PandoraPartyProject
The Eve of The War
鉄帝国の北東部に位置するヴィーザル地方――スヴェンセン港。
そこはノーザンキングス連合王国を名乗る荒くれ者達の拠点となっている。
ノルダインの北海海賊(ヴァイキング)達が誇りとする船――ドラゴンシップと呼ばれる――から桟橋に降り立ったのは、三十人ほどの男達だった。彼等は漕ぎ手でもあり、同時に勇猛果敢な戦士でもある。丸盾を飾る雄々しい二本角のシンボルは、ノーザンキングス統王シグバルド直属であることを物語っていた。
戦士達は二列に船を下り、左右に分かれて道を作る。槍の石突きが一斉に地へ打ち付けられる様は、さながら戦太鼓が彼等を鼓舞するようだった。
腕を上げ、喝采を浴びながらゆっくりと歩いてくる偉丈夫こそ、統王シグバルドその人である。
――彼等は帝国に巣くう内患――数ある重篤な病巣の一つだ。それもとびきりに重い。
そもそもヴィーザル地方は寒く貧しく、まるで農耕には適さない。沿岸の漁村群(ノルダイン)、湿地やら低木やら険しい丘に囲まれた高地の村々(ハイエスタ)、永久凍土の点在する針葉樹林帯(シルヴァンス)に住まう者達は過酷な生活を送っていたのである。彼等まつろわぬ民達は周辺村落のみならず、帝国東部全域への略奪を繰り返した。そうした中で、近年一気に勢力を拡大したノルダインの戦士シグバルドは、傘下に収めたハイエスタやシルヴァンスの氏族達と共にノーザンキングス連合王国を名乗り、独立国家であると主張しているという訳である。
とはいえ内乱の鎮圧は困難を極めていた。そも貧しい北東部を再制圧する旨味は乏しく、対処の全てが餓狼伯(ローゼンイスタフ伯)の双肩にのしかかっている。ギルドローレットのイレギュラーズはたびたびローゼンイスタフ方面からの依頼を受け、ノーザンキングスと幾度も交戦していた。鉄帝国皇帝が冠位憤怒に敗北し、魔種が新皇帝として君臨し、総軍鏖殺なる希代の悪法によって帝国内部がいくつもの派閥に分断されてからも、こうした戦いは続いており――
「聞け、峻厳苛烈なる雷雲の民ハイエスタよ。森羅凍土を制する智の民シルヴァンスよ。そして我等が北海の覇者たるノルダインの戦士達よ。いずれも劣らぬ猛(たけ)き戦人(いくさびと)等よ!」
大腕を振りかざしたシグバルドの宣誓を、戦士達が傾注している。固唾を呑んで待っているのは、彼等ノーザンキングスの戦士達が心待ちにしている言葉だった。
「斧を研いだか!」
応と木霊する。
「剣は佩いたか!」
熱気がうねりをあげる。
「槍は、砲は、石弩は!?」
皆が大地を幾度も踏みつけた。
「面を上げよ、時は満ちたり。千載一遇の好機到来と知れ。今宵は祝杯、盃を持て! 犯し、殺し、奪うべき日がやって来た。皆々各々が待ちに望む明日――戦に闘、諍……生命の本懐に奮い立つべし!」
小さな港に、身体を芯から揺さぶるほどの喝采が響き渡る。それは怒濤のようにも、雷鳴のようにも、地響きのようにも感じられた。
「大神オーディンへ全霊を捧げよ、さすれば魂は戦乙女の導きと共に、ヴァルハラへと召されん!」
演説を終えた後、町外れに林立するテントでは、村毎、氏族毎に戦士達が作戦会議を始めていた。
目的は帝国東部に位置する不凍港ベデクトへの襲撃だった。つまり最小の戦果は物資の略奪であり、最大の戦果はベデクト自体の奪取となる。
かねてより偵察を重ねていた彼等は、近くベデクトを占拠する新皇帝派と、反皇帝の諸派――主にローゼンイスタフ伯を中心とするポラリス・ユニオン(北辰連合)、そして北辰連合に協調する独立島アーカーシュが不凍港の確保を巡って大規模な戦闘が発生することを掴んでいた。
要するに漁夫の利を狙おうという腹づもりなのである。
もちろんそれに気付かぬポラリス・ユニオンやアーカーシュではない。
「いよいよか。人衆ければ則ち狼を食らう、万卒ならず一将たればなおのこと」
(なぜ、そのような……?)
海賊達の港から遠く西方――ローゼンイスタフの城塞、その執務室から中庭を見下ろす『金狼』ヴォルフ・アヒム・ローゼンイスタフの不吉な呟きに、娘であるベルフラウ・ヴァン・ローゼンイスタフ(p3p007867)は眉をひそめた。
ヴォルフとシグバルドは敵同士ではあるが、あちらがノーザンキングスなどと名乗り始めるとっくの昔(正真正銘の賊であった頃)から戦っていたのだから、ある種の不思議な信頼めいたものがある。ついさきほどノーザンキングスが不凍港へ向けて進撃を開始したと報告を受けた際にも、ヴォルフには一切合切まるで驚きなどあり得なかった。シグバルドがこの機会に乗らないはずがないという、強い確信は揺るがない。ならばシグバルドとて同じに違いないのだ。
これは当の二人以外には理解し難い話かもしれないが――事実上の辺境伯に相当する重大な役目を閑職のような扱いで押しつけられ、けれど誰よりも忠実にこなし続けるヴォルフと、過酷な気候をものともしない鉄騎でさえも生きることすら困難な不毛の大地を、一代の武力のみでまとめ上げたシグバルドと。両者の足元を覆ってきた数々の『不遇』すら踏み越える心身のバイタリティが、互いに共感(シンパシー)を抱かせていても疑問はなかろう。少なくとも――ベルフラウは思う――父ヴォルフは豪胆実直な上に慎重なれど全く臆病ではない。シグバルドを純然たる強敵だと見なしているのは間違いないのだ。
(しかしどこから攻めてくる、いや)
ベルフラウは首を振った。決まっている。正々堂々と港へ、鋼鉄艦を目掛けて突進してくるに違いない。
「お疲れ様です。紅茶とココアを淹れました。まずは一息いれませんか?」
「こっちは鰯コーヒーだよ。あ、鰯、ココアにもいるかい?」
広間にミザリィ・メルヒェン(p3p010073)とロト(p3p008480)が現れた。
「鰯……ご飯の時間にいただくわ、ね」
砂糖たっぷりのココアを手にした燦火=炯=フェネクス(p3p010488)が首をぶんぶん横に振る。
「鰯コーヒー、結構好きな匂いだよ? コーヒーが飲めないから残念……」
「そうか……? まあ人それぞれっつうか、ほら」
残念そうに俯くモニモニ・プー(p3p010585)に、ルカ・ガンビーノ(p3p007268)は塩漬け肉の盛り合わせと両面焼きの卵を一皿とってやった。
「連中が来るってなら、いつだってやってやるさ」
リズリー・クレイグ(p3p008130)にとってヴィーザル地方は故郷である。ノーザンキングスはそこに住まう多くの民にとって、安寧の地を我が物顔で荒らし回った怨敵だ。
しかし鉄帝国の自然というものは、あまりに過酷である。だからこそ犠牲者に当然の言い分があるように、加害者にもまた反論があった。海賊の多くとて純朴な漁師や狩人であり、魚を漁り鳥や鹿を射り、ヤギを育てて暮らしている。それだけでは生きていけないから略奪するのだ。続くのは正当な復讐――憎しみの繰り返しは決して止まらず、新皇帝がまき散らし続ける不和の連鎖をも思わせる。冠位憤怒バルナバスは、いまごろ玉座の上でどんな顔をしているのだろう。生きるための切実な怒りさえ、憤怒の怪物への供物にすら思えて来るものだから――まるでぞっとしやしない。
「まーリズリー姐さんが居りゃ安心ってもんだぜ。俺もつけなきゃならねえケリってもんがあってよ」
ヴェガルド・オルセン(p3n000191)はノルダイン出身のヴァイキングだが、今は一族揃って帝国側へ移り住んでいる。思う所はあろうが、やはり帝国軍人になった甥っ子のような青年エイリークが気がかりで仕方ないと見える。おそらく新皇帝派に嫌々従わされているらしいのだ。
「エイリークは必ず連れ戻しますわ」
「……そうだね、ヴァリューシャ」
マリア・レイシス(p3p006685)が頷く。ヴァレーリヤ=ダニーロヴナ=マヤコフスカヤ(p3p001837)は、何せエイリークの結婚式をしてやったのだ。幸せな姿を見ずして、司祭など務まろうはずがない。
そもそもヴェガルドが海賊稼業から手を洗うことが出来たのだって、彼が一角の戦士――ラド・バウで生きて行くことが出来るからに他ならない。略奪をやめろというのは、ある意味において強者の理屈でもある。それでは人というものは動かない。先程のヴォルフの呟きではないが、人は集えば金狼とて食い殺すに違いない。さながら窮鼠が猫をも噛むように――
「とにかくまあ、ベルフラウ姐さんの読み通り、あいつらは間違いなくドラゴンシップでやってくる。どんぶらこっこと正面突破に違いねえ。どっちみち三つ巴の戦いになんだろうぜ」
新皇帝派対、ノーザンキングス対、イレギュラーズと鉄帝国。
「しかしいくらなんでも、さすがに」
リースリット・エウリア・ファーレル(p3p001984)が小首を傾げる。いくら蛮族とはいえ無為無策の正面突破だけとは限らない。
「奴等は知恵が回る。それに傘下のハイエスタやシルヴァンスの得手は海上じゃない」
「無論、上陸は前提と考えて間違いないだろう。別働隊が居る可能性は十二分に考えられる」
ハイエスタと述べた時、微かに苦い表情をしたギルバート・フォーサイス(p3n000195)の言葉に、ベルフラウが同意を返して補足した。
「とはいえ調査結果によれば、ベデクトは新皇帝派に占拠されてはいるが、軍人も含めた大多数は『こちら側』に大きな期待を寄せている」
当然、実際の戦いでは新皇帝派からの離反も多いだろう。それらは戦場の霧(不確定要素)に過ぎないとはいえ、作戦の計算にこそ含めることは出来ないが、大きな力となるに違いない。
ベデクトを開放する意義は極めて大きい。たとえば――レイア・マルガレーテ・シビック(p3p010786)は考える――不凍港は街を抱いており、レイチェル=ヨハンナ=ベルンシュタイン(p3p000394)の唱える派閥を超えた医療団にとっても、各地の病院などを利用出来るようになれば救える命も多くなるのだから。
「すぐにベデクトへの出立の準備を整えろ。聖夜(シャイネンナハト)までには終わらせる」
「ハッ!」
階下ではヴォルフが部下達に指示を出していた。彼等の出陣は明朝ということらしい。
一方イレギュラーズは空中神殿のワープポータルが可能であり、友軍であるアーカーシュを経由することが出来るから、時間的猶予が許される。無理に同行することはない。そのあたりは各々の判断に寄るだろう。
そのあたりは『浮遊島の大使』マルク・シリング(p3p001309)あたりに話を付けておこうか。
噂の不凍港ベデクトは、何物にも得がたい宝冠を戴いている。
街の南部上空に浮かぶアーカーシュは、きら星(イレギュラーズ)達の拠点なのだから。
空中機動要塞の如く国土を縦横に駆け巡るこの島は、ポラリス・ユニオンと共闘して不凍港奪還作戦を実施する手筈となっている。そんな島の下部から突き出したブリッジ内部で、壁に背を預けるヤツェク・ブルーフラワー(p3p009093)やマルク達はお揃いの制服姿をしており、さながら練達製スペースオペラ映画の主役めいていた。
「僕も仕立ててもらったよ」
ヨゾラ・エアツェール・ヴァッペン(p3p000916)が着ると、まるで瀟洒なモデルのように映える。
「俺も仕立ててもらおうか」
ライ・ガネット(p3p008854)が立ち上がる。
「なんだいなんだい楽しそうにして、僕も混ぜちゃあくれないか」
「もちろんだとも、水くさい。ついでに一服つけていっちゃどうだい」
「お、いいねえ。ほらエッボ君も遠慮せずにやりなよ。あとは茶色い酒がオールドファッションドグラスにちょろっと一杯でもありゃあ最高なんだがね」
「どうも」
ヤツェクの呑み友リチャード・マクグレガーとエッボが葉巻を受け取った。端を切り落としてマッチを擦ると、燐に続いて紫煙が香る。
「ならば妾もふわーっと一息」
こちらは煙管をぷかりとやる弥多々良 つづら(p3p010846)の横。同じく制服を着込んだリドニア・アルフェーネ(p3p010574)も姿を見せ、「私には安煙草(こいつ)」と紙巻きに火を付けた。
近くを見れば何食わぬ顔で、レリッカ村長がフラフ煙草という香草をくゆらせている。
「あー葉巻いいですね、たまんないですね。チョコとか合うんですよね」
「へえ、意外っスね」
「ああーまあ……魂がおっさんなので。いやてか細巻き(シガリロ)って響き良くないですか。あとリトルシガーとか、フレーバードとか、そういうその」
早口に鞄からチョコを取り出した普久原・ほむら(p3n000159)に佐藤 美咲(p3p009818)が呟いた。同郷(というと語弊はあるが)、練達を拠点とする美咲はアーカーシュが誇る古代の超兵器を監視しなければならなかった。とはいえイレギュラーズの仲間でもあり、心境は複雑だ。
「――ラトラナジュの火、な」
超兵器の弾数は二発。そのうち一つを獲得した天之空・ミーナ(p3p005003)が人知れず呟く。
煙草は遠慮したマルクに、アヴェル・ノウマン(p3n000244)は、エリザベスアンガス正純の缶詰を取り出してみせた。冗談めいてもいるが、イレギュラーズがもたらしたしたアーカーシュの新しい名産品だ。
「缶詰は焼き鳥も良いぞ」
ニャンタル・ポルタ(p3p010190)がすかさず手をあげる。
「フン……」
眉間に皺を寄せた佐藤・非正規雇用(p3p009377)三十八歳もまたソファーで足を組み、さも鷹揚そうにロリポップ(棒付きの飴ちゃん)をぺろりとやった。彼には煙草を始めてから太ったという経緯があったりなんかして(いやそれ単に歳では?)。
「結構けむけむするイメージなんだけど好きな人多いのね」
「個人的にゃ煙草はすすめんがな。金がかかるし身体に悪い。しかしやめられんのだよ。難儀なこった」
しげしげと眺めるオデット・ソレーユ・クリスタリア(p3p000282)に、ヤツェクが肩をすくめる。しかしまるで煙臭さを感じさせないが、オデットはそれが友人達――ここでは風の精霊による働きであることを知っている。ここアーカーシュを覆う古代遺跡レビカナンは高度な精霊都市だ。
「興味はあるが、先に酒かな」
「練達には水蒸気タバコなんてツールもあるから、もちろん二十歳をこえてから、ね」
ルクト・ナード(p3p007354)の呟きに、ノア=サス=ネクリム(p3p009625)が蠱惑的な唇に二本指を立てた。ついでに言えばラサには水煙草(シーシャ)なんて代物もある。
「そんでそこに主砲! 斉射三連!」
「ファイエル! てな! ははは!」
談笑に花が咲く。例えば星の海――腐敗した共和国において民主政治を信じ艦隊を率いる将が人工惑星の要塞へと陣取り、若く美しい俊英の専制皇帝を迎え撃つように――だなんて。物語にも物語なりの苦悩があるように、現実という代物はいつだって険しいが、それはさておき。
「男の人ってほんと、いくつになっても。ねぇ」
「ええ、まあ。本当ですね」
ぼやいたアーリア・スピリッツ(p3p004400)と、そわそわしつつも苦笑を返した小金井・正純(p3p008000)の口調は、言葉そのものとは裏腹に和やかなものだった。
皆ポラリス・ユニオンの面々同様に、つい先程まで作戦会議をしており、今は小休止といった所なのだ。そもそもイレギュラーズは忙しく、シレンツィオでの冒険が終わったばかり。幻想北部の動乱は続いており、更には天義まで怪しく動きだしたとあればアーリアとて正直なところ、気が気ではない。
休息というものは重要だと、アーカーシュを取り仕切る歯車卿エフィム・ネストロヴィチ・ベルヴェノフも述べていた。彼は仕事において帝国の鬼軍曹さえ恐れる文官(!)だが、何よりも効率を重んじる。規律も休息も、良い仕事には欠かせないというわけだ。部下についても、またしかり。『定時内はドブラック、時間外はまあまあホワイト』とは、エフィムの部下達がたびたび零す冗談の一つである。
ポラリス側の話ではないが、ふと複雑な表情を見せたココロ=Bliss=Solitude(p3p000323)は医療者で、健康というものには一家言ある。皆の様子を注視し、行動せねばなるまい。
「それでは投影をお願いします」
そんなエフィムが部下共々、目の下にクマを隠せないで居るのは、事態の緊急性を雄弁に語っていた。
「さっそく映し出しますわ~~~!!」
アーカーシュでの戦いの際、ブリッジの奪取に一役買ったピザ屋、もといフロラ・イーリス・ハスクヴァーナ(p3p010730)は、ベデクトの航空映像と地図とを照らし合わせて空中に浮かぶ幻影スクリーンに投影する。
「そのあたり、ちょっと拡大できますか」
マルクがスクリーンを指さした。
「お安い御用でしてよ」
和やかな空気は一転して、『お仕事モード』だ。
作戦会議は進んでいるが、地上部の施設でもまたEAMDのキャナル・リルガール(p3p008601)やサフィロス・クレイン(p3n000278)を付けたクレイン博士達、技術班はアーカーシュが誇る古代の遺物を整備しているだろう。技術力はこの島の強みだ。マイヤ・セニア(p3n000285)も一役買っている。
「かなり復興出来てきたからね」
そう述べたルーキス・グリムゲルデ(p3p002535)もマーマディアン討伐の折りに、ニャンタル達と共に何かと便利そうな笛を入手出来ていた。そうしたものは、ゴーレムにパワードスーツに、数多い。
そんなブリッジの片隅で、ジェック・アーロン(p3p004755)は風を感じていた。
眼下のベデクトでは新皇帝派が今もなお、横暴の限りを尽くしているのだろう。
そこには――ソア(p3p007025)が唇を噛んだ――妹(ウル)も居るのだ。
「お茶が入りました」
「ありがと! ジェックもほら!」
「あ、うん。ありがとう」
「ありがとうございます」
リーヌシュカ(p3n000124)の義姉リュドミーラから、すずな(p3p005307)達が飲み物を受け取る。
「ほれれろうふるのよ(それでどうするのよ)」
「あーもう行儀悪いですね。いいですか、大人というものには事情があり」
非正規雇用(佐藤アルバイトさんの事ですよ)のポッケからくすねたペロキャンを頬張るリーヌシュカに、ヨハン=レーム(p3p001117)が頬をかく。
ベデクトに蠢動する邪悪――ヘザー・サウセイル、そしてターリャという少女。魔種(デモニア)共。
戦いの時は、刻一刻と近付いていた。
※ポラリス・ユニオン(北辰連合)と独立島アーカーシュが不凍港ベデクト奪還作戦を開始しました。
※ノーザンキングス連合王国が不凍港ベデクトへ進撃を開始しました……。
※不凍港ベデクトでは新皇帝派――魔種が動きを見せています……。
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