PandoraPartyProject

ギルドスレッド

惑いの花酒亭

【酒場/RP】

花のランプがいくつも吊り下がる酒場。
カウンターには黒豹が一匹、薄く笑って傲然と構えている。

あえかに薫る花酒の酒精が惑いへ誘う。
抗うか、溺れるか。それを決めるのは尋ね人次第――。

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だだ、誰が誰の気を引きたいだってぇ!?
ケッ!
俺は惚れたら駆け引きなんてせずにズバッと言うんでい!

リノ、あんたこそ傭兵稼業なんて続けてたら嫁の貰い手がなくなっちまうんじゃあねぇかぁ?
じゃあ下手に突っかかるのは止めなさいね、子供っぽいわよ。
それこそ惚れた相手に呆れられないように、ね。

(人が悪そうに笑い)

私の嫁ぎ先の心配までしてくれるなんて感動でむせび泣きそうよ。
忠告ありがと、善処しておくわ。
まあよ、今回のがざんげによる大規模召喚だとして、
今までもそれなりの規模ではあったんじゃないかね。
もしくは、誰の意思も関係ねぇ、それこそ神の仕業なんじゃねぇか?
神隠しみてぇな、よ。

まあよ、昔は気に入らなきゃ全部ぶん殴ってたがよ。
三十路も越えて、若ぇのも増えてな、
少しは大人になったって事さ。

しかし、リノも結婚なんて考えるのかね。
なんか自然と引っ掻けていそうな気もするがよ。
神様、ねぇ。
こんなことが何度も起ってるんならそんな存在が居ても不思議じゃないわね。
というか、そういう神様までこっちに召喚されてたりして。

(薔薇酒を、と新たな注文する。
 鮮やかな薄紅の酒がグラスに注がれ女の手元に届いた)

やぁだ、素敵に穏やかじゃないわね。そんな尖ってた頃のヨシヒロも見てみたかったわ。
でも守らなくちゃならないものがあるって大変よね、ほんと。
逆にそれが強さになる、なんてこともあるんでしょうけど。

結婚はいずれするでしょうけど今じゃないわねェ、まだ自由で居られるし。
遊び相手は居ても良いけどそれ以上の存在は今のところいらないわ。
そういうヨシヒロは?誰かイイヒトは居ないのかしら?
んー…何時からと言われると覚えてねーな。
此方に居すぎて馴染み過ぎてる自覚は俺もある。
かなり昔から何だかんだ召喚はあるっていう話は
前に何処かの酒場で耳にしたことがあったかね。
神様の気まぐれでほいほいされちゃァ、
飛ばされた奴等からしたら溜まったもんじゃないけどよ。
(肩を竦めながらグラスを煽る)

ふむ、俺も尖ってた頃の亘理が気になるから、
武勇伝でも今度、語ってくれて良いんだぞ。(楽しげに笑い)

(そして静かに皆の結婚トークが聞こうと興味津々に耳を傾けている)
土地勘がねぇと迷っちまっていけねぇな……っと、ここが入口か。

(そう独り言ちつつ、苦笑を浮かべて歩む壮年の男が一人。
 花型のランプを見つけて足を止めると、扉を開けて中を覗き込んだ)

どうも、邪魔するぜ。
ここに美味い酒があるって聞いて来たんだが……まだ席の空きはあるかい?
神様なんてそんなもんじゃないかしら、どこの物語だってそう書いてあるわ。
ほんと、悪魔とそう違いはないわよねェ。
でもそういうヒト達って大変よね、いつ始まるともわからない戦いの為に呼ばれるんだもの。
災難としか言えないわね。

(薔薇の香りを胸の奥まで吸い込む。うっとりと目を細めた。
 けれど不意に視線がくるりとドアへ向く。
 ゆっくりと開かれた先に立つ新顔に笑みを向けて)

あら、素敵なお客様がまた一人。
はァい、いらっしゃい。少し狭いけど空いてるわ。
ようこそ、惑いの花酒亭へ。

(カウンター席へと新客を誘う。
 微かに鼻を鳴らして空気に混ざる水の匂いを嗅いだ)

海種のヒトよね、ここに来るまで乾かなかったかしら?

(悪戯っぽい笑みで軽口を叩いて)
そいつは良かった。空いてなかったら悔しがる所だったぜ。
聞いていた通り、落ち着いた雰囲気のいい店だしよ。

(店内を見渡しながら、誘われるままにカウンター席に腰を降ろす。
 軽口に声の主へと移した視線が、その頭上の黒い耳を捉えた)

あぁ。そう言うお前さんは……獣種か。流石、鼻がいい。
ははっ、お気遣いありがとよ。
海から離れるのは久々なモンでな。こりゃぁ酒で潤さねぇと、干物になっちまいそうだ。

(肩を竦めて軽口を返す)
昔の武勇伝なんて、恥ずかしくて語れるかよ。(グラスを大きく傾ける)
それに、女の話もな。
こんな奴にマトモないい女なんて、近付かねぇだろ。
誰しも若ぇ時はある、それで勘弁してくれや。

よう、潮騒の店主じゃねえか。歓迎するぜ。
まあ、デカイ奴等ばかりで窮屈かもしれねぇが、
勘弁な。
(店内に入ってきた海種の男に気が付く)

お?新たな獲物が迷い込んじまったようだな。
うっす、俺はギリアス。冒険者をやってる。
精々ここで食われちまわないようにお互い頑張ろうぜ。

(冗談交じりに自己紹介をした後、グラスを挙げ挨拶)
(少しだけ目を丸くして)

あら、ここを知ってるなんて…。あぁそういえば、紹介されたんだったわ。
うちのこと知りたがるなんて珍しいと思ったけど存外効果はあるものね。

(彼と同じ海種のマスターは少しだけ嬉しそうにしている。
 渇きそうだという彼に注文を聞き始めた)

何よ、ケチねぇ。そういう隠したいところを暴くのが楽しいんじゃない。
危ない男っていつの時代も女心を擽るものよ、いずれ良いヒトが見つかるわ。
……それにしても、良い男の知り合いは良い男なのね。

私はリノ、リノ・ガルシアよ。
この酒場をギルドとして借りてるオーナーよ、よろしくね。

(ギリアスの軽口に頓着した様子なく、笑みを浮かべて名を告げた。
 お名前は?と十夜に問いを投げて)
よう、亘理。クリーズ。(馴染みのある顔に軽く片手を上げて)

こいつらがうちの店にも来てくれてよ。そん時に、ここを教えてもらったのさ。
……っと、そうだ。「桂花酒」ってのを貰えるかい、マスター?

(同種への親近感か、それともその美しさにか。はたまたその両方か。
 ほんの少し目を細めると、思い出したようにマスターへと注文を告げた)

あぁ、自己紹介がまだだったな。
俺は十夜(とおや)、見ての通り、ただの海種のおっさんだ。
よろしく頼むぜ、リノ。それからそっちの――ギリアス、もな。

ただ、俺はこの通り、歳なんでなぁ。
食われるなら、若くて活きの良さそうなお前さんだと思うぜ?

(挙げられたグラスに手をひらと振って返し、冗談めかして笑う)
(亘理の言葉に小さく笑いながら戯けるように肩を竦めてみせる。
そして入ってきた見知った男に気付いて)
…ぉ、彼処の店主か。俺の店じゃねぇが…いらっしゃい。
むさ苦しい中に紅一点がいるから、まだ救いだろうさ。

(残りを飲み干し、新しい1杯に「十夜と同じのを」と注文して)
>十夜
わっはっは!言ってくれるな、十夜。
確かにあんたは“食えねぇ”野郎って感じだぜ。

ま、俺は食われる前に逃げちまうけどな。

(言い終わるとグラスの酒をぐいっと呷る)
そうだったの、良いご縁があったお蔭ね。
何にせよ賑やかになるのは良いことだわ、ゆっくりしていってね。

(涼やかに笑うマスターは注文された酒を手際よくグラスに注ぐ。
 金木犀の甘やかな香りが柔らかく漂った)

よろしくね、十夜。歓迎するわ。
ここの酒場、花酒が美味しいのよ。桂花酒以外も是非飲んでみて。
女は少ないけど男同士で気兼ねなく楽しんでちょうだい。

あと、食う方にも選ぶ権利ってのはあるわよ。
私もマスターもグルメだから安心してちょうだい。

(ねぇ、と女店主と視線を交わして片目を眇めて見せる。
 注文された酒をそれぞれに並べながらマスターは苦笑して肩を竦めて)
あぁ、こんなおっさん、煮ても焼いても硬くて“食えねぇ”よ。
だからその時はお前さんの陰に隠れさせて貰いたかったんだがねぇ。

(飄々と、残念そうな口ぶりで呟いて。
 出された酒に、どうも、と返した笑みが、漂う甘い香りに更に深くなった)

確かに、いい香りだ。(一口飲んで)……それに、甘さも丁度いい。
こりゃあ是非とも他のも味わってみてぇな。
オススメはあるのかい?

(余韻にグラスを揺らしつつ、視線を上げて)

ははっ、それもそうだ。しっかり見極めて食うからこそ、いい女なんだろうしよ。
クリーズの言う通り、そんな紅一点――いや、紅二点が揃ってるんだ。これで少ないなんて言っちまったら、贅沢にも程がある。

ありがとよ、遠慮なく寛がせて貰うぜ。

(ニッと笑ってグラスを軽く掲げると、また一口味わう)
桂花はいい酒だろう、旦那。これが好きでな。
ここに来ると、つい飲んでしまう。
まったく、罪な酒だぜ。
(グラスの中身を飲み干し、次は、と悩む。)

まあ、海の知り合いはいても構わねぇだろ?
なんとなく?面白い旦那だなとは思ったがよ。

ブハッ!
俺はゲテモノってか!?
(リノの言葉に飲みかけの酒を吹き出しかける)

ホント可愛げのねぇ女だぜ…。
いや…、マスターは入ってねぇって!?
だからそんな風に見るのはよせ!
(何やら只ならぬ視線を感じ取り予防線を張る)

くっ…、俺にはチューリップの花が必要だ。
そう、可憐なピンク色のチューリップのような…。
紅一点とは言うがゴツゴツした岩場に咲いてるバラのようなもんじゃねぇか?
(リノをバラ、岩場を客たちに例えて)
薔薇だって愛でられたいヒトを選ぶ権利はあるさ。
逞しい華もまた可憐だと思うがな…?
(ギリアスの例えに小さく笑いながら、新たなグラスを傾けて旨いと目を細める)
そうね…、茉莉花に金銀花……どれも美味しいのよね。
とりあえずはアカシアなんてどうかしら、これも良い香りなの。
ヨシヒロもどうかしら?

(マスターに声を掛け白い花が沈んだ大瓶を出してもらう。
 蓋を開けば桂花とは違った香りが漂うだろうか)

あら、十夜もクリーズも流石女の扱い方がわかってるわね。
ほんとデリカシーないのはギリアスくらいだわ。
食指も何も動かないわよ、吐き出した酒は吹いておいてよね。

(溜息、呆れかえった視線をギリアスへ向けた)

チューリップなら表通りの花壇に生えてたわ、好きに摘んできなさいな。
それとも可憐な女の子達がお酌してくれるお店でも紹介してあげましょうか?
有料でいくらでも甘やかしてくれるわよ。
なるほど、ギリアスは可憐な嬢ちゃんが好みか。
そりゃあ岩場に逞しく咲く薔薇の魅力はわからねぇかもしれねぇな。
(ギリアスの様子に小さく肩を震わせて笑い)……ただ、チューリップにも毒があるらしいぜ?

(ほんの少し低めた声でそう呟いてから、亘理の方へと視線を移す)

あぁ、本当にいい酒だ。お前さんが惚れるのも頷ける。
花は海の側じゃ中々育たねぇから新鮮で――(新たに漂った香りに気づいて)……ほー、アカシアか。
なら、次はそれを貰うとするかね。どうだい旦那、付き合ってくれるかい?

(残った桂花酒をぐいっと飲み干す。
 亘理を見て、白花の沈む大瓶に向かって軽く首を傾けた)
おう、俺もそれに付き合わせて貰おうかね。
(ちょうど何にするか迷っていたのさ、と笑う。)
さて、ならマスター、俺と店主…いや、十夜にこいつをくれないか。
それと、同じ瓶から注いでくれ。

まあよ、そういう店のチューリップは可憐かもしれねぇが、
そいつを育てる土には大抵毒か罠が仕掛けてあるからよ、
十分気を付けるんだな。

まあ、俺も他人の事を言える訳じゃねえが。
こういう家業だから、よく知ってるが、
ごくたまには整えられた庭が恋しい時もあるもんだしよ。
あぁ、聞いた事あるわねぇ。
まぁでも好きだっていうなら良いんじゃない?
ほら、毒を食らわばっていう言葉もあるじゃなぁい。

(きっとギリアスにはご馳走よ、とくつくつと笑って。
 一つ頷いたマスターは華やかな酒をグラスに注ぐ。
 一輪の白花が沈んだグラスをそれぞれの前に置いて)

あら、ヨシヒロも?ふふっ、強面って存外家庭的な雰囲気が好きよね。
でもそうね、幸せを求めるならそういう庭の方がいいわ。
『安定』って麻薬みたいにステキに心を犯す薬だもの。
(貰ったカードの地図を頼りに右左。
 迷うように進んだ路地の先で、甘い香りに気づいて酒場に辿り着いた)

すまない、こちらが『惑いの花酒亭』で――ああ、リノ。
久しぶり、と言うほど間は空いていないかな。
ともあれお陰で無事たどり着けたよ。地図と香りの話がなければ危うかった。

(店員のいるだろうカウンターへ視線をやった所で知った顔に気がついた。
 安心したのか表情が少しだけ緩ませ、するりと店内へ。
 酒場ならこちらがいいだろうと本日は人型二本足である)
(ドアの軋む音、金目がそちらを向けば昼間の砂漠色の髪に気付く。
 ピンと長い尾を立て嬉しげに女は微笑んだ)

ラダ!来てくれたのね、嬉しいわ。
獣種なら問題なく来れると思ったわ、鼻が良いもの。

(こっちこっち、と己の隣の席へ誘おうか。
 マスターにエルダーフラワーのジュースを注文して)

皆に紹介するわ、新しいお客さんよ。
ついこの間朝市で意気投合したの、可愛い子でしょ?
ん、ありがとうよ、マスター。
さて、改めて乾杯しようじゃねえか、十夜。
奇妙な運命と神様によ。(十夜に向けて白花のグラスを掲げる)

ラダ、か。覚えたぜ。俺の名前は亘理義弘、所謂ヤクザだ。
ここで会ったのも何かの縁だろう、よろしくな。
しかし、お前さんも獣種なのか。
俺の世界からしてみれば、色んな奴等がいるんだな。

なぁに、ヤクザな家業だ。今更よ。
手の届かねぇもんへの憧れみてぇなもんさ。
尻の青い若造みたいで恥ずかしいんだがよ。

奇妙な運命と神様に、か。悪くねぇな。
――あぁ、乾杯。

(マスターに視線で礼を示してから、亘理にグラスを掲げ返す)

安定と、時々ほんの少しの非日常を、ってな。
そう考えりゃ、俺には今の暮らしが丁度いいぜ。
ギリアスくらい若けりゃ、皿ごと毒を食いにいくスリルも楽しめたんだがねぇ。

(くつりと笑ってグラスに口をつけかけ。
 ふと聞こえたドアの軋む音に、翡翠の双眸を向けた)

っと、お前さんの知り合いか。よろしく頼むぜ、ラダ。
俺は十夜(とおや)。ただの海種のおっさんだ。

リノの言葉を借りるなら――良い女の知り合いは良い女、だな。

(先程聞いた言い回しをなぞって、口端に笑みを浮かべつつグラスに口をつけた)
むしろ私達にとってはウォーカーの方が珍しいわよ。
まぁ、そのウォーカーも随分とこっちの世界に馴染んだみたいだけど。

(白花の揺れるグラスが触れ合う。涼しげな音に目を細めた。
 注文された花のジュースは速やかに用意されるだろう)

スリルを楽しむのに年齢なんて関係ないと思うけど、ねぇ。
いずれ毒なんて慣れるわ、ヒトって環境に順応するイキモノだもの。

(癖になると怖いわよ、と楽しげに口にして)

ふふっ、そうでしょ?ラサの女はみんな良い女なのよ。
十夜ったら分かってるじゃない。
匂いを追うのが得意だとは思っていなかったが、流石に人間種よりは良いのかな。
どうも、ラダ・ジグリだ。邪魔するよ。

(先客達へ、そしてマスターへ軽く会釈しながら誘われた席へとつく。
 程なく出てきたグラスに、へぇと声を漏らした)

これが言っていたやつか――果物みたいな香りだな。

ヤクザ? ああ、ウォーカーなのか。
随分馴染んでいるからこちらの人間種かと思ったよ。よろしく。
しかし私もウォーカー達の方が余程千差万別と思うんだが
義弘の所はそうでもなかったのか。

(パッと見ても特に変わった所も見受けられず、軽く首を傾げ)

リノからは花酒を楽しむ可愛い男性陣だと聞いていたが、
そう言ってもらったからには、そちらも良い男だと返すべきかな。
ともあれ海種の知人は始めてだな。よろしく頼むよ、十夜。
(新たな客に顔を上げて)
ラダか、宜しく。俺はクリーズ、 亘理とは違ってこれと言って取り柄が無いウォーカーだ。
獣種だとやっぱり、潜在能力的に嗅覚は人並以上なんだろうかね。
皆見慣れぬ種族は何時見ても珍しいさね。
珍しさで言えば、俺はあまり鉄騎種に出会ったことがないな…。
おう、乾杯だ、十夜。
(ニッと笑い、軽く杯を打ち鳴らす)
ま、これから忙しくなるだろうしよ。
スリルはあるだろうさ。仕事はきっちりやるがよ。

まったくだ、慣れってのは怖いもんだよな。
ガキの頃は酒なんて飲めたもんじゃねえと思ったが、
今じゃこれなしじゃ駄目になっちまったからよ。
(カラカラと笑いながら白い花酒を楽しむ)

馴染んでいるか…。それはきっと周りのせいだな。
周りが酒飲みだと、気が緩んじまうのかもよ。
俺がいた世界でも、髪の色や肌の色、宗教なんかも
バラバラだったがよ。
…そういう意味じゃ、まあ多種多様かもな。

しかしクリーズ、お前さんもこっち側だ。
一般人じゃねえだろ、十分によ。
(自分の酒も飲み干してからラダと同じものを注文する。
 乾杯、とジュースのグラスを掲げてみせて)

見た目だけで言えば確実に一般人じゃないわよね、クリーズ…。
まぁでもこの世界出身でも異界出身でもお互い物珍しいものよね。
たまにどんな体内構造してるのか気になって解体したくなるウォーカーとか居るわ。

(面白そうよねぇ、と呟きを零す。
 可愛い男達、との言葉に機嫌が良さそうに目を細めて)

そうよ、かぁわいいでしょ。
おっきい体を行儀よくカウンターに並べて、花の香がするお酒飲んで。
ふふっ、お気に入りの光景よ。

(ふと思い出したようにメニュー表を引っ張り出して)

ラダ、折角だし何か食べましょうよ。
何がお好みかしら?突飛なものじゃなければ大体あると思うけど。
可愛……(ラダの言葉に、危うく酒を吹き出しかける)
リノ、お前さんなぁ……。

(手の甲で口元を拭いつつ、物言いたげな視線をちらと向けて)

あー……俺達海種は、水辺がねぇと暮らし辛いからな。ラサだと殆ど見ねぇか。
初めて会うのが、可愛くも良い男でもないこんなおっさんで悪いな。
海種には大らかで気のいいやつが多いからよ、他にも会う事があったら仲良くしてやってくれや。

(少し落ち着きを取り戻した所で、皆の会話に耳を傾け)

……特異運命座標ってやつに選ばれちまった時点で、一般人からは遠い気もするがな。
ここにいる全員、よ。
同じくらい馴染んでいると思っていたが、クリーズもウォーカーか。よろしく。
私も鉄騎種には馴染みがないな。
ただ会っても気付けずいただけかも――何だ、髪や肌が「違い」になる世界もあるのか。
宗教は分からなくはないけれど、種族が少ないとそうなるんだな。

(旅人達の話に意外そうに零すも、
 彼女の声に気づくとサッと合わせるように乾杯とグラスを掲げてまずは一口)

美味しい。香りがいいと尚更だな。

(気に入ったらしく二口三口と進んだ所で、メニュー表を覗き込む)

肉やチーズが好きだけれど、パイやキッシュはあるかな。
というか皆ほとんど食べずに飲んでるのか? よく酔わないものだ。
……ああ、それは私も可愛らしいと思うよ。男には分からない感覚なのかもしれないな。

(二人のやり取りに少しばかり笑い声を零した所で、聞こえた話に肩を竦めた)

それ、そんなに特別か?
色々言われてるようだが、私は生活以外で何が変わったとも思わないよ。
まあよ、こう言っちゃなんだが、 少なくとも
十夜やリノ、ラダのような見た目の奴等はいなかったぜ。
髪や肌の色なんて見た目は、
この世界から見りゃ些細なことなんだろうがよ。
…まあ、同じ日本人でも、分からねぇ奴はいたがよ。

しかし、かわいいねぇ…。
ギリアスはまだ若ぇから分からんでもないが。
俺みたいな野郎がそう言われるとは思わなかったぜ。
あらぁ、逆にどんな世界か想像つかないわ。
獣種も海種もいないなんて……土地も水域も余ってそうね。
平和そうで良いわねぇ、傭兵には肩身が狭そうな世界だわ。

(軽く打ち合わされたグラスを持ち上げる。映る己の顔を眺めた。
 ジュースの湖面に己の金目が揺れる)

ふふっ、気に入ってもらえたなら嬉しいわ。
マスター、チーズミートパイちょうだい。あとナッツの盛り合わせね。
あ、ベーコンも分厚く切って焼いてくれる?

(次々と注文をしてメニューを戻す。
 可愛い、と同意を得られればにっこりと益々機嫌が良さそうに笑って)

あらぁ、私にしてみればみんな可愛いわよ。
そういう野郎達がそういうお酒飲んでるのが良いんじゃない、ねぇラダ?

(同意を求めながら軽く目を瞬かせる)

そうねぇ、一部のヒトにとっては特別なのかもしれないわ。
特別なのか、異質なのかは分からないけどね。
まわりの環境次第じゃないかしら?
ん? ……あぁ、俺も「特別」だとは思ってねぇさ。
どっちかと言うと……(残った酒をぐいっと呷り)こりゃ一体何の罰だ、って気持ちの方が強いかね。
世界なんて途方もなくどでかいモンを、勝手に背負わされちまってよ。
……よりにもよって――

(唸るように何事かを続けかけて。
 そこでふと我に返ったように、ゆるく頭を振る)

……いや、何でもねぇ。
ラダの言う通り、何も食ってねぇから酔いが回ったみてぇだ。美味い酒だからつい、よ。
マスター、悪いが、俺にも何か頼めるかい?

(魚料理以外で、とカウンター越しにそう付け足して)

おっさんも「可愛い」とは無縁の筈なんだがなぁ……。
ギリアスならわからんでもねぇってのは同意だが……若い嬢ちゃんたちの感性ってのは不思議なモンだ。
確かに、ちょっと想像つかないな。
人間種ばかりの町が混沌にもあるかもしれないが、行った事はないし。
別の世界も一度行ってみたくはあるが、流石に練達の研究とやらが実るまで無理かな。

(くるくるとグラスを揺らしながら合間に中身を少しずつ楽しみ)

マスター、それに野菜のスティックも。ディップはあるやつで適当に。
せっかく並んで座ってるんだ、食べたい人が適当に摘めるように頼む。

(最後に続くようにオーダーを告げつつ、続く言葉は笑いを堪えながらの同意だった)

男性陣のは姿形じゃなくて、並んで仲良く花の酒を楽しむ様子の可愛らしさだ。
しかし、リノの守備範囲は私よりもずっと広い気がしてきたな。

――おや罰と来たか。確かに押し付けられた感はあるな、一方的だ。
私はまだ、独り立ちのきっかけになったと思うこともできたが……
そうでない者の方が多いだろうな。
罰、ねェ…。重いと感じるほどの罰を受ける罪の意識がなきゃそんな言葉出ないわね?
そんなこと言われたら根掘り葉掘り穿りたくなるじゃない。

(捕食者染みた顔で笑っていれば諫めるように目の前を厚切りベーコンが横切る。
 こんがり焼けたパイとナッツ、野菜のスティックが目の前に並んだ。
 肩を竦めながらフォークでベーコンステーキを切り分け始める。
 海種の彼の注文も受け、同じ種族の店主は静かにカウンターを行き来した)

そうそう、ラダの言う通りよ。顔の問題じゃないの。
って、やぁねぇヒトを物好きみたいな言い方して。事実だけど。
ラダの方はどうなのよ、独り立ちして好みのヒトとは出会えたのかしら?
特異座標点って顔立ち良いヒト多いし、浮ついた話のひとつやふたつないの?

(切り取ったベーコンを頬張りながら楽しげに視線を隣へ向ける。
 金目に好奇心が光っていた)
日本は島国かつ山が多くてな。土地が余っていたとは言えねぇ。
まあ、水産や水域は豊富だったがよ。山や森も、獣種なら問題ないだろうが。
俺が育った所は人が集まる下町だったから、昔から根付いている奴も多くてよ。
俺達ヤクザも話し合いや仲裁、頼られていたのか人付き合いからは離れられなかったぜ。
平和…この世界に比べりゃ、竜やらなにやらはいなかったが、よ。
(ぐっとグラスを飲み干すと、軽く頭をトントンと叩く。意外と酒が効いたのかもしれない)
マスター、俺にも新しい酒をくれ。それと、つまめる甘い物はあるか?

罰か。そう考えた事は無かったぜ。まあ、見知らぬ土地に放り出されたのは間違いねえが、
こうして言葉も意思も通じているんだ。悪くはねえよ、今のところはな。

十夜じゃねえが嬢ちゃん方の感性は分からんもんだな。
…行儀よく飲んでるのが面白いのか?
まあ、俺らみたいなのが大人しく飲んでるのは、端から見りゃそうかもしれねぇがよ。
ふむ、一般人のつもりでいたんだが…おかしいな?
(態とらしく首を傾げながらとぼけてみせ)
可愛いってそらァ…、眼科に行ったほうが良いぜ。
まァ、偶々好んで飲んでるものが可愛い故の相乗効果なんだろうけどよ。

此処に来たことが罰だというのなら。
甘んじて受け入れようと思う位の事を、俺はしてきたかもしれない。
(ふと遠くを見ながら目を細めるが、直ぐにグラスに視線を落とし)
おっと、俺も次の酒が欲しい。強めの酒だったら何でも。
後つまみは軽くポテトの炒めたもんとか、食いたいな。
(宜しくマスター、と空いたグラスをカウンターに置いて)
流石に「みんな」と言われるとは思ってなかったんだよ。
浮いた話も今の所ないな、それこそ先日同様「出会い」がまだ少ないのだろう。
……家を出るとやはりその辺り期待されるのか、相手ができるなら歓迎ではあるが。

(今度帰ったら家の者にも言われそうだとぼやきながら、パイ一切れと野菜を皿にとる)

ニホンというのが国名か? 島国なら海洋のような所か。
平和だったんなら、多くの民にとっては良い国なのだろう。
しかし、流石に混沌でも竜やらと戦った事がある人間なんて滅多にいないと思うぞ。

クリーズの所はどんな世界だったんだ?

(パイを冷ましゆっくりと口に運びながら、もう一人の旅人に問う。
 合間にジュースを一口飲み下すと、満足そうに息を漏らした)

罰に感じる者が意外といるようだ。
私も、この場でそう零されると続きを促すのが礼儀かと思いかねない。
違うのならば止めておくが、しかし酒の勢いでうっかり吐かないようにな。
そうなの…残念だわ、一種類しか種族が居なくても十分に繁栄してる島国なのね。
でも一種類だからこそ横の繋がりが強いのかしら?面白いわねぇ。
竜は私も見たことないわ、居るとしたら覇竜のあたりかしら?
でも伝説だし、御伽話の域を出てないそうよ。

(居たら会ってみたいわ、とベーコンを飲み込む。
 ナッツを幾つか纏めて口に放り込んで。
 穏やかに微笑んだ女主人は注文されるままに彼らの前へ糧を用意するだろう)

これでも眼は良い方よ、失礼ねぇ。
でもやっぱりまだそんなに浮ついた話は無いのね、ここの面子でも。
いずれもっと情勢が動けば違うのかしら。

(もう一杯同じジュースを頼む。
 クリーズや十夜へ楽しげな視線を向け)

酒の席でそういう話されると穿りたくなるものよねぇ。
まぁでも世界を背負うだなんて、そこまで深刻に考えなくても良いんじゃない?
だって私達が好きに行動するだけでパンドラが溜るんだもの、気楽にいきましょ。
……あぁ、そうさな。気をつけておくぜ。
酒で口が滑るなんて格好の悪い姿を晒したくはねぇからよ……っと、ありがとよ、マスター。

(女性二人の言葉に苦く笑い、目の前に出された料理に礼を告げる。
 目にはどこかバツの悪そうな色が浮かんでいた)

ニホンの話は俺もちっと前に亘理に聞かせてもらったが、中々暮らし易そうな世界みたいだな。
俺の好みと似てるってのがいい。実際行くことになっても――……ま、そんな機会はねぇんだろうが――すぐに馴染めそうで、よ。

(野菜スティックを一本つまみ、聞こえた「竜」という言葉に、ふと思い出したように)

竜と言やぁ、俺もこの間会ったやつが初めてだが……見事なモンだったぜ。
覇竜にはああいうのがうろうろしてるのかねぇ。
さてなぁ。確かに日本には龍が住むという伝説はあるが、
現代社会で考えれば、本当に伝説上の存在だからな。誰も逢った事はねえだろうよ。
って、十夜は竜に会ったことがあるのか?それはすごいな。
この先そういう奴等にカチコミかけなきゃならん時もあるだろうし、聞かせてほしいぜ。

なんだかんだでここの面子は恋愛観に乏しそうだからな…。
恋愛より喧嘩や抗争なんかの方が得意そうだ。
まあ、縁が無い時はそういう時なんだろうぜ。作ろうとしなきゃこねえとも言うがよ。

(新たに出された白花酒と、固焼きのビスケットを受け取り、一つ口に放り込む。)
(慎まれてしまった十夜の口にざんねぇん、と呟きをひとつ。
 もっと突いてみたかった、と唇を尖らせて)

あら、十夜は会ったことがあるのね。羨ましいわ、どんな姿だったの?
やっぱり御伽話みたいな、大きな体に長い尾をしてるのかしら。

ヨシヒロの世界にも居るのねぇ…あら、存外竜って身近な存在?
私も会ってみたいわね、ほんとにお腹で炎が燃えてるのかしら。
冬場の暖炉替わりに傍に居たら温かいとか、そうだったら嬉しいわ。

(冬場は寒いんだもの、と溜息をひとつ。
 行儀悪く頬杖をつきながらグラスを傾けた)

そうねぇ、顔は良いのにそういうご縁が薄そうだわ。
でも実際、今は恋愛より仕事よね。正直死活問題だもの。
まぁ仕事をしていくうちに良い出会いとかあるかもしれないわ。
ふふっ、誰が一番最初にそうなるか楽しみだわ。
(唇を尖らせるリノの様子に、ひょいと肩を竦める)

どんな、って言われると説明しにくいが……リノの言うように、体がでかくて尻尾が長くて、鎧みてぇな鱗と立派な翼を持ってたぜ。
俺が会ったのは気のいいやつでよ。言葉は通じねぇが、緑茶も最中も旨そうに食ってたな。

(その時の事を思い出したのか、くつくつと笑って)

残念だが、腹で炎は燃えてなかったかねぇ……なんだ、リノは寒いのが苦手かい。

冬は人肌恋しくなる季節、とも言うからよ。
……案外、「一番最初」はお前さんかもしれないぜ?

(ほんの少し、意地悪い笑みを口端に滲ませて。
 とうに空になったグラスを、ゆらゆらと揺らす)
おや、竜に会った事ある人間が身近にいるものだな。
しかも竜が緑茶と最中を食べるのか……
肉食だとばかり思い込んでいたが、世界は広いな。

世界が違えば同じ人間でも姿や能力が大きく異なる事もあるようだが、
日本の竜は混沌の竜と似たような印象だな。あまり人前には出ない様子だし。
しかし、いつかやりあう時はあるのかな。
場合にもよるだろうが、割の合わない相手になりそうで私はあまり敵対したくないよ。

(興味深そうに竜の話を聞いているも、
 最中を食べている姿は想像がつかないのか、不思議そうに首を捻る)

ここにいる面子なら、誰が最初でも私も驚かないよ。
……まぁ、色恋沙汰よりも仕事が気になるのはその通りだな。

(また一口とグラスを傾け、空になればもう一杯同じものをとマスターへ声をかけた)
最中と緑茶を摂取する竜……やだ、不思議な光景。
少しイメージが違うけどそんなもんなのかしら…?

やりあうのは楽しそうだし、私は歓迎よ。
きっと強いんでしょうねぇ、どうやったら殺せるのかしら?
ふふっ、今から期待しちゃうわぁ。

(うっとりと呟きを零す。グラスに残った香草のジュースを一息で飲み干して)

寒いのは苦手よ、暑い方が我慢できるわ。
年中夏みたいな季節だったら良いのに、ってずっと思ってるもの。

(意地悪い笑みを向けられると緩やかに目を細めた。
 グラスの縁に光る滴を舐めて軽薄に笑ってみせて)

そうねぇ、愛や恋はまだ良いけど遊び相手は欲しいところだわ。
人恋しい夜を慰めてくれるホットなヒトが居たら大歓迎よ。

(オススメなヒトが居たら紹介してね、と事もなげに言い放つ。

 花薫る酒場の夜はそうして賑やかに過ぎていった――。)

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