ギルドスレッド
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惑いの花酒亭
(唇を尖らせるリノの様子に、ひょいと肩を竦める)
どんな、って言われると説明しにくいが……リノの言うように、体がでかくて尻尾が長くて、鎧みてぇな鱗と立派な翼を持ってたぜ。
俺が会ったのは気のいいやつでよ。言葉は通じねぇが、緑茶も最中も旨そうに食ってたな。
(その時の事を思い出したのか、くつくつと笑って)
残念だが、腹で炎は燃えてなかったかねぇ……なんだ、リノは寒いのが苦手かい。
冬は人肌恋しくなる季節、とも言うからよ。
……案外、「一番最初」はお前さんかもしれないぜ?
(ほんの少し、意地悪い笑みを口端に滲ませて。
とうに空になったグラスを、ゆらゆらと揺らす)
どんな、って言われると説明しにくいが……リノの言うように、体がでかくて尻尾が長くて、鎧みてぇな鱗と立派な翼を持ってたぜ。
俺が会ったのは気のいいやつでよ。言葉は通じねぇが、緑茶も最中も旨そうに食ってたな。
(その時の事を思い出したのか、くつくつと笑って)
残念だが、腹で炎は燃えてなかったかねぇ……なんだ、リノは寒いのが苦手かい。
冬は人肌恋しくなる季節、とも言うからよ。
……案外、「一番最初」はお前さんかもしれないぜ?
(ほんの少し、意地悪い笑みを口端に滲ませて。
とうに空になったグラスを、ゆらゆらと揺らす)
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カウンターには黒豹が一匹、薄く笑って傲然と構えている。
あえかに薫る花酒の酒精が惑いへ誘う。
抗うか、溺れるか。それを決めるのは尋ね人次第――。