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魔王神殿ズィンゲンレーゲル
……全て、消えた。
消えて行くのを、この目で見たのだ。
地平線が……海が……森が、大地が…空が……全てが光の粒子となって消えようとしていた。
私の国、民達さえも消えていった。
……私の愛した者達も、私が皆にかけた魔法で何も知らず、感じずに、消えて行ったんだ。
…そして最後に私が消えようと、誓約が剥がされる感覚と共に肉体が無に帰ろうとしたのを……感じた。
…………そして、次に目を開けたのが、あの大神殿での光景……だった。
世界が崩壊から救われたのではなく、私が異世界へ来てしまったのと分かった後。
このギフトは……私に輝きを与えた。
何の冗談だと思ったとも。
あの世界での誓約が生きていたのだからね……だがそれは憶測に過ぎないとばかり思っていた。
だから私は今まで、『自分は死人なのだ』と思っていた。
……私を知った上で、愛おしいと言ってくれた君……
君に、レインに、聞きたい……私は、いや…私の世界は救われたのだろうか…?
消えて行くのを、この目で見たのだ。
地平線が……海が……森が、大地が…空が……全てが光の粒子となって消えようとしていた。
私の国、民達さえも消えていった。
……私の愛した者達も、私が皆にかけた魔法で何も知らず、感じずに、消えて行ったんだ。
…そして最後に私が消えようと、誓約が剥がされる感覚と共に肉体が無に帰ろうとしたのを……感じた。
…………そして、次に目を開けたのが、あの大神殿での光景……だった。
世界が崩壊から救われたのではなく、私が異世界へ来てしまったのと分かった後。
このギフトは……私に輝きを与えた。
何の冗談だと思ったとも。
あの世界での誓約が生きていたのだからね……だがそれは憶測に過ぎないとばかり思っていた。
だから私は今まで、『自分は死人なのだ』と思っていた。
……私を知った上で、愛おしいと言ってくれた君……
君に、レインに、聞きたい……私は、いや…私の世界は救われたのだろうか…?
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豪奢な王座、神殿とはかけ離れた部屋。
鳥かごが存在するが、鳥は存在せず
とこにも通じない電話が1つ。
机の上には、日記と万年筆。チョコレートが置いてある。
ベッドにぽつんと古びたドラゴンのぬいぐるみがある
ドラゴンにしては、その羽根は蝶のようだが…
出入り口には、歯車とそれを回す取っ手。
これを回すことで、ベッドに檻を下ろす仕組みとなっている。
―ーつまりここは、牢屋であった。)