PandoraPartyProject

ギルドスレッド

魔王神殿ズィンゲンレーゲル

レイン・ラディアの部屋

(一言でいうならば異質。
 豪奢な王座、神殿とはかけ離れた部屋。
 鳥かごが存在するが、鳥は存在せず
 とこにも通じない電話が1つ。
 机の上には、日記と万年筆。チョコレートが置いてある。
 ベッドにぽつんと古びたドラゴンのぬいぐるみがある
 ドラゴンにしては、その羽根は蝶のようだが…
 出入り口には、歯車とそれを回す取っ手。
 これを回すことで、ベッドに檻を下ろす仕組みとなっている。

 ―ーつまりここは、牢屋であった。)

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よっしゃ!
可愛いのがいいな、可愛いの。
僕は短くて遊びようがないから。
(そっと髪に触れて、ちょっと首傾げて。いい?の問いかけ。)

うん
カタリナの事が知りたい。

(真面目な表情で、赤かった顔をきっと引き締め)
か、可愛いのにするのかい!?
いや構わないがね、時として意外にもそれが良かったりするものだからね!
(もちろん、と頷いて)

……では、何から話したものか。
私が自称勇者なのは以前話したね。
あれは……何故か知っていたかな? 街角で何人かに話したことがあるので、一応聞いておこう。

(真面目な表情になったレインを抱き寄せる)
自分で編めるようになるまでの練習ー?
(紙を一房手に取って、ちゅ、と唇を落とし)

うん、没落貴族でお父さんがレイピア使いの自称勇者
けれども勇者に慣れちゃったって話まで聞いてた。主な武器はレイピア、だったね?

(大人しく抱き寄せられて、辛いこともあるだろうからカタリナの手に手を重ねる)
……(その様子にギャップを感じて見惚れて)

ふむ、そんな所かな。少しだけ混ざっているが……
……勇者を名乗り始めたのは十九の時でね。
私の世界では勇者になるには、選定の儀式を受けなくてはならなかった。
だが、選定の儀式を受けられるのは健康な肉体と、数日間に及ぶダンジョン探索を一人で行える体力のある者に限られたのさ。

……私はこう見えて生まれつき、母譲りの病弱でね。
勇者には、とてもなれなかったのだよ。
(重ねられたレインの手を見つめながら話し始める)
みつあみがいいかなー…
昇天ペガサスMIX盛りかな
(ギャップがありすぎた)

健康な肉体…
カタリナ、たしか短時間で息切れ起こすほど体力ない、よね?
僕の虚弱とは違う…やっかいなものと思っていたけれど
それなら、そもそも受けられない筈…本来は。
何かと契約でも、した?悪魔とか。
……そこまでして、なりたいとは、…思えないけど。

(じんわり子供体温で手が温もり。勇者ってそんなのでいいんだ、っていう思いと
 そんなことして勇者になってどうするんだろうという思い。)
三つ編みは分かるが今のは……いや、何だいそれは!?

……ああ。
そう、だね。私とした事が……そうか、その辺りを話すべきか。
(レインの言葉にハッとした様に、視線を宙に泳がせて。ゆっくりとレインを見ながら頷いて、小さく息を吐いた)

そもそも勇者とは、非力な人類の為に用意された私の世界における防衛機構だったんだ。魔王よりもずっと昔から存在するくらい元々数多くの勇者がいたんだ。
魔族という人類の敵対者が居たからね。
肝心の魔王が現れたのは私が生まれる少し前でね、原因は……とある国で勇者という概念を生み出し、世界の均衡を保っていた、いわゆる守護神という者が現れたからだった。

守護神は突然現れ、人類と魔族に宣告した。
私達の住む世界はどちらか片方が滅びなければ崩壊し、消滅するとね

……そこからの流れは、分かるだろう? それまでは人々を守る為に存在した勇者はその日を境に、ただの戦争における一兵士でしか無くなったんだ。
…とても酷い話だが、誰も神という存在が告げた事を疑わなかったのさ。

魔族の中には善良な者も居たし、力こそあれど人間には関わらない者達もいたんだ。
人類だって、それまで戦争らしい戦争が無いほどに余裕は無かった筈なんだ。

それが、宣告の日から魔族はこぞって人類を襲い始め、それに対抗する為に勇者が増えた。
選定の儀式は多少過酷ではあるが誰にでも出来る。
精神性にそれほど問題が無ければ勇者として認められ、戦場へ送られるのだよ。

魔王なんて存在が現れるのも道理さ、彼等だって世界の崩壊を許す訳にはいかないんだからね。

私の父が死んだのも、そんな時代の最中で起きた戦場での事だったのさ。
……勇者でも無いのにね。私の父は。
髪の毛における新時代、革命の髪型だよ!
ファイト!僕は髪の毛短いから!!
(これもまた酷い話)

守護神ってまた胡散臭い…いるっちゃいたけど……
あの人と比べ物にならないほど胡散臭い…疑わないことが奇跡
それなのに、全てが信じてやらかした、ってことか……。
魔族の成り立ちが僕らとは違うから、何か人類と魔族の作りにも…
あ、ごめん続けて。

たかが兵士、か
……勇者、とはいえないだろうね。ただの使い捨てだ。

……………お父さんみたいに、なりたかった?
(僕には、父親らしい記憶が1つしかないけれど)
…悲しかったし、辛かったね。
時には憎悪もあるかもしれない。
…僕は、君じゃないから、わからないけれど……
人は、理不尽の中で生きる生き物だから。

(体の向きを変え、向かい合わせになって
 ちょっと背伸びをして頭を撫でようと。)
(レインの言葉に俯き)
……使い捨ての方が、マシだったと私は記憶しているよ。
選定の儀式を終えて暫くした勇者達は誰もが驚異的な生命力と超人的な身体能力、魔力を誇る。
戦場での死を除けば不老不死とも思える肉体を手に入れていたからね。
…尤も、長生き出来た勇者は一人しか知らないが。

………。
(レインに頭を撫でられながら、ゆっくりと呼吸をする。何かを思い出す事を速やかに済まそうとする様に)
成りたかったが、叶わない夢だったと……私は思う。
……私は客観的に見れば、道を誤ったのだ。

私が勇者を名乗り出した齢十九の時。それも私の誕生日の朝の事さ…私と同じく病弱だった妹が、ベッドの中ではなく、机に向かって大好きだった魔法の本を開きながら冷たくなっていたのは。

……私はその日を境に、最早誰もいなくなった屋敷を売り払い、父の残した少しの財産を全て使って旅に出たのだよ。
勇者を自称しながら、ね。
…それで長生きできるはずは、ないよ
人間の心は、それに追いつかない。
…僕は、そう思う。人の心を捨てないで、よく生きてくれた、とも。

妹さんが死んだのと…関係が、あるの?
自称勇者、なのは。

(親族全てを無くす辛さは、少しわかる
 少ししかわからない。でも、心を寄り添わせるために考えて、言葉を聞く。
 ゆっくり、ゆっくり、撫でて。)

…うん?あれ、じゃあその時まだ不老不死とかじゃなかったっぽい?
洞窟に特攻すれば勇者なんだよね?

あと、甘えながらでいいよ。辛そうな話だし。
(いいこいいこ。ね?)
……ありがとう、と言えば良いのだろうか。
此方に来てからここまで話したのは初めてでね。その、勝手が分からないのさ……
(撫でるレインの手を愛しく思いながら、そのまま静かに目を閉じて話を続けようとする)

関係はある。
というよりは、半ばあの頃の私は若さ故に怒っていたのだよ、多分ね。
だから私は父は騎士としての使命があってならず、妹は私と同じ病でなれなかった勇者に……なろうとしたのさ。

人の為だけに在る勇者に。

さっき、君が私に問いかけた疑問に答えよう。
私は勇者にはなれなかった。
金を積んでも洞窟へ行っても、まず私の体力はおろか病に侵された体ではとても奥を目指す事も叶わないのだからね。

だから、私は他の方法を模索したのさ。
勇者に最も近い、別の存在になれる方法が世界の何処かにあるのではないかとね……幸い、私はもう没落して誰もいなくなった家に未練も無く金に執着も無い。
故に……死に場所でも探すかのような旅に出たんだ。
そして見つけた。
……というよりは至ってしまったのか、今となっては分からない。
行き方も帰り方も何故か覚えていないのだからね。

世界の果て、私の住んでいた世界を支えていた糸の一端。そこへ辿り着いたのだよ。

……私は、レインの言う様に契約……いや、誓約を交わした。
世界を繋ぎ止め、管理していた巨大な蜘蛛糸の邪神とね……。

(余程、その時の事が曖昧で朧気なのか。急に出て来る言葉が飛び飛びになっていく)
(それだけ当時の精神的な衝撃や何かが強かったのかもしれない)
(精神的な汚染を受けた事も原因とは、少なくとも自身では分からない事だった)
吐き出すことは大事だよ
…とはいえ、これは僕がきみを知りたくて言わせてるんだ
痛みを伴う過去を、掘り返させてごめん。
でも、何も知らずに愛をささやくようでは、僕はきっと、君の心に寄り添えない
それで恋人を名乗るのは、…うん、恋人、止まりと思うんだ。

怒り、かぁ…たしかに、理不尽すぎるものね
世界も、人も、運命も、何もかも
でも、けれど、…辿り着いてしまった、のか
そこまでの執念と情熱と怒り、何より……
邪神とは、ちょっと…なんとも、言えないね。
神との契約は、あまり……
(表情を曇らせた。ここで、はじめての表情。
 神と言う存在を、ある程度は知っている
 ゆえの、この、顔。)
それで、その身体に……なったの?
対価を求められたと…思うのだ、けれど。
いや、神は人の計り知れないところにあるから…なんとも言えないけれど。

(どうか、穏やかに話が続けられるように
 撫でる手で頬に触れようと。大丈夫?いたいけど、続けられる?)
勿論、解っているとも。
レインは私を知りたい。私を好きなだけではなく、その先を愛したいという事なんだろう?
……その気持ちは私にも分かるとも、愛したいからこそ過去を共有したいのは私も同じだからね。

……(レインの表情だけでなく、僅かに声音が潜んでいるのに気付いて目を開ける)
…………その通り。
彼の邪神は私には対価を求めなかったが、虚ろで朧気な白痴の邪神は私に約束させたよ。
求める力を与える代わりに、世界の崩壊を確定する。
……間違っていたかも知れないが、私は間違えたつもりは無い。だが確かに私は……私が、あの世界を崩壊する事を確定した未来にしてしまったのだよ。

(頰に触れるレインの表情を見る勇気は無い。だがそれでも嘘偽りなく、彼女に話す事にした)
(大丈夫。その意味を込めて小さく頷く)

それが不朽ノ代償の誓約……邪神は私を世界の確立因子を接続…謂わば世界そのものと私を同化させる事で、強化するものだったのだよ。
そういうこと
愛するってことは、しっかりと相手を見ること、です。
(にこりと、笑って。これでも魔王、腐っても魔王。たとえ、無知な子供の姿でも。)

それは立派な対価だと思うんだけどな…
なら、うん…間違いじゃない。
(……魔王の顔は、)

そうなると、本来ならそのギフトは失われるはず
幸運かもしれないね、…カタリナ君の世界は崩壊したとしても、やり直しがきくと思う。
勇者は本来勇気ある者を指す言葉だった
……よくここまで話してくれたね。
君は諦めたかもしれないけれど、君の世界は諦めてないのかもしれないよ。
(魔王は、笑っていた。不敵に、まるで勇者のごとく。
 諦めない事は、悪徳/美徳だ。勇者の心を抱えて魔王は生きた。
 だから、非道なことを言う)

なんとかできるかもしれない。
ここでなら。…や、もちろん僕の世界に連れ帰って旦那さまですってしたいけどね。
そのギフトは、大切な命綱だ
決して粗末にしちゃいけないよ。
君はまだ、君の世界と繋がってる。帰れる。
そのために、僕らは力を貸そう
まずは力を取り戻してから、だけど…

よくがんばったね、カタリナ君
君は必ず報われて、必ず救われる。
君の行動に無駄はなく、今この時ですら、最善をとっている。

(この魔王にとって
 神に逆らうことなど容易いことで
 尽くすことすら、当然の事。
 痛みもあったその言葉に、無駄はない。活路を開くこともある。)

って、そういう意図での話でもなかったね
……君の事が知れて、嬉しいよ。
こー、うん、いとおしいと、おもう。

(むーん…目をつぶって照れる。落差の激しい魔王でした。)
……………

………………………

(驚いた様に、レインの顔を見ていた)
(それは普段の会話や生活の中で垣間見せている人間らしい感情の篭ったものではなく、自身の中で初めて生まれた空白だった)
(一瞬、彼女の声が聞こえなくなりそうになった。子供の様な姿でも、その瞳の奥に自分が成りたかった勇者達の姿が見えた気がした)
(レインの声が聞こえなくなっても、空白の最中で彼女の言葉が頭の中で文字として浮かび上がる)

…………私は、召喚される直前。
(だから口から溢れ出る様に、震えた声が出てしまった)
……見たんだ。

決して誰も私を壊す事の出来ない、最大にして最強で…儚く散ろうとする世界の力を使って、私は魔王も、破壊神も、守護神を名乗っていた邪神も。全て倒した。
人を救う為に、私は魔族も人間も皆全て自分の民にした。
王に、なった……なれてしまった。

誰もが世界が滅びる事を知らずに私が築いた平和を謳歌していたんだ……だがそれは全て…
……全て、消えた。

消えて行くのを、この目で見たのだ。
地平線が……海が……森が、大地が…空が……全てが光の粒子となって消えようとしていた。
私の国、民達さえも消えていった。

……私の愛した者達も、私が皆にかけた魔法で何も知らず、感じずに、消えて行ったんだ。
…そして最後に私が消えようと、誓約が剥がされる感覚と共に肉体が無に帰ろうとしたのを……感じた。

…………そして、次に目を開けたのが、あの大神殿での光景……だった。

世界が崩壊から救われたのではなく、私が異世界へ来てしまったのと分かった後。
このギフトは……私に輝きを与えた。

何の冗談だと思ったとも。
あの世界での誓約が生きていたのだからね……だがそれは憶測に過ぎないとばかり思っていた。
だから私は今まで、『自分は死人なのだ』と思っていた。

……私を知った上で、愛おしいと言ってくれた君……
君に、レインに、聞きたい……私は、いや…私の世界は救われたのだろうか…?
消えたなら、そこですべては終わるはず
けれど、いま、残っている。
王が一人。「すべて」が消えたわけではない。
消えかけだったとしても、今、ここにいること。それが、全て。
(とん、と指先でカタリナの心臓を突く)

世界は一時的に救われた。
でも、まだ世界は満足してないだろうと思う。
…そして、人って、終わりを知った時に立ち向かう人だっているんだよ。
カタリナ、……君みたいに。
今、君はまた淵に立っている
君は間違いなく勇者だよ、カタリナ
僕に聞いた時点で答えなんて出てる。

救われていたなら、更なる欲望をもって再生を
救われていないなら、力をもってして救いを
それだけのことなんだ。
答えは「どっちでもいい」
手を貸すし、泣きたい時はいつでも僕の胸で泣くといい
思い出して辛いなら、手を繋ごう。
まだ、前に歩める。
…疲れたら休んでもいいんだけれどね。

ごめんね、僕は力になれたかな?
(しょんぼり顔に戻る魔王。)
まだ逆転できる
なら、それをやるだけ。
悲劇も喜劇に変えるのが、僕らの役割。
大逆転劇、観客を笑わせてスタンディングオベレーション
全米が泣くまで、大爆笑するまで、やめやしない。
絶望の中でも、立ち止まっても、また歩けばいいだけ。

「それだけ」ばかりなんだ。
世界が望むのは―ーめでたしめでたし、が主なんだからね。

でも、カタリナはもうちょっと休んでもいいと思うな
まだまだ、僕も君も力が足りなさすぎる。
役者がこんなんじゃ、舞台は盛り上がらない、ってやつでーす。

(レイン・ラディアは笑ってみせた
 すべてを聞いて、考える顔をした後に笑って
 心配ない、まだ出来るといってみる。…まだやれと、いうのだ。
 諦めてもなおも、と。自分たちが居るんだから、と。
 残酷な、勇者の、傲慢さ。)
…………。
(暫し、しょんぼりとした顔のレインを見つめて……)

……嗚呼。
あぁ……そう、だな。
君は力に…いや、君に力になって欲しい。
…この混沌に来てから、何度も迷いがあった。今も君に話しながら迷いがあった。
だが、君のおかげで……ずっと身体を蝕んでいた何かから解放された気がするよ。

ありがとう、レイン……。
(そっと幼い魔王の顔を上げさせると、その唇に自身を重ねて……)

……そうだね、私も少しまた休むとしよう。
なるべくね。
これでも私は……王、なのだから。
(舞台を盛り上げるなら、仲間を、友の士気を高めるなら自分が走り続けなければいけないと。)

それに君が私の傍に居てくれるのだろう?
そして私も君の傍に居るつもりだとも、なら一緒に盛り上げようじゃないか。

嗚呼、初めてこんな風に弱い面ばかり他者に見せてしまった。
これでは元の世界に居る皆に笑われてしまうな。
(恥ずかしそうに笑いながら、今度はもう『生前』等と言わず)
……さて、長くなってしまった上に何とも言えない空気にしてしまったね。
君の話は……どうする?
そこは、まぁ、魔王の包容力ーっていいたいけど
ん、……お、…おぅ…なに、てれる。
どういたしまして……?
い、いや、君を助けるのは当然で、あって……うー…
(スイッチが切れたかのように、真っ赤になって)

休んだ後、万全で舞台に上がればいい
君はここまで、色々な人との縁を繋いできた
それは何よりの力となるし、力になってくれる
誰もが驚く舞台にして、盛り上げよう。笑いの溢れるエンディングのために。
いつまでも傍にいるよ。
(勇者は、魔王は、笑うのだ。そうやって。)

指さされて好色王がキス1つで凄い照れてるって言われるよりマシだと思うな!
もしくは、好色王とうとう幼女に手を出したって、とか

案外、なんだー言ってよねー自分たちも手伝ったのにって笑うかもしれないよ
人って、……面白いものだから。

(くすくすと、今度は違う笑い方。少女の笑みにもどるの、だが)
僕の話かー…
僕のこと大体想像、ついてると思うし…結構話してるし……
サイコロをふって出た目で話をしてみる?
6は本日のあたり目で魔王触り放題だよ!
(なにがでるかなっなにがでるかなっ…この魔王、やはり電波を拾いやすい)

僕の事を話すとなると、魔王と勇者がどんなものか、って話になるし
逆に、なにが聞きたいかを聞きたい……
(いろいろ、なやんだ。なやんで、これ。)
……フフ、レインは素敵だよ。
本当にとても、私には無い美しさを持っている。
(真っ赤になったり、不敵に魔王らしくもあり勇者らしくもある笑顔を見せる。そんなレインを愛しく思って、また膝上に乗せてしまう)

き、キスやその、性行為は人目に付かない場でするべきだと私は思っていたからね。その辺りは臣下達も知らないのだよ。
妻達の何人かにはその反応を貰ったがね……?

どんな話でも私は君を知りたいがね?
これだけ可愛い勇者が素敵な魔王になる経緯というのも、君からしか聞けないだろう。
とりあえず、サイコロを振って貰おうかな?
(電波を拾った様子のレインにウインクしてからノリノリで懐から六六六サイとかいうイカサマサイコロを取り出す)
うつくしいは…ないかなー
僕にあるのは、人の思いだけだよ。うん。
(むぐー。大人しく膝に乗せられ、まったくこれだから好色王は。)

人目についてませんー 今人目についてませんー
やーい好色王の恥ずかしがり屋ー って笑われるのは必須だよ。やったね!
(何が。あ、やっぱり奥さんたちから言われたんだ。
 うん、恥じらうカタリナ君は可愛いので仕方なし)

どんな話でも……えーと…
勇者になったのは、千年封印されてる間に臓器や皮膚移植をされて
僕そっくりの姿になった、偽の父親、クレイドル猊下の教育だったんだ。
千年も戦争してると、本来なら人は飢えるはずだけど
クレイドル猊下の神の力…僕の力だったんだけど…で人は守られてた。
でも、そろそろお前も人々の役に立つんだよーって言われて
勇者の証もあったし、風の勇者として旅立ったんだ。
千年間の封印で友達もいたしさ。

で、サイコロね!そい!
(とりあえずサイコロ振るけど6しかでない予感!)
むぅ……人目についてないなら押し倒してしまっても、構わないのだね?
(膝に乗せたレインに小さく囁きながら不敵に笑みを浮かべる)
(ただし耳が赤いのはバレない事を祈る……)

……ふむ。
君は神の一族だったのか、少し驚いたな…それは流石に予想外だったよ?
千年も封印されていたのに、自我が失われ無かったのはその友達のお陰かな。
(レインの髪を撫でながら、英雄譚の始まりの様な話の続きを聞こうとする)

ちょ、そのサイコロで振ったのかい!?
ストップだ、イカサマなのでストップだ!
え、いま?
……やるの? ………えっ …いや、その、…こまる…
(真っ赤な顔で目をそらし、ああ、えーと)

や、僕は神の一族じゃないよ
魔王…祖父が、不老不死だっただけ。
資料によると、酸で溶かしても肉片まで切り刻んでも再生するし
死なないことが神であるなら神だけど、魔物の王となったから魔王。
千年程度の封印なら、余裕だっておじいちゃん言ってた。

まぁ、僕も迷子の人間が話しかけてきたり…新人の聖堂騎士が喧嘩うってきたり……
自我も何も、意識なかったりあったりで…元気だったよ
移植の時は意図して封印を強化されてたみたいだけど。
そういうわけで、友達と1人と1匹で旅に出たんだ。
楽しかったよ、行く先々で困ってる人を助けて…
そして出会ってしまったんだ、他の勇者に―ー…

で、即座に僕は身包みをはがされました!お金がないそうで。
(英雄譚じゃない、世紀末だ)

イカサマする方が悪いでーす。
(ふふふー。小悪魔の尻尾の幻覚が見える…!)
フフ……ほらね?
君も恥ずかしいだろう、はは…!
(大丈夫だよ、と。改めて抱き締め直してから小首を傾げる)

不老不死かい? なるほど……再生の力か(魔王と呼ばれるだけの魔力を有している理由に見当がついて頷く)
しかし千年が余裕となると本当に君の一族は神に近い思考だったんじゃないかな。

……(静かに話を聞きながら、若き日を思い出している)
(と、いきなり身包みを剥がされたと聞いて)……き、君も身包みを剥がされたのか。
勇者になった者は最初に出会った仲間に先ずは脱がされるのだろうか…!
(敵対された勇者達に全裸にされた事を思い出した、未だに何だったのかと憤りアリ)

だ、だがそれでは6の目……触り放題なのではないかな!?
(模擬戦から戻り、ベシャァ……)……フフ、疲れた……
ただいま
お か え り ……
痛々しい戦いだったそうだね? 余力は残しなさいって僕言うよね?
まったくもー!

(下着にTシャツ(「まおう」と書かれている)状態
 なんでこんな服装かって?)

ところでダイスは6だね? 好 き な だ け 触るといい。

(怒ってます御仕置です。魔王の笑顔が怖い。)
精神が、人ではないんだろうね
【人がそれを望むのならば仕方ない、これより我らは魔物となろう
 我は人の心より生まれた。我らは人の心より生まれた。
 努々忘れるな、これもまた、人である。】
……そういう人だった。封印されてる時に話をした感じ。
たしかに、その通りだから…人の心は怖い
最近の僕は人の心に戻る。そこが、怖いけど、くすぐったい。不思議。

だよね!最初は身ぐるみはがされるよね!?
勇者って基本収入ないから…慈善事業だから……!
その時に、猊下に持たされてた僕の封印アイテムもがっつり売られて
以降は力を取り戻していったから、結果的に良かったんだけど
盗賊をみつけて財産を奪ったり
炎の勇者と水の勇者は………とにかく、仲が悪くて仲裁で死にかけたし
イラつくからって後ろから魔法でぶっ飛ばされたり
色々あって僕は…勇者として逞しく成長しました。

そうすると、気づいたことがあったんだ
…魔物の中で動いているのは少数って事とか。
そ、そこまでの流血沙汰にはなってないとも!
どちらかと言えばアラン君が軽く骨の何本か……だが、私も今回は命を取る段階の本気は出していないのだよ!?
ギフトを使っていないのも分かるだろう……多分?

(レインの笑顔に冷や汗をダラダラ流して……諦めた様に微笑んだ)
……では。
怒ってる君には素直に従うとしようかな。

(いきなりレインを抱き締めて撫でようとする)
……心配をかけてすまない。
やはり、模擬戦といえど不安にさせてしまうかい?
……フフ、くすぐったいだろうね。
人の心はいつだって寝返りを打つし、夢を見る。それが堪らなく擽ったくも心地良いのだよ。

やはり新参者はどこの世界でも良い待遇は受けられないという事か……って、待ちたまえ。
中間から後半と来て終盤にかけて私の知る勇者並みに酷いのだが大丈夫かい!?
レインが成長するのは良いがね!良かったよ君がそれなりに強くて!
(ビクッとしながら)

少数、だろうね。
人間の中でも魔物を積極的に襲う者などいないように、魔物達とて生物的な営みの一つとして襲う者以外は……一部の高等種だけだろうとも。
僕、防御と回復の方の魔術に特化することにする……
今試している【装甲】もあるし…

(はぁーとため息をついて。スキルの取り方を決めました。)

それでも、「心配」なんだよ
僕がうっかり腹に穴開けかけたって話したら、君も心配するでしょ?
人の心は、こういうものなんだから…お互い諦めよう
不安については、…ゴリラだからなー不安あるなー……でもまぁ、信じてる。

わかればよろしい。
ついでに言うと、君、僕がママに対してバブみを感じてるのに対して
羨ましいようで羨ましくないのは
この絶壁の方に性的なものを感じるようになってしまったからではないかと推測する。
やーい、じーあーんー

(ぎゅうっとこっちからも抱き着いて。
 震えても居ない。気丈に振る舞っているわけでもない。
 心配は心配、だけど不安はない。
 不思議な話、殺しはしないと知ってるし殺されはしない
 そして、自分の恋人は折れたりしないと思っている。)
そうだね、心地いいこともある。
小娘で居ても許されるのは、嬉しいよ。ありがと、好きだよ、カタリナ。

嫌な習慣だよね…新参っていうか、僕はほら、箱入り娘だったし
いったじゃないか勇者なんて無法武装集団だって…
大丈夫かと言われると、僕以外なら死んでた。真面目に。
だから最後に合流した子には優しくしたよ
色々な意味で、……裏切られたけど…。

うん、少数。それも全員が僕を連れ去ろうとする。
【訳の分からない言葉】で、何か言ってくる。
最初はいつも通り囮に使われてるんだな僕、だったんだけど……おかしい
そしたら、とうとう言語の通じる魔物―ー僕の従兄が出てきたんだ。
色々詳細は伏せるけど、かr…彼女…いや彼……変態でいいや
変態に言われるまま僕らは魔物の土地に入った
猊下から聞いていた話と違いすぎたよ
魔物は、人間と同じような暮らしをしていた。
でも、勇者はそれを殺そうとして変態に止められる
「よく見ておきなさい、現実を」って。
……よほど火傷に縁があるのかな、僕は

(模擬戦帰りで、べしゃー。治ってるけど、やっかいな相手だった…
 装甲の今日かは必要だなぁ)
おかしいな、私がゴリラみたいに聞こえた気がしたんだが、おかしいな……!?
(そっとレインを抱き寄せようとして気付き、ビクッと)

君がカリン君に抱き着いてるのを羨ましいと思わないのはだね、つまりそういう事なのだよ(キリッとした顔で試しに頷いて見た、レインはどんな反応をするだろうか…?)
(抱き着いて来た彼女からは不安は感じられず、私を信じてくれている事に自然と安堵の息をそっと吐いて……)

私の世界の勇者達は傭兵気質と選民意識が混ざった者が多かったからね、逆に賊っぽい者はいなかったなぁ。
……何故か私は度々襲撃されたが。
レインは……頑張ったね、私とは比べ物にならない程生きていても、心は傷付くものだ。
(頭をそっと撫でようと…)

……(静かに話を聞いていて、一言だけ言わねばと思った)……後半、変態の印象が強くて話が頭に入って来なかったのだが、彼?は、君の従兄だったのだね……?
(真面目な話故に神妙な顔で震え声)
やぁ、おかえりレイン。
……また随分と火傷が酷かったが、今は大丈夫かい?
もう少し君もダメージを受けない努力をしたまえ! 具体的にはハリウッドダイブなる技を習得してはどうかな!
(べしゃーってなってる魔王を撫でつつ)
ゴリリナ君であった。
(神妙に頷く。だがしかし、あれで装甲は完成した。ゴリラすごい。)

えっ ……マジで… いや、あの、そういうのは…
てっきり母親を求めていることに対しての何かかと…は、反論しようよ!?
(真っ赤になって、みゃーっと妙な声でぺちぺち叩いてくる魔王(千才越え)
 R-18はにおわせても結婚するまではと思っていた!)

選民って言うかまぁ選ばれてるわけだし仕方ないかなぁ
でも人を見下すようなのは、人の心から生まれたのに可哀想と思う。
あとカタリナ君は何したのかな。襲われる要素多すぎてわかんない。
そして心については…うーん……
信じてたんだよ、僕は。人を。ずっと。だから痛みも消えた。
(抱き寄せられる前に身体を寄せて、撫でてもらい…うん?)

うん、変態は従兄…で、あってるよね?
おじいちゃんとおばあちゃんが生んだのが2人兄弟で
兄の方が僕の父、弟の方が従兄たちの父。

(言葉、あってるかな?)
はっ…今気づいた
僕っておじいちゃんという家族がいる…
長年封印されてたからお供え物してただけで会話らしい会話してないけれど……!
そして僕がここにいるってことは従兄が魔王やってるんじゃ…?
あああああお父さんの国が変態に染まる……!!
(※元からゾンビが腐女子だったりする時点でお察しです。愉快な魔物たち!)

ただいまー
大丈夫だよ、全部直してくれたし、相手も治してくれた
骨の人とは違うのです!ゴリリナ君!
でもって、炎の攻撃想定しててもあの動きは想定してなかったのー
後半に余力残しておけば勝てるって見込みが
後半に大技使う羽目になるし…!それまで消火間に合わないし!

装甲もうちょい改良するよ、あれは自分のダメージと装備を隠すのが主な役割だし
魔法無効化も無限じゃないどころか、制限越えたらパーンするし
ハリウッドダイブは無理としても、攻撃をそらすのを考える。

(うりゅー。撫でられてうれしそうな魔王。)
はっはっは!
本当はそちら(母親を求めている云々)が理由だよ、レイン。偶には私もからかいたくなったのだとも。
あと今何となくだが私がとんでもないことをしようとしてると思ってなかったかい!?
(謎の思念を読み取った様だ)

私が襲われた理由としては、ふむ……「宿屋の娘にまで手を出しやがって!」や「俺が目を付けていた踊り子にツバつけたな!」とか「花売り娘の花を本当に買いやがって!」といった様々な言い掛かりで襲われたね。あれは酷かった。
(遠い目で何かを思い出して懐かしむ。何処となく身包みを剥がされてアーッとでも聞こえて来そうなポワンポワンが頭の上に浮かんだ)

変態は従兄……ちがうそうじゃない。……いや、やっぱりいい。
分かったとも。
つまり君の親戚にいる最強の変態が君の国を変態の国にしようと企んでいる、と言う事だね!!
(愉快なレインの一族を想像してフフッと笑ってしまう)
……さて、と。
(毛布と謎の法衣で包んだレインを抱いて部屋に入って来ると、そのままベッドに寝かせた)

昨夜は、ごめんよ。
レイン……。
んー……ぁー…平気。
痛みもないし傷もない、そっちの方こそ平気?

(ぐっぐっと手を握って離して
 ま、僕の方が大人なんだからしょーがないねっと笑い
 いつも通りのまま、あー、と息を吐く)

装甲は上手く使えると思ったんだけどな
最後のアレ、なに?
こういうの。っていうかなんだこれ。ぼくになにをした。
せきにんとれるのこれ? ねえちょっと ほんきでどうする。

(魔王 腕から 謎の光が 剣の形で 出てる
 魔王は新技を習得した! いらない!)
(そうして、笑いに変えてから、続ける
 人の心から生まれ、人の心で死んだ、人々の話と、自分の話。)

からかうの禁止ー!
お嫁に行くまではママにはならないと決めているので!
(装甲、風の法衣について「それウェディングな…」という言葉は言ってはいけなかった)

あと襲われた理由輪は買った爆死しろ。
(笑顔でぐっと親指を下に。好色王め。ちょっと僕で最後が信じ切れなくなってくる。)

従兄たちは変人ぞろいだから怖いね。
それはさておき、現実は凄かったね
侵略された人間たちにはきちんと権利が与えられていたし
争っているのは上部の者のみ、そこに暗殺者のように勇者が紛れ込んでいる現状
そしてそのまま、戦うことなく城に迎えられ
僕らは魔王に対峙した。
魔王って、まんま人と同じ姿をしてるんだよね
でもって書類仕事の真っ最中ですって顔してるんだよね
で、僕、身体が勝手に動いて

おとうさんころしちゃった。

(何の感情もなく、事実だけ、言う)
分かった、だったね。
…続けようか。

僕は人の心から生まれた。
クレイドル猊下が、僕を野放しにするわけがない
人の心は疑う、だから知恵を付ける。
僕は友達と共に外に出た
―ーでも、それは友達じゃなくてクレイドル猊下の使い魔だった。
身体を操るのは一時だけで十分だった。

人の心から、僕たちは生まれた。

魔王を殺したあと、僕らは逃げた。流石に王を殺してしまえば魔物も黙らない。
殺したりもした、身を守るために。
従兄は、憐憫の目で見送った。ただ、見送った。

【人の心】から、【僕たち】は【うまれた】

帰ったら、勇者は兵器として奪い合う事となった
勇者が女性ばかりだったのは、王族と結びつけて逃れられなくするため
僕らは逃げた、僕は逃がした
僕は子供の姿だしクレイドル猊下のものだからしんがりを務めて
勇者たちは躊躇なく逃げた。
人々は躊躇なく石を投げた。僕は勇者を逃がした罪人となった。
クレイドル猊下は僕を処分することにした。
ここからが――人の心の恐ろしいところ。
僕が僕である理由でもある、話。

(一度区切って、よいしょと体を起こす)
…………。
(何度も、レインに何か声をかけようとして口を閉じる)
(感情無く語る彼女が体験した事とは、彼女から見てどうだったのか。想像する事しか出来ない)

……君が君である理由。
…理由?
(小さく首を傾げて話の続きを待つ事にした)
人の心が、世界の行き先を変えた。
あのままなら僕は死に、魔王は消えて人間同士の戦争で世界は滅びるだろう
おじいちゃんもだいたい察していたしね、そこは。

でも、誤算があったんだ。
たかが使い魔が、人の心を持ってしまった
自分は旅路が楽しかった、そういって…
友達じゃなかったはずの友達が僕を逃がした。
クレイドル猊下という、絶対的な相手に逆らった。

最初は友達のふりをして、僕を騙して
旅で無茶をすれば、僕を叱って
僕を操り魔王を殺して、僕を気遣って
最後に、絶対的な支配から逃れた「人の心」
……僕を救ったのは、ただ1人の、ただ1つの人の心。
世界の行き先を変えたのは、ただ1つの、人の心だったんだよ。

僕を逃がして友達は死んだ、魔物たちの元まで、冷たくなってく身体を抱えて
僕は考えて、考えて、笑うことにした。
楽しかった。だから、笑って、2人で笑った。

そうして、僕は――生まれた
僕は彼女の人の心から生まれたんだと思う。
僕は勇者
人の心が救いを求めるならば現れ、絶望の闇を切り裂く
誰よりも速い、誰にも見えない風の勇者。
僕は魔王
人の心が求めた、調停者であり強欲にして傲慢
世界の行き先をも壊す、闇の先へ行くもの。
僕は、勇者魔王レイン・ラディア
彼女との旅路を思い、彼女が笑えるような日々を送ることを決めて
勇者も魔王もやってのけるっていった、可能性の子供。

彼女の遺品になったけれど…この装飾品…帽子につけてるの
彼女の目だったんだのを加工したんだ。
これで、彼女にいろいろなものを見せて
笑わせてやろうって思って……たんだけど、いやー

勇者たちが城にくるって聞いて「無事だったんだ良かった!」って
パーティーグッズで出迎えたらぐっさり殺されてね!
鼻眼鏡かけて手にクラッカーもって
「無事でよかったー!結婚した?」が僕の最後の言葉だ!
笑えよベジ……とりあえず、そこで召喚された僕であった。

以上!僕の昔話でした!
ま、もう1つの意味もあるけどね。

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