PandoraPartyProject

ギルドスレッド

古物商・買取『サムダヤ』

1F・店舗部分

貴方は猫を追いかけていて迷いこんだのかもしれないし、或いは単に迷ったのかもしれないし、明確な意思をもってここを訪れたのかもしれない。

なんにせよここにいることは確かだ。

その店の間口は二間(約3m半)程。
両の壁際に陳列されたきらびやかな、あるいは古ぼけた古道具も相まって、大人の男が擦れ違えば少々手狭だ。
その中に埋もれるように、絨毯を敷いた上がり框の上で小柄な老人が座っている。

おそらくは彼が店主であろう。
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(ちょっとした商談をしてもいいし、雑談をしてもいい。戦闘は勘弁ね。)

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私もこちらに居を構えたばかりの一介の旅人だから、彼についての詳しいところはわからなくってね。
彼から何か詳しい話を聞いているというわけでもない。
(自分にも紅茶を入れて、練乳をティースプーンで掬い上げるように混ぜている。どう考えても甘い。)

あの剣を作る民の精神性と、モデルにされた最初の一振りがどのようなものだったかは検討もつく、くらいの。
……まあ、だよな…。(「牛乳で薄めてたし…飲めるか…?」)(恐る恐る口を付けると大丈夫だったのでそのまま飲む。練乳も嫌いではないがアレはそのまま舐めると美味いというネコ科的認識。何かに混ぜてだとただの甘いものだ。)

…精神性?
魔剣を祀ってる。それも、相当にたちの悪い部類のものを。
そのうえで似姿を打つだけにする程度に思慮深く、さりとて祀ったことを忘れてしまわない程度に敬虔で、他の神を持ち出して排してしまわない程には純朴だ。
(練乳をしっかりと混ぜられて喉が焼けるほどに甘いであろう紅茶を何でもないように静かに啜って)

或いは欲に乏しいからこそ、そうしておけるのかもしれない。
「強大な力を使って何かしたい」って願望がない、というか。
…ダレンそのものだな。こう、アイツは幻想種としてはイレギュラーだなとは思ってるんだが、欲は其処ま……。…いや、性欲は俺より抑えてねえわ。今の撤回。欲に忠実だが力とかある癖に自分を他の種族に知らしめるとかの類では使ってない。そういう意味で確かにダレンだな、と。

何となく天義を嫌うのも頷けるな…。俺がってのを含めずに、良い感想はなさそうだったし
(頭をガシガシと掻いて)あー…ありがとな。あとは頑張って本人から聞くわ。
こう、慕ってる奴の事を裏でこそこそ嗅ぎまわってると仕事してるみてえな感覚になってきちまうし…。
(飲み終わると下に沈んだ練乳をティースプーンで掬って口に入れ、カップを置いた)
ごちそうさん。…店内、見せてもらうわ(実はさっきから店内の物を見たいとそわそわとしていた)
少し話し過ぎたよ。
とはいえ他所の世界でもそれなりに起こりうるケースとしての一般論だからね。
彼の土地ではどうなのかだとか、具体的な魔剣の権能についてまでは読めないよ。
このおいぼれは手にすれば大抵の道具はわかるけど、手の上に一度も載っていないものまではわからない。
(頬杖をつきながら己より30cm以上の上背のある男を見上げていた)

聞きたいことがあったら聞いておくれ。
探しているものがあるなら大抵のものはあると思うとも。でもまあ、質の悪いものはあまり置かないから、そういうのがいいならヨソに行った方がいいかもしれないね……。
旅人ってのはホントびっくり人間が多いよな…能力的に。…ダレンが話さないのは理由があると思うからな…。俺よりも頑固なうえに、しつこく聞いたら俺が昔そうだったように距離取られそうで…。悪いな、客の個人情報聞くような真似して

……あ、手芸道具ってあるだろうか。もしかして異世界のモンとか置いてたりしねえ?それと、魔力を貯蓄する類のモン。後者のは特に欲しいんだ。出来れば携帯可能な奴。
とてもとても長生きをして、どれくらい歩いたのかも忘れてしまうくらいに歩き通してきたからね。それでも私なんてほんのちいさな発条の一つに過ぎないよ。

(立ち上がるついでにぐっと伸びをすると、関節がみしみしと鳴った。まだ矍鑠としてはいるようだが、それでも若々しさには乏しかった。)

ヴィクトリヤの毛の集めたのだとか、反物だとか、レースとかでいいのかな。一応ミシンもあるけど……高いよ?
あとは魔力をあつめた瓶詰めがそれなりの数と、護符がいくつかあったっけ……。
(上がり框の裏側のバックヤードから精髄の瓶を一種類づつと、護符、反物をいくらか出してくる。)
趣味のは置いておいて、その魔力のが見たい。(魔力に乏しいので見ても解らない気はするが一応見せてくれ、と。)金は今まで受けて来たののをそこまで使ってねえし、あるにはある。法外な値段だと無理だけどな…

つか、ヴィクトリヤの毛、売れるのか…。…(瓶を一つずつ手に取って最後に藍色のボトルを手に取って動きを止める)
……。…?
柔らかくてたくさんあるから、集めたら何かできるんじゃないかって……。
(猫飼い特有の猫が絡んだ時の頭の悪さはどれだけ長い人生を送っても失われていないものの一つであった。)

魔法使いや魔女が汲んできては、私にお金の代わりに対価として譲ってくれてね。
穏やかな海の底の魔力を集めたものが、その藍色の。
総量自体は多いんだけど、一回封を切ると周りに拡散するからね。
そういうのだと困るならこっちの護符がいいかな。持ってる者にだけ出し入れできる。
もう少し質の高いものがいいなら、まだ出してくるけれど。
(南洋の龍魚の鱗のものや、滑らかな玉髄、獣の骨、変わったところで電子基板と被覆銅線等で出来た護符の箱を開け)
アクセサリーになら出来るが。(ボトルを手に持ちながら出来るぞ、と。しかも意外と簡単に。)

…これ、例えばそれに通じる奴が体内に取り入れるって出来るだろうか。開封したら霧散するだけじゃなくて。それなら買いたい。

……俺自体の少ない魔力ってのを入れて置けるもんとかあるならそっちの方が良いんだが…在るだろうか
……安くしとくよ?
(売るらしい。)

で、並の人間にはお勧めできないかなあ……。
幻想種とか、素質がある人間とか、一部の旅人なら問題は少なくて済みそうだけれども。
……血圧は上がりすぎても下がりすぎても良くないだろう?飲み過ぎは体に毒なんだ。
(たとえ話みたいに言って、笑った)

溜めておいた護符を渡したい相手に譲ればいいんじゃないかな?
君だとあんまり容量の大きいものを持たせると倒れそうだから……今出してるグレード以上はお勧めできないかな。
(握って確かめてみるかねと勧めた。)

まあ、でも、やっぱり誰かに譲る前提なら互いの薬指に指輪とかもいいんじゃないか。
(何の気なしに言った)
商売根性逞しいなアンタ。(売れるなら自分の毛を売りたいわって顔。いや、毛皮なら恐らくかなりの値段はつくのだが…。いや、それやったら自分死ぬし)

神クラス。…異界の海神って神らしい。それが毎回腹空かしてな…魔力くれてやるにも俺が動けなくなるもんで…(他の意味合いがあるし、その理由で好きでくれてるのだが、そこは黙っておいた)

なるほ……(げほ、ごほっ)(互いの薬指に指輪の言葉で咽た。其れって婚約指輪か結婚指輪の類じゃねえか!って顔で老人を見る。かなり動揺してるのがうかがえるだろう)
日に三度、彼女を櫛梳ってはアンダーコートだけあつめてカーディングして……。
という手間をお金がつくならばつけた方が、彼女にいいご飯を食べさせられる。
(にこにこ。)

神ならなんとかなるんじゃないかな。
自分で試したことはないしだれかに試させた覚えもないけれど。
(これはもうしまっていいかな、とおもった護符を仕舞いつつ)

薬指は心臓につながっているんだから、一番早い道具だろう、一そろいの指輪は。
私は細工師ではないし、相手がいないことにはサイズ合わせもできないのが難点で……
(それから少し考えて)

すまないね、少し無粋なことを言ったようだ。
この老人はもう長いことそういう話と無縁で。
……なあ、黒い雪豹の毛って値段付くかな…。(此方もラサに居ただけはあって商魂逞しい方だった。抜ける毛なら売れたら嬉しいという考え。流石に命を犠牲にしてとまではしないが、死んだ後に身内に遺すのも悪かないかな、とか)

うーん…。あいつ不器用極まりないからな…微妙…。(恋人を軽く貶す奴)

いや…、見透かされたみたいなのと…あと、こう。…まだそこまで進んでねえから…。進んでないというか、……うん。

(言いつつ首元の一対の指輪を下げた物を触り)憧れてはいるんだけどな…。サイズ合わせも自分で何とかできるし…(欲しいな、とは考えて居るらしい)
手間のわりには大きく吹っ掛けられないんじゃないかな。
羊や山羊やウサギと競合するしねぇ。
(どうやらヒマしているらしい。)

(黒眼鏡の向こうの目を開いて、それから眉間にしわを寄せ、何とも言えない顔をした)
まあ、うん、思いのほかね、人って神の類と分かり合えないからね。
早いうちに捕まえてしまった方がいいよ……
……まあ、それは重々承知と言うか…。その、ムードとかをフル無視する類だし、怠慢だし…。
んで、寂しがりやで放っとけねえって言う…。

ただ、俺なんかで良いのかってのと、…俺の復讐に表のあいつを巻き込むのはな…。辛い思いしてきたんだし、平穏くらいくれてやりたいって言うのがあるんだ…。俺はどうせ長生きなんて出来ないだろうし

…人が神と結ばれるってのはやっぱ例として挙げると無理があるのかね…。寿命的なので特に。俺が死んだら寂しがりなあいつは、って思うと中々肌を合わせるのも気が引けちまって…

……俺が慣れてないのが一番の理由なんだけどな(最後は小声で)
もしも傷つけたくないから諦めたいなら、忘れられるような薬を売ってあげようか。
(煙管に煙草の葉を詰めた。本来はパイプに使うような甘い匂いのする葉に火を入れ、吸い口を銜えた。)

わたしは六十年を売って常ならぬ命を得た。
今思えば六十年なんて瞬きするようなものなのだけども、得たときにはもう何もかも遅かった。
残念ながらそれでもまだずっと生きている。

……君はわたしのようになっちゃいけない。
(涙はない。慟哭することもない。何もない枯れ果てた男が一人そこに座っている。猫の飼い主でも、サムダヤという店主でもなければ、そんなものしかない。)
……俺はそれを選ぶ気はない。俺が忘れる気は無い。向こうが忘れる分には構わねえけど、俺が忘れたらそれこそ寂しいだろ。

…寧ろそっちの方法が知りたいくらいだ。俺の慕ってる兄貴分も、恋人も…友人も普通の種族より長生きだろうし、俺だけが先にあいつら遺して逝きたくないってのが在るから…。


……俺はいくら他の奴が先に死のうと、身体の時間が止まろうと俺の唯一を遺して逝くって言うのが取り除けるならそれを選びたい。…対価ってのがあるとは思うが。
(アルクが本音を口にした瞬間、根付けが鈴のように『リィン!』と鳴った。
何処かで誰かが開いた、開かずの扉。
それをきっかけに、二人を繋ぐ絆が光となって行くべき方向を指し示す。
光は淡く、ポケットに入れば遮断されるほどの小さな光だったが、それでも“条件を満たしている間”は光り続けているようだ)
……私は古道具屋なんだ。まじないは売らないよ。
人の持つ一瞬の煌きをそんなにも長く買う気もないし、わたしを動かす論理はそれに見合うものではないからね。
(首を横に振る。)

余りにも人の一生は短いけれど、もしも人がもつもので神のごときものに心から捧げられるものがあるとするならば、やっぱりそれも人の一生と魂の煌きなんだよ。

だから私のような理(もの)になってはいけない。

……支払いは後でいいけど、君はとにかくもう、行った方がいいね。
伝票は、作っておくけど……。
……なら、自分で探す。ヒトの理から外れようと、その後に地獄が待って居ようと俺は既に絶望してるし、心休まる奴等の隣に居れるなら、それでいい。

ん、じゃあ伝票だけ先に切ってくれ。…というか、値段聞いて無いからな、先に確認した方が良いだろ?(その辺りはきちんとする派。 ラサの教訓:地獄の沙汰も金次第。イコール、金周りはしっかりしようぜ!)
ああ、その方がいいだろう。
正直、私は君が妬ましい。
私にはもう彼女の顔も声も思い出せないのに、まだ君には残っているんだから……。

んもー。あとで吹っ掛けよっかなって思ってたんだけどねぇ。
(商売人の顔に戻ると先ほどの疲弊しきった顔が嘘のように生き生きし始める。一品目ごとにそろばんをはじいて値段を合算して、「こんな感じでどうかな」と。特段安くはないが相応の値だ。)
(昨日の今日で情報なんて拾ってねえよなと思いつつ、冷やかしに首を出そうなんて考えた男が扉をくぐる。灯りが漏れてたからね。)

……あれ、この店の紹介はしたっけか。
(見知った顔と算盤弾いてるじいさんに目を丸くして)
アンタの悲恋の相手じゃねえんだから妬まれても困る(ズバッと悲恋とか言い放ったぞこの雪豹)
それに、俺は忘れることは理から外れなくても外れても絶対嫌だね。アンタのようにはならねえ。寧ろ記憶が対価だったとしても、俺は是が非でも取り戻す。


…俺は魔力とかの類が判らないんだが、良いのか?軽く盛るくらいできるのは解ってるんじゃねえの?(値段を見て「まあ、フェアな事しねえと客は付かねえもんな」と。)
店だって聞いてたから或る程度持って来ててよかったわ(ポケットから小さめの皮袋を出すとジャラ、と音を立てて置き)そのくらいは入ってる。釣りは取っといてくれ。ダレンの個人情報を聞いちまった詫びだ
…うげ(早速嗅ぎまわってたのがバレた可能性にそんな声を出してダレンを見た)…あー…ど、どうも?ご機嫌うるわしゅう、ダレン君…(焦りまくって変な言葉使いに)
ま、股のモンは落ち着いたのか?あ、そうだ…丁度いい、ちょっと付き合ってくれねえ???(誤魔化そうと必死)
適正な値段こそが次の商売につながる。そんなものさ。
君が店に訪ねられる限り、百年先でも千年先でも、更にその先だったとしても私はいつだって待っているとも。
(営業スマイルを浮かべて支払いを確認し)
払ってくれるっていうなら貰うけど……

(ごっついエルフに目が行く。年の功である。うわ、って思っても顔には出ない。)
まあ大したことは話してないよ。君の剣と同じ出所のものを、なんだったら買ってきて取り置きにしようって、そういう話。
(息するようにモノ売りつける話にスライドさせよった。)
ああ、俺も昔ダレンが持ってた二振り、良いなって思っててな。んで、その出所のモンを今度一刀買いたいって事で頼み込んでたんだ。ちなみに此処の猫が知り合いで昨日俺の部屋訪ねて来たから来たんだよ。前に話したヴィクトリヤって言うデカイ猫な(話を合わせていくスタイル)
お前、自分のことになるとホント駄目なやつなんだな……
(あれだけの啖呵を切った男がこのザマである。怪しんでくれと言っているようなものだ。一体何を聞き出したのか、どこまで知っているのか……というところで)

……で、商魂たくましいな、爺さん。
(実際、自分が頼んだ調査にこいつの払った金も入るなら弾みもつきそうだが……それでも腹を探られた感じに少々落ち着かない顔をした。正直、この弟分がこれだけ饒舌になるのは逆に怪しい気もしているが、どう対処するかと数秒考え……)

まあいい。今回は、な。
俺もお前さんの耳の毛皮とか尻尾の先とかで素敵なキーホルダーを作るのは気が進まんからなぁ。
(とりあえず深く突っ込まず脅すだけに留めておくことにした。)
……うるせ…ってごめんなさい!!(「ダメな奴だな」に対してうるせえって言おうとしたが最後の脅しで尻尾が狸。後ずさるというよりはその場からビョンッ!って感じで天井に貼り付いた。)尻尾とか耳は嫌だ!謝るから切るのも売るのもやめてくれ頼む!
(溜息をついた。多分何か疚しく思うに足る情報を得たことはわかる。だが、こいつの口からそれを知れば答えねばならないだろうが、それをしたくもない。)

……お前さんが何を聞いたかは俺は尋ねない。
お前さんは何も知ることができなかったから、俺に対して何も尋ねられない。
それでいいな?
(一見穏やかだが目が笑っていない。)
(しらを切りとおすこともできず天井に張り付いている雪豹を見ている。)
(ああー彼の近くのランプがすごく揺れてるなー、アレ落っことしたら彼の買取にならないかなー、お値段吹っ掛けたいなーとか場違いなことを考えていた。)

ところで君、用事の件は。
……、…嫌だ。色々と俺はアンタに関わりたい。尋ねられなくても俺は聞くって決めてる。
(雰囲気的に相手がやはり歓迎してないと分かったが自分も視せたし、それについて聞かれたら答える気でいる。これは自分のわがままだが関わりたい事に引く気は無かった)

(ちなみに物を壊す気配はない。その辺は後々吹っ掛けられるのも判っているし、足元みられるのも予想がつくので細心の注意は払っている)
(店先で切羽を鳴らすような無作法もできず、荒々しく髪を掻いた。)

何を知る気だ。何のためにだ。
(色違いの双眸を見据えていたが、天井からぶら下がってるオシャンティな柄の尻尾にも目が行く)

……いややっぱとりあえず降りてこい。
天井に張り付いてる相手と話してるとなんだか頭がおかしくなってきそうだ。
……斬らないなら降りる。(ぶっとく膨れた尻尾を見たダレンに対して警戒の眼差し。軽く威嚇も入りかけているような。)
…あと、此処だと安心できない。俺の部屋か、なんならアンタの部屋で、気にいらないなら俺のことぶん殴るでも蹴るでもすれば良い。俺は、アンタの事情を知りたい。(その前に恋人どうした。そっちは完全に頭から抜けている)
(ガッガッと音がした)
(完全に置いてきぼりにされてる店主が煙管の中の灰を火鉢を叩きながら落としているのだ。はいこっちみてー。)

私の店(なか)でこれ以上ぶら下がったり喧嘩したりするのはやめてほしい。
そっちの雪豹の彼も、用事があるから手早く済ませたと思うんだけどね?
ここじゃ斬らんよ、刃物握りたてのガキでもあるめえし。
時と場合と場所をわきまえるくらいはできるさ。
(こめかみを掻き)

まあ近いうちにな。俺にも頭を整理する必要がある。
……で、用事とは。
(店主の言い分を聞いて、尋ねた。)
あ…すんません…(苛立った音を立てるサムダヤに謝ると身軽な動作で音もなく降りる)

俺の買い物は終わったんだが。(何か用事があったのか?と色々と買ったものが入った袋を抱えつつダレンを見た。頼んでる調べ事は知らないのだ。兄貴分をその場で待つ態)
oO(しっかし、勢いで指輪買っちまったが…どうやって理由付けて渡そう…。銀影の事だから絶対ポロポーズとかエンゲージリングとかそっち系で勘違いしてめんどくさくなるだろうし…札は買ったが手に取るのも忘れたし…。まあ、反物とかアンティーク系のレース少し買えたしラッキーか。)
正直ここまで恥をさらすと今すぐ店出て帰りたい気分になってるんだが……とりあえず女の子に気負わない感じの贈り物になりそうな小物をそれなりのお値段で。深い赤が似合うクールな感じの子で……
(この場でアルクに詮索されたくないので、茶化したノリでそんな注文を付けた。実際、こっちはオマケなのだが……)
oO(ダレン、そういや寒がりだったな…)

サムダヤ、深い色合いの…ダークレッド系の毛糸とか在るだろうか。丁度その男に似合いそうな色合いだと思うんだが
……まあ、買ってくれるっていうなら売るけどね?
(朱漆の櫛や笄と、赤い毛糸を幾つか出してきた。どうもどれもこの大男のセーター一つ分には足りそうにないので黒い毛糸も一緒だ。)

ちょっとそちらの旦那の体で間に合う量は在庫になくってねぇ……黒との二色で編むのはどうだろうか。
(深い赤と一言で言っても様々な色合いや質感の毛糸玉を幾つか出す。モヘアもあればシンプルな毛糸もあるし、アクリルのものもある。)

そっちの旦那には、こういう和風趣味の小物なんかどうだろうね。
この世界だとあまりこういうものは多くないだろう?結い髪に飾るのだよ。
(螺鈿細工や金彩が鮮やかなものから、赤と黒のごくシンプルなものまである。)
いや、セーターは流石に時間かかるし、合わせるのに結構アレだもんで、マフラーで落ち着いたのなら合わせやすいかと。

…ダレン、どれがいいと思う?俺はアンタなら目の色と合わせて肌の色にも合うしこれが良いと思うんだが(とか言いながら暗い色合いの赤い毛糸をダレンの首元に。)

アレルギーとかは…無さそうだよな?とはいえアンタの場合はこっち(アクリル)よりこっち(コットン)だよな?最近寒いし、アンタマフラーくらいあった方が良いだろ?
(無駄に女子力が高い雪豹、ノリノリ)黒と赤のボーダーの方が良いかな?シンプルの方がアンタ似合うと思うんだが
(店で着ている服や毛の艶を考慮し、並んでいるものの中では比較的安価なものを手に取ったところで毛糸について聞かれ)

これ。
(色あせたような黒の羊毛糸を指した。何かを編んだ後で解したものであろう。)

それと、それだな。
(ネップの多いワインレッドの毛糸を示す。どっちにしろシンプルで素朴に仕上がりそうだったし、何らかのまじないのようなものも感じる。)
…ん、了解。(ただ単に相手が選んだからそれが良いんだなって思って了承する魔力探知能力ほぼ皆無な雪豹)

…ダレンってアクセサリー付けるんだな…(物凄く意外だって言う声色と顔。実は慕っている兄貴分と二人でお買い物出来ている現状が嬉しくて仕方がない。尻尾が先ほどから狸ではなく嬉しそうに動いていた)
(この男の選んだ櫛からして女性の方もお値段の割にはいいものなのだろうなあと生温かい目をした。)

ホントは安くないけど、若干不良在庫ではあるから安くはしておこうかな……
正直どちらも刃物にも熱にも強くて暖かいし、普通に使ってれば人より長生きする糸なんだけど、そういうものを買うときは大体みんな張り込んででも綺麗なものを選ぶからね……。こういう糸も私は好きなのだけどなあ……。
(いい加減ご老体は眠いようで、欠伸をしている。それぞれに「こんなかんじで」と算盤をはじいて見せた)
…ダレン、判ってて選んだのか?(説明を聞いてへぇ…とか声を出した)

…結構かったしおまけとか付かねえ?(眠そうなのを良いことにおまけ付かないかなーとか。以外とちゃっかりしている雪豹。内ポケットから普段遣いの皮袋を出して料金を払い兄貴分を待つ)
(ではそれで、と支払いして櫛を包んでもらう)

趣味と値段と質の兼ね合いだわな。
一番値段がえげつない糸は多分それ。(綺麗にまかれてタグまでついた艶やかな毛糸を示す。スパイダーシルク、らしい。)
オマケは一見さんが天井からぶら下がった分を咎めないことでチャラ……ってことにしてもいいんだけど、何ならそこから一枚か二枚持って行ってもいいとも。
(擦り切れたコインの入った籠を示す。しょっぱいといえばしょっぱいが、譲歩はしている。)

……軽くてよく伸びてあったかくて色落ちしなくて束縛系の魔法の媒体にすっごくお勧めだよ?ほかの色もあるし、次の機会にでも。
(大変イイ笑顔でスパイダーシルクを勧める。この笑顔、絶対高い笑顔である。)
…この店、そっち系の多そうだし次来るときはダレンと来るわ。俺だと絶対足元みられるし、どういうもんかわからねえし。……また連れてきてくれるよな?(期待の眼差しを兄貴分に向ける)

…すまん、それだけでいいデス…(とりあえずまた来るのなら此処は付け上がらない方が良いと判断。)

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