをお待ちしています。
宜しくお願いいたします。
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