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文化保存ギルド

今夜の喋り場・その56

私の部屋、ゲストと二人で喋る場所。

正確には、貴族がこの書庫という屋敷に来た際に執務を執り行うために用意された部屋。

それも今はイーリンの自室となっている。
といっても内装は殆どいじっておらず、書斎机と来客用のソファとローテーブル。本棚と唯一追加されただろうベッド。効率を重視する彼女にとって、ワンルームマンションのようになっているのだ。

おそらく、彼女自身が掃除しているのではない。そう思える小綺麗な部屋。貴方を迎えたのはそういう部屋だ。

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静かなゲストルーム…そのソファーにシャルロッテは腰かけて目を瞑っている。
微動だにしないその姿は、眠っているのか瞑想でもしているのか思索に耽っているのか…傍目からは分からない事だろう。しかし触れる程に近付いてよく見る事が出来たなら、その手が微かに震えている事が分かるだろう。

シャルロッテはその内心とは裏腹に、見た目は静かにこの部屋の主の帰りを待っている……。
はーやれやれ、どっこらしょ……
(剣とも杖ともつかない点滴台をつかつかつきながら、自室の扉を開ける。夜、自分が入る前に明かりがついているのに気づいて一度動きを止めて)

……?
あら、誰か居るのかしら
(そのまま顔を出して、すぐに見慣れた車椅子と……その主のシャルロッテに目を向ける)
(主の期間に、一拍を置いてシャルロッテはゆっくりと目を開ける。
その一拍の間にどれだけの躊躇いや葛藤が含まれたのか、傍目にそれを知る事は難しい)

やあ、おかえり司書殿。お邪魔しているよ。
……今日も、息災だったかな?

(いつも通りのニヤケ面で彼女を迎える。いつも通りの表情を作ったつもりだ。
それが彼女にどう映ったのかは…シャルロッテには分からない。)
シャルロッテじゃない。ごきげんよう。良い夜ね。
(残った部屋の明かりをポンポンと指を鳴らして魔法でつけて、明るくしながら。シャルロッテの内心を知っているのか、知らないのか)

ええ、相変わらず無事に生きてるわ。この前は月の戦いに参加してきたけど。なかなかどうして。ディルクを探すのに苦労してね。あ、紅茶でよかったかしら
(世間話のように、もう何年も続いている戦いの日々の話をしながら。ハイライトの無い右目、点滴台をつきながらローテーブルでシャルロッテに向かい合うようにゆっくり座って)
ああ、有難う……淹れるのを手伝いたい所だがかえって邪魔になりそうだ。
そうだ、お茶菓子はこちらで用意してきたよ。普通のそこらで売っているようなものだがね。
(脇に停めてある車椅子から、白い箱を取り出す。
中に入っていたのは黄身餡を使った黄色いお饅頭……一つ一つゆっくりと、お皿に載せていく)

そう…ボクは依頼に行ける事も減ったしな……。
随分、強くなったようじゃないか。まだその戦いは続きそうかね?
お気遣いだけで大丈夫よ。お茶菓子も頂くわね?
(ソファに腰掛けたまま、指パッチンを二回して、今度は暖炉のポットがお湯を沸かし始める。良くも悪くも手抜きをしながら。あら、美味しそうと饅頭に視線を向けて)

シャルロッテは今はあまり現場に出ないものねぇ。
ふふ、砂漠は一段落ついたけど。私の方はこの後海洋の方とか、あの神の国事件かしら。アレを追いかけることになりそうよ。
貴方も良ければ……というのはおかしいわね。一緒に仕事をしてくれるとラクなのだけど
(くすっと、いつも通りの話し方。ハイライトのなくなった右目は見えてないわけではなく。むしろ視力は上がっているのか。シャルロッテの表情を観察する時に左目を閉じて右目だけで見たりしている
魔法だけで動かせるのは、実に便利だねぇ……。
まあ、代わりの練達技術だって負けじと便利ではあるが。
ボクだと日常でまでそういう力を使うと足りなくなってしまうよ。
これも、強くなってきた賜物なのかな…?元よりそういうのが得意ではあったか。
(【平常心】を保ち、【冷静沈着に】…大丈夫、私はそれの【エキスパート】なのだから。
そう自分に言い聞かせながら、逸る心を抑えながら少しずつ話を進めていく…。)
そうね、最近では「そうあれかし」と願えば術式の大部分をスキップできるようになってきたわね。
前みたいに「溜」を強引に魔力量でスキップするのではなくて。より繊細に……でもまぁ。今はほら、シャルロッテとおしゃべりが優先だからこうして手抜きをさせてもらってるんだけどね?
(くすくすと笑って、機嫌が良さそうなのは彼女自身がそう見せ続けるエキスパートだからなのか。しばらくして紅茶のお湯が湧くと、抽出は自分の手でやりながら。立てた点滴台もちゃぽっと音を立てる)
っっ……へぇ、目覚ましい成長を続けているようで羨ましい限りだ。
ふふ、直接戦闘についていくのはもう難しいね…そうさな、調査だとかの類には是非共に行きたいし、戦闘のバックアップもまだできる…かな。

(司書さんの成長を感じさせる言葉に、その言葉から受けた大きな感情の揺らぎに、つい一瞬手が強張りお菓子を取り落としてしまう。「失礼、袋から出す前で良かったよ」と述べ、また平静を装い袋を開けてお菓子を口にする。)
そりゃもう、戦闘のバックアップなんて私が普段やってることだからね。
そこをやってくれるとなったら大歓迎だし。私も自由に動けるし。何なら鉄火場ど真ん中でも全然大丈夫よ

(はい、お茶も湧いたわよ。と濃いめに入れるいつもの紅茶。まだいつも通り。好きな味も変わってない。そう考えられるのだけれど、灰の騎士から聴いた話が本当なら、もうこれもごっこ遊びのような代物であって。私もいただくわね、とお菓子の封を開けていく)
…ふふ、まだまだ戦意旺盛だ。騎兵隊の大きな出番もまたありそうかな?
少なくともそれにはしっかりついていける準備が出来たら良いのだが……。

ありがとう、頂くよ。いつも通りの味は安心するね…他で飲むと違和感すら感じてしまうよ。
おや、思ったより甘さ控えめなんだね、このお饅頭。
(一口飲み、いつも通りの紅茶には少しだけ安心。
お饅頭をもう一口食べ、予想以上にとても甘い・・・・・・・・・・味を感じながら言う。
そりゃもう、あるわよ。
大きな戦いがあれば、そこに騎兵隊が出るのは道理だからね。
私を信じてくれる人がいる以上は、頑張らないとね……。

(それでも疲れるものはつかれるけど、とぼやきながら、砂糖とミルクを紅茶にたっぷり入れて。自分も紅茶を一口)
あらそう? 私は十分甘いと思うけど。ふふ、貴方も探偵家業で甘党が度を過ぎちゃったかしら?
(甘い紅茶と甘い饅頭を遠慮なく食べながら述べるのは、どうやら嘘ではない様子。まだ五感はちゃんと人間のものが残っているようだ)
ああ、勿論だとも。
発足した頃よりもずっとずっと大勢が期待を寄せている事だろうさ。
どんどん強くなっているからね…組織としても、司書殿自身も。

(ふぅ……と、少しだけ安心して小さな吐息を漏らす。
紅茶とお菓子にリラックス……という風を上手く装えていれば良いのだけれど。)
はは、考え事をすると甘いものが欲しくなってね。もしかすると甘味に慣れ過ぎているのかも。
そう言われるとなかなか面映ゆいわねぇ。
勇者だの何だのってまつりあげられても、結局私より上はいくらでもいるのに。
物好きな人たちだわ。

(くすくすと笑って肩をすくめてから、紅茶と饅頭を一つ食べ終わると。一息ついて)

……それで、私の部屋にアポ無しで来るなんて珍しいけど。何かあったのかしら?
……そうだね、今後の事の相談でも……と思ってね。
戦いも激しくなっていく、何の変化も無しにはいられないだろう。
例えばそう……その右目や、点滴台とか……ね。

前線の指揮官から、後方で指揮する将帥に……とかの展望もあるな。
……と、思って来たが、君自身はそういうつもりでは無さそうかな……と、話していて感じるな。
(慎重に言葉を選び、どうしても言葉がゆっくり途切れ途切れになる)
今後のこと、か。
……まぁ、もうこれはあんまり隠せなくなっちゃったから。面倒で常用するようにしたんだけどね。
(点滴台を見上げて、透明なパックをポンポンと叩いて)

大丈夫よ、シャルロッテ。私の体のスペックは下がっていないし。むしろ上がっているから。
右目だってそう、前よりよく見えてるし。
点滴はまぁ……いろいろはいってるんだけど。これ。

心配かけてるわよね……。まぁこんな格好で出歩いてるとなったら、貴方の耳にも入るか。
(言葉を選んでいるのは察したのか、苦笑いしながら。けれど視線はシャルロッテに向けたまま。聞きたいことがあればどうぞと、促しているようにさえ見える)
その言を探るに、見えない場所ではもっと以前から使っていたのだろうね。
まあ、周囲への影響を鑑みるに隠そうとするのが分からないでもないのだが……。

そうだなぁ……司書殿自身が言いたいと思っていない事を根掘り葉掘り聞きはしないよ。
ただそう……これから先はどうするつもりなのかな…どうなっていくつもりなのかな…そう聞いてはおきたい所だ。聞いてどうなるでもない…聞かずにはいられないだけなのだけれど。
昔はそこまで必要じゃなかったんだけど。今じゃどうしてもね。

……探偵のサガかしら。それとも、軍師としての諫言? それともまた別の理由、かしら
(ソファに体重を預けながら、あくまで此方も余裕を見せる。まるで今の状況が、どう見ても異常なこの姿が何でも無いというように)
(余裕の様子を見せる司書さんとは対照的に、徐々に前のめりになっていってしまう。)

どれだろうね……自己分析というのは探偵でも結構難しいものだ。
どれも否定できない…どれも肯定できない…ふむ。
ふふ、友人としてだよ…なんて言えるほど可愛げのある性格なら話は早かったのにね。

(余裕で話を急がない風を装っても、時折そわそわと手を動かすのを止められず。それを見られないようテーブルの下に手を隠す。)
友人としてか、それなら安心なんだけどね……。
ふふ、シャルロッテも可愛げ、気にするタイプなのね?

……
(そう言って、前のめりになって、手を見せず。言い淀み、どうしようどうしようとなっているシャルロッテに。ふう、と小さく息を吐く)

……先に言っておくけど。すぐには死なないわよ。
(そしてそれだけ、断った)
…………ふぅ…。まあ、君の前では気にする…と、可愛げを出してみようか。
(少しだけ安心したように息を吐き、気を取り直すように冗談めかして言う)

騎兵隊が全員生存を常に目指すと言ってもイレギュラーズだ。
死ぬときは死ぬ……すぐには死なないというのであれば、あまり多くを言うのも難しい。
ボクだって長生きする程健康的な身でないし…君ほどではないが。
(少しだけ力を抜いて、だけどまだ不安げに言葉を続ける)
じゃあ見せてもいいわよ、可愛げはもっとね。
(しみじみと、その反応にうなずいてから)

……そうね、少なくともあと数ヶ月で私は死ぬわけではないわ。
私の体のこと、何処まで知ってる?
そうだなあ、混沌に来た当初から大幅なダイエットに成功している事くらいは。
魔力蓄積体質が、実はただ蓄積しているわけではない事くらいは。
……君が強くなるにつれて人としての死に近付いている事くらいは。

君を戦いに出したくないと思っている者も大勢いるだろうと予想しているよ。
それを実行に移す者は、そう多くないだろうとも思っているが。
……灰の騎士か。あいつ、節操なしにあちこちに話してくれてるみたいね。
(はぁ、と呆れたと窓の方を、多分この幻想国に居る灰の騎士を睨むようにため息を付いてから視線をシャルロッテに戻して)

そうね、少なくとも半年は人間でいられる。
その先はわからない。ただ、今のペースだと。一年もつかどうかも怪しい。
そして私の蓄積した魔力という名の経験値診断書は、戦いに出なくても私の症状は勝手に進むレベルに至ってるという結論が出てるわ。
……はぁ…………(深い深い溜息を吐いて、ソファーに身を預けるよう座り直し)
一年保か分からないね……それは一般に、結構短いと捉えられそうなものだがね……。

今更じたばたしても手遅れか……いや、そういうタイミングまで来たからこそボク達の耳にその情報が入って来たと言った方が正しいのかな?
半年あれば、鉄帝という国の大規模な戦争は終わった。
一年あれば、もうひとつくらい国は救えるんじゃないかしら。私はそう思うけど。こうしてお茶を飲む機会があと何回あることか……。

ああ、そうか。もしかしたら。もう一回、夏を迎えられないのかもしれないのか
(シャルロッテの話を聞きながら、ぽつりとそんなことを漏らした)
まあ、夏に限らないという事か、春も秋も冬も。可愛げを見せても良い…と言っていたね。
じゃあ、全ての季節を楽しめるように何かの楽しみに誘おうか。
(すました顔で、少し恥ずかしがる表情を誤魔化すように目を瞑り

残り一年なら、1秒残らず全てを好きなやりたい事に注ぐのが良いだろうさ。
そうだ、雑務を処理する秘書を雇ってみるとかどうだね?
(くすくす笑い
それはいいわね。去年の夏は水着を選んだし、どうせなら今年は浴衣でもどう? 出かけるのにはちょうどいいと思うわよ。
(シャルロッテがどんな姿になるか見てみたいし、と付け加えながら)

そうね、秘書の一人も欲しい物だわ。
でも私の仕事量って多くって。誰も最終的に手伝ってくれなくなるのよねぇ
報酬、満足できるだけ出せていないのかしら
ああ、良いね浴衣。
夏の予定はそれで決まりだ、偶にはお祭りにでも行ってみるのも悪くないだろうさ。
(ふふ、と少し楽しそうに笑って)

複数人用意するしかないのだろうかね……それだけの量を普段は君自身がこなしているわけだ。
そうさな…全てとは言わないが体力的に出来る程度であれば仕事を引き取るよ。
フィールドワークよりは、書類と格闘する方がまだ向いていそうだ。
シャルロッテがどういう浴衣が好みなのか、というのも聞いてないしね。
去年の水着は肌を上手く隠すのに苦労したけど
(遠い昔のことのようだわぁ、と言って)

ふふ、そんなこと言って。泣き言言っても知らないわよ?
(書類と格闘、と言う言葉にこちらもほほえみ返し。そう、少なくとも。この女はまだ、そういったところで手助けが必要な「女」であるのだ。)
産まれてこの方着た事無いよ、浴衣というものは。
むしろどういった物が良いのか教えてもらいたいくらいだ…君の好みの物を着るのも良いね。
(まだあれから一年か……密度の高い一年だな…と零し)

はは、お手柔らかに、だ。
戦いの後のことを考えるなら、とても良い経験なのだろうさ。
それに、秘書という立場は誰かの傍に居るのにとても素晴らしい…と、言っている者も居たよ。
(誰もが逃げ出す書類の量を想像して苦笑いをしながら)
(うん、うんと頷いて。一緒にどんな一年を私達は過ごすのかしらと遠く思いを馳せて)

……シャルロッテにとって、私はその傍にいるのにふさわしい相手?
(苦笑いする。さっき可愛げを見せたいといったシャルロッテに、少し意地悪をするように呟いて)
秋は読書も良い…芸術を楽しみに行くのも良い…。
冬は雪景色を見ながら室内に居ても良いし、頑張って外に出てみても楽しめるだろう。
ごく普通なようで……ボク達にとっては貴重な体験かも知れない。
(しみじみと、楽しい1年間に思いを馳せながら)

むしろ司書殿にとって、ボクが相応しいと思えるのでれば…勿論だとも。
(少し恥ずかしそうな珍しく柔らかい表情で、テーブルの下に隠した手を始めとは別の理由でそわそわさせながら)
そうね、ずっと。この五年間。
私は発見の連続だった。けど、それにも少し飽きてしまったような気もする。
……そうならないように、工夫していかないとね。

(くすくすと笑って)
そっか、ごめんねシャルロッテ。意地悪しちゃって。
貴方は……。私のこと、深く聞かなくても。傍に居てくれるのね。

(可愛いわよ、と付け加えそうになるのを我慢しながら。嬉しそうに言った)
5年というのは短くない…特に君のように密度が高ければなおさらだよ。この上更に飽きない様にしないといけない……ふふ、どんな難事件より難しくてやりがいのある課題だよ、これは。

話したいと思った事は全て聴こう、隠したいと思った事は全て耳を塞ごう。
見せたいと思った事は全てみよう、見せたくないものには全て目を塞ごう。
ここからの1年のボクは、全て君が満足して生きる為に傍に居るよ。
(慣れない自分の言葉に、耐えきれず少し顔を赤くし口元を手で隠しながら)
……!
(一年を、自分のために、と言う言葉に。ぼっと顔が赤くなり。目を見開き。それから自分も口元を手で隠してしまう)

……そう、そっか。一年。うん、それは、嬉しい。
ふふ、不束者ですがどうぞ宜しく…なんてね。
(ちょっとだけ仕返しとばかりに、赤くなった司書さんへもっと恥ずかしい言葉を重ね)

1年…ふふ、その1年は今も1秒毎に過ぎて行ってしまう。無駄にはできないね。
もう良い時間だ、休むのも良いが……まずは最初の楽しみとして、夜遊びでもいかがかな?
何処に行くか何をするか決まっているわけでもないが、衝動的なくらいが丁度良いだろう。
(ソファーの端に片手を突いて、不自由な足で何とか立ちながら。誘うように片手を伸ばす。)
……もう、誰か聞いてたらそれ勘違いされるわよ。
(そう言って立ち上がると、杖をついてこちらも立ち上がり。夜遊びに誘う手にそっと自分の手を重ねる)

そうね、慣れた夜の街でも、新しい発見があると思うわ?
(重ねられた手をきゅっと握って)

ああ、慣れた場所でも一緒なら発見もあるさ。
慣れた所でも知らない場所でも、1秒も余さず楽しもうじゃないか。
(そう言って車椅子に座り、少しくらい不便になっても繋いだ手をそのままに。二人ともに夜の街へ……。)
一秒も余さずなら、それは初めて見た場所でもないと難しいんじゃない?
ま、それじゃあエスコートもされてみましょうか。楽しみにしてるわよ、秘書さん?

(一緒に楽しげに、二人の病人にしか見えないけれど……。でも、くすくす笑いながら、夜の街へ)

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