ギルドスレッド
スレッドの一部のみを抽出して表示しています。
惑いの花酒亭
奇妙な運命と神様に、か。悪くねぇな。
――あぁ、乾杯。
(マスターに視線で礼を示してから、亘理にグラスを掲げ返す)
安定と、時々ほんの少しの非日常を、ってな。
そう考えりゃ、俺には今の暮らしが丁度いいぜ。
ギリアスくらい若けりゃ、皿ごと毒を食いにいくスリルも楽しめたんだがねぇ。
(くつりと笑ってグラスに口をつけかけ。
ふと聞こえたドアの軋む音に、翡翠の双眸を向けた)
っと、お前さんの知り合いか。よろしく頼むぜ、ラダ。
俺は十夜(とおや)。ただの海種のおっさんだ。
リノの言葉を借りるなら――良い女の知り合いは良い女、だな。
(先程聞いた言い回しをなぞって、口端に笑みを浮かべつつグラスに口をつけた)
――あぁ、乾杯。
(マスターに視線で礼を示してから、亘理にグラスを掲げ返す)
安定と、時々ほんの少しの非日常を、ってな。
そう考えりゃ、俺には今の暮らしが丁度いいぜ。
ギリアスくらい若けりゃ、皿ごと毒を食いにいくスリルも楽しめたんだがねぇ。
(くつりと笑ってグラスに口をつけかけ。
ふと聞こえたドアの軋む音に、翡翠の双眸を向けた)
っと、お前さんの知り合いか。よろしく頼むぜ、ラダ。
俺は十夜(とおや)。ただの海種のおっさんだ。
リノの言葉を借りるなら――良い女の知り合いは良い女、だな。
(先程聞いた言い回しをなぞって、口端に笑みを浮かべつつグラスに口をつけた)
キャラクターを選択してください。
- « first
- ‹ prev
- 1
- next ›
- last »
カウンターには黒豹が一匹、薄く笑って傲然と構えている。
あえかに薫る花酒の酒精が惑いへ誘う。
抗うか、溺れるか。それを決めるのは尋ね人次第――。