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ギルドスレッド

Deserted House

野草の庭

道路に面した庭には、野草と見紛う草木が好き勝手に生えている。
恐らく元の持ち主が植えたものだろうが、家主(もどき)に手入れの意思はないようだ。
放置された自転車は雨ざらしなのかすっかり錆びついている。

木の板の欠けた縁側には壊れた風鈴がぶら下がり、季節を問わず音を立てる。
庭と道とを隔てていた筈の塀はとうに崩れ、自由に出入りができるようになっていた。

あなたがこの近くを歩いていると調子外れの鼻歌が聞こえてくるかもしれない。
家主のような顔(?)をした少女は、雨の日も晴れの日も寒くなければよく縁側に座っているようだ。


庭に入ってくれば少女は真っ先に気付くだろう。
ただし、ここは草木のぼうぼうに生い茂る庭である。虫には十分注意されたし。

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(板の外れた縁側。あぐらをかくように座り、調子外れな鼻歌を歌っている。
ガスマスクで覆われた頭は小さく揺れ、どうやら楽しげな様子である)
ーー♪
(たまたまの用事で街を往く。買い物帰りか、紙袋を携えて。)
(日々よく歩き回る彼女(?)にとっては、べつに初めての道ではないけれど)

(それでも道端のその建物を、『住居』と認識したのは)

…………あら?

あら、まあ。

(通りまでもかすかに鼻歌を届かせる、一風変わった風貌の少女を目の当たりにした、今日が初めて。)

……人が住んでらしたのね、こちら……?
(機嫌良く流れていた鼻歌は、どこからか聞こえてきた人の声に音を止める)
(風の音を聞き間違えたのかとあたりを見渡し、草木の間に人影を見つけた)

オヤ………君は、タシか

(小さく首を傾げ、何かを思い出すような声を出す)
(直接会ったことこそなけれど、その噂は幻想では特に有名だった筈だ)

(やがてそうだと膝を打ち、佇むひとの名を呼んだ)

──タント、だっけ?
コンニチハ。うちにナニか、ご用カナ?

(庭に降り立ち、このおんぼろな廃屋に不似合いなひとへ、のんびりと近付いた)
――ああ!

(陰になっていたから顔が見えなかったのかと思いきや。よく見れば、誰より特徴的なガスマスク。見間違えたくとも間違えられないその風貌)

……ジェック様!
ジェック様ですわね、ごきげんよう!

(庭に降り立たれれば、此方からも。きょろきょろと玄関を探すが……塀の崩れきった様子を見ればすぐに気を取り直して。『お邪魔致しますわ』と最短距離で近寄っていく)

いえいえ、御用というほどでは!たまたま通りがかっただけなのですが……
なのですが……

(荒れ果てた、と表現するに吝かでない建物や庭の様子を見れば、自然と少しばかり声のトーンが抑えられて)

ここは、……ジェック様のおうち……ですの?
はいハーイ、ジェックだヨ。

(軽い返事。あっさりと崩れた塀を乗り越え進む姿に、ドレスが傷付かないかとマスクの下で目を剥いた)

イガイとアグレッシブなのね、キミ…。

(感心したような声をひとつ)
(ああいやと、問われた言葉を思い出し、僅かばかり首を傾げる。何かおかしいだろうかと)

ウン、そう。ここがアタシのオウチだよ。
って言っても、カッテに住み着いてるダケだけど。
(ぐいぐいと、すいすいと近寄っていく。この姿で幾多の戦場を駆け抜けてきた彼女(?)にとって、この程度は然程気にするようなことでもないようで)

??あぐれっしぶ?ですの?
ええ、アグレッシブ度合いはかなりのものと自負しておりますが!

(きょろきょろ、見回して。『ジェック様のおうち』と認識すると、途端に声が明るく)
そうなのですわねー!てっきり無人のおうちかと思っておりましたもので!
あっ、厚かましく入り込んでしまいましたが、お休み中にお邪魔ではなかったですかしら!!
(このお嬢様のようなひとは、なるほど相当お転婆だと、苦笑の気配)

ヨゴれたら、洗うのが大変ソウだと思ったダケさ。
元気イッパイで何よりダヨ。

(くるくると変わる声音、よく動く仕草に笑いを漏らす)
ソ、無人のおうちにコロがりこんだンダ。
気にするコトないよ。丁度ヒトリで暇してたトコロさ、話アイテになってくれるカイ?
あらあら!お洗濯は慣れっこですわよ!
ええ、元気が取り柄!というやつですわー!!

(あっ、笑っておりますわ。と、何だかよくわからない感想を頭に浮かべる。見た目から表情が伺い知れない分、色んなところから感情を見出そうとして)

まあ!まあ!是非是非喜んで!わたくしも今日はあとは帰るだけですもの!
ジェック様とお近付きになれる機を逃す手はございませんわー!

(ぱあっと表情を明るくする……というか実際にちょっと光っている。対照的なほど、見た目にわかりやすい)
(マスクの下、おや、と片眉を上げる)

ジブンで洗濯をスルのかい?
それはスコし……意外だったナ。

(嬉しそうにするひとに、喜ぶように頷くも──輝く様子にぎょっと目を剥いた)

う、ウン、ヨロコんでくれてアタシも嬉しいケド……

(聞いて良いものか、視線を暫し彷徨わせ。やはり光っているなと再確認し)

タント……ソノ、すごいヒカってるけど、それってそういうトクセイ?
それとも………ビョウキとか…?

(どうやら自ら光を放つ人を見たことがないらしい。大丈夫だろうかと恐る恐る尋ねた)
あら!?そうですかしら!人様に身の回りを頼むような偉い身分ではございませんもの!
毎日自分でお洗濯しておりますわよ!
(買い物帰りと思しき大きな荷物をよく見ると、生活雑貨やら食材、調味料。随分と生活臭)

へっ???

……まあ!まあ!
(オーッホッホッホッ!!と高笑い)
ジェック様、ジェック様。この蒼天をご覧下さいまし!

(ビシィッ!!と人差し指を真上に掲げて)
お分かりになりますかしら!!

太陽がまばゆくきらめくのは!当たり前のことですわーーー!
そう!この光はわたくしがわたくしである証!お気になさらずですわーー!!

(オーッホッホッホッ!!と、再び一通り高笑った後……にへっと笑い)
ご心配ありがとうございますわ。ジェック様はお優しいですのね!
ソウカ、そうだったノカ。
喋り方とフクソウで、てっきり生粋のイイトコの子なのかとオモったよ。
洗濯に買い物に、エラいね。
(荷物の中身をちらりと見て、丁寧に洗濯されただろう綺麗なドレスを見て、感心したような声音で頷くと)

(指さすそれに釣られて空を見上げ、高笑いするひとへ視線を移し。顔を隠すマスクの下で、目をぱちり、ぱちり)

……………ナルホド。
(しばし考えた後、やがて真剣な声で納得を表した)

つまり、タントは太陽ナノか。
洗濯シテ、買い物もするタイヨウ。
ウン、すごい。確かにミンナを照らせそうダ。

アァ、でも。
(どこか感心したような様子から一転。優しいという言葉にはゆるく首を振り、困ったように返す)
アタシはコノ世界のことはマダ知らないこともオオいから。
初めて見て、ビックリしちゃったノサ。
ソウイウものなら、イイんだ。
いえいえ、特にそういった家柄ではございませんわ!
自分のことは自分で、それだけのことですわよ!ジェック様もそうなのでしょう?この家にお住まいなくらいなのですから!

(思いの外真剣に納得されて、一瞬だけ驚いたように目を見開き。すぐに満面に笑みを湛え)
残念ながら太陽そのものではございませんが!
しかし、ええ、ええ!照らしたいからこそきらめく!
いえ、
照らしたいと願ったからこそきらめくことができる……ふむ。

意識したことはございませんが、そういうものなのかもしれませんわね!

(真剣に話を聞いてくれる少女に嬉しそうに笑いかけながら。縁側の方まで歩いていって、遠慮無く着座。ミシィ、と木の撓む音)

それにしても…………
ワビサビハウス、ですわね……
(体を反らして建物を見上げつつ。両足はぱたぱたと)
マァ……自分のコトは自分でヤル、傭兵やらボウケンシャやらじゃ当たり前ダカラね。
やるコトって言ってもソンナないけど、何せこの家ダシ。

(ふふ、と、似たような言葉を使って冗談めかし。座るのを見守っては、選んだ言葉に吹き出した)

ッフフ、物は言いヨウってやつだ。
ボロ屋でしょ、最近は雨漏りもヒドくてネ。
雪が降ったらドウなるのかってカンジさ。

(肩をすくめておお、さむいと。両手で自身を抱きかかえるようにして寒がる真似。
そのままちらりと横に座ったひとを見て、ひとつ頷く)

タントみたく真っすぐでアカるいと、本物の太陽でなくてもダレかの太陽にはなってソウだ。
マブしいね、キミは。

(微笑ましいような、暖かいような、それでいて羨ましいような。そんな声音で呟いた)
ふむっ。年季が入っておりますのはよいことですわ!
それにジェック様も、気に入って住まわれているのでしょう?
良い家かどうかは‪──ええと、‬ともかく。(雨漏りの話を聞いて、一瞬確認するように天井を見上げ)
良い家だからではなく、この家が良い、と思われて住まわれているのでしょう?

(寒がる様子に、あら?と首を傾げて。お尻を上げてぽすんと傍に寄り。軋む縁側)
誰かの太陽に……ええ、ええ!!そうでありたいと思っておりますわ!
差し当たって今はジェック様の太陽になれればと!わたくしはあったかいですわよー!

(ふわわっと光りながら傍らの少女に手を翳す。まさに太陽光のような優しい温かさを、寒がっている友人へと。“フリ”だとは、気付いていない)
一種のロマン、みたいなトコはあるヨネ。
(きちんと家として機能しているなら、と付け足して。天井を見上げた様子に更に言葉を付け加える)
ココは雨漏りしテテもしてナクても、風次第でイクラでも雨はハイってくるから。

マ、慣れてるホウが落ち着くカラね。
住めば首都……ダッケ?そんな言葉も混沌ニハあるようだし。
(ひょい、と肩を竦めて見せた)

(そうしつつも、近付いてきたひとにガラスの奥でぱちりとひとつ、瞬いて)
フフ、それはウレシイな。
眩しいというより、暖かいッテ言葉に変更したホウが良さそうダ。
あったかいヒカリだね、冬場にはヒッパリだこだよ、キット。
(翳された手に、近付いた光に、確かな温もりを感じる。自分はもしかして本当に寒かったのだろうか、そんなに外に長くいすぎたかと内心で首を捻りながら)
それは……家として機能しているのですかしら……
んむむ、少なくとも「雨風を凌ぐ」という言い方はできないですわねー!

それでも、こういった家が……んむ、と申しますか、
元の世界でも、このようなおうちに住まわれていたのですかしら?
(『都』ですわ、と少し笑って)

ええ!湯たんぽならぬ湯タント様ですわよー!!
(翳した手で、友人の両手をぎゅっと握る。まぶしくてあたたかい笑顔を、ガラスの奥の瞳に真っ直ぐ見せて)
あたたかいことは、うれしいことですものね。
それは、ええ。本能だと思いますわ。きっと、誰しもの。
アハハ、マァ凌げてはナイね。
(苦笑をマスクの下で漏らしながら、そう、それ、と頷いて)
ソウだそうだ、『ミヤコ』だ。

あっちでは…スムって感じじゃナカったかな。
デモ、泊まってたのはダイタイこんな感じのトコばっか……っていうか、こんなカンジの建物しかノコってなかったからサ。


(握られた手を見て、眩い笑みの目の前のひとを見て、アァ、と目を眇め)
ウン、いいね。
暖かくて……ナンだか嬉しくナッテきちゃだた。
タントの…いや、湯タントのオカゲかな?
(くす、と冗談めかして笑った)

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