シナリオ詳細
<Scheinen Nacht2019>サタールンタの光星
オープニング
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季節が巡る。美しき花が散り、芽吹く若葉の青々とした美しさに心躍らせた日々の褪せ橙の魔女が笑ったファントムナイトの魔法を幾分か忘れた頃にちらりちらりと白が落ちた。
その気配が告げるは美しき聖女の物語。咲く闘争心さえも忘れてしまったその日は慈しみの白雪に包まれるだろう。美しき星々が天蓋を飾ったその日――シャイネンナハトに天義の白き街並みは美しい景色に包まれる。幻想的に周囲を照らしたキャンドルのほの明かりがゆらりと揺れた。
営みを照らす様に飾り付けられた電灯はその清廉なる白を一瞬にして明かりに包む。光に彩られた光に彩られた大聖堂に飾られたのは絢爛なる赤であった。幸福そうな讃美歌に合わせて幼い子供達が口遊むクリスマスソングの音色に誘われて『聖女の殻』エルピス(p3n000080)は不思議そうに瞬いた。
「こうして、幸福を祈るのは、とても良いですね」
もみの木に電飾と共に星々を飾って、天使のモニュメントを遊ばせたその木々は白き時計塔の前でこの日を祝うかのように明るく街を照らしている。ベンチにどしりと腰掛けた大きなテディベアは雪のちらつく夜であれど、幸福である事を祝福するように楽し気だ。
ヒュッテが並んだ広場の中に薫るは香ばしいソーセージの香りとシュトーレン。温かなホットワインの芳しさに誘われれば、未だ年若いエルピスにはノンアルコールのぶどうジュースをと『サブカルチャー』山田・雪風(p3n000024)は差し出した。
「ほら。これならエルピスも飲めるから。ええっと……こういう日は何ていうか知ってる?」
「はい。『輝かんばかりのこの夜に』」
お決まりの言葉を口にして、エルピスは美しき天蓋を見上げた。地上の星々の用に飾られた練達製の電灯たちとキャンドルの揺らぐ影。それを見守った美しき空の色は――ああ、星の海に居るようだとも思わせた。
「すてきな夜ですね。書物で読んだ言葉を雪風さまにひとつ。
――『この世界に孤独な人はいないのです。何故ならば主は星々という瞳で我らを見守ってくれているから』」
「はは。ロマンチック?」
エルピスは雪風が頬を掻いたそれに小さく笑った。
輝かんばかりのこの夜に――この美しき光を彼は『イルミネーション』と呼んだ。
「この広場で食べら歩きをするのもいいし、あっちのツリーでテディベアと挨拶したって面白そう。
あ、それに時計塔は今日は特別解放されてるらしいから昇ってみるのもいいかもね。また別の景色が見えるかも」
「わたしは、天義で生まれ育ちましたが、空から見るのははじめてかもしれません」
きっと綺麗だよ、と時計塔を指さした雪風にエルピスはぱちりと瞬いた。
「それから、ちょっぴり背伸びしてディナーの予約をするのもいいかもね。
ツリーを見れる場所とか、イルミネーションを眺めれる場所とか、白雪を見ながら過ごすのも楽しそうし」
雪風の言葉にエルピスは頷いた。ああ、きっと、聖なる夜を誰も彼もが特別と感じているのだ。
愛しい人と、大切な友人と、初めて出会った誰かとだって、
きっときっと星々は見守ってくれているから。
だから――幸福をどうか抱き締めて。輝かんばかりのこの夜に。
- <Scheinen Nacht2019>サタールンタの光星完了
- GM名日下部あやめ
- 種別イベント
- 難易度VERYEASY
- 冒険終了日時2020年01月12日 22時10分
- 参加人数57/∞人
- 相談7日
- 参加費50RC
参加者 : 57 人
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参加者一覧(57人)
サポートNPC一覧(2人)
リプレイ
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美しき白雪がちらちらと舞い降りた。戦の気配も遠く、肌寒さがその身を擽る白の日を人々はシャイネン・ナハトと呼ぶのだそうだ。美しき聖女の物語に照らされた街並みを楽し気に歩くルル家は『友人』を振り返る。
ルル家と対照的な百面相。仲のいい友人であれど恋のライバルという立場がその心を擽るのかErstineは「ここが天義?」と改まってルル家へと問い掛けた。
「天義は元来宗教色の強い清廉潔白な国ですから、やはり綺麗な建物が多いですね」
「ええ。国ごとに色んな特色があるのね……。
シュトーレンやソーセージも美味しそうね。食べてみましょうか?」
並ぶヒュッテを指させば、その指先は迷子のように揺れ動く。どれも興味を擽るけれど、とErstineがルル家を見ればその頬は栗鼠のようにぷっくりと膨らんでいる。
「いふぁいとふぁひほひひふへふほへ!」
美味しいもの独り占め。『意外と味は良い』のコメントにもErstineは薬と笑った。
「ねえ、ルル家さん。小物コーナーで見かけたんだけれど……これなんてルル家さんに似合うんじゃない?」
髪留めを指さす彼女へとルル家は花飾りが似合うと勢いよくその黒髪へと突き刺した。
「あっ、いえ! 泥棒ではありません! お金払います!」
喧騒と芳しさに誘われるようにふらりふらりと歩みながらソフィラは周囲を見回した。
歩いて雰囲気楽しむだけれど楽しいと人々の笑い声を聞きながら、とん、と何かにぶつかった。
「……ごめんなさい、余所見しとったせいで」
上から降った声。蜻蛉は慌てた様に大丈夫、と手を差し出すも座り込んだ儘の彼女にぱちりと瞬く。
「……あ、何かしている……のかしら? ごめんなさい、目が見えないの。怪我は大丈夫よ」
首を傾ぐ仕草を見せるソフィラに蜻蛉はそっとその手を取った。きっとこれも何かの縁だ。えにしの糸が彼女と自分を結んだのだと蜻蛉は柔らかに笑う。
「ここで逢うたのも何かのご縁。うちも一人やの、一緒に回りましょ」
「あら、良いの? ぜひご一緒してほしいわ!」
この雰囲気を一緒に楽しみたいと微笑んで、蜻蛉は旅人で目元の黒子に親近感と嬉しそうにあちらこちらを指さした。
「ソフィラちゃん、これ、さっきのお詫びやの。良かったら食べて?」
「ふふ、素敵な夜のプレゼントね! ありがとう!」
掌にころりと転がせたは小さなシュトーレン。輝かんばかりのこの夜を喜ぶようにソフィラは笑みを浮かべて見せた。
「凄いな……いつもは森で過ごしているからこの時期の街を見るのは初めてだ。
皆楽しそうだね。あの戦いは大変だったけど、頑張って良かった」
深緑を出ればこの夜はどうにも違う。ウィリアムが目を瞬かせれば傍らでアルテミアも「凄いわね」と柔らかな笑みを浮かべている。
「ウィリアムさん、今日は誘ってくれてありがとうね?」
冠位魔種の襲撃から月日が流れた街並みには笑顔や喧騒が戻っている。幸福溢れるシャイネン・ナハトのヒュッテを見回してウィリアムは「こっちへどうぞ」とエスコートするように手を差し伸べた。
「不慣れな所もあると思うけど、楽しい夜になるよう頑張るよ」
「ええ。ありがとう」
アルテミアが見下ろしたのは青薔薇の髪飾り。精巧な作りのそれをそっと手に取ったウィリアムはプレゼントとアルテミアへと差し出した。
「以前のお茶会が楽しかったからね。今度は僕が何かお返し出来たらと思って」
お返しなんてなくったってよかったけれど――けれど、この輝かんばかりの夜にアルテミアはにこりと笑みを溢した。
クリスマスキャロル響く中、堅苦しいディナーよりも出店で食べ歩きをしたいとエイヴァンはヒュッテを巡る。
ソーセージと言えばビールだが、今日はスパイス薫るホットワインも良いかとその掌に温もりを抱えた。
「そういえばスケート場もあるとか言っていたか……カップルと親子連ればっかりだな」
今日は勘弁しといてやるかとエイヴァンは料理を手にその様子を眺める。滑り方が分からないなら指南してやるのも一興だ――男は勝手にしろ、と小さく笑みを溢しながら。
「もうシャイネン・ナハトか……時が経つのは早いもんだ。たまにはゆっくり過ごすのも悪くねぇさ」
黒羽はとりあえず何か食べようかとホットワインで口腔を潤した。鼻先抜けるスパイスが心地よい。
ラクレットチーズを垂らしたベーコンやソーセージも悪くない。スープで喉元流し込んでワインをもう一度呷った。
きらりきらりと輝くモニュメントツリー。綺麗だねとアクセルはホットワインを傾ける。
街往く人を見ればと息が白く色付いた。幻想的だと見下ろしたスープからも白が立ち上る。
これがシャイネン・ナハトの醍醐味だろうかとアクセルは目を細めた。
冬物の黒いコートに身を包みマフラーに紅くなった頬を埋めた文は幻想とはまた違う雰囲気なのだと周囲を見回した。清廉なる白に降る白雪の中、ヒュッテで見下ろした雑貨は珍しいものだ。
これはどうなんだろう――あれはどうなんだろう――ぼんやりと手にとればついつい財布も軽くなっていくという物。食べ歩きは中止かと鞄に詰めた雑貨を見下ろせばその鼻先にワインが薫った。
ベンチに座っていた大きなテディベア。その隣にちょこりと座った小さなクマのぬいぐるみの『カイン』
「カインさんがこちらの子の様に大きくなって私を抱きしめてくれたら暖かいでしょうね。
カインさんぬいぐるみだから話は聞いてくれるけど返事はしてくれないし、大きくもなれませんけどね」
小さく笑ってリディアはカインを抱き締めた。寂しくても甘えたくても誰も自分を相手にしてくれないかとちらつく白雪を見上げた。
「ぬいぐるみさんも一緒に。冷えちゃうよ」
ほら、と暖かなココアを差し出した雪風にリディアは小さく笑みを溢した。
●
「寒い日です。温かいスープやホットワインは如何でしょう」
穏やかに微笑んだ雪之丞に誘われてエルピスは歩き出す。スープが少し舌にひりりと刺激を与えれば驚いた顔をしたエルピスに雪之丞は小さく笑う。
「以前もお伝えしましたが、エルピスの好きなものを教えてくれませんか? エルピスの事を、知りたいのです」
「わたしは、あまりたくさんの事を知りませんが、温かなコーヒーなど、とても好きです」
柔らかに笑ったエルピスに雪之丞はゆるりと頷いた。幼子のような彼女にひとつ、ひとつを問い掛ける。
「拙は、エルピスと友人になれたら、と思います……最初の出会いに、負い目もありますが。
友人として、来年も仲良くしていただけたら、嬉しいです」
「……いいの、ですか? わたしも、お友達になりたいのです」
緊張した様に彷徨う指先。それをそっと、繋いだら雪之丞は行きましょうと歩き出す。
少し浮かれてしまっただろうか――けれど、この時をたくさん待ち望んだのだから。
「あらあら、天義にもこういうお祭りがあるのね。
賑やかで、楽しい♪ 聖歌ももしかしたら聴こえてくるかもしれないわね♪」
楽し気にくるりと振り向いたフルールにルツはイメージが様変わりしたと美しき白の都を見回した。
「あぁ、あぁ、賑やかで人が多いから手を繋ぎましょう? 私だけだと人混みに隠れて見えなくなっちゃう♪」
「ん? 手を? ……そうだな、この人混みでははぐれてしまうと大変そうだ、繋ごう」
そっと手を握りしめて。フルールはルツは甘い物が好きだったとどれが良いかと悩まし気にヒュッテを回る。
ルツが興味を示したシュトーレン。気になると目を向けたそれにくすりとフルールは笑う。
「ええ、ええ。それじゃあ行きましょうか。行きましょう♪」
誰かと食事をすることがどれ程素晴らしいか。共に食べようと頷くルツにフルールは幸せそうにその手を引いた。
じいと案内図を眺める京司の横顔へライセルは柔らかな笑みを浮かべてひらりと手を振った。
「やあ、君ひとりかい?」
きょとりと瞬いた京司は「一人だが……」と戸惑った様に言葉を返す。一人一個限定のアップルパイに並びに行こうと思っていると告げる彼へと「一緒に並ぼう」とライセルは微笑んだ。
「アップルパイ? いいね。行こうか」
ザクザクのパイ生地に林檎の果肉が丸ごと入ったはちみつで仕上げたパイ。美味しいのだと告げる彼は次の何かを探そうと歩き出す。
ホットワインを手にして配られた案内図を見下ろした京司へとライセルは瞬いた。
「あ、もしかして京司は成人しているのか。さっきはね迷子かなと思って声を掛けたんだよ」
チュロスとドーナツを摘まみながら歩く京司は小物屋で出会いの記念にプレゼント交換を嬉しそうに提案一つ。
「置物。これ。黒いトンガリ帽子に白い髭のおじいちゃん」
「じゃあ、ストームグラス。こんな日はふわふわな雪みたいになるんだよ。
他にどんな模様になるか今度教えてくれると嬉しいな」
また会えそうなら――と柔らかに笑ってライセルは京司へと手を振った。
「さて、キミはどんなものが好みですかね?」
手を差し出せばミルフィは「兄様」と嬉しそうに笑みを溢す。アベルのエスコートに頷いて、きっと一人では甘く美味しそうなものに心奪われて迷子になってしまうもの。
「まぁ……! 街がおめかししているみたい
私が元いた世界でもこの時期には一際賑わうお祝いごとがあったのだけれど、それはどの世界でも同じなのね。
あら、兄様もシャイネンナハトには不慣れ? ふふふ!
なら、今日はたくさん見て回って楽しいものや美味しいものをいーっぱい見つけましょう」
楽しいをたくさん集めて。スパイスココアをふたつ。温かなそれを飲みながら眺める小屋で二人揃ってこっそりと。今宵の贈りものはもう決まり。
「綺麗だね。まさに『輝かんばかりのこの夜に』だ。
今日はどうもありがとう月羽さん。ごめんね、驚いたでしょう。
俺も自分が女性に声を掛ける日が来ようとは吃驚です。……楽しんで貰えるよう頑張ります!」
そう柔らかに告げた威降に紡は「声かけて頂けて幸いでした」と頷いた。
「シャイネンナハトとは、この世界の冬のお祭りなのですね。
どことなく私の世界にもあったような雰囲気もあります」
少し懐かしいと目を細めて。シャイネン・ナハトの紹介兼ねて歩む足取りは何処か軽い。
「月羽さんの好きなものがあれば、今日の記念にどうかな?」
「そうですね……装飾でしたら髪を結うものがあると嬉しいですね。私、長いですし」
なら今日の贈り物は決定だ。その髪に映えるとっておきを君に送ろう。
「うおー! 見ろよフラン! ツリーすっげー飾りつけされてるな! あの天使の人形もめっちゃよくできてるぜぇ」
フランに抱っこされながらワモンが短い手でぱしぱしと彼女を叩く。もふもふとした帽子をかぶったワモンに頭を埋めればそれだけで温かいとフランは「すごーい!」とツリーを見上げた。
「シャイネンナハトが来ると今年ももうちょいで終わりって思っちゃうよなー。
振り返ってみればいろんなことがあった一年だったぜ」
アルパカタンクや紐無しバンジーに頭を痛めるワモンを抱きながら子ロリババアやゴリラ、性転換ととんでもない思い出に浸ったフランが目を伏せる。
「色々あったけど、フランと一緒にいっぱい遊べた一年でとても楽しかったぜ!」
「うんうん、初めてワモンさん見たときはガトリング背負ったこわいアザラシさんかと思ったけどお友達になれてよかった!」
来年もたくさん遊んで、沢山楽しもう。それよりまずは、腹ごしらえだと二人揃ってヒュッテを目指した。
「カッカッカ! 今日この日の天義は美しい風景が見られると聞いてついついやってきてしまったぜ!
俺みたいなアンデットには眩しすぎる光景だが……嗚呼、美しいじゃねーの!」
白いかに黒い瞳。精悍なるその体躯は普通の男性にしか見えない。陽気に笑ったボーンは美しき清廉なる白の中、白い翼に「おや」と瞬いた。
「……こんな所で天使に会えるとは夢にも思わなかった」
「わたし、ですか?」
ぱちりと瞬くエルピスにボーンは「そうさ」と恭しくも頭を垂れる。
その仕草が何所か様になっていてエルピスは小さく笑った。ああ、こんな夜だもの新しい出会いもきっと素敵だ。
「俺はボーン・リッチモンド。しがない骨野郎な旅人さ。
もしよろしければ俺と友達になってくれないか、エルピスちゃん」
「はい。ボーンさま。よろしくお願いいたします」
エーテリック・オーケストリオンで奏でて、幸せなる音色を。ああ、心も踊ってしまいそうだもの。
エルピスはすてきですね、と目を細めた。
「雪風!」とリコシェットは手招いた。
「お。このソーセージ旨い! 雪風もどうだ?」
一人だと寂しいとそう言ったリコシェットに雪風は「がんばってエスコートする」と張り切った――けれど。
「この間の同人即売会だっけ? 私、運び屋してるから、本を運んだりな。だから今日は、そのお礼も兼ねて奢りだ!」
「んーーーー」
そっかあと雪風はぐるりと顔の方向転換。嗚呼、できれば『そういう趣味』って悟られない方が女子とは仲良くできるのに、なんて。言葉を呑み込んで「よかった」と頷いた。
「私は運ぶほうが仕事だったから見てなかったけど、雪風がどんな本書いてるのか、話を聞いてみるか」
「リ、リコシェットが楽しいかわかんないけど、いい……?」
「うん。知らない世界の話を聞くのは大好きだ!」
なら、とプリティ☆プリンセスの事を、それから自身の出身世界の事を重ねて喋る雪風はリコシェットに「俺にもリコシェットの事教えてよ」と頬を掻いてそう言った。
広場を歩む人々を無量は茫と眺めていた。何のためと問われれば殺めた命に思い馳せるためと唇は紡ぐだろう。
――今年も多くを斬りました。民衆も兵士も親も子も畜生もそれはそれは沢山。
歩む幸福な命たちもいずれはそうなるのだろうか。幸せそうな笑顔を血で濡らし、怒りに塗れさせ、怨嗟を吐くのだろうか。
嗚呼、なんと――なんと甘美な。無量の中に渦巻く漆黒を呑み込む様に目を伏せる。
「……刀を置いてきて正解でした」
刹那だけ、笑みを浮かべて笑って居よう。それで満たされずとも、きっと誰かが満たされた。
そんな日が一年に一度くらいあっても、良いと、そう思う。
●
荘厳なる音色を響かせる時計塔でリゲルは目を閉じる。この国が大いなる災いに敗北し、荒れた姿を。
そうしてから、そぅと目を開けば煌めいたのは地上の星。
「綺麗だな。こんな綺麗な世界を、リゲルと一緒に見られて嬉しい」
傍らの存在を確かめて、リゲルはポテトの笑みに胸を撫で下ろした。この国を護れた。その実感が沸き立つからかもしれない。
「共にこの国を守ってくれて有難う……とても、綺麗だよ」
「私こそ、一緒にこの国を守らせてくれて、私に帰る場所をくれて有難う」
共に、この国で殉すると決めた。誓いを立てた愛しい妻の笑みを覗き込んで口づけをその唇に落とした。
温もりが彼女が生きていることを感じさせてくれる。背に回される腕の力さえも愛おしくて。
「この時計台からの景色だけじゃない。もっと見せたい場所もあるんだ!
時間が足りない位だ。だから――これからも、共に未来を歩んでいこう!」
これから先、一緒に歩いて、しあわせを探そうとポテトはそっと背伸びする。
その唇に小さく触れて、「愛してる、私の旦那様」と愛を降らせた。
「はぁ…………っと、つい見入っちゃったわ。綺麗な眺めねー」
「はい。暗い中に光が灯っているだけで、こうも美しいと感じるのですね。
奇跡は宗教と関連付けされることも多いですし、天義としても力がはいるのやもです」
輝く光を見下ろして。星の海と街の煌めき。聞こえる讃美歌がまるでこの場所を天界のように思わせた。
蛍はつい、と珠緒の裾を引く。緊張浮かべて瞳揺らせば、彼女の瞳に光が散った。
「ボクが光の海に溺れないように、手を繋いでてくれないかな」
「溺れてしまっては、この高さを手だけで引き上げられるか不安ですので、このくらい、しっかり捕まえさせてくださいね」
そっと腕を組んで。暖かさに蛍は笑みを溢す。今日限定、なんて言葉で誘われたけれど来れてよかったと白い息が宙を踊った。
「ボク、今夜のこと絶対忘れない。ありがとう、珠緒さん……。
ちょっぴり気障かもしれないけど、この景色の中で伝えたいな――輝かんばかりのこの夜に」
「――輝かんばかりの、この夜に。
珠緒のいた世界にあった、星を讃える歌を、お礼に捧げます」
天に満ちる希望よ、地にもあれ。限りある夜が、より素晴らしく輝きますように――
讃美歌が耳朶を撫でる感覚にラピスは煌めきを見上げてちらりと横を見る。
「ラピスはお歌が、好きなんでしたっけ。ボク、覚えてます。
キミが歌ってくれたうたのこと……賛美歌よりもあたたかくて、幸せな音を」
アイラの言葉にラピスはこっそり盗み見る。白い吐息が煌めく事が可笑しいと小さく笑った彼女につい、視線を宙へと移す。
「ラピス」
こっちを向いて、と裾引いた。引かれるままに其方を向けば至近距離の瞳が笑っている。唇に重なった温もりが心地よくて。
「……へへへ。驚きましたか? プレゼントはお家にあるから、楽しみにしててね」
ここに君がいることがプレゼントだと言葉を呑み込んで、その掌を握りしめれば愛とぬくもりが確かに感じられた。
「大好きだよ、アイラ」
「だいすきです、ラピス。ありがとう」
愛しい熱よ、どうかまだ離れないでいて――
郵便屋さんのお手伝いとやる気は十分。拓哉は旅人から聞いた『サンタ』さんに興じていた。
目指すはヒーローだけれど、こんな日は街の郵便屋さんになって幸せを運ぶのだ。
誰かが助けてほしいなら一層早く駆け付けるから。
ぴょいんと跳ねて進んで進んで、街の中。どうか、幸福ばかりの街を今は楽しんでいたいから。
天義の街も空から見ればこれ程に美しい。厳かなる宗教国家というイメージではあったが、大きな戦いの後からこの国も随分と明るくなったものだ、とグレイルはジェド・マロースの衣装に身を包んで菓子を配る、
「……さて……今年……いい子で過ごせた子はいるかな……?」
甘いキャンディに香ばしいナッツのクッキー。どれも子供達は嬉しいものだから。
良い子にしたと答えたならばちょっぴり豪華なお菓子をプレゼントしよう。
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折角のシャイネンナハト。天義生まれの二人は折角だからと二人揃ってクリスマスディナー――だったはずがスティアのにこにことしたかんばせを眺めているうちにサクラの纏う空気が重たくなっていく。
「私達……シャイネンナハトの夜に女二人で何してるんだろうね……」
鎮痛の面差しのサクラとは対称的にスティアは料理がおいしいと次々に口に運び続ける。
「いや、良いんだよ。特定の相手がいるわけでも意中の相手がいるわけでもないから仲良しのお友達と一緒に来るのは良いんだけど……周りを見てると何だか……」
折角のシャイネン・ナハトは恋人たちが仲睦まじく愛を囁き合っているのに、とサクラの鮮やかな瞳に切なさが過る。寂寞の親友は気を取り直すように頭をぶんぶんと振った。
「というわけで! スティアちゃん今好きな人とかいないの?いないなら好みのタイプとか!」
「いきなりだね? うーん、好きな人も気になる人も今はいないかな
ただ好みのタイプは大人っぽくて頼れる人かな? 私を受け止めてくれる人がいいかも!」
スティアだって櫻に聞きたいことがある。手料理を頑張っている彼女は仮にもロウライト家の孫娘だ。料理ができなくとも何の支障もないはずなのにと疑る様に覗き込んだスティアにサクラは「できた方が良いかと思って」と笑った。
「ってなーんだ、理由はないのか~」
「ないない。これは来年も二人かな……?」
シャイネン・ナハトと言えば親友で相棒なハイデマリーのバースディ。美味しいディナーとケーキでお祝いするこそ正義なのだとセララはえへんと胸張った。
「ディナーって憧れてたんだー。大人っぽいでしょー?」
「セララは友人が多いのに良いの? あまり二人っきりというのは……こう、ああいうカップルがやるものの気がするけど」
ちら、と背後を見遣るハイデマリー。普段ならば家族とダイニングテーブルを囲むけれど、セララの誘いならばと緊張した様にハイデマリーは彼女を見遣る。赤いリボンが揺れ、セララは愛らしい包みを差し出した。
「マリー、誕生日おめでとう! はい、誕生日プレゼントだよ。開けてみてー」
「誕生日プレゼント……ええ、ありがたく……いただきます」
セララに急かされてリボンを引けば中にあるのは愛らしい手袋だ。見覚えがある気がしてぱちりと若草の瞳を瞬かせたハイデマリーにセララは「ボクとおそろい!」とにっこり笑った。
セララが祝いの席を用意してくれて、プレゼントまで。もどかしくて、嬉しくて。
メニューを眺めるリリーにカイトは「コースを予約してたんだ!」と嬉しそうに微笑んだ。
「えっ、よやくしてたの? たべきれるかなぁ……」
カイトと比べれば本当に小さなリリー。それを見越したうえで予約してあるとカイトは笑みを浮かべた。
膝の上にちょこりと座り、暖かなスープを二人で飲めば心の奥までぽかぽかと染みわたる。リリーの中の緊張もゆっくりと解ける気がして――「カイトさん、あーん♪」とボイルされた貝を差し出した。
「とりさん?」
「チキンも食べるぞ? 猛禽類は鳥だって食べるのだ。……俺は食べられる気は無いからな!?」
冗談も交えれば、小さなケーキのご登場。輝かんばかりのこの夜にお祝い兼ねてフォークを打ち鳴らした。
「……全く私抜きで死聖お兄ちゃんとデートなんて許せないんだから……
本当は泥棒猫と一緒なんて許せないんだけど……それをするとお兄ちゃんが悲しむから……だから3人でのデートです。ええ、由奈はお兄ちゃんの妹ですから!」
兄命。そう言う様な由奈に死聖は「珍しいね」と笑みを浮かべて「ありがとう」とその柔らかな髪を撫でる。
猫のように嬉しそうに目を細める妹の頭がぐるりと動く。死聖とのキスシーン、心躍ったその場面に介入された当の聖奈は「師匠に対してはちょろいのです……」と彼女を見て溜息漏らした。
「聖奈も三人で過ごせるのは嬉しいのです。
二人は聖奈にとっても大事な人ですから……まあこれ以上増えるのは、色んな意味で複雑ですが……」
小さな小さな呟きに死聖の視線が動く。口元が汚れているよ、と唇を寄せようとその頬へと触れればじとりと視る殺気籠る瞳が飛んでくる。
「ヒェッ!」
「……また隙あればキスしようとする……約束ですよ?
お兄ちゃん…ちゃんと平等に…私にもキスしてくれるって……」
「解ってるよ。ちゃんとご褒美は、二人に平等にあげるから、ね♪」
幻想的なディナーもいいけれど、聖奈と由奈の二人を見るのもやっぱり楽しくて――つい、意地悪してしまうのだ。
たまにならこう言うのもいいだろうかとフィーアは会場内の警備ではなく休息へと足を運んだ。
ディナーとして軽く注文すればサービスとして持て成されたのは会場でも販売されるホットワイン。
暖かなワインと共に軽く肉料理が振る舞われる中、フィーアの目に留まったのはいちごを使用した小さなケーキだった。
シャイネン・ナハトをイメージした其れを、と注文すればウェイターは喜んでと頭を下げる。さあ、待ち望んだいちごはどんな味だろう?
●
「すごい! ピカピカがいっぱい! きれい!(>ヮ<)
きゅーあちゃんも『発光』できるから、もっとピカピカできるよ!
いっぱいピカピカして、もっともっとたのしいクリスマスにしよう!☆(ゝω・)v」
くるくると。スケート踊ってQ.U.U.A.はかっこよく滑ると『ループ! フリップ! トリプルアクセル!』
煌めきの中、ドリームシアターで輝く世界を演出してQ.U.U.A.は時計台を見上げる。
空から見ればもっと、もっと、綺麗でしょう。
くるくると、その光の海をクリスティアンが躍る。
「ふふふ、僕の華麗な滑りをご披露しよう!
今年の滑りは、去年の2回転を超え! 3回転! そしてジャンプ! ――華麗にキメて見せる! とう!」
ああ、きっととても素晴らしい舞いなのに余りの輝きで彼を見ることができない!
夜の帳を、いっそう眩しい程の光が包む。氷の上を滑れば何時もより高い視線に、縮まらない差がそこにはあった。
「滑れるの?」の言葉をゼファーは飲み込んだ。すいすいと踊る様に踊ったアリスの髪が光を受け止める。
「そういえば、貴女ダンスなんかも得意でしたものねぇ」
「転げる可愛い子の方が良かったかしら?」
そっとゼファーは手を引いて、喧騒の中でも二人きり。風景を置き去りに――繋いで指先を離さないでいて。
氷の上の舞踏会。耳を冷たい空気と静寂が擽れば銀板の輪を滑って踊る。
「ねえ、わたしと踊ってくれる?」
スカートをちょんと抓んだ姫君の自信たっぷりなその笑みにゼファーは小さく笑って見せる。
「躍りましょう、私の蜂蜜ちゃん? 今夜は甘い甘い、二人の夜なのだから」
「ええ。わたしの、優しい風。其れに吹かれて飛んで跳ねて。
わたし、あなたを果てしのない夢の中へ睡り込ませるわ!」
スケート靴を履き鳴らしてアニーは焔ににんまりと笑みを浮かべる。
「今年もやってきましたスケートの季節!
焔ちゃんは運動神経抜群なんだから、きっと滑れるようになるよ! え? 練習? のんのん、今回は特訓よー!」
「な、なんだかアニーちゃんが本気だ!」
教えて貰う側としてこれはやる気を入れなければと焔は「アニー先生!」と強く声かける。
去年は手を引いてもらって滑っただけ。今年は共に滑りたいと決心ひとつ。
「見える……私には見える……軽やかに華麗に氷上を舞う私達が見えるの……!
背中にはキレイで透明な羽根が生えてきて……そう……私達は氷の妖精!」
「で、でも、やっぱりまだ――」
ちょっぴり怖いからと手を差し伸べた焔が可愛くてアニーはついつい小さく笑みを溢した。
今日は初めてのスケートだとアレクシアは「シラス君よろしくね」と笑みを溢した。
「先ずは滑るよりも歩く感覚で、そう上手!」
初心者らしい弱弱しい足取りが可愛らしくて。手を取って、少しずつ、一歩一歩のその姿にシラスの口元が緩んでいく。何時もは気丈な彼女が今はペンギンみたいでどうにもかわいい。
「滑ってみようか」
「う、うん。手を離してもらってすーっと……いけると良いなあと思うけど、きっとすこんと転んじゃう!」
「大丈夫、転びそうになったら支えてあげるから」
そう言って。スケートはとても不思議だ。こんなにも近い、距離が。手を繋ぐよりも、ずっと、もっと。
「がんばる! だって一緒に並んで滑れたら、もっともっと楽しそうじゃない?」
ああ、なんて嬉しいだろう。じゃあ、あっちまで行こうと手招いて。未だ不慣れな彼女をそっと支えた。
初めてのスケートに、緊張浮かべたソアはエストレーシャの手をぎゅ、と握り占める。
「離したらだめだよ? 絶対だよ?」
震える声に降った笑み。氷の上はどこか頼りなく手。しっかりと踏み締められない両脚はつい力がこもりがち。
「大丈夫だよ。支えてるから。転んでも受け止めるから大丈夫」
普段は明るいソアの違う一面が可愛くてエストレーシャはゆっくりとその手を引いた。
ソアが楽しめるように、優しく優しく氷の上をエスコート。ああ、きっと――転ばない様にと握った手の日からが心地いいのだ。
「えへへ、楽しかったね、ありがとう!」
そっと、彼を引っ張り寄せて頬に感謝の唇落とす。驚いた様にぱちりと瞬く瞳が見開かれる。
少しだけ、余裕が欲しい。だって、こんなにも赤くなってしまうのだもの。
「……滑るの、始めてなのよね」
そう、ディアナは軽々と滑るセージを意外だと見つめながら呟いた。エスコートをしようかと軽く滑る彼に習えども、中々上手くはいかないもので。
「ぜ、ぜったい手離さないでよ? 離したら承知しないんだから!」
ぎゅ、と手を握る。何事も経験だと初めての滑りを見守れば彼女は不安を浮き彫りに足元ばかりに視線を送る。
「――と、そんなに足元ばかりを見ていると……」
セージの言葉の通りだろうか。何事も経験だぞ、と笑っていた彼の顔色が変わる。
「きゃ?」
転びたくないと慌てたディアナのその身体を抱きとめて。大切な温もりが無事である事に安堵するように息を吐いたセージにディアナの頬に朱が昇る。
「怪我してない? ……それと。あの……ありが、とう」
「なあに、無事なら何よりだ」
庇ってくれて、それから、ごめんなさいと。それから――嬉しかった、何て。貴方にはお見通しなのでしょう?
「僕の家においでよ、今日は誰もいなくて寂しいもんでさ。安心してよ、襲ったりしないし」
男ならば意を決して――そう思ってもリースリット相手にそんなことできるわけないとカイトは真摯な笑みを崩さない儘、シャイネン・ナハトの記念にケーキを買おうとショップへと立ち寄った。
「あ……――はい、貴方を信じてますから。……じゃあ、お言葉に甘えまして」
リースリットにとってもカイトの家に訪れると言うのは緊張するというもの。ぱちり、と瞬くリースリットにカイトはケーキはどれにしようかと指先で辿る。
「この大きなケーキとかどうかな?あ はは、二人で食べれるかなあ
これ下さい、あとそっちのクッキーとシャンメリーも一緒に」
「全額出していただくのは……流石に気が引ける、のですけど」
有難うございます、と小さく笑ったリースリットの手を、雰囲気に飲まれた様にカイトはぎゅと握り占める。
「あ」と漏らしたリースリットにカイトは慌てた様に顔を上げた。話そうとした手をぎゅ、と握り返す掌が暖かい。
「手……暖かいですね」
「あっ――ご、ごめん、雰囲気に飲まれたかな……あはは」
それでも傍らの温もりが心地いい。だから、離れないでいよう。
輝かんばかりの、この夜に。
成否
成功
MVP
なし
状態異常
なし
あとがき
輝かんばかりのこの夜に。
この度はご参加ありがとうございました。
皆様のシャイネンナハトが幸福なものになりますように。
GMコメント
日下部あやめです。どうぞ、よろしくお願いいたします。
●行動選択
天義の街も今日という日は素敵なイルミネーション(練達による協力&キャンドルによる飾り付け)に照らされて風光明媚な白を輝かせています。
とても美しい天義をどうぞ、楽しんでくださいませ。
【1】モニュメントツリー&広場
巨大なもみの木に天使の人形や電飾による飾り付けが施されたツリーが立つ広場です。
ぐるりとヒュッテ(小屋)が取り囲みシュトーレンやソーセージ、スープを戴くことができます。また、ホットワインやぶどうジュースの販売もあり、食べ歩きには最適です。
その他、小物などが販売されたヒュッテもあり、歩くだけでもとても楽しいと雪風はリサーチしています。
広場では氷で作られたスケート場もあるようです。(特殊な氷の魔法を使用したものだそうです)。
【2】時計塔
ツリーや広場を見下ろす様に立って居る清廉なる白の時計塔。紺屋限りの一般開放がされており、高い位置より街並みを見下ろすことができます。
見下ろせば美しき電飾の海が、そして天蓋には星々が煌めいています。
時計塔のホールでは讃美歌やクリスマスソングが響き、非常に天義らしい雰囲気を味わうことができそうです。
【3】クリスマスディナーを楽しむ
西洋風の館などでクリスマスディナーを楽しむことができます。キャンドルパークに面したレストランでは幻想的なディナーを楽しむことができます。
【4】その他
その他、何かございましたらご指定下さい。
●同行者や描写に関して・注意事項
・プレイング冒頭に【1】or【2】or【3】or【4】の選択を記載してください。(【1】や【2】と書いて頂くだけでOKです)
※【4】に関しましては内容を添えてください。
・ご一緒に参加される方が居る場合は【同行者のIDと名前】か【グループ名】をプレイング冒頭にお願いします
・たくさんの方にお越しいただいた場合は一人当たりの描写量がワンシーンのみの場合がありますので、プレイングを掛けられる際は行動を絞って下さるとよいかと思います。
・NPC
エルピスと山田の二名も何気なく参加しています。
ご一緒に回って下さる方はお気軽にお声掛けください。喜んでご一緒に回らせていただきます。
その他のNPCさんに関しては可能な場合は登場致します。ご期待に沿えない場合もございますので予めご了承ください。
クリスマスはカップルイベントとよく言われますが、
ショッピングやお散歩などなど、沢山のイベントも盛りだくさんです。御友人同士や大人数でのご参加も大歓迎です。
2019年のシャイネンナハトは一度だけ。そんな思い出を作るお手伝いが出来ます様に。
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